JP3085777B2 - 画像データ格納方法および画像データ格納装置 - Google Patents

画像データ格納方法および画像データ格納装置

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JP3085777B2
JP3085777B2 JP8258092A JP8258092A JP3085777B2 JP 3085777 B2 JP3085777 B2 JP 3085777B2 JP 8258092 A JP8258092 A JP 8258092A JP 8258092 A JP8258092 A JP 8258092A JP 3085777 B2 JP3085777 B2 JP 3085777B2
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雅芳 清水
隆 森原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データの格納方
法、および画像データを格納する装置に関する。
【0002】近年、画像ファイリング装置、電子スチル
カメラ等の画像データ格納装置が実用化されつつある。
こうした装置では、データ量の非常に大きい画像データ
を、制限された容量の記憶媒体に記憶するために、画像
データを圧縮する符号化技術が広く利用されている。
【0003】一般に、同一条件で符号化した画像データ
の大きさは、画像によって異なり、格納する場合の扱い
が難しい。そのため、符号化された画像データ(以下、
符号データという)を、決められた容量の記憶媒体に効
率よく格納する画像データ格納方法、および画像データ
格納装置の開発が要求されている。
【0004】
【従来の技術】(1)第1の方法 従来から知られている第1の方法としては、画像によっ
て大きさの異なる符号データを、決められた枚数以上格
納するために、予め、符号データのデータ量を大まかに
予測し、余裕を持って圧縮条件(例えば、量子化ステッ
プ)を定める方法がある。
【0005】その一例として、50枚の画像を符号化し、
5MByteの記憶媒体に符号データを格納する必要がある場
合について説明する。圧縮条件Aで符号化した時、1符
号データ当たりのデータ量が50KByte 〜120KByteとなる
ことがわかっているとする。50枚の符号データの平均が
100KByte以下となるなら、50枚の符号データを格納する
ことができるが、符号化した結果、データ量の大きい画
像が多くなると、全画像を格納することができない。そ
のため、圧縮条件Aよりも符号データのデータ量が小さ
くなる圧縮条件B(符号データのデータ量が100KByteを
越えることはほとんどないが、復元画像の画質は、圧縮
条件Aより低品位となる)で余裕を持って符号化する。 (2)第2の方法 従来から知られている第2の方法としては、画像毎に圧
縮条件を変えて、各画像の符号データのデータ量を一定
にする方法がある。
【0006】例えば、50枚の画像を符号化し、5MByteの
記憶媒体に符号データを格納する必要のある場合を例と
して説明する。1符号データ当たりのデータ量を100KBy
teとすれば、目標とする画像データを格納することがで
きる。そこで、データ量の大きくなる画像では、データ
量が小さくなる(復元画像の画質は低品位となる)圧縮
条件で符号化し、データ量の小さくなる画像では、デー
タ量が大きくなる(復元画像の画質は高品位となる)圧
縮条件で符号化するというように、適応的に制御して一
定データ量で符号化する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の方法で
は、以下の問題があった。前記第1の方法では、実際
に、データ量の大きい画像が多ければ、記憶媒体の記憶
容量が無駄なく使われるが、データ量の小さい画像が多
いと、記憶媒体の記憶容量に多くの無駄が生じる。
【0008】前記第2の方法では、画像毎に圧縮条件を
変えるため、データ量は一定となるが、復元画像の画質
に高品位なものと低品位なもののばらつきが大きくなっ
てしまう。また、データ量を一定に制御するためには、
複雑な処理が必要である。更に、最初に規定された枚数
の画像を格納した後に、追加して画像を記録する必要が
生じた場合に、対応できない。
【0009】本発明は、復元画像の画質のばらつきの増
大を引き起こさず、かつ、記憶媒体の記憶容量を無駄な
く使い、更に、最初に規定された枚数の画像を格納し終
わった後にも追加して画像を格納することが可能な画像
データ格納方法および画像データ格納装置を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の原理を、図1お
よび図2に基づき説明する。なお、図1は本発明の画像
データ格納方法の原理を示すフローチャートであり、図
2は本発明の画像データ格納装置の原理を示すブロック
図である。
【0011】本発明の画像データ格納方法では、図1に
示すように、まず階層符号化過程(S1 )により、1つ
の原画像を複数の階層に分けて符号化する。このような
階層符号化については、各種刊行物、例えば「コミュニ
ケーションテクノロジ」(1989年8月号)の56〜61頁の
論文 "実用化段階に入ってきたプログレッシブビルドア
ップ表示" 等で報告されている。階層符号化によって得
られた符号化データの、下位の階層の符号データから画
像を復元することは可能であるが、復元される画像は低
品位な画像である。より上位の階層の符号データを用い
れば、より高品位な画像を復元することができる。
【0012】続いて、容量判断過程(S2 、S3
4 )により、上記階層符号化過程で得られた新規の符
号データのデータ量と、符号データ格納手段(記憶媒
体)の残り記憶容量とを算出し、これらを比較すること
で、符号データ格納手段に新規の符号データを格納でき
るだけの容量が残されているか否かを判断する。
【0013】そして、もし残り記憶容量に不足があると
判断された場合には、破棄データ決定過程(S5 )によ
り、これまでに上記符号データ格納手段に格納された符
号データおよび上記新規の符号データの中から、破棄す
べき符号データ(一または複数画像の一または複数階層
の符号データ)を決定し、この決定された符号データを
データ破棄過程(S6 )により破棄することで、新規の
符号データを格納するための容量を確保する。なお、破
棄データ決定過程において、破棄すべきデータを決定す
るにあたっては予め条件が設定されており、例えば格納
されている符号データの残存階層数を参照したり、階層
毎のデータ量を参照したり、あるいは符号データから復
元される画像の画質を評価すること等により決定する。
【0014】最後に、データ格納過程(S7 )により、
上記容量判断過程において符号データ格納手段の残り容
量が十分に有ると判断された場合には符号データを破棄
せずに上記新規の符号データを符号データ格納手段に格
納し、一方、残り容量に不足が有ると判断された場合に
は上記新規の符号データの中で破棄されずに残っている
データを符号データ格納手段に格納する。
【0015】以上の処理を全画像について同様に行う
(S8 、S9 )。なお、各過程の順序としては、一画像
における全階層の符号化が終了してから破棄データ決定
過程に移行してもよいが、一画像における一階層の符号
化を行う毎に破棄データ決定過程に移行するようにする
ことも可能である。
【0016】次に、本発明の画像データ格納装置は、図
2に示すように、少なくとも階層符号化部1、符号デー
タバッファ2、符号データ格納部3、判断部4および破
棄データ決定部5によって構成される。階層符号化部1
は、原画像データを階層符号化すると共に、その得られ
た符号データのデータ量も出力する。符号データバッフ
ァ2は、階層符号化部1で得られた新規の符号データを
一時的に格納する。符号データ格納部3は、符号データ
を格納すると共に、残容量を出力する。判断部4は、階
層符号化部1から出力された新規の符号データのデータ
量(比較入力a)と、符号データ格納部3から出力され
た残容量(比較入力b)とを比較し、a≦bならば、符
号データバッファ2に対し、そこに一時的に格納してあ
る新規の符号データを符号データ格納部3へ転送し、転
送後は符号データバッファ2内のデータを消去するよう
に指示する。一方、a>bならば、破棄データ決定部5
に対して、データ破棄の依頼をする。破棄データ決定部
5は、予め定められた条件に従って、破棄すべきデータ
を決定する。破棄データが既に符号データ格納部3に格
納されたデータであれば、符号データ格納部3に対して
破棄データ指示を出し、また、破棄データが符号データ
バッファ2に一時的に格納されている新規の符号データ
であれば、符号データバッファ2に破棄データ指示を出
す。
【0017】
【作用】本発明では、上述したように、符号化によって
得られた符号データを格納するための記憶容量に不足が
あった場合に、既に記憶されている符号データおよび新
規の符号化によって得られた符号データの中の一部階層
を破棄する。
【0018】従って、前述した従来の第1の方法のよう
に余裕を持って圧縮条件を定める必要がないことから、
記憶媒体の記憶容量に多くの無駄が生じることはない。
また、従来の第2の方法のように全画像データのデータ
量を等しくする必要もないため、複雑な処理は不要であ
り、また、復元画像の画質に高品位なものと低品位なも
のとのばらつきが大きくなることもない。更に、最初に
規定された枚数の画像を格納し終わった後にも、追加し
て画像を格納することが可能である。
【0019】ここで、従来の方法と本発明との差異を明
確にするため、図13に、従来の第1の方法、従来の第
2の方法、および本発明の方法においてそれぞれ格納さ
れる画像データを示す。同図では、一例として、画像1
〜画像5の5つの画像を格納する場合を示している。
【0020】従来の第1の方法では、図13(a)に示
すように、余裕を持って一定条件で符号化しているた
め、記憶容量に無駄が生じている。従来の第2の方法で
は、図13(b)に示すように、各画像で一定データ量
としているので、画像1や画像3ではデータ量が小さく
なるように圧縮条件が設定されるために復元画像の画質
は低品位となってしまい、また、画像2や画像4ではデ
ータ量が大きくなるように圧縮条件が設定されるために
復元画像の画質は過剰に高品位となってしまう。
【0021】これら従来の方法に対して、本発明では、
まず、各画像を7階層に階層符号化する。特に7階層で
ある必要はないが、7階層に階層符号化する場合を例と
して説明する。そして、図13(c)に示すように、画
像5を格納する時に符号データ量が残りデータ量を上回
る場合を仮定する。このような場合、図1のS4 の条件
判定で「No」となり、S5 、S6 へ進む。S5 の破棄デ
ータ決定処理の方法としては、様々な方法が考えられる
が、例えば、最終残存階層の符号データを、画像1から
順に格納に要する容量を確保するために必要な分だけ破
棄するものとして決定すればよい。図13(d)は、画
像1から画像5までの各画像の第7階層のデータを破棄
することによって、全5画像を格納した状態を示してい
る。この後に、更に1枚の画像を格納する必要が生じた
なら、画像5を格納するために数階層の符号データを破
棄したのと同様の処理により、追加格納することが可能
である。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。 (1)第1実施例 図3は本発明の画像データ格納装置の第1実施例を示す
ブロック図であり、図4は同実施例の動作を示すフロー
チャートである。
【0023】本実施例の画像データ格納装置は、図3に
示すように、階層符号化部1、符号データバッファ2、
符号データ格納部3、判断部4、破棄データ決定部5お
よび残存階層記憶部6によって構成される。階層符号化
部1は、原画像データを階層符号化し、これにより得ら
れた符号データと、該符号データのデータ量と、符号化
した画像数および階層数とを出力する。符号データバッ
ファ2は、階層符号化部1で得られた新規の符号データ
を一時的に格納する。符号データ格納部3は、符号デー
タを格納すると共に、残容量を算出して出力する。判断
部4は、階層符号化部1から出力された新規の符号デー
タのデータ量(比較入力a)と、符号データ格納部3か
ら出力された残容量(比較入力b)とを比較し、a≦b
ならば、符号データバッファ2に対し、そこに一時的に
格納してある新規の符号データを符号データ格納部3へ
転送し、転送後は符号データバッファ2内のデータを消
去するように指示する。一方、a>bならば、破棄デー
タ決定部5に対して、データ破棄の依頼をする。残存階
層記憶部6は、階層符号化部1で符号化された画像数
と、各画像について残存する階層数とを記憶する。破棄
データ決定部5は、判断部4からデータ破棄の依頼があ
った場合に、残存階層記憶部6に記憶されている画像数
および階層数を参照しながら、予め定められた条件に従
って、破棄すべきデータを決定し、この破棄データが既
に符号データ格納部3に格納されたデータであれば、符
号データ格納部3に対して破棄データ指示を出し、ま
た、破棄データが符号データバッファ2に一時的に格納
されている新規の符号データであれば、符号データバッ
ファ2に破棄データ指示を出す。
【0024】以上の構成からなる画像データ格納装置の
全体的な動作を、図4に基づき順を追って説明する。ま
ず、階層符号化部1により第1番目の原画像データを複
数の階層に分けて符号化(階層符号化)し、その新規の
符号データを符号データバッファ2に一時的に格納する
と共に、符号化した画像数および階層数を残存階層記憶
部6に記憶させる(S1 )。続いて、階層符号化部1で
得られた新規の符号データのデータ量と、符号データ格
納部3の残容量(残りデータ量)とを算出し(S2 、S
3 )、これらを判断部4において比較することで、符号
データ格納部3に新規の符号データを格納できるだけの
容量が残されているか否かを判断する(S4 )。
【0025】そして、もし符号データ格納部3の残容量
が十分に有ると判断された場合(符号化画像データ量≦
残りデータ量)には、符号データバッファ2に一時的に
格納されている新規の符号データを符号データ格納部3
に転送して格納すると共に、符号データバッファ2内の
データを消去する(S7 )。
【0026】一方、上記S4 の処理において、符号デー
タ格納部3の残容量に不足があると判断された場合(符
号化画像データ量>残りデータ量)には、破棄データ決
定部5により、これまでに符号データ格納部3に格納さ
れた符号データおよび符号データバッファ2に一時的に
格納されている新規の符号データの中から、破棄すべき
符号データ(一または複数画像の一または複数階層の符
号データ)を決定する(S5 )。この決定過程では、残
存階層記憶部6の記憶内容を参照しながら、条件とし
て、残存階層数の最も多い画像データの中から、画像番
号の最も小さい画像(最も先に符号化された画像)を選
び、その中の最終残存階層を破棄データとして選択する
ものとする。そして、この破棄データとして選択された
階層符号データを、その格納されている符号データバッ
ファ2または符号データ格納部3から破棄すると共に、
それに応じて残存階層記憶部6の内容を更新する
(S6 )。このようにして一階層ずつデータを破棄し、
その度毎に、残容量の算出(S3 )およびデータ量の比
較(S4 )を繰り返し、符号データ格納部3の残容量の
不足が解消された時点で、符号データバッファ2内の新
規の符号データを符号データ格納部3に格納する
(S7 )。
【0027】その後、全画像の格納が終了したかどうか
判定し(S8 )、終了しない場合には次の画像の階層符
号化(S9 )に移行する。このようにして、全画像に対
し、第1画像の場合と同様な処理を実行する。
【0028】なお、本実施例では残存階層記憶部6を設
けた構成としたが、これを設けない構成とすることも可
能である。その場合には、図4におけるS6 の処理で残
存階層記憶部6の更新作業が不要となるが、破棄データ
決定部5では、残存階層記憶部6を参照する代わりに符
号データ格納部3および符号データバッファ2を参照し
て残存階層数を調べる必要が生じる。 (2)第2実施例 図5は本発明の画像データ格納装置の第2実施例を示す
ブロック図であり、図6は同実施例の動作の一部を示す
フローチャートである。
【0029】本実施例では、図5に示すように、階層符
号化部1から出力された各階層毎のデータ量を記憶する
データ量記憶部7を新たに設け、このデータ量記憶部7
の内容を破棄データ決定部5が参照することによって破
棄データを決定する。
【0030】本実施例の動作は、破棄データ決定部5に
よる破棄データの決定過程(S5 )を除いて図1の処理
と同様なので、ここでは、図6に基づき破棄データ決定
過程についてだけ述べる。この破棄データ決定過程で
は、まず、残存階層記憶部6の記憶内容を参照しなが
ら、条件として、残存階層数の最も多い画像データの中
から、画像番号の最も小さい画像(最も先に符号化され
た画像)を選び、その中の最終残存階層を選択し
(S11)、それに応じて残存階層記憶部6の内容を更新
する(S12)。続いて、データ量記憶部7(なお、デー
タ量記憶部7には、S2 で算出した新規符号データの各
階層毎のデータ量が記憶されている)を参照し
(S 13)、その記憶内容に基づき、符号データ格納部3
に新規の符号データを格納することの可能な容量が確保
されたどうか、すなわち、符号データ格納部3の残容量
(残りデータ量)と上記S11で選択された全部の選択階
層データ量とを加えたものが、データ量記憶部7に記憶
されている新規符号データ量以上であるかどうかを判断
する(S14)。もし、まだ十分な残容量が得られていな
いと判断した場合には、更に同様な処理(S11〜S13
を繰り返し、十分な残容量が確保された時点で、その段
階での選択データを破棄データと決定し、次のデータ破
棄過程(S6 )へ移行する。
【0031】前記第1実施例では、一階層ずつデータを
破棄し、その度毎に残容量の算出およびデータ量の比較
を繰り返していたが、本実施例では、符号データ格納部
3に十分な残容量が確保されたと判断された時点で一度
にデータを破棄することが可能になる。
【0032】なお、本実施例では、符号データ格納部3
が残容量を算出する機能を持つものとしたが、この代わ
りに、データ量記憶部7と残存階層記憶部6を参照して
残容量を算出する残容量算出部を新たに設けて、その算
出結果を判断部4の比較入力bに入力する構成とすれ
ば、符号データ格納部3が残容量を算出する機能は不要
となる。 (3)第3実施例 図7は、本発明の画像データ格納装置の第3実施例にお
ける動作の一部を示すフローチャートである。なお、本
実施例の構成要素は図5と同様である。
【0033】通常、データの破棄によって復元画像の画
質へ影響が生じるのは、できるだけ少数の画像に留めた
い。前記第2実施例では、破棄データ決定部5は、残存
階層数の多い画像データの中で、画像番号の小さいデー
タから順に、その最終残存階層を破棄データとしていた
が、第3実施例では、データを破棄する画像をできるだ
け少なくするようにしている。すなわち、破棄データ決
定部5において、図7に示すように、残存階層数の多い
画像データの中で、最終残存階層のデータ量の多い画像
データから順に破棄データとして決定する(S21
24)。このようにすれば、できるだけ少ない破棄階層
数で、必要な容量を確保することができる。 (4)第4実施例 図8は、本発明の画像データ格納装置の第4実施例を示
すブロック図である。前記第1〜第3実施例では、階層
符号化部1は、符号データ格納部3の格納されている符
号データの残存階層数に係わらずに階層符号化の処理を
行っていた。ここで、既に、以前の画像の符号データを
格納する段階で、格納容量に不足が生じ、各画像最低1
階層以上のデータが破棄されていたとする。この場合、
符号データ格納部3はほぼ容量一杯であるから、新規に
符号化して得られた符号データを格納するためには、幾
つかの階層の符号データを破棄しなくてはならない。こ
の場合に、新規の画像の符号化を最終階層まで行って
も、他の画像が最低1階層以上のデータが破棄されてい
ることから、新規の画像の符号データからも最低1階層
以上のデータを破棄することになる。このように破棄す
ることがわかっているデータを生成することは無駄であ
るから、第4実施例では、図8に示すように階層符号化
部1が残存階層記憶部6に記憶されている残存階層数を
参照し、既に格納されている符号データの最大残存階層
までの符号化を行うようにする。すなわち、図1におけ
る次画像階層符号化の処理(S9 )において、階層符号
化部1が上記最大残存階層までの符号化を行う。その他
の構成および動作は、第2実施例や第3実施例と同様で
ある。 (5)第5実施例 図9は本発明の画像データ格納装置の第5実施例を示す
ブロック図であり、図10は同実施例の動作を示すフロ
ーチャートであり、図11は図10における破棄データ
決定処理(S5 )を具体的に示すフローチャートであ
る。
【0034】本実施例は、図9に示すように、各画像の
各階層までの符号データから復元される画像の画質(例
えば原画像とのS/N比)を算出する画質算出部8と、
その算出結果を記憶する画質記憶部9とを新たに設けた
構成からなり、破棄データ決定部5が画質記憶部9に記
憶された画質評価値を基準にして破棄データを決定する
ようにしたものである。
【0035】本実施例の動作は、図10に示すように、
図1の動作に符号化画像画質算出処理(S30)が加わっ
た形となる。そして、破棄データ決定処理(S5 )は、
例えば図11に示すように行われる。すなわち、画質の
高い画像から順に最終残存階層を選択し、符号データ格
納部3に新規符号データを格納することの可能な容量が
確保された時点で、上記選択されたデータを破棄データ
と決定する(S31〜S 34)。このようにすることによっ
て、復元画像の画質のばらつきを小さくして、符号デー
タを格納することが可能となる。その他の構成および動
作は、第2実施例や第3実施例と同様である。また、S
31の処理は残存階層復元による画質を基準としたが、最
終残存階層の除いた残存階層復元による画質(つまり最
終階層を破棄した時の画質)を基準としてもよい。 (6)第6実施例 図12は、本発明の画像データ格納装置の第6実施例に
おける動作を示すフローチャートである。
【0036】前記第1〜第5実施例では、一画像の階層
符号化が終了してから容量判断に移行するものであるた
め、符号データバッファ2は一画像の符号データの格納
が可能なだけの容量が必要であった。そこで、本実施例
は、図12に示すように、一階層の符号化(S1
43、S44)が終了する毎に、格納容量の有無の判定お
よび破棄データの決定の処理(S2 〜S7 )を行うよう
にしたものである。このようにすることにより、符号デ
ータバッファ2は一階層の符号データの格納が可能なだ
けの小さな容量で済む。なお、S4 における符号化階層
データ量は、S6 で新規符号化階層が破棄された場合に
は0となる。
【0037】上記動作を実現するための構成要素は、前
記第1〜第5実施例と同様でよい。破棄データ決定部5
における細部の処理も、第1〜第5実施例と同様でよい
が、第1実施例に対応させるためには、図12における
5 、S6 に関する処理を図4と同様にする必要があ
る。また、第4実施例のように、階層符号化過程での符
号化階層数を最大残存階層までとしてもよい。更に、第
5実施例のように画質を基準として破棄データの決定を
行うには、図10のように画質算出過程(S30)が必要
である。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、復元画像の画質のばら
つきの増大を引き起こさず、かつ、記憶媒体の記憶容量
を無駄なく使い、更に、最初に規定された枚数の画像を
格納し終わった後にも、追加して画像を格納することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像データ格納方法の原理を示すフロ
ーチャートである。
【図2】本発明の画像データ格納装置の原理を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明の画像データ格納装置の第1実施例を示
すブロック図である。
【図4】上記第1実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図5】本発明の画像データ格納装置の第2実施例を示
すブロック図である。
【図6】上記第2実施例の動作の一部を示すフローチャ
ートである。
【図7】本発明の画像データ格納装置の第3実施例にお
ける動作の一部を示すフローチャートである。
【図8】本発明の画像データ格納装置の第4実施例を示
すブロック図である。
【図9】本発明の画像データ格納装置の第5実施例を示
すブロック図である。
【図10】上記第5実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図11】図10における破棄データ決定処理(S5 )を
具体的に示すフローチャートである。
【図12】本発明の画像データ格納装置の第6実施例にお
ける動作を示すフローチャートである。
【図13】従来の方法と本発明の方法においてそれぞれ格
納される画像データを模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 階層符号化部 2 符号データバッファ 3 符号データ格納部 4 判断部 5 破棄データ決定部 6 残存階層記憶部 7 データ量記憶部 8 画質算出部 9 画質記憶部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/41 - 1/419 G06T 9/00 H04N 5/76 - 5/956 H04N 7/24 - 7/68

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原画像を2つ以上の階層に分けて符号化す
    る階層符号化過程と、 該階層符号化過程で得られた新規の階層符号データを格
    納するのに十分な容量が符号データ格納手段に残ってい
    るか否かを判断する容量判断過程と、 該容量判断過程で容量が不足していると判断された場合
    に、これまでに前記符号データ格納手段に格納された階
    層符号データおよび前記新規の階層符号データの中か
    ら、破棄すべき階層符号データを予め定められた条件に
    従って決定する破棄データ決定過程と、 該破棄データ決定過程で決定された破棄すべき階層符号
    データを破棄するデータ破棄過程と、 前記新規の階層符号データの中で破棄されずに残ってい
    るデータを前記符号データ格納手段に格納するデータ格
    納過程とを備えることを特徴とする画像データ格納方
    法。
  2. 【請求項2】各画像毎の残存階層数を記憶する残存階層
    記憶過程を有し、該残存階層記憶過程で記憶された残存
    階層を参照して前記破棄データ決定過程による決定を行
    うことを特徴とする請求項1記載の画像データ格納方
    法。
  3. 【請求項3】前記階層符号化過程において符号化する階
    層数を、前記符号データ格納手段に格納されている画像
    データの残存階層数を基準に制御することを特徴とする
    請求項1記載の画像データ格納方法。
  4. 【請求項4】各階層毎のデータ量を記憶するデータ量記
    憶過程を有し、該データ量記憶過程で記憶された各階層
    毎のデータ量を参照して前記破棄データ決定過程による
    決定を行うことを特徴とする請求項1記載の画像データ
    格納方法。
  5. 【請求項5】前記破棄データ決定過程では前記データ量
    記憶過程で記憶された各階層毎のデータ量の大きさを破
    棄優先順位に反映させることを特徴とする請求項4記載
    の画像データ格納方法。
  6. 【請求項6】前記階層符号化過程で得られる各符号デー
    タから復元される画像の画質を評価する画質評価過程を
    有し、該画質評価過程で得られた画質を参照して前記破
    棄データ決定過程による決定を行うことを特徴とする請
    求項1記載の画像データ格納方法。
  7. 【請求項7】前記階層符号化過程で1つの階層の符号化
    を行う毎に前記容量判断過程を実行することを特徴とす
    る請求項1記載の画像データ格納方法。
  8. 【請求項8】原画像を2つ以上の階層に分けて符号化す
    る階層符号化部と、 該階層符号化過程で得られた階層符号データを格納する
    符号データ格納部と、 該階層符号化過程で得られた新規の階層符号データを格
    納するのに十分な容量が前記符号データ格納手段に残っ
    ているか否かを判断する判断部と、 該判断部で容量が不足していると判断された場合に、こ
    れまでに前記符号データ格納手段に格納された階層符号
    データおよび前記新規の階層符号データの中から、破棄
    すべき階層符号データを決定する破棄データ決定部とを
    備えることを特徴とする画像データ格納装置。
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