JP3086122U - 収れん化粧水用化粧綿 - Google Patents

収れん化粧水用化粧綿

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JP3086122U JP2001007558U JP2001007558U JP3086122U JP 3086122 U JP3086122 U JP 3086122U JP 2001007558 U JP2001007558 U JP 2001007558U JP 2001007558 U JP2001007558 U JP 2001007558U JP 3086122 U JP3086122 U JP 3086122U
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美鈴 渡口
隆司 小迫
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隆司 小迫
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 皮膚への美容効果およびパッティング効果を
高めることのできる、パッティングを利用した化粧水に
適合する化粧綿を開発・提供する。 【解決手段】 表・裏両面層1,1を、それぞれ細く、
肌に直接触れるやわらかな感触で、かつ、毛羽立ちのな
い面を形成し、また、繊維密度を粗く極めて薄くするこ
とや、粗い網目メッシュ状に孔を設けるよう、しなやか
な超長繊維を用いウェブ状に形成した綿層とし、これら
表・裏両面層の間層2には、吸収性・放出性に優れた,
極めて太いハイマクロ繊維を用い、前記表・裏両面層に
比べて厚い層状に形成した綿層からなり、初期吸収をし
易く、パッティングの行為により前記表・裏両面層へ放
出し、肌に適量を塗布することを特徴とする収れん化粧
水用化粧綿。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、化粧綿に関するものである。
【0002】 従来、化粧用・美容用等の綿製品が存在するが、化粧綿には、化粧水・美容液 の吸収性を重視するための,単なる積層された脱脂綿製品、毛羽立ちをおさえる ために樹脂等をその表面に噴射、吹きつけた脱脂綿製品、あるいは、粉砕パルプ 等の吸収体の表裏面を不織布素材で包み込み、使用時に肌への繊維等が残ること を防ぐことや、肌感覚のやわらかさのみを重視した製品があった。
【0003】 しかし、化粧水・美容液の吸収性を重視した製品は、化粧用綿として実際に使 用すると、化粧水が化粧綿に吸収されたままで、その化粧水が肌へ行き渡る(以 下、塗布という)量が少ないという欠点があった。
【0004】 さらに、使用時の型崩れ、毛羽立ち防止に重点をおいた製品や、吸収性ばかり を重視し、単に綿層を積み重ねた医療用脱脂綿的な製品は、表または裏面層の綿 質が太く粗いため、化粧水でパッティングした際、最初の数回で化粧水を放出し てしまい、顔または体の必要部位に効果的に行き渡らせることが出来ず、必要部 位の適量以上に塗布してしまうことがあり、パッティング行為による皮膚の活性 化などの美容効果よりも、化粧水の塗布量の増量による美容効果として感じられ ることも多かった。
【0005】 そもそも、収れん化粧水を化粧綿に含ませて、この収れん化粧水を含んだ化粧 綿で、肌上を軽くパッティングする行為には、該収れん化粧水に含まれる水成分 のレナード効果(レナード博士の理論)によって、マイナスイオンを発生させ、 該マイナスイオンを、肌上に付着された化粧水の水と反応して、ヒドロキシオン となり、皮膚の中に存在するマグネシウムイオンに引き寄せられることにより、 化粧水の肌への浸透性を上げ、化粧水の効果成分を有効に皮膚に行き渡らせるこ とが判明されている。
【0006】 従って、このパッティング行為により、化粧水の効果成分を有効に皮膚に行き 渡らせ、より美容効果を高めるには、化粧水とパッティングにあった化粧綿が必 要であるが、それに適合する化粧綿がないため、その効能を充分に発揮すること ができず、また、適切・有効な使用方法が説明できないため、化粧水の適正な使 用量がわからず、また、手によるパッティングやティッシュなどによるパッティ ングが行われており、不衛生であるとともに、化粧水の無駄使いであった。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、この考案は、皮膚への美容効果およびパッティング効果を高めること のできる,パッティングを利用した化粧水に適合する化粧綿を開発・提供するも のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案は、表・裏両面層を、それぞれ超長繊維を用いウェブ状に形成した綿 層とし、これら表・裏両面層の間層には、極めて太いハイマクロ繊維を用い、前 記表・裏両面層に比べて厚い層状に形成した綿層からなり、初期吸収をし易く、 パッティングの行為により前記表・裏両面層へ放出し、肌に適量を塗布するよう 構成し、あるいは、表・裏両面層を、撥水性あるいは吸収性をなくし、漂白した 生綿を繊維密度を粗く、極めて薄いウェブ状の綿層を形成し、これら表・裏両面 層の間層には、吸収性・放出性に優れた,極めて太いハイマクロ繊維を用い、前 記表・裏両面層に比べて厚い層状に形成した綿層からなり、初期吸収をし易く、 パッティングの行為により前記表・裏両面層へ放出し、肌に適量を塗布するにう にした収れん化粧水用化粧綿からなるものである。
【0009】
【考案の実施の形態】
この考案の一実施例を図1に従って説明すると、表・裏両面層(1)(1)を 、それぞれ細く、肌に直接触れるやわらかな感触で、かつ、毛羽立ちのない面を 形成し、また、繊維密度を粗く極めて薄くすることや、粗い網目メッシュ状に孔 を設けるよう、しなやかな超長繊維を用いウェブ状に形成した綿層とし、これら 表・裏両面層の間層(2)には、吸収性・放出性に優れた,極めて太いハイマク ロ繊維を用い、前記表・裏両面層に比べて厚い層状に形成した綿層からなり、初 期吸収をし易く、パッティングの行為により前記表・裏両面層へ放出し、肌に適 量を塗布することを特徴とする収れん化粧水用化粧綿から構成される。
【0010】 次に、この考案の他の実施例を図2に従って説明すると、表・裏両面層(1′ )(1′)を、撥水性あるいは吸収性をなくし、漂白した生綿を繊維密度を粗く 、極めて薄いウェブ状の綿層を形成し、これら表・裏両面層の間層(2′)には 、吸収性・放出性に優れた,極めて太いハイマクロ繊維を用い、前記表・裏両面 層に比べて厚い層状に形成した綿層からなり、初期吸収をし易く、パッティング の行為により前記表・裏両面層へ放出し、肌に適量を塗布することを特徴とする 収れん化粧水用化粧綿から構成されるものである。
【0011】
【考案の効果】
この考案によると、表・裏両面層(1)(1)を、それぞれ細く、肌に直接触 れるやわらかな感触で、かつ、毛羽立ちのない面を形成し、また、繊維密度を粗 く極めて薄くすることや、粗い網目メッシュ状に孔を設けるよう、しなやかな超 長繊維を用いウェブ状に形成した綿層とした結果、化粧綿に吸収した化粧水を、 綿層表面である表・裏両面層(1)(1)に適量を容易に液状化して、届けるこ とができ、パッティング行為によって化粧綿表面にしみ出した化粧水が打ちつけ られるようになるため、従来からある,単に吸収体としての化粧綿にはないマイ ナスイオンを発生させることが出来、また、表・裏両面層の間層(2)には、吸 収性・放出性に優れた,極めて太いハイマクロ繊維を用い、前記表・裏両面層に 比べて厚い層状に形成した綿層としたため、該間層に吸収した化粧水を、綿層表 面に適量を容易に液状化して、届けることができ、特に、皮膚の表面が酸化状態 にあり、プラスイオン傾向にある,アトピーや敏感肌の人に、この化粧綿を用い てパッティングすることによる,マイナスイオン効果によって、このプラスイオ ン傾向を無害化させる効果もある等極めて有益なる効果を奏する。
【0012】 また、さらに、他の発明によると、表・裏両面層(1′)(1′)を、撥水性 あるいは吸収性をなくし、漂白した生綿を繊維密度を粗く、極めて薄いウェブ状 の綿層を形成しており、これら表・裏両面層の間層(2′)には、吸収性・放出 性に優れた,極めて太いハイマクロ繊維を用い、前記表・裏両面層に比べて厚い 層状に形成した綿層からなり、これら表・裏両面層(1′)(1′)に含ませた 化粧水を、瞬時に吸収・保持することができ、即ち,初期吸収をし易く、しかし 、表・裏両面層(1′)(1′)自体は、吸収しい、あるいは吸収し難い層であ るため、パッティングの行為により、容易に前記表・裏両面層へしみだすことが できる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す一部欠截断面図であ
る。
【図2】この考案の他の実施例を示す一部欠截断面図で
ある。
【符号の説明】
1 表・裏両面層 1′表・裏両面層 2 表・裏両面層の間層 2′表・裏両面層の間層

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表・裏両面層(1)(1)を、それぞれ
    細く、肌に直接触れるやわらかな感触で、かつ、毛羽立
    ちのない面を形成し、また、繊維密度を粗く極めて薄く
    することや、粗い網目メッシュ状に孔を設けるよう、し
    なやかな超長繊維を用いウェブ状に形成した綿層とし、
    これら表・裏両面層の間層(2)には、吸収性・放出性
    に優れた,極めて太いハイマクロ繊維を用い、前記表・
    裏両面層に比べて厚い層状に形成した綿層からなり、初
    期吸収をし易く、パッティングの行為により前記表・裏
    両面層へ放出し、肌に適量を塗布することを特徴とする
    収れん化粧水用化粧綿。
  2. 【請求項2】 表・裏両面層(1′)(1′)を、撥水
    性あるいは吸収性をなくし、漂白した生綿を繊維密度を
    粗く、極めて薄いウェブ状の綿層を形成し、これら表・
    裏両面層の間層(2′)には、吸収性・放出性に優れ
    た,極めて太いハイマクロ繊維を用い、前記表・裏両面
    層に比べて厚い層状に形成した綿層からなり、初期吸収
    をし易く、パッティングの行為により前記表・裏両面層
    へ放出し、肌に適量を塗布することを特徴とする収れん
    化粧水用化粧綿。
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