JP2001065865A - 放電点火式ガスライター - Google Patents

放電点火式ガスライター

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JP2001065865A
JP2001065865A JP24224399A JP24224399A JP2001065865A JP 2001065865 A JP2001065865 A JP 2001065865A JP 24224399 A JP24224399 A JP 24224399A JP 24224399 A JP24224399 A JP 24224399A JP 2001065865 A JP2001065865 A JP 2001065865A
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hammer
outer box
box
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ignition type
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JP24224399A
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Minoru Kanno
稔 官野
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Tokai Corp
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Tokai Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放電点火式ガスライターにおいて使用後は燃
料ガスの噴出を確実に遮断できるようにする。 【解決手段】 弁機構3を介して燃料ガスを噴出する噴
出ノズル4と、操作ボタン7の押し下げにより高電圧を
発生させて放電端子26から放電させる圧電ユニット5
と、圧電ユニット5に連動して弁機構3を開きいて噴出
ノズル4から燃料ガスを噴出させるガスレバー6を備
え、操作ボタン7を押し下げることにより、戻しバネに
抗して外箱21が押し下げられ、ガスレバー6により噴出
ノズル4が持ち上げられ弁機構3が開いてガスが噴出さ
れ、また、ロックが解除されハンマーが圧電素子を強打
して放電させるよう構成した放電点火式ガスライターに
おいて、圧電ユニット5を配置する有底穴23の底部と外
箱21との間にコイルバネ25を配設し、使用後は外箱21を
強制的に元の位置に戻すように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、放電点火式のガ
スライターに関し、特に、使用後のガス漏れによる残り
火を自動的に消火する手段を備えた放電点火式の使い捨
てガスライターに関する。
【0002】
【従来の技術】放電点火式の使い捨てガスライターは、
一般に、圧電素子を内蔵した外箱とハンマーを内蔵した
内箱とからなる圧電ユニットを備えるとともに、圧電ユ
ニットの外箱の押し下げに連動して噴出ノズルを持ち上
げ弁機構を開いて噴出ノズルから燃料ガスを噴出させる
レバー機構を備え、操作ボタンを介して圧電ユニットの
外箱を押し下げることにより、レバー機構を介して噴出
ノズルを持ち上げ、弁機構を開いてガス通路を開放し、
噴出ノズルから燃料ガスを噴出させるとともに、圧電素
子に高電圧のパルスを発生させて放電端子からアークを
飛ばし放電点火するよう構成されている。
【0003】従来の圧電ユニットの詳細の構造は、例え
ば実公昭63-30043号公報に記載されているとおりであっ
て、外箱の内部に筒状の内箱が挿入され、外箱の内部に
戻しバネが配置され、内箱の内部にハンマー・バネが配
置されている。また、戻しバネにより外箱が押し上げら
れて内箱が外箱の一端に係止された状態では、ハンマー
の両側に突出するハンマー・ピンが内箱の切欠きを介し
て外箱のL字溝の底部に係止されてハンマーが外箱に対
してロックされ、外箱が押し下げられると、ハンマーピ
ンが内箱の切欠きの傾斜面に当接してハンマーがハンマ
ー・バネを捩りつつ周方向に回転することによりハンマ
ー・ピンが外箱のL字溝の底部から外れてロックが解除
されるようロック機構が構成されている。そして、操作
ボタンを介して外箱を押し下げると、ハンマーのロック
が解除されて、ハンマーが当て金を介して圧電素子を強
打する。また、外箱の押し下げに連動して弁機構が開
き、噴出ノズルから燃料ガスが噴出する。そして、放電
端子からの放電によって点火される。そして、そのまま
操作ボタンを押し続けることにより、着火した炎が出た
状態に保持され、その状態で例えば煙草に火をつけるな
ど使用に供される。また、使用後は操作ボタンから手を
離すことにより、外箱が戻しバネの力で持ち上がり、レ
バー機構が解放されて、弁機構に内包されているバネの
力で噴出ノズルが下がり、弁機構が閉じてガス通路が遮
断され炎が消えるよう構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の放電点火式ガスライターでは、使用後に操作ボタン
を離しても炎が完全には消えず、小さな残り火の状態で
燃え続けたり、炎が消えてもガスが噴出し続け空になっ
てしまう可能性がある。
【0005】すわなち、この種のガスライターは保管状
態によっては、例えば使用者が砂粒や塵の入ったポケッ
トにガスライターを入れた場合に、それら砂粒等が異物
としてライター上部の隙間からライター内部に入り込
み、圧電ユニットの内箱の切欠き等から侵入して内部の
ハンマーバネの間に潜り込み、あるいは戻しバネの間に
潜り込んで、それら潜り込んだ異物が操作ボタンを押し
下げたときに外箱と内箱との摺動部の隙間に噛み込まれ
てしまい、そのため、操作ボタンを離しても、戻しバネ
の力では外箱が完全には持ち上がらなくて、途中で止ま
ってしまう場合が有り得る。その場合、操作ボタンから
指を離しても外箱が元に戻らないため、外箱の押し下げ
に連動したレバー機構の作動が完全には解除されなく
て、噴出ノズルが少し持ち上がり弁機構が少し開いて微
量のガスが噴出し続け、噴出ノズル付近で小さな残り火
の状態となって燃え続けたり、炎が消えてもガスが噴出
し続け空になってしまう可能性がある。
【0006】したがって、放電点火式ガスライターにお
いて、異物の噛み込みによるレバー機構の作動不良を防
止し、使用後は燃料ガスの噴出を確実に遮断できるよう
にすることが課題である。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、圧電素子を
内蔵した外箱21とハンマーを内蔵した内箱22とからなる
圧電ユニット5を備えるとともに、圧電ユニット5の外
箱21の押し下げに連動して弁機構3を開き噴出ノズル4
から燃料ガスを噴出させるレバー機構6を備えた放電点
火式ガスライターにおいて、圧電ユニット5を配置した
ライター本体の有底穴23の底部に、外箱21を押し下げる
ことにより圧縮されて外箱21を押し上げる方向に付勢す
る弾性体25を配設することにより上記課題を解決したも
のである。弾性体25は、例えばコイルバネであって、有
底穴23の底部と外箱21の間に配設するのがよく、有底穴
23の底部と内箱22の間に配設してもよい。
【0008】この発明は、また、圧電素子を内蔵した筒
状の外箱21の内部に圧電素子に衝撃を加えるハンマーを
内蔵した筒状の内箱22を挿入し、内箱22を外箱21の一端
側から一部突出させるとともにハンマーが圧電素子に間
隔をおいて対向する初期係止位置とハンマーが圧電素子
に衝き当たる位置との間を軸方向に移動自在とし、外箱
21の内部に外箱21を内箱22に対し圧電素子とハンマーと
の間隔を広げる方向に付勢する戻しバネを配置し、内箱
22の内部にハンマーを圧電素子に向けて衝き上げる方向
に付勢するハンマー・バネを配置し、外箱21と内箱22お
よびハンマーとの間に、内箱21が初期係止位置近傍にあ
るときにハンマーを外箱22に対しロックするとともに外
箱21を内箱22に被さる方向に動かすことによってハンマ
ーのロックを解除するロック機構を設け、突出した内箱
22を奥にしてライター本体の有底穴23に配置し、外箱21
を戻しバネの反発力に抗して押し下げることによりハン
マーのロックを解除してハンマーをハンマーバネの付勢
力で衝き上げ圧電素子に衝撃を加えるよう構成した圧電
ユニットを備えるとともに、圧電ユニット5の外箱21の
押し下げに連動して弁機構3を開き噴出ノズル4から燃
料ガスを噴出させるレバー機構6を備え、圧電ユニット
5の外箱21を押し下げることにより、レバー機構6を介
して弁機構3を開き噴出ノズル4から燃料ガスを噴出さ
せるとともに圧電素子に高電圧パルスを発生させ、放電
端子26によって放電点火する放電点火式ガスライターに
適用するのが好適であり、その場合、例えば、圧電ユニ
ット5を配置した有底穴23の底部と外箱21の間に、外箱
21を押し下げることにより圧縮されて外箱21を押し上げ
方向に付勢するコイルバネ25を配設するのが良い。
【0009】このように構成した放電点火式ガスライタ
ーは、外箱21の押し下げに連動して弁機構3が開き、噴
出ノズル4から燃料ガスが噴出する。そして、放電端子
26からの放電によって点火される。そして、そのまま操
作ボタン7を押し続けることにより、着火して炎が出た
状態に保持され、その状態で例えば煙草に火をつけるな
ど使用に供される。また、使用後は操作ボタン7から手
を離すことにより、外箱21が戻しバネ25の力で持ち上が
り、レバー機構6が解放されて、弁機構3に内包されて
いるバネの力で噴出ノズル4が下がり、弁機構3が閉じ
てガス通路が遮断され炎が消える。また、例えば使用者
が砂粒や塵の入ったポケットにガスライターを入れたよ
うな場合に、それら砂粒等が異物としてライター上部の
隙間からライター内部に入り込み、圧電ユニット5の内
箱22の切欠き24等から侵入して内部のハンマーバネの間
に潜り込み、あるいは戻しバネの間に潜り込んで、それ
ら潜り込んだ異物が操作ボタン7を押し下げたときに外
箱21と内箱22との摺動部の隙間に噛み込まれてしまって
も、操作ボタン7から指を離すと、戻しバネに加えて弾
性体26が外箱21を押し上げる方向に作用し、それにより
外箱21は内箱22との間に異物を噛み込んだまま内箱共々
強制的に持ち上げられて元の位置に戻る。その際、コイ
ルバネ等の弾性体25を有底穴23の底部と外箱21の間に配
設したものでは、弾性体25が外箱21を直接押し上げ、ま
た、弾性体25を有底穴23の底部と内箱22の間に配設した
ものでは、異物が噛み込んで固着した状態のまま内箱22
を介して外箱21が押し上げられる。そして、レバー機構
6が完全に解放されて噴出ノズル4が元の位置まで下が
り、弁機構3が閉じてガス通路が閉塞され、ガスの噴出
が完全に遮断される。したがって、異物の噛み込みによ
るレバー機構6の作動不良を防止し、使用後は燃料ガス
の噴出を確実に遮断できるようにするという上記課題を
解決することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0011】図1は、実施の形態の一例に係る放電点火
式ガスライターの構成を示す断面図である。図1に示す
ガスライター1は、燃料ガスを貯蔵するライター本体2
と、このライター本体2からのガス通路を開閉して燃料
ガスの供給および遮断を制御するとともに燃料ガスの噴
出量を制御する弁機構3と、この弁機構3を介して供給
される燃料ガスを噴出する噴出ノズル4と、点火機構を
構成する圧電ユニット5と、この圧電ユニット5に連動
して弁機構3を開き、噴出ノズル4から燃料ガスを噴出
させるガスレバー6(レバー機構)と、圧電ユニット5
を作動させるとともにガスレバー6を作動させる操作ボ
タン7と、噴出ノズル4を囲んでライター本体2の上部
に取り付けられたキャップ8とから構成されている。
【0012】ライター本体2は、合成樹脂の成形品から
なり、上部に弁機構3を保持するバーナー保持部材11を
気密に挿入する穴が開口し、圧電ユニット5を保持する
有底穴23が設けられ、ガスレバー6を支持する座が設け
られた筒状のタンク本体9と、このタンク本体9の内部
にブタンガス等の燃料ガスが貯蔵されるタンク室10を気
密に固定する合成樹脂製の底蓋12とから構成される。
【0013】ライター本体2のバーナー保持部材11に保
持された弁機構3はそれ自体公知の構造で、芯13を保持
する芯ホルダー14を挟んで、ガス通路並びに弁座を構成
するノズル底15が気密に嵌着され、そのノズル底15の上
部にノズル・ネジ16が装着されている。噴出ノズル4は
パイプ状で、ノズル・ネジ16に中心を貫通して軸方向に
移動可能に配設され、バーナー保持部材11の上方に突出
する噴出ノズル4の先端には、噴出されるガスの一部を
外周部に拡散させて空気との混合性を高め、放電点火に
よる着火性を高めるためにノズル・チップ17が装着され
ている。また、噴出ノズル4の下部はノズル底15の弁座
位置に達し、下部先端には弁ゴム(図示せず)が装着さ
れている。そして、ノズル・ネジ16の内部に配置された
ノズル・スプリング(図示せず)により噴出ノズル4が
ノズル底15内を弁座部に向けて付勢され、先端の弁ゴム
がノズル底15の弁座部に着座してガス通路を閉じ、噴出
ノズル4を持ち上げることによりガス通路が開き、ま
た、調整リング18を回動してノズル・ネジ16を回すこと
により噴出量を調整するように弁機構が構成されてい
る。
【0014】圧電ユニット5は、衝撃を加えることによ
って高電圧パルスを発生させる圧電素子(図示せず)を
内蔵した筒状の外箱21の内部に、圧電素子に衝撃を加え
るハンマー(図示せず)を内蔵した筒状の内箱22が挿入
され、内箱22が外箱21の下端側に一部突出するととも
に、ハンマーが圧電素子に間隔をおいて対向する初期係
止位置と、ハンマーが圧電素子に衝き当たる位置との間
を、軸方向に移動自在とされたものである。そして、外
箱21の内部には、外箱21を内箱22に対し圧電素子とハン
マーとの間隔を広げる方向に付勢する戻しバネ(図示せ
ず)が配置され、内箱22の内部には、ハンマーを圧電素
子に向け衝き上げる方向に付勢するハンマー・バネ(図
示せず)が配置されている。また、外箱21と内箱22およ
びハンマーとの間に、内箱22が初期係止位置近傍にある
ときにハンマーを外箱21に対しロックするとともに、外
箱21を内箱22に被さる方向に動かすことによってハンマ
ーのロックを解除するロック機構が設けられている。こ
のロック機構は具体的には、戻しバネによって外箱21が
押し上げられ内箱22が外箱21の一端に係止された状態で
は、ハンマーの両側に突出するハンマー・ピン(図示せ
ず)が内箱22の切欠き24を介して外箱21のL字溝(図示
せず)の底部に係止されて、ハンマーが外箱21に対して
ロックされ、外箱21が押し下げられると、ハンマー・ピ
ンが内箱22の切欠き24の傾斜面に当接してハンマーがハ
ンマー・バネを捩りつつ周方向に回転することにより、
ハンマー・ピンが外箱21のL字溝の底部から外れてロッ
クが解除されるよう構成されたものである。
【0015】圧電ユニット5は、突出した内箱22を奥に
してライター本体2のタンク本体9の有底穴23に配置さ
れる。そして、その有底穴23の底部と外箱21の間に、外
箱21を押し下げることにより圧縮されて外箱21を押し上
げ方向に付勢するようコイル・バネ25が配設される。
【0016】圧電ユニット5の外箱21の上部には、受け
金(図示せず)を介して放電端子26が装着されている。
そして、その放電端子26を挟んで外箱21の上部に操作ボ
タン7が嵌着され、一端が操作ボタン7の上限位置を規
制するようにタンク本体9の上部にキャップ8が嵌着さ
れる。
【0017】また、外箱21には、操作ボタン7を介して
外箱21が押し下げられたときにガスレバー6を押して噴
射ノズル4を持ち上げる方向に回動させるレバー押し27
が取り付けられている。ガスレバー6は、断面L字状
で、噴射ノズル4の先端に形成された頸部に係合される
ノズル係合部が一端に形成され、中央部がタンク本体9
の座に揺動自在に支持され、他端脚部が圧電ユニット5
の外箱21に面する側でレバー押し27に当接するよう斜め
下方に延びた状態に配設されて、操作ボタン7を介して
外箱21が押し下げられたときに、レバー押し27により押
されて回動し、噴射ノズル4を上方に移動させ、弁機構
3を開いて燃料ガスを噴出させるよう構成されている。
【0018】このガスライター1を使用に供するとき
は、指で操作ボタン7を押し下げると、圧電ユニット5
の外箱21が戻しバネの反発力に抗し、またコイルバネ25
を圧縮しつつ押し下げられ、外箱21に設けたレバー押し
27に接触しているガスレバー6が回動して、噴出ノズル
4が持ち上げられ、弁機構3が開いて噴出ノズル4から
燃料ガスが噴出する。そして、外箱21が下がることによ
りロックが解除されて、ハンマーが当て金を介して圧電
素子を強打し、放電端子26からの放電により、噴出した
ガスが着火する。そして、そのまま操作ボタンを押し続
けることにより、着火し炎が出た状態に保持され、その
状態で例えば煙草に火をつけるなど使用に供される。
【0019】また、使用後は、操作ボタン7から手を離
すと、外箱21は戻しバネの反発力とコイルバネ25の反発
力とによって持ち上げられ、ガスレバー6がレバー押し
27に押されて回動する前の初期の位置に戻り、レバー機
構が解放されて、弁機構3に内包されているバネ(ノズ
ル・スプリング)の力で噴出ノズル4が下がり、弁機構
3が閉じてガス通路が遮断され、炎が消える。
【0020】そして、例えば使用者が砂粒や塵の入った
ポケットにガスライター1を保管したことによって、そ
れら砂粒等が異物としてライター上部の隙間からライタ
ー内部に入り込み、圧電ユニット5の内箱22の切欠き24
等から侵入して内部のハンマー・バネの間に潜り込み、
あるいは戻しバネの間に潜り込んで、それら潜り込んだ
異物が操作ボタン7を押し下げたときに外箱21と内箱22
との摺動部の隙間に噛み込まれてしまった場合でも、操
作ボタン7から指を離すとコイルバネ25が外箱21を押し
上げるため、外箱21は強制的に元の位置に戻され、ガス
レバー6が完全に解放されて噴出ノズル4が元の位置ま
で下がり、弁機構3が閉じてガス通路が閉塞され、ガス
の噴出が完全に遮断される。そのため、使用後に微量の
ガスが噴出し続けて残り火の状態で燃え続けるのを防止
でき、ガスが噴出し続けて空になるような事態を防止で
きる。
【0021】なお、以上で説明した実施の形態において
は、圧電ユニット5の外箱21を強制的に押し上げるため
のコイルバネ25を有底穴23の底部と外箱21の間に配設し
ているが、このコイルバネ25に代えて他の弾性体を配設
してもよく、また、有底穴23の底部と内箱22の間にコイ
ルバネ等の弾性体を配設する構成としてもよい。コイル
バネ25等の弾性体を有底穴23の底部と外箱21の間に配設
した場合は、弾性体が外箱を直接押し上げ、また、弾性
体を有底穴23の底部と内箱22の間に配設したものでは、
異物が噛み込んで固着した状態のまま内箱22を介して外
箱が押し上げられる。
【0022】また、この発明は、圧電ユニット等各部の
具体的構成が上記の例に限定されるものではなく、放電
点火式ガスライター一般に広く適用できるものである。
【0023】
【発明の効果】以上の実施の形態に基づく説明から明ら
かなように、この発明の放電点火式ガスライターは、砂
粒等の異物が圧電ユニットの内箱の切欠き等から侵入し
てバネの間に潜り込み、外箱と内箱との摺動部の隙間に
噛み込まれてしまった場合でも、操作ボタンを離したと
きには外箱を強制的に元の位置に戻し、燃料ガスの噴出
を確実に遮断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の一例に係る放電点火式
ガスライターの断面図である。
【符号の説明】
1 ガスライター(放電点火式ガスライター) 2 ライター本体 3 弁機構 4 噴出ノズル 5 圧電ユニット 6 ガスレバー(レバー機構) 7 操作ボタン 9 タンク本体 10 タンク室 11 バーナー保持部材 21 外箱 22 内箱 23 有底穴 24 切欠き 25 コイルバネ 27 レバー押し
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月27日(1999.8.2
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 放電点火式ガスライター

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電素子を内蔵した外箱とハンマーを内
    蔵した内箱とからなる圧電ユニットを備えるとともに、
    上記圧電ユニットの外箱の押し下げに連動して弁機構を
    開いて噴出ノズルから燃料ガスを噴出させるレバー機構
    を備えた放電点火式ガスライターにおいて、 上記圧電ユニットを配置したライター本体の有底穴の底
    部に、上記外箱を押し下げることにより圧縮されて該外
    箱を押し上げる方向に付勢する弾性体を配設したことを
    特徴とする放電点火式ガスライター。
  2. 【請求項2】 上記弾性体が上記有底穴の底部と上記外
    箱の間に配設された請求項1記載の放電点火式ガスライ
    ター。
  3. 【請求項3】 上記弾性体が上記有底穴の底部と上記内
    箱の間に配設された請求項1記載の放電点火式ガスライ
    ター。
  4. 【請求項4】 上記弾性体がコイルバネである請求項2
    または3記載の放電点火式ガスライター。
  5. 【請求項5】 圧電素子を内蔵した筒状の外箱の内部に
    上記圧電素子に衝撃を加えるハンマーを内蔵した筒状の
    内箱を挿入し、該内箱を上記外箱の一端側から一部突出
    させるとともに上記ハンマーが上記圧電素子に間隔をお
    いて対向する初期係止位置と上記ハンマーが上記圧電素
    子に衝き当たる位置との間を軸方向に移動自在とし、上
    記外箱の内部に該外箱を上記内箱に対し上記圧電素子と
    上記ハンマーとの間隔を広げる方向に付勢する戻しバネ
    を配置し、上記内箱の内部に上記ハンマーを上記圧電素
    子に向けて衝き上げる方向に付勢するハンマー・バネを
    配置し、上記外箱と上記内箱および上記ハンマーとの間
    に、上記内箱が上記初期係止位置近傍にあるときに上記
    ハンマーを上記外箱に対しロックするとともに上記外箱
    を上記内箱に被さる方向に動かすことによって上記ハン
    マーのロックを解除するロック機構を設け、突出した上
    記内箱を奥にしてライター本体の有底穴に配置し、上記
    外箱を上記戻しバネの反発力に抗して押し下げることに
    より上記ハンマーのロックを解除して該ハンマーを上記
    ハンマー・バネの付勢力で衝き上げて上記圧電素子に衝
    撃を加えるよう構成した圧電ユニットを備えるととも
    に、 上記圧電ユニットの外箱の押し下げに連動して弁機構を
    開いて噴出ノズルから燃料ガスを噴出させるレバー機構
    を備え、 上記圧電ユニットの外箱を押し下げることにより、上記
    レバー機構を介して上記弁機構を開き上記噴出ノズルか
    ら燃料ガスを噴出させるとともに上記圧電素子に高電圧
    パルスを発生させて放電端子により放電点火する放電点
    火式ガスライターにおいて、 上記圧電ユニットを配置した有底穴の底部と上記外箱の
    間に、上記外箱を押し下げることにより圧縮されて該外
    箱を押し上げ方向に付勢するコイルバネを配設したこと
    を特徴とする放電点火式ガスライター。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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