JP3084214B2 - ハイブリッド回路 - Google Patents

ハイブリッド回路

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JP3084214B2
JP3084214B2 JP07209211A JP20921195A JP3084214B2 JP 3084214 B2 JP3084214 B2 JP 3084214B2 JP 07209211 A JP07209211 A JP 07209211A JP 20921195 A JP20921195 A JP 20921195A JP 3084214 B2 JP3084214 B2 JP 3084214B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1と第2の1対
の入力端子にそれぞれアンテナ等が接続されて、第1と
第2の1対の入力端子にそれぞれ信号が入力され、第1
の出力端子、第2の出力端子、第3の出力端子のいずれ
かから出力された信号を受信機に入力するハイブリッド
回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のハイブリッド回路の回路図
である。従来のハイブリッド回路は、第1の入力端子7
1と第2の入力端子72からなる第1の1対の入力端
子、第3の入力端子73と第4の入力端子74からなる
第2の1対の入力端子、第1の出力端子75、第2の出
力端子76、第3の出力端子77、1次側のコイルL9
と2次側のコイルL10を直列に接続すると共に1次側
のコイルL9と2次側のコイルL10を磁気結合させた
第1のトランスT3と第2のトランスT4、1次側のコ
イルL11と2次側のコイルL12を磁気結合させ、1
次側のコイルL11にタップを形成した第3のトランス
T5を有している。第1のトランスT3は、1次側のコ
イルL9と2次側のコイルL10の接続点が第1の入力
端子71に接続され、1次側のコイルL9の接続点と反
対側の端が第1の出力端子75に接続される。また、第
2のトランスT4は、1次側のコイルL9と2次側のコ
イルL10の接続点が第3の入力端子73に接続され、
1次側のコイルL9の接続点と反対側の端が第3の出力
端子77に接続される。そして、第1のトランスT3の
2次側のコイルL10と第2のトランスT4の2次側の
コイルL10間に、第3のトランスT5の1次側のコイ
ルL11が接続される。第3のトランスT5は、1次側
のコイルL11に磁気結合した2次側のコイルL12を
第2の出力端子76とアース間に接続し、1次側のコイ
ルL11のタップが接地される。なお、第1のトランス
T3及び第2のトランスT4の1次側コイルL9と2次
側のコイルL10に付された黒点は巻き始めを示すもの
であり、R1とR2はそれぞれ第1のトランスの1次側
のコイルと2次側のコイル間、第2のトランスの1次側
のコイルと2次側のコイル間に接続されてそれぞれ分配
器を形成する抵抗であり、第2の入力端子72と第4の
入力端子74は接地される。
【0003】この様な従来のハイブリッド回路は、第1
の1対の入力端子と第2の1対の入力端子に、それぞれ
異なった方向を向いた指向性のアンテナが接続され、第
1の出力端子75、第2の出力端子76、第3の出力端
子77が、それぞれスイッチSW12、SW13、SW
14を介して受信機に接続される。そして、第1の1対
の入力端子に接続されたアンテナの信号、第2の1対の
入力端子に接続されたアンテナの信号、第1と第2の1
対の入力端子に接続されたそれぞれのアンテナの信号を
合成した信号を選択して受信機に入力している。第1の
1対の入力端子に接続されたアンテナの信号、第2の1
対の入力端子に接続されたアンテナの信号、第1と第2
の1対の入力端子に接続されたそれぞれのアンテナの信
号を合成した信号が、それぞれのアンテナの信号の影響
を受けて歪むことなくそれぞれの出力端子に出力させる
ためには、第1の1対の入力端子に接続されたアンテナ
の信号を分配するための第1のトランスT3と抵抗R
1、第2の1対の入力端子に接続されたアンテナの信号
を分配するための第2のトランスT4と抵抗R2、第1
と第2の1対の入力端子に接続されたそれぞれのアンテ
ナの信号を合成するための第3のトランスT5が必要で
あり、大型化するという問題点があった。また、3つの
トランスを用いるので、それぞれのトランスの特性のば
らつきにより、ハイブリッド回路の特性のばらつきが大
きくなるという問題点があった。さらに、高価になると
いう問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、トラ
ンスの数を減らしても第1の1対の入力端子に接続され
たアンテナの信号、第2の1対の入力端子に接続された
アンテナの信号、第1と第2の1対の入力端子に接続さ
れたそれぞれのアンテナの信号を合成した信号が、それ
ぞれのアンテナの信号の影響を受けて歪むことなくそれ
ぞれの出力端子に出力され、小型化できるハイブリッド
回路を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のハイブリッド回
路は、第1の入力端子と第2の入力端子からなる第1の
1対の入力端子、第3の入力端子と第4の入力端子から
なる第2の1対の入力端子、第1、第2、第3の出力端
子を備え、第2の入力端子と、第4の入力端子をそれぞ
れ接地し、第1の入力端子と第1の出力端子間に、第1
のコイルと第1のスイッチング手段を直列に接続し、第
1のコイルと第1のスイッチング手段の接続点とアース
間に第2のスイッチング手段を接続し、第3の入力端子
と第3の出力端子間に、第2のコイルと第3のスイッチ
ング手段を直列に接続し、第2のコイルと第3のスイッ
チング手段の接続点とアース間に第4のスイッチング手
段を接続し、第2の出力端子とアース間に、第1のコイ
ル及び第2のコイルと磁気結合する第3のコイル、第5
のスイッチング手段を直列に接続したものである。ま
た、このハイブリッド回路において、2つの貫通孔を有
するメガネコアに対し、第1の貫通孔とメガネコアの側
面間に導体を巻回して第1のコイルを形成し、第2の貫
通孔とメガネコアの側面間に導体を巻回して第2のコイ
ルを形成し、第1の貫通孔と第2の貫通孔間に導体を巻
回して第3のコイルを形成したトランスを用いたもので
ある。さらに、本発明のハイブリッド回路は、第1の入
力端子と第2の入力端子からなる第1の1対の入力端
子、第3の入力端子と第4の入力端子からなる第2の1
対の入力端子、第1、第2、第3の出力端子を備え、
2の入力端子と、該第4の入力端子をそれぞれ接地し、
第1の入力端子と第1の出力端子間に、第1のコイルと
第1のスイッチング手段を直列に接続し、第1のコイル
と第1のスイッチング手段の接続点とアース間に第2の
スイッチング手段を接続し、第3の入力端子と第3の出
力端子間に、第2のコイルと第3のスイッチング手段を
直列に接続し、第2のコイルと第3のスイッチング手段
の接続点とアース間に第4のスイッチング手段を接続
し、第2の出力端子とアース間に、第5のスイッチング
手段、第1のコイルと磁気結合する第3のコイル、第2
のコイルと磁気結合する第4のコイル、第6のスイッチ
ング手段を直列に接続したものである。またさらに、こ
のハイブリッド回路において、2つの貫通孔を有するメ
ガネコアに対し、第1の貫通孔とメガネコアの側面間に
導体を巻回して第1のコイルを形成し、第2の貫通孔と
メガネコアの側面間に導体を巻回して第2のコイルを形
成し、第1の貫通孔とメガネコアの側面間及び、第2の
貫通孔とメガネコアの側面間に導体を連続して巻回して
第3のコイル及び第4のコイルを形成したトランスを用
いたものである。
【0006】
【作用】本発明のハイブリッド回路は、第1の1対の入
力端子に接続されたアンテナの信号を分配する役割と、
第2の1対の入力端子に接続されたアンテナの信号を分
配する役割と、それぞれの1対の入力端子に接続された
アンテナの信号を合成する役割を兼ねることができ、従
来の様に3つのトランスを必要としない。
【0007】
【実施例】以下、本発明のハイブリッド回路及びハイブ
リッド回路用トランスの実施例を示す図1乃至図5を参
照しながら説明する。図1は本発明のハイブリッド回路
の実施例を示す回路図、図2は本発明のハイブリッド回
路用トランスの側面図、図3は本発明のハイブリッド回
路用トランスの接続図、図4は本発明のハイブリッド回
路においてそれぞれのアンテナの信号を合成した信号を
得る場合の等価回路である。図1において、11は第1
の入力端子、12は第2の入力端子、13は第3の入力
端子、14は第4の入力端子、15は第1の出力端子、
16は第2の出力端子、17は第3の出力端子である。
第1の入力端子11と第1の出力端子15間には、第1
のコイルL1と第1のスイッチSW1が直列に接続さ
れ、第1のコイルL1と第1のスイッチSW1の接続点
が第2のスイッチSW2を介して接地される。また、第
3の入力端子13と第3の出力端子17間には、第2の
コイルL2と第3のスイッチSW3が直列に接続され、
第2のコイルL2と第3のスイッチSW3の接続点が第
4のスイッチSW4を介して接地される。第2の出力端
子16とアース間には、第5のスイッチSW5と第3の
コイルL0が直列に接続される。第3のコイルL0は、
等価的に第1のコイルL1と磁気結合するコイルL3及
び、第2のコイルL2と磁気結合するコイルL4が形成
される。そして、第1のコイルL1、第2のコイルL2
及び、コイルL3とコイルL4からなる第3のコイルL
0によってトランスT1が形成される。なお、第2の入
力端子12と第4の入力端子14はそれぞれ接地され
る。
【0008】トランスT1は、第1のコイルL1、第2
のコイルL2及び、第3のコイルL0が、図2、図3の
様にコア18に形成される。コア18は、フェライトを
用いて横断面が楕円の柱状に形成され、コアの軸方向に
貫通する2つの貫通孔19A、19Bが設けられた、い
わゆるメガネコアである。そして、第1のコイルL1
が、このメガネコアの貫通孔19Aとメガネコア18の
側面間に巻線を巻回することにより形成される。また、
第2のコイルL2は、メガネコアの貫通孔19Bとメガ
ネコア18の側面間に巻線を巻回することにより形成さ
れる。第3のコイルL0は、1本の巻線を貫通孔19A
と貫通孔19B間に巻回することにより形成される。第
1のコイルL1を形成する巻線のリード、第2のコイル
L2を形成する巻線のリード及び、第3のコイルL0の
リードは、それぞれベース20に植設されたピン端子に
接続される。なお、図3においては、メガネコアの断面
を点線で示してある。
【0009】そして、このトランスT1が回路基板に搭
載され、第1のスイッチSW1、第2のスイッチSW
2、第3のスイッチSW3、第4のスイッチSW4、第
5のスイッチSW5と接続される。第1のスイッチSW
1と第2のスイッチSW2、第3のスイッチSW3と第
4のスイッチSW4は、それぞれ連動しており、一方の
スイッチがONの状態の時、他方のスイッチがOFFの
状態になる。また、第1のスイッチSW1、第3のスイ
ッチSW3、第5のスイッチSW5も連動しており、い
ずれか1つのスイッチがONの状態の時、残りのスイッ
チがOFFの状態になる。
【0010】この様な本発明のハイブリッド回路は、第
1の入力端子11と第2の入力端子12からなる第1の
1対の入力端子及び、第3の入力端子13と第4の入力
端子14からなる第2の1対の入力端子にそれぞれ指向
性のアンテナが接続され、第1の出力端子15、第2の
出力端子16、第3の出力端子17がそれぞれ受信機に
接続される。
【0011】このハイブリッド回路において、第1の1
対の入力端子に接続されたアンテナの信号を第1の出力
端子15から得る場合は、第1のスイッチSW1と第4
のスイッチSW4をそれぞれON状態にし、第2のスイ
ッチSW2、第3のスイッチSW3、第5のスイッチS
W5をそれぞれOFF状態にする。従って、ハイブリッ
ド回路は、第1のコイルL1による1次のローパスフィ
ルタが形成される。また、このハイブリッド回路におい
て、第2の1対の入力端子に接続されたアンテナの信号
を第3の出力端子17から得る場合は、第2のスイッチ
SW2と第3のスイッチSW3をそれぞれON状態に
し、第1のスイッチSW1、第4のスイッチSW4、第
5のスイッチSW5をそれぞれOFF状態にする。従っ
て、ハイブリッド回路は、第2のコイルL2による1次
のローパスフィルタが形成される。なお、第1の1対の
入力端子に接続されたアンテナの信号を第1の出力端子
15から得る場合と、第2の1対の入力端子に接続され
たアンテナの信号を第3の出力端子17から得る場合
は、第1のコイルL1の磁束と第2のコイルL2の磁束
が、図2に点線で示された(イ)、(ロ)の様にそれぞ
れ磁気抵抗の小さい最短距離で磁界を作り、互いに干渉
することがない。従って、第1の1対の入力端子に接続
されたアンテナの信号を第1の出力端子15から得る場
合には、第1の1対の入力端子に接続されたアンテナの
信号が第2の1対の入力端子に接続されたアンテナの信
号の影響を受けることがなく、第2の1対の入力端子に
接続されたアンテナの信号を第3の出力端子15から得
る場合には、第2の1対の入力端子に接続されたアンテ
ナの信号が第1の1対の入力端子に接続されたアンテナ
の信号の影響を受けることがないので伝達特性のよいハ
イブリッド回路が得られる。
【0012】さらに、このハイブリッド回路において、
第1と第2の1対の入力端子に接続されたそれぞれのア
ンテナの信号を合成した信号を第2の出力端子16から
得る場合は、第2のスイッチSW2、第4のスイッチS
W4、第5のスイッチSW5をそれぞれON状態にし、
第1のスイッチSW1、第3のスイッチSW3をそれぞ
れOFF状態にする。従って、ハイブリッド回路は、図
4に示される様に第1の入力端子11と第3の入力端子
13間に、第1のコイルL1と第2のコイルL2が直列
に接続され、第1のコイルL1と第2のコイルL2の接
続点が接地され、第2の出力端子16とアース間に、第
3のコイルL0のコイルL3とコイルL4が直列に接続
された整合トランスが形成される。なお、この時、第1
のコイルL1の磁束と第2のコイルL2の磁束は、図2
に一点鎖線で示された(ハ)、(ニ)の様にメガネコア
18の中心部分で合成される。従って、このメガネコア
18の中心部分で合成された磁力が、第3のコイルL0
によって第2の出力端子16に取り出すことができるの
で広帯域な整合特性を有するハイブリッド回路が得られ
る。
【0013】図5は本発明のハイブリッド回路の別の実
施例を示す回路図であり、図6は本発明のハイブリッド
回路用トランスの別の実施例を示す側面図である。図5
において、51は第1の入力端子、52は第2の入力端
子、53は第3の入力端子、54は第4の入力端子、5
5は第1の出力端子、56は第2の出力端子、57は第
3の出力端子である。第1の入力端子51と第1の出力
端子55間に、第1のコイルL5と第1のスイッチSW
6が直列に接続される。また、第3の入力端子53と第
3の出力端子57間に、第2のコイルL6と第3のスイ
ッチSW8が直列に接続される。そして、第1のコイル
L5と第1のスイッチSW6の接続点が第2のスイッチ
SW7を介して接地され、第2のコイルL6と第3のス
イッチSW8の接続点が第4のスイッチSW9を介して
接地される。第2の出力端子56とアース間には、第5
のスイッチSW10、第3のコイルL7、第4のコイル
L8、第6のスイッチSW11が直列に接続される。そ
して、第1のコイルL5と第3のコイルL7を磁気的に
結合させ、第2のコイルL6と第4のコイルL8を磁気
的に結合させてトランスT2が形成される。なお、第2
の入力端子52と第4の入力端子54はそれぞれ接地さ
れる。また、第5のスイッチSW10と第6のスイッチ
SW11は連動しており、一方がON状態であれば他方
もON状態になり、一方がOFF状態であれば他方もO
FF状態になる。
【0014】トランスT2は、第1のコイルL5、第2
のコイルL6、第3のコイルL7、第4のコイルL8
が、図6に示される様にコアの軸方向に貫通する2つの
貫通孔59A、59Bが設けられた、いわゆるメガネコ
ア58に形成される。そして、第1のコイルL5が貫通
孔59Aとメガネコア58の側面間に巻線を巻回するこ
とにより形成され、第2のコイルL6が貫通孔59Bと
メガネコア58の側面間に巻線を巻回することにより形
成される。第3のコイルL7と第4のコイルL8は、1
本の巻線を貫通孔59Aとメガネコア58の側面間及び
貫通孔59Bとメガネコア58の側面間に連続して巻回
することにより形成される。それぞれのコイルを形成す
る巻線のリードは、それぞれベース50に植設されたピ
ン端子に接続される。
【0015】このハイブリッド回路において、第1の1
対の入力端子に接続されたアンテナの信号を第1の出力
端子55から得る場合は、第1のスイッチSW6、第4
のスイッチSW9をON状態にし、それ以外のスイッチ
をOFF状態にする。また、第2の1対の入力端子に接
続されたアンテナの信号を第3の出力端子57から得る
場合は、第2のスイッチSW7、第3のスイッチSW8
をON状態にし、それ以外のスイッチをOFF状態にす
る。さらに、第1と第2の1対の入力端子に接続された
それぞれのアンテナの信号を合成した信号を第2の出力
端子56から得る場合は、第1のスイッチSW6と第3
のスイッチSW8以外のスイッチをON状態にする。
【0016】本発明のハイブリッド回路の実施例を述べ
たが、この実施例に限られるものではない。例えば、メ
ガネコアは円柱状のコアにコアの軸方向に貫通する2つ
の貫通孔を設けたものでもよい。また、ベースに植設さ
れる端子は、面接続用端子でもよい。さらに、第1のス
イッチング手段、第2のスイッチング手段、第3のスイ
ッチング手段、第4のスイッチング手段、第5のスイッ
チング手段は、それぞれ半導体素子を用いてもよいし、
それぞれの手段を一体にした半導体集積回路を用いても
よい。またさらに、第1のスイッチング手段、第2のス
イッチング手段、第3のスイッチング手段、第4のスイ
ッチング手段、第5のスイッチング手段は、ロータリー
スイッチでもよい。
【0017】
【発明の効果】以上述べた様に、本発明のハイブリッド
回路は、第1の入力端子と第2の入力端子からなる第1
の1対の入力端子、第3の入力端子と第4の入力端子か
らなる第2の1対の入力端子、第1、第2、第3の出力
端子を備え、第1の入力端子と第1の出力端子間に、第
1のコイルと第1のスイッチング手段を直列に接続し、
第1のコイルと第1のスイッチング手段の接続点とアー
ス間に第2のスイッチング手段を接続し、第3の入力端
子と第3の出力端子間に、第2のコイルと第3のスイッ
チング手段を直列に接続し、第2のコイルと第3のスイ
ッチング手段の接続点とアース間に第4のスイッチング
手段を接続し、第2の出力端子とアース間に、第1のコ
イル及び第2のコイルと磁気結合する第3のコイル、第
5のスイッチング手段を直列に接続したので、トランス
の数を減らしても第1の1対の入力端子に接続されたア
ンテナの信号、第2の1対の入力端子に接続されたアン
テナの信号、第1と第2の1対の入力端子に接続された
それぞれのアンテナの信号を合成した信号が、それぞれ
のアンテナの信号の影響を受けて歪むことなくそれぞれ
の出力端子に出力され、小型化できる。また、本発明の
ハイブリッド回路は、従来の様に分配器を使用しないの
で、入出力インピーダンスを同一にできる。またさら
に、本発明のハイブリッド回路は、従来よりもトランス
の数を減らすことができるので、ハイブリッド回路の特
性のバラツキが少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のハイブリッド回路の実施例を示す回
路図である。
【図2】 本発明のハイブリッド回路用トランスの側面
図である。
【図3】 本発明のハイブリッド回路用トランスの接続
図である。
【図4】 本発明のハイブリッド回路においてそれぞれ
のアンテナの信号を合成した信号を得る場合の等価回路
である。
【図5】 本発明のハイブリッド回路の別の実施例を示
す回路図である。
【図6】 本発明のハイブリッド回路用トランスの別の
実施例を示す側面図である。
【図7】 従来のハイブリッド回路の回路図である。
【符号の説明】
11 第1の入力端子 12 第2の入力端子 13 第3の入力端子 14 第4の入力端子 15 第1の出力端子 16 第2の出力端子 17 第3の出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 7/48 H03H 7/42 H04B 1/18 H04B 7/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の入力端子と第2の入力端子からな
    る第1の1対の入力端子、 第3の入力端子と第4の入力端子からなる第2の1対の
    入力端子、 第1、第2、第3の出力端子を備え、該第2の入力端子と、該第4の入力端子をそれぞれ接地
    し、 該第1の入力端子と該第1の出力端子間に、第1のコイ
    ルと第1のスイッチング手段を直列に接続し、第1のコ
    イルと第1のスイッチング手段の接続点とアース間に第
    2のスイッチング手段を接続し、 該第3の入力端子と該第3の出力端子間に、第2のコイ
    ルと第3のスイッチング手段を直列に接続し、第2のコ
    イルと第3のスイッチング手段の接続点とアース間に第
    4のスイッチング手段を接続し、 該第2の出力端子とアース間に、第1のコイル及び第2
    のコイルと磁気結合する第3のコイル、第5のスイッチ
    ング手段を直列に接続することを特徴とするハイブリッ
    ド回路。
  2. 【請求項2】 第1の入力端子と第2の入力端子からな
    る第1の1対の入力端子、 第3の入力端子と第4の入力端子からなる第2の1対の
    入力端子、 第1、第2、第3の出力端子を備え、該第2の入力端子と、該第4の入力端子をそれぞれ接地
    し、 該第1の入力端子と該第1の出力端子間に、第1のコイ
    ルと第1のスイッチング手段を直列に接続し、第1のコ
    イルと第1のスイッチング手段の接続点とアース間に第
    2のスイッチング手段を接続し、 該第3の入力端子と該第3の出力端子間に、第2のコイ
    ルと第3のスイッチング手段を直列に接続し、第2のコ
    イルと第3のスイッチング手段の接続点とアース間に第
    4のスイッチング手段を接続し、 該第2の出力端子とアース間に、第1のコイル及び第2
    のコイルと磁気結合する第3のコイル、第5のスイッチ
    ング手段を直列に接続してなり、 2つの貫通孔を有するメガネコアに対し、第1の貫通孔
    とメガネコアの側面間に導体を巻回して前記第1のコイ
    ルを形成し、 第2の貫通孔とメガネコアの側面間に導体を巻回して前
    記第2のコイルを形成し、 第1の貫通孔と第2の貫通孔間に導体を巻回して前記第
    3のコイルを形成したトランスを設けたことを特徴とす
    るハイブリッド回路。
  3. 【請求項3】 2つの貫通孔を有するメガネコアに対
    し、第1の貫通孔とメガネコアの側面間に導体を巻回し
    て第1のコイルを形成し、 第2の貫通孔とメガネコアの側面間に導体を巻回して第
    2のコイルを形成し、 第1の貫通孔と第2の貫通孔間に導体を巻回して第3の
    コイルを形成したトランスを設け、第1の入力端子と第2の入力端子からなる第1の1対の
    入力端子、第3の入力端子と第4の入力端子からなる第
    2の1対の入力端子、 第1、第2、第3の出力端子を備え、 該第2の入力端子と、該第4の入力端子をそれぞれ接地
    し、 該第1のコイルと第1のスイッチング手段を第1の入
    力端子と第1の出力端子間に直列に接続し、該第1の
    コイルと第1のスイッチング手段の接続点とアース間に
    第2のスイッチング手段を接続し、 該第2のコイルと第3のスイッチング手段を第3の入
    力端子と第3の出力端子間に直列に接続し、該第2の
    コイルと該第3のスイッチング手段の接続点とアース間
    に第4のスイッチング手段を接続し、 該第3のコイルと第5のスイッチング手段を第2の出
    力端子とアース間に直列に接続したことを特徴とするハ
    イブリッド回路。
  4. 【請求項4】 第1の入力端子と第2の入力端子からな
    る第1の1対の入力端子、 第3の入力端子と第4の入力端子からなる第2の1対の
    入力端子、 第1、第2、第3の出力端子を備え、該第2の入力端子と、該第4の入力端子をそれぞれ接地
    し、 該第1の入力端子と該第1の出力端子間に、第1のコイ
    ルと第1のスイッチング手段を直列に接続し、第1のコ
    イルと第1のスイッチング手段の接続点とアース間に第
    2のスイッチング手段を接続し、 該第3の入力端子と該第3の出力端子間に、第2のコイ
    ルと第3のスイッチング手段を直列に接続し、第2のコ
    イルと第3のスイッチング手段の接続点とアース間に第
    4のスイッチング手段を接続し、 該第2の出力端子とアース間に、第5のスイッチング手
    段、第1のコイルと磁気結合する第3のコイル、第2の
    コイルと磁気結合する第4のコイル、第6のスイッチン
    グ手段を直列に接続することを特徴とするハイブリッド
    回路。
  5. 【請求項5】 第1の入力端子と第2の入力端子からな
    る第1の1対の入力端子、 第3の入力端子と第4の入力端子からなる第2の1対の
    入力端子、 第1、第2、第3の出力端子を備え、該第2の入力端子と、該第4の入力端子をそれぞれ接地
    し、 該第1の入力端子と該第1の出力端子間に、第1のコイ
    ルと第1のスイッチング手段を直列に接続し、第1のコ
    イルと第1のスイッチング手段の接続点とアース間に第
    2のスイッチング手段を接続し、 該第3の入力端子と該第3の出力端子間に、第2のコイ
    ルと第3のスイッチング手段を直列に接続し、第2のコ
    イルと第3のスイッチング手段の接続点とアース間に第
    4のスイッチング手段を接続し、 該第2の出力端子とアース間に、第5のスイッチング手
    段、第1のコイルと磁気結合する第3のコイル、第2の
    コイルと磁気結合する第4のコイル、第6のスイッチン
    グ手段を直列に接続してなり、 2つの貫通孔を有するメガネコアに対し、第1の貫通孔
    とメガネコアの側面間に導体を巻回して前記第1のコイ
    ルを形成し、 第2の貫通孔とメガネコアの側面間に導体を巻回して前
    記第2のコイルを形成し、 第1の貫通孔とメガネコアの側面間及び、第2の貫通孔
    とメガネコアの側面間に導体を連続して巻回して第3の
    コイル及び第4のコイルを形成したトランスを設けたこ
    とを特徴とするハイブリッド回路。
  6. 【請求項6】 2つの貫通孔を有するメガネコアに対
    し、第1の貫通孔とメガネコアの側面間に導体を巻回し
    て第1のコイルを形成し、 第2の貫通孔とメガネコアの側面間に導体を巻回して第
    2のコイルを形成し、 第1の貫通孔とメガネコアの側面間及び、第2の貫通孔
    とメガネコアの側面間に導体を連続して巻回して第3の
    コイル及び第4のコイルを形成し、第1の入力端子と第2の入力端子からなる第1の1対の
    入力端子、第3の入力 端子と第4の入力端子からなる第
    2の1対の入力端子、 第1、第2、第3の出力端子を備え、 該第2の入力端子と、該第4の入力端子をそれぞれ接地
    し、 該第1のコイルと第1のスイッチング手段を第1の入
    力端子と第1の出力端子間に直列に接続し、第1のコ
    イルと第1のスイッチング手段の、接続点とアース間に
    第2のスイッチング手段を接続し、 該第2のコイルと第3のスイッチング手段を第3の入
    力端子と第3の出力端子間に直列に接続し、第2のコ
    イルと第3のスイッチング手段の接続点とアース間に第
    4のスイッチング手段を接続し、 第5のスイッチング手段、該第3のコイル、該第4のコ
    イル、第6のスイッチング手段を第2の出力端子とア
    ース間に直列に接続したことを特徴とするハイブリッド
    回路。
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