JP3085424B2 - 2段階の化学増幅を利用するパタン形成材料 - Google Patents
2段階の化学増幅を利用するパタン形成材料Info
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- JP3085424B2 JP3085424B2 JP04129321A JP12932192A JP3085424B2 JP 3085424 B2 JP3085424 B2 JP 3085424B2 JP 04129321 A JP04129321 A JP 04129321A JP 12932192 A JP12932192 A JP 12932192A JP 3085424 B2 JP3085424 B2 JP 3085424B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子線、X線、エキシ
マレーザー等の高エネルギー線に対して高い感度を有
し、なおかつ解像性の良い、パタン形成材料に関する。
マレーザー等の高エネルギー線に対して高い感度を有
し、なおかつ解像性の良い、パタン形成材料に関する。
【0002】
【従来の技術】次世代のLSI微細加工技術としてX線
リソグラフィやエキシマレーザーリソグラフィ等が有望
視されている。X線リソグラフィにおいては従来の低ス
ループットを改善するために高感度のレジスト材料が求
められており、化学増幅レジストが有望視されている。
また、エキシマレーザーリソグラフィにおいては、高感
度と照射波長における高透過率を稼ぐため、やはり化学
増幅レジストが本命視されている。従来の化学増幅レジ
スト〔例えば、1984年、米国化学会(ワシントンD
C)発行、ポリマース イン エレクトロニクス、AC
Sシンポジウム シリーズ242( Polymers in Elect
ronics , ACS symposium Series 242 ) 、第11頁〕
は、酸発生剤が露光によって分解して酸を生成し、この
酸を触媒として酸分解性置換基を分解したり、架橋を促
進したりするものであった。例えば、既に商品化されて
いるネガ型レジストのSAL601−ER7(シプリー
社)は、フェノール樹脂とメラミン化合物と酸発生剤か
らなる3成分系であり、酸発生剤から生成した酸を触媒
として、フェノール樹脂とメラミン化合物が架橋する。
また、ポリヒドロキシスチレンのOH基をtert−ブ
トキシカルボニル基(tBoc基)で保護したPBOC
STという樹脂にオニウム塩を加えたポジ型レジストで
は、露光によって生成した酸を触媒として酸分解性置換
基であるtBoc基を分解する。しかし、従来の化学増
幅レジストでは、露光後の化学増幅過程〔通常は露光後
の熱処理(PEB)〕の条件を厳しくすることにより高
感度化を行うと、酸触媒の拡散が顕著になり、解像性が
低下する短所があった。すなわち、化学増幅レジストで
は、酸触媒の拡散が原因となって、感度と解像性の相反
則が現れ、材料の特性を決めていた。しかるに、例えば
X線レジストにおいては、単層レジストでAZレジスト
と同等程度の耐熱性とRIE耐性を所有し、0.2μm
以上の解像性を充分なプロセス寛容度を持って100m
J/cm2 以下の感度で達成する、ことが一つの要求条
件となっているが、従来の化学増幅レジストでこの要求
値を達成した材料はなく、更なる高感度化と高解像性が
要求されていた。
リソグラフィやエキシマレーザーリソグラフィ等が有望
視されている。X線リソグラフィにおいては従来の低ス
ループットを改善するために高感度のレジスト材料が求
められており、化学増幅レジストが有望視されている。
また、エキシマレーザーリソグラフィにおいては、高感
度と照射波長における高透過率を稼ぐため、やはり化学
増幅レジストが本命視されている。従来の化学増幅レジ
スト〔例えば、1984年、米国化学会(ワシントンD
C)発行、ポリマース イン エレクトロニクス、AC
Sシンポジウム シリーズ242( Polymers in Elect
ronics , ACS symposium Series 242 ) 、第11頁〕
は、酸発生剤が露光によって分解して酸を生成し、この
酸を触媒として酸分解性置換基を分解したり、架橋を促
進したりするものであった。例えば、既に商品化されて
いるネガ型レジストのSAL601−ER7(シプリー
社)は、フェノール樹脂とメラミン化合物と酸発生剤か
らなる3成分系であり、酸発生剤から生成した酸を触媒
として、フェノール樹脂とメラミン化合物が架橋する。
また、ポリヒドロキシスチレンのOH基をtert−ブ
トキシカルボニル基(tBoc基)で保護したPBOC
STという樹脂にオニウム塩を加えたポジ型レジストで
は、露光によって生成した酸を触媒として酸分解性置換
基であるtBoc基を分解する。しかし、従来の化学増
幅レジストでは、露光後の化学増幅過程〔通常は露光後
の熱処理(PEB)〕の条件を厳しくすることにより高
感度化を行うと、酸触媒の拡散が顕著になり、解像性が
低下する短所があった。すなわち、化学増幅レジストで
は、酸触媒の拡散が原因となって、感度と解像性の相反
則が現れ、材料の特性を決めていた。しかるに、例えば
X線レジストにおいては、単層レジストでAZレジスト
と同等程度の耐熱性とRIE耐性を所有し、0.2μm
以上の解像性を充分なプロセス寛容度を持って100m
J/cm2 以下の感度で達成する、ことが一つの要求条
件となっているが、従来の化学増幅レジストでこの要求
値を達成した材料はなく、更なる高感度化と高解像性が
要求されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の化学増幅レジストを上回り、更なる高感度化と高解像
化を同時に可能とする新規な化学増幅システムを提案す
るものであり、それに必須となる酸発生剤とそれを用い
た化学増幅レジストを提供することにある。
の化学増幅レジストを上回り、更なる高感度化と高解像
化を同時に可能とする新規な化学増幅システムを提案す
るものであり、それに必須となる酸発生剤とそれを用い
た化学増幅レジストを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明を概説すれば、本
発明は化学増幅を利用したパタン形成材料に関する発明
であって、酸触媒反応によって分解が促進され、その分
解反応の結果強酸を生成する酸分解性エステル化合物と
して、トリフルオロ酢酸(α−フェニル−イソプロピ
ル)エステル、トリフルオロ酢酸(β,β,β−トリク
ロロ−t−ブチル)エステル、又はトリクロロ酢酸t−
ブチルエステルを含むことを特徴とする。
発明は化学増幅を利用したパタン形成材料に関する発明
であって、酸触媒反応によって分解が促進され、その分
解反応の結果強酸を生成する酸分解性エステル化合物と
して、トリフルオロ酢酸(α−フェニル−イソプロピ
ル)エステル、トリフルオロ酢酸(β,β,β−トリク
ロロ−t−ブチル)エステル、又はトリクロロ酢酸t−
ブチルエステルを含むことを特徴とする。
【0005】本発明によるところのパタン形成材料は、
露光によって生成した酸を触媒としてより多量の触媒活
性を有する酸を生成させ、触媒となる酸を増量して、溶
解阻害化合物や溶解阻害性置換基の分解を促進させた
り、あるいはマトリックスの架橋を促進させるという、
2段階の化学増幅過程を含むことに特徴を有する。従来
の化学増幅レジストは、露光によって酸発生剤から酸が
生成し、この酸が触媒として働いて、溶解阻害化合物や
溶解阻害性置換基の分解を促進させたり、あるいはマト
リックスの架橋を促進させる、1段階の化学増幅を利用
していた。そのため、触媒酸の量は露光量によって一義
的に決っていた。
露光によって生成した酸を触媒としてより多量の触媒活
性を有する酸を生成させ、触媒となる酸を増量して、溶
解阻害化合物や溶解阻害性置換基の分解を促進させた
り、あるいはマトリックスの架橋を促進させるという、
2段階の化学増幅過程を含むことに特徴を有する。従来
の化学増幅レジストは、露光によって酸発生剤から酸が
生成し、この酸が触媒として働いて、溶解阻害化合物や
溶解阻害性置換基の分解を促進させたり、あるいはマト
リックスの架橋を促進させる、1段階の化学増幅を利用
していた。そのため、触媒酸の量は露光量によって一義
的に決っていた。
【0006】本発明を用いれば、触媒酸の量を露光後の
処理によって増量することが可能となり、高感度化に大
いに有効となる。そのために用いることのできる材料
が、強酸のエステル化合物であり、これは、酸触媒反応
によって新たな酸を生成する酸発生剤として働く。ここ
で言うところの強酸とは、引続く溶解阻害剤の分解やマ
トリックスの架橋といった化学増幅過程に対して触媒活
性を有するに足る強い酸を意味する。
処理によって増量することが可能となり、高感度化に大
いに有効となる。そのために用いることのできる材料
が、強酸のエステル化合物であり、これは、酸触媒反応
によって新たな酸を生成する酸発生剤として働く。ここ
で言うところの強酸とは、引続く溶解阻害剤の分解やマ
トリックスの架橋といった化学増幅過程に対して触媒活
性を有するに足る強い酸を意味する。
【0007】具体的には、CX3 −CO2 H、X=F、
Cl、Br、I、で記述できるトリハロ酢酸類がある。
Cl、Br、I、で記述できるトリハロ酢酸類がある。
【0008】これらの酸とエステル結合し、なおかつ酸
触媒の存在により脱離反応が促進される保護基として
は、メチル、エチル、プロピル、t−ブチル、テトラヒ
ドロピラニル、メトキシメチル、ベンジル、トリフェニ
ルメチル、α−フェニル−イソプロピル、1,1−ジフ
ェニルエチル、トリメチルシリル、t−ブチルジメチル
シリル等の置換基があり、これらの保護基の一部の置換
基を、アルキル基、アルコキシ基、アシル基、芳香族
基、ニトロ基、ハロゲン等の置換基に置換することによ
り派生する保護基でもよい。すなわち、p−メトキシベ
ンジル、α−(p−メトキシフェニル)−イソプロピ
ル、2,4,6−トリメチルベンジル等でも良い。しか
しながら、本発明で使用する酸分解性エステル化合物と
しては、トリフルオロ酢酸(α−フェニル−イソプロピ
ル)エステル、トリフルオロ酢酸(β,β,β−トリク
ロロ−t−ブチル)エステル、又はトリクロロ酢酸t−
ブチルエステルが最適であることを見出した。このよう
な組合せにより得られる酸分解性エステル化合物の、パ
タン形成材料への好適な配合量は、0.1〜20wt%
である。0.1wt%より少なければ、高感度化への効
果が少なく、20wt%より多ければ、レジストの耐熱
性が低下しやすくなる。
触媒の存在により脱離反応が促進される保護基として
は、メチル、エチル、プロピル、t−ブチル、テトラヒ
ドロピラニル、メトキシメチル、ベンジル、トリフェニ
ルメチル、α−フェニル−イソプロピル、1,1−ジフ
ェニルエチル、トリメチルシリル、t−ブチルジメチル
シリル等の置換基があり、これらの保護基の一部の置換
基を、アルキル基、アルコキシ基、アシル基、芳香族
基、ニトロ基、ハロゲン等の置換基に置換することによ
り派生する保護基でもよい。すなわち、p−メトキシベ
ンジル、α−(p−メトキシフェニル)−イソプロピ
ル、2,4,6−トリメチルベンジル等でも良い。しか
しながら、本発明で使用する酸分解性エステル化合物と
しては、トリフルオロ酢酸(α−フェニル−イソプロピ
ル)エステル、トリフルオロ酢酸(β,β,β−トリク
ロロ−t−ブチル)エステル、又はトリクロロ酢酸t−
ブチルエステルが最適であることを見出した。このよう
な組合せにより得られる酸分解性エステル化合物の、パ
タン形成材料への好適な配合量は、0.1〜20wt%
である。0.1wt%より少なければ、高感度化への効
果が少なく、20wt%より多ければ、レジストの耐熱
性が低下しやすくなる。
【0009】したがって、本発明のレジスト材料の構成
例は以下の4つに大別することができる。 (1)酸分解性エステル化合物+マトリックス樹脂+酸
発生剤+酸分解性溶解阻害剤 (2)酸分解性エステル化合物+酸分解性マトリックス
樹脂+酸発生剤 (3)酸分解性エステル化合物+マトリックス樹脂+酸
発生剤+架橋剤 (4)酸分解性エステル化合物+架橋性マトリックス樹
脂+酸発生剤
例は以下の4つに大別することができる。 (1)酸分解性エステル化合物+マトリックス樹脂+酸
発生剤+酸分解性溶解阻害剤 (2)酸分解性エステル化合物+酸分解性マトリックス
樹脂+酸発生剤 (3)酸分解性エステル化合物+マトリックス樹脂+酸
発生剤+架橋剤 (4)酸分解性エステル化合物+架橋性マトリックス樹
脂+酸発生剤
【0010】本発明によるパタン形成材料の典型的な例
は、上記(1)で示した酸分解性エステル化合物
(A)、マトリックス樹脂(B)、酸発生剤(C)、酸
分解性溶解阻害剤(D)、の4成分を含むポジ型レジス
ト組成物である。これは従来の、マトリックス樹脂と酸
発生剤と酸分解性溶解阻害剤の3成分系ポジ型レジスト
組成物に、酸分解性エステル化合物を加えた系である。
Cの酸発生剤の例としては、オニウム塩やハロゲンを含
有する化合物などが挙げられる。また、Dの酸分解性溶
解阻害剤の例としては、t−ブチル炭酸エステル、t−
ブチルエーテル、t−ブチルエステル、テトラヒドロピ
ラニルエーテル等が挙げられる。
は、上記(1)で示した酸分解性エステル化合物
(A)、マトリックス樹脂(B)、酸発生剤(C)、酸
分解性溶解阻害剤(D)、の4成分を含むポジ型レジス
ト組成物である。これは従来の、マトリックス樹脂と酸
発生剤と酸分解性溶解阻害剤の3成分系ポジ型レジスト
組成物に、酸分解性エステル化合物を加えた系である。
Cの酸発生剤の例としては、オニウム塩やハロゲンを含
有する化合物などが挙げられる。また、Dの酸分解性溶
解阻害剤の例としては、t−ブチル炭酸エステル、t−
ブチルエーテル、t−ブチルエステル、テトラヒドロピ
ラニルエーテル等が挙げられる。
【0011】本発明のパタン形成材料におけるパタン形
成機構は、以下の3段階の素反応からなる。高エネルギ
ー線の露光によってCが分解して酸(E)を生成する
〔式(数1)〕。Eを触媒としてAを分解して酸(F)
を生成させる〔式(数2)〕。E及びFを触媒として、
Dを分解させてその溶解阻害能を消失させる〔式(数
3)〕。現像すれば露光部が溶解しポジ型となる。
成機構は、以下の3段階の素反応からなる。高エネルギ
ー線の露光によってCが分解して酸(E)を生成する
〔式(数1)〕。Eを触媒としてAを分解して酸(F)
を生成させる〔式(数2)〕。E及びFを触媒として、
Dを分解させてその溶解阻害能を消失させる〔式(数
3)〕。現像すれば露光部が溶解しポジ型となる。
【0012】
【数1】
【0013】
【数2】
【0014】
【数3】
【0015】従来の化学増幅レジストは式(数1)、
(数3)で示され、1段の化学増幅しか含まなかった
が、本発明では式(数2)、(数3)の計2段階の化学
増幅を行うことが特徴である。式(数2)と式(数3)
の反応が同時に進行する懸念も生じるが、酸分解性エス
テル化合物が酸分解性溶解阻害剤よりも低温で分解しや
すいように材料を選択すれば、熱処理温度によって式
(数2)と式(数3)を区別できる。すなわち、低温の
熱処理で式(数2)の反応を優先的に進めて触媒となる
酸の初期濃度を高め、次いで高温で熱処理を行って式
(数3)の反応を促進させる方法である。もちろん、比
較的高い温度で1回の熱処理を行って式(数2)、(数
3)を同時に進めても、式(数2)で生成する酸が次々
と式(数3)の化学増幅に利用されるため、従来の化学
増幅レジストよりも効率は高くなり、高感度化される。
しかし、2段階の熱処理で化学増幅を進める方がより効
率は高い。
(数3)で示され、1段の化学増幅しか含まなかった
が、本発明では式(数2)、(数3)の計2段階の化学
増幅を行うことが特徴である。式(数2)と式(数3)
の反応が同時に進行する懸念も生じるが、酸分解性エス
テル化合物が酸分解性溶解阻害剤よりも低温で分解しや
すいように材料を選択すれば、熱処理温度によって式
(数2)と式(数3)を区別できる。すなわち、低温の
熱処理で式(数2)の反応を優先的に進めて触媒となる
酸の初期濃度を高め、次いで高温で熱処理を行って式
(数3)の反応を促進させる方法である。もちろん、比
較的高い温度で1回の熱処理を行って式(数2)、(数
3)を同時に進めても、式(数2)で生成する酸が次々
と式(数3)の化学増幅に利用されるため、従来の化学
増幅レジストよりも効率は高くなり、高感度化される。
しかし、2段階の熱処理で化学増幅を進める方がより効
率は高い。
【0016】また、溶解阻害剤を用いずに、酸分解性置
換基で親水性置換基を保護したマトリックス樹脂を用い
ても良い〔前記(2)〕。この場合には、酸分解性エス
テル化合物、酸分解性マトリックス樹脂、酸発生剤の3
成分を含むレジスト組成物となり、マトリックス樹脂の
溶解特性が酸分解性置換基の消失で変化する。
換基で親水性置換基を保護したマトリックス樹脂を用い
ても良い〔前記(2)〕。この場合には、酸分解性エス
テル化合物、酸分解性マトリックス樹脂、酸発生剤の3
成分を含むレジスト組成物となり、マトリックス樹脂の
溶解特性が酸分解性置換基の消失で変化する。
【0017】また、酸分解性エステル化合物、マトリッ
クス樹脂、酸発生剤、架橋剤を含む4成分系にすればネ
ガ型レジスト組成物か得られる〔前記(3)〕。この場
合、架橋剤を用いずに、架橋性の置換基を有するマトリ
ックス樹脂を用い、酸分解性エステル化合物、架橋性マ
トリックス樹脂、酸発生剤、の3成分系でもネガ型レジ
スト組成物が得られる〔前記(4)〕。
クス樹脂、酸発生剤、架橋剤を含む4成分系にすればネ
ガ型レジスト組成物か得られる〔前記(3)〕。この場
合、架橋剤を用いずに、架橋性の置換基を有するマトリ
ックス樹脂を用い、酸分解性エステル化合物、架橋性マ
トリックス樹脂、酸発生剤、の3成分系でもネガ型レジ
スト組成物が得られる〔前記(4)〕。
【0018】本発明のパタン形成材料の実用上の特徴
は、従来の化学増幅レジスト以上の高感度化が達成され
ることにある。従来の化学増幅レジストでは、PEB条
件を厳しくすることで高感度化を行うと、必然的に、生
成する酸が微量になり、酸の拡散を大きくさせる必要が
ある。その結果解像性が低下する。しかし、本発明によ
るレジストは、2段階の化学増幅を行い、1段階目では
露光によって生成する酸を用いて多量に触媒となる酸を
生成させ、2段階目で架橋や分解を促進させる。そのた
めに、酸の拡散を不必要に大きくさせる必要がなく、し
たがって高い解像性のままで、従来の化学増幅レジスト
よりも高感度化が達成できる。
は、従来の化学増幅レジスト以上の高感度化が達成され
ることにある。従来の化学増幅レジストでは、PEB条
件を厳しくすることで高感度化を行うと、必然的に、生
成する酸が微量になり、酸の拡散を大きくさせる必要が
ある。その結果解像性が低下する。しかし、本発明によ
るレジストは、2段階の化学増幅を行い、1段階目では
露光によって生成する酸を用いて多量に触媒となる酸を
生成させ、2段階目で架橋や分解を促進させる。そのた
めに、酸の拡散を不必要に大きくさせる必要がなく、し
たがって高い解像性のままで、従来の化学増幅レジスト
よりも高感度化が達成できる。
【0019】より詳細な説明は後記の実施例にて行う。
なお、実施例では微細加工用のレジスト組成物について
のみ説明したが、本発明の2段階の化学増幅を利用した
パタン形成材料はこれに限るものではなく、印刷版材用
や光硬化型塗料などへの応用も可能である。
なお、実施例では微細加工用のレジスト組成物について
のみ説明したが、本発明の2段階の化学増幅を利用した
パタン形成材料はこれに限るものではなく、印刷版材用
や光硬化型塗料などへの応用も可能である。
【0020】以下に本発明で使用する酸分解性エステル
化合物の合成例を示す。 合成例1 トリフルオロ酢酸(α−フェニル−イソプロピル)エス
テル(TFA−PPr) 脱水したエチルエーテル100ml、2−フェニル−2
−プロパノール13.6g(0.1mol)、ピリジン
7.9g(0.1mol)を300mlの2頚フラスコ
に用意し、冷却管と滴下漏斗を取付けた。トリフルオロ
酢酸無水物21.0g(0.1mol)とエチルエーテ
ル30mlの混合溶液を滴下漏斗より滴下し、マグネチ
ックスターラーでかくはんしつつ反応させた。反応の進
行と共にトリフルオロ酢酸ピリジン塩の結晶が析出し
た。室温で1時間反応させ、−20℃の冷凍庫で5時間
冷却してからろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残留物がT
FA−PPrであることは、NMR、IR、元素分析に
より確認した。純度は95%以上であった。TFA−P
Prの酸触媒下での分解反応はMNRで確認した。
化合物の合成例を示す。 合成例1 トリフルオロ酢酸(α−フェニル−イソプロピル)エス
テル(TFA−PPr) 脱水したエチルエーテル100ml、2−フェニル−2
−プロパノール13.6g(0.1mol)、ピリジン
7.9g(0.1mol)を300mlの2頚フラスコ
に用意し、冷却管と滴下漏斗を取付けた。トリフルオロ
酢酸無水物21.0g(0.1mol)とエチルエーテ
ル30mlの混合溶液を滴下漏斗より滴下し、マグネチ
ックスターラーでかくはんしつつ反応させた。反応の進
行と共にトリフルオロ酢酸ピリジン塩の結晶が析出し
た。室温で1時間反応させ、−20℃の冷凍庫で5時間
冷却してからろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残留物がT
FA−PPrであることは、NMR、IR、元素分析に
より確認した。純度は95%以上であった。TFA−P
Prの酸触媒下での分解反応はMNRで確認した。
【0021】TFA−PPr0.2mlとCDCl3 の
0.6mlの溶液の 1H及び13CのNMRを測定した。
TFA−PPrの13C化学シフトは、28.0(C
H3 )、87.7〔13CPh(CH3 )2 〕、114.
8〔四重線( quartet )、CF3〕、124.4、12
8.1、128.7、143.3(Ph)、156.8
(四重線、COO)、ppmであった。しかるにトリフ
ルオロメタンスルホン酸を0.07ml加えたところ直
ちに分解が起きて溶液が相分離した。13C化学シフトは
複雑になり、30.2−31.0(3本)、43.0、
51.2、59.8、114.2(四重線、CF3 )、
122.4−128.2(6本)、148.8、15
1.4、152.4、161.6(四重線、COO)、
ppmであった。これより、酸触媒によってPPr保護
基が脱離することを確認した。
0.6mlの溶液の 1H及び13CのNMRを測定した。
TFA−PPrの13C化学シフトは、28.0(C
H3 )、87.7〔13CPh(CH3 )2 〕、114.
8〔四重線( quartet )、CF3〕、124.4、12
8.1、128.7、143.3(Ph)、156.8
(四重線、COO)、ppmであった。しかるにトリフ
ルオロメタンスルホン酸を0.07ml加えたところ直
ちに分解が起きて溶液が相分離した。13C化学シフトは
複雑になり、30.2−31.0(3本)、43.0、
51.2、59.8、114.2(四重線、CF3 )、
122.4−128.2(6本)、148.8、15
1.4、152.4、161.6(四重線、COO)、
ppmであった。これより、酸触媒によってPPr保護
基が脱離することを確認した。
【0022】合成例2 トリフルオロ酢酸クロレトンエステル(TFA−Ch
l) 脱水したエチルエーテル100ml、クロレトン(β,
β,β−トリクロロ−t−ブタノール)17.7g
(0.1mol)、ピリジン7.9g(0.1mol)
を300mlの2頚フラスコに用意し、冷却管と滴下漏
斗を取付けた。トリフルオロ酢酸無水物21.0g
(0.1mol)とエチルエーテル30mlの混合溶液
を滴下漏斗より滴下し、マグネチックスターラーでかく
はんしつつ反応させた。反応の進行と共にトリフルオロ
酢酸ピリジン塩の結晶が析出した。室温で1時間反応さ
せ、−20℃の冷凍庫で5時間冷却してからろ過し、ろ
液を減圧濃縮した。残留物がTFA−Chlであること
は、NMRとIRにより確認し、純度は95%以上であ
った。TFA−Chlの酸触媒下での分解反応は合成例
1と同様に調べた。トリフルオロメタンスルホン酸を加
えると数分で分解が起きて溶液が相分離し、Chl保護
基が脱離することを確認した。
l) 脱水したエチルエーテル100ml、クロレトン(β,
β,β−トリクロロ−t−ブタノール)17.7g
(0.1mol)、ピリジン7.9g(0.1mol)
を300mlの2頚フラスコに用意し、冷却管と滴下漏
斗を取付けた。トリフルオロ酢酸無水物21.0g
(0.1mol)とエチルエーテル30mlの混合溶液
を滴下漏斗より滴下し、マグネチックスターラーでかく
はんしつつ反応させた。反応の進行と共にトリフルオロ
酢酸ピリジン塩の結晶が析出した。室温で1時間反応さ
せ、−20℃の冷凍庫で5時間冷却してからろ過し、ろ
液を減圧濃縮した。残留物がTFA−Chlであること
は、NMRとIRにより確認し、純度は95%以上であ
った。TFA−Chlの酸触媒下での分解反応は合成例
1と同様に調べた。トリフルオロメタンスルホン酸を加
えると数分で分解が起きて溶液が相分離し、Chl保護
基が脱離することを確認した。
【0023】合成例3 トリクロロ酢酸t−ブチルエステル(TCA−tBu) 脱水したエチルエーテル100ml、t−ブチルアルコ
ール7.4g(0.1mol)、ピリジン7.9g
(0.1mol)を300mlの2頚フラスコに用意
し、冷却管と滴下漏斗を取付けた。トリクロロ酢酸無水
物30.9g(0.1mol)とエチルエーテル50m
lの混合溶液を滴下漏斗より滴下し、マグネチックスタ
ーラーでかくはんしつつ反応させた。反応の進行と共に
トリクロロ酢酸ピリジン塩の結晶が析出した。室温で1
時間反応させ、−20℃の冷凍庫で5時間冷却してから
ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残留物がTCA−tBu
であることは、NMR、IR、元素分析により確認し
た。純度は95%以上であった。TCA−tBuの酸触
媒下での分解反応は合成例1と同様に評価した。トリフ
ルオロメタンスルホン酸を加えると数分で分解が起きて
溶液が相分離し、酸触媒によってtBu保護基が脱離す
ることを確認した。
ール7.4g(0.1mol)、ピリジン7.9g
(0.1mol)を300mlの2頚フラスコに用意
し、冷却管と滴下漏斗を取付けた。トリクロロ酢酸無水
物30.9g(0.1mol)とエチルエーテル50m
lの混合溶液を滴下漏斗より滴下し、マグネチックスタ
ーラーでかくはんしつつ反応させた。反応の進行と共に
トリクロロ酢酸ピリジン塩の結晶が析出した。室温で1
時間反応させ、−20℃の冷凍庫で5時間冷却してから
ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残留物がTCA−tBu
であることは、NMR、IR、元素分析により確認し
た。純度は95%以上であった。TCA−tBuの酸触
媒下での分解反応は合成例1と同様に評価した。トリフ
ルオロメタンスルホン酸を加えると数分で分解が起きて
溶液が相分離し、酸触媒によってtBu保護基が脱離す
ることを確認した。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に具体的に説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されない。
明するが、本発明はこれら実施例に限定されない。
【0025】実施例1 o−ノボラック樹脂 77重量部 ビス(p−t−ブチルフェニル)ヨードニウムトリフレート 4重量部 TFA−PPr 5重量部 2,2−ビス(p−t−ブトキシカルボニルオキシフェニル)プロパン 14重量部 メチルイソブチルケトン 500重量部 からなるレジスト溶液を作製した。シリコン基板にスピ
ン塗布し、ホットプレート上にて90℃で1分間プリベ
ークした。膜厚は0.5μmであった。加速電圧30k
Vの電子線で描画したのち、ホットプレート上にて40
℃で2分間熱処理を行い、しかる後に70℃で2分間熱
処理を行った。2.4%のテトラメチルアンモニウムヒ
ドロキシド(TMAH)の水溶液で1分間現像を行い、
水で30秒間リンスした。未露光部の膜減りは0.07
μmであった。ポジ型の特性を示し、D0 感度(大パタ
ンにおいて残膜率が0になる露光量)は1.1μC/c
m2であった。解像性は0.2μmのラインアンドスペ
ースパターンを解像した。電子線に代えて軟X線である
シンクロトロン光(中心波長0.8nm)で評価した場
合のD0 感度は90mJ/cm2 であった。X線露光で
は、0.2μmのホールパタンが解像し、垂直な側壁を
持つパタンを形成することができた。
ン塗布し、ホットプレート上にて90℃で1分間プリベ
ークした。膜厚は0.5μmであった。加速電圧30k
Vの電子線で描画したのち、ホットプレート上にて40
℃で2分間熱処理を行い、しかる後に70℃で2分間熱
処理を行った。2.4%のテトラメチルアンモニウムヒ
ドロキシド(TMAH)の水溶液で1分間現像を行い、
水で30秒間リンスした。未露光部の膜減りは0.07
μmであった。ポジ型の特性を示し、D0 感度(大パタ
ンにおいて残膜率が0になる露光量)は1.1μC/c
m2であった。解像性は0.2μmのラインアンドスペ
ースパターンを解像した。電子線に代えて軟X線である
シンクロトロン光(中心波長0.8nm)で評価した場
合のD0 感度は90mJ/cm2 であった。X線露光で
は、0.2μmのホールパタンが解像し、垂直な側壁を
持つパタンを形成することができた。
【0026】実施例2 (p−ヒドロキシスチレン)0.7 −(p−t−ブトキシカルボニルオキシスチレ ン)0.3 共重合体 90重量部 p−メトキシフェニルジフェニルスルホニウムトリフレート 5重量部 TFA−PPr 5重量部 メチルイソブチルケトン 500重量部 からなるレジスト溶液を作製した。シリコン基板にスピ
ン塗布し、ホットプレート上にて90℃で1分間プリベ
ークした。膜厚は0.5μmであった。加速電圧30k
Vの電子線で描画したのち、ホットプレート上にて40
℃で2分間熱処理を行い、しかる後に70℃で2分間熱
処理を行った。現像は2.1%のTMAH水溶液を用い
て行った。その結果、ポジ型の特性を示し、電子線に対
するD0 感度は1.4μC/cm2 であった。同様な評
価により、軟X線に対するD0 感度は130mJ/cm
2 、KrFエキシマレーザに対するD0 感度は12mJ
/cm2 であった。
ン塗布し、ホットプレート上にて90℃で1分間プリベ
ークした。膜厚は0.5μmであった。加速電圧30k
Vの電子線で描画したのち、ホットプレート上にて40
℃で2分間熱処理を行い、しかる後に70℃で2分間熱
処理を行った。現像は2.1%のTMAH水溶液を用い
て行った。その結果、ポジ型の特性を示し、電子線に対
するD0 感度は1.4μC/cm2 であった。同様な評
価により、軟X線に対するD0 感度は130mJ/cm
2 、KrFエキシマレーザに対するD0 感度は12mJ
/cm2 であった。
【0027】実施例3 (p−ヒドロキシスチレン)0.7 −(p−t−ブトキシカルボニルオキシスチレ ン)0.3 共重合体 90重量部 p−メトキシフェニルジフェニルスルホニウムトリフレート 5重量部 TFA−Chl 5重量部 メトキシエタノール 500重量部 からなるレジスト溶液を作製した。シリコン基板にスピ
ン塗布し、ホットプレート上にて80℃で1分間プリベ
ークした。膜厚は0.5μmであった。加速電圧30k
Vの電子線で描画したのち、ホットプレート上にて40
℃で2分間熱処理を行い、しかる後に70℃で2分間熱
処理を行った。現像は2.1%のTMAH水溶液を用い
て行った。その結果、ポジ型の特性を示し、電子線に対
するD0 感度は1.8μC/cm2 であった。また、同
様な評価により、軟X線に対するD0 感度は170mJ
/cm2 、KrFエキシマレーザに対するD0 感度は2
0mJ/cm2 であった。
ン塗布し、ホットプレート上にて80℃で1分間プリベ
ークした。膜厚は0.5μmであった。加速電圧30k
Vの電子線で描画したのち、ホットプレート上にて40
℃で2分間熱処理を行い、しかる後に70℃で2分間熱
処理を行った。現像は2.1%のTMAH水溶液を用い
て行った。その結果、ポジ型の特性を示し、電子線に対
するD0 感度は1.8μC/cm2 であった。また、同
様な評価により、軟X線に対するD0 感度は170mJ
/cm2 、KrFエキシマレーザに対するD0 感度は2
0mJ/cm2 であった。
【0028】実施例4 o−ノボラック樹脂 77重量部 ビス(p−t−ブチルフェニル)ヨードニウムトリフレート 4重量部 TCA−tBu 5重量部 2,2−ビス(p−t−ブトキシカルボニルオキシフェニル)プロパン 14重量部 メチルイソブチルケトン 500重量部 からなるレジスト溶液を作製した。シリコン基板にスピ
ン塗布し、ホットプレート上にて90℃で1分間プリベ
ークした。膜厚は0.5μmであった。加速電圧30k
Vの電子線で描画したのち、ホットプレート上にて40
℃で2分間熱処理を行い、しかる後に70℃で2分間熱
処理を行った。2.4%のTMAHの水溶液で1分間現
像を行い、水で30秒間リンスした。未露光部の膜減り
は0.04μmであった。ポジ型の特性を示し、D0 感
度は1.3μC/cm2 であった。解像性は0.2μm
のラインアンドスペースパターンを解像した。軟X線で
評価したD0 感度は100mJ/cm2 であった。
ン塗布し、ホットプレート上にて90℃で1分間プリベ
ークした。膜厚は0.5μmであった。加速電圧30k
Vの電子線で描画したのち、ホットプレート上にて40
℃で2分間熱処理を行い、しかる後に70℃で2分間熱
処理を行った。2.4%のTMAHの水溶液で1分間現
像を行い、水で30秒間リンスした。未露光部の膜減り
は0.04μmであった。ポジ型の特性を示し、D0 感
度は1.3μC/cm2 であった。解像性は0.2μm
のラインアンドスペースパターンを解像した。軟X線で
評価したD0 感度は100mJ/cm2 であった。
【0029】参考例1 レゾール樹脂 70重量部 ブチロールメラミン 22重量部 ビス(p−t−ブチルフェニル)ヨードニウムトリフレート 3重量部 p−トルエンスルホン酸イソプロピル 5重量部 酢酸エトキシエチル 400重量部 からなるレジスト溶液をシリコン基板にスピン塗布し、
ホットプレート上にて105℃で2分間プリベークし
た。加速電圧30kVの電子線で描画したのち、70℃
で2分間熱処理を行ってから105℃で2分間熱処理を
行った。2.4%のTMAHの水溶液で2分間現像を行
い、水で30秒間リンスした。ネガ型の特性を示しD80
感度は1.6μC/cm2 であった。軟X線で評価した
場合のD80感度は160mJ/cm2 であった。X線露
光では、0.2μmのラインアンドスペースパターンを
解像した。
ホットプレート上にて105℃で2分間プリベークし
た。加速電圧30kVの電子線で描画したのち、70℃
で2分間熱処理を行ってから105℃で2分間熱処理を
行った。2.4%のTMAHの水溶液で2分間現像を行
い、水で30秒間リンスした。ネガ型の特性を示しD80
感度は1.6μC/cm2 であった。軟X線で評価した
場合のD80感度は160mJ/cm2 であった。X線露
光では、0.2μmのラインアンドスペースパターンを
解像した。
【0030】
【発明の効果】本発明によるところのパタン形成材料
は、従来の化学増幅を利用したパタン形成材料よりも高
感度で高解像を与え、パタン形成技術に極めて有用であ
る。
は、従来の化学増幅を利用したパタン形成材料よりも高
感度で高解像を与え、パタン形成技術に極めて有用であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−291259(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/004 G03F 7/038 G03F 7/039 H01L 21/027
Claims (1)
- 【請求項1】 酸触媒反応によって分解が促進され、そ
の分解反応の結果強酸を生成する酸分解性エステル化合
物として、トリフルオロ酢酸(α−フェニル−イソプロ
ピル)エステル、トリフルオロ酢酸(β,β,β−トリ
クロロ−t−ブチル)エステル、又はトリクロロ酢酸t
−ブチルエステルを含むことを特徴とする化学増幅を利
用したパタン形成材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04129321A JP3085424B2 (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 2段階の化学増幅を利用するパタン形成材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04129321A JP3085424B2 (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 2段階の化学増幅を利用するパタン形成材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05297576A JPH05297576A (ja) | 1993-11-12 |
JP3085424B2 true JP3085424B2 (ja) | 2000-09-11 |
Family
ID=15006694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04129321A Expired - Fee Related JP3085424B2 (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 2段階の化学増幅を利用するパタン形成材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3085424B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002062641A (ja) * | 2000-08-15 | 2002-02-28 | Nippon Kemikkusu:Kk | 感活性エネルギー線樹脂組成物、及び、該樹脂組成物を用いてなる高分子パターンの形成方法 |
-
1992
- 1992-04-23 JP JP04129321A patent/JP3085424B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH05297576A (ja) | 1993-11-12 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |