JP3084024U - ガス着火器の着火操作機構 - Google Patents

ガス着火器の着火操作機構

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保昭 中村
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Tokai Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作初期に不必要に操作を重くすることなく
放電直前には操作荷重が大きくでき、誤使用による炎発
生を防止し、通常の使用者にとっての良好な操作性を共
に維持できるようにする。 【解決手段】 ライター本体1の上部に弁機構、噴出ノ
ズル3、圧電機構4を備え、操作キャップ6により着火操
作を行うガス着火器において、上蓋7とガスレバー5の間
に略馬蹄型の弾性体30を配設し、非操作時にはガスレバ
ー5と弾性体30との間に間隙ができ、操作初期には通常
の操作荷重で、ガスレバー5が弾性体30に当接した後
は、弾性体30、30の弾性荷重が加わって操作荷重が増大
するよう構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ガス着火器に関し、特に、操作荷重(操作の抵抗となる荷重)を大 きくすることにより安全性を高めた着火機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりガス着火器の一例である圧電着火式ライターにおいて、不用意に炎が 発生しない着火機構が提案されている。
【0003】 これらライターの着火機構としては、操作荷重を大きくするものがあり、例え ば米国特許第5,971,751号明細書に示されているように、操作ボタン内部にコ イルスプリング及び弾性体を配置し、通常の圧電機構の操作荷重にコイルスプリ ング及び弾性体の弾性荷重を加えることにより、圧電機構が圧縮放電に至るまで の操作荷重を増大させるよう着火操作機構を構成することが従来から知られてい る。また、市販品としては、圧電メカ内部のスプリング荷重を通常よりも大きく することにより、操作荷重を高めたものがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、操作荷重を大きくすることにより安全性を向上させた上記従来 の圧電着火式ライターの着火操作機構は、着火操作による圧電機構の作動ストロ ークの全域で操作荷重が大きくなる構造であって、着火操作初期から重荷重がか かって操作が重くなるため、どの使用者にとっても使いづらい商品となっていた 。
【0005】 そこで、この考案は、着火操作初期等に不必要に操作を重くすることなく放電 直前には操作荷重を大きくでき、誤使用による炎発生を防止するとともに、通常 の使用者にとっての良好な操作性を維持できるようにしたガス着火器の着火操作 機構を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案のガス着火器の着火操作機構は、操作部材の一方向への操作により圧 電機構を押圧し、放電電圧を発生させて、放電電極問に放電させ、燃料ガスを着 火させるガス着火器の着火操作機構において、操作部材の操作の抵抗となる荷重 (操作荷重)を圧電機構の押圧による放電電圧発生までの作動ストロークの途中 に弾性体を設けたことにより急激に大きくさせることを特徴とする。
【0007】 この場合のガス着火器は、例えば、圧電機構の上部に組付けた上下摺動式の操 作キャップを操作部材とするものであってよい。なお、レバー等を介して圧電機 構を作動させるスライド式の操作キャップを備えたものに適用することも可能で ある。
【0008】 操作荷重を圧電機構の作動ストロークの途中から大きくさせる具体的構成とし ては、例えば、操作部材の作動により噴出ノズルを開閉するガスレバーと上蓋の 間に弾性圧縮される配置で弾性体を設け、圧電ユニットの作動ストロークの初期 には圧電機構のバネ荷重を操作部材の操作の抵抗とし、該作動ストロークの途中 からは圧電機構のバネ荷重に加えて上記弾性体の弾性荷重を操作部材の操作の抵 抗として作用させるよう構成するのがよい。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0010】 図1はこの考案の実施の形態の一例の圧縮着火式ライターの上部を非操作状態 にて示す縦断面図、図2は弾性体の斜視図、図3は弾性体の裏面斜視図である。
【0011】 この圧電着火式ライターは、図1に示すように、燃料ガスを貯蔵する為の上蓋 7によりガス貯蔵庫が形成されたライター本体1の上部に、ライター本体1からの ガス通路を開閉して燃料ガスの供給および遮断を制御するとともに燃料ガスの噴 出量を制御する弁機構2と、弁機構2を介して供給される燃料ガスを噴出する噴出 ノズル3と、放電電圧を発生する圧電機構4と、圧電機構4に連動して弁機構2を開 き噴出ノズル3から燃料ガスを噴出させるガスレバー5と、圧電機構4を作動させ るとともに、圧電機構4の一方の電極端子を兼ねる後述のレバー押し18を介して ガスレバー5を作動させる操作キャップ6を備えている。
【0012】 弁機構2はそれ自体公知の構造で、ガス通路並びに弁座を構成するノズル底9の 上部にノズルネジ10が装着されて、そのノズルネジ10を貫通して噴出ノズル3が 軸方向移動可能に配設され、噴出ノズル3の先端にはノズルチップ11が装着され 、噴出ノズル3の下部はノズル底9の弁座位置に達し、下部先端に弁ゴム12が装着 されている。そして、ノズルネジ10の内部に配置されたノズルスプリング13によ って噴出ノズル3が弁座部に向けて付勢されて、弁ゴム12がノズル底9の弁座部に 着座してガス通路を閉じ、噴出ノズル3を持ち上げることによりガス通路が開き 、また、調整リング14を回動してノズルネジ10を回すことにより噴出量を調整す るよう弁機構2が構成されている。
【0013】 圧電機構4は、やはりそれ自体公知の構造であって、衝撃を加えることによっ て高電圧パルスを生起させる圧電素子を内蔵した外箱15を備え、圧電素子に衝撃 を加えるハンマーを内蔵した内箱16が、下端側が一部突出するよう外箱15の内部 に挿入され、ハンマーが圧電素子に間隔をおいて対向する初期係止位置と、ハン マーが圧電素子に衝き当たる位置との間を、軸方向に移動自在とされ、また、外 箱15の内部には、外箱15を内箱16に対し圧電素子とハンマーとの間隔を広げる方 向に付勢する戻しバネが配置され、内箱16の内部には、ハンマーを圧電素子に向 け衝き上げる方向に付勢するハンマーバネが配置されている。
【0014】 圧電機構4の外箱15の上部には、放電端子17を挟んで操作キャップ6が嵌着され 、操作キャップ・アツシーとしてライター本体1に装着される。外箱15には、操作 キャップ6を介して外箱15が押し下げられたときにガスレバー5を押して噴射ノズ ル3を持ち上げる方向に回動させるレバー押し18が取り付けられている。ガスレ バー5は、断面略L字状で、噴射ノズル3の先端に形成された頸部に係合されるノ ズル係合部が一端に形成され、中央部がライター本体1の上部に揺動自在に支持 され、他端脚部が圧電機構4の外箱15に面する側でレバー押し18に当接するよう 斜め下方に延びた状態に配設されて、操作キャップ6を介して外箱15が押し下げ られたときに、レバー押し18により押されて回動し、噴射ノズル3を上方に移動 させて、弁機構2を開き、噴射ノズル3から燃料ガスを噴出させるよう構成されて いる。
【0015】 ガスレバー5の他端脚部と上蓋7で形成される空間に断面がJ字状をした弾性体 30が配設されている。
【0016】 この弾性体30は、金属製の板バネあるいは合成樹脂製の板バネから成り、底部 31から上蓋7の壁に沿って立ち上がる直壁部32及びこの直壁部32から曲面部33を 経て対面に延びる受圧部34が形成され、受圧部34には切り欠き35が設けてある。
【0017】 この圧電着火式ライターは、操作キャップ6を押し下げることによって着火操 作を行う。すなわち、操作ボタン6を押し下げると、圧電機構4の外箱15が押し下 げられるとともに、レバー押し18に押されてガスレバー5が回動し、それにより 、噴出ノズル3が持ち上げられて、弁機構2が開き、噴出ノズル4から燃料ガスが 噴出する。そして、操作キャップ6が下がり切ったところで、圧電機構4内部でロ ック機構が外れて、ハンマーが当て金を介して圧電素子を強打して、放電電圧( 高電圧パルス)が発生し、放電端子17先端の放電電極と、レバー押し18に導通す ることにより他方の放電電極となる噴出ノズル3先端のノズルチップ11との問で 放電され、それにより燃料ガスが着火する。
【0018】 また、操作キャップ6が下がるにつれて回動したガスレバー5の脚部が受圧部34 に当接していく。当接当初は受圧部34が押され多少曲がる程度で抵抗となる荷重 は小さい。操作キャップを更に下げるとガスレバーの脚部は受圧部34を強く押し 、曲線部33の所定曲率を小さくするような力を加え撓むことになるので、抵抗と なる加重は急激に大きくなる。
【0019】 操作キャップ6を押し下げることによる上記着火操作は、圧電機構4内部の戻し バネの反発力に抗して行うもので、着火操作初期においては、その戻しバネのバ ネ荷重がすなわち操作荷重となる。
【0020】 この場合、操作キャップ6の操作ストローク(この例では圧電機構4の押圧によ る放電電圧発生までの作動ストロークと同じ)と操作荷重の関係はガスレバー5 が弾性体30の背面に当接する位置まで押し下げたところで、急激に操作荷重が増 大し、着火直前には約40N(3,900g)に達する。
【0021】 このように、操作キャップ6の操作荷重が操作ストローク(圧電機構4の作動ス トローク)の途中から急激に大きくなるが、操作荷重が急激に大きくなるのは作 動ストロークの放電電圧発生前40%〜10%に達してからであって、操作初期の操 作は軽いため、通常の使用者にとって使いづらいということはない。
【0022】 なお、操作荷重は、最大30N〜50Nとするのが好ましい。
【0023】 弾性体としては、スプリングを使用してもよい。
【0024】
【考案の効果】
この考案の圧電着火式ライターは、操作荷重が圧電機構の作動ストロークの途 中から急激に大きくなるため、着火操作初期の操作は軽いが、途中から操作が重 くなり、不用意な炎発生を防止しつつも、通常の使用者にとっては使い勝手が悪 くないものとなり、商品性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施の形態の上部を非操作状態にて
示す縦断面図、
【図2】弾性体の斜視図、
【図3】弾性体の裏面斜視図である。
【符号の説明】
1 ライター本体 4 圧電機構 6 操作キャップ 7 上蓋 18 レバー押し 30 弾性体 33 曲面部 34 受圧部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作部材の一方向への操作により圧電機
    構を押圧し、放電電圧を発生させて、放電電極問に放電
    させ、ガスレバーにより放出した燃料ガスを着火させる
    ガス着火器の着火操作機構において、 操作部材の操作の抵抗となる荷重を圧電機構の押圧によ
    る放電電圧発生までの作動ストロークの途中から急激に
    大きくさせる弾性体をガスレバーに近接して設けたこと
    を特徴とするガス着火器の着火操作機構。
  2. 【請求項2】 上記弾性体が板バネであることを特長と
    する請求項1に記載のガス着火器の着火操作機構。
  3. 【請求項3】 上記弾性体がJ字状の断面形状に曲げら
    れた板バネで、そのー片が他片の幅以上の幅を持つ切り
    込みを有することを特長とする請求項2に記載のガス着
    火器の着火操作機構。
  4. 【請求項4】 上記弾性体がスプリングであることを特
    長とする請求項1に記載のガス着火器の着火操作機構。
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