JP3084400U - ルーペ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 普通に柄を片手で握って使用することもでき
るが、長時間にわたって使用する場合や、ハンドフリー
で使用したい場合は、柄を片手で握らずに、デスク等の
上に置いた状態で、かつ、レンズの高さを調整して焦点
を合せた状態で使用できるルーペを提供する。 【解決手段】 柄１の一端にレンズ２のフレーム３を回
動自在に連結してフレーム３を柄１に対し折曲可能かつ
伸展可能になすとともに、柄１と同一長さの脚板４の一
端を柄１の他端に回動自在に連結して脚板４を柄１に対
し折畳状態まで折曲可能かつ伸展可能となし、さらに、
フレーム３と同一形状またはフレーム３の一部と重複す
る形状の台板５を脚板４の他端に回動自在に連結して脚
板４に対し台板５を折曲可能かつ伸展可能とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、虫メガネや拡大鏡等のルーペに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、レンズのフレームに柄を一体的に設けたルーペが存在する。このような ルーペは、柄を片手で握って使用するが、長時間にわたって使用する場合、例え ば、昆虫などを観察しながらスケッチをするような場合は、レンズの焦点を合わ せた位置で動かないように保持し続ける必要があるので、手が疲れるという問題 がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで本考案は、普通に柄を片手で握って使用することもできるが、長時間に わたって使用する場合や、ハンドフリーで使用したい場合は、柄を片手で握らず に、デスク等の上に置いた状態で、かつ、レンズの高さを調整して焦点を合せた 状態で使用できるルーペの提供を課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、本考案のルーペは、柄１の一端にレンズ２のフレ ーム３を回動自在に連結してフレーム３を柄１に対し折曲可能かつ伸展可能にな すとともに、柄１と同一長さの脚板４の一端を柄１の他端に回動自在に連結して 脚板４を柄１に対し折畳状態まで折曲可能かつ伸展可能となし、さらに、フレー ム３と同一形状またはフレーム３の一部と重複する形状の台板５を脚板４の他端 に回動自在に連結して脚板４に対し台板５を折曲可能かつ伸展可能としたことを 特徴とする、という構成を採るものである。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、図を用いて本考案の実施の形態について説明する。まず、図１に示すよ うに、片手で握ることができる程度の長さを有する柄１の一端に、ヒンジ軸６を 用いてレンズ２のフレーム３を回動自在に連結している。すなわち、フレーム３ を柄１に対し伸展して、図１乃至図４に示すように、フレーム３を柄１の延長線 上に位置させたり、又は図５及び図６に示すように、フレーム３を柄１に対し任 意の角度に折り曲げることができる。なお、図示したフレーム３の形状は円であ るが、フレーム３の形状は自由であり、円に限定するものではない。また、柄１ の長さも自由である。また、フレーム３と柄１は、例えばプラスチックで成形す ることができるが、これらの素材は自由であり、プラスチックに限定するもので はない。

【０００６】 次ぎに、同じく図１に示すように、柄１の他端に脚板４の一端をヒンジ軸７を 用いて回動自在に連結している。すなわち、脚板４を柄１に対し伸展して、図１ 、図２及び図５に示すように、脚板４を柄１の延長線上に位置させたり、又は図 ３及び図４に示すように、脚板４を柄１に対し折畳状態まで折り曲げることがで きる。もちろん、図６に示すように、脚板４を柄１に対して任意の角度に折り曲 げることも可能である。なお、この脚板４の長さは柄１と同一にしている。また 、この脚板４も、例えばプラスチック製とすることができるが、使用する素材は 自由であり、プラスチックに限定するものではない。

【０００７】 次ぎに、同じく図１に示すように、脚板４の他端にヒンジ軸８を用いて台板５ を回動自在に連結している。すなわち、台板５を脚板４に対し伸展して、図１乃 至図４に示すように、台板５を脚板４の延長線上に位置させたり、又は図５及び 図６に示すように、台板５を脚板４に対し任意の角度に折り曲げることができる 。なお、この台板５はレンズ２のフレーム３の一部に重複可能な形状、又はフレ ーム３と同一形状にする。例えば、図に示すように、フレーム３が円形の場合は 、その円の一部を切り欠いたＣ形等にするか、又は、フレーム３と同じ大きさの 円形にする。この台板５も、例えばプラスチック製とすることができるが、使用 する素材は自由であり、プラスチックに限定するものではない。

【０００８】 次ぎに、使用方法について説明する。まず、普通の虫メガネと同様に柄１を片 手で握って使用したい場合は、図３及び図４に示すように、レンズ２のフレーム ３を柄１の延長線上に伸展させ、かつ、台板５も脚板４の延長線上に伸展させて 、その柄１と脚板４を折畳状態となし、かつ、フレーム３と台板５を重複状態と して、その折畳状態の柄１と脚板４を一緒に片手で握って使用すればよい。

【０００９】 また、長時間にわたって使用したり、ハンドフリーで使用したい場合は、図５ 及び図６に示すように、レンズ２のフレーム３を柄１に対し適宜な角度に折り曲 げ、かつ、台板５も脚板４に対し適宜な角度に折り曲げて、その台板５をデスク ９等の上に置いて、脚板４と柄１をスタンドのように起立させて使用することが できる。この場合、図５に示すように、脚板４を柄１の延長線上に伸展させるこ ともできるが、レンズ２の焦点が合わない場合は、図６に示すように、脚板４を 柄１に対し適宜な角度に折り曲げて、レンズ２の高さを調整することにより焦点 を合せることができる。

【００１０】

【考案の効果】

本考案のルーペは上記の通りであり、柄１と脚板４を折畳状態とすることによ り、普通の虫メガネと同様に柄１と脚板４を片手で一緒に握って使用することが できる。そして、長時間にわたって使用したり、ハンドフリー状態で使用したい 場合は、レンズ２のフレーム３を柄１に対し適宜な角度に折り曲げ、かつ、台板 ５も脚板４に対し適宜な角度に折り曲げて、その台板５をデスク９等の上に置い て、脚板４と柄１をスタンドのように起立させて使用することができる。したが って、柄１と脚板４を片手で長時間握り続けなくてすむので、手が疲れない。

【図面の簡単な説明】

【図１】全体を伸展した状態の正面図である。

【図２】図１のＡ−Ａ線における断面図である。

【図３】柄と脚板を折畳んだ状態の正面図である。

【図４】図３のＢ−Ｂ線における断面図である。

【図５】台板をデスクの上に置いて脚板と柄を伸展させ
て起立させた状態の断面図である。

【図６】台板をデスクの上に置いて脚板と柄を折り曲げ
て起立させた状態の断面図である。

【符号の説明】

１ 柄 ２ レンズ ３ フレーム ４ 脚板 ５ 台板 ６ ヒンジ軸 ７ ヒンジ軸 ８ ヒンジ軸 ９ デスク

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 柄１の一端にレンズ２のフレーム３を回
   動自在に連結してフレーム３を柄１に対し折曲可能かつ
   伸展可能になすとともに、柄１と同一長さの脚板４の一
   端を柄１の他端に回動自在に連結して脚板４を柄１に対
   し折畳状態まで折曲可能かつ伸展可能となし、さらに、
   フレーム３と同一形状またはフレーム３の一部と重複す
   る形状の台板５を脚板４の他端に回動自在に連結して脚
   板４に対し台板５を折曲可能かつ伸展可能としたことを
   特徴とするルーペ。