JP3084777B2 - 電力線搬送通信方式及び電力線搬送通信装置 - Google Patents

電力線搬送通信方式及び電力線搬送通信装置

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JP3084777B2 JP03090920A JP9092091A JP3084777B2 JP 3084777 B2 JP3084777 B2 JP 3084777B2 JP 03090920 A JP03090920 A JP 03090920A JP 9092091 A JP9092091 A JP 9092091A JP 3084777 B2 JP3084777 B2 JP 3084777B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電力線搬送通信方式及び
電力線搬送通信装置に関し、特に電灯線ホームバスシス
テム用の電力線搬送通信方式及びこれに用いる電力線搬
送通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電力線搬送通信方式の例として
は、日本電子機械工業会電力線搬送通信調査委員会報告
書(昭和61年7月)に報告された電灯線ホームバスシ
ステムがある。ホームバスシステムは、電話機や通信機
能付きパーソナルコンピュータ等の情報通信機器、セキ
ュリティやエネルギーコントローラ等のハウスキーピン
グ機器、衛星放送や文字放送等のAV機器を共通の伝送
路に接続し、機器相互間の有機的な結合を行なう家庭内
で完結する制御通信形システムである。そして、家庭の
内外のあらゆる情報を、どこからでも、いつでも、だれ
もが選択できるシステムである。電灯線ホームバスシス
テムは、この共通の伝送路として電灯線を使用するもの
である。
【0003】図7は、電灯線ホームバスシステムの通信
フレームの構成を示す図である。図7において、電灯線
ホームバスシステムの通信フレームは、同期信号AS
と、テキスト開始コードSTXと、自己アドレスSA
と、相手アドレスDAと、制御コードCCと、ハウスコ
ードHCと、データ長BCと、データフィールドDF
と、フレームチェックコードFCCと、テキスト終結コ
ードEXTの各フィールドから構成されている。
【0004】また、各フィールドは、図8に示すよう
に、スタートビットSBと、データビットb0〜b7
と、パリティビットPBと、ストップビットTBとから
構成されている。
【0005】次に、動作について説明する。
【0006】電灯線ホームバスシステムにおける通信誤
り、すなわちエラーの検出および訂正は以下のように行
なう。まず、受信側において、各フィールドごとに送信
側で付加した偶数パリティを用いてエラーチエックを行
なう。さらに、送信側から、自己アドレスSAからデー
タフィールドDFまでの和の2の補数の値を付加したフ
レームチエックコードFCCを送信し、受信側におい
て、このフレームチエックコードFCCと対応する受信
信号の自己アドレスSAからデータフィールドDFまで
の和を加算するチエックサム方式によりエラーチエック
を行なう。
【0007】受信側においてエラーを検出した場合は、
受信側から何も送信しないということによって、否定応
答(NAC)であるとみなす。この場合、送信側では、
通信フレームの制御コードCCに含まれる再送フレーム
のナンバーを変更し、新たなフレームチエックコードF
CCを含む通信フレームを再送している。
【0008】また、受信側においてエラーを検出しない
場合は、受信側から肯定応答フレームを送信することに
よりその通信を終了するというものであった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電力線
搬送通信方式は、通信誤りを検出した場合には、再送フ
レームのナンバーを変更し、新たなフレームチエックコ
ードを含む通信フレームを再送信するが、再送信したフ
レームにも通信誤りが発生した場合は、再び受信側のフ
レームチエックによってエラーとして検出されるので、
再送信の回数が増大し、通信が成功するまでの時間が長
くなるという欠点があった。また、電力線に流れる交流
の周波数に同期した周期のバーストノイズにより、通信
フレーム長よりも短い間隔で通信エラーが発生するとい
うような場合は、再送信を繰返してもこの通信エラーを
回復できないという問題点があった。
【0010】本発明の目的は、上記の欠点および問題点
を解決し、再送信の回数を大幅に低減し通信成功までの
時間を短縮するとともに、交流の周波数に同期した周期
のバーストノイズによる通信フレーム長よりも短い間隔
で発生する通信エラーに対しても1回の再送信により回
復できる電力線搬送通信方式及び通信装置を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明の電力線搬送
通信方式は、第一の送受信装置からディジタルデータに
制御情報とアドレス情報および誤りチエック情報とを付
加して生成した予め定めたフィールド周期の複数のフィ
ールドからなる第一の通信フレームを電気信号として電
力線に送出するとともに、第二の送受信装置が電力線上
の前記電気信号を受信し前記第一の通信フレームを検出
し前記制御情報とアドレス情報により前記第一の通信フ
レームの前記ディジタルデータを選択的に抽出し、誤り
チエックにより抽出した前記ディジタルデータを正しく
受信したことを確認すると肯定応答信号を前記第一の送
受信装置に返送する電力線搬送通信方式において、前記
第一の送受信装置が前記肯定応答信号を検出できないと
きは前記第一の送受信装置は送出した前記第一の通信フ
レームと同一の前記ディジタルデータと前記アドレス情
報および前記誤りチエック情報とを有する第二の通信フ
レームを前記第一の通信フレームの送信開始時刻からの
前記電力線を流れる交流の半周期の整数倍ごとの遅延時
間に対し少なくとも前記フィールド周期の2倍の時間を
加算または減算した時間の範囲を除く時間の範囲内に設
定した再送信時刻に再送信することを特徴とする。
【0012】また、第2の発明の電力線搬送通信装置
は、第1の発明の電力線搬送通信方式に用いるものであ
り、前記第一および第二の送受信装置は前記ディジタル
データと前記制御情報である制御データと前記アドレス
情報であるアドレスデータとを格納する送信フレームメ
モリと、前記送信フレームメモリから出力される送信フ
レームメモリ出力データにフィールド誤りチエックデー
タおよびフレーム誤りチエックデータを含む前記誤りチ
エック情報を付加して前記第一の通信フレームである第
一の送信フレームを生成する送信フレーム生成部と、前
記第一の送信フレームを受信し復調した受信フレームを
格納する受信フレームメモリと、前記フィールド誤りチ
エックデータにより前記受信フレームを前記フィールド
ごとにフィールド誤りチエックし誤りがない場合は前記
受信フレームメモリに順次格納し、前記受信フレームメ
モリに前記受信フレームの1フレーム分が完全に格納さ
れたときに前記フレーム誤りチエックデータによりフレ
ーム誤りチエックをするエラー訂正部と、前記エラー訂
正部の出力を受け前記受信フレームの前記アドレスデー
タと前記制御データとを解析して自局あての受信フレー
ムであることを判定し受信フレーム判定出力を出力する
受信フレーム判定部と、前記受信フレーム判定出力によ
り前記肯定応答信号を生成するアクノリッジ生成部と、
前記肯定応答信号を検出するアクノリッジ検出部と、前
記アクノリッジ検出部が前記肯定応答信号を検出しない
とき前記第二の通信フレームである第二の送信フレーム
を前記再送信時刻に再送信する送信制御部とを備えるこ
とにより構成されている。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0014】図1は本発明の電力線搬送通信方式に用い
る電力線搬送通信装置の一実施例を示すブロック図であ
る。
【0015】本実施例の電力線搬送通信装置はスペクト
ラム拡散方式の電灯線ホームバスシステムであり、図1
に示すように、同一のものである自装置および相手装置
の送受信装置1,2が伝送路である電灯線3に接続され
て構成されている。
【0016】送受信装置1は、電灯線3とのインターフ
エース回路である結合器11と、送信フレームメモリ1
2と、送信フレーム生成部13と、変調部14と、PN
信号生成部15と、ドライバ16と、レシーバ17と、
復調部18と、エラー訂正部19と、受信フレームメモ
リ20と、受信フレーム判定部21と、アクノリッジ生
成部22と、アクノリッジ検出部23と、送信制御部2
4とを備えて構成されている。
【0017】送信フレームメモリ12は、相手装置に送
出するディジタルデータと相手装置のアドレスとを格納
している。送信フレーム生成部13は、送信要求が発生
した場合、送信フレームを生成しシリアルデータとして
変調部14に送出する機能を有する。変調部14は、送
信フレームをスペクトラム拡散変調するものである。P
N信号生成部15は、送信フレームをスペクトラム拡散
変調するための疑似ランダム信号を発生する機能を有す
る。ドライバ16は、変調部14からのスペクトラム拡
散変調された送信フレームを所定の帯域になるよう帯域
制限し、電力増幅を行なうものである。レシーバ17
は、結合器11からの受信信号を増幅する。復調部18
は、入力された受信信号を復調するものである。エラー
訂正部19は、復調された受信データから正しい受信フ
レームを受信フレームメモリ20上に生成する機能を有
する。受信フレーム判定部21は、アドレスデータと制
御コードとを解析し、その結果をアクノリッジ生成部2
2に送る機能を有する。アクノリッジ生成部22は、受
信フレーム判定部21の制御により肯定応答信号を出力
する機能を有する。アクノリッジ検出部23は、復調部
18からの復調された肯定応答信号を検出する機能を有
する。送信制御部24は、アクノリッジ検出部23から
の肯定応答信号検出出力により、通信の完了あるいは再
送信の制御を行なう機能を有する。
【0018】次に、本実施例の動作について説明する。
【0019】図2は、通信フレームの構成を示す図であ
る。図2において、本実施例の電力線搬送通信方式の通
信フレームは、同期信号ASと、テキスト開始コードS
TXと、プライオリテイコードPCと、自己アドレスS
Aと、相手アドレスDAと、制御コードCCと、データ
長BCと、データフィールドD1〜Dnと、フレームチ
ェックコードFCCとの各フィールドから構成されてい
る。
【0020】また、図2には、受信側において通信フレ
ームを確認した場合に返送する肯定応答信号フレームを
示す。肯定応答信号フレームは、同期信号ASと、肯定
応答信号ACKとで構成される。
【0021】また、各フィールドは、図3に示すよう
に、8ビットのデータ部b0〜b7と、1ビットのパリ
ティビットPBと、ストップビットTBとから構成され
ている。
【0022】まず、送信フレームメモリ12から、格納
された相手装置のアドレスDAおよび送信ディジタルデ
ータDFを送信フレーム生成部13に入力する。送信フ
レーム生成部13は、送信制御部24を介して送信要求
が発生した場合、図2に示す送信フレームを生成しシリ
アルデータとして変調部14に送出する。変調部14
は、PN信号生成部15からの疑似ランダム信号によ
り、送信フレームをスペクトラム拡散変調する。ドライ
バ16は、変調部14からのスペクトラム拡散変調され
た送信フレームを所定の帯域になるよう帯域制限した後
電力増幅し、結合器11を介して電灯線3に送出する。
【0023】電灯線3を伝播してきた送受信装置1から
の送信信号は、送受信装置2により受信される。受信信
号は、送受信装置2において、結合器11を介してレシ
ーバ17に入力される。レシーバ17は、入力された受
信信号を増幅し、復調部18とPN信号生成部15に出
力する。PN信号生成部15からの疑似ランダム信号
は、受信フレームの同期信号ASによって同期が取ら
れ、復調部18に入力される。復調部18は、入力され
た受信信号を復調し、エラー訂正部19に出力する。エ
ラー訂正部19は、復調された受信データから正しい受
信フレームを受信フレームメモリ20上に生成する。エ
ラー訂正が完了した受信フレームは受信フレーム判定部
21に出力される。受信フレーム判定部21は、アドレ
スデータDAと制御コードCCとを解析し、自局が受信
すべき通信であると判定した場合は、アクノリッジ生成
部22を起動し、肯定応答信号ACKを出力する。肯定
応答信号ACKは変調部14に入力され、前述の送受信
装置1の変調部14以降の動作と同一の過程により、肯
定応答信号フレームとして結合器11を介して電灯線3
に送出される。
【0024】送受信装置1においては、返送されてきた
肯定応答信号フレームを、結合器11、レシーバ17を
介して、復調部18に入力して肯定応答信号ACKを復
調し、アクノリッジ検出部23に出力する。アクノリッ
ジ検出部23は、復調部18からの復調された肯定応答
信号ACKを検出する。肯定応答信号ACKを検出する
と送信制御部24に出力し、送信制御部24は通信を完
了させる。
【0025】送信制御部24はアクノリッジ検出部23
から、肯定応答信号ACKが入力されない場合は、通信
フレームの再送信を行なう。図5は、再送信の場合のタ
イムチャートである。図5において、aは伝送路である
電灯線における周期2Tの交流波形、bは交流波形に同
期して発生するバーストノイズ、cは通信フレームの1
回目の送信における構成フィールドのタイミング関係、
dは通信フレームの再送信における構成フィールドのタ
イミング関係をそれぞれ示す。
【0026】cに示す通信フレームの1回目の送信の開
始時刻をt0とすると、受信側ではbに示すバーストノ
イズにより、同期信号ASと、テキスト開始コードST
Xと、プライオリテイコードPCと、データ長BCと、
データフィールドD1の各フィールドにエラーが含まれ
るので、肯定応答信号ACKを返送しない。したがっ
て、送信側の送信制御部24は、以下のタイミングでd
に示す再送信通信フレームの再送信を行なう。すなわ
ち、Nを整数として、再送信の開始時刻は、前回、すな
わち、1回目の送信開始時刻t0からの交流波形の半周
期TのN倍の遅延時間に対しに通信フレームの2フィー
ルド分の期間を加算または減算した時刻である。
【0027】再送信通信フレームは、図4に示すよう
に、制御コードCCの再送フレームナンバービットが異
なるのみでありその他の値はすべて同一の値である。ま
た、送信フレームのフレームチェックコードFCCは、
初回送信フレームの自己アドレスSAと、相手アドレス
DAと、制御コードCCと、データ長BCと、データフ
ィールドD1〜D3についての巡回符号検出方式の誤り
チエックコード(CRC)が付加されている。
【0028】図6はエラー訂正部19の動作を説明する
フローチャートである。
【0029】送受信装置2のエラー訂正部19には、復
調部18から1フィールド分の受信信号を入力されると
(ステップS1)、復調器の相関値およびパリティビッ
トPBを用いて1フィールド分のエラーチエックを行な
う(ステップS2)。エラーが検出されなければ、その
フィールドは正常であるので受信フレームメモリ21に
格納し(ステップS3)、そのフィールドのエラーフラ
グをクリアする(ステップS4)。また、エラーが検出
されたならば、受信フレームメモリ21に格納せずにそ
のフィールドのエラーフラグをセットする(ステップS
5)。以上のステップを1フレームの残りのフィールド
について繰返す(ステップS6)。
【0030】次に、1フレーム分の受信後に、受信フレ
ームメモリ21に格納した同期信号ASと、テキスト開
始コードSTXと、プライオリテイコードPCと、自己
アドレスSAと、相手アドレスDAと、制御コードCC
と、データ長BCと、データフィールドD1〜Dnと、
フレームチェックコードFCCとの各フィールドのデー
タが完備したかどうかをチエックする(ステップS
7)。無効なフィールドがある場合は、ステップS15
に進み、そのままエラー訂正動作を終了する。
【0031】ステップS7で、受信フレームメモリ21
に格納した全てのフィールドが有効である場合には、C
RCエラーチエックを行なう(ステップS8)。このと
き、制御コードCCの再送フレームナンバービットはマ
スクしてエラーチエックの対象とはしない。フレームエ
ラーを検出した場合には、フィールドエラーフラグがセ
ットされているフィールド、すなわち、その受信フレー
ムでは更新しなかったフィールドを全て無効として(ス
テップS9〜S11)、ステップ14に進み終了する。
【0032】フレームエラーを検出しない場合には、受
信フレーム判定部21で受信フレームの相手アドレスD
Aと制御コードCCとを解析し(ステップS12)、自
局あての通信フレームであると判定した場合は、アクノ
リッジ生成部22を起動し、肯定応答信号ACKを出力
する(ステップS12)。最後にステップ14に進み終
了する。
【0033】図5において、最初の受信フレームcを受
信した時点では、バーストノイズにより、データ長BC
と、データフィールドD1の各フィールドがエラーフィ
ールドとなり、それぞれのエラーフラグがセットされ
る。また、自己アドレスSAと、相手アドレスDAと、
制御コードCCと、データフィールドD2,D3および
フレームチェックコードFCCの各フィールドは正常で
あるので、受信フレームメモリ21に格納され、そのフ
ィールドのエラーフラグがクリアされる。この時点で
は、受信フレームメモリ21の内容が完備していないの
で、肯定応答信号ACKは返送されず、送信側から再送
通信フレームdが再送される。
【0034】受信側で受信した再送通信フレームdの相
手アドレスDAと、制御コードCCと、データフィール
ドD3およびフレームチェックコードFCCはバースト
ノイズにより、エラーフィールドとなり、それぞれのエ
ラーフラグがセットされ受信フレームメモリ21に格納
されない。再送通信フレームdのテキスト開始コードS
TX1と、プライオリテイコードPCと、自己アドレス
SAと、データ長BCと、データフィールドD1,D2
の各フィールドは正常であるので、受信フレームメモリ
21に格納され、そのフィールドのエラーフラグがクリ
アされる。この時点で、受信フレームメモリ21には最
初の受信フレームcで正常に受信できた自己アドレスS
Aと、相手アドレスDAと、制御コードCCと、テキス
ト開始コードSTX1と、STX2と、データフィール
ドD2,D3およびフレームチェックコードFCCに、
再送通信フレームdで正常受信したプライオリテイコー
ドPCと、テキスト開始コードSTX1と、データ長B
Cと、データフィールドD1が加わるので、全てのフィ
ールドが完備する。また、制御コードCCの再送フレー
ムナンバービットをマスクしフレームチェックコードF
CCについて巡回符号検出方式で行なうエラーチエック
は、正常受信した上記各フィールドに誤りがなければ
功するので、1回の再送信でエラー訂正が完了すること
になる。
【0035】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限られることなく種々の変形が可能で
ある。たとえば、各フィールドのパリティビットを1ビ
ットの代りに、3ビットで構成することにより、パリテ
ィビットを用いてフィールドエラーを検出するとともに
これを訂正することも、本発明の主旨を逸脱しない限り
適用できることは勿論である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電力線搬
送通信方式及び通信装置は、肯定応答信号を検出できな
いときに、前回の送信開始時刻からの電力線の交流の半
周期の整数倍ごとの遅延時間に対し、少なくともフィー
ルド周期の2倍の時間を加算または減算した時間の範囲
を除く時間の範囲内に設定した再送信時刻に再送信する
ことにより、再送信の回数を大幅に低減し通信成功まで
の時間を短縮するとともに、交流の周波数に同期した周
期のバーストノイズによる通信フレーム長よりも短い間
隔で発生する通信エラーに対しても1回の再送信により
回復できるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電力線搬送通信方式及び電力線搬送通
信装置の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本実施例の電力線搬送通信方式の通信フレーム
の構成を示す図である。
【図3】本実施例の電力線搬送通信方式の通信フレーム
のフィールドの構成を示す図である。
【図4】通信フレームの制御コードフィールドの構成を
示す図である。
【図5】通信フレームの再送信の場合のタイムチャート
である。
【図6】送受信装置のエラー訂正部の動作の一例を示す
フローチャートである。
【図7】従来の電力線搬送通信方式の通信フレームの構
成を示す図である。
【図8】従来の電力線搬送通信方式の通信フレームのフ
ィールドの構成を示す図である。
【符号の説明】
1,2 送受信装置 3 電灯線 11 結合器 12 送信フレームメモリ 13 送信フレーム生成部 14 変調部 15 PN信号生成部 16 ドライバ 17 レシーバ 18 復調部 19 エラー訂正部 20 受信フレームメモリ 21 受信フレーム判定部 22 アクノリッジ生成部 23 アクノリッジ検出部 24 送信制御部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一の送受信装置からディジタルデータに
    制御情報とアドレス情報および誤りチエック情報とを付
    加して生成した予め定めたフィールド周期の複数のフィ
    ールドからなる第一の通信フレームを電気信号として電
    力線に送出するとともに、第二の送受信装置が電力線上
    の前記電気信号を受信し前記第一の通信フレームを検出
    し前記制御情報とアドレス情報により前記第一の通信フ
    レームの前記ディジタルデータを選択的に抽出し、誤り
    チエックにより抽出した前記ディジタルデータを正しく
    受信したことを確認すると肯定応答信号を前記第一の送
    受信装置に返送する電力線搬送通信方式において、 前記第一の送受信装置が前記肯定応答信号を検出できな
    いときは前記第一の送受信装置は送出した前記第一の通
    信フレームと同一の前記ディジタルデータと前記アドレ
    ス情報および前記誤りチエック情報とを有する第二の通
    信フレームを前記第一の通信フレームの送信開始時刻か
    らの前記電力線を流れる交流の半周期の整数倍ごとの遅
    延時間に対し少なくとも前記フィールド周期の2倍の時
    間を加算または減算した時間の範囲を除く時間の範囲内
    に設定した再送信時刻に再送信することを特徴とする電
    力線搬送通信方式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電力線搬送通信方式に用
    いる電力線搬送通信装置において、前記第一および第二
    の送受信装置は前記ディジタルデータと前記制御情報で
    ある制御データと前記アドレス情報であるアドレスデー
    タとを格納する送信フレームメモリと、前記送信フレー
    ムメモリから出力される送信フレームメモリ出力データ
    にフィールド誤りチエックデータおよびフレーム誤りチ
    エックデータを含む前記誤りチエック情報を付加して前
    記第一の通信フレームである第一の送信フレームを生成
    する送信フレーム生成部と、前記第一の送信フレームを
    受信し復調した受信フレームを格納する受信フレームメ
    モリと、前記フィールド誤りチエックデータにより前記
    受信フレームを前記フィールドごとにフィールド誤りチ
    エックし誤りがない場合は前記受信フレームメモリに順
    次格納し、前記受信フレームメモリに前記受信フレーム
    の1フレーム分が完全に格納されたときに前記フレーム
    誤りチエックデータによりフレーム誤りチエックをする
    エラー訂正部と、前記エラー訂正部の出力を受け前記受
    信フレームの前記アドレスデータと前記制御データとを
    解析して自局あての受信フレームであることを判定し受
    信フレーム判定出力を出力する受信フレーム判定部と、
    前記受信フレーム判定出力により前記肯定応答信号を生
    成するアクノリッジ生成部と、前記肯定応答信号を検出
    するアクノリッジ検出部と、前記アクノリッジ検出部が
    前記肯定応答信号を検出しないとき前記第二の通信フレ
    ームである第二の送信フレームを前記再送信時刻に再送
    信する送信制御部とを備えることを特徴とする電力線搬
    送通信装置。
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