JP3085456B2 - ランプおよびロード・アンロード機構ならびにディスクドライブ装置 - Google Patents

ランプおよびロード・アンロード機構ならびにディスクドライブ装置

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JP3085456B2
JP3085456B2 JP09263705A JP26370597A JP3085456B2 JP 3085456 B2 JP3085456 B2 JP 3085456B2 JP 09263705 A JP09263705 A JP 09263705A JP 26370597 A JP26370597 A JP 26370597A JP 3085456 B2 JP3085456 B2 JP 3085456B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク記録媒体
に対しデータを書き込みまたは読み出す変換器ヘッドを
ディスク記録媒体上にロードしまたはそこからアンロー
ドするロード・アンロード機構、および前記ロード・ア
ンロード機構を備えたディスクドライブ装置、ならびに
変換器ヘッドがアンロードされるときに、変換器ヘッド
を実装したサスペンションと接触し、サスペンションを
支持するランプに関し、特にアンロードトルクの低減と
ディスク記録媒体のデータ記憶損失領域の低減を両立す
ることができるランプに関する。
【0002】
【従来の技術】回転する磁気ディスク等のディスク記録
媒体の表面上空に、変換器ヘッドを備えたヘッドスライ
ダを浮上させ、このディスク上に浮上した変換器ヘッド
により、ディスクにデータを書き込みまたはディスクか
らデータを読み込むディスクドライブ装置においては、
ディスクが回転停止するときに、ヘッドスライダをディ
スクのデータ記憶領域外に移動することにより、ヘッド
スライダとディスクのデータ記憶領域表面とが接触し、
ヘッドスライダがデータ記憶領域表面に吸着したり、デ
ータ記憶領域表面を傷つけたりするのを回避する。この
ようなディスクドライブ装置には、ロード・アンロード
機構を備えたものがある。
【0003】ロード・アンロード機構は、サスペンショ
ン(ジンバル)と、ディスクドライブ装置に固設された
ランプとを備える。サスペンションは、ディスクドライ
ブ装置に旋回自在に設けられたキャリッジのキャリッジ
アームに取り付けられている。サスペンションにはアン
ロードのときにランプのロード・アンロード斜面に接触
する上向きまたは下向きの凸部を有するタブが設けられ
ている。また、サスペンションにはヘッドスライダが実
装されている。ランプはディスクの外周近傍に固設され
ている。キャリッジアームとサスペンションとはヘッド
アームを構成する。キャリッジはボイスコイルモータ
(VCM)により旋回駆動される。
【0004】図13は従来のランプ構造の一例を示す断
面図であり、ディスク1が回転しており、ヘッドスライ
ダ4がディスク1上空にロードされているときのサスペ
ンションのタブ37の位置をディスク1とともに示して
ある。図13(a)はランプ11がディスク1表面に対
し対称配置された場合を示し、図13(b)はランプ1
1がディスク1表面に対し垂直方向にずれて配置された
場合を示す。すなわち、図13(a)はランプ11がデ
ィスク上面1aおよびディスク下面1bに対し設計値通
りに配置された場合である。また、図13(b)はラン
プ11がディスク1表面に対し下側に寸法LBだけずれ
て配置された場合である。寸法LBは、ディスク1に対
するランプ12の垂直方向の配置ずれ(設計値に対する
ずれ)の最大許容値である。ランプ11の表面は、ディ
スク1の中心側にロード・アンロード斜面114を有
し、さらにロード・アンロード斜面114に続く頂部平
面115と、これに続く図示しないタブ保持部とを有す
る複合平面である。
【0005】ディスク1のデータ記憶領域はディスク上
面1aとディスク下面1bの両面に形成されており、デ
ィスク上面1aに対し下向きタブ37aが配置され、デ
ィスク下面1bに対し上向きタブ37bが配置されてい
る。また、ランプ11の上側の複合平面には、下向きタ
ブ37aに対応するロード・アンロード斜面114aが
形成され、ランプ11の下側の複合平面には、上向きタ
ブ37bに対応するロード・アンロード斜面114bが
形成されている。上側の複合平面と下側の複合平面は、
所定の水平面に対し対称な形状である。ロード・アンロ
ード斜面114は傾斜角α1の単一角斜面である。
【0006】ロード・アンロード機構は、ディスク1が
回転停止するときに、ヘッドアームを旋回させ、タブ3
7をランプ11に載せ、ランプ11に保持させることに
より、ヘッドスライダ4をディスク1の配設空間外にア
ンロードする。このアンロード動作においては、タブ3
7はランプ11のロード・アンロード斜面114に接触
し、ロード・アンロード斜面114を摺動しながら登
り、頂部平面115を摺動してタブ保持部に至る。
【0007】ランプ11がディスク1に対し対称配置さ
れた図13(a)においては、アンロード動作のとき
に、下向きタブ37aおよび上向きタブ37bは、ロー
ド・アンロード斜面114aおよび115bに同時に接
触する。下向きタブ37aの接触ポイントをCTN1
a、上向きタブ37bの接触ポイントをCTN1bとす
ると、接触ポイントCTN1aとCTN1bのロード・
アンロード斜面114における高さおよび頂部ポイント
STa,STbからの水平距離は等しい。
【0008】また、ランプ11がディスク1に対し下側
にずれて配置された図13(b)においては、アンロー
ド動作のときに、最初に上向きタブ37bがポイントC
TM1bでロード・アンロード斜面114bに接触し、
上向きタブ37bのみがロード・アンロード斜面114
bを登り、そのあと下向きタブ37aがポイントCTP
1aでロード・アンロード斜面114aに接触し、タブ
37aおよび37bがそれぞれロード・アンロード斜面
114a,114bを登る。接触ポイントCTM1bは
CTN1bよりもディスク1の中心側にあり、接触ポイ
ントCTP1aはCTN1aよりも頂部平面115a側
(ディスク1の外側)にある。このように、ディスク1
に対するランプの垂直方向の配置ずれにより、下向きタ
ブ37aと上向きタブ37bの動作が異なるものとな
る。
【0009】垂直方向の配置ずれ最大許容値LBととも
に図13に示す垂直距離LCは、タブ37をランプのタ
ブ保持部に保持するために必要である。垂直距離LBに
対する水平距離B1、および垂直距離LCに対する水平
距離C1は、ロード・アンロード斜面114の傾斜角α
1のコタンジェントに比例する。なお、ロード・アンロ
ード斜面の傾斜角α1を、単にランプ角とも称する。ラ
ンプ11における頂部ポイントSTから接触ポイントC
TM1までの水平距離HM1は2×B1+C1である。
【0010】また、ロード・アンロード斜面114に接
触したタブ37がロード・アンロード斜面114を登る
ために必要なトルク(エネルギ)もまた、ランプ角α1
に比例する。タブ37がランプ11の頂部平面115を
摺動するのに必要なトルクは、ロード・アンロード斜面
114を登るのに必要なトルクよりも小さい。すなわ
ち、ランプ角α1が小さくなるほど、ヘッドスライダ4
をアンロードするために必要なトルクは小さくて済む。
なお、ロード・アンロード斜面114を登るために必要
なトルクは、ランプ角α1の他にランプ11表面とタブ
37との間の摩擦係数にも比例する。この摩擦係数は、
ランプ11およびタブ37の材質、サスペンションのグ
ラムロード(サスペンションがタブをランプに押しつけ
る力)、等により決まる。
【0011】図13(b)において最も大きなトルクが
必要となるのは、下向きタブ37aがロード・アンロー
ド斜面114aに接触してから頂部平面115に達する
までの間である。上向きタブ37bがロード・アンロー
ド斜面114bに接触してから下向きタブ37aがロー
ド・アンロード斜面114aに接触するまでの間に必要
なトルクは上記最も大きなトルクの1/2である。この
ことは、2枚のディスクと下向きおよび上向きの4枚の
サスペンション(従って4個のヘッドスライダ)を備え
た2ディスク/4ヘッドのディスクドライブ装置におい
ても同様である。
【0012】ヘッドアームを旋回させるトルクを発生す
るのはVCMである。VCMはボイスコイルに流される
VCM電流に比例するトルクを発生する。この比例定数
をトルク定数と称する。ディスクドライブ装置のパワー
スイッチがOFFされたとき(ディスクドライブ装置に
対する供給電源の変動および遮断を含む)には、ディス
ク1は瞬時に回転を停止せず、慣性力により回転を継続
するので、ディスク1を回転させていたスピンドルモー
タがディスク1の慣性回転により発生する逆起電力を用
いて上記のVCM電流を生成し、ヘッドスライダをアン
ロードする。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】最近はディスクドライ
ブ装置が薄型化される傾向にあるが、ディスクドライブ
装置が薄型化されると、VCMのトルク定数、およびス
ピンドルモーターが発生する逆起電力が小さくなる。こ
のことは、VCMの発生するアンロードトルクが小さく
なることを意味する。ヘッドスライダをアンロードする
ために必要なトルクを下げるにはランプ角を小さくすれ
ば良い。
【0014】しかしながら、ランプ角を小さくすると、
ディスク1におけるデータ記憶領域の損失領域(データ
記憶損失領域と称する)が大きくなってしまう。すなわ
ちデータ記憶領域が小さくなってしまう。ディスク1表
面におけるディスク領域内周およびディスク領域外周の
間のドーナツ状の一定のディスク領域において、後述す
るディスク境界円周の内側がデータの書き込みができる
データ記憶領域であり、ディスク境界円周の外側がロー
ド・アンロード領域すなわちデータの書き込みができな
いデータ記憶損失領域である。上記のディスク境界円周
の位置は、下向きタブ37aまたは上向きタブ37bの
いずれかが最初にランプに接触したときのヘッドスライ
ダ4の位置により決まる。このとき、ヘッドスライダ4
がディスク1の外周に近いほど、ディスク境界円周の半
径が大きくなり、従ってデータ記憶領域を大きくするこ
とができる。図13(a)では、タブ37がポイントC
TN1に接触したときのヘッドスライダ4の位置により
ディスク境界円周が決まる。また、図13(b)では、
上向きタブ37bがポイントCTM1bに接触したとき
のヘッドスライダ4の位置によりディスク境界円周が決
まる。単に、ディスク境界円周、さらにデータ記憶損失
領域という場合には、ランプ11がディスク1に対して
下側(図13(b))または上側に垂直距離LBだけず
れて配置されたときのものを指す。
【0015】図14は、図13(b)において、ランプ
角をα1よりも小さなα2としたランプ12の構造を示
す断面図である。アンロードに必要なトルクは、ランプ
角をα2(<α1)とすることにより小さくなる。しか
し、図13のポイントCTN1に対応するポイントCT
N2、および図13のポイントCTM1に対応するポイ
ントCTM2は、ポイントCTN1およびCTM1より
もディスク1の中心側にある。ランプ12のロード・ア
ンロード斜面124においては、垂直距離LBに対する
水平距離はB2(>B1)、垂直距離LCに対する水平
距離はC2(>C1)である。従ってロード・アンロー
ド斜面124における頂部ポイントSTからポイントC
TM2までの水平距離HM2は、2×B2+C2であ
り、ランプ11における水平距離HM1よりも大きくな
る。データ記憶損失領域の大きさは、上記の水平距離H
Mの大きさにに比例するので、ランプ角を小さくするこ
とにより、データ記憶損失領域が大きくなってしまう。
【0016】本発明は、上記のように、ディスクドライ
ブ装置の薄型化に伴い、アンロードに必要なトルクを低
減しようとすると、データ記憶損失領域が大きくなって
しまうという従来の課題を解決するものであり、アンロ
ードに必要なトルクの低減と、データ記憶損失領域の低
減を両立することができるランプを提供することを目的
とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明のランプは、アンロード時に第1のサスペン
ションが着接する第1のロード・アンロード面と、所定
平面に対し前記第1のロード・アンロード面と対称な形
状であって、アンロード時に第2のサスペンションが着
接する第2のロード・アンロード面とを含み、前記第1
および第2のロード・アンロード面のそれぞれは、第1
の傾斜角を有する第1の斜面と、前記第1の斜面に隣接
し、前記第1の傾斜角よりも小さい第2の傾斜角を有す
る第2の斜面とを備え、前記所定平面に対し対称に配置
された前記第1および第2のサスペンションが前記第1
および第2のロード・アンロード面にそれぞれ着接する
位置に、前記第1の斜面と前記第2の斜面の変化点が形
成されていることを特徴とするものである。アンロード
動作において、それぞれのサスペンションは、第1の斜
面と第2の斜面の変化点に着接し、第2の斜面を上昇摺
動してロード・アンロード斜面の頂部に至る、あるい
は、ランプに対するサスペンションの垂直方向の配置位
置がずれた場合には、サスペンションは、第2の斜面に
着接し、第2の斜面を上昇摺動してロード・アンロード
斜面の頂部に至る、あるいは第1の斜面に着接し、第1
および第2の斜面を上昇摺動してロード・アンロード斜
面の頂部に至る。
【0018】より具体的には、本発明のランプは、第1
および第2の斜面をそれぞれ有する第1のロード・アン
ロード面と第2のロード・アンロード面とが、第1の所
定水平面に対し対称に形成されたものである。また、こ
れらのロード・アンロード斜面にそれぞれ対応する第1
のサスペンションおよび第2のサスペンションが、第2
の所定水平面に対し対称に配置される。
【0019】第1および第2のロード・アンロード面に
おいて、第1の斜面と第2の斜面の変化点は、上記第2
の所定水平面が前記第1の所定水平面と一致する場合
に、すなわちランプが第1および第2のサスペンション
に対し設計値通りにずれることなく配置された場合に、
第1および第2のサスペンションが着接する位置に形成
されることが望ましい。
【0020】さらに、第1の斜面上で1個のサスペンシ
ョンを上昇摺動させるのに要するトルクが、第2の斜面
上で前記サスペンションを上昇摺動させるのに要するト
ルクの2倍以下となるように、第1および第2の斜面の
傾斜角を設定することが望ましい。
【0021】これにより、アンロードに必要なトルク
は、サスペンションに対するランプの位置および第1の
斜面の傾斜角にかかわらず、第2の斜面の傾斜角により
決まるので、ロード・アンロード面全体を第1の斜面と
した従来のランプよりも、アンロードに必要なトルクを
小さくすることができる。また、ディスク記録媒体のデ
ータ記憶損失領域は、第1の斜面の傾斜角により決ま
り、この傾斜角が大きいほど、小さくなるので、ロード
・アンロード面全体を第2の斜面とした従来のランプよ
りもデータ記憶損失領域を小さくすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態のディ
スクドライブ装置の概略構成を示す上面図である。ま
た、図2は図1におけるキャリッジ3の構造を示す断面
図であり、図3は図1における本発明のランプ6の全体
構造を示す図である。図1ないし図3に示すディスクド
ライブ装置は、ディスク1と、スピンドルモータ2と、
キャリッジ3と、ヘッドスライダ4と、ボイスコイルモ
ータ(VCM)5と、本発明のランプ6とを、エンクロ
ージャケース7に収納したものである。
【0023】データ記録媒体であるディスク1は、エン
クロージャケース7底面に配置されたスピンドルモータ
2のスピンドル軸21の外周に固定されている。スピン
ドルモータ2はディスク1を回転させる。ここでは、図
2に示すように、2枚のディスク1−1、1−2がスピ
ンドルモータ2に同軸状に固定されている。
【0024】キャリッジ3は、図1および図2に示すよ
うに、中間部31と、中間部31の一端部から櫛状に延
びた3枚のキャリッジアーム32−1,32−2,32
−3と、中間部31の他端部から延びたコイルアーム3
3とを有する。中間部31はエンクロージャケース7底
面に凸設された旋回軸35にブッシング34を介して旋
回自在に嵌合している。コイルアーム33にはボイスコ
イル51が実装されている。
【0025】図2に示すように、キャリッジアーム32
−1および32−2の先端部には、それぞれディスク1
−1の上面1aに対する下向きサスペンション(ジンバ
ル)36−1aと、ディスク1−1の下面1bに対する
上向きサスペンション36−1bが取り付けられてい
る。また、キャリッジアーム32−2および32−3の
先端部には、それぞれディスク1−2の上面に対する下
向きサスペンション36−2aと、ディスク1−2の下
面に対する上向きサスペンション36−2bが取り付け
られている。下向きサスペンション36−1aおよび3
6−2aにはそれぞれ下向きに凸となる凸部371を有
する下向きタブ37−1a,37−2aが形成されてい
る。また、上向きサスペンション36−1bおよび36
−2bにはそれぞれ上向きに凸となる凸部371を有す
る上向きタブ37−1b,37−2bが形成されてい
る。
【0026】下向きサスペンション36−1aおよび3
6−2aの下面、および上向きサスペンション36−1
bおよび36−2bの上面には、それぞれディスク1に
対し情報を読み書きする変換器ヘッド41を備えたヘッ
ドスライダ4が実装されている。すなわち、ヘッドスラ
イダ4は、それぞれディスク1の上面1aおよび下面1
bに対向するようにサスペンション36に取り付けられ
ている。なお、キャリッジアーム32−1とサスペンシ
ョン36−1a、キャリッジアーム32−2とサスペン
ション36−1bおよび36−2a、キャリッジアーム
32−3とサスペンション36−2bは、それぞれヘッ
ドアーム38−1,38−2,38−3を構成する。ま
た、変換器ヘッド41は図示しない制御部に接続されて
いる。
【0027】エンクロージャケース7底面に固定される
ヨーク52の内面には永久磁石体53a,53bが設け
られている。コイルアーム33は永久磁石体53aと5
3bの間の空間に挿入される。ボイスコイル51と永久
磁石体53a,53bとはVCM5を構成する。このV
CM5はキャリッジ3を旋回させ、ヘッドスライダ4を
ディスク1の略半径方向に沿って移動させる。なお、ボ
イスコイル51はVCM電流の供給源となる図示しない
VCMドライバに接続されている。
【0028】ランプ6の全体構造を示す図3において、
(a)は上面図、(b)は側面図である。図3(a)に
示す矢印Rはアンロード動作におけるタブ37の移動方
向であり、おおむねディスク1の半径外側方向である。
また、図4はランプ6のロード・アンロード斜面64周
辺の拡大断面図である。
【0029】また、図5はディスク1およびタブ37に
対するランプ6の配置位置を示す断面図であり、(a)
はランプ6がディスク1表面に対し対称配置された場合
を示し、(b)はランプ6がディスク1表面に対し垂直
方向にずれて配置された場合を示す。すなわち、図5
(a)はディスク上面1aからランプ6のディスク溝6
3の上面までの垂直距離Xaと、ディスク下面1bから
ランプ6のディスク溝63の下面までの垂直距離Xbと
が、等しく、ともにXNであり、ランプ6がディスク1
に対し設計値通りに配置された場合である。また、図5
(b)は上記の垂直距離XaがXN−LB、垂直距離X
bがXN+LBであり、ランプ6がディスク1に対し下
側に寸法LBだけずれて配置された場合である。寸法L
Bは、ディスク1に対するランプ6の垂直方向の配置ず
れ(設計値に対するずれ)の最大許容値である。なお、
ディスク上面1aから下向きタブ37aの底部までの垂
直距離と、ディスク下面1bから上向きタブ37bの底
部までの垂直距離とは、ともに等しく、YNである。
【0030】また、図6はディスク1および下向きタブ
37aに対するランプ6のロード・アンロード斜面64
aの配置位置を示す図であり、(a)は側面図、(b)
は上面図である。図6において、Nはランプ6がディス
ク1表面に対し対称配置されているとき(図5(a)参
照)のタブ37の底部の高さを示し、TPはランプ6が
ディスク1表面に対し下側にLBだけずれて配置されて
いるとき(図5(b)参照)のタブ37の底部の高さを
示し、TMはランプ6がディスク1表面に対し上側にL
Bだけずれて配置されているときのタブ37の底部の高
さを示す。なお、図6には、従来のランプ11および1
2のロード・アンロード斜面についても点線で示してあ
る。
【0031】ランプ6は、図3に示すように、エンクロ
ージャケース7底面に固設されたランプサポート61に
一体形成されており、ランプサポート61の側面から水
平方向に凸設されている。ここでは、2枚のディスク1
−1,1−2にそれぞれ対応する2つのランプ6−1,
6−2が設けられている。
【0032】ランプ6(6−1および6−2)は、上側
および下側にそれぞれ複合平面62a(62−1aおよ
び62−2a),62b(62−1bおよび62−2
b)を有し、またディスク1側の側端部にディスク溝6
3(63−1および63−1)を有する。上側の複合平
面62aは下向きタブ37a(37−1aおよび37−
2a)に対応し、下側の複合平面62bは上向きタブ3
7b(37−1bおよび37−2b)に対応する。上側
の複合平面62aは、ロード・アンロード斜面64a
(64−1aおよび64−2a)、頂部平面65a(6
5−1aおよび65−2a)、およびタブ保持部66a
(66−1aおよび66−2a)を含む。下側の複合平
面62bは、ロード・アンロード斜面64b(64−1
bおよび64−2b)、頂部平面65b(65−1bお
よび65−2b)、およびタブ保持部66b(66−1
bおよび66−2b)を含む。複合平面62aと複合平
面62bとは所定水平面(第1の所定水平面)に対し対
称な形状である。一方タブ37aと37bも第2の所定
水平面に対し対称に配置されている。第2の所定水平面
は、ディスク1の垂直方向中心の水平面であり、ディス
ク1の上面および下面から等距離にある水平面である。
そして、第1の所定水平面が第2の所定水平面と一致す
る場合が図5(a)であり、第1の所定水平面が第2の
所定水平面に対し寸法LBだけずれた場合が図5(b)
である。
【0033】タブ保持部66は、斜面661および66
3と、タブ保持平面662からなる。ロード・アンロー
ド斜面64、頂部平面65、斜面661、タブ保持平面
662、斜面663は、図3(a)に矢印Rで示すアン
ロード動作におけるタブ37の移動方向(ディスク1の
半径外側方向)に向けて、上記の順に配列されている。
頂部平面65およびタブ保持平面662は略水平であ
る。また、ディスク溝63は、ディスク1の外周RO
(図1参照)にヘッドスライダ4が接触しないように、
タブ37を保持するためのものである。
【0034】ロード・アンロード斜面64は、図4ない
し図6に示すように、先端部からポイントCTN3a,
CTN3bまでの第1の斜面641と、ポイントCTN
3a,CTN3bから頂部平面65a、65bまでの第
2の斜面642からなる。第1の斜面641は、図13
のランプ11と同じ傾斜角α1の急斜面であり、第2の
斜面642は、図14のランプ12と同じ傾斜角α2
(<α1)の緩斜面である。すなわち、ロード・アンロ
ード斜面はα1とα2の複合斜面であり、ランプ6は複
ランプ角α1およびα2のランプである。ランプ角が変
化するポイントCTN3a,CTN3bは、図5(a)
に示すように、ランプ6がディスク1に対し対称配置さ
れた場合のアンロード動作において、タブ37aおよび
タブ37bが最初に接触するポイントである。頂部ポイ
ントSTa,STbからポイントCTN3a,CTN3
bまでの垂直距離はLB+LCであり、水平距離はB2
+C2である。LB,LCは図13において説明した垂
直距離である。また、B2,C2は、図14において説
明したように、傾斜角α2の斜面における垂直距離L
B,LCに対する水平距離である。また、図5(b)に
示すように、ランプ6がディスク1に対し下側に寸法L
Bだけずれて配置された場合において、CTM3bは上
向きタブ37bが最初に接触するポイントであり、CT
P3aは下向きタブ37aが接触するポイントである。
また、ランプ6がディスク1に対し上側に寸法LBだけ
ずれて配置された場合において、CTM3aは下向きタ
ブ37aが最初に接触するポイントであり、CTP3b
は上向きタブ37bが接触するポイントである。ポイン
トCTN3aからポイントCTM3aまでの水平距離お
よびポイントCTN3bからポイントCTM3bまでの
水平距離はともにB1である。このB1は図13におい
て説明したように、傾斜角α1の斜面における垂直距離
LBに対する水平距離である。
【0035】図6に示すように、ランプ6のロード・ア
ンロード斜面64aにおけるポイントCTM3aは、従
来のランプ11(ランプ角α1)のポイントCTM1a
よりもディスク中心RC(図1参照)側にあり、従来の
ランプ12(ランプ角α2)のポイントCTM2aより
も頂部ポイントSTa側(ディスク外周RO側)にあ
る。なお、ロード・アンロード斜面64bにおいても、
ランプ6のポイントCTM3bは、従来のランプ11の
ポイントCTM1bよりもディスク中心RC側にあり、
従来のランプ12のポイントCTM2bよりも頂部ポイ
ントSTb側(ディスク外周RO側)にある。
【0036】キャリッジ3とVCM5とランプ6とは、
ロード・アンロード機構を構成している。ロード・アン
ロード機構は、VCM5によりヘッドアーム38を旋回
させ、ヘッドスライダ4をディスク1表面上空にロード
し、またヘッドスライダ4をディスク1の配設空間外に
アンロードする。また、キャリッジ3とVCM5とは、
ヘッドスライダ4を移動させるヘッド移動機構を構成す
る。また、図示しない制御部は、図示しないVCMドラ
イバによりボイスコイル51にVCM電流を流し、VC
M5を制御するとともに、図示しないスピンドルドライ
バによりスピンドルモータ2を制御する。ディスクドラ
イブ装置の電源がOFFしたときには、スピンドルモー
タ2が発生する逆起電力からVCM電流が生成され、こ
のVCM電流によりVCM5がヘッドアーム38をラン
プ6の方向に旋回させ、ヘッドスライダ4をアンロード
する。
【0037】次に、ロード・アンロード動作について説
明する。まず、ディスク1の回転停止時においては、ヘ
ッドスライダ4はディスク1の配設空間外にアンロード
されており、サスペンション36のタブ37は、ランプ
6のタブ保持平面662に保持されている。そして、ス
ピンドルモータ2によりディスク1が回転しているとき
に、VCM5によりヘッドアーム38を反時計回り(デ
ィスク1側)に旋回させ、ヘッドスライダ4をディスク
1の表面上空にロードする。また、ディスク1が回転停
止するときには、VCM5によりヘッドアーム35を時
計回りに旋回させ、ヘッドスライダ4をディスク1の配
設空間外にアンロードする。これにより、タブ37はラ
ンプ6の複合平面62上を移動し、タブ保持平面662
に保持される。
【0038】上記のアンロード動作においては、タブ3
7は、まずランプ6のロード・アンロード斜面64に接
触し、ロード・アンロード斜面を頂部平面65側に摺動
する。次にタブ37は頂部平面65を摺動してタブ保持
部66の斜面661に至り、さらに斜面661を摺動し
てタブ保持平面662に至る。タブ保持部66の斜面6
61は、衝撃が加わった場合等に、タブ37をタブ保持
平面662に保持させ、ヘッドアーム38がディスク1
側に移動してしまい、ヘッドスライダ4が回転停止して
いるディスク1の表面に落下してしまうのを防ぐ。
【0039】上記のアンロード動作において、1個のタ
ブ37をタブ保持平面662まで移動させるときに、最
も大きなトルクを必要とするのは、タブ37がロード・
アンロード斜面64を摺動している(登っている)とき
である。1個のタブ37がロード・アンロード斜面64
を摺動する(登る)のに必要なトルクの大きさは、主に
ロード・アンロード斜面64の傾斜角(ランプ角)、お
よびタブ37とロード・アンロード斜面64の間の摩擦
係数(グラムロードを含む)に比例する。また全てのタ
ブ37(ここでは、下向きタブ37−1a,37−2
a、および上向きタブ37−1b,37−2bの計4
個)をタブ保持平面662まで摺動させるときに、最も
大きなトルクを必要とするのは、全てのタブ37がロー
ド・アンロード斜面64を摺動している(登っている)
ときであり、このとき必要なトルクの大きさは、上記の
ランプ角および摩擦係数に加え、タブ37の数、すなわ
ちそのディスク装置の変換器ヘッド数に比例する。
【0040】図5(a)に示すようにランプ6がディス
ク1に対し対称配置された2ディスク/4ヘッドのディ
スク装置においては、アンロード動作において、4つの
タブ37−1a,37−1b,37−2a,37−2b
は、全て同時にロード・アンロード斜面64−1a,6
4−1b,64−2a,64−2bのポイントCTN3
に接触し、傾斜角α2の第2の斜面642を摺動する。
【0041】また、図5(b)に示すようにランプ6が
ディスク1に対し下側に寸法LBだけずれて配置された
2ディスク/4ヘッドのディスク装置においては、アン
ロード動作において、まず、2個の上向きタブ37−1
b,37−2bが、ロード・アンロード斜面64−1
b,64−2bのポイントCTM3bに接触し、傾斜角
α1の第1の斜面641を摺動する。次に上記2個の上
向きタブ37−1b,37−2bが、ポイントCTN3
bに達し、さらに傾斜角α2の第2の斜面642を摺動
する。次に2個の下向きタブ37−1a,37−2aが
ロード・アンロード斜面64−1a,64−2aのポイ
ントCTP2aに接触し、4個のタブ37−1a,37
−1b,37−2a,37−2bが傾斜角α2の第2の
斜面642を摺動する。
【0042】同様に、ディスク1に対してランプ6が上
側に寸法LBだけずれて配置された2ディスク/4ヘッ
ドのディスク装置においては、アンロード動作におい
て、まず、2個の下向きタブ37−1a,37−2a
が、ロード・アンロード斜面64−1a,64−2aの
ポイントCTM3aに接触し、傾斜角α1の第1の斜面
641を摺動する。次に上記2個の下向きタブ37−1
a,37−2aが、ポイントCTN3aに達し、さらに
傾斜角α2の第2の斜面642を摺動する。次に2個の
上向きタブ37−1b,37−2bがロード・アンロー
ド斜面64−1a,64−2aのポイントCTP3aに
接触し、4個のタブ37−1a,37−1b,37−2
a,37−2bが傾斜角α2の第2の斜面642を摺動
する。
【0043】図7はランプ6の傾斜角α1およびα2
(<α1)のロード・アンロード斜面64において4個
のタブ37を移動させるのに必要なアンロードトルクの
大きさを示す図である。また、図8は図13に示した従
来のランプ11の傾斜角α1のロード・アンロード斜面
114において4個のタブ37を移動させるのに必要な
アンロードトルクの大きさを示す図である。また、図9
は図14に示した従来のランプ12の傾斜角α2のロー
ド・アンロード斜面において4個のタブ37を移動させ
るのに必要なアンロードトルクの大きさを示す図であ
る。図7ないし図9において、(a)はランプがディス
ク1表面に対し対称配置されている場合のものであり、
(b)はランプがディスク1表面に対し垂直方向下側ま
たは上側に寸法LBだけずれて配置されている場合のも
のである。また、図7ないし図9においては、1個のタ
ブ37を傾斜角α1の斜面上で摺動させるのに必要なト
ルクをTH、また1個のタブ37を傾斜角α2の斜面上
で摺動させるのに必要なトルクをTLとしている。傾斜
角α1>α2であるので、TH>TLである。
【0044】図7に示すように、複ランプ角α1および
α2のランプ6においては、ランプ6がディスク1表面
に対し対称配置されている場合(図7(a))には、タ
ブ37がポイントCTN3からポイントSTの間にある
ときに、最も大きなトルクを必要とし、その値は4×T
Lである。また、ランプ6がディスク1表面に対しずれ
て配置されている場合(図7(b))には、ポイントC
TM3からCTN3までの間で必要なトルク値は2×T
H、ポイントCTN3からCTP3までの間で必要なト
ルク値は2×TLである。最も大きなトルクが必要なの
は、ポイントCTP3からSTまでの間で、その値は図
7(a)と同じ4×TLである。従ってランプ6におい
て最低必要なアンロードトルクTQ3は4×TLであ
る。
【0045】また、図8に示すように、単一ランプ角α
1のランプ11においては、タブ37がポイントCTN
1からSTの間にあるとき(図8(a))、あるいはタ
ブ37がポイントCTP1からSTの間にあるとき(図
8(b))に、最も大きなトルクが必要となり、その値
はともに4×THである。従ってランプ11において最
低必要なアンロードトルクTQ1は4×THである。
【0046】また、図9に示すように、単一ランプα2
のランプ12においては、タブ37がポイントCTN2
からSTの間にあるとき(図9(a))、あるいはタブ
37がポイントCTP2からSTの間にあるとき(図9
(b))に、最も大きなアンロードトルクが必要とな
り、その値はともに4×TLである。従ってランプ12
において最低必要なアンロードトルクTQ2は4×TL
である。
【0047】図7ないし図9において説明したように、
複ランプ角のランプ6における最低必要なアンロードト
ルクTQ3は、ディスク1に対しランプ6の配置がずれ
ているか否かに関わらず、また急斜面である第1の斜面
641の傾斜角α1等の構造に関わらず、緩斜面である
第2の斜面642の傾斜角α2等の構造と、タブ37の
数すなわち変換器ヘッド数とにより決まる。このアンロ
ードトルクTQ3は、単一ランプ角α1の従来のランプ
11における最低必要なアンロードトルクTQ1よりも
小さく、単一ランプ角α2の従来のランプ12における
最低必要なアンロードトルクTQ2と同じ値となる。た
だし、図7ないし図9に示す、第1の斜面641におけ
る単位トルクTHの大きさは、第2の斜面642におけ
る単位トルクTLの2倍以下であることが必要である。
特に、TH=2×TLであるとき、アンロードトルクT
Q=4×TLとしたまま、第1の斜面641の傾斜角α
1を最も大きくでき、これにより、データ記憶損失領域
を最も小さくすることができる。
【0048】図10は本発明のランプ6を用いた場合の
ディスク1表面におけるデータ記憶領域とロード・アン
ロード領域を示す図である。また、図11はランプ角α
1の従来のランプ11を用いた場合のディスク1表面に
おけるデータ記憶領域とロード・アンロード領域を示す
図である。また、図12はランプ角α2の従来のランプ
12を用いた場合のディスク1表面におけるデータ記憶
領域とロード・アンロード領域を示す図である。
【0049】図10において、ランプ6がディスク1表
面に対し対称配置されており、タブ37が高さNにある
とき、タブ37はポイントSTから水平距離B2+C2
だけ離れたポイントCTN3(ランプ角の変化ポイン
ト)でランプ6のロード・アンロード斜面64に接触す
る。また、タブ37が高さTMにあるとき、タブ37は
ポイントSTから水平距離B1+B2+C2だけ離れた
ポイントCTM3でロード・アンロード斜面64に接触
する。また、タブ37が高さTPにあるとき、タブ37
はポイントSTから水平距離C2だけ離れたポイントC
TP3でロード・アンロード斜面64に接触する。
【0050】タブ37がポイントCTN3に位置すると
き、ヘッドスライダ4におけるディスク中心RC(図1
参照)側の端部42は半径RBN3のディスク円周上に
位置し、ヘッドスライダ4における半径ROのディスク
外周側の端部43は半径RN3のディスク円周上に位置
する。また、タブ37がポイントCTM3に位置すると
き、端部42は半径RBM3(<RBN3)のディスク
円周上に位置する。また、タブ37がポイントCTP3
に位置するとき、端部43は半径RP3のディスク円周
上に位置する。また、タブ37がポイントSTに位置す
るとき、端部43は半径REOのディスク領域外周上に
位置する。なお、図10には上側ロード・アンロード斜
面64aと下向きタブ37aを示してあるが、下向きタ
ブ37aが上側ロード・アンロード斜面64aにポイン
トCTP3で接触する場合には、図10に図示していな
い上向きタブ37bは下側ロード・アンロード斜面64
bにポイントCTM3で接触する。
【0051】ところで、ディスク1表面においては、半
径REI(図1参照)のディスク領域内周と半径REO
のディスク領域外周の間の領域がデータ記憶可能領域で
あり、このデータ記憶可能領域は常に一定である。ま
た、データ記憶可能領域において、半径REIのディス
ク領域内周と半径RBM(図1参照)のディスク境界円
周の間の領域がデータが書き込まれるデータ記憶領域D
ME(図1参照)となり、半径RBMのディスク境界円
周と半径REOのディスク領域外周の間の領域がロード
・アンロード領域LUE(図1参照)となる。ロード・
アンロード領域LUEは、データを書き込ことができな
い、すなわちデータ記憶領域DMEとして用いることが
できない損失領域である。ディスク境界円周の半径RB
Mは、下向きタブ37aが高さTMまたはTPに配置さ
れたときに、下向きタブ37aまたは上向きタブ37b
がランプに接触する位置に移動したときのヘッドスライ
ダ端部42のディスク1表面上の位置によって決まる。
従って、ディスク境界円周の半径RBMは、ロード・ア
ンロード斜面の頂部ポイントSTから接触ポイント(図
10ではCTM3)までの水平距離に依存して変化す
る。
【0052】ランプ6を用いた場合には、ディスク境界
円周の半径RBMはRBM3であり、データ記憶領域D
MEは半径REIと半径RBM3の間の領域DME3で
あり、ロード・アンロード領域LUEは半径RBM3と
半径REOの間の領域LUE3である。なお、上記のデ
ータ記憶領域DMEおよびロード・アンロード領域LU
Eは、タブ37が高さTMまたはTPに位置するときの
ディスク境界円周の半径RBMにより定義されるもので
あるが、タブ37が高さNに位置するときのデータ記憶
領域とロード・アンロード領域のディスク境界円周の半
径はRBN3(>RBM3)となる。
【0053】また、図11において、タブ37が高さN
にあるとき、タブ37はポイントSTから水平距離B1
+C1だけ離れたポイントCTN1でランプ12のロー
ド・アンロード斜面114に接触する。また、タブ37
が高さTMにあるとき、タブ37はポイントSTから水
平距離2×B1+C1だけ離れたポイントCTM1でロ
ード・アンロード斜面114に接触する。また、タブ3
7が高さTPにあるとき、タブ37はポイントSTから
水平距離C1だけ離れたポイントCTP1でロード・ア
ンロード斜面114に接触する。タブ37がポイントC
TN1に位置するとき、ヘッドスライダ端部42は半径
RBN1(>RBN3)のディスク円周上に位置し、ヘ
ッドスライダ端部43は半径RN1のディスク円周上に
位置する。また、タブ37がポイントCTM1に位置す
るとき、端部42は半径RBM1(>RBM3)のディ
スク円周上に位置する。また、タブ37がポイントCT
P1に位置するとき、端部43は半径RP1のディスク
円周上に位置する。以上により、ランプ11を用いた場
合には、ディスク境界円周の半径RBMはRBM1であ
り、データ記憶領域DMEは半径REIと半径RBM1
の間の領域DME1であり、ロード・アンロード領域L
UEは半径RBM1と半径REOの間の領域LUE1で
ある。
【0054】同様に、図12において、タブ37が高さ
Nにあるとき、タブ37はポイントSTから水平距離B
2+C2だけ離れたポイントCTN2でランプ12のロ
ード・アンロード斜面124に接触する。また、タブ3
7が高さTMにあるとき、タブ37はポイントSTから
水平距離2×B2+C2だけ離れたポイントCTM2で
ロード・アンロード斜面124に接触する。また、タブ
37が高さTPにあるとき、タブ37はポイントSTか
ら水平距離C2だけ離れたポイントCTP2でロード・
アンロード斜面124に接触する。タブ37がポイント
CTN2に位置するとき、ヘッドスライダ端部42は半
径RBN2(=RBN3)のディスク円周上に位置し、
ヘッドスライダ端部43は半径RN2のディスク円周上
に位置する。また、タブ37がポイントCTM2に位置
するとき、端部42は半径RBM2(<RBM3)のデ
ィスク円周上に位置する。また、タブ37がポイントC
TP2に位置するとき、端部43は半径RP2のディス
ク円周上に位置する。以上により、ランプ12を用いた
場合には、ディスク境界円周の半径RBMはRBM2で
あり、データ記憶領域DMEは半径REIと半径RBM
2の間の領域DME2であり、ロード・アンロード領域
LUEは半径RBM2と半径REOの間の領域LUE2
である。
【0055】このように、ロード・アンロード領域LU
Eすなわちデータ記憶損失領域の大きさは、ランプのロ
ード・アンロード斜面の頂部ポイントSTから接触ポイ
ントCTMまでの水平方向距離HMに比例し、従ってデ
ータ記憶領域DMEは頂部ポイントSTから接触ポイン
トCTMまでの水平方向距離HMが小さいほど、大きく
なる。定数B1,B2(>B1),C1,C2(>C
1)を用い、複ランプ角α1およびα2のランプ6にお
けるSTからCTM3までの水平方向距離HM3はB1
+B2+C2であり、単一ランプ角α1のランプ11に
おけるSTからCTM1までの水平方向距離HM1は2
×B1+C1であり、単一ランプ角α2(<α1)のラ
ンプ12におけるSTからCTM2までの水平方向距離
HM2は2×B2+C2である。すなわち、HM1<H
M3<HM2なので、本発明のランプ6、および従来の
ランプ11,12におけるロード・アンロード領域LU
E3,LUE1,LUE2の大きさは、LUE2<LU
E3<LUE1である。また、データ記憶領域DME
3,DME1,DME2の大きさは、DME1<DME
3<DME2である。従って本発明のランプ6における
データ記憶損失領域(ロード・アンロード領域)は、単
一ランプ角α2の従来のランプ12よりも小さくなる。
【0056】図10に示すように、ランプ6におけるデ
ータ記憶損失領域とランプ12におけるデータ記憶損失
領域との差分ΔDMEは、半径RBM2と半径RBM3
の間の領域である。典型的なランプにおいては垂直方向
距離LB=LC=Lであり、従って、水平方向距離B1
=C1、B2=C2である。このとき、ランプ6におけ
る水平方向距離HM3は、ランプ角α1,α2、および
Lを用い、HM3=L(cotα1+2×cotα2)
である。また、ランプ11における水平方向距離HM1
は、HM1=L(3×cotα1)である。また、ラン
プ12における水平方向距離HM2は、HM2=L(3
×cotα2)である。単一ランプ角α1のランプ11
から単一ランプ角α2のランプ12に替えることによ
り、アンロードトルクの低減を図った場合のデータ記憶
損失領域の増分は、3×L(cotα2−cotα1)
に相当する。また、これに対し、ランプ11から複ラン
プ角α1およびα2のランプ6に替えることにより、ア
ンロードトルクの低減を図った場合のデータ記憶損失領
域の増分は、2×L(cotα2−cotα1)に相当
する。従って、図10に示す差分ΔDMEは、3×L
(cotα2−cotα1)−2×L(cotα2−c
otα1)=L(cotα2−cotα1)に相当す
る。すなわち、本発明のランプ6は、ランプ角を小さく
することにより、アンロードトルクの低減を図った場合
に、データ記憶損失領域の増分を、従来のランプの2/
3に低減することができる。
【0057】例えば、ランプ角α1=16度(cotα
1=3.5)、α2=12度(cotα1=4.7)、
L=0.085[mm]としたとき、ランプ11による
半径RBM1とランプ12による半径RBM2の差分は
約0.3[mm]である。これに対し、ランプ11によ
る半径RBM1とランプ6による半径RBM3の差分は
約0.2[mm]である。従って、上記の差分ΔDME
に相当する、ランプ12による半径RBM2とランプ6
による半径RBM3の差分は、約0.1[mm]であ
る。
【0058】図10に示す差分ΔDMEは、1枚のディ
スクの片面においては微小なものであるかもしてない
が、同心円状にn枚設けられたディスクの両面それぞれ
においてデータ記憶領域DMEがΔDMEずつ大きくな
るので、ディスク装置全体におけるデータ記憶領域の増
分は、2n×ΔDMEとなり、大きなものとなる。ま
た、データトラックのピッチ寸法をpとするとき、デー
タトラック数の増分は(2n×ΔDME)/pであり、
データシリンダ数の増分はΔDME/pである。特に、
トラック密度が非常に高いディスクにおいては、上記の
データシリンダ数の増分ΔDME/pは大きなものとな
る。例えば、ディスク半径方向の約0.1[mm]の差
分は、16000[トラック/インチ]のディスク表面
においては、63個のデータシリンダーに相当する。
【0059】以上のように本発明の実施の形態によれ
ば、ランプ6のロード・アンロード斜面64を、傾斜角
α1の第1の斜面641と、傾斜角α2(<α1)の第
2の斜面642により構成し、ランプ6およびタブ37
a,37bがディスク1に対し対称配置された場合に、
タブ37a,37bが同時に接触する位置CTN3a,
CTN3bに、第1の斜面641と第2の斜面642の
変化点を形成することにより、ロード・アンロード斜面
の傾斜角がα1の従来のランプ11よりも、アンロード
に必要なトルクを小さくすることができ、またロード・
アンロード斜面の傾斜角がα2の従来のランプ12より
も、データ記憶損失領域を小さくすることができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のランプに
よれば、所定平面に対し対称に配置される第1および第
2のロード・アンロード面のそれぞれを、第1の傾斜角
を有する第1の斜面と、前記第1の斜面に隣接し、前記
第1の傾斜角よりも小さい第2の傾斜角を有する第2の
斜面とにより構成し、上記所定平面に対し対称に配置さ
れた第1および第2のサスペンションが第1および第2
のロード・アンロード面にそれぞれ着接する位置に、第
1の斜面と前記第2の斜面の変化点を形成することによ
り、ロード・アンロード面全体を第1の斜面とした従来
のランプよりも、アンロードに必要なトルクを小さくす
ることができ、またロード・アンロード面全体を第2の
斜面とした従来のランプよりもデータ記憶損失領域を小
さくすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のディスクドライブ装置の
概略構成を示す上面図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるキャリッジの構造
を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態における本発明のランプの
全体構造を示す図である。
【図4】本発明のランプのロード・アンロード斜面周辺
の拡大断面図である。
【図5】本発明のランプとディスクとキャリッジのサス
ペンションとの位置関係を示す断面図である。
【図6】ディスクとサスペンションのタブと本発明のラ
ンプのロード・アンロード斜面との位置関係を示す図で
ある。
【図7】本発明のランプのロード・アンロード斜面にお
いて4個のタブを移動させるのに必要なアンロードトル
クの大きさを示す図である。
【図8】従来のランプ(ランプ角α1)のロード・アン
ロード斜面において4個のタブを移動させるのに必要な
アンロードトルクの大きさを示す図である。
【図9】従来のランプ(ランプ角α2)のロード・アン
ロード斜面において4個のタブを移動させるのに必要な
アンロードトルクの大きさを示す図である。
【図10】本発明のランプを用いた場合のディスク表面
におけるデータ記憶領域とロード・アンロード領域を示
す図である。
【図11】従来のランプ(ランプ角α1)を用いた場合
のディスク表面におけるデータ記憶領域とロード・アン
ロード領域を示す図である。
【図12】従来のランプ(ランプ角α2)を用いた場合
のディスク表面におけるデータ記憶領域とロード・アン
ロード領域を示す図である。
【図13】従来のランプ(ランプ角α1)の構造および
このランプとディスクとキャリッジのサスペンションと
の位置関係を示す断面図である。
【図14】従来のランプ(ランプ角α2)の構造および
このランプとディスクとキャリッジのサスペンションと
の位置関係を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ディスク、 3 キャリッジ、 36 サスペンシ
ョン、 4 ヘッドスライダ、 41 変換器ヘッド、
5 VCM、 6 ランプ、 64 ロード・アンロ
ード斜面、 641 第1の斜面、 642 第2の斜
面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 啓史 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本ア イ・ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 (72)発明者 芹澤 弘司 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本ア イ・ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 (56)参考文献 特開 平4−258857(JP,A) 特開 平3−237668(JP,A) 特開 平6−84313(JP,A) 特開 平6−139735(JP,A) 特開 平4−258856(JP,A) 特開 平1−134770(JP,A) 実開 平4−115367(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 21/12

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上に情報を書き込みまたはそこ
    から情報を読み出すための変換器ヘッドを記録媒体上に
    ロードしまたはそこからアンロードするロード・アンロ
    ード機構に用いられる、前記変換器ヘッドを実装するサ
    スペンションを支持するためのランプであって、 アンロード時に第1のサスペンションが着接する第1の
    ロード・アンロード面と、 所定平面に対し前記第1のロード・アンロード面と対称
    な形状であって、アンロード時に第2のサスペンション
    が着接する第2のロード・アンロード面と を含み、 前記第1および第2のロード・アンロード面のそれぞれ
    は、 第1の傾斜角を有する第1の斜面と、 前記第1の斜面に隣接し、前記第1の傾斜角よりも小さ
    い第2の傾斜角を有する第2の斜面とを備え 前記所定平面に対し対称に配置された前記第1および第
    2のサスペンションが前記第1および第2のロード・ア
    ンロード面にそれぞれ着接する位置に、前記第1の斜面
    と前記第2の斜面の変化点が形成されている ことを特徴
    とするランプ。
  2. 【請求項2】 前記第1の斜面上で前記サスペンション
    を上昇摺動させるのに要するトルクが、前記第2の斜面
    上で前記サスペンションを上昇摺動させるのに要するト
    ルクよりも大きいことを特徴とする請求項1記載のラン
    プ。
  3. 【請求項3】 前記第1の斜面上で前記サスペンション
    を上昇摺動させるのに要するトルクが、前記第2の斜面
    上で前記サスペンションを上昇摺動させるのに要するト
    ルクの2倍以下であることを特徴とする請求項記載の
    ランプ。
  4. 【請求項4】 記録媒体上に情報を書き込みまたはそこ
    から情報を読み出すための変換器ヘッドを記録媒体上に
    ロードしまたはそこからアンロードするロード・アンロ
    ード機構であって、第1の 変換器ヘッドを支持する第1のサスペンション
    と、第2の変換器ヘッドを支持する第2のサスペンション
    と、 アンロード時に前記第1および第2のサスペンションを
    支持するランプとを備え、 前記ランプは、請求項1に記載のランプであることを特
    徴とするロード・アンロード機構。
  5. 【請求項5】 ディスク記録媒体と、前記ディスク記録
    媒体上に情報を書き込みまたはそこから情報を読み出す
    ための第1および第2の変換器ヘッドと、 前記第1の変換器ヘッドを支持する第1のサスペンショ
    および前記第2の変換器ヘッドを支持する第2のサス
    ペンションを有し、前記第1および第2の変換器ヘッド
    を前記ディスク記録媒体上にロードしまたはそこからア
    ンロードするためのヘッド移動機構と、 前記第1および第2の変換器ヘッドのアンロード時に前
    第1および第2のサスペンションを支持するランプと
    を備え、 前記ランプは、請求項1に記載のランプであることを特
    徴とするディスクドライブ装置。
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