JP3084310U - 液晶表示装置用バックライトの変圧回路 - Google Patents
液晶表示装置用バックライトの変圧回路Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 構造を簡略化する一方、作動の効率を高
め、コストを低減でき、かつ作動時におけるそれぞれの
素子の温度が低い液晶表示装置用バックライトの変圧回
路を提供する。 【解決手段】 2つのトランジスタ、コンデンサと、バ
イアス供給変圧素子と、出力変圧素子とを含んでなり、
該バイアス供給変圧素子は複数のコイルを有し、その内
の第1、第2のコイルは2つのトランジスタのベースと
エミッタとの間に跨設して該トランジスタの必要とする
バイアスを供給し、かつ他のコイルは該2つのトランジ
スタ出力端に直列に接続される。また、該出力変圧素子
は、1次コイルが電源と該バイアス供給変圧素子との間
に直列に接続され、該コンデンサは、該出力変圧素子の
1次コイルに直列に接続される。さらにトランジスタ
と、プラス電源との間に、起動時の励起を行なう励起抵
抗を直列に接続する。
め、コストを低減でき、かつ作動時におけるそれぞれの
素子の温度が低い液晶表示装置用バックライトの変圧回
路を提供する。 【解決手段】 2つのトランジスタ、コンデンサと、バ
イアス供給変圧素子と、出力変圧素子とを含んでなり、
該バイアス供給変圧素子は複数のコイルを有し、その内
の第1、第2のコイルは2つのトランジスタのベースと
エミッタとの間に跨設して該トランジスタの必要とする
バイアスを供給し、かつ他のコイルは該2つのトランジ
スタ出力端に直列に接続される。また、該出力変圧素子
は、1次コイルが電源と該バイアス供給変圧素子との間
に直列に接続され、該コンデンサは、該出力変圧素子の
1次コイルに直列に接続される。さらにトランジスタ
と、プラス電源との間に、起動時の励起を行なう励起抵
抗を直列に接続する。
Description
【0001】
この考案は液晶表示装置用バックライトの電子式昇圧器を形成する変圧回路に 関し、特に高い効率と、低い温度上昇とを有し、単純な構造を具える液晶表示装 置用バックライトの変圧回路に関する。
【0002】
現在、液晶表示装置(LCD)に応用されている冷陰放電管(CCF)は、そ の高い輝度のグロー放電をする特性から、多くのメーカー、もしくは消費者に広 く好まれている。但し、冷陰極放電管は高圧の交流電流の下で作動しなければな らないといった制限を有する。よって、このような場合、電圧を昇圧するための 電子式変圧器を使うということが当然の選択となる。
【0003】 目下、冷陰極放電管の電子式変圧器は、いずれも従来のReay回路の基本的な構 造を応用している。この構造を液晶表示装置のバックライトの冷陰極放電管回路 に応用した例を図2に開示する。図面に開示するように、制御素子(90)右側 の回路は入力電源の(I/P)を昇圧するための変圧回路である。また、該制御素 子(90)は内部制御のための制御回路であって、図面の例においては、変圧回路 の開閉(即ち、安定した電圧による放電管の調光)のみを制御する。図面の回路 は、2つのトランジスタ(TR1)、(TR2)と、チョーク・コイル(L1)と、フ ィルタコンデンサ(C1)と、共振コンデンサ(C2)と、出力コンデンサ(C3) と、多層コイル式の変圧素子(T1)とによって構成され、かつ標準タイプの振動 式変圧回路を構成し、変圧素子(T1)の一次コイルと共振用コンデンサ(C2) とによって形成される共振周波数を利用して、2つのトランジスタ(TR1)、( TR2)に導通し、切断の動作を順に交代して行なわせ、昇圧のための変圧素子( T1)に対する高周波交流作動を形成し、該昇圧のための変圧素子(T1)の高 いコイル巻き数比によって、出力端(O/P)から高圧の交流電流を出力する。
【0004】 しかし、前記の構造の電子式変圧器は、作動効率の低い場合(約80%)を除 き、それぞれの能動的な素子と受動的な素子の作動温度が極めて高く、寿命に影 響を与えるのみならず、液晶表示装置(LCD)の内部の敏感な電子阻止に対して 好ましくない影響をもたらすという問題を有する。また、出力コンデンサ(C3 )については、必ず高品質で耐高圧のコンデンサでなければならず、かつ回路全 体のコンデンサの使用量は3個必要とし、全体の構造が複雑になるとともに、体 積が増加して空間を占め、コストを高めることになるという難点があり、その改 良が望まれていた。
【0005】
従って、この考案の課題は、構造を簡略化する一方、作動の効率を高め、製造 コストとランニングコストを低減できる液晶表示装置用バックライトの変圧回路 を提供することにある。
【0006】 また、この考案は、耐高圧の出力コンデンサを使用する必要がなく、かつ作動 時におけるそれぞれの素子の温度を低くすることのできる液晶表示装置用バック ライトの変圧回路を提供することを課題とする。
【0007】
そこで、本考案者は、前記課題の解決を図るため鋭意検討を重ねた結果、二つ のトランジスタ、コンデンサ、バイアス供給変圧素子および出力変圧素子の結合 方式に着目し下記に述べるこの考案に想到した。
【0008】 すなわち、この考案は、 2つのトランジスタ、コンデンサと、バイアス供給変圧素子と、出力変圧素子 とを含んでなる液晶表示装置用バックライトの変圧回路において、 該バイアス供給変圧素子は複数のコイルを有し、その内の第1および第2のコ イルは2つのトランジスタに接続して該トランジスタの必要とするバイアスを供 給し、かつ他のコイルは該2つのトランジスタ出力端に直列に接続され、 該出力変圧素子は、1次コイルが電源と該バイアス供給変圧素子との間に直列 に接続され、 該コンデンサは、該出力変圧素子の1次コイルに直列に接続されることを特徴 とする液晶表示装置用バックライトの変圧回路 に関するものである。
【0009】 以下、この考案についてさらに具体的に説明する。 この考案による液晶表示装置用バックライトの変圧回路は、2つのトランジス タ、コンデンサと、バイアス供給変圧素子と、出力変圧素子とを含んでなる。該 バイアス供給変圧素子は複数のコイルを有し、その内の第1、第2のコイルは2 つのトランジスタのベースとエミッタとの間に跨設して該トランジスタの必要と するバイアスを供給し、かつ他のコイルは該2つのトランジスタ出力端に直列に 接続される。また、該出力変圧素子は、1次コイルが電源と該バイアス供給変圧 素子との間に直列に接続され、該コンデンサは、該出力変圧素子の1次コイルに 直列に接続される。かかる変圧回路は、さらにトランジスタと、プラス電源との 間に、起動時の励起を行なう励起抵抗を直列に接続する。
【0010】
この考案は、2つのトランジスタ、コンデンサと、バイアス供給変圧素子と、 出力変圧素子とを含んでなる液晶表示装置用バックライトの変圧回路を提供する ものであり、かかる変圧回路の特徴と効果を説明するために、具体的な実施例を あげ、図面を参考にしていかに詳述する。
【0011】
第1図にこの考案による冷陰極放電管の電子式変圧器回路の構造を開示する。 図面によれば、2つのトランジスタ(TR1)、(TR2)と、励起抵抗(R)と、 コンデンサ(C4)と、バイアス供給変圧素子(T3)と、出力変圧素子(T4)とに よって構成する。該バイアス供給変圧素子(T3)は、第1と第2と第3のコイル を有し、該内第1、第2のコイルは2つのトランジスタ(TR1)、(TR2) のベースとエミッタとの間に跨設し、トランジスタ(TR1)、(TR2)の必 要とするバイアスを供給する。該第3のコイルはトランジスタ(TR1)、(T R2)の出力端と、他端にコンデンサ(C4)を接続した出力変圧素子(T4) の1次コイルとの間に直列されてプラス電源に電気的に接続する。また、該出力 変圧素子(T4)の2次コイルは直接出力する高圧出力ポイントを形成する。
【0012】 前記の電子式変圧器回路の作動は、通電後、プラス電源が励起抵抗(R)を介し て第2トランジスタ(TR2)に対して初期化のための導通動作を行う。、電流は コンデンサ(C4)、1次コイル、及びバイアス供給変圧素子(T3)を経てイン ダクション電圧を発生させ、インダクションコイルによって第2トランジスタ( TR2)を切断して、第1トランジスタ(TR1)、バイアス供給変圧素子(T 3)、及び出力変圧素子(T4)を通じてコンデンサ(C4)に保存された電荷 を放電し、逆方向の電流の流動を形成する。
【0013】 次いで、バイアス供給変圧素子(T3)によって、電流の流動方向の変化を利 用して2つのトランジスタ(TR1)、(TR2)を交替で通電させる。よって 、出力変圧素子(T4)において交流信号を得ることができ、さらに昇圧コイル によって高圧交流電流を出力する。そのワークの周波数は、コンデンサ(C4)と 2つのバイアス供給変圧素子(T3)、(T4)によって形成される共振周波数 である。
【0014】 以上は、この考案の好ましい実施例であって、この考案の実施の範囲を制限す るものではない。よって、当業者のなし得る修正、変更であって、この考案の実 用新案登録請求の範囲の記載と均等の効果を有するものは、いずれも登録実用新 案の範囲に包括されるものである。
【0015】
この考案による液晶表示装置用バックライトの変圧回路は、構造が簡略化され 、さらに耐低圧コンデンサ(C4)を必要とするのみであるため、占有する容積を 縮減でき、また高品質で耐高圧コンデンサを必要とせず、コストを低減する効果 を達することができる。さらに、低損失の特性を有するため効率は約90%に達 するとともに、それぞれのトランジスタ(TR1)、(TR2)、2つのバイアス供 給変圧素子(T3)、(T4)、及び該コンデンサ(C4)の作動温度が低く、ワー クの安定性を達成することができ、故障率が低い。従って、この考案による変圧 回路は、作動温度が低く、しかも効率が高いという効果を奏する。
【図1】 この考案による液晶表示装置用バックライト
の変圧回路の回路図である。
の変圧回路の回路図である。
【図2】 従来の電子式変圧器の回路図である。
(TR1)、(TR2) トランジスタ (C1)、(C2)、(C3)、(C4) コンデンサ (TI)、(T2)、(T3)、(T4) 変圧素子 (L1) チョーク・コ
イル (90) 制御素子
イル (90) 制御素子
Claims (3)
- 【請求項1】 2つのトランジスタ、コンデンサと、
バイアス供給変圧素子と、出力変圧素子とを含んでなる
液晶表示装置用バックライトの変圧回路において、 該バイアス供給変圧素子は複数のコイルを有し、その内
の第1および第2のコイルは2つのトランジスタに接続
して該トランジスタの必要とするバイアスを供給し、か
つ他のコイルは該2つのトランジスタ出力端に直列に接
続され、 該出力変圧素子は、1次コイルが電源と該バイアス供給
変圧素子との間に直列に接続され、 該コンデンサは、該出力変圧素子の1次コイルに直列に
接続されることを特徴とする液晶表示装置用バックライ
トの変圧回路。 - 【請求項2】 前記バイアス供給変圧素子の第1およ
び第2のコイルは、トランジスタのベースとエミッタと
の間に跨設されることを特徴とする請求項1に記載の液
晶表示装置用バックライトの変圧回路。 - 【請求項3】 前記変圧回路は、トランジスタと、プ
ラス電源との間に、さらに起動時の励起を行なう励起抵
抗を直列に接続することを特徴とする請求項1に記載の
液晶表示用バックライトの変圧回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001005638U JP3084310U (ja) | 2001-08-27 | 2001-08-27 | 液晶表示装置用バックライトの変圧回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001005638U JP3084310U (ja) | 2001-08-27 | 2001-08-27 | 液晶表示装置用バックライトの変圧回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3084310U true JP3084310U (ja) | 2002-03-22 |
Family
ID=43235785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001005638U Expired - Fee Related JP3084310U (ja) | 2001-08-27 | 2001-08-27 | 液晶表示装置用バックライトの変圧回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3084310U (ja) |
-
2001
- 2001-08-27 JP JP2001005638U patent/JP3084310U/ja not_active Expired - Fee Related
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |