JP3084514B2 - 多段カードコネクタ - Google Patents

多段カードコネクタ

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JP3084514B2 JP09128839A JP12883997A JP3084514B2 JP 3084514 B2 JP3084514 B2 JP 3084514B2 JP 09128839 A JP09128839 A JP 09128839A JP 12883997 A JP12883997 A JP 12883997A JP 3084514 B2 JP3084514 B2 JP 3084514B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PC(PERSO
NAL COMPUTER)カード等の相手側コネクタ
の嵌合離脱対象となるカード側コネクタと、基板上に搭
載された基板側コネクタとの間を接続する多段カードコ
ネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の二段カードコネクタについて図4
〜図6を参照して説明する。
【0003】図4は、従来の二段カードコネクタの斜視
図であり、二段カードコネクタ300は、ノートパソコ
ン等の機器の基板100上に実装された基板側コネクタ
101と嵌合することにより、機器に実装される。この
実装状態で、PCカード等の相手側コネクタ200は、
二段カードコネクタ300に対して嵌合離脱する。
【0004】図5は、従来の二段カードコネクタの分解
斜視図であり、相手側コネクタ200と接続する複数本
のコンタクト321,322が、二段カードコネクタ3
00のインシュレータ311,312内に列設されてい
る。また、インシュレータ311,312には、相手側
コネクタ200をコンタクト321,322へガイドす
るガイド溝313,314及びレバー331,332の
回転軸315,316が、それぞれ一体に形成されてい
る。
【0005】レバー331,332は、インシュレータ
311,312の回転軸315,316を中心として回
転する。
【0006】プレート341,342は、インシュレー
タ311,312の各両側面に巻き付く状態でインシュ
レータ311,312に進退自在に保持され、プレート
341,342に設けられたレバー連結部343,34
4でレバー331,332と連結する。また、プレート
341,342に設けられた角部345,346は、相
手側コネクタ200の先端面に当接するため、プレート
341,342は、相手側コネクタ200の嵌合離脱と
ともに進退する。
【0007】イジェクトバー361,362の一端側
は、ボタン371,372を保持し、他端側は、レバー
331,332と連結した状態でインシュレータ31
1,312の側面に進退自在に保持される。
【0008】二段カードコネクタ300に相手側コネク
タ200を挿入すると、相手側コネクタ200の先端面
は、プレート341,342の角部345,346を押
し込むため、プレート341,342も相手側コネクタ
200とともに進行する。このとき、プレート341,
342の進行とともにレバー連結部343,344が移
動するため、レバー331,332は、インシュレータ
311,312の回転軸315,316を中心として回
転する。この回転によって、ボタン371,372を保
持するイジェクトバー361,362は、相手側コネク
タ200の進行方向とは反対方向に後退する。
【0009】相手側コネクタ200を離脱するときに
は、相手側コネクタ200を挿入した方向にボタン37
1,372を押し込むと、イジェクトバー361,36
2とレバー331,332が押され、レバー331,3
32は、相手側コネクタ200の嵌合時とは逆方向に回
転する。この回転により、プレート341,342は、
後退し、角部345,346が、相手側コネクタ200
を二段カードコネクタ300から離脱させる。
【0010】また、インシュレータ311,312に
は、相手側コネクタ200のグラウンド信号を流すため
のグラウンドプレート351,352、相手側コネクタ
200の不要電流を流すためのアース端子381,38
2、多段カードコネクタ300を機器本体に固定するた
めのナット309が、保持されている。
【0011】図6は、従来の二段カードコネクタにおけ
るコンタクト部分の断面図である。インシュレータ31
1,312に保持されたコンタクト321,322は、
一端側には相手側コネクタ200と接続するためのカー
ド側接点323,324、他端側には屈曲部325,3
26の先に基板側接点327,328を備える。
【0012】機器本体の基板100上に実装された基板
側コネクタ101は、インシュレータ102と、コンタ
クト321,322と同数の基板側コンタクト103を
備える。コンタクト321,322の基板側接点32
7,328は、基板側コンタクト103と接続する。
【0013】コンタクト321,322の屈曲部32
5,326は、下向きに曲げられて、整列部材19内に
整列させられている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の二段カード
コネクタでは、基板100と基板側コネクタ101を二
段カードコネクタ300の下側に配置せざるを得ないか
ら、二段カードコネクタ300の機器本体への実装時
に、全体の高さは、二段カードコネクタ300の高さH
と基板100の厚さhとの和(H+h)となり、高さ方
向の薄型化の妨げとなっていた。
【0015】そこで、本発明は、前記従来の二段カード
コネクタの欠点を改良し、多段カードコネクタを基板側
コネクタに接続した場合の全体の高さ方向の薄型化を図
るものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、複数のカードコネクタを重畳し、相手側コ
ネクタと接続する最下段のカードコネクタのコンタクト
を上向きに曲げ、相手側コネクタと接続する他段のカー
ドコネクタのコンタクトを下向きに曲げ、それぞれ整列
部材内に整列させることにより、基板側コネクタとの接
続部分を形成した多段カードコネクタを、手段として採
用する。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態例について
図1〜図3を参照して説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施の形態例の斜視図
であり、二段カードコネクタ1は、ノートパソコン等の
機器の基板100上に実装された基板側コネクタ101
と嵌合することにより、機器に実装される。この実装状
態で、PCカード等の相手側コネクタ200は、二段カ
ードコネクタ1に対して嵌合離脱する。
【0019】図2は、本発明の一実施の形態例の分解斜
視図であり、相手側コネクタ200と接続する複数本の
コンタクト21,22が、二段カードコネクタ1のイン
シュレータ11,12内に列設されている。また、イン
シュレータ11,12には、相手側コネクタ200をコ
ンタクト21,22へガイドするガイド溝13,14及
びレバー31,32の回転軸15,16が、それぞれ一
体に形成されている。
【0020】レバー31,32は、インシュレータ1
1,12の回転軸15,16を中心として回転する。
【0021】プレート41,42は、インシュレータ1
1,12の各両側面に巻き付く状態でインシュレータ1
1,12に進退自在に保持され、プレート41,42に
設けられたレバー連結部43,44でレバー31,32
と連結する。また、プレート41,42に設けられた角
部45,46は、相手側コネクタ200の先端面に当接
するため、プレート41,42は、相手側コネクタ20
0の嵌合離脱とともに進退する。
【0022】イジェクトバー61,62の一端側は、ボ
タン71,72を保持し、他端側は、レバー31,32
と連結した状態でインシュレータ11,12の側面に進
退自在に保持される。
【0023】二段カードコネクタ1に相手側コネクタ2
00を挿入すると、相手側コネクタ200の先端面は、
プレート41,42の角部45,46を押し込むため、
プレート41,42も相手側コネクタ200とともに進
行する。このとき、プレート41,42の進行とともに
レバー連結部43,44が移動するため、レバー31,
32は、インシュレータ11,12の回転軸15,16
を中心として回転する。この回転によって、ボタン7
1,72を保持するイジェクトバー61,62は、相手
側コネクタ200の進行方向とは反対方向に後退する。
【0024】相手側コネクタ200を離脱するときに
は、相手側コネクタ200を挿入した方向にボタン7
1,72を押し込むと、イジェクトバー61,62とレ
バー31,32が押され、レバー31,32は、相手側
コネクタ200の嵌合時とは逆方向に回転する。この回
転により、プレート41,42は、後退し、角部45,
46が、相手側コネクタ200を二段カードコネクタ1
から離脱させる。
【0025】また、インシュレータ11,12には、相
手側コネクタ200のグラウンド信号を流すためのグラ
ウンドプレート51,52、相手側コネクタ200の不
要電流を流すためのアース端子81,82、多段カード
コネクタ1を機器本体に固定するためのナット9が、保
持されている。
【0026】図3は、本発明の一実施の形態例における
コンタクト部分の断面図である。インシュレータ11,
12に保持されたコンタクト21,22は、一端側には
相手側コネクタ200と接続するためのカード側接点2
3,24、他端側には屈曲部25,26の先に基板側接
点27,28を備える。
【0027】機器本体の基板100上に実装された基板
側コネクタ101は、インシュレータ102と、コンタ
クト21,22と同数の基板側コンタクト103を備え
る。コンタクト21,22の基板側接点27,28は、
基板側コンタクト103と接続する。
【0028】コンタクト21,22の屈曲部25,26
の一方は、上向きに曲げられ、他方は、下向きに曲げら
れ、両方ともに整列部材19内に整列させられている。
したがって、基板100と基板側コネクタ101は、二
段カードコネクタ1の高さHの範囲内に配置可能である
ため、二段カードコネクタ1を機器本体に実装した場合
の高さ方向の薄型化が可能となった。
【0029】なお、本実施の形態例のカードコネクタの
段数は、二段であるが、本発明は、三段以上の多段カー
ドコネクタにも適用することができる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、多段カードコネクタにおける最下段のコンタ
クトの屈曲部の曲げ方向を上向きに、他段のコンタクト
の屈曲部の曲げ方向を下向きにそれぞれ曲げたことによ
り、基板及び基板側コネクタを多段カードコネクタの高
さの範囲内に配置することができるため、多段カードコ
ネクタを基板側コネクタに接続した場合の全体の高さ方
向の薄型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態例の二段カードコネクタ
の斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態例の二段カードコネクタ
の分解斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態例の二段カードコネクタ
におけるコンタクト部分の断面図である。
【図4】従来の二段カードコネクタの斜視図である。
【図5】従来の二段カードコネクタの分解斜視図であ
る。
【図6】従来の二段カードコネクタにおけるコンタクト
部分の断面図である。
【符号の説明】
1 二段カードコネクタ 9 ナット 11,12 インシュレータ 13,14 ガイド溝 15,16 回転軸 19 整列部材 21,22 コンタクト 23,24 カード側接点 25,26 屈曲部 27,28 基板側接点 31,32 レバー 41,42 プレート 43,44 レバー連結部 45,46 角部 51,52 グラウンドプレート 61,62 イジェクトバー 71,72 ボタン 81,82 アース端子 100 基板 101 基板側コネクタ 102 インシュレータ 103 基板側コンタクト 200 相手側コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 24/00 G06K 17/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のカードコネクタを重畳し、相手側
    コネクタと接続する最下段のカードコネクタのコンタク
    トを上向きに曲げ、相手側コネクタと接続する他段のカ
    ードコネクタのコンタクトを下向きに曲げ、それぞれ整
    列部材内に整列させることにより、基板側コネクタとの
    接続部分を形成したことを特徴とする多段カードコネク
    タ。
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JP2002280097A (ja) * 2001-03-19 2002-09-27 Jst Mfg Co Ltd フラッシュメモリカード用コネクタおよびそれを用いた接続構造、ならびにこの接続構造を用いた電子装置

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