JP3085519U - 焼肉・シャブシャブ鍋料理兼用コンロ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】焼肉料理とシャブシャブ料理を一つのコンロで
調理でき、食卓を囲んで楽しい食事を期待するコンロの
改良。 【解決手段】焼肉用の焼網とシャブシャブ用の鍋を２〜
３区分に分割して一体としたコンロＡであって、シャブ
シャブ用の鍋はシャブシャブとは限らずスキ焼や他の鍋
料理にも使用できるもので同時に２種類の料理を味わえ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は焼肉料理用の焼網とシャブシャブ料理用の鍋を一体として同時に両方 の料理を楽しめる兼用コンロに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来から焼肉料理店等では焼網を用いて食事をしている。また同店でシャブシ ャブ料理（スキ焼も同じ）を提供する場合、同時に注文すると焼網とは別に鍋を 用意して客の注文に応じていた。

【０００３】 このため卓上は乱雑となるばかりか、客によっては食事の好みを制限するとい う難点があった。

【０００４】 また実開平５−６３４１６号にみられるように一つの調理台で２つの料理を行 う装置として、中央に焼網を置き、その周囲に凹部を設けて鍋料理ができるよう に構成した兼用の調理器も公知である。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、この公知の調理器は、食卓を囲んで食事をする際には、円形のため中 央の焼網上の焼肉を取れば手前の鍋内に焼汁が落ちる。また向い側の鍋内の材料 を取るときは焼網上に手を伸ばすため取りにくく、熱いため手前側の鍋部分にの み箸が進み、互いに遠慮しなければならないという欠点があった。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案はこのような点に鑑み考案したものであって、焼網と鍋を直線状に左右 に２分割又は３分割して設けることによって焼肉は焼肉、鍋物は鍋物と区別され ているため、焼汁や煮汁が他へ落ちることなく、相手に不快感を与えないで食事 ができ、雰囲気や味を楽しむことができる。

【０００７】

【考案の実施の形態】

添付図面により本考案の実施の形態を説明すると、図１は焼網（１）とシャブ シャブ用鍋（２）を組合せた本考案の兼用コンロＡの平面図であって、図２は図 １のＸ−Ｘ断面図を示している。

【０００８】 シャブシャブ用の鍋部（２）は深さが５ｃｍ前後で足りるため、シャブシャブ 料理に限らずスキ焼やその他の鍋料理或は油を入れて串揚げなどの揚げ物にも使 用できる。

【０００９】 図３は焼網（１）とシャブシャブ鍋槽（２）を３区分とした実施例であって、 図示にあっては中央に鍋槽（２）を配し、両側に焼網（１）を設けているが、こ の配置はこれに限ることなく、中央に焼網（１）を設け、両側に鍋槽（２）をも うけたものであっても同様に使用できる。

【００１０】 図４は円形のコンロＡであって縦半分に分割して焼網（１）と鍋槽（２）を配 したものであって、図示では網部（１）を網目で表わしているが、他図の焼網（ １）と同様に使用できることは勿論である。

【００１１】

【実施例】

図において本考案のコンロＡは焼肉用の焼網（１）とシャブシャブ料理用の鍋 槽（２）が設けられ、これらが分割されて組合されているため、鍋槽（２）が邪 魔なときは外して焼肉のみに専念し、後で食事のときに鍋槽（２）を使用してシ ャブシャブ料理を楽しみ、また最後はうどんを入れたり残り飯を入れたりして食 事を楽しむことができる。図１に示すＹ−Ｙ線は２分割できる位置を表わす仮想 線である。

【００１２】 図において食卓内の火口の構造については特に限定していないが、鍋底と焼網 とは火口との間隔が異なるため火口を別にするか、ガスと電熱を組合せるか、又 は炭火を組合せるなど適当な手段が考えられる。

【００１３】

【考案の効果】

上述のように本考案の焼肉・シャブシャブ用兼用コンロは同一のコンロＡで焼 肉とシャブシャブ料理（スキ焼）を同一のコンロで楽しめるため、また客は好み に応じて料理を選ぶことができるため楽しい食事ができるもので、従来の単一な 食事に較べて幅広い楽しみ方ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】焼網とシャブシャブ鍋とを組合せたコンロの平
面図

【図２】図１Ｘ−Ｘ断面図

【図３】焼網とシャブシャブ鍋を３区分とした実施例図

【図４】別の実施例図

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】焼肉用網（１）とシャブシャブ用鍋（２）
   を区切をつけて２分割或は３分割して一体とし、又はそ
   れぞれ分割可能とし、組合せて使用することを特徴とし
   た焼肉・シャブシャブ鍋料理兼用コンロ。