JP3084532B2 - 糸保管供給装置 - Google Patents

糸保管供給装置

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JP3084532B2
JP3084532B2 JP03511648A JP51164891A JP3084532B2 JP 3084532 B2 JP3084532 B2 JP 3084532B2 JP 03511648 A JP03511648 A JP 03511648A JP 51164891 A JP51164891 A JP 51164891A JP 3084532 B2 JP3084532 B2 JP 3084532B2
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ヨセフソン、パール
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アイ・アール・オー エー・ビー
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D47/00Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
    • D03D47/34Handling the weft between bulk storage and weft-inserting means
    • D03D47/36Measuring and cutting the weft
    • D03D47/361Drum-type weft feeding devices

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Forwarding And Storing Of Filamentary Material (AREA)
  • Looms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は請求の範囲の第1項の前提部分(プレアンブ
ル部)に示されるタイプの糸保管供給装置に関する。 巻糸は、スイス特許出願CH−A−579、ヨーロッパ特
許出願EP−A1−0164032に従う糸保管部内の供給要素お
よび供給装置によって軸方向前方に搬送され、所定距離
において分離される。各供給要素は、360゜シャフト回
転の間、固定支持要素の向こう側に突出し、巻糸を持ち
上げ、それらを供給方向に変位させた後、再び支持要素
の背後に撤退し、供給方向とは逆の後部方向に移動す
る。この運動は、回転軸上に回転自在にマウントされた
2つの斜交偏心ディスク、または斜交偏心シリンダによ
って引き起こされる。この偏心性は、各々の場合に、巻
取り方向での斜交位置の面に対して食い違って形成され
る。供給要素は、このディスクまたはシリンダの円周方
向で堅固に取り付けられている。糸分離に必要な供給要
素の駆動原理により作用するこれら糸保管供給装置で
は、引き離し側における糸の明確な後方運動は、作業
中、供給糸が最小の大きさから最大の大きさまで生成さ
れた時に行われる。だが、上記の糸の後方運動は供給糸
の大きさがわずかに変化したり供給糸の大きさが大きく
なったりする場合にもより小さな程度ではあるが行われ
る。 この現象には恐らく次の二つの影響が与かって力があ
ると考えられる。 即ち、巻き取り方向に作用する供給要素の円周方向搬
送運動成分と、巻き取り方向へ糸が回転する時の緊張領
域との二つの影響によるものであるが、これらは逐次的
に突出する供給要素が糸を持ち上げることから発生する
ものである。保管領域上での供給糸のねじり運動は明ら
かである。もし保管領域での供給糸の大きさが変化する
と、供給糸が保管領域の糸の引き離し領域から最終的に
巻き取られる際の糸の分離点の距離が変化したり、フィ
ラメント自体が最後の巻き取りから分離する角度が変化
したりする。供給糸が拡大すると、その後糸は引き離し
方向へと僅かに運動する。 このため、その収縮運動は確かに僅かがなら緩やかに
なるが、その大きさは例えば3cmまでである。もし糸が
引き離しサイクルどうしの間に引き離し側の、例えばク
ランプ内に固定されるとすると、後方運動のために極端
な緊張状態に陥ることになる。この糸の収縮傾向はよこ
糸保管供給測定装置、殊に引き離しサイクル毎に同一の
所定長のよこ糸を供給する必要のあるジェットルームの
場合には更に一層不利となる。もしそこで糸の自由端が
挿入工程どうしの間で収縮するとすると、次のよこ糸の
長さが短くなってしまう。よこ糸が短すぎるためによる
織布の欠陥を回避するために、よこ糸の長さはそもそも
の初めから余分に長く選択しなければならず、そのため
糸が相当浪費されることになりがちである。よこ糸測定
装置ではよこ糸の長さを測定し、例えばノズル内の自由
端で保持された糸が偏向する時引き離しサイクルを中断
するために、保管領域と共働する少なくとも一個のスト
ッパー要素が設けられるのが普通である。 ノズル内での保持力が小さい場合でも、ストッパー要
素における糸の偏向点は摩擦点であって、そこで糸の収
縮中に相当の緊張力が蓄積され、そのため糸が締付けら
れて、場合によっては傷むことにもなりかねない。
【発明の開示】
本発明の目的は、冒頭に述べたタイプの糸保管供給装
置であって、糸の分離に由来する欠陥を回避し、よこ糸
の供給中における糸の浪費を明らかに削減することの可
能な糸保管供給装置を提供することである。 前記目的は特許請求の範囲の請求項1の特徴規定部分
を示す特徴を有する糸保管供給装置によって実現するこ
とができる。 糸供給要素を可動式に取り付けることによって巻糸は
前方へ実質上側方向のみに搬送され分離されることにな
る。 よこ糸の供給中、糸の自由端は供給糸の補充中、引き
離しクロックどうしの間に実質上運動を停止したままに
なる。何故ならば、糸はもはや収縮されないからであ
る。よこ糸の長さは最適の短さに決定することができ、
そのため糸の浪費量は目に見えて削減される。 特に重要な実施例は請求項2により開示される。 強制運動制御装置は、少なくとも糸の供給中に、それ
ぞれの供給要素を自由端が引き離しサイクルどうしの間
で引き離し側に停止する程円周方向に移動させるか、後
部方向へ僅かな許容範囲だけ移動させる。回転緊張領域
の影響は、過補償により除去されるか、緩和される。引
き離し側における糸の後方運動の範囲は糸の種類と番手
によるから、強制運動制御装置の供給要素に対する影響
は、“有利な”糸の場合、如何なる状況でも引き離し方
向へ糸の運動が起こらず、“不利な”糸の場合には、僅
かな収縮運動に耐え得るように限定される。強制運動制
御装置は、補償効果を番手の糸の種類や運転モード(例
えば、模様織りやストリップ織り中の糸供給)に適応さ
せることができるように調節可能とする。 適当な実施例を請求項3に示す。供給要素は、ハブに
対する運動方向に一部可動の取付装置と、いわば連結を
解除し、糸の端の撤去は供給要素の運動により作用を受
けるようにすることができる。とりわけ、このことは供
給要素が巻糸を持ち上げ、それらを前方方向へ搬送する
供給運動中、正確に軸方向にしか移動しないという事実
によって実現することができる。こうすることによって
巻き取り方向に作用する円周方向搬送運動成分は巻糸に
ついて除去されることになる。即ち、その自由端は供給
糸が補充された場合にのみ僅かに後方に移動することに
なる。 このもう一つの後方運動は巻き取り方向へ走行する緊
張領域から発生するもので、過補償により除去もしくは
緩和することができる。即ち、それぞれの供給要素は軸
方向に移動するだけでなく、巻き取り方向と逆方向にも
移動する。後者は供給要素の逆運動又は斜交運動によっ
て行われる。装置上での供給要素の実際運動の調節と糸
の種類や番手により、供給糸を最小寸法から最大寸法へ
充填する間に糸の自由端を運動停止状態に維持すること
が可能となる。他方、送りのために供給要素が必要とす
るシリンダの運動が供給要素に伝達される。このこと
は、供給要素がシリンダによりその供給作用のために生
成された運動と力の一部しか必要としないが、形成され
た運動の他の部分は一層不利益であるという知見にもと
づくものである。供給要素に対してハブに対するこれら
「不利益な」運動方向への自由度を付与することによっ
て、また供給要素の運動がシリンダ以外の駆動装置によ
って開始されるという事実のために、保管面上での糸の
供給は、引き離し側での糸の不都合な収縮運動が生じな
いように、もしくは少なくとも無害な程度に低減される
ように制御することができる。恐らく巻糸を巻き取り方
向へ移動させたり緊張させたりすることがないようにす
るためには供給要素をハブに対して“不利な”運動方向
にスムーズに走行するように連結を解除することで十分
である。 請求項4の実施例が有益なのは接続リンク又はリンク
ガイドが直接支持要素と供給要素の間で作用し、従っ
て、シリンダから供給要素への運動の伝達を損なうこと
はないからである。このようにすることによって、少な
くとも巻糸を送る間に供給要素の明確な、正確に制御さ
れた運動を実現することができる。 特に簡単な実施例を請求項5に示す。支持要素のスロ
ット形シャフトはその条件としてシリンダの運動から外
れた運動範囲に供給要素の運動経路を必要とする。支持
要素を調節したり交換することによって補償効果は更に
それぞれの条件に対して個別的に適応させることができ
る。 請求項6の実施例では、少なくとも一つのりンクを介
して供給要素と支持要素間に強制連結が与えられる。そ
のためシリングにより付与される運動によって供給要素
の逆運動が発生する。 ピン/スロットタガイドを有する請求項7の実施例も
同様の作用を行う。 最後に、請求項8の実施例の場合、強制運動の制御は
ばね力に対立する方向にのみ行われ、一方、ばね力は供
給要素を自動的に逆方向にリセットする。 図面の簡単な説明 以下、本発明の主題の実施例を図面によって解説す
る。 図1は従来の糸保管供給装置の貯蔵ドラムの概略側面
図である。 図2は図1の軸方向断面図である。 図3は図2の本発明の詳細変形図である。 図4は本発明の詳細変形図である。 図5は本発明の実施例の軸方向断面図で、供給要素の
もう一つの取付原理を強調したものである。 図6は図5における6−6面の断面図である。 図7a,bは図5の二つの詳細変形図である。 図8a,bは別の二つの詳細変形図である。 図9〜13は別の詳細変形図で、それぞれ供給要素の上
面を示したものである。
【発明を実施するための最良の形態】
従来の糸保管供給装置Fの構成部分でそれぞれ関連し
あう二つの図を図1と2に略示して、糸の供給分離原理
を基本的に説明する。糸の保管供給装置Fを使用して糸
Yを糸ボビンから除去し、そこから保管領域上に巻糸W
から構成される供給糸を形成し、そこから、消費装置、
例えばルームが間欠的に糸を引き外す。この保管、供給
および糸の分離の原理は、ぴったり等しい長さのよこ糸
をジェットルームに送るよこ糸用のいわゆる保管、供
給、測定装置についても使用される。糸を分離すること
(図1に巻糸Wどうしの間の距離Pによって示す)は、
糸を容易に、かつ問題なく引き離すことができるという
利点がある。 駆動軸Sは回転軸Dの周囲に回転駆動可能である。巻
き取り要素Aは駆動軸Sと接続する。糸Yは巻き取り要
素Aによって保管領域上に位置決めする。上記巻き取り
要素Aは回転軸Dの周囲に円周方向に分布する支持要素
の外側表面によって構成される。それらはロッドケージ
(詳細には図示しない)のフィンガー又はロッドであっ
て、ほぼ長手方向に延びる。 前記ロッドケージは例えば磁石(図示せず)により駆
動軸Sに対する同時回転を防止される。糸Yは個々の巻
糸Wの保管領域上に位置決めする。支持要素Tどうしの
間に配置された供給要素Vは巻糸を前方の供給方向Xへ
搬送し、それらの間の糸分離距離Pを調節する働きを行
う。 この目的のため、駆動軸S上に同時回転するためにス
リーブCを取付ける。その外側ケーシングはシリンダを
構成し、同シリンダZの回転軸Jは回転軸Dに対して斜
交する角度で位置決めし、更に寸法eだけ回転軸Dに対
して偏心させる(図2参照)。シリンダZは、その回転
軸Jの斜交位置と偏心面の間で回転軸Dに対してほぼ90
度の移相度を有する。 上記移相度はそれよりも大きくても小さくても差し支
えない。 それぞれの供給要素Vは、支持要素Tどうしの間で駆
動軸Sと同時回転することから防止され、シリンダZ上
にベアリングBと共に取付けたスポークEを介してハブ
Hと接続される。回転軸DのまわりにシリンダZが回転
運動することによって供給要素Vの両傾斜運動(図1に
輪郭を示す)がつくりだされると共にそれぞれの供給要
素が同時に軸方向に運動しながら、支持要素を超えて旋
回し交互に突出し、次いでそれぞれの供給要素が支持要
素の背後に収縮し軸方向に後退運動する。駆動軸Sと巻
き取り要素Aが回転する巻き取り方向Rを調節し回転軸
の偏心度eと斜交位置間の移相とによって、供給要素V
が支持要素Tどうしの間で巻き取り方向Rに相前後し、
又は下部後方位置から来て互いに重なり合いながら外側
方向に突出し、上昇した巻糸と共に前方(X)方向へ若
干移動した後、支持要素Tどうしの間を撤退し、それら
の出発点へ逆戻りする効果が得られる。それと同時に、
供給要素Vは、径方向上面図における旋回運動も実行す
る。更に、供給要素V(図2)は、偏心が回転軸の一方
側から他方側へ移動する場合、スポークEを介して前後
に傾斜する。供給要素Vの空間内での振れは、それぞれ
が巻糸の供給運動と分離に寄与する互いに重なり合うこ
れらの運動から形成される。このため、それぞれの巻糸
に巻き取り方向Rに回転する緊張領域がつくりだされ、
そのことによってそれぞれの巻糸は図2の時計廻り方向
に変位する。この他、巻糸Wに対する供給要素の運動か
ら巻き取り方向Rへ作用する円周方向搬送運動の成分が
発生し、その結果、供給糸全体は巻き取り方向へ螺旋状
に回転する。このため、糸は、図1の供給糸が例えば最
小の大きさから最大の大きさに補充された場合、引き離
し側で収縮することになる。 前記構成を更に発展させた変形を図3〜13によって解
説する。同変形では本発明の糸保管供給装置Fにおける
糸の収縮は回避可能であるか、少なくとも許容範囲まで
少なくすることが可能である。 図3によれば、支持要素Tと供給要素Vとの間に補償
装置Kを設け、そのことによって供給要素Vは、回転シ
リンダZの運動がハブHとスポークEとにより供給要素
Vに伝達される形で逆運動を行う。同運動によって少な
くとも糸の収縮が抑止される。供給要素VはスポークE
内のピン1上に位置し、ハブHに対してそれと径方向の
軸2の周囲に回転可能とする。供給要素は、スポークE
がそれぞれの場合に一方もしくは他方側に傾斜するため
に、このようにそれを一部可動な形に取り付ける設計を
行う上で支持要素Tどうしの間に円周方向に一定の隙間
を必要とすることはいうまでもない。 だが、供給要素Vは、軸2により、シリンダZがら供
給要素Vへの運動の伝達が不要な方向に連結を解除され
る。図3に詳部を強調しない強制運動制御により、例え
ば供給要素による送り中に供給要素Vを軸2のまわりに
回転させるランプ又はストッパーにより供給要素Vによ
り持ち上げられた巻糸の不都合な円周方向搬送運動成分
は回避きるか、少なくとも引き離し側における糸の収縮
が起きないか、許容範囲まで小さくなるような範囲まで
小さくすることができる。 図3によるもう一つの実施例は、供給要素VとハブH
の間にハブの回転軸Jと平行な軸3の形をした一部可動
形のマウントを備え、それによってスポークEが少なく
とも限定的にハブH上で側部方向に傾斜可能に取り付け
られる。送りに必要とされる傾斜運動は斜交位置が回転
軸Dの一方側から他方側へ変化するとシリンダZから軸
3を介して供給要素Vへ伝達されるが、巻き取り方向R
と対立する逆運動は、供給要素が巻糸を更に巻き取り方
向へ移動させた場合には、支持要素Tと供給要素Vとの
間の輪郭を略示した補償装置Kによって制御することが
できる。 図4の供給要素VとスポークEの間に更にもう一つの
軸3′を示す。同軸3′は軸3に対してほぼ平行となっ
ている。同軸3′はもう一つの連結解除作用を行い、偏
心側が回転軸Dに対して変化した時、供給要素の傾斜運
動を除去する。送りにとって重要な径方向運動と軸方向
運動とは、軸3だけと両軸3,3′とを介して確実に伝達
される。 図5と6は糸保管供給装置Fの具体例における供給要
素Vのもう一つの制御原理を強調したものである。 図5と6とは、ルーム、特にジェットルームにおける
よこ糸材料に使用される糸保管供給装置、又は糸保管供
給測定装置Fのより具体的な実施例の断面図である。保
管領域Qを構成する装置Fは実質上、図1と2の構成部
分より成っている。図5において糸は、供給要素Vと支
持要素Tとによって画成される保管領域Q上の巻糸の左
から位置決めされ、巻糸は前方に分離押圧されて保管領
域Qの丸くなった辺縁部を介して右へと押し離される。 斜交回転軸と共に偏心シリンダZを形成するスリーブ
Cは駆動軸S上で同時回転すべく固定される。ハブH
は、この場合、二連式であるが、2つの間隙をおいたベ
アリングBによってスリーブ上に位置する。供給要素V
の軸3は、それぞれの場合、シャフトスタブ4′により
ハブ軸に対して平行に構成されているが、ハブH内の円
周方向に分布固定されており、そのため、スポークEは
限定された範囲だけ円周方向に傾斜できるようになって
いる。それぞれのスポークEはハブHの内部へ突出して
いる。スポークEは、内部にピン1′が軸2の周囲に回
転可能に取り付けられたシャフトスタブ4′を支持する
スリーブ2′によって構成される。供給要素Vはピン
1′上に位置する。必要とあらば軸3と平行なもう一つ
の軸3′をピン1′の上端と供給要素Vの間に設けて供
給要素がスリーブCの偏心の回転運動によりひきおこさ
れるスポークEの傾斜運動から連結を解除されるように
する。 供給要素Vは支持要素Tのスロット形軸5内に位置す
る。供給要素Vと支持要素Tとはほぼ軸方向に走ってい
る。スロット形軸5の壁は供給要素Vを直接ガイドする
ために使用することができる。だが、図の場合、ランプ
17,18(図6)が設けられていて、そこで供給要素Vは
送り方向に連動すると変位し、巻き取り方向Rに対向す
る支持要素Tに対して矢印15の方向に円周運動を行う。 スポークEの軸まわりの自由度と供給要素Vの軸2の
まわりの自由度とはシリンダの回転からは発生しない供
給要素Vの補償運動(矢印15)を生成するために活用す
る。斜交ランプ17,18(それぞれその二対が供給要素V
の両方の長手方向側に設けられている)の係合領域は、
供給要素の運動領域と整合しており、後者領域を介して
巻糸の供給、即ち、上昇下降搬送が実際に行われる。に
もかかわらず、送り方向X(二重矢印16)と上昇下降運
動(ほぼ軸2の方向)とそれと逆の方向への回転シリン
ダZの運動が伝達され、送りのために活用される。 図5のスポークE一個の代わりに、二個のスポークE,
E1,E3を互いに相前後して送り方向Xへ設けることも考
えることができる。 図7aでは、例えば図5の装置における供給要素Vが軸
5の壁又はそこに配置した支持点6により支持要素T内
で送り方向Xに正確にガイドされる。供給要素Vは軸2,
3によりハブに対して連結を解除される。本実施例では
巻き取り方向への運動成分がない厳密な軸方向送り運動
が、それぞれ選択される巻き取り方向Rには関わりなく
達成される。そのため、引き離し側での収縮はすでに許
容範囲まで著しく小さくすることができる。 図7aの実施例は左への巻き取り方向Rのために示した
ものであるが、スロット形軸5は送り方向Xと巻き取り
方向Rに対立してβ角で傾斜している。支持要素Tの軸
5の支持体6は送り中に巻き取り方向Rとは逆に供給要
素Vをガイドし、巻き取り方向Rとは逆の過補償運動成
分を巻糸内に導入し、そのことによって巻き取り方向へ
回転する緊張領域のその他の否定的影響が補償され、糸
の収縮が回避される。 図8a,8bの実施例は図6と類似形のものである。上記
実施例が異なる点は回転シリンダZにより行われる上昇
運動が巻き取り方向Rとは逆の矢印14方向への補償円周
運動成分15へ変換されるという点である。支持要素Tの
軸5内の、供給要素Vの長手方向側の二対のランプ12,1
3がその働きを行う。供給要素Vは、ハブに対して軸2,3
の周囲で再び連結を解除される。二重矢印16の方向への
供給要素Vの運動は矢印15方向への補償運動に影響を及
ぼさずに行われる。ランプ12,13の係合領域は、供給要
素が巻糸を上昇させそれらを前方に搬送する場合にのみ
実際に補償運動が行われるようにすることができる。 供給要素Vは軸5内のその運動経路の残り上部を自由
に移動することができる。図9の実施例では、供給要素
Vが巻き取り方向Rと逆の矢印15の方向に補償逆運動を
実行するように、例えば、支持要素T内の軸5の壁と供
給要素とを連結するリンク7が設けられる。リンク7の
構成と数(長さは異なっていてもよい)は所望の補償運
動の形式と大きさによる。また、リンク部材が隙間と係
合するようにして、それらが特定の送り部分についての
み有効であるようにすることも考えることができる。 図10の実施例では、補償装置Kはピンスロットガイド
10,9,11により構成される。ガイド10,9,11は、供給要素
Vを巻き取り方向Rとは逆の送り方向Xへと矢印方向に
変位させる。ピンスロットガイドは支持体Tに体する供
給要素の上昇運動が損なわれないように設計する。 図11の実施例では、供給要素Vは軸2,3によりシリン
ダZに対して連結を解除される。ばね力19は軸2の周囲
に作用して、斜交ランプ17,18を加圧して係合させる。
供給要素が上部方向に運動する際、同要素は巻き取り方
向とは逆の補償運動を実行する。軸2の位置は供給要素
の下端にずっと近接して選択することができる。 図12の実施例では二個のスポークE1,E2が設けられ、
同スポークE1,E2により供給要素Vはハブ上に保持され
る。図12の下部側のスポークE1は軸2を形成し、上部ス
ポークE1はスロット20と係合し、そこでランプ17,18が
送り中に供給要素を補償移動可能とするようにばね力19
の作用を受ける。 図13では、供給要素Vは再び二個のスポークE1,E2に
よりハブに対して固定される。スポークE1,E2とは、ス
ロット22,23、例えば巻き取り方向へガイドされる。供
給要素Vが送り方向Xへ移動する場合、斜交ランプ17,1
8は矢印15方向への補償運動を提供する。供給要素の長
手方向側でランプ17,18の係合を維持するためには、そ
れぞれのスロット22,23内のばね力19を使用することが
できる。その場合、他の長手方向側におけるランプは省
略することができる。 有利な作業条件の下では、供給要素を規定の形でハブ
から連結を解除して上昇下降運動の専ら径方向成分と送
り収縮運動の軸方向成分とがシリンダZから供給要素へ
伝達されるようにするだけで十分である。供給要素はハ
ブから他の運動方向へなめらかに走るように連結を解除
する。もしハブH上の供給要素Vの連結解除用一部可動
ベアリングが十分になめらかに運転していれば、供給要
素は最早巻糸に対して持き取り方向へ何らの搬送力成分
をも及ぼさず、巻糸における緊張領域も最早巻き取り方
向には回転することはない。逆に、一定の惰性を有する
供給糸は、すこぶる慎重に、また、これといってねじれ
もなく前方へ搬送される。それぞれの供給要素は、送り
中に巻糸上で下から支持され、上昇する送り力を伝達す
るが、それとは別に、実質上伝達力なしに巻糸を押圧す
る。それがハブから連結を解除されることによって巻糸
の負荷を受けてハブに対する方向へ移動する。その場
合、送りのためにハブから運動を伝達することは必要で
ない。その場合、補償装置は、供給要素の連結をハブか
ら解除する一部可動ベアリングのみによって構成するこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 9003796−1 (32)優先日 平成2年11月27日(1990.11.27) (33)優先権主張国 スウェーデン(SE) (31)優先権主張番号 9101226−0 (32)優先日 平成3年4月21日(1991.4.21) (33)優先権主張国 スウェーデン(SE) (31)優先権主張番号 9101234.4 (32)優先日 平成3年4月23日(1991.4.23) (33)優先権主張国 スウェーデン(SE) (31)優先権主張番号 P4114164.4 (32)優先日 平成3年4月30日(1991.4.30) (33)優先権主張国 ドイツ(DE) (72)発明者 ヨセフソン、パール スウェーデン王国、エス―50251 ボラ ス、ポロナスグランド 1 (56)参考文献 特開 昭60−259654(JP,A) 特開 昭57−121560(JP,A) 特開 昭50−59565(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D03D 47/34 B65H 51/22

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】糸を分離する糸保管供給装置(F)におい
    て、固定支持要素(T)と、隣接する固定支持要素間に
    円周方向に配置された移動可能な供給要素(V)とによ
    って規定されたドラム形保管本体と、保管本体は駆動軸
    (S)と回転可能に保持され、前記駆動軸(S)は糸の
    巻取り方向(R)に回転可能であって、前記供給要素
    (V)は前記駆動軸(S)に取り付けられた内側の偏心
    シリンダ(Z)に回転可能に支持されたハブ(H)に接
    続されて固定支持要素(T)に対して保管本体の巻糸
    (W)を前方に搬送し、前記偏心シリンダ(Z)の軸
    (J)は前記駆動軸(S)の回転軸(D)に対して偏心
    し、前記偏心シリンダ(Z)は前記ハブ(H)に対して
    周期的に糸の巻取り方向(R)に円周移動する糸保管供
    給装置(F)であって、 ハブ(H)と供給要素(V)の間に設けられ、傾斜した
    偏心シリンダ(Z)が前記ハブ(H)に対して回転して
    得られた軸の変位によって巻糸を前方に搬送するとき、
    供給要素(V)が実質的にハブ(H)に対して円周方向
    の移動を許容する可動マウントと、 前記供給要素(V)に接続され、前記糸保管供給装置
    (F)の動作の間に前記ハブ(H)の前記円周方向の移
    動と反対の円周方向の円周移動成分(15)をもたらして
    各供給要素を円周的に移動する補償装置(K)とを有
    し、 前記円周移動成分(15)が少なくとも前記ハブ(H)の
    相対的円周運動を補償する、ことを特徴とする糸保管供
    給装置。
  2. 【請求項2】補償装置(K)は各供給要素(V)のため
    の強制運動制御装置を有し、前記固定支持要素(T)に
    対しての前記ハブ(H)の円周移動の補償又は過補償を
    行うことを特徴とする請求項1に記載の糸保管供給装
    置。
  3. 【請求項3】ハブ(H)と供給要素(V)間の前記可動
    マウントが前記軸(D)に対して軸及び径方向に固定さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の糸保管供給
    装置。
  4. 【請求項4】前記強制運動制御装置が供給要素(V)と
    少なくとも一つの支持要素(T)との間に配置されたガ
    イドであって、前記供給要素(V)の補償移動を制御す
    る傾斜部(12、13、17、18)を有していることを特徴と
    する請求項2に記載の糸保管供給装置。
  5. 【請求項5】各供給要素(V)が関連する支持要素
    (T)のスロット形軸(5)内に配置され、前記軸
    (5)の軸壁が前記ガイドが回転軸(D)に対して平行
    な位置又は送り方向(X)に傾斜して巻取り方向(R)
    に対して反対の方向に向いた供給要素(V)用のガイド
    を備えていることを特徴とする請求項4に記載の糸保管
    供給装置。
  6. 【請求項6】支持要素(T)と関連する各供給要素
    (V)との間に、支持要素(T)と供給要素(V)をと
    連結する少なくとも一つの旋回可能なリンク(7)が設
    けられていることを特徴とする請求項4に記載の糸保管
    供給装置。
  7. 【請求項7】前記ガイドがスロット内に係合したピンを
    有するリンク(9,10;22,23,21)から構成されているこ
    とを特徴とする請求項4に記載の糸保管供給装置。
  8. 【請求項8】供給要素(V)がほぼ円周方向にばね力
    (19)による作用を受け、前記強制運動制御装置がばね
    力に抗して供給要素(V)と係合することを特徴とする
    請求項2に記載の糸保管供給装置。
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