JP3084574U - 保温保冷物収納袋 - Google Patents

保温保冷物収納袋

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JP3084574U JP2001005934U JP2001005934U JP3084574U JP 3084574 U JP3084574 U JP 3084574U JP 2001005934 U JP2001005934 U JP 2001005934U JP 2001005934 U JP2001005934 U JP 2001005934U JP 3084574 U JP3084574 U JP 3084574U
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明雄 占部
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株式会社ケンユー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】飲料ボトルなどの保温保冷効果が大で、しかも
このような保温保冷物の出し入れが円滑におこなえる保
温保冷物収納袋。 【解決手段】保温保冷物収納袋は水と水吸収ゲル化剤と
氷結温度降下剤の混合物からなる保温保冷剤を入れ密閉
してある保温保冷剤袋2個を付属品とし、保温保冷剤袋
を1個ずつ入れるポケットをその外側両面に有する開閉
自在の袋からなる。また、このような保温保冷剤袋をポ
ケットに1個ずつ入れポケットの口を閉じているものも
ある。保温保冷剤袋は不織布を外側に重ねた軟質合成樹
脂フィルムからなり、保温保冷剤に用いる水吸収ゲル化
剤は粉末状のポリアクリル酸ナトリウム架橋物、氷結温
度降下剤はプロピレングリコールなどが好適である。保
温保冷物収納袋は本体が不織布を外側に被覆した軟質合
成樹脂フィルムからなり、底部がふくらむように形成し
てある。ポケットは軟質合成樹脂フィルムか不織布から
なる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は携帯用に保温保冷物を収納する袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から冷却剤としてゲル化した水に氷結温度降下剤である多価アルコールを 加えたものを袋に充填したものが使用されている。このものはかなりの低温まで 冷却しても凍結せず柔軟性があり、運送時などに広く使用されている。ところで 、これを保冷物とともに袋に入れ、口を閉じて携帯用にも使用されているが、保 冷物との接触面が少なく、固定されていないため保冷効果が低い。また、飲料ボ トルなどの保冷物の出し入れが円滑におこないにくく、煩雑であるという問題も ある。近時は保冷以外の保温にも使用されるようになったが、これらの問題は同 様に残る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は加温や冷却した飲料ボトルの内容物などの保温保冷効果が大で、しか もこのような保温保冷物の出し入れが円滑におこなえる保温保冷物収納袋を提供 せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
ここにおいて本考案者は水と水吸収ゲル化剤と氷結温度降下剤の混合物からな る保温保冷剤を入れ密閉してある保温保冷剤袋2個を付属品とし、保温保冷剤袋 を1個ずつ入れるポケットをその外側両面にそれぞれ有する開閉自在の保温保冷 物収納袋を見出すにいたった。
【0005】 また、水と水吸収ゲル化剤と氷結温度降下剤の混合物からなる保温保冷剤を入 れ密閉してある保温保冷剤袋をその外側両面にそれぞれ設けたポケットに1個ず つ入れポケットの口を閉じてある開閉自在の保温保冷物収納用袋を見出すにいた った。
【0006】
【考案の実施の形態】
本考案の保温保冷剤袋は不織布で外側を被覆した軟質合成樹脂フィルムからな り、周囲を熱溶着で密閉してある。具体的にたとえば、内側から順にポリエチレ ン、ナイロン、ポリエチレンの各フィルムおよびポリエステルの不織布で多層を 1枚に構成するか、あるいは内側から順にポリエチレン、ナイロンの各フィルム で2層を1枚に構成したものを使用する。このようにして保温保冷剤袋は使用時 、柔軟であるため保温保冷物の形状に対応しやすい。
【0007】 充填される保温保冷剤は水と水吸収ゲル化剤と氷結温度降下剤の混合物からな り、水吸収ゲル化剤は各種のものがあるが、粉末状のポリアクリル酸ナトリウム 架橋物などが好適である。また、氷結温度降下剤はプロピレングリコールが最適 で、エチレングリコールを使用することもできる。
【0008】 保温保冷剤の好適な組成例として水60〜75%(重量比、以下同じ)、プロ ピレングリコール24〜39%、ポリアクリル酸架橋物1〜3%により、これら の沸点を約130℃、凍結温度を約−30℃に設定し、とくに熱供給時の安全を 期している。充填量は一袋に100〜200gを標準としている。
【0009】 保温保冷物収納袋は不織布を外側に重ねた軟質合成樹脂フィルムからなり、柔 軟にしており、底部をふくらむように形成してストッパーを付けた口紐などを付 けて開閉を自在にしている。その上、袋部分の外側両面に軟質合成樹脂フィルム か不織布のポケットを設け、これらの加工はすべて熱溶着によりおこなう。軟質 合成樹脂にはポリプロピレンやポリエチレンなどが好適であり、不織布はこれら 軟質合成樹脂のものを用いる。
【0010】 なお、ポケットの口が熱溶着などにより保温保冷剤袋が脱落しない程度に閉じ てある保温保冷物収納袋は、保温保冷剤袋を加温又は冷却する場合、保温保冷物 収納袋ごとおこなうことができるので、その操作が迅速にできる利点があり、保 温保冷剤袋を紛失するおそれもない。
【0011】
【実施例】
以下、ポケット2の口を閉じていない場合を例にとり、本考案の保温保冷物収 納袋1についてさらに具体的に説明する。保温保冷剤袋3(タテ15cm、ヨコ 12cm)は内側から順にポリエチレン(厚さ50ミクロン)、ナイロン(15 ミクロン)、ポリエチレン(15ミクロン)の各フィルムおよびポリエステルの 不織布(目付20g/m2 )で一枚に構成しており、水70%(重量、以下同じ )、プロピレングリコール29%、ポリアクリル酸架橋物1%からなる保温保冷 剤を150gを充填し密閉して厚さをおよそ5mmにしてある。
【0012】 これに対し保温保冷物収納袋1の袋部分は内側がポリプロピレンフイルム(厚 さ50ミクロン)、外側がポリピロピレンの不織布(目付70g/m2 )の2枚 からなり、タテ23cm、ヨコ16.5cmでストッパー5付きの口紐4を付け ている。袋部分の外側両面にそれぞれポリプロピレンフイルム(厚さ80ミクロ ン)のポケット2(タテ15.5cm、ヨコ16.5cm)を設け、しかるべく 加温冷却した保温保冷剤袋3を1個ずつ入れて使用する。
【0013】 すなわち、保冷の場合、保温保冷剤袋3を−15℃〜−20℃の冷凍庫に入れ 約10時間冷やし、それを保温保冷物収納袋1の外側両面のポケット2に1個ず つ入れる。このようにした保温保冷物収納袋1に保温保冷物6としてあらかじめ 6℃に冷却した飲料水500ml入りのペットボトルを収納した結果、外気温2 5℃において、水温が15分後に5℃、1時間15分後に10℃、2時間20分 後に15℃、4時間後に20℃、8時間20分後に25℃となり、4時間程度ま では使用できることがわかった。
【0014】 また、保温の場合、保温保冷剤袋3を2個同時に(1個では破裂のおそれあり )500Wの電子レンジで2分間加温し、これを保温保冷物収納袋1の外側両面 のポケット2に1個ずつ入れ、保温保冷物収納袋1に保温保冷物6として80℃ の熱湯入り哺乳瓶を収納した結果、外気温25℃において、40分後60℃、1 時間50分後40℃、6時間40分後25℃となり、2時間程度までは使用でき ることがわかった。
【0015】
【考案の効果】
本考案の保温保冷物収納袋は保温保冷物を保温保冷剤袋で薄層を介して両側か ら囲むようなかたちをとるので、保温保冷効果が大であり、袋部分から保温保冷 物の出し入れが容易である。また、ポケットの口が閉じてある保温保冷物収納袋 は保温保冷剤袋を加温又は冷却する場合、その操作が迅速にできる利点があり、 保温保冷剤袋を紛失するおそれもない。
【提出日】平成13年9月10日(2001.9.10)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】 また、水と水吸収ゲル化剤と氷結温度降下剤の混合物からなる保温保冷剤を入 れ密閉してある保温保冷剤袋をその外側両面にそれぞれ設けたポケットに1個ず つ入れポケットの口を閉じてある開閉自在の保温保冷物収納袋を見出すにいたっ た。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例による保温保冷物収納袋の説明図
【図2】 実施例により保温保冷物を収納している状態
を示す説明図
【符号の説明】
1 保温保冷物収納袋 2 ポケット 3 保温保冷剤袋 4 口紐 5 ストッパー 6 保温保冷物
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年9月10日(2001.9.1
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水と水吸収ゲル化剤と氷結温度降下剤の
    混合物からなる保温保冷剤を入れ密閉してある保温保冷
    剤袋2個を付属品とし、保温保冷剤袋を1個ずつ入れる
    ポケットをその外側両面にそれぞれ有する開閉自在の保
    温保冷物収納袋。
  2. 【請求項2】 水と水吸収ゲル化剤と氷結温度降下剤の
    混合物からなる保温保冷剤を入れ密閉してある保温保冷
    剤袋をその外側両面にそれぞれ設けたポケットに1個ず
    つ入れポケットの口を閉じてある開閉自在の保温保冷物
    収納用袋。
JP2001005934U 2001-09-07 2001-09-07 保温保冷物収納袋 Expired - Fee Related JP3084574U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016061555A (ja) * 2014-09-22 2016-04-25 トッパン・フォームズ株式会社 保冷容器及び保冷方法
WO2021215056A1 (ja) * 2020-04-20 2021-10-28 タイガー魔法瓶株式会社 断熱容器

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