JP3085173U - 偏心バーカッター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、研磨機本体の回転軸に装着するた
めの偏心板と、左右にダイヤモンド粒子混入のボンドを
固定させた横板着脱部材のバーカッターとからによる研
磨機用研磨盤。 【解決手段】本考案は、小型研磨機に取り付ける研磨機
用研磨盤であり、作業者がしゃがむ体勢の作業から立ち
作業ができ、肉体的にも疲労度が軽減される。また本考
案は、着脱部材に取り付けられたダイヤモンド粒子混入
のカッター部が常にコンクリート表面部分に密着し、研
磨処理が平滑で信頼できる精度になり、研磨幅も１００
Ｖの電圧では最大の２０ｃｍ幅で下地処理ができる研磨
機用の研磨盤である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、研磨機本体の回転軸に装着し、コンクリート表面の研磨処理に使用 する。研磨機用研磨盤に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

建築構造物の新築、改修工事において狭小部や階段。また中型、大型の研磨機 等の作業残しは、主に手持ち式サンダーが下地処理の研磨作業に使用されている 。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

現在の手持ち式サンダーはしゃがんだ体勢での作業なので、非常に重労働であ る。また現在の手持ち式サンダーは、カッター部が研磨処理部分に対し水平度が 保ちにくく、仕上がり精度にムラができやすい。現在の手持ち式サンダーは、カ ッター部が１０ｃｍ前後の径がほとんどであり、コンクリート表面の下地処理の 作業時間の割には効率がよくない。しかし、最近の業界情勢は工期の短縮化、塗 料材料の多様化による工法の変化、高齢化が進む業界、環境問題への配慮等と、 たくさんの課題をかかえながらの作業が多くなっているのが実情である。そんな 中で日々の作業に速く、きれいに、静かに、楽にという要望が非常に強く望まれ ている。本考案の研磨機用研磨盤はその要望に応え満たすものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、図１の小型研磨機に取り付ける研磨機用研磨盤であり、作業者がし ゃがむ体勢の作業から立ち作業ができ、肉体的にも疲労度が軽減される。

【０００５】 本考案は、着脱部材に取り付けられたダイヤモンド粒子混入のカッター部が常 にコンクリート表面部分に密着し、研磨処理が平滑で信頼できる精度になり、研 磨幅も１００Ｖの電圧では最大の２０ｃｍで下地処理ができる研磨機用の研磨盤 である。

【０００６】

【考案の実施の形態】

本考案の偏心バーカッターは、研磨機本体の回転軸に装着した偏心板からも取 り外しができるようにボルト止めにし、なおかつ任意の角度で固定して使用する ことができる。また、ダイヤモンド粒子混入のカッター部が摩耗した場合は、横 板部材のバーカッターごと交換する。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案の研磨機用研磨盤の実施例を、添付した図面にしたがって説明す る。 図１、は研磨機本体に、本考案の偏心板（）とバーカッター（）を取り付け た側面の状態である。所定の作業場所に研磨機をセットする。前面のバーカッタ ー（）部分を地面より多少浮かした状態で、電源スイッチ（）を入れてモー ター（）を回転させる。Ｖベルト（）を介してプーリー（）と回転軸（ ）から偏心板（）とバーカッター（）に回転が伝わる。バーカッター（） を静かに作業面に密着させて使用する。作業中のバーカッター（）の動きは、 図３に示す通り、回転方向に三角型の先端が物を切り裂くように回転と前進する ので、切削能力と研磨能力の相乗効果があらわれる。

【０００８】

【考案の効果】

本考案の偏心バーカッターは、以上説明をしてきたとうり、従来の手持ち式サ ンダーでの能力をはるかに上回る能力と、作業者の肉体的な疲労度も極端に軽減 されたものである。また操作性はもとより、仕上げの精度も非常に信頼性も高く なる。そしてカッター部の交換も誰でも簡単に行えるという機構である。

【０００９】

【図面の簡単な説明】

以下、本考案の研磨機用研磨盤の実施例を、添付した図
面したがって説明する。

【図１】は研磨機本体に、本考案の偏心バーカッターを
取り付けた側面の状態である。

【図２】本考案の偏心バーカッターの正面図である。

【図３】は本考案の偏心バーカッターの底面図である。

【符号の説明】

１，ハンドル ２，電源スイッチ ３，モーター ４，Ｖベルト ５，回転軸プーリー ６，回転軸 ７，車輪 ８，偏心板 ９，バーカッター

【手続補正書】

【提出日】平成１３年１１月７日（２００１．１１．
７）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 研磨機本体の回転軸に装着するための偏
   心板と、左右にダイヤモンド粒子混入のボンドを固定さ
   せた、横板着脱部材のバーカッターとからなる研磨機用
   研磨盤である。
2. 【請求項２】 研磨機本体の回転軸に装着した偏心板に
   取り付けた着脱部材のバーカッターは任意の角度で締め
   付け固定で使用ができる。
3. 【請求項３】 偏心板の横板着脱部材のバーカッターに
   取り付けたダイヤモンド粒子混入のカッターは、回転方
   向に三角の形状で回転していくため凹凸部、脆弱層、塗
   膜に対し研磨時に負荷と抵抗が少ないことを特徴とす
   る。
4. 【請求項４】 偏心板の横板着脱部材のバーカッター
   は、研磨部分が三角の形状をなして回転しているので、
   研磨時にコンクリート表面の突起物に当たった場合で
   も、バーカッターの損傷を極めて少なくする事を特徴と
   する。
5. 【請求項５】 研磨機本体の回転軸に装着されている偏
   心板は、バーカッターに回転と同時に往復運動の作用も
   与えるので、研磨時に発生する傷痕の平滑化と研磨残し
   を少なくすることを特徴とする。