JP3085528B2 - 静電記録用着色組成物 - Google Patents

静電記録用着色組成物

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JP3085528B2
JP3085528B2 JP10696298A JP10696298A JP3085528B2 JP 3085528 B2 JP3085528 B2 JP 3085528B2 JP 10696298 A JP10696298 A JP 10696298A JP 10696298 A JP10696298 A JP 10696298A JP 3085528 B2 JP3085528 B2 JP 3085528B2
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cured polymer
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好正 土屋
和弘 東出
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真、静電印
刷、静電記録、熱転写記録、インクジェット記録等の画
像記録における画像記録剤或はその製造に使用される着
色組成物に関する。更に詳しくは、本発明は、顔料及び
樹脂を含有する画像記録の記録剤において、顔料とし
て、分散媒体に実質的に不溶である極性基を有する硬化
重合体の薄膜で被覆された顔料を使用することで、顔料
の荷電性、耐熱性、分散液の安定性、現像における安定
性等の性能の改良された画像記録用着色組成物を提供す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フルカラー又はモノカラーの電子
写真、静電印刷、静電記録、熱転写記録及びインクジェ
ット記録等の画像記録に使用される記録剤に使用される
色材としては、電子写真乾式現像剤用や熱転写リボン用
には油溶性染料、分散性染料及び顔料が使用され、電子
写真、静電印刷や静電記録等に使用される湿式現像剤に
は顔料が使用され、インクジェットインキには水溶性染
料及び顔料が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、油
溶性染料や分散性染料は、樹脂媒体を着色する場合に溶
解的に着色出来る為、着色力は高いが、耐光性、耐溶剤
性、耐薬品性等の堅牢度に劣るという問題がある。又、
顔料はそれらの諸堅牢性には優れているが、その化学構
造に起因する電荷の問題や分散液の場合は密度の差によ
る沈降の問題がある。例えば、電子写真や静電記録方式
の湿式現像剤においては、電気的潜像の現像が顔料粒子
の溶媒との接触面での帯電に基づく電気的二重層による
ものである為、色相の面から顔料を選定してもその化学
構造に起因する電荷の正負及びその強さが、目的とする
現像方式に合致せず使用出来なかったり、顔料ごとに異
なってしまうという不都合が生ずることもある。
【0004】その為に湿式用の電荷制御剤を添加使用す
ることが多い。この電荷制御剤は液中の顔料粒子に電荷
を付与させるものであり、樹脂酸の金属石鹸、脂肪酸の
金属石鹸、アニオン性又はカチオン性の界面活性剤等が
使用されている。しかしながら、これらの電荷制御剤は
石油系溶剤に可溶である為、顔料粒子から脱離し易く経
時的に顔料粒子の電荷が低下する等の変化を引き起こし
易い。その結果、現像液中の顔料の沈降性が大きくなっ
て液の安定性が悪くなったり、長期間の現像を行うこと
により現像液の組成が変化し現像性が低下するという現
象を引き起こす傾向がある。又、顔料の摩擦帯電量はそ
の化学構造によって異なるものであり、電子写真用乾式
現像剤においては、例えば、フルカラー現像剤では当然
色によって使用する顔料が異なる為、現像剤の摩擦帯電
量が異なってくる。従って電荷制御剤を添加して現像剤
の帯電量を調整している。電荷制御剤としては、例え
ば、金属錯体染料、非染料系の金属錯体系化合物、アミ
ン化合物、アンモニウム化合物等が使用されている。
【0005】しかしながら、顔料の帯電の正負及びその
量が目的とする現像剤の帯電と大きく異なったり、顔料
間で余りにも大きい差があったりすると帯電量の調整が
困難であったり、制御剤を多く添加することにより着色
したり、吸湿したり、軟化点が低下したりする等の保存
性に悪影響を与えたりするので好ましいことではない。
従って、上記した如き顔料は、画像記録用現像剤用の色
材としては現像の安定性、分散液の保存安定性、摩擦帯
電量の調整等の点で不十分であり、それらの点の改良さ
れた記録剤用の顔料の開発が要望されている。
【0006】本発明者らは、上記の従来の記録剤に使用
されている顔料の欠陥を解決し、呈色性に優れ、諸堅牢
性に優れた顔料の開発について種々研究した結果、特定
の被覆顔料が優れた性質を発揮することが出来、又、諸
物性も満足することが出来、これを着色剤として使用す
ることにより優れた記録剤が得られることを見出し本発
明を完成した。
【0007】
【課題を解決する為の手段】上記目的は以下の本発明に
よって達成される。即ち、本発明は、顔料及び樹脂を含
む静電記録用着色組成物において、顔料が硬化重合体の
薄膜で被覆された有機顔料、カーボンブラック顔料また
は酸化チタン顔料であり、硬化重合体の被覆量が顔料の
1重量%〜100重量%であり、該硬化重合体が分散媒
体に対して実質的に不溶性であり且つアミノ基、第4級
アンモニウム基、ピリジニウム基、カルボキシル基及び
スルホン酸基から選ばれた極性基を有する完全に硬化さ
せた硬化重合体であることを特徴とする静電記録用着色
組成物である。
【0008】以上の如き本発明によれば、顔料が極性基
を有する硬化重合体の薄膜で被覆されているので、耐熱
性、耐薬品性、耐水性等の顔料の諸堅牢性を向上させる
ことが出来、着色物の製造の工程においても安定に製造
することが出来る。又、電子写真、静電印刷や静電記録
等に使用される湿式現像剤においては、液中での電荷を
安定して与えることが出来るので、現像が安定し、フル
カラー現像液においては長期間にわたってカラーバラン
スを安定して保つことが出来、又、樹脂成分を吸着して
液中の分散安定性や沈降安定性も向上する。又、インク
ジェット用インキにおいても同様に樹脂成分を吸着して
液中の安定性が向上する。又、電子写真乾式現像剤にお
いては、顔料粒子に電荷を付与させることが出来、摩擦
帯電量の調整が容易になる。又、顔料の電気抵抗値が低
い場合にも電気絶縁性を付与及び向上させる効果があ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を更に詳細に説明すると、
本発明で使用し主として本発明を特徴づける被覆顔料と
は、分散媒体に対して実質的に不溶性であり且つ極性基
を有する硬化重合体である。本発明で使用される顔料と
しては、画像記録剤に使用される顔料が全て使用され
る。例えば、有機顔料としてアゾ系、ポリアゾ系、アゾ
メチンアゾ系、アゾメチン系、フタロシアニン系、キナ
クリドン系、アンスラキノン系、ジオキサジン系、イン
ジゴ・チオインジゴ系、ペリレン・ペリノン系、イソイ
ンドリノン系顔料が挙げられ、カーボンブラック顔料、
酸化チタン顔料等が挙げられる。
【0010】本発明で使用する上記公知の顔料を被覆す
る為に使用する硬化重合体を形成する前駆体は、画像記
録剤の分散媒体に対して実質的に不溶性の硬化重合体を
形成する前駆体であって、好ましいものは下記の通りで
ある。 (1)加熱若しくは酸触媒の添加により付加或は縮合反
応を起こすメチロール基或はアルコキシメチル基、ハロ
ゲノメチル基等のメチロール基の誘導基を有する熱硬化
性有機化合物、初期縮合物及び熱硬化性樹脂である。例
えば、メラミン、尿素、エチレン尿素、ビグアナイド、
ベンゾグアナミン、グアニジン、ジシアンジアミド、フ
タル酸アミド、アルキルフェノール、ジメチルアニリ
ン、p−トルエンスルホンアミド、(メタ)アクリルア
ミド等の重合体及び共重合体等から選ばれた化合物とホ
ルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド、グリオキザー
ル等のアルデヒド類との付加物、縮合物、共縮合物、そ
れらのアルコキシメチル誘導体及びハロゲノメチル誘導
体等の反応生成物である。
【0011】(2)加熱若しくは塩基性触媒若しくはポ
リカルボン酸無水物等の添加により付加或は縮合反応を
起こすエポキシ基或はハロヒドリン基を有する熱硬化性
有機化合物、初期縮合物及び熱硬化性樹脂である。例え
ば、ヘキサメチレンジアミン、ジエチレントリアミン、
トリメチロールプロパン、ジエチレングリコール、ポリ
エチレングリコール、ビスフェノールA等とエピハロヒ
ドリン或はジハロヒドリンとの縮合物、共縮合物或はグ
リシジル(メタ)アクリレート等の重合体及び共重合体
等の反応生成物である。
【0012】(3)加熱若しくは塩基性触媒若しくは有
機錫触媒等の添加により付加反応を起こすイソシアネー
ト基或はマスクドイソシアネート基を有する熱硬化性有
機化合物、初期縮合物及び熱硬化性樹脂である。例え
ば、ジフェニルメタンジイソシアネート、水素添加ジフ
ェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソ
シアネートやトリレンジイソシアネートを原料とするビ
ゥレット結合やイソシアヌレート結合を有するポリイソ
シアネート類、メタクリロイルオキシエチルイソシアナ
ートやイソプロぺニルジメチルベンジルイソシアネート
等の重合体及び共重合体等のポリイソシアネート類及び
それらをフェノール等と反応させたマスクドイソシアネ
ート類、及びそれらと反応し得るポリエーテルポリオー
ル、ポルエステルポリオール、ポリビニル系ポリオー
ル、ポリアクリル系ポリオール等のポリオール類、アミ
ン類、ポリアミン類、ポリアミドポリアミン類等のアミ
ン類が挙げられる。
【0013】又、上記で述べた被覆樹脂として使用され
る硬化重合体の有する極性基とは、塩基性基或は酸性基
であり、具体的には塩基性基としてはアミノ基、第4級
アンモニウム基及びピリジニウム基から選ばれた基であ
り、酸性基としてはカルボキシル基、スルホン酸基、硫
酸エステル基及び燐酸エステル基から選ばれた基であ
る。これらの基を導入し得る化合物としては、例えば、
アンモニア、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミ
ン、ジメチルアミノエチルアミン、ジメチルエタノール
アミン、ジエチルエタノールアミン、アニリン、ジメチ
ルアニリン、グリコール酸、モノクロル酢酸、無水マレ
イン酸、無水フタール酸、グリシン、D,L−アラニ
ン、グルタミン酸、スルファミン酸、スルファニル酸、
硫酸及びオキシ塩化燐等が挙げられる。
【0014】上記の如き硬化重合体を形成し得る前駆体
を用いて顔料の表面を硬化重合体の皮膜で被覆する方法
としては、使用する顔料の状態及び使用する硬化重合体
を形成し得る前駆体の性質によって下記の如き種々の方
法が挙げられる。 (1)水溶性の低分子量の前駆体或はその原料化合物
を、必要に応じて上記極性基を有する化合物と共に顔料
の水性微分散液と混合し、必要に応じて更に顔料を分散
し、加熱、硬化触媒の添加或はpHの変化により該原料
化合物或は低分子量の前駆体を付加反応や縮合反応を起
こさせつつ該粒子表面に吸着又は沈着させ、更に完全に
硬化させて粒子表面を硬化重合体で被覆する方法。
【0015】(2)予め低分子量の前駆体を、必要に応
じて上記極性基を有する化合物と共に付加反応や縮合反
応を行って得た比較的高分子量の熱硬化性有機化合物の
水溶液を顔料の水性微分散液と混合し、必要に応じて更
に顔料を分散し、加熱、pHの変化、或は重金属イオ
ン、高級脂肪族アミン又は高級脂肪酸等の添加等により
該熱硬化性有機化合物を顔料の表面に不溶性化合物とし
て析出させ、更に完全に硬化させることによって粒子表
面を硬化重合体で被覆する方法。 (3)油溶性の熱硬化性有機化合物を顔料の油性微分散
液と混合し、必要に応じて更に顔料を分散し、次いで付
加反応や縮合反応を起こさせて粒子表面を硬化重合体で
被覆する方法。 (4)油溶性の熱硬化性有機化合物を水中油滴型エマル
ジョンとし、それを顔料の水性微分散液と混合し、顔料
を油滴中に移行させ、更に硬化反応を起こさせ、顔料表
面を硬化重合体で被覆する方法。
【0016】以上の如くして顔料の表面を硬化重合体で
被覆するが、硬化重合体の被覆量としては、顔料によっ
て比重、表面積、粒子径、粒子の形状等が異なり一概に
決められないが、凡そ顔料の1重量%〜100重量%、
好ましくは5重量%〜50重量%であり、この際に重要
なことは硬化重合体皮膜が厚さが、凡そ約0.01〜
0.3μmの薄膜であることであり、その硬化重合体の
被覆量なり皮膜の厚さが上記の範囲の下限以下になると
連続皮膜の形成が困難となり、且つ顔料の物性改良が不
十分となる。一方、上記の範囲の上限を超えると、個々
の粒子の団塊化が生じ、分散媒体中への分散が不十分と
なると共に顔料の本来の性能、例えば、色調、着色濃度
等が低下することになる。
【0017】この様な適当な皮膜厚の連続皮膜を形成す
るのに好都合な方法は上記の方法のうち(1)及び
(2)の方法であり、特に(2)の方法が好ましい。以
上に示した被覆顔料は、画像記録剤用の着色剤として耐
光性、耐熱性、耐薬品性、耐水性等の諸堅牢性に優れた
性質を示した。又、被覆顔料は、被覆樹脂として使用さ
れる硬化重合体皮膜の極性をコントロールしたり、被覆
量を変えたりすることで、電子写真や静電印刷、静電記
録等の粒子の表面電荷を利用する現像剤用の色素として
顔料の電荷を制御及び調整することが出来る。又、カー
ボンブラック顔料の如き電気抵抗値の低い顔料の場合に
は電気絶縁性の付与及び向上が見られた。
【0018】本発明において使用される樹脂は、固体状
の着色組成物にあっては分散媒体であり、液状の着色組
成物にあっては顔料の分散助剤として機能するものであ
り、又、実際に記録剤として使用されたときは顔料の固
着剤として作用するものである。この様な目的で使用さ
れる樹脂としては、電子写真、静電印刷、静電記録等の
乾式現像剤及び湿式現像剤、熱転写インクリボン及びフ
イルム、油性及び水性インクジェットインク等の画像記
録剤に通常使用されているいずれの樹脂であってもよ
い。又、夫々の用途に合わせて、必要に応じて従来公知
の添加剤、例えば、帯電制御剤、流動化剤等或いは媒体
として溶剤や水系媒体が使用される。
【0019】又、本発明の画像記録用着色組成物には高
濃度着色組成物も含まれる。その目的は、顔料を高濃度
に含み、予め充分に練肉して分散させたり、調色を行な
っておくことにより、後の工程を容易にする為のもので
あり、粗粒、粗粉、微粉、シート状、小塊状等の固体
状、或はペースト状又は液状のいずれの形状にても使用
される。
【0020】本発明で使用する被覆顔料の、樹脂やその
他の添加剤或は媒体を含む着色組成物中における含有量
は、その使用する目的によって異なる。被覆顔料を高濃
度に含有する固体状、ペースト状或いは液状の着色組成
物では、その含有量はおよそ15重量%〜60重量%、
好ましくは20重量%〜50重量%程度であり、電子写
真等の乾式現像剤等の着色剤として使用される場合に
は、およそ1重量%〜10重量%、好ましくは2重量%
〜8重量%程度であり、湿式現像剤として使用する場合
には、およそ0.01重量%〜1.0重量%、好ましく
は0.02〜0.5重量%程度である。熱転写インクリ
ボンやフイルムの着色剤として使用される場合には、2
重量%〜20重量%、好ましくは4重量%〜15重量%
程度であり、使用する目的に応じて最も好ましい含有量
で使用される。
【0021】
【実施例】次に合成例及び実施例を挙げて本発明を更に
具体的に説明する。尚、文中部又は重量%とあるのは重
量基準である。 合成例1(顔料の処理) メラミン40部、35重量%ホルマリン100部、メタ
ノール20部及び水28部を混合攪拌し、80℃に昇温
して無色透明に溶解した。次にこの溶液を55℃に冷却
し、D,L−アラニン6.6部及び7%塩酸水溶液3.
1部を加えて反応させ、反応液の一滴を水中に落として
初期縮合物が析出するまで反応を行い、その後20%水
酸化ナトリウム水溶液16.9部、水15.4部及びメ
タノール20部を加えて反応を終了させた。この溶液は
約33%の固形分を有し、水で希釈しても透明な溶解状
態を保った。この樹脂溶液90.9部に水を加えて30
0部にし、顔料処理用の樹脂溶液とした。
【0022】別に、フタロシアニンブルー顔料(C.
I.ピグメントブルー15:3)100部を含む水性ペ
ーストに水を加えて2,000部とし、十分に解膠及び
分散をした。次いで反応容器に仕込み、酢酸水溶液でp
Hを4.5〜5にし、80〜90℃で上記の樹脂溶液3
00部を2時間を要して滴下した。更に、酢酸水溶液で
pHを4.5〜5にして3時間攪拌を続け形成された皮
膜を硬化させた。その後、ろ過、水洗、乾燥して青色被
覆顔料約115部を得た。被覆量は顔料に対して凡そ1
5%である。上記で述べた方法に従って、ジメチルキナ
クリドン顔料(C.I.ピグメントレッド122)、ポ
リアゾイエロー顔料(C.I.ピグメントイエロー16
6)及びカーボンブラック顔料(C.I.ピグメントブ
ラック7)を夫々100部含む水性ペーストの水分散液
に上記の樹脂溶液300部を各々に滴下して被覆処理
し、後処理を行い、赤色、黄色及び黒色の被覆顔料を得
た。上記で得た被覆顔料のブローオフ法による摩擦帯電
量を測定したところ全てプラスの値を示した。又、カー
ボンブラック顔料の場合は電気絶縁性の向上が見られ
た。
【0023】合成例2(顔料の処理) メチル化メチロールメラミン樹脂の70%水溶液50部
を水50部で希釈溶解し、その溶液にグリシン2.5
部、7%塩酸水溶液1.4部及び水10部を加えて、5
0℃〜55℃で反応させ、反応液の一滴を水中に落とし
て初期縮合物が析出するまで縮重合させた後、20%水
酸化ナトリウム水溶液7.6部及び水3.5部を加えて
中和し、反応を終了させた。この溶液は約30%の固形
分を有し、水で希釈しても透明な溶解状態を保った。こ
の樹脂溶液100部に水を加えて300部にし、顔料処
理用の樹脂溶液とした。別に、カーボンブラック顔料
(C.I.ピグメントブラック7)100部に1,90
0部の水を加え十分に解膠及び分散をした。次いで反応
容器に仕込み、酢酸水溶液でpHを4.5〜5にし、8
0〜90℃で上記の樹脂溶液300部を2時間を要して
滴下した。更に、酢酸水溶液でpHを4.5〜5にして
3時間攪拌を続け形成された皮膜を硬化させた。その
後、ろ過、水洗、乾燥して被覆処理をしたカーボンブラ
ック顔料を約115部を得た。被覆量は顔料に対して凡
そ15%である。
【0024】上記で述べた方法に従って、フタロシアニ
ンブルー顔料(C.I.ピグメントブルー15:3)、
溶性アゾレーキ顔料(C.I.ピグメントレッド57:
1)及びジアリライドイエロー顔料(C.I.ピグメン
トイエロー17)を夫々100部含む水性ペーストの水
分散液に上記の樹脂溶液300部を各々に滴下して被覆
処理し、後処理を行い、青色、赤色及び黄色被覆顔料を
得た。上記で得た被覆顔料のブローオフ法による摩擦帯
電量を測定したところ全てプラスの値を示した。又、カ
ーボンブラック顔料の場合は電気絶縁性の向上が見られ
た。
【0025】合成例3(顔料の処理) メラミン40部、35%ホルマリン100部、メタノー
ル20部及び水28部を混合攪拌し、80℃に昇温して
無色透明に溶解した。次にこの溶液を40℃〜45℃に
冷却し、スルファミン酸2.8部を加えて反応させ、反
応液の一滴を水中に落として初期縮合物が析出するまで
反応を行い、その後20%水酸化ナトリウム水溶液6.
0部及びメタノール20部を加えて反応を終了させた。
この溶液は約34%の固形分を有し、水で希釈しても透
明な溶解状態を保った。別に、フタロシアニンブルー顔
料(C.I.ピグメントブルー15:3)100部を含
む水性ペーストに上記で得た顔料処理用の樹脂溶液8
8.3部を加え、更に水を加えて2,000部とし、十
分に解膠及び分散をした。次いで反応容器に仕込み、8
0〜90℃で酢酸水溶液を1時間を要して滴下し、反応
液のpHを4.5〜5にし、更に3時間攪拌を続け形成
された皮膜を硬化させた。その後、ろ過、水洗、乾燥し
て青色被覆顔料約115部を得た。被覆量は顔料に対し
て凡そ15%である。
【0026】上記で述べた方法に従って、ジメチルキナ
クリドン顔料(C.I.ピグメントレッド122)、ポ
リアゾイエロー顔料(C.I.ピグメントイエロー16
6)及びカーボンブラック顔料(C.I.ピグメントブ
ラック7)を夫々100部含む水性ペーストの水分散液
に上記の樹脂溶液88.3部を各々に加え、酢酸水溶液
を滴下して被覆処理し、後処理を行い、赤色、黄色及び
黒色も被覆顔料を得た。上記で得た被覆顔料のブローオ
フ法による摩擦帯電量を測定したところ全てマイマスの
値を示した。又、カーボンブラック顔料の場合は電気絶
縁性の向上が見られた。
【0027】実施例1 脂肪族炭化水素系溶媒に可溶のメタクリルエステル系樹
脂20部をアイソパーH(脂肪族炭化水素系溶媒)70
部に加えて溶解し、そこへ合成例1で得た被覆処理をし
た銅フタロシアニンブルー顔料10部を加え、ガラスビ
ーズを加えてペイントシェーカーにて20時間振とうし
て分散せしめ、青色濃厚着色液を調製した。この濃厚着
色液30部を、アイソパーG970部中に加えて分散さ
せてシアン色電子写真湿式現像剤を得た。上記で得た濃
厚着色液及び電子写真湿式現像剤は分散安定性に優れ、
希釈された状態でも顔料の沈降が少なく、又、沈降した
ものも容易に再分散させることが出来た。上記で得たシ
アン色電子写真湿式現像剤を用いて湿式電子写真複写機
にて複写したところ、画像濃度が高く、鮮明で、滲みや
地汚れの少ないシアン色複写画像を得た。この画像は、
耐光性等の諸物性にも優れた堅牢性を示した。
【0028】又、合成例1において夫々被覆処理をした
ジメチルキナクリドン顔料、ポリアゾイエロー顔料、カ
ーボンブラック顔料を用いて上記と同様にして、各々マ
ゼンタ色湿式現像剤、イエロー色湿式現像剤、ブラック
色湿式現像剤とし、上記で得たシアン色湿式現像剤と共
に、フルカラー湿式電子写真複写機にて四色フルカラー
複写を行い鮮明なフルカラー画像を得た。又、フルカラ
ー湿式静電プロッターにて鮮明な四色フルカラー画像を
出力させた。
【0029】実施例2合成例2で得た被覆処理をしたカ
ーボンブラック顔料10部を、バインダーのエステル系
ワックス41部、パラフィン系ワックス41部及びスチ
レン−メタクリル系共重合樹脂5部と混合し、加熱溶融
させ、加熱タイプの顔料メディア分散機にて十分に分散
させた。次いでシリカ3部を加え、常法に従い、加熱塗
布板上にてポリエステルフイルムに塗布し、ブラック色
熱転写記録用インクフイルムとした。
【0030】これを熱転写複写機にて複写し、鮮明なブ
ラック色複写画像を得た。又、合成例2において夫々被
覆処理をしたフタロシアニンブルー顔料、溶性アゾレー
キ顔料及びジアリライドイエロー顔料を用いて上記と同
様にして、各々、シアン色、マゼンタ色及びイエロー色
の熱転写インクフイルムとし、上記で得たブラック色熱
転写インクフイルムと共に、フルカラー熱転写複写機に
て四色フルカラー複写を行い、鮮明なフルカラー複写画
像を得た。更に、オーバーヘッドプロジェクター用のポ
リエステルシートに複写し、スクリーンに透明なフルカ
ラー映像を映すフルカラー画像を得た。
【0031】実施例3 合成例3で得た被覆処理をしたフタロシアニンブルー顔
料30部をスチレン−メタクリル系共重合樹脂(軟化点
約110℃、ガラス転移点約56℃、GPC法重量平均
分子量約9万)70部と加熱三本ロールにて充分混練
し、顔料を分散させた。冷却後粗砕して、顔料を30%
の濃度で含有する青色高濃度着色組成物の粗粉を得た。
次に、この様にして得た青色顔料を含む高濃度着色組成
物11.4部及びクロム錯塩系負帯電制御剤3部を上記
で使用したスチレン−メタクリル系共重合樹脂85.6
部と常法に従って混練し、冷却後粗砕して後、ジェット
ミルで微粉砕し、更に分級して5〜30μmの青色樹脂
組成物の微粉末を得た。次に、常法に従い流動化剤とし
てコロイダルシリカを添加し充分混合し、シアン色電子
写真乾式現像剤とした。
【0032】これをキャリアの磁性鉄粉と混合し、負電
荷現像用電子写真複写機にて複写をした結果、鮮明なシ
アン色画像が得られた。画像は耐光性等の諸物性に優れ
た堅牢性を示した。又、合成例3において夫々被覆処理
をしたジメチルキナクリドン顔料、ポリアゾイエロー顔
料、カーボンブラック顔料を用いて上記と同様として、
各々マゼンタ色乾式現像剤、イエロー色乾式現像剤、ブ
ラック色乾式現像剤とし、上記で得たシアン色乾式現像
剤と共に、フルカラー乾式電子写真複写機にて四色フル
カラー複写を行い鮮明なフルカラー画像を得た。画像は
耐光性等の諸物性に優れた堅牢性を示した。
【0033】実施例4 合成例3で得た被覆処理をしたフタロシアニンブルー顔
料5部、スチレン−アクリレート−メタクリル酸ジエタ
ノールアミン塩共重合体3部、エチレングリコール22
部、グリセリン8部及び水62部の水性顔料分散液を作
り、超遠心分離機で分散し得なかった顔料粗粒子を除去
し、インクジェット用水性シアン色インキを得た。オン
デマンド型のインクジェットプリンターで、上記のシア
ン色インキを用いて画像情報をプリントし、鮮明なシア
ン色画像を得た。又、合成例3において夫々被覆処理を
したジメチルキナクリドン顔料、ポリアゾイエロー顔
料、カーボンブラック顔料を用いて上記と同様として、
各々マゼンタ色インクジェットインキ、イエロー色イン
クジェットインキ、ブラック色インクジェットインキと
し、上記で得たシアン色インクジェットインキと共に、
フルカラーインクジェットプリンターにて四色フルカラ
ープリントを行い鮮明なフルカラー画像を得た。画像は
耐光性等の諸物性に優れた堅牢性を示した。
【0034】
【発明の効果】本発明の画像記録用着色組成物は、その
顔料成分として極性基を有する硬化重合体皮膜で被覆さ
れた顔料を使用しているものであり、この被覆顔料が高
い着色力、鮮明性、冴え、透明性等及び制御及び調整さ
れた表面電荷を有するものであり、耐光性、耐熱性、耐
薬品性、耐水性等の諸堅牢性に優れている為、着色物の
製造の工程においても安定に製造することが出来、又、
画像記録用着色組成物として使用される際にも鮮明で冴
えた画像を安定して記録することが出来るものである。
電子写真、静電印刷や静電記録等に使用される湿式現像
剤においては液中での電荷を安定して与えることが出来
るので、現像剤として長期間安定に記録することが出
来、画像も濃度が高く、鮮明で、滲みや尾引き、地汚れ
も少なく、乾燥性、定着性等にも優れている。又、フル
カラー現像液においては長期間にわたってカラーバラン
スを安定して保つことが出来、色再現性に優れている。
又、樹脂成分を吸着して液中の分散安定性や沈降安定性
も向上し、希釈された状態でも顔料の沈降が少なく、
又、沈降したものも容易に再分散させることが出来る。
インクジェット用インキにおいても同様に樹脂成分を吸
着して液中の安定性が向上する。又、電子写真乾式現像
剤においては、顔料粒子に電荷を付与させることが出来
摩擦帯電量の調整が容易になる。又、顔料の電気抵抗値
が低い場合にも電気絶縁性を付与及び向上させる効果が
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 好正 東京都中央区日本橋馬喰町1丁目7番6 号 大日精化工業株式会社内 (72)発明者 東出 和弘 東京都中央区日本橋馬喰町1丁目7番6 号 大日精化工業株式会社内 (72)発明者 堀口 正二郎 東京都中央区日本橋馬喰町1丁目7番6 号 大日精化工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−149969(JP,A) 特開 昭61−59347(JP,A) 特開 昭58−111861(JP,A) 特開 昭51−82626(JP,A) 特開 平2−166468(JP,A) 特開 昭60−80857(JP,A) 特開 昭58−108256(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 9/09 G03G 9/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔料及び樹脂を含む静電記録用着色組成
    物において、顔料が硬化重合体の薄膜で被覆された有機
    顔料、カーボンブラック顔料または酸化チタン顔料であ
    り、硬化重合体の被覆量が顔料の1重量%〜100重量
    %であり、該硬化重合体が分散媒体に対して実質的に不
    溶性であり且つアミノ基、第4級アンモニウム基、ピリ
    ジニウム基、カルボキシル基及びスルホン酸基から選ば
    れた極性基を有する完全に硬化させた硬化重合体である
    ことを特徴とする静電記録用着色組成物。
  2. 【請求項2】 有機顔料アゾ系、ポリアゾ系、アゾメ
    チンアゾ系、アゾメチン系、フタロシアニン系、キナク
    リドン系、アンスラキノン系、ジオキサジン系、インジ
    ゴ・チオインジゴ系、ペリレン・ペリノン系顔料又は
    ソインドリノン系顔料である請求項1に記載の静電記録
    用着色組成物。
  3. 【請求項3】 硬化重合体がメチロール基を有する熱硬
    化性重合体の硬化物である請求項1に記載の静電記録用
    着色組成物。
  4. 【請求項4】 メチロール基を有する熱硬化性重合体の
    硬化物がメラミン、尿素、エチレン尿素、ビグアナイ
    ド、グアニジン及びジシアンジアミドより選ばれた化合
    物とアルデヒドとの反応生成物の硬化重合体である請求
    項3に記載の静電記録用着色組成物。
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