JP3084303B2 - 骨の穴開け手術用テンプレート装置 - Google Patents
骨の穴開け手術用テンプレート装置Info
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- JP3084303B2 JP3084303B2 JP03164404A JP16440491A JP3084303B2 JP 3084303 B2 JP3084303 B2 JP 3084303B2 JP 03164404 A JP03164404 A JP 03164404A JP 16440491 A JP16440491 A JP 16440491A JP 3084303 B2 JP3084303 B2 JP 3084303B2
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- hole
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/16—Bone cutting, breaking or removal means other than saws, e.g. Osteoclasts; Drills or chisels for bones; Trepans
- A61B17/17—Guides or aligning means for drills, mills, pins or wires
- A61B17/171—Guides or aligning means for drills, mills, pins or wires for external fixation
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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- Medical Informatics (AREA)
- Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
- Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
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- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Prostheses (AREA)
- Surgical Instruments (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、骨固定用ピンを挿入す
るための下穴を骨折部位に開ける際にその位置決めのた
めに用いるテンプレート装置に関する。
るための下穴を骨折部位に開ける際にその位置決めのた
めに用いるテンプレート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】骨折部位を治療する場合、骨片に2本乃
至3本の骨固定用ピンを差し込み、その皮膚から外に出
たピン端を骨固定装置に連結する。
至3本の骨固定用ピンを差し込み、その皮膚から外に出
たピン端を骨固定装置に連結する。
【0003】骨固定用ピンを骨に差し込む際は、その作
業を容易にするため予めドリルによって骨に下穴を開け
ている。この下穴の穿設箇所を位置決めするためにテン
プレート装置が用いられている。
業を容易にするため予めドリルによって骨に下穴を開け
ている。この下穴の穿設箇所を位置決めするためにテン
プレート装置が用いられている。
【0004】従来のテンプレート装置1は、図10及び
図11に示されるように、一枚の金属板に2乃至3箇所
に亘ってドリルガイド挿入穴2を穿設して成るものであ
る。骨固定用ピンを差し込む手術に際し、このテンプレ
ート装置1を骨折箇所の一つの骨片A側の皮膚にあてが
い、ドリルガイド挿入穴2にドリルガイド3を挿入し、
骨Aの方へと刺し込む。次に、ドリルの刃4をドリルガ
イド3中に挿入して骨に下穴Bを開ける。そして、他の
骨片に対しても同様な操作により下穴Bを開ける。しか
る後、各骨片の下穴B中に骨固定用ピンを刺し込み、骨
固定装置に連結して一体化するのである。
図11に示されるように、一枚の金属板に2乃至3箇所
に亘ってドリルガイド挿入穴2を穿設して成るものであ
る。骨固定用ピンを差し込む手術に際し、このテンプレ
ート装置1を骨折箇所の一つの骨片A側の皮膚にあてが
い、ドリルガイド挿入穴2にドリルガイド3を挿入し、
骨Aの方へと刺し込む。次に、ドリルの刃4をドリルガ
イド3中に挿入して骨に下穴Bを開ける。そして、他の
骨片に対しても同様な操作により下穴Bを開ける。しか
る後、各骨片の下穴B中に骨固定用ピンを刺し込み、骨
固定装置に連結して一体化するのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のテンプレート装置1は、各骨片に対し別々に下穴B
の位置決めするものであるから、下穴Bの位置が骨片間
で食い違うことがあり、後に骨固定装置を装着する際に
双方の骨片の軸を一致させるのが困難となる場合があ
る。
来のテンプレート装置1は、各骨片に対し別々に下穴B
の位置決めするものであるから、下穴Bの位置が骨片間
で食い違うことがあり、後に骨固定装置を装着する際に
双方の骨片の軸を一致させるのが困難となる場合があ
る。
【0006】また、骨固定用ピン装着後における骨固定
装置による治療過程で二つの骨片の骨軸合せの矯正作業
が必要な場合がある。そのためには矯正のための余裕を
見込んで骨固定用ピンを各骨片に取り付ける必要があ
る。しかし、従来のテンプレート装置による場合は、そ
のような調整は困難である。
装置による治療過程で二つの骨片の骨軸合せの矯正作業
が必要な場合がある。そのためには矯正のための余裕を
見込んで骨固定用ピンを各骨片に取り付ける必要があ
る。しかし、従来のテンプレート装置による場合は、そ
のような調整は困難である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、骨の長さ方向に沿って配置されるべき棒
部材と、該棒部材に対し位置調節可能に取り付けられた
複数個のブロック部材と、前記棒部材の中心軸と直角な
方向に伸びる第1の枢軸を介して前記各ブロック部材に
位置調節可能に取り付けられた座部材と、前記第1の枢
軸の中心軸と直角な方向に伸びる第2の枢軸を介して前
記各座部材に位置調節可能に取り付けられたドリルガイ
ド挿入穴を有するドリルガイドブロックとを含んでなる
骨の穴開け手術用テンプレート装置の構成を採用してい
る。
め、本発明は、骨の長さ方向に沿って配置されるべき棒
部材と、該棒部材に対し位置調節可能に取り付けられた
複数個のブロック部材と、前記棒部材の中心軸と直角な
方向に伸びる第1の枢軸を介して前記各ブロック部材に
位置調節可能に取り付けられた座部材と、前記第1の枢
軸の中心軸と直角な方向に伸びる第2の枢軸を介して前
記各座部材に位置調節可能に取り付けられたドリルガイ
ド挿入穴を有するドリルガイドブロックとを含んでなる
骨の穴開け手術用テンプレート装置の構成を採用してい
る。
【0008】
【作用】骨折部位に棒部材をあてがい、該棒部材を基準
に各ブロック部材の位置乃至姿勢を決定して固定する。
に各ブロック部材の位置乃至姿勢を決定して固定する。
【0009】次に、座部材を第1の枢軸回りに回わし、
またドリルガイドブロックを第2の枢軸回りに回して位
置調節した後に固定する。これにより、下穴の位置決め
が骨折部の全骨片に対し同時になされることになる。
またドリルガイドブロックを第2の枢軸回りに回して位
置調節した後に固定する。これにより、下穴の位置決め
が骨折部の全骨片に対し同時になされることになる。
【0010】この後、ドリルガイドブロックの各ドリル
ガイド挿入穴内にドリルガイドを挿入し、次いでドリル
ガイドの穴中にドリルの刃を挿入して各骨片に下穴を穿
設する。
ガイド挿入穴内にドリルガイドを挿入し、次いでドリル
ガイドの穴中にドリルの刃を挿入して各骨片に下穴を穿
設する。
【0011】各骨片間の下穴同士は当初より位置関係を
定められることになるので、骨固定装置の装着が円滑と
なる。
定められることになるので、骨固定装置の装着が円滑と
なる。
【0012】
【実施例】以下、図1乃至図9に基づき本発明に係る骨
の穴開け手術用テンプレート装置の実施例について説明
する。
の穴開け手術用テンプレート装置の実施例について説明
する。
【0013】図1及び図2に示されるように、この骨の
穴開け手術用テンプレート装置5は、骨の長さ方向に沿
って配置されるべき棒部材6と、該棒部材6に対し位置
調節可能に取り付けられた二個のブロック部材7,8
と、前記棒部材6の中心軸と直角な方向に伸びる第1の
枢軸9を介して前記各ブロック部材7,8に位置調節可
能に取り付けられた座部材10,11と、前記第1の枢
軸9の中心軸と直角な方向に伸びる第2の枢軸12を介
して前記各座部材10,11に位置調節可能に取り付け
られたドリルガイド挿入穴13を有するドリルガイドブ
ロック14,15とを含んでなっている。
穴開け手術用テンプレート装置5は、骨の長さ方向に沿
って配置されるべき棒部材6と、該棒部材6に対し位置
調節可能に取り付けられた二個のブロック部材7,8
と、前記棒部材6の中心軸と直角な方向に伸びる第1の
枢軸9を介して前記各ブロック部材7,8に位置調節可
能に取り付けられた座部材10,11と、前記第1の枢
軸9の中心軸と直角な方向に伸びる第2の枢軸12を介
して前記各座部材10,11に位置調節可能に取り付け
られたドリルガイド挿入穴13を有するドリルガイドブ
ロック14,15とを含んでなっている。
【0014】棒部材6は、断面真円形の棒で出来てい
る。ブロック部材7,8は、略直方体形であり、前記棒
部材6が移動自在に挿通される貫通孔16が長手方向に
沿って形成されている。
る。ブロック部材7,8は、略直方体形であり、前記棒
部材6が移動自在に挿通される貫通孔16が長手方向に
沿って形成されている。
【0015】各ブロック部材7,8には前記貫通孔16
に交わるネジ孔17が設けられ、該ネジ孔17には先端
が前記棒部材6に当たる固定ネジ18が挿入されてい
る。このため、固定ネジ18を緩めることによりブロッ
ク部材7,8を棒部材6に対してその中心軸上を所望の
位置へとずらし、かつ該中心軸の回りをθ方向に回動さ
せて所望の姿勢に変更することができる。そして、固定
ネジ18を締めることにより各ブロック部材7,8をそ
の位置に固定することができる。
に交わるネジ孔17が設けられ、該ネジ孔17には先端
が前記棒部材6に当たる固定ネジ18が挿入されてい
る。このため、固定ネジ18を緩めることによりブロッ
ク部材7,8を棒部材6に対してその中心軸上を所望の
位置へとずらし、かつ該中心軸の回りをθ方向に回動さ
せて所望の姿勢に変更することができる。そして、固定
ネジ18を締めることにより各ブロック部材7,8をそ
の位置に固定することができる。
【0016】座部材10,11は、前記ブロック部材
7,8における前記貫通孔16の中心軸と平行な正面に
対し、前記棒部材6の中心軸と直角な直線の回りをY方
向に回動可能となるように、あてがわれている。
7,8における前記貫通孔16の中心軸と平行な正面に
対し、前記棒部材6の中心軸と直角な直線の回りをY方
向に回動可能となるように、あてがわれている。
【0017】すなわち、図3及び図4に示されるよう
に、座部材10,11は前記ブロック部材7,8の正面
に摺接可能な背面を有する板材であり、該背面側から第
1の枢軸9が前記ブロック部材7,8の方へと前記棒部
材6の中心軸と直角な方向に沿って突出している。
に、座部材10,11は前記ブロック部材7,8の正面
に摺接可能な背面を有する板材であり、該背面側から第
1の枢軸9が前記ブロック部材7,8の方へと前記棒部
材6の中心軸と直角な方向に沿って突出している。
【0018】一方、ブロック部材7,8の方には、第1
の枢軸9が挿入される穴19が設けられている。また、
ブロック部材7,8側には、第1の枢軸9が挿入される
穴19に交わるネジ孔20が設けられ、該ネジ孔20に
は先端が第1の枢軸9に当たり得る固定ネジ21が挿入
されている。
の枢軸9が挿入される穴19が設けられている。また、
ブロック部材7,8側には、第1の枢軸9が挿入される
穴19に交わるネジ孔20が設けられ、該ネジ孔20に
は先端が第1の枢軸9に当たり得る固定ネジ21が挿入
されている。
【0019】このため、固定ネジ21を緩めることによ
り座部材10,11をブロック部材7,8に対して第1
の枢軸9の中心軸上をY方向に回動させて所望の姿勢に
変更することができる。そして、固定ネジ21を締める
ことにより各座部材10,11をその位置に固定するこ
とができる。
り座部材10,11をブロック部材7,8に対して第1
の枢軸9の中心軸上をY方向に回動させて所望の姿勢に
変更することができる。そして、固定ネジ21を締める
ことにより各座部材10,11をその位置に固定するこ
とができる。
【0020】ドリルガイドブロック14,15は、前記
座部材10,11の正面に向ってあてがわれるブロック
体であり、前記第1の枢軸9の中心軸と直角な直線の回
りをX方向に回動可能に、第2の枢軸12を介して座部
材10,11に連結されている。
座部材10,11の正面に向ってあてがわれるブロック
体であり、前記第1の枢軸9の中心軸と直角な直線の回
りをX方向に回動可能に、第2の枢軸12を介して座部
材10,11に連結されている。
【0021】すなわち、図6に示されるように、ドリル
ガイドブロック14,15の背面側から軸受部22が前
記座部材10,11の方へと突出し、一方、座部材1
0,11の方からは、図3及び図4に示されるように、
軸受部22を上下から挟むように二つのブラケット部2
3,24がドリルガイドブロック14,15の方へと突
出している。そして、ピン状の第2の枢軸12が軸受部
22とブラケット部23,24との双方を貫通してい
る。
ガイドブロック14,15の背面側から軸受部22が前
記座部材10,11の方へと突出し、一方、座部材1
0,11の方からは、図3及び図4に示されるように、
軸受部22を上下から挟むように二つのブラケット部2
3,24がドリルガイドブロック14,15の方へと突
出している。そして、ピン状の第2の枢軸12が軸受部
22とブラケット部23,24との双方を貫通してい
る。
【0022】これにより、ドリルガイドブロック14,
15は座部材10,11を基準にして第2の枢軸12の
回りをX方向に回動し、その姿勢を変えることができ
る。また、ドリルガイドブロック14,15の左右から
は突起25が突出しており、そこには座部材10,11
の正面の左右部分に向って開口するネジ孔26が設けら
れている。
15は座部材10,11を基準にして第2の枢軸12の
回りをX方向に回動し、その姿勢を変えることができ
る。また、ドリルガイドブロック14,15の左右から
は突起25が突出しており、そこには座部材10,11
の正面の左右部分に向って開口するネジ孔26が設けら
れている。
【0023】そして、各ネジ孔26には、調整ネジ27
が挿入され、各調整ネジ27の先端が座部材10,11
の正面に当接している。このため、各ドリルガイドブロ
ック14,15の両側の調整ネジ27のねじ込み長さを
調節することにより、各ドリルガイドブロック14,1
5の座部材10,11に対する傾き角すなわちX方向の
回動角を調整することができる。
が挿入され、各調整ネジ27の先端が座部材10,11
の正面に当接している。このため、各ドリルガイドブロ
ック14,15の両側の調整ネジ27のねじ込み長さを
調節することにより、各ドリルガイドブロック14,1
5の座部材10,11に対する傾き角すなわちX方向の
回動角を調整することができる。
【0024】ドリルガイドブロック14,15の中央部
には、図5に示されるようなドリルガイド28を挿入す
るための三つのドリルガイド挿入穴13が所定ピッチで
垂直にすなわち第2の枢軸12の中心軸と平行に穿設さ
れている。
には、図5に示されるようなドリルガイド28を挿入す
るための三つのドリルガイド挿入穴13が所定ピッチで
垂直にすなわち第2の枢軸12の中心軸と平行に穿設さ
れている。
【0025】ドリルガイド28は、骨に骨固定用ピン2
9(図9参照)を刺し通す下穴B(図8参照)を開ける
ためのドリルの刃31をガイドするパイプ材であり、ド
リルガイドブロック14,15が座部材10,11を介
して棒部材6上所定箇所に固定された後に、ドリルガイ
ド挿入穴13に挿入されるものである。
9(図9参照)を刺し通す下穴B(図8参照)を開ける
ためのドリルの刃31をガイドするパイプ材であり、ド
リルガイドブロック14,15が座部材10,11を介
して棒部材6上所定箇所に固定された後に、ドリルガイ
ド挿入穴13に挿入されるものである。
【0026】ドリルガイドブロック14,15の下面3
2は皮膚にあてがわれるべく平滑な表面となっている。
次に、上記骨の穴開け手術用テンプレート装置5の使用
方法について説明する。
2は皮膚にあてがわれるべく平滑な表面となっている。
次に、上記骨の穴開け手術用テンプレート装置5の使用
方法について説明する。
【0027】骨折患部の状態をレントゲン写真等により
明確にした後、各骨片の骨固定用ピン29をねじ込むべ
き位置を決める。その際、骨固定装置の取り付け状態、
治療過程での骨軸の曲りの矯正等を考慮して決定する。
明確にした後、各骨片の骨固定用ピン29をねじ込むべ
き位置を決める。その際、骨固定装置の取り付け状態、
治療過程での骨軸の曲りの矯正等を考慮して決定する。
【0028】次に、固定ネジ18,21及び調整ネジ2
7を緩めた状態のテンプレート装置を骨折部位にあてが
い、ドリルガイドブロック14,15の下面32を皮膚
に接触させつつ、上記骨固定用ピン29のねじ込み位置
の決定に基づき棒部材6を基準に各ブロック部材7,8
乃至ドリルガイドブロック14,15の位置乃至姿勢を
調整する。
7を緩めた状態のテンプレート装置を骨折部位にあてが
い、ドリルガイドブロック14,15の下面32を皮膚
に接触させつつ、上記骨固定用ピン29のねじ込み位置
の決定に基づき棒部材6を基準に各ブロック部材7,8
乃至ドリルガイドブロック14,15の位置乃至姿勢を
調整する。
【0029】すなわち、まず、棒部材6を基準に各ブロ
ック部材7,8の棒部材6の軸方向位置乃至該軸回りで
のθ方向の姿勢を決定し、固定ネジ18で固定する。次
に、座部材10,11を第1の枢軸9回りにY方向へと
回わし、固定ネジ21で固定する。
ック部材7,8の棒部材6の軸方向位置乃至該軸回りで
のθ方向の姿勢を決定し、固定ネジ18で固定する。次
に、座部材10,11を第1の枢軸9回りにY方向へと
回わし、固定ネジ21で固定する。
【0030】続いて、ドリルガイドブロック14,15
を第2の枢軸12回りにX方向へと回して位置調節した
後に調整ネジ27で固定する。これにより、テンプレー
ト装置5の全体が一体的に固定され、下穴Bの位置決め
が骨折部の全骨片に対し同時になされることになる。
を第2の枢軸12回りにX方向へと回して位置調節した
後に調整ネジ27で固定する。これにより、テンプレー
ト装置5の全体が一体的に固定され、下穴Bの位置決め
が骨折部の全骨片に対し同時になされることになる。
【0031】この後、図7に示されるように、トロッカ
ー30の挿通されたドリルガイド28をドリルガイドブ
ロック14,15の各ドリルガイド挿入穴13内に挿入
しつつ、その下の皮膚、脂肪、筋肉等の軟部組織Cに穴
を開け、トロッカー30の先端を骨Aまで到達せしめ
る。
ー30の挿通されたドリルガイド28をドリルガイドブ
ロック14,15の各ドリルガイド挿入穴13内に挿入
しつつ、その下の皮膚、脂肪、筋肉等の軟部組織Cに穴
を開け、トロッカー30の先端を骨Aまで到達せしめ
る。
【0032】次に、トロッカー30をドリルガイド挿入
穴13から引き抜き、代わりに図8に示されるようにド
リルの刃31を挿入して骨片Aに下穴Bを穿設する。そ
のような操作を各骨片に対して行い、全ての下穴を穿設
する。
穴13から引き抜き、代わりに図8に示されるようにド
リルの刃31を挿入して骨片Aに下穴Bを穿設する。そ
のような操作を各骨片に対して行い、全ての下穴を穿設
する。
【0033】この後、図9に示されるように、骨固定用
ピン29を各下穴Bに刺し込み、そのスクリュー部29
aを骨中に埋設する。各骨固定用ピン29は皮膚から外
に突出し、そこに骨固定装置(図示せず)が取り付けら
れる。
ピン29を各下穴Bに刺し込み、そのスクリュー部29
aを骨中に埋設する。各骨固定用ピン29は皮膚から外
に突出し、そこに骨固定装置(図示せず)が取り付けら
れる。
【0034】以上のように、各骨片A間の下穴B同士は
当初より位置関係を定められることになるので、下穴B
に刺し込んだ骨固定用ピン29の骨固定装置への取り付
け等が円滑となる。
当初より位置関係を定められることになるので、下穴B
に刺し込んだ骨固定用ピン29の骨固定装置への取り付
け等が円滑となる。
【0035】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されるの
で、骨折部の骨片同士の位置関係を定めた状態で下穴を
開けることができる。従って、下穴に挿入した骨固定用
ピンを骨固定装置に連結する際、骨片の軸位置を簡易か
つ迅速に一致させることができる。
で、骨折部の骨片同士の位置関係を定めた状態で下穴を
開けることができる。従って、下穴に挿入した骨固定用
ピンを骨固定装置に連結する際、骨片の軸位置を簡易か
つ迅速に一致させることができる。
【0036】また、ドリルガイドブロックは棒部材、第
1の枢軸及び第2の枢軸の3本の軸の回りで回動可能で
あるから、下穴の穿設位置の調整をきめ細かく行うこと
ができる。
1の枢軸及び第2の枢軸の3本の軸の回りで回動可能で
あるから、下穴の穿設位置の調整をきめ細かく行うこと
ができる。
【図1】本発明に係る骨の穴開け手術用テンプレート装
置の部分切欠平面図である。
置の部分切欠平面図である。
【図2】上記テンプレート装置の右側面図である。
【図3】座部材を正面側から見た斜視図である。
【図4】座部材を背面側から見た斜視図である。
【図5】ドリルガイドブロックの部分切欠正面図であ
る。
る。
【図6】ドリルガイドブロックを正面側から見た斜視図
である。
である。
【図7】ドリルガイドがトロッカーと共にドリルガイド
ブロック及び軟部組織に挿通された状態を示す垂直断面
図である。
ブロック及び軟部組織に挿通された状態を示す垂直断面
図である。
【図8】ドリルの刃をドリルガイドに挿入して骨に下穴
を開けた状態を示す垂直断面図である。
を開けた状態を示す垂直断面図である。
【図9】下穴中に骨固定用ピンを挿入した状態を示す垂
直断面図である。
直断面図である。
【図10】従来のテンプレート装置の平面図である。
【図11】従来のテンプレート装置を用いた下穴穿設操
作を示す説明図である。
作を示す説明図である。
A…骨片 B…下穴 C…軟部組織 5…骨の穴開け手術用テンプレート装置 6…棒部材 7,8…ブロック部材 9…第1の枢軸 10,11…座部材 12…第2の枢軸 13…ドリルガイド挿入穴 14,15…ドリルガイドブロック 28…ドリルガイド 29…骨固定用ピン 31…ドリルの刃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−94748(JP,A) 特開 平1−308559(JP,A) 特開 昭61−154661(JP,A) 特表 平3−503493(JP,A) 米国特許2267157(US,A) 欧州特許出願公開460886(EP,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 17/16 A61B 17/56 - 17/60 A61F 2/76 - 2/78
Claims (1)
- 【請求項1】 骨の長さ方向に沿って配置されるべき棒
部材と、該棒部材に対し位置調節可能に取り付けられた
複数個のブロック部材と、前記棒部材の中心軸と直角な
方向に伸びる第1の枢軸を介して前記各ブロック部材に
位置調節可能に取り付けられた座部材と、前記第1の枢
軸の中心軸と直角な方向に伸びる第2の枢軸を介して前
記各座部材に位置調節可能に取り付けられたドリルガイ
ド挿入穴を有するドリルガイドブロックとを含んでなる
骨の穴開け手術用テンプレート装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03164404A JP3084303B2 (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | 骨の穴開け手術用テンプレート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03164404A JP3084303B2 (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | 骨の穴開け手術用テンプレート装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH057604A JPH057604A (ja) | 1993-01-19 |
JP3084303B2 true JP3084303B2 (ja) | 2000-09-04 |
Family
ID=15792496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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