JP3085855U - 鉄筋コンクリート製雨水浸透桝の蓋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 雨水浸透桝は大雨が降ると、大量の水が流れ
込み、空気が圧縮され、蓋が押し上げられてしまう。
又、孔があっても泥の詰まりがあり、空気孔の役に立た
ないことが多い。 【解決手段】 蓋の中央近くに複数個の孔を設け、空気
が抜けることが可能であり、蓋の上面が湾曲し、中央で
高くなっており、又、上面の模様の高い所に孔を設ける
ので、泥詰まりがない。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、鉄筋コンクリート製雨水浸透桝の蓋に関する。 これは、屋根に降った雨を雨どいを通して、地下へ効率良く浸透させる桝の蓋 に関し、桝は、地上に蓋を出して、地下に埋められるものである。

【０００２】

【従来の技術】

雨水浸透宅内桝の蓋は、従来より、桝内の空気の逃げ場がなく、又、あったと しても泥が詰まり、空気孔の役目をしていない。この孔がないと桝内に急激に水 が流れ込んだ場合、空気が圧縮され、蓋を押し上げてしまう。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、空気による蓋の押し上げのない、孔に泥の詰まりのない、踏んでも 滑りにくい雨水浸透桝の蓋を提供する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、円形の蓋の上面が湾曲し、中央で高くなっており、その高い所に、 且つ、その蓋の上面につけた模様の高い所に、複数個の空気孔を設けた、鉄筋コ ンクリート製雨水浸透桝の蓋に関する。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１に、蓋の平面図を示す。 表面は亀甲模様をし、中央近くに複数個の空気孔１を設ける。空気孔１は、蓋 の上面の模様の高い所に設ける。 次に図２で、側面図を示すが、全体が中央に向かって高くなっており、高い所 で孔が開口し、泥による孔詰まりがなくなる。 尚、図中２は、手を掛ける部分である。

【０００６】

【考案の効果】

蓋に空気孔を設けたことにより、大雨で桝に水が急激に入っても、水が桝内の 空気を圧縮し、蓋が押し上げられることがない。 又、蓋の上面の中央が高く湾曲していることにより、孔が高い所に開口し、又 、空気孔を模様の高い所に設けたため、孔への泥の詰まりがない。 又、上面に亀甲模様を施しているので、上に乗っても滑りにくい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の蓋の平面図である。

【図２】蓋のＡ−Ａ線断面図である。

【符号の説明】

１ 空気孔 ２ 手を掛ける部分

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 円形の蓋の上面が湾曲し、中央で高くな
   っており、その高い所に、且つ、その蓋の上面につけた
   模様の高い所に、複数個の空気孔を設けた、鉄筋コンク
   リート製雨水浸透桝の蓋。