JP3084040U - 収納カバーの構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 利便性、機能性を向上させる収納カバーの構
造を提供することを目的とする。 【解決手段】 複数の仕切りが設けられた収納部２と、
収納部の入り口２１に対応した位置を覆うように形成さ
れたカバー１と、カバーの先端部に接続され、略三角形
状になるように薄片体を折り曲げられて形成されると共
に、折り曲げ部分の両端に貫通孔３１を有する嵌めユニ
ット３と、カバーの上部表面に配設されたボタンユニッ
ト６と、ボタンユニットと係止し、貫通孔に貫通すると
共に、嵌めユニットが接続されたカバー部分に設けられ
た締め具４２に係止するように接続された弾性体５とを
有する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は収納カバーの構造に係るものであり、特に、収納部分の入り口に対応 する部分を覆うと共に、留め具を有する収納カバーの構造に係るものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、書類等を収納するための収納カバーは、内部の収納部分を複数に仕切ら れた収納部本体、外側を保護すると共に収納部分の入り口を覆う突出した外部カ バー、外部カバーの入り口を覆う部分の先端部と収納部本体とを留める留め具等 により構成されている。収納カバーは、収納部本体に書類を収納して留め具で入 り口を留めた状態で、書類を収納することにより保護したり、持ち運んだりして 使用される。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記収納カバーの構造において、収納カバーに収納する書類が少ない場合、収 納部分や入り口を覆うカバー部分に隙間ができる。これにより、収納カバーを持 ち運ぶ時の振動で書類が揺れたり、収納カバーの入り口を覆う部分に書類が当た ったりするため、収納した書類が折れ曲がったり、破損してしまう等、収納カバ ーの利便性に欠けるという問題点があった。

【０００４】 また、収納カバーの留め具によっては、収納本体と接続させにくかったり、留 める位置が固定されているため、上記のように入り口を覆うカバー部分に隙間が できてしまうなど、機能性に欠けるという問題点があった。

【０００５】 本考案は、収納カバーの構造において、収納カバーの入り口を容易に留めるこ とができる等、利便性、機能性を向上させる収納カバーの構造を提供することを 目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

前記の目的を図るために、本考案は、複数の仕切りが設けられた収納部と、収 納部の入り口に対応した位置を覆うように形成されたカバーと、カバーの先端部 に接続され、略三角形状になるように薄片体を折り曲げられて形成されると共に 、折り曲げ部分の両端に貫通孔を有する嵌めユニットと、カバーの上部表面に配 設されたボタンユニットと、ボタンユニットと係止し、貫通孔に貫通すると共に 、嵌めユニットが接続されたカバー部分に設けられた締め具に係止するように接 続された弾性体とを有することにより、利便性、機能性を向上させることができ る。

【０００７】 以下に添付図面を参照して本考案のある好適な実施の形態を詳細に説明するが 、それらの構成は本考案の構造の絶対的な制限にならない。

【０００８】

【考案の実施の形態】

図１は、本考案の収納カバーの構造を示す斜視図である。図２は、本考案の収 納カバーの構造を示す分解斜視図である。図３は、本考案の収納カバーの構造を 説明するための斜視図である。本考案の収納カバー１は、収納部２、嵌めユニッ ト３、締め具４１、４２、弾性体５、ボタンユニット６、カバー１１等により構 成されている。

【０００９】 収納部２は、内部に書類を収納するための複数の仕切りが設けられ、収納部２ の入り口２１に対応した位置にカバー１１が設けられている。カバー１１の先端 部には、嵌めユニット３が設けられている。嵌めユニット３は、略三角形状にな るように薄片体を折り曲げられて形成されている。嵌めユニット３は、内部にカ バー１１の先端を挟んで略三角形状の頂点付近に締め具４１で固定されている。 また、嵌めユニット３の内部のカバー１１に締め具４２が配設されている。この 嵌めユニット３の折り曲げ部分の両端には貫通孔３１が設けられている。

【００１０】 弾性体５は、嵌めユニット３の２つの貫通孔３１の内側方向に両端を貫通させ る。そして、弾性体５は、嵌めユニット３の内部に嵌めユニット３とカバー１１ とを固定された締め具４２に係止するように接続されている。

【００１１】 本考案の収納カバー１において、締めユニット３の外部に露出している弾性体 ５を伸ばして、カバー１１の上部表面に配設されたボタンユニット６に係止させ て入り口２１を係止する。このように、弾性体５の弾性力により、容易に収納カ バー１の入り口を留めることができると共に、収納カバー１の入り口２１や、収 納部２に生じる隙間を減少させることができる。従って、本考案の収納カバー１ は書類等を収納する時の利便性、機能性を向上させることができる。

【００１２】 尚、嵌めユニット３は、上記三角形状に限定されることなく、半円形や方形、 多辺形など他の形状に形成することも可能である。また、必要に応じてボタンユ ニット６のカバー１１上の配設位置やボタンユニット６の個数を変更することも 可能である。

【００１３】

【考案の効果】

前記の説明と図面の掲載からわかるように、本考案の収納カバーの構造におい て、容易に収納カバーの入り口を留めることができる等、利便性、機能性を向上 させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の収納カバーの構造を示す斜視図であ
る。

【図２】本考案の収納カバーの構造を示す分解斜視図で
ある。

【図３】本考案の収納カバーの構造を説明するための斜
視図である。

【符号の説明】

１ 収納カバー ３ 嵌めユニット ５ 弾性体 ６ ボタンユニット １１ カバー ４１、４２ 締め具

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の仕切りが設けられた収納部と、 前記収納部の入り口に対応した位置を覆うように形成さ
   れたカバーと、 前記カバーの先端部に接続され、略三角形状になるよう
   に薄片体を折り曲げられて形成されると共に、折り曲げ
   部分の両端に貫通孔を有する嵌めユニットと、 前記カバーの上部表面に配設されたボタンユニットと、 前記ボタンユニットと係止し、前記貫通孔に貫通すると
   共に、前記嵌めユニットが接続された前記カバー部分に
   設けられた締め具に係止するように接続された弾性体と
   を有することを特徴とする収納カバーの構造。