JP3084178U - 無影灯 - Google Patents

無影灯

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JP3084178U JP2001005494U JP2001005494U JP3084178U JP 3084178 U JP3084178 U JP 3084178U JP 2001005494 U JP2001005494 U JP 2001005494U JP 2001005494 U JP2001005494 U JP 2001005494U JP 3084178 U JP3084178 U JP 3084178U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】患者に照射される光の輝度(明るさ)を高める
ことができるうえ、安全且つ長寿命で、コスト的にも有
利な無影灯を提供する。 【解決手段】光源ランプ1の後方に反射ミラー3を有
し、該反射ミラー3にて前記光源ランプ1からの光を反
射して光源ランプ1の前方に照射するようにした無影灯
において、上記光源ランプ1が、複数のLED11によ
って構成している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、歯科治療、医科治療等において患者の患部を照射する無影灯に関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来、歯科治療等において、患者の患部を照射する照明具として無影灯が広く 用いられている。
【0003】 この無影灯は、光源ランプの前に遮光板を設けて該光源ランプの光で直接照射 しないようにするとともに、上記光源ランプの後側に反射ミラー(散乱鏡)を設 置して光源の数を実質的に無限大として(換言すれば面光源として)被照射物の 影ができないようにしたものであり、歯科等の治療において患部を照射するのに 適したものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、この無影灯の光源ランプにはハロゲンランプが用いられており、前記 ハロゲンランプは、電流がフィラメントを流れる際に高熱を発生させる(ランプ 表面温度200℃〜300℃程度)ため、光源ランプが破裂し易く、危険である 。
【0005】 このため、無影灯に使用できる光の輝度(明るさ)の高いものが要望されてい た。
【0006】 また、ハロゲンランプは、振動等に弱く、短寿命で高コストであるという問題 もあった。
【0007】 本考案は、かかる課題を解決しようとするもので、患者に照射される光の輝度 (明るさ)を高めることができるうえ、安全且つ長寿命で、コスト的にも有利な 無影灯を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、 請求項1に係る無影灯は、光源ランプの後方に反射ミラーを有し、該反射ミラ ーにて前記光源ランプからの光を反射して光源ランプの前方に照射するようにし た無影灯において、 上記光源ランプが、複数のLEDによって構成されたことを特徴とする。
【0009】 このものでは、光源ランプが複数のLEDによって構成されているので、ハロ ゲンランプに比べ、発熱量を格段に小さく抑えることができ、患者に照射される 光の輝度(明るさ)を高めることができる。
【0010】 また、LEDは、フィラメントを有しないので、耐衝撃性が高く安全且つ長寿 命であり、更に低電圧、低電流で発光する等、コスト的にも有利にできる。
【0011】 請求項2に係る無影灯は、請求項1において、上記複数のLEDのうち、その 一部だけを点灯させることで、上記光源ランプの照度を制御している。
【0012】 このものでは、LEDの一部だけが点灯されて、光源ランプの照度が制御され るので、患者に照射される光の照度を微調整することができる。
【0013】 請求項3に係る無影灯は、請求項1又は2の何れかにおいて、上記複数のLE Dのうち、その一部だけを点灯させることで、照射パターンを変更可能にしてい る。
【0014】 このものでは、一部だけ点灯されているLEDを変更することで、患者に照射 される光の照射パターンを簡単に変更できる。
【0015】 請求項4に係る無影灯は、請求項1〜3の何れかにおいて、上記複数のLED が、異なる波長の光を発光するLEDから構成され、特定の波長の光を発光する LEDのみ点灯することを選択する選択手段を設けたことを特徴とする。
【0016】 このものでは、異なる波長のLEDのうち、特定の波長のLEDだけを点灯可 能な選択手段を設けているので、患者に照射される異なる波長の光だけを簡単に 選択できる。
【0017】 請求項5に係る無影灯は、請求項4において、上記異なる波長の光を発光する LEDは、青色光及び/又は白色光を発光することを特徴にしている。
【0018】 このものでは、特定の波長を発光するLEDとして、青色光及び/又は白色光 のLEDに特定し、照明用及び/又は光重合用のLEDとして使用することがで きる。
【0019】 請求項6に係る無影灯は、請求項1〜5の何れかにおいて、上記無影灯には、 先端に複数のLEDから構成される光源ランプが設けられたフレキシブルアーム を連結している。
【0020】 このものでは、無影灯に、光源ランプが設けられたフレキシブルアームを連結 しているので、無影灯の照射光と共に、フレキシブルアームの光源からの照射光 も得ることができる。
【0021】 請求項7に係る無影灯は、請求項6において、上記フレキシブルアームには、 先端に受具が設けられ、上記無影灯の光源ランプは、これを取外して、上記受具 に取付けて使用可能に形成されている。
【0022】 このものでは、無影灯の光源ランプを取外して、これをフレキシブルアームの 受具に取付けて使用できるため、無影灯の光源ランプを利用して、非照射部位の 近くから部分的に照明したいときや、光重合による歯科治療用の光源ランプとし て兼用できる。
【0023】 請求項8に係る無影灯は、請求項6又は7の何れかにおいて、上記フレキシブ ルアームには、上記光源ランプから照射される光を被照射部位に導くライトガイ ドが着脱可能に設けられている。
【0024】 このものでは、フレキシブルアームにライトガイドが着脱自在に設けられてい るので、各治療目的に応じてライトガイドを簡単に取替えることができる。
【0025】 請求項9に係る無影灯は、請求項1〜8の何れかにおいて、上記無影灯には、 上記複数のLEDから照射される光の少なくとも一部を非照射部位に導く分光手 段を備えた可撓性のライトガイドが設けられている。
【0026】 このものでは、LEDからの光の一部を非照射部位に導く可撓性のライトガイ ドが設けられているので、光源ランプを別付にしたり、光源ランプの移動を行う ことなく、無影灯の光源ランプが照射し難い口腔内の細部にまでライトガイドに よって照射することができる。
【0027】 請求項10に係る無影灯は、 請求項1〜9の何れかにおいて、上記複数のL EDが、ベアチップまたはチップ素子からなることを特徴とする。
【0028】 このものでは、ウェハーから切り出されたベアチップは、パッケージに収納さ れていないため、小型で高出力の光源にできる。
【0029】 また、パッケージに収納されたチップ素子であっても、このパッケージ内に複 数のベアチップを収納したものであれば単位面積当たりの出力を大きくできるた め、小型で高出力の光源にできる。
【0030】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る無影灯Aを図面に基づき説明する。
【0031】 本考案に係る無影灯Aは、歯科治療や医科治療等のときに使用されるものであ るが、本実施例では歯科治療に用いるものを例示して説明する。
【0032】 図1は、本考案に係る無影灯を説明するための歯科治療室内の全体斜視図であ る。 一般に、歯科治療室内には、患者を乗せる治療椅子Bが設置され、その頭部B1の 近くには、治療器具を載置するテーブルCが設けられ、これと逆側に患者がうが いなどを行なうスピットン部Dが設置されている。
【0033】 そして、医師は、治療椅子Bの頭部B1周囲に位置し、患者の歯科治療を行な うのであるが、この歯科治療のときに患者の口内を照射するために本考案に係る 無影灯Aが用いられる。
【0034】 この無影灯Aは、公知な支持体21の先端に取り付けられ、ヒンジ部22を介 して無影灯Aの照明位置を自由に調整することができるようになっている。
【0035】 図2は、本考案に係る無影灯を概略的に示した説明図である。
【0036】 この無影灯Aは、LED11が縦横に複数配列された光源ランプ1の前方に遮 光板2を設けて該光源ランプ1の光を直接照射しないようにするとともに、上記 光源ランプ1の後側に反射ミラー3(散乱板)を設置して光源の数を実質的に無 限大として(換言すれば面光源として)被照射物の影ができない構造にしている 。
【0037】 光源ランプ1のLED11は、その光が後方に向けて放出されるように設置さ れている。
【0038】 このLED11は、直径2〜3mm程度のものを用い、これを縦横8個×5個 に配列して成り、消費電力は3.2W(3.2V×1A)となる。
【0039】 光源ランプ1の点灯時の発熱量は手で触れると熱い程度であり、ハロゲンラン プの発熱量に比べ格段に小さい。
【0040】 但し、LED11を高密度に集積すれば、その発熱量が増すため、例えば、冷 却ファン(不図示)などを近くに設置して、その発熱量を低減させることもでき る。
【0041】 また、LED11をシリコンオイルに浸漬してLED表面温度を約40℃まで 低減すると共に、反射ミラー3による赤外線放出によって発熱量を有効に取り除 くことも可能である。
【0042】 遮光板2は、LED11からの光が直接患者に照射されないようにするもので あり、これによって、面光源を均一に保っているものであるが、この遮光板2を 反射板とし、LED11から前方に漏出される光を遮光板2によって反射ミラー 3に反射し、該反射ミラー3にて再度反射して照明に利用することもできる。
【0043】 反射ミラー3は、LED11から後方に向けて放出された光を面光源として前 面に反射させるようにしたものであり、弧状に形成されている。
【0044】 反射ミラー3は、集光や無影効果を計算した特殊な放物曲線面及び波状曲線の 組合わせにより、可視光線を90%以上反射する。
【0045】 なお、反射ミラー3の裏面に赤外線を吸収可能な特殊コーティングを施すなど して、放熱板の役割を担わせることもできる。
【0046】 このように構成した無影灯Aは、図2の矢印で示すように、光源ランプ1から 放出された光束が、後方の反射ミラー3で反射された後、患者の患部に照射され る。
【0047】 そのため、本発明に係る無影灯Aによれば、光源ランプ1が複数のLED11 によって構成されているので、ハロゲンランプに比べ、発熱量を格段に小さく抑 えることができ、患者に照射される光の輝度(明るさ)を高めることができる。
【0048】 また、LED11は、フィラメントを有しないので、耐衝撃性が高く安全且つ 長寿命であり、更に低電圧、低電流で発光する等、コスト的にも有利にできる。
【0049】 図3は、本考案に係る無影灯の第2の実施例(照度制御)を示す概略説明図で ある。
【0050】 この無影灯Aでは、複数のLED11のうち、その一部だけを点灯させること で、光源ランプ1の照度を制御している。
【0051】 すなわち、図3で示すように、複数のLED11によって構成された光源ラン プ1は、例えば、そのうちの外側部分に配列されたLED11aだけを点灯させ たり、又は、適当な間隔をあけて点灯させたりすることができる。
【0052】 そのため、このものでは、LED11の一部だけが点灯されて、光源ランプ1 の照度が制御されるので、患者に照射される光の照度を微調整することができる 。
【0053】 また、光源ランプ1に供給される電圧を調節したり、或いは、縦横に配列され るLED11の数を増加すれば、その微調整できる範囲は無限にできる。
【0054】 図4は、本考案に係る無影灯の第3の実施例(照度パターン)を示す概略説明 図である。
【0055】 図3で示したように、本考案に係る無影灯Aは、複数のLED11によって光 源ランプ1を構成しているので、その一部だけを点灯させることができる。
【0056】 図4で示す無影灯Aでは、複数のLED11のうち、その目的のパターンに従 って部分的に点灯させることによって、照射パターンを変更可能にしている。
【0057】 すなわち、図4(a)で示すように、複数のLED11によって構成された光 源ランプ1は、例えば、そのうちの外側部分に配列されたLED11aだけを点 灯することができる。
【0058】 この場合、LED11aから照射された光は、反射ミラー3の両端面で反射さ れるが、その反射ミラー3に対する入射光と反射光は、反射ミラー3の両端面の 法線に対して同角度である。すなわち、光源ランプ1が上下に長い範囲で照射さ れると、その反射光は照射面に上下に長い広角的な結像が成され、これと逆に、 光源ランプ1が上下に短い範囲で照射されると、その反射光は照射面に上下に短 い部分的な結像が成される。
【0059】 そのため、図4(a)では、光源ランプ1の外側部分に配列されたLED11 aの光束(上下に長い範囲)が反射ミラー3で反射され、広角的な照射パターン を形成できる。
【0060】 一方、図4(b)で示すように、光源ランプ1は、その内側部分に配列された LED11bだけを点灯することができる。
【0061】 そのため、図4(b)では、光源ランプ1の内側部分に配列されたLED11 bの光束(上下に短い範囲)だけが反射ミラー3で反射され、部分的な照射パタ ーンを形成できる。
【0062】 このような無影灯Aによれば、光源ランプ1からの照射パターンを変更できる ので、患者の治療部位や治療目的に応じて、適応な照射を容易に設定できる。
【0063】 また、図3、図4では、その照度制御や照度パターンの変更可能なものについ て説明したが、同様にして、複数のLED11が、異なる波長の光を発光するL ED11から構成することもできる。
【0064】 この場合、特定の波長の光を発光するLED11aのみ点灯することを選択す る選択手段(不図示)を設けておけば、異なる波長の光を発光するLED11の 中から任意の波長の光、例えば、青色LEDと白色LEDから成るLED11の 中から、何れかの一方だけを上記選択手段(不図示)によって点灯させたり、或 いは、青色LEDと赤色LEDと緑色LEDから成るLED11の中から、任意 の一色のみ又は複数色を同時に点灯させて照射することもできる。
【0065】 特に、異なる波長の光を発光するLED11は、上記した通り、青色光及び/ 又は白色光を発光する青色LEDと白色LEDに特定し、これらの中から何れか の一方或いは両方とも点灯させるようにしておけば、これを照明用及び/又は光 重合用のLED11として兼用させることができる。
【0066】 図5は、本考案に係る無影灯の第4の実施例を示す概略説明図である。
【0067】 この無影灯Aは、図1〜図4で示したものに加えて、先端に複数のLED11 から構成される光源ランプ1が設けられたフレキシブルアーム5を連結している 。
【0068】 このフレキシブルアーム5には、電線が内装されており、電源から先端のLE D11への通電を行うようにしている。
【0069】 このように、無影灯Aに、別途の光源ランプ1が設けられたフレキシブルアー ム5を連結すれば、無影灯Aの照射光と共に、フレキシブルアーム5の光源から の照射光も得ることができる。
【0070】 また、図5で示すように、フレキシブルアーム5の先端に受具4を設け、無影 灯Aの光源ランプ1を取外して、この受具4に取付けて使用可能に形成すること もできる。
【0071】 この受具4は、例えば、上記光源ランプ(不図示)から照射される光束を、非 照射部位の近くから部分的に照明したいときや、前方の集光手段41によって集 光し、この集光された光を患者の患部に照射することで、光重合による歯科治療 などに用いるものである。
【0072】 具体的には、受具4に取付けられる光源ランプの取付部12を、無影灯Aの光 源ランプ1の取付部12と同一に形成し、無影灯Aの光源ランプ1を取外して、 受具4に付け替えれば、これを受具4の光源ランプとして兼用できる。
【0073】 また、無影灯Aの光源ランプ1を分割された複数のユニットで構成しておき、 その1つのユニットだけを取外して受具4に取付けることもできる。
【0074】 このような無影灯Aによれば、光源ランプ1を取外して、これを受具4に取付 けて使用できるため、無影灯Aの光源ランプ1を利用して、非照射部位の近くか ら部分的に照明したいときや、光重合による歯科治療用の光源ランプとして兼用 できる。
【0075】 なお、図5で示すように、無影灯Aの光源ランプ1に供給される電源と、受具 4に供給される電源とを共通にしておき、これらを切換えスイッチSWで切換えて 共用することが望ましい。
【0076】 図6は、図5で示したフレキシブルアームの他の例を示した概略説明図である 。
【0077】 このフレキシブルアーム5には、光源ランプ1から照射される光を患者などの 被照射部位に導くライトガイド43が着脱可能に設けられている。
【0078】 図6では、フレキシブルアーム5の先端に設けられた受具4を介して光源ラン プ1を装着した状態で、この受具4部分に着脱自在なライトガイド43が着脱自 在に設けられているが、フレキシブルアーム5の先端に直接ライトガイド43を 着脱自在に設けても構わない。
【0079】 このライトガイド43は、光ファイバ42等が前方に設けられており、患者の 治療目的に応じてこれを適宜取替えて使用するものである。
【0080】 このようなフレキシブルアーム5にライトガイド43を着脱自在に設けること で、各治療目的に応じてライトガイド43を簡単に取替えることができる。
【0081】 図7は、本考案に係る無影灯の第5の実施例を示す概略説明図である。
【0082】 この実施例では、取付具6から延設されたフレキシブルアーム5の先端に、図 1〜4で示された反射ミラー3を備えた無影灯Aを連結したものを示している。
【0083】 なお、図1〜図4で示した部材と共通する部材と共通のものには、同一の番号 を付し、その説明は省略している。
【0084】 このような無影灯Aによれば、図1〜図4で説明した無影灯Aの各効果に加え 、フレキシブルアーム5によって無影灯Aの照明位置を患者の治療部位や治療目 的に応じて簡単に調整することができる。
【0085】 図8は、本考案に係る無影灯の第6の実施例を示す概略説明図である。
【0086】 この実施例では、無影灯Aに複数のLED11から照射される光の少なくとも 一部を非照射部位に導く分光手段6を備えた可撓性のライトガイド5が設けられ たものを示している。
【0087】 分光手段6は、反射ミラーからの反射光が損失しないように、図示のように待 避可能にすることもできる。この待避のための矢印方向へ移動を手動で行っても 良いし、モーター等公知の駆動手段で行っても良い。
【0088】 なお、図1〜図6で示した部材と共通する部材と共通のものには、同一の番号 を番号を付し、その説明は省略している。
【0089】 すなわち、この無影灯Aでは、光源ランプ1のLED11と、反射ミラー3と の間に、その光を分光可能な分光手段6を設けることによって、光源ランプ1か らの光を反射ミラー3に照射させると共に、その一部の光を分光手段6によって 分光し、前方のレンズ61を通じて集光したうえで、その先に設けた可撓性のラ イトガイド5に導くようにしている。
【0090】 このような無影灯Aによれば、上記のような光源ランプ1を別付にしたり、光 源ランプ1の移動を行うことなく、無影灯Aの光源ランプ1が照射し難い口腔内 の細部にまでライトガイド5によって照射することができる。
【0091】 また、すべての実施例において、光源ランプ1のLED11をウェハーから切 り出され、パッケージに収納されていないベアチップまたはチップ素子で構成す ることもできる。
【0092】 このウェハーから切り出されたベアチップは、チップのみから成るもので、レ ンズや樹脂モールドを備えることなく、パッケージにも収納されていないため、 小型で高出力の光源にできる。
【0093】 また、パッケージに収納されたチップ素子であっても、このパッケージ内に複 数のベアチップを収納したものであれば単位面積当たりの出力を大きくできるた め、小型で高出力の光源にできる。
【0094】
【考案の効果】
本考案によれば、次のような効果がある。
【0095】 請求項1に係る無影灯によれば、光源ランプが複数のLEDによって構成され ているので、ハロゲンランプに比べ、発熱量を格段に小さく抑えることができ、 患者に照射される光の輝度(明るさ)を高めることができる。
【0096】 また、LEDは、フィラメントを有しないので、耐衝撃性が高く安全且つ長寿 命であり、更に低電圧、低電流で発光する等、コスト的にも有利にできる。
【0097】 請求項2に係る無影灯によれば、LEDの一部だけが点灯されて、光源ランプ の照度が制御されるので、患者に照射される光の照度を微調整することができる 。
【0098】 請求項3に係る無影灯によれば、点灯されているLEDを変更することで、患 者に照射される光のパターンを簡単に変更できる。
【0099】 請求項4に係る無影灯によれば、異なる波長のLEDのうち、特定の波長のL EDだけを点灯可能な選択手段を設けているので、患者に照射される異なる波長 の光だけを簡単に選択できる。
【0100】 請求項5に係る無影灯によれば、特定の波長を発光するLEDとして、青色光 及び/又は白色光のLEDに特定し、照明用及び/又は光重合用のLEDとして 使用することができる。
【0101】 請求項6に係る無影灯によれば、無影灯に、光源ランプが設けられたフレキシ ブルアームを連結しているので、無影灯の照射光と共に、フレキシブルアームの 光源からの照射光も得ることができる。
【0102】 請求項7に係る無影灯によれば、無影灯の光源ランプを取外して、これをフレ キシブルアームの受具に取付けて使用できるため、無影灯の光源ランプを利用し て、非照射部位の近くから部分的に照明したいときや、光重合による歯科治療用 の光源ランプとして兼用できる。
【0103】 請求項8に係る無影灯によれば、フレキシブルアームにライトガイドが着脱自 在に設けられているので、各治療目的に応じてライトガイドを簡単に取替えるこ とができる。
【0104】 請求項9に係る無影灯によれば、LEDからの光の一部を非照射部位に導く可 撓性のライトガイドが設けられているので、光源ランプを別付にしたり、光源ラ ンプの移動を行うことなく、無影灯の光源ランプが照射し難い口腔内の細部にま でライトガイドによって照射することができる。
【0105】 請求項10に係る無影灯によれば、複数のLEDが、ベアチップまたはチップ 素子からなり、ウェハーから切り出されたベアチップは、パッケージに収納され ていないため、小型で高出力の光源にできる。
【0106】 また、パッケージに収納されたチップ素子であっても、このパッケージ内に複 数のベアチップを収納したものであれば単位面積当たりの出力を大きくできるた め、小型で高出力の光源にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る無影灯Aを説明するための歯科治
療室内の全体斜視図
【図2】本考案に係る無影灯を概略的に示した説明図
【図3】本考案に係る無影灯の第2の実施例(照度制
御)を示す概略説明図
【図4】本考案に係る無影灯の第3の実施例(照度パタ
ーン)を示す概略説明図
【図5】本考案に係る無影灯の第4の実施例を示す概略
説明図
【図6】図5で示したフレキイブルアームの他の例を示
した概略説明図
【図7】本考案に係る無影灯の第5の実施例を示す概略
説明図
【図8】本考案に係る無影灯の第6の実施例を示す概略
説明図
【符号の説明】
A 無影灯 1 光源ランプ 11 LED 3 反射ミラー 4 受具 43 ライトガイド 5 フレキシブルアーム 6 分光手段

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源ランプの後方に反射ミラーを有し、該
    反射ミラーにて前記光源ランプからの光を反射して光源
    ランプの前方に照射するようにするとともに、前記光源
    ランプの前方に遮光板又は反射板を有し、該遮光板又は
    反射板にて前記光源ランプから前方に放出された光を遮
    光又は反射するようにした無影灯において、 上記光源ランプがは、複数のLEDによって構成された
    ことを特徴とする無影灯。
  2. 【請求項2】請求項1において、 上記複数のLEDのうち、その一部だけを点灯させるこ
    とで、上記光源ランプの照度を制御している無影灯。
  3. 【請求項3】請求項1又は2の何れかにおいて、 上記複数のLEDのうち、その一部だけを点灯させるこ
    とで、照射パターンを変更可能にしている無影灯。
  4. 【請求項4】請求項1〜3の何れかにおいて、 上記複数のLEDが、異なる波長の光を発光するLED
    から構成され、特定の波長の光を発光するLEDのみ点
    灯することを選択する選択手段を設けたことを特徴とす
    る無影灯。
  5. 【請求項5】請求項4において、 上記異なる波長の光を発光するLEDは、青色光及び/
    又は白色光を発光することを特徴にしている無影灯。
  6. 【請求項6】請求項1〜5の何れかにおいて、 上記無影灯には、先端に複数のLEDから構成される光
    源ランプが設けられたフレキシブルアームを連結してい
    る無影灯。
  7. 【請求項7】請求項6において、 上記フレキシブルアームには、先端に受具が設けられ、
    上記無影灯の光源ランプは、これを取外して、上記受具
    に取付けて使用可能に形成されている無影灯。
  8. 【請求項8】請求項6又は7の何れかにおいて、 上記フレキシブルアームには、上記光源ランプから照射
    される光を被照射部位に導くライトガイドが着脱可能に
    設けられている無影灯。
  9. 【請求項9】請求項1〜8の何れかにおいて、 上記無影灯には、上記複数のLEDから照射される光の
    少なくとも一部を非照射部位に導く分光手段を備えた可
    撓性のライトガイドが設けられている無影灯。
  10. 【請求項10】請求項1〜9の何れかにおいて、 上記複数のLEDが、ベアチップまたはチップ素子から
    なることを特徴とする無影灯。
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