JP3084893U - 旋盤加工用振れ止め装置 - Google Patents

旋盤加工用振れ止め装置

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JP3084893U
JP3084893U JP2001006300U JP2001006300U JP3084893U JP 3084893 U JP3084893 U JP 3084893U JP 2001006300 U JP2001006300 U JP 2001006300U JP 2001006300 U JP2001006300 U JP 2001006300U JP 3084893 U JP3084893 U JP 3084893U
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blade
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進 西谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小径で長尺な棒状加工物の切削加工にさい
し、支持箇所付近で切り粉によるトラブルを避けながら
且つ被加工物振れの発生を効果的に防止したものとな
し、生産性の向上に寄与せしめる。 【解決手段】 刃物送り台上の加工用刃物を挟んで未加
工側へ2cm〜7cm、好ましくは3cm〜5cmほど
寄った位置に、被加工物の直上方向と加工用刃物と相反
する水平方向の2箇所で被加工物を弾発的に押圧接触す
るものとなした自由回動するローラからなる支持装置
を、そして加工終了側へ10cm〜20cm、好ましく
は15cmほど寄った位置に加工用刃物と同一の水平方
向で被加工物を弾発的に押圧接触させる自由回動するロ
ーラからなる支持装置を備えた構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は切削加工用工作機械で棒状工作物の加工特に、工作物の振れ発生を防 止する支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来は振れの発生するような長尺工作物の加工は、素材の長さの中央部を、予 め切削し、そこに固定式の振れ止め装置を設けて、長さの半分を加工した後、工 作物を反転して残りの半分を切削加工していた。
【0003】 また、実開昭61−166701号及び実開昭58−102003号等の技術 に於いても、支持ローラの配置が悪いため切粉が加工物と支持ローラの間に入り 込み加工物の精度が悪くなる。また、例えば加工寸法直径65mm、長さ300 0mm程度の鋳物丸棒を重切削加工することは非常に困難で、1回の切削量を小 さくして繰り返し加工しなければならなかった。 従って、一般的に従来技術では多大な加工時間を要し、なおかつ仕上がり精度 も劣悪とならざるを得ないものとなっていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記問題点を解決せんとするものであって、即ち長尺ものであっても 芯振れ防止を図りつつ切削加工が可能で、しかも加工物を反転させずに、高精度 の加工が短時間で出来ることができる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
刃物送り台上の加工用刃物を挟んで未加工側へ2cm〜7cm、好ましくは3 cm〜5cmほど寄った位置に、被加工物の直上方向と加工用刃物と相反する水 平方向の2箇所で被加工物を弾発的に押圧接触するものとなした自由回動するロ ーラからなる支持装置を、そして加工終了側へ10cm〜20cm、好ましくは 15cmほど寄った位置に加工用刃物と同一の水平方向で被加工物を弾発的に押 圧接触させる自由回動するローラからなる支持装置を備えたものとなしたことを 特徴とする。 このさい、支持装置は一定長の筒匣内の開放口側へ先端に自由回動するローラ を備えたスリーブを挿入し、これと反対側の筒匣壁外方から筒匣内へ向けて調整 ネジを螺動可能に取付け、一方筒匣内の上記調整ネジ先端と前記スリーブ後端面 との間にバネガイドを介してコイルバネを装填し、他方スリーブ外周面の長さ方 向へ一定長のガイド溝を穿設し、該ガイド溝に対し筒匣外方から止めネジの先端 を係合嵌入させてスリーブの摺動規制と止着固定の行われる構成を特徴とする。
【0006】
【考案の実施の形態】
図1は本考案装置の使用状態を模式的に示す平面説明図であって、1は刃物送 り台、2,2は旋盤の芯押し台、3は芯押し台間に挟時される被加工物、4は刃 物送り台上へ取付た加工用刃物である。
【0007】 上記構成は従来装置と変わりがないが、本考案では新しく図1に見られる通り 刃物送り台上1に於ける加工用刃物4を挟んで被加工物3の未加工側(図示例で 左方)へ一定距離L、即ち2cm〜7cm、好ましくは3cm〜5cmほど寄 った位置で、被加工物3の直上方向と加工用刃物と相反する水平方向の2箇所を 弾発的に押圧接触するための自由回動するローラからなる支持装置5を、そして 加工終了側(図示例で右方)へ一定距離L、即ち10cm〜20cm、好まし くは15cmほど寄った位置に加工用刃物と同一の水平方向で被加工物を弾発的 に押圧接触させる自由回動するローラからなる支持装置6を備えたものとする。
【0008】 図2は図1に於けるA−A矢視線断面図であって、刃物送り台1上に於ける加 工用刃物4と支持装置5との関係を示すものである。 ここに、支持装置5はC型フレームの垂直上方箇所と水平方向箇所の2箇所か らC型フレームの円中心内部へ直交状態に自由回動するローラを弾発状態に進退 可能に設けしめるのであり、該ローラ支持手段7の構成は図3の断面で示す通り である。
【0009】 即ち、図3に於いてローラ支持手段7は一定長の筒匣7a内に対し、開放され た先端側へ自由回動するローラ8を備えたスリーブ9を挿入し、且つその背面側 からは一定長の調整ネジ10を筒匣壁面に設けたネジ溝7bと螺合させ、摘み1 0aの回動で矢印イ,ロ方向へ進退するようになさしめるのである。 11は筒匣7a内へ摺動可能に挿入される断面凸状のバネガイドであって、凸 状部11aを筒内開放側へ向かうようになしてその外周にコイルバネ12を上記 スリーブ9の後端部との間へ介在させるようになさしめてある。 なお、スリーブ9の外周面にはその長さ方向へ一定長のガイド溝kが穿設して あり、該ガイド溝kには筒匣7aの外方に設けた止めネジ13のネジ先端を係合 状態に嵌入させ、スリーブ9の矢印イ,ロ方向の移動規制が行われるようになさ しめるほか、必要に応じ該止めネジ13の締付け回動でその位置固定が図られる ようになっている。
【0010】 図4は図1に於けるB−B矢視線断面図であって、ここで見られる今1つ支持 装置6は加工用刃物4の取付台4aを利用して取付けたものを示す。該装置に於 けるローラ支持手段の構成は前述のものと同様であり、その固定手段に加工用刃 物の取付け台4aを利用したものを示したが、支持装置5と同様に別途支持フレ ームを設置するものとなしても良い。 而して、これら各支持フレームの刃物送り台1上に於ける取付けにさいしては 、上下、前後及び左右方向へ適宜移動可能にする構成の採用を自由に行うのであ って、本考案の実施の範囲内とする。
【0011】 本考案に於いて、刃物送り台に於ける加工用刃物4を挟んで被加工物の未加工 側へ2cm〜7cm、好ましくは3cm〜5cmほど寄った位置と、そして加工 終了側へ10cm〜20cm、好ましくは15cmほど寄った位置に夫々れ支持 装置5及び6を設け、被加工物の外周を夫々れの自由回動するローラで弾発的に 押圧接触させるようになすことは、本考案者の幾多の実験結果から、即ち加工刃 物による被加工物の加工切削中に於ける切り粉によるトラブルを避けながら、振 れの発生を効果的に防止することができたものである。とりわけ、上記の通り支 持装置を加工刃物の前後に設置位置を一定距離間ずらして配置することは、長尺 物の被加工物を旋盤の芯押し台間へ取付けるにさいして、これらの支持装置の前 後間の空間を巧みに利用しながら支障なく迅速且つ簡便に行うことのできる上で も優れるのである。
【0012】 本考案で支持装置の自由回動するローラは、被加工物の切削時にその外周をコ イルバネの弾発力で押圧接触させているのであり、この弾発力は調整ネジを適宜 回動させることにより調整されるのであり、加工終了時は止めネジによって筒匣 先端から突出しないように、固定されるものとなっている。
【0013】
【考案の効果】
本考案は以上の通り構成するものであって、被加工物の切削加工にさいし、切 削刃物を挟むその前後の一定距離箇所が、支持装置の自由回動するローラによっ て弾発的に押圧保持されるものとなっている。従って、切削時に於ける負荷変動 で被加工物が微妙な振れを発生したりすることが防止されて高精度の切削加工を 迅速に可能ならしめて生産効率の向上に寄与すること大ならしめるものとなるの である。 とりわけ、このことは小径の長尺物の切削加工に適するのであり、例えば加工 寸法直径60mm、長さ3000mm程度の鋳物丸棒を加工した場合、その精度 向上と共に加工時間は1/4の短縮化の図れるものとなった。なお、切粉の処理 も容易であって、これによるトラブル問題を生じたりするものとならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の使用状態を模式的に示す平面図で
ある。
【図2】図1に於けるA−A矢視断面図である。
【図3】ローラ支持手段の構成を示す断面説明図であ
る。
【図4】図1に於けるB−B矢視断面図である。
【符号の説明】
1 刃物送り台 2 芯押し台 3 被加工物 4 加工用刃物 5 支持装置 6 支持装置 7 ローラ支持手段 8 ローラ 9 スリーブ 10 調整ネジ 11 バネガイド 12 コイルバネ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刃物送り台上の加工用刃物を挟んで未加
    工側へ2cm〜7cm、好ましくは3cm〜5cmほど
    寄った位置に、被加工物の直上方向と加工用刃物と相反
    する水平方向の2箇所で被加工物を弾発的に押圧接触す
    るものとなした自由回動するローラからなる支持装置
    を、そして加工終了側へ10cm〜20cm、好ましく
    は15cmほど寄った位置に加工用刃物と同一の水平方
    向で被加工物を弾発的に押圧接触させる自由回動するロ
    ーラからなる支持装置を備えたものとなしたことを特徴
    とする旋盤加工用振れ止め装置。
  2. 【請求項2】 支持装置は一定長の筒匣内の開放口側へ
    先端に自由回動するローラを備えたスリーブを挿入し、
    これと反対側の筒匣壁外方から筒匣内へ向けて調整ネジ
    を螺動可能に取付け、一方筒匣内の上記調整ネジ先端と
    前記スリーブ後端面との間にバネガイドを介してコイル
    バネを装填し、他方スリーブ外周面の長さ方向へ一定長
    のガイド溝を穿設し、該ガイド溝に対し筒匣外方から止
    めネジの先端を係合嵌入させてスリーブの摺動規制と止
    着固定の行われる構成を特徴とする請求項1記載の旋盤
    加工用振れ止め装置。
JP2001006300U 2001-09-26 2001-09-26 旋盤加工用振れ止め装置 Expired - Lifetime JP3084893U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017008998A (ja) * 2015-06-18 2017-01-12 株式会社水道技術開発機構 流路閉塞装置および流路閉塞装置を用いた開閉弁撤去工法

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JP2017008998A (ja) * 2015-06-18 2017-01-12 株式会社水道技術開発機構 流路閉塞装置および流路閉塞装置を用いた開閉弁撤去工法

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