JP3085719B2 - カンチレバ−およびその製法 - Google Patents

カンチレバ−およびその製法

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    • G01Q70/00General aspects of SPM probes, their manufacture or their related instrumentation, insofar as they are not specially adapted to a single SPM technique covered by group G01Q60/00
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は原子間力顕微鏡に用い
られるカンチレバ−およびその製法に関する。
【0002】
【従来の技術】原子間力顕微鏡は、カンチレバ−を試料
に対してオングストロ−ムオ−ダまで接近させたとき、
試料とカンチレバ−先端との間に生じる原子間力による
カンチレバ−先端の変位を検出して試料の表面形状を測
定するものである。
【0003】図4に原子間力顕微鏡の概略を示す。つま
り、図中10は本体である。この本体10の内部にはX
Yステ−ジ11が設けられている。このXYステ−ジ1
1上にはZステ−ジ12が設けられている。そして、こ
のZステ−ジ12上に試料13が載置される。
【0004】上記本体1内の上部にはレバ−支持体24
が設けられている。このレバ−支持体24にはカンチレ
バ−25の後端部が取付けられている。このカンチレバ
−25のレバ−本体25aには圧電素子26が設けら
れ、この圧電素子26よりも先端側にはチップ27が設
けられている。
【0005】上記圧電素子26には制御回路28が接続
されている。この制御回路28は、上記圧電素子26に
所定電圧を印加してカンチレバ−25を変形させるとと
もに、このカンチレバ−25に流れる電流を検出する。
また、この電流によって制御回路28は、圧電素子26
の抵抗値を一定とするZ方向移動制御信号をZステ−ジ
12に供給する。このZ方向駆動制御信号はホストコン
ピュ−タ29に送られる。
【0006】このホストコンピュ−タ29にはカラ−C
RTデイスプレイ31が接続され、さらにXYラスタ走
査信号発生回路32に対して動作指令を発生するように
なっている。XYラスタ走査信号発生回路32はXYテ
−ブル11を移動させてカンチレバ−25のチップ27
が試料13に対してラスタ走査するXYラスタ走査信号
を出力する。
【0007】ところで、上記構成の原子間力顕微鏡にお
いて、カンチレバ−25の先端に設けられるチップ27
は、粒状のダイヤモンドをレバ−本体25aに接着剤に
より接着して設けるようにしていた。上記ダイヤモンド
は小さければ小さい程よい。しかしながら、非常に小さ
なダイヤモンドをレバ−本体25aに接着固定する作業
は容易かつ確実に行い難く、しかも接着層によって剛性
の低下を招くなどのことがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のカ
ンチレバ−は、ダイヤモンド製のチップを接着剤によっ
て取付けるようにしていたので、その取付け作業が容易
でなく、さらには接着層によって剛性の低下を招くとい
うことがある。
【0009】この発明は上記事情にもとづきなされたも
ので、その目的とするところは、接着剤によらずにチッ
プを設けることができるようにしたカンチレバ−および
その製法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、レバ
ー本体と、このレバー本体の先端部に一体的に形成され
たダイヤモンド膜をイオンビーム加工して形成されたチ
ップと、上記レバー本体の上記チップよりも基端側にイ
オン注入法によって形成された圧電素子とを具備する
とを特徴とするカンチレバーにある。
【0011】請求項2の発明は、レバー本体の先端部に
気相成長法によってダイヤモンド膜を形成し、ついでこ
のダイヤモンド膜を先端が先鋭なチップ状にイオンビー
ム加工する工程と、上記レバー本体の上記ダイヤモンド
膜よりも基端側にイオン注入法によって圧電素子を形成
する工程とを具備することを特徴とするカンチレバーの
製法にある。
【0012】
【作用】上記構成によれば、チップはレバ−本体に一体
的に形成されたダイヤモンド膜から形成されるから、接
着剤を用いずに設けることができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1乃至図3を
参照して説明する。図1はこの発明のカンチレバ−41
を示し、このカンチレバ−41はシリコンなどから形成
されたレバ−本体41aを有する。このレバ−本体41
aの先端部は三角形状に形成され、その三角形の基端部
上面には圧電素子42が形成されている。この圧電素子
42は、レバ−本体41aにイオン化した金属あるいは
気体あるいはそれらの酸化物をイオン注入法によって注
入し、熱処理することでレバ−本体41aの表面を圧電
効果を有する物質に形成してなる。
【0014】なお、上記圧電素子42は帯状部42b
と、この帯状部42bから延出された一対の電極42a
とから形成されている。
【0015】上記レバ−本体41aの三角形の先端部下
面にはチップ43が設けられている。このチップ43は
図2に示すように形成される。まず、図2(a)に示す
ようにレバ−本体41aにダイヤモンド膜44を気相成
長法によって四角柱状に設ける。ダイヤモンド膜44を
形成する気相成長法としては、熱CVD法、プラズマC
VD法、電子衝撃CVD法、炭素イオン蒸着法などを用
いればよい。
【0016】レバ−本体41aに形成されたダイヤモン
ド膜44はイオンビ−ム加工によって図2(b)、
(c)に示されるように先端が尖鋭な四角錐状になるよ
う順次イオンビ−ム加工されることで、上記チップ43
が形成される。
【0017】このようなイオンビ−ム加工は図3に示さ
れるイオンビ−ム加工機51で行われる。すなをち、イ
オンビ−ム加工機51は加工室52と、この加工室52
の上方に設けられたプラズマ生成室53とからなる。上
記加工室52にはAr ガスの供給部54が設けられてい
る。この供給部54と対向する加工室52の内部にはフ
ィラメント55およびこのフィラメント55の周囲にリ
ング状のアノ−ド56が配置されている。さらに、加工
室52の外周面には磁石57が配置されている。
【0018】上記フィラメント55とアノ−ド56との
間には直流放電が発生する。その放電によってAr ガス
をイオン化してプラズマ状態を生じさせるようになって
いる。
【0019】プラズマ室53と加工室52との境界部分
には複数の静電電極57が配置され、これら静電電極5
7の孔を通じてイオンのみが加速されて上記加工室52
に導かれる。それによって、イオンは加工室52の回転
および揺動可能なテ−ブル58上に載置された試料であ
るレバ−本体41aのダイヤモンド膜44をオングスト
ロ−ムオ−ダの精度でイオンビ−ム加工することにな
る。
【0020】上記テ−ブル58は矢印で示すように回転
方向と揺動方向とに駆動自在となっている。なお、上記
加工室52の底部には図示しない真空ポンプに接続され
る排気管58が接続されている。
【0021】上記ダイヤモンド膜44を先端が尖鋭な四
角錐状にイオンビ−ム加工するには、上記テ−ブル58
を駆動してダイヤモンド膜44に対するイオンビ−ムの
入射角を制御することで加工形状を設定することができ
る。
【0022】このように、レバー本体41aの先端部に
気相成長法によって設けたダイヤモンド膜44をイオン
ビーム加工機51によってイオンビーム加工してチップ
43を形成すれば、このチップ43を十分に小さくする
ことができるばかりか、オングストロームオーダの精度
での加工が可能である。しかも、チップ43は気相成長
法によってレバー43に一体成形されているから、接着
剤で接着する場合に比べて容易かつ確実に設けることが
できるばかりか、接着剤による剛性の低下を招くなどの
こともない。また、レバー本体51にはイオン注入法に
よってイオン化した金属あるいは気体あるいはそれらの
酸化物を注入することで、レバー本体41aの表面を圧
電効果を有する物質、つまり圧電素子42に形成した。
そのため、レバー本体41aに、レバー本体41aとは
別体の圧電素子を接着剤によって接着固定する場合に比
べ、チップ43を形成する場合と同様、容易かつ確実に
設けることができるばかりか、接着剤による剛性の低下
を招くなどのこともない。
【0023】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明は、レバー本
体の先端部に一体的に形成されたダイヤモンド膜をイオ
ンビーム加工することでチップを形成するとともに、レ
バー本体のチップよりも基端側の部分にイオン注入法に
よって圧電素子を形成するようにした。
【0024】このようにすれば、上記チップをオングス
トロームオーダの高い精度で形成することができるばか
りか、接着剤を用いずにチップと圧電素子とをレバー本
体に一体に設けることができるから、製作の容易化が
計れ、しかも高剛性化が計れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のカンチレバ−の先端部の
斜視図。
【図2】同じくイオンビ−ム加工機の概略図。
【図3】ダイヤモンド膜がイオンビ−ム加工される状態
を順次示した説明図。
【図4】一般的な原子間力顕微鏡の概略的構成図。
【符号の説明】
41…カンチレバ−、41a…レバ−本体、43…チッ
プ、44…ダイヤモンド膜、51…イオンビ−ム加工
機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 37/28 H01J 9/02 H01J 9/14 H01J 37/30 H01J 37/317 G01N 13/10 - 13/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レバー本体と、このレバー本体の先端部
    に一体的に形成されたダイヤモンド膜をイオンビーム加
    工して形成されたチップと、上記レバー本体の上記チッ
    プよりも基端側にイオン注入法によって形成された圧電
    素子とを具備することを特徴とするカンチレバー。
  2. 【請求項2】 レバー本体の先端部に気相成長法によっ
    てダイヤモンド膜を形成し、ついでこのダイヤモンド膜
    を先端が先鋭なチップ状にイオンビーム加工する工程
    と、上記レバー本体の上記ダイヤモンド膜よりも基端側
    にイオン注入法によって圧電素子を形成する工程とを具
    備することを特徴とするカンチレバーの製法。
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WO2004082830A2 (en) 2003-03-13 2004-09-30 Ascend Instruments, Llc Sample manipulation system

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