JP3083848U - ハンドクリーナー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 拭き取り作業がスムーズ、かつ確実なハンド
クリーナーを提供する。 【解決手段】 上部にはめ込み部分１１を持つ制御板１
と、制御板１の底にはめ込み底部に不織布をはめ込む拭
き取り板２と、制御板１のはめ込み部分１１にはめ込む
ハンドル４とからなる。ハンドル４は、制御板１のはめ
込み部分１１にある圧力コントロール装置３に対応して
いる。圧力コントロール装置３によりハンドル４が上下
に適度な角度に調整され、拭き取り作業がスムーズにな
る。また、制御板１は二段式のはめ込み構造を備え、拭
き取り板２が制御板１のはめ込み部分１１の底部のくぼ
みにある弱力槽２１の構造に対応し、制御板１の二段式
板および拭き取り板２が適度な角度で移動可能である。
よって、拭き取り板２は拭き取る物品の面の角度に合わ
せて変化し、確実に拭き取ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ハンドクリーナーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のハンドクリーナーは、板面の上部に板本体をはめ込むためのくぼみがあ り、板本体はそのくぼみの中にはめ込まれ両者を一体化させる構造になっている 。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、従来のハンドクリーナーは、いくつかの欠点がある。 １、使用上の不便 従来のハンドクリーナーは、ハンドルと板面とが固定されて一体となっている 。ハンドクリーナーを使用する際、傷害物があるとハンドルの角度を調整するこ とができないため、使用者はハンドルを握るときに不便を感じることになる。 ２、拭き取りの不確実性 従来のハンドクリーナーは、制御板が一体に成形されているため前部および後 部の角度を別々に調整することができない。ハンドクリーナーで平面ではない物 品を拭く際、ハンドクリーナーの拭き取り板を物品の角度に合わせて変化させる ことができず、確実に拭き取ることがむずかしい。 本考案の目的は、拭き取り作業がスムーズ、かつ確実なハンドクリーナーを提 供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

前記の課題を解決するため、本考案の請求項記載のハンドクリーナーは、上部 にはめ込み部を有する制御板と、制御板の底に取り付け底部に不織布をはめ込む 拭き取り板と、制御板のはめ込み部にはめ込むハンドルとからなる。そのうち、 ハンドルは制御板のはめ込み部に設置されている圧力コントロール装置に対応し ている。圧力コントロール装置は、ハンドルの両側に伸びた制動ブロックを有し 、制動ブロックの中央にはスプリングが設置され、制動ブロックの上方に接触す るようになっている。そして、上端がやや突き出たハンドルの押さえブロックと 共に圧力コントロール装置を形成する。さらに押さえブロックの両側で制動ブロ ックを下に押圧し、制動ブロックの両側の内圧をコントロールする。また同時に スプリングを圧縮することでハンドルのかみあわせを外す。この時ハンドルは制 御板上の他の調整穴に合わせて固定され、ハンドクリーナーが使用される際に傷 害物に行き当たっても使用者が不便を感じることがない。このようにハンドルは 上下に適度な角度に調整され拭き取りがスムーズになる。

【０００５】 また、制御板は二段式のはめ込み型であり、拭き取り板が制御板のはめ込み部 の底部のくぼみにある弱力槽の構造に対応していることで、制御板の二段式板お よび拭き取り板が適度な角度内で随意に動くことができる。よってハンドクリー ナーで平面ではない物品を拭く際、ハンドクリーナーの拭き取り板はただちに拭 き取る物品の面の角度に合わせて変化し、確実に拭き取ることができる。上述の 結果、拭き取り作業をスムーズに、かつ確実に行うことが可能になる。

【０００６】

【考案の実施例】

以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説明する。 図１および図２を参照いただきたい。本考案の一実施例によるハンドクリーナ ーは、上部にはめ込み部分を有する制御板１と、制御板１の底にはめ込み底部に 不織布Ｒを取り付ける拭き取り板２と、制御板１のはめ込み部分にはめ込むハン ドル４とからなる。ハンドル４の前部には圧力コントロール装置３がある。また 制御板１は前部および後部の二段式の板をはめ込んだ形になっている。そのはめ 込み部分の二段式板の結合する部分に、それぞれ突き出た耳１２１および１３１ がある。前部の板１２の耳１２１の外側には、後部の板１３のはめ込み穴１３２ に対応する軸１２２があり、制御板の前部および後部の板１２、１３を適度な角 度内で随意に移動させる。また、制御板１のはめ込み部分１１にある調節穴１１ １はハンドルの角度を変えるのに役立っている。

【０００７】 拭き取り板２は制御板１のはめ込み部分の底部のくぼみにある弱力槽２１に対 応していて、拭き取り板２が適度に湾曲できるようになっている。拭き取り板は 制御板の前部および後部の板１２、１３のはめ込み角度につれて移動する。 圧力コントロール装置３は、弾力性を有する制動ブロック３１と、制動ブロッ ク３１の上方に位置しハンドルの上に設置され、上部がやや突き出ている押さえ ブロック３２とからなる。そのうち、制動ブロック３１の両端には、上に向かっ た二つの側面ウィング３１１が設置されている。側面ウィング３１１の間には制 動ブロック３１の両側およびハンドルの両サイドを貫く軸３１３に対応してスプ リング３１２が設置され、押さえブロック３２は、制動ブロックに対応して組み 合わさるようになっていて、斜めに突き出た形の押さえ面が制動ブロックの斜面 上の側面ウィング３１１の上から押圧し、押さえ部分３２１を形成する。押さえ ブロック両側には、制動ブロックの軸３１３を受け入れる穴３２２が形成されて いる。

【０００８】 図３および図４を参照いただきたい。ハンドル３は制御板１の上に異なった角 度で固定されるようになっている。ハンドクリーナーを使用する過程において、 傷害物に行き当たった場合、使用者は不便を感じることになる。使用者がハンド ル３の上方の押さえブロック３２を下に押すと、押さえブロック３２の押さえ部 分３２２が下に押され、制動ブロックの斜面状の側面ウィング３１１にあたる。 側面ウィングはそれに応じて、中間にある横に置かれたスプリング３１２を内側 に圧縮する。同時に制動ブロック両側の軸３１３を内側に圧縮し、ハンドル３の かみあわせを外す。この時、ハンドルは制御板１にある他の調節穴１１１に対応 し、上下に適度な角度に調節した後、固定する。したがって、障害物を避けるこ とができ、スムーズに拭き取り作業が行える。（図４を参照いただきたい。）

【０００９】 また、ハンドクリーナーの制御板１は二段式の板を組み合わせた形になってい る。拭き取り板２は、制御板のはめ込み部分底部のくぼみにある弱力槽２１の構 造に対応しているため、制御板１の二段式板および拭き取り板２は適度な角度内 で随意に移動することができる。ハンドクリーナーで平面ではない物品を拭く際 は、ハンドクリーナーの拭き取り板２がただちにふき取る物品の面の角度に合わ せて変化するので、確実に拭き取り作業が行なえる。（図５を参照いただきたい 。）

【００１０】 図６を参照いただきたい。本実施例のハンドクリーナーは、制御板１の二段式 板が、拭き取り板２のかみ合わせによって、突き合わせの位置にある耳１２１お よび１３１が組み合わさり一体となる。拭き取り板２は制御板１の前部と後部の 板のはめ込み角度に応じて移動することができる。ハンドクリーナーで平面では ない物品を拭く際、ハンドクリーナーの拭き取り板は、拭き取る物品の面の角度 に合わせて変化するので、確実に拭き取り作業を行うことができる。

【００１１】 本考案のハンドクリーナーは、従来の欠点を改善し、ふき取る物品の面の角度 に合わせて変化することができるので、拭き取り作業をスムーズに、そして、確 実に行なうことができる。したがって、清掃用品として、今までより実用性と機 能性が高い。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例によるハンドクリーナーを示
す模式的な分解図である。

【図２】本考案の一実施例によるハンドクリーナーを示
す模式的な斜視図である。

【図３】本考案の一実施例によるハンドクリーナーにお
いて、ハンドルの角度を変える前を示す模式的な断面図
である。

【図４】本考案の一実施例によるハンドクリーナーにお
いて、ハンドルの角度を変えた後を示す模式的な断面図
である。

【図５】本考案の一実施例によるハンドクリーナーを示
す模式図である。

【図６】図２のA―A線で切断した断面図である。

【符号の説明】

１ 制御板 ２ 拭き取り板 ３ 圧力コントロール装置 ４ ハンドル １１ はめ込み部分 １２ 前部の板 １３ 後部の板 ２１ 弱力槽 １１１ 調節穴

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項1】 上部にはめ込み部を有する制御板と、 前記制御板の底にはめ込まれ、底部に不織布が取り付け
   られる拭き取り板と、 前記制御板の前記はめ込み部にはめ込まれるハンドルと
   を備え、 前記ハンドルと前記制御板との前記はめ込み部には圧力
   コントロール装置が設置され、 前記制御板は前部の板および後部の板の二段式の板がは
   め込まれた形状であり、前記前部の板および前記後部の
   板は所定の角度内で任意に移動可能であり、前記制御板
   の前記はめ込み部には前記圧力コントロール装置および
   調節穴が設置され、前記ハンドルの角度は調整可能であ
   り、 前記拭き取り板は前記制御板の前記はめ込み部の底部の
   窪みに設けられている弱力槽に対応し、前記拭き取り板
   は前記制御板の前記前部の板および前記後部の板のはめ
   込み角度に応じて移動可能であり、 前記ハンドルは前記制御板の上において異なる角度で固
   定可能であり、使用する際、傷害物に出会った場合でも
   前記ハンドルの角度が調節可能であり、スムーズな拭き
   取り作業が可能であることを特徴とするハンドクリーナ
   ー。
2. 【請求項２】 前記圧力コントロール装置は弾力性を有
   する制動ブロックと、前記制動ブロックの上方に設置さ
   れ上部がやや突出し前記ハンドルの上に取り付けられる
   押さえブロックとから構成され、 前記制動ブロックは両側に上に向かって内側が窪んだ形
   状の二つの側面ウィングを有し、前記側面ウィングの間
   にはスプリングがあり、前記スプリングは前記制動ブロ
   ックの両側から突出している前記ハンドルの両サイドに
   またがる軸に対応し、前記押さえブロックは前記制動ブ
   ロックに対応して組み合わされ、斜めに突出した押さえ
   面が前記制動ブロックの前記側面ウィングの上から押圧
   して前記押さえ部を形成し、前記押さえブロックの両側
   には前記制動ブロックの軸を支持する穴が形成されてい
   ることを特徴とする請求項１に記載のハンドクリーナ
   ー。
3. 【請求項３】 前記制御板の二段式の板が結合する部分
   にはそれぞれ突出した耳部が設置され、前記前部の板の
   耳部の外側には前記後部の板に形成されているはめ込み
   穴に対応する軸が設置され、前記制御板の前記前部の板
   および前記後部の板を所定の角度で任意に移動可能とし
   て、前記制御板の前記はめ込み部に形成された前記調節
   穴により前記ハンドルの角度を変更可能であることを特
   徴とする請求項１に記載のハンドクリーナー。
4. 【請求項４】 前記制御板の二段式の板と前記拭き取り
   板とがかみ合わさり、前記はめ込み部の突き出た耳部が
   互いに合わさり一体化し、前記拭き取り板が前記制御板
   の前記前部および前記後部のはめこみ部の角度に応じて
   移動すること特徴とする請求項１に記載のハンドクリー
   ナー。