JP3084930U - 油圧気圧補助調整緩衝器 - Google Patents

油圧気圧補助調整緩衝器

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JP3084930U JP2001006355U JP2001006355U JP3084930U JP 3084930 U JP3084930 U JP 3084930U JP 2001006355 U JP2001006355 U JP 2001006355U JP 2001006355 U JP2001006355 U JP 2001006355U JP 3084930 U JP3084930 U JP 3084930U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 気室が直接油圧と反応して緩衝し、良好な緩
衝効果が達成できる油圧気圧補助調整緩衝器の提供。 【解決手段】 気室が直接油圧の緩衝力に反応して油圧
液面と良好な緩衝平衡作用を形成し、使用者が自分で簡
単に油圧と気圧の平衡を微動調節でき、緩衝器本体10
内に主油圧シリンダ11の一側に向けて延伸された流道
12と側向の副油圧シリンダ13が連通し、主油圧シリ
ンダ内でピストンロッドが液面を圧縮して外周のバネ交
互作用と共同で負荷を支持し、副油圧シリンダ内にあっ
て、外周にシールリングを結合させたピストンプラグが
副油圧シリンダの内壁を塞ぎ、副油圧シリンダの開口に
エアノズルを結合させた気室カバーが密閉するよう組み
合わされ、副油圧シリンダの浮動するピストン以上に活
動気室が形成され、気室がピストンで油面と直接対向し
て全面性の反応油面緩衝の良好な緩衝効果を得て、流道
に流量調節つまみが設けられ、緩衝油液の流量と内部油
圧と気圧の平衡を得られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は一種の油圧気圧補助調整緩衝器に関する。
【0002】
【従来の技術】
台湾実用新案登録出願第8521350号によると、その構造は、本体、座体 スプリング及び副油圧シリンダを具え、本体に油圧室、ピストン、歯車盤及び凸 塊が設けられ、カバーの封じる副油圧シリンダに管路が設けられて本体中の油圧 室と連通した緩衝器の構造において、閉じられた副油圧シリンダ中に充気、排気 可能な気嚢が設けられている。この気嚢の充気、排気は上蓋に設置された充気ノ ズルにより達成される。該充気ノズルはカバーの外縁に設けられ並びに副油圧シ リンダの開口部分に結合され、副油圧シリンダの開口外縁にカバーを固定する時 、気嚢が副油圧シリンダとカバー間に介装される。
【0003】 以上の構造の欠点は以下のとおりである。 1.気嚢の形成する気室は、気圧が気嚢の束縛を克服してこそ緩衝油圧に反応 し、且つ長楕円状を呈する気嚢内部気圧が放射状に楕円内円弧面に分散して、油 面を押す力が全面的に一致して面対面で油面に集中できず、このため緩衝効果が 有限で、効果が不良であった。 2.エアノズルにより気嚢に対して気体の充填或いは釈放を行うことで気室の 圧力値を改変し、その連通する本体の油圧室の圧力値が、スプリングの弾力(回 復力)と組み合わされて、良好な緩衝を行い、座っての快適さを提供する。しか し、その気嚢内の気室圧力値は専門機器でテストしなければ正確にスプリングの 弾力及び油圧と緩衝組合せできず、消費者が自分で正確に調整できなかった。 3.気嚢が副油圧シリンダとカバーの間に介装され、このため副油圧シリンダ が長期に高圧状態に置かれると、高圧油液が容易にその間隙より滲みだした。 4.本体の油圧室のピストンロッドに防塵保護カバーによる保護がなく、灰塵 が付着後に作動時の摩擦を形成して、構造の損壊を加速しやすかった。 5.油を補充する注油口の設計がなく、内部の油液が長期の作用下で摩損によ り損失して液面が低くなっても随時補充できなかった。
【0004】 ゆえに以上の周知の緩衝器の構造の欠点をいかに解消して緩衝器の機能を高め るかが問題とされる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の主要な目的は、油圧気圧補助調整緩衝器を提供することにあり、その 気室は直接油圧と反応して緩衝し、良好な緩衝効果を達成するものとする。
【0006】 本考案の次の目的は、油圧気圧補助調整緩衝器を提供することにあり、主油圧 シリンダと副油圧シリンダ間の流道管径の縮小拡大の調節により、専門機器によ る反復テストが不要で、簡単に内部気圧と油圧の組合せの最良の平均値を改変で きるものとする。
【0007】 本考案のさらなる目的は、油圧気圧補助調整緩衝器を提供することにあり、そ れは、そのピストンロッドに適当な防塵保護が設けらて摩擦損耗が減らされ、使 用の耐久性を高めたものとする。
【0008】 本考案のもう一つの目的は、油圧気圧補助調整緩衝器を提供することにあり、 それは、本体の主油圧シリンダと副油圧シリンダ間の流道に注油口が設けられて 、随時油液を補充して油液を標準液面に保持できるものとする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、緩衝器本体内に主油圧シリンダと、一側に延伸された流道 と、側向の開口が下向きとされて並びに外蓋が結合されると共に流道に連通する 副油圧シリンダが設けられ、主油圧シリンダ内にピストンロッドが進入して主油 圧シリンダ内の液面を圧縮し、主油圧シリンダの外周にスプリングが套設されて ピストンロッド上端の結合端が結合し支持する負荷を交互支持し、そのピストン ロッドとスプリングの間に設けられた調節装置によりスプリングの緩衝程度が調 節される、油圧気圧補助調整緩衝器において、副油圧シリンダ内に、外周にシー ルリングが結合されたピストンが設けられて副油圧シリンダ内壁を塞ぎ、副油圧 シリンダ上開口にネジ山が設けられてエアノズルに結合された気室蓋の縦向き環 状壁の蓋縁と螺合し密閉し、浮動するピストン以上に活動気室が形成され、エア ノズル中段に六角形凸縁が形成され、凸縁以下のネジ部にシールリングが套設さ れて気室蓋と結合される時に孔縁に圧接されてシールし、気室蓋の蓋縁の縦向き 環状壁に雌ネジが設けられて外蓋の結合凸縁と螺合され、その結合凸縁の中央に 、気室蓋に結合されたエアノズルに対応する凹溝が設けられ、凹溝内にシールリ ングが設けられて気室蓋結合時にエアノズル外端に圧接して二重のシールを形成 することを特徴とする、油圧気圧補助調整緩衝器としている。 請求項2の考案は、前記緩衝器本体の主油圧シリンダと副油圧シリンダ間を連 通させる流道に油液流量調節つまみが設けられたことを特徴とする、請求項1に 記載の油圧気圧補助調整緩衝器としている。 請求項3の考案は、前記緩衝器本体の主油圧シリンダと副油圧シリンダ間を連 通させる流道に注油口が設けられて、随時油液を補充して標準液面を保持するの に供されることを特徴とする、請求項1に記載の油圧気圧補助調整緩衝器として いる。 請求項4の考案は、前記主油圧シリンダの上段とスプリングの間に防塵保護カ バーが套設されたことを特徴とする、請求項1に記載の油圧気圧補助調整緩衝器 としている。
【0010】
【考案の実施の形態】
本考案によると、緩衝器本体内に主油圧シリンダ、及び一側に向けて延伸され た流道が設けられて副油圧シリンダと連通し、主油圧シリンダ内にピストンロッ ドが設けられて液面を圧縮し、外周に設けられたスプリングとの交互作用により 負荷を支持し、副油圧シリンダ内にあって、外周にシールリングを結合させたピ ストンプラグが副油圧シリンダの内壁を塞ぎ、副油圧シリンダの開口にエアノズ ルを結合させた気室カバーが密閉するよう組み合わされ、副油圧シリンダの浮動 するピストン以上に活動気室が形成され、気室がピストンで油面と直接対向して 全面性の反応油面緩衝の良好な緩衝効果を得、また、流道に流量調節つまみが設 けられ、緩衝油液の流量と内部油圧と気圧の平衡を得られ、並びに本体の主油圧 シリンダと副油圧シリンダを連通させる流道に一つの注油口が設けられて油液の 補充に便利とされている。
【0011】
【実施例】
図1、2は本考案の斜視図及び組合せ断面図であり、緩衝器本体10内に主油 圧シリンダ11と一側に向けて延伸された流道12と該流道12で主油圧シリン ダ11に連通する副油圧シリンダ13が設けられ、本体10の主油圧シリンダ1 1内にあってピストンロッド14が進入して油圧シリンダ内の液面を圧縮し、主 油圧シリンダ11外周に設置されたスプリング15が組み合わされて、交互作用 により、ピストンロッド14の下端の結合端16が結合支持する負荷を支持する 。ピストンロッド14とスプリング15間に調節装置17が設けられて、スプリ ングの緩衝程度を調節するのに供される。また主油圧シリンダ11の上段のスプ リング15の内側に防塵保護カバー18が設けられている。そのうち、副油圧シ リンダ13内にあって、外周にシールリング21を結合したピストンロッド14 で副油圧シリンダ13の内壁が塞がれ、副油圧シリンダ13の開口にエアノズル 31に結合された気室蓋30が組み合わされて密閉され、副油圧シリンダ13の 浮動するピストン20以上の活動拡張収縮する気室131が形成されている。
【0012】 そのうち、エアノズル31中段に六角形の凸縁311が形成され、凸縁以下の ネジ部にシールリング312が套設されて、気室蓋30取り付け時に孔縁に圧接 して漏れ止めを行う。副油圧シリンダ13の気室蓋30外縁に形成された縦向き の環状壁の蓋縁32に雄ネジが設けられて副油圧シリンダ13の開口と螺合され て密閉し、蓋縁32内壁に雌ネジが形成されて外蓋40の結合凸縁41と螺合し 、結合凸縁41の中央の、気室蓋30に結合されたエアノズル31に対応する位 置に凹溝42が形成され、凹溝42内にシールリング43が設けられて気室蓋3 0を螺合する時にエアノズル31の外端に圧接し、第2重の漏れ止めを形成する 。また本体10の主油圧シリンダ11と副油圧シリンダ13間の流道12に油液 流量調節つまみ50が設けられ、内部にプラグ60が結合された注油口が設けら れている。
【0013】 図2の矢印は、本考案の油圧でスプリングを緩衝し、気圧で油圧を緩衝する動 作を示す。即ち、流道12により主油圧シリンダ11の受ける緩衝力が副油圧シ リンダ13に伝えられ、並びに外周にシールリング21を結合させたピストン2 0が副油圧シリンダ上段を隔離して気室131を形成し、副油圧シリンダ13の 開口の気室蓋30に結合されたエアノズル31からの充気が、上段の気室131 に進入し、気室131内の気圧力が直接油面上に浮かぶピストン20に作用し、 直接油圧に反応する緩衝力を形成し、油圧液面と一種の緩衝平衡の良好な緩衝作 用を形成する。
【0014】 図3に示されるように、主油圧シリンダ11の上段に結合されたスプリング1 5の上端部はネジで一種の調節装置17が形成され、ネジによりスプリング15 を圧迫する程度を調節して、スプリング緩衝の程度を調節し変化させられる。主 油圧シリンダ11上段とスプリング15の間に套設された防塵保護カバー18は 昇降動作するピストンロッド14への灰塵の付着を防止し、昇降動作間の摩擦損 耗を防止し、長期の使用に耐えられるようにする。さらに、図3の左側の副油圧 シリンダ内のピストンロッドに示されるように、スプリング15により主油圧シ リンダ11の緩衝吸収後に、流道12により気室131に反応する時、直接エア ノズル31により気室131に対する充気を行えるほか、気室131の圧力の大 きさを改変(図中のピストンの実線点線で示される)することにより、油圧に反 応する緩衝を調節できる。
【0015】 図4に示されるように、流道12に設けられた、シールリング51を具えた油 液流量調節つまみ50は、流道12内の進入程度を調節することにより、流道1 2の口径を改変でき、緩衝油液の進退の流量を改変でき、また、油圧と気圧間の 緩衝平衡の調節を達成できる。また、即ち、専門機器による反復テストなく、油 液流量調節つまみ50の微調整により油圧と気圧間の緩衝平衡を達成して、消費 者が自分で簡単に調節して平衡を達成できる。
【0016】 また、図3、4に示されるように、主油圧シリンダ11の下端の一側の流道1 2内に注油口が設けられ、シールリング61を具えたプラグ60が組み合わされ 、使用者が随時自分で取り外して油液を補充でき、油圧シリンダを随時標準液面 に保持することができる。
【0017】
【考案の効果】
以上の具体的実施例の構造により、本考案の油圧気圧補助調整緩衝器は、気室 内の気圧力を直接液面上のピストンに作用させて、気室の気圧を集中させ全面的 な油圧反応緩衝力とし、油圧液面と緩衝平衡の良好な緩衝作用を形成し、及び油 液流量調節つまみの微調整により、油圧と気圧間の緩衝平衡を達成して、消費者 が自分で簡単に調節して緩衝平衡を達成でき、並びに注油口で消費者が自分で油 液を補充して、油圧シリンダを随時標準液面に保持することができる。ゆえに、 本考案は産業上の利用価値と進歩性を有し、且つ本考案の構造は未だなく、ゆえ に新規性を有し、実用新案登録の要件を具備している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の斜視図である。
【図2】本考案の断面動作表示図である。
【図3】本考案の組合せ断面調節表示図である。
【図4】本考案の流道流量調節実施例図である。
【符号の説明】
10 緩衝器本体 11 主油圧シリンダ
12 流道 13 副油圧シリンダ 131 気室 14
ピストンロッド 15 スプリング 16 ピストンロッド上結
合端 17 調節装置 18 防塵保護カバー 20 ピストン 21 シールリング 30 気室蓋 31 エアノズル 311 六角形凸縁 312 シールリング 32 蓋縁 40 外蓋 41 結合凸縁 42 凹溝 43 シールリング 50 油液流量調節つまみ 51 シールリング 60 プラグ 61 シールリング

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緩衝器本体内に主油圧シリンダと、一側
    に延伸された流道と、側向の開口が下向きとされて並び
    に外蓋が結合されると共に流道に連通する副油圧シリン
    ダが設けられ、主油圧シリンダ内にピストンロッドが進
    入して主油圧シリンダ内の液面を圧縮し、主油圧シリン
    ダの外周にスプリングが套設されてピストンロッド上端
    の結合端が結合し支持する負荷を交互支持し、そのピス
    トンロッドとスプリングの間に設けられた調節装置によ
    りスプリングの緩衝程度が調節される、油圧気圧補助調
    整緩衝器において、副油圧シリンダ内に、外周にシール
    リングが結合されたピストンが設けられて副油圧シリン
    ダ内壁を塞ぎ、副油圧シリンダ上開口にネジ山が設けら
    れてエアノズルに結合された気室蓋の縦向き環状壁の蓋
    縁と螺合し密閉し、浮動するピストン以上に活動気室が
    形成され、エアノズル中段に六角形凸縁が形成され、凸
    縁以下のネジ部にシールリングが套設されて気室蓋と結
    合される時に孔縁に圧接されてシールし、気室蓋の蓋縁
    の縦向き環状壁に雌ネジが設けられて外蓋の結合凸縁と
    螺合され、その結合凸縁の中央に、気室蓋に結合された
    エアノズルに対応する凹溝が設けられ、凹溝内にシール
    リングが設けられて気室蓋結合時にエアノズル外端に圧
    接して二重のシールを形成することを特徴とする、油圧
    気圧補助調整緩衝器。
  2. 【請求項2】 前記緩衝器本体の主油圧シリンダと副油
    圧シリンダ間を連通させる流道に油液流量調節つまみが
    設けられたことを特徴とする、請求項1に記載の油圧気
    圧補助調整緩衝器。
  3. 【請求項3】 前記緩衝器本体の主油圧シリンダと副油
    圧シリンダ間を連通させる流道に注油口が設けられて、
    随時油液を補充して標準液面を保持するのに供されるこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の油圧気圧補助調整緩
    衝器。
  4. 【請求項4】 前記主油圧シリンダの上段とスプリング
    の間に防塵保護カバーが套設されたことを特徴とする、
    請求項1に記載の油圧気圧補助調整緩衝器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110939677A (zh) * 2019-11-29 2020-03-31 浙江雷宸智能科技有限公司 臂力器阻尼
CN116511018A (zh) * 2022-12-08 2023-08-01 江苏丽鑫炭业有限公司 一种具有破碎功能的木质活性炭生产用筛选装置

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