JP3083841U - ヘッドクリーニング手段を有するテープ駆動装置 - Google Patents

ヘッドクリーニング手段を有するテープ駆動装置

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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B5/02Recording, reproducing, or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B5/027Analogue recording
    • G11B5/03Biasing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/04Magazines; Cassettes for webs or filaments
    • G11B23/049Cassettes for special applications not otherwise provided for

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  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】テーフ゜駆動システムの変換器ヘット゛を確実にクリーニンク゛す
る装置を提供する。 【解決手段】駆動システムは、テーフ゜ト゛ライフ゛(12),クリーニンク゛カートリ
ッシ゛(20),及び回路(42,44)を備える。クリーニンク゛カートリッシ゛(2
0)は、テーフ゜キャリア(22,28)、サーホ゛位置テ゛ータを収容すること
が可能なテ゛ータテーフ゜部分(38)、及びクリーニンク゛テーフ゜部分(40)
を備える。回路(42,44)は、スマートクリーニンク゛アルコ゛リス゛ム(70)を
実施するように構成される。テ゛ータテーフ゜部分は、クリーニンク゛テ
ーフ゜部分(40)に関連し、サーホ゛位置テ゛ータを収容することが
できる。テーフ゜キャリア(22,28)は、ヘット゛性能検証動作及びヘット
゛クリーニンク゛動作の間で、磁気変換ヘット゛(68)に沿って選択的
に位置決めするために、テ゛ータテーフ゜部分(38)とクリーニンク゛テーフ
゜部分(40)を搬送するようそれぞれ構成される。クリーニンク゛
カートリッシ゛(20)と手段が、さらに開示されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、一般に、磁気記憶装置用のテープ記録再生システムに関し、より詳 細には、記録再生機構の変換器の改善されたクリーニングを達成するように構成 可能なデータテープ部分とクリーニングテープ部分を有する、クリーニングカー トリッジを使用するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気媒体に関する記録/再生システムは、そのようなシステムの磁気変換器ヘ ッド上に生じる汚れ(くず)の蓄積により、使用中に劣化を受ける。変換器ヘッ ドは、磁気読取り/書込みヘッドとそれに関連した読取り/書込み要素を含む。 そのため、磁気変換器ヘッドを定期的にクリーニングする必要がある。したがっ て、磁気変換器ヘッドをクリーニングする技法がいくつか存在する。
【0003】 1つの従来技術の技法は、独立した専用の「クリーニングカートリッジ」を利 用して記録変換器の定期的クリーニングを行うことである。「クリーニングカー トリッジ」は、1つまたは複数の磁気変換器ヘッドをクリーニングするために使 用される無記録の研磨テープの供給源を含む。たとえば、テープ駆動機構にある 記録ヘッドを、「クリーニングカートリッジ」でクリーニングすることができる 。「クリーニングカートリッジ」を利用するためには、媒体の記録/再生を停止 し、データカートリッジを取り外し、クリーニングカートリッジを挿入しなけれ ばならない。次に、「クリーニングカートリッジ」を記録/再生システム内で走 行させて、記録変換器をクリーニングする。クリーニングが完了したら、「クリ ーニングカートリッジ」を取り外し、データカートリッジを再び挿入する。しか しながら、「クリーニングカートリッジ」を使用した後で、磁気変換器ヘッドの 性能を評価してクリーニングが首尾良く完了したことを確認するために、新しい データカートリッジをシステムに装填しなければならない。
【0004】 磁気記録/再生システムがテープ記録/再生システムの場合、クリーニングカ ートリッジは、過度のテープヘッドの摩耗を引き起こす可能性のある研磨クリー ニングテープを含む。クリーニングテープの研磨性を調節して、その有効性を調 整することができる。クリーニングテープが、読取り/書込みヘッドから汚れを 完全に除去するのに十分に有効に作成されている場合は、クリーニングテープは 必要なときだけ使用すべきであり、そうでないと、過度なヘッドの摩耗が生じる だろう。そのような問題は、研磨クリーニングテープ部分がデータテープカート リッジのリーダーとして提供されて、テープが使用されるたびに、リーダーが読 取り/書込みヘッドのクリーニングに使用される場合に起こりうる。さらに、デ ータテープカートリッジ内に研磨テープリーダーがあると、最終的に、クリーニ ングテープ上にたまる汚れによって研磨リーダーが劣化する。研磨クリーニング テープが、磁気ヘッドから汚れを完全に除去するのに十分に有効に作成されてい る場合は、クリーニングテープの使用を必要なときだけに制限するようにルーチ ンを確立しなければならない。
【0005】 磁気テープがコンピュータデータの記憶に使用される場合は、エラーがあると 、そのエラーがまれにしか起こらなくても大きな問題となる。いくつかの応用例 では、データの損失が発生したときに、ユーザが、認識されたドロップアウトエ ラーに応答してクリーニング操作を行うことができるが、クリーニング前に装置 の使用をすぐには妨げないことが必要になる。場合によっては、コンピュータデ ータの単一のビットの損失がきわめて重要なことがあり、そのようなエラーから の回復は、エラーのないデータの記憶と検索を保証するように行わなければなら ない。エラーの訂正は、エラー訂正アルゴリズムによって可能であるが、データ の損失は依然としてユーザに問題を提示することがある。
【0006】 磁気記憶装置の1つの形態は、コンピュータデータの記憶と検索に使用される 既存のリニアおよびヘリカルスキャンテープ駆動機構から構成される。そのよう なテープ駆動機構は、磁気テープ媒体を収容するために単一のリールを磁気テー プカートリッジの形態で使用する。磁気テープ媒体の一端には、テープ駆動機構 が磁気テープカートリッジから磁気テープを取り出すことができるようにする特 殊なリーダーまたはリーダーブロックが取り付けられる。
【0007】 「リーダーテープ」は、通常、しばしば磁気記憶テープとハブリールの間に使 用される厚くて強いテープ部分からなる。リーダーテープは、識別、タイミング および耐摩耗性を含む様々な機能を実行するために使用されてきた。リーダーテ ープは、テープ部分に沿ってどこに配置してもよいが、通常は、一巻きのテープ の端に見られる。したがって、リーダーは、テープリールの前端に「リーダーテ ープ」を形成するか、供給リールの後端に「トレーラテープ」を形成することが できる。本開示のために、「リーダーテープ」は、磁気テープ媒体のいずれかの 端にあるそのようなテープの配置を示すために使用される。
【0008】 「テープレコーダ」は、磁気テープ転写装置から構成される磁気記録/再生シ ステムの1つの形態を示すものである。そのような装置には、固定式または可動 式のヘッドの他に、通常アナログおよびディジタルテープレコーダに使用されて いるような弓形スキャンおよびヘリカルスキャン転写装置を備える標準的なテー プレコーダが含まれることが理解される。1つの実施態様によれば、リニア転写 ヘッドが使用されるが、本考案は他のテープ記録環境にも応用される。本明細書 で説明するとき、「転写」は、テープレコーダよって行われる読取り動作および /または書込み動作を意味し、データの特定の使用またはフォーマットには制限 されない。
【0009】 もう1つの従来技術の磁気テープ記録/再生システムは、しばしばリーダーテ ープ上に特殊な材料を含むように構成された音楽カセットテープを含む。そのよ うな音楽カセットテープは、テープを操作する最初の段階でリーダーテープがヘ ッドの上にあるように構成される。そのようなリーダーテープには、制限された 量の研磨クリーナが提供されている。しかしながら、リーダーテープが、テープ ヘッドをクリーニングするのに十分に強力な研磨クリーナを有する場合、リーダ ーテープは、テープヘッドに過度の摩耗を引き起こしやすい。そのような過度の 摩耗は、テープのそれぞれの使用が選択的でなく、必要であろうとなかろうと研 摩クリーニングが行われるために起こる。したがって、テープ端の研摩リーダー は、研磨性すなわちクリーニングの効果を、テープヘッドに過度の摩耗が生じな いように低くしなければならないという点で、用途が制限されてきた。さらに、 ヘッドをクリーニングする必要があるかどうか、あるいはヘッドが十分にクリー ニングされたかどうかを判定する機能はない。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
したがって、テープ駆動システムの磁気ヘッドを、そのようなヘッドに過度の 摩耗を与えることなく十分にクリーニングすることができ、同時にテープ駆動機 構がヘッドの記録性能を検査して、適切にクリーニングされたことを確認するこ とができるテープ駆動クリーニングカートリッジを、テープ駆動システムと共に 使用することが望ましい。さらに、クリーニングテープの以前の使用量を決定し 、クリーニングするヘッドに、クリーニングテープの有効で、かつ十分な研磨性 をもつ部分を確実に向けるために、クリーニングカートリッジ内のクリーニング テープの使用量を監視することが望ましい。
【0011】 さらに、ヘッドの摩耗を最小限に抑えながら十分なクリーニングを確保するた めに、磁気転写装置のヘッドに対して行うクリーニングのタイミングと程度を調 整し、その間中、検出されたそのようなヘッドのクリーニングの必要性に応じて クリーニングを調整することが望ましい。さらに、ヘッドが汚れた程度に応じて ヘッドをクリーニングすることが望ましい。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案は、テープ駆動システムの磁気ヘッドのような磁気記憶システムの変換 器ヘッドを確実にクリーニングする装置および手段を提供する。装置は、テープ キャリア、研磨テープ部分、およびサーボトラック位置データを受け取ることが できるデータテープ部分を有するテープ駆動クリーニングカートリッジから構成 される。テープキャリアは、選択的に、研磨テープ部分を磁気ヘッドを横切って 送り出して、磁気ヘッドを十分かつ完全にクリーニングし、データテープ部分を 送り出して、磁気ヘッドの適切なクリーニングを開始するように構成される。
【0013】 本考案の1つの態様は、クリーニングテープ部分、データテープ部分およびテ ープキャリアを含むテープ駆動クリーニングカートリッジを提供する。データテ ープ部分は、クリーニングテープ部分と関連づけられ、サーボ位置データを受け 取ることができる。テープキャリアは、それぞれヘッドクリーニング動作とヘッ ド性能確認動作の間で、磁気変換器ヘッドに沿って選択的に位置決めするために 、クリーニングテープ部分とデータテープ部分を搬送するように構成される。
【0014】 本考案のもう1つの態様は、回路と変換器ヘッドを有するテープ駆動機構を備 えるテープ駆動システムを提供する。このシステムのクリーニングカートリッジ は、テープキャリア、変換器ヘッドをクリーニングするように構成されたクリー ニングテープ部分、およびサーボ位置データを受け取ることができるデータ部分 を有する。システムは、また、サーボ位置データを用いてヘッドを試験するスマ ートクリーニングアルゴリズムを実施するよう構成された回路を備えており、ク リーニングテープ部分によりヘッドをクリーニングし、サーボ位置データにより ヘッドを再び試験し、必要に応じて、クリーニングテープ部分によってヘッドを 再びクリーニングする。
【0015】 本考案のさらにもう1つの態様は、テープ駆動機構の変換器ヘッドをクリーニ ングする手段を提供する。この手段は、データテープ部分及びクリーニングテー プ部分を備えるテープを有するクリーニングカートリッジを提供するステップと 、テープ駆動機構にクリーニングカートリッジを収容するステップと、データテ ープ部分とテープ変換器ヘッドの間でデータを転送するためにテープ駆動機構と 変換器ヘッドを動作させるステップと、テープ変換器ヘッドがクリーニングを必 要とすることを検出するステップと、検出されたクリーニングの必要性に応答し てクリーニングテープ部分に沿ってテープを進めて、それによりテープ変換器ヘ ッドのクリーニング動作を達成するステップと、テープをデータテープ部分に進 めて、変換器ヘッドがきれいかどうかを検出するステップとを含む。
【0016】 本考案の好ましい実施態様を、本考案を実践するための最良の形態を実現する 例を示す添付の図面を参照して、以下に説明する。
【0017】
【考案の実施の形態】
本考案のこの開示は、米国特許法の憲法上の目的「科学と有用な技術の進歩を 促進すること」を推進するために提出される。米国憲法第1条第8節。
【0018】 図1は、本考案を実施するテープ駆動機構(ここでは、データ記憶装置または データ記憶システムとも記載)12を含み、コンピュータ14とネットワークサ ーバ16を含むコンピュータネットワーク環境10を示す。コンピュータ14は 、データ記憶装置12に対してデータを読み書きするように構成される。追加で 、または任意選択可能に、サーバ16が、データ記憶装置12に対してデータを 読み書きするように構成される。コンピュータ14とネットワークサーバ16は 、共にまたは個別に、データ記憶装置12に接続されたホストシステムを構成す る。1つの実施態様によれば、データ記憶装置12は、独立型コンピュータテー プ駆動機構の形態で構成されたデータ記憶/検索装置から構成される。別の実施 態様によれば、データ記憶装置12は、コンピュータ14またはサーバ16のハ ウジング内部のベイに支持される。
【0019】 図1に示すように、データ記憶装置12は、リニア記録テープ駆動機構である 。図1に示す1つの実施態様は、コンピュータデータを記憶するテープ駆動機構 システムにおいて使用されているが、本考案が、種々様々な用途を有することは 明らかである。たとえば、本考案のいくつかの態様は、アナログまたはディジタ ルの情報を記憶するために、他の磁気記憶媒体と関連して使用することができる 。本考案のいくつかの態様は、たとえば、読取り/書込みヘッドを有し、リニア 、ヘリカルおよび蛇行テープ駆動機構を備える様々なタイプの記憶装置の任意の ものと関連して使用することができる。例示のため、本考案は、コンピュータテ ープ駆動機構に関して説明される。
【0020】 図1に示すように、テープ駆動機構12は、データカートリッジ18などのテ ープカートリッジと共に使用されるように構成される。例示した実施態様におい て、データカートリッジ18は、単一リール型のテープカートリッジである。そ のようなテープデータカートリッジ18は、テープキャリア(以下ではリールと 記載)22の形態のテープキャリアと、リール22に巻かれたテープ24を備え る。第2のリール28がテープ駆動機構12に備えられ、テープ24と係合する ように構成される。第2のリール28は、第1のリール22と協働してテープキ ャリアを構成する。代替構成によれば、データテープカートリッジ18は、2つ のリールを含む。1つの実施態様によれば、テープ24は、0.5インチ(12 .7mm)の幅Wで形成される。そのようなテープ24は、幅Wに垂直な方向に 延びており、複数の平行なトラックが、テープ24の幅を横切って画定される。 そのようなトラックは、テープ24の長さの方向に延び、データを記憶し、さら にサーボ情報を記憶するために使用される。
【0021】 図1には、また、テープ駆動機構12に収容される1つまたは複数の磁気テー プヘッド(以下ではテープヘッドとも記載)68(図4を参照)をクリーニング するように構成されたテープクリーニングカートリッジ20が示されている。ク リーニングカートリッジ20は、データカートリッジ18用に提供されるケース と実質的に同一のサイズのケースの形態で構成される。クリーニングカートリッ ジ20は、また、単一リール型のカートリッジ構造で示され、リール22と、リ ール22に巻かれたテープ24とを備えるが、2リール型の構造を構想すること もできる。クリーニングカートリッジ20は、データカートリッジ18のリール 22と実質的に同一のリール22を備える。
【0022】 図1に示すように、コンピュータテープ駆動機構12が、カートリッジ18の テープ26に対してデータを読み書きするための複数の読取り/書込み素子を含 む磁気テープヘッド68(図4を参照)を備えることは明らかである。磁気テー プヘッド68は、変換器ヘッドから構成される。さらに、複数のサーボ素子が、 テープ26に対してサーボコードを読み書きするように構成される。さらに、テ ープヘッド上のそのようなサーボ素子は、テープ24の一部分に対してサーボ情 報ならびにデータを読取り/書込みするように構成される。ヘッドクリーニング が必要とされるかどうかを確認するために、テープ24上のデータテープ部分3 8(図2、図3を参照)を使用して、個々の変換器ヘッドの性能を試験すること ができる。
【0023】 図2と図3は、クリーニングカートリッジ20内に実装されるリール22とテ ープ24の物理的外観を示す。データカートリッジ18のリール22とテープ2 6は、同じように構成されているが、テープ26は、データ及びサーボ情報の読 取り/書込み用にのみ構成されていることを理解されたい。図3に、さらに、テ ープ24の連続構成部を示す。
【0024】 図2と図3に示すように、リール22に沿ってハブ32と隣接したテープ24 の内側の端は、テープ24をハブ32に固定するのを容易にするためにハブ32 のまわりに何回か物理的に巻かれたクリーニングテープ部分40からなる。テー プ24がハブ32から完全に引き出されない限り、テープ24の張力によって固 定される。クリーニングテープ部分40は、スプライス36によってデータテー プ部分38につながる。クリーニングテープ部分40は、テープヘッドまたは変 換器(図示せず)をクリーニングするための研磨材料を含む。
【0025】 テープ24のデータテープ部分38は、クリーニングテープ部分40の外側の 端に接続され、データテープ部分38の外側の端は、リーダーピンまたはリーダ ーブロック30に固定される。データテープ部分38は、リーダーピン30の中 央ピンに巻かれ、重合体からなるばねと鋼鉄製のばねの保持具が、リーダーピン 30を含むアセンブリ内にデータテープ部分38を固定する。リーダーピン30 は、クリーニングカートリッジ20をテープ駆動機構に装填する際に、第2のリ ール28に受け入れられる場合に、テープ駆動機構12がリーダーピン30と容 易に噛み合うことができるように、クリーニングカートリッジ20(図1)の外 側に支持される。リーダーピン30は、テープ駆動機構が、磁気テープカートリ ッジから磁気テープ24を取り出すことを可能にする。こうして、テープ24は 、リール22(図2)とリール28(図1)の間に送られる。
【0026】 任意選択的に、リーダー部分をハブ32に取り付けて、リーダー部分をスプラ イスによってクリーニングテープ部分40の内側の端に取り付けることができる 。同様に、オプションのリーダー部分をリーダーピン(以下ではハブとも記載) 30に取り付けて、リーダー部分をデータテープ部分38の外側の端に取り付け ることもできる。さらに、任意選択的に、テープ24が、データテープ部分38 とクリーニングテープ部分40を逆の位置に含んでもよく、あるいはいくつかの 可能な構成のうちの任意の構成で配置された1つまたは複数の各部分の複合部分 を含んでもよい。これらの事例では、ヘッドの摩耗を最小にするために、クリー ニングテープ部分を移動させてデータテープ部分にアクセスするときに、磁気ヘ ッドを後退させることができる。データテープ部分とクリーニングテープ部分の それぞれの位置を、磁気ヘッドを横切って繰り返し、かつ正確に配置することが できれば、そのような選択的なヘッドの試験とクリーニングを実施することがで きる。テープ部分を正確に配置する1つの手段は、以下で説明するようにテープ リールの回転を監視することである。
【0027】 通常の操作において、クリーニングカートリッジ(カセット)20は、図1の テープ駆動機構12に装填される。ハブ30(図3)は、第2のリール28(図 1)と係合され、その結果、テープ24がリール22(図2)とリール28(図 1)の間に支持され、それぞれのリール22およびリール28にテープ24を巻 くことによってテープが格納される。より詳細には、テープ24は、回転される リール22と28に巻かれ、これらのリール間でテープ24が移動される。テー プ24のクリーニングテープ部分40は、1つまたは複数のテープヘッドを横切 って走行するように位置決めされ、こうした動作によってテープヘッドがクリー ニングされる。クリーニングテープ部分40上または内部に研磨材料がわずかに あるため、クリーニング動作中にテープヘッド自体が動くことによって、テープ ヘッドがクリーニングされる。したがって、クリーニングテープ部分40がテー プヘッドのところにあるときだけ、テープヘッドのクリーニングと摩耗が行われ る。これと対照的に、データテープ部分38がテープヘッドを横切って走行して いるときは、クリーニングも摩耗も行われない。その代わりに、データテープ部 分38が、テープの位置を初期設定し、そのようなヘッドをクリーニングする必 要性を決定し、さらにテープ駆動機構12(図1)からのクリーニングカートリ ッジ20の除去を、十分に正当化できるようにクリーニングが行われたかどうか を判定し、あるいは欠陥のあるヘッド状態を検出するために、そのようなヘッド を横切って走行される。
【0028】 図1と図2に示すように、クリーニングカートリッジ20は、クリーニングテ ープ部分40の形態の無記録の研磨クリーニングテープの供給源と、データテー プ部分38の形態のデータテープの供給源とを含む研摩クリーニングカートリッ ジからなる。データテープ部分38を設けることにより、テープクリーニングと ヘッド性能の設定および試験を可能にするサーボ情報及びデータを、データテー プ部分38に書き込むことができる。クリーニングテープ部分40は、ヘッドク リーニングを可能にするためにデータテープ部分38に結合される。クリーニン グテープ部分40は、サーボパターンなしに形成されており、テープヘッドのク リーニング専用である。1つの構成によれば、データテープ部分38は、標準の サーボパターンがテープヘッドによって記録された標準の記録テープから構成さ れる。
【0029】 動作時、データテープ部分38は、標準のデータカートリッジの装填と取出し の操作を支援し、テープヘッド上の記録ヘッドの記録性能を評価するために使用 される。クリーニングカートリッジにデータテープ部分38を設けることにより 、クリーニングの後で、別のデータカートリッジを装填する必要なしに、変換器 ヘッドの性能が回復したことをテープ駆動機構が確認することができる。
【0030】 一般に、データテープをテープ駆動機構に入れて始動させ走行させるために、 当技術分野では周知の機能がいくつかある。そのような1つの機能は、標準的な カートリッジ装填アルゴリズムである。そのような標準的な装填アルゴリズムは 、ディスク駆動機構内の機能を使用可能にし、データテープの装填を可能にする ように構成された装填アルゴリズムを含む。そのような装填アルゴリズムは、テ ープの速度を高め、テープにサーボをロックし、テープ磁気ヘッドからサーボコ ードを読み取る。したがって、そのような装填アルゴリズムは、データテープ上 に提供された特別に書き込まれたトラックを監視する。同様に、データテープ上 に記録された位置マークに依存する標準の取出しアルゴリズムを使用することも できる。
【0031】 もう1つの標準アルゴリズムは、アラインメントのためにアジマス傾斜ヘッド を動かし、電源投入アラインメントを可能にするように構成される。したがって 、テープ24(図3)は、標準のデータテープをフォーマットするのと同一の方 式でデータテープ部分38をフォーマットすることにより、そのような標準のア ルゴリズムを使用可能にすることができる。したがって、テープ24の前端を、 標準のデータカートリッジテープとして使用することにより、クリーニングカー トリッジを装填した際にテープ駆動機構の動作を評価することができる。そのよ うなデータテープを設けることにより、研磨クリーニングテープにサーボ書込み を試行する必要がなくなる。研磨クリーニングテープのサーボ書込みは、サーボ 書込みヘッドを極端に摩耗させるため、実際的ではない。
【0032】 図4によれば、制御装置(コントローラ)42は、それぞれの磁気ヘッドを連 続的に識別し、それぞれのヘッドが、汚れていないかどうか、またデータを誤読 することにより障害を発生させていないかどうかを評価するように実施すること ができる。たとえば、磁気ヘッドの性能のレベルを決定して、ヘッドの機能を回 復させるのに必要なクリーニングのレベルの量を決定することができる。テープ 駆動機構の性能が、最初のクリーニング動作の後で完全に回復されない場合は、 別のデータテープを装填する必要なしに、データテープによって、テープ駆動機 構が変換器ヘッドの状態を評価し、必要に応じて2回目のさらに強力な再クリー ニングアルゴリズムを開始することができるようになる。さらに、クリーニング の前後に各ヘッドの読取り/書込み能力を連続的に監視し、識別することによっ て、各ヘッドについてクリーニングの有効性を個々に評価することができる。変 換器ヘッドをクリーニングすることができず、テープ駆動機構の性能を回復でき ない場合、テープ駆動機構は、別のデータカートリッジを装填する必要なしに、 性能を回復することに失敗したという信号をホストに送ることができる。
【0033】 各ヘッドごとの性能評価を実施する1つの例には、1つまたは複数の磁気ヘッ ドが、ヘッド上にたまった汚れで目詰まりしたために、データの読取り/書込み が困難になる誤り率の試験の利用がある。そのようなヘッドの目詰まりは、デー タカートリッジに対してデータを読み書きするときに、最初に観察することがで きる。代替的には、そのようなヘッドの問題は、クリーニングカートリッジ20 のデータテープ部分38によって観察することができる。各ヘッドの誤り率を測 定することにより、各ヘッドに誤りが生じた割合を評価し、次にそのヘッドをク リーニングし、もう1度性能を測定または監視して、それを本来の性能と比較す ることができる。クリーニング後の性能が十分に良好でないと判定されたときは 、測定誤り率が低下するか、なくなるまで再クリーニングを実行することができ る。
【0034】 図4に、クリーニングカートリッジ20とコンピュータのテープ駆動機構12 の間で実施される本考案の1実施態様をブロック図で示す。テープ駆動機構(テ ープドライブ)12は、読取り/書き込み動作に関係するデータを伝送するため に、コンピュータ14およびサーバ16と信号接続される。テープ駆動機構12 は、中央制御装置(またはプロセッサ)42、フラッシュメモリ44、近接イン ターフェース46、インターフェースアンテナ48、ならびに一対の駆動モータ 50および52を備える。
【0035】 1つの構成によれば、制御装置42は、16ビットのマイクロプロセッサから 構成される。さらに、フラッシュメモリ44は、300Kバイトのフラッシュメ モリから構成される。そのようなフラッシュメモリは、テープ駆動機構12を動 作させる動作アルゴリズムを収容する。さらに、図5に関して後で説明するスマ ートクリーニングアルゴリズムが、テープ駆動機構の機能を使用可能にし、テー プをどちらかの方向に巻き、エンコーダまたはセンサ較正によりリールモータの 較正を可能にし、及びテープ駆動機構12の始動を可能にする、その他の標準ア ルゴリズムと共に、フラッシュメモリ44内に常駐する。
【0036】 駆動モータ50および52はそれぞれ、関連するスピンドル54および56と 組になって回転するように結合されて、それぞれのスピンドルを順番に回転させ る。各スピンドル54および56は、それぞれリール22および28の一方と係 合して、順番に回転させる。一方のモータは、テープ24をある方向に駆動する ために使用され、他方のモータは、テープ24を反対の方向に駆動するために使 用される。センサ58および60は、それぞれ、駆動モータ50および52の相 対的な動き検出する。1つの構成によれば、センサ58および60は、電気駆動 モータ50および52の回転を監視するホール効果位置センサから構成される。 スピンドル54および56は、リール22(図2を参照)とリール28(図1を 参照)を駆動するように構成され、それによって、テープ24がそれらの間を移 送される。センサ58および60は、各リール22および28の動きを監視する ことによって、そのようなリール間のテープ24の軸方向の動きを決定すること ができる。センサ58および60によって、各リール22および28の動きをそ れぞれ監視することにより、テープ駆動機構12の磁気テープヘッド(以下では 、テープヘッドとも記載)68を横切るテープ24の正確な位置を決定できるよ うにする比較的精密な較正を行うことができる。
【0037】 スピンドル54および56は、一対のハブを駆動することによりテープヘッド 68を横切ってテープを移動させることができるように、テープ駆動機構12内 部にそれぞれ設けられるということが理解される。データ記憶装置が単一リール 型テープカートリッジを備える場合は、1方のリール22(図2を参照)がカー トリッジ18/20(図1を参照)に収容され、他方のリール28がテープ駆動 機構12に収容される。データ記憶装置が、2連リール型のテープカートリッジ 用に構成されている場合は、両方のリールがカートリッジに収容される。これと 関係なく、スピンドル54および56は、それぞれのリールと係合して順番に駆 動するように構成され、それによって、テープがテープヘッド68を横切ってい る間に、一対のリールの間でテープを駆動できるようにしている。
【0038】 図4に示すように、クリーニングテープ部分40は、リール22に巻かれるテ ープ24を含む。したがって、テープ24は、使用されないときはクリーニング カートリッジ20のハウジング内に格納される。図に示すように、ハブ30によ って、テープ24をリール22からテープ駆動機構12の中へ引き込むことがで きる。そのような単一リール型のテープカートリッジの設計は、当技術分野では よく理解されている。テープ駆動クリーニングカートリッジ20は、また、メモ リ64を備える回路を有する半導体チップからなるカートリッジ内回路62、送 信/受信回路(図示せず)および受動アンテナ(以下、アンテナと記載)66を 備える。1つの構成によれば、カートリッジ内回路62は、メモリ−イン−カー トリッジ(MIC)から構成される。カートリッジ内回路62は、テープ駆動機 構12の近接インターフェース46とアンテナ48が、カートリッジ内回路62 と通信することができるように、アンテナ66と結合した送信/受信回路で構成 される(すなわち、カートリッジ回路62とアンテナ66は、テープ駆動機構1 2との通信回路を構成する)。近接インターフェース46とカートリッジ内回路 62の間で通信する1つの理由は、クリーニングカートリッジ20がテープ駆動 機構12に挿入されことを判定できるようにすることである。もう1つの理由は 、クリーニングカートリッジ20の使用状況(ここでは、使用量)を記録するメ モリ64に、テープ駆動機構12から情報を送ることである。そのような使用量 の情報は、クリーニングカートリッジ20をいつ交換する必要があるかを決定す る際に利用することができる。代替的には、メモリ64は、クリーニングカセッ トが装填されたときに、クリーニングカセットとテープ駆動機構を結合する信号 コネクタによって、制御装置42のプロセッサに信号結合される。
【0039】 図4に示すように、及び本考案の開示のために、制御装置(プロセッサ)42 、フラッシュメモリ44、カートリッジ内回路62およびメモリ64は、本考案 の機能を使用可能にし、さらに標準のアルゴリズム及び本考案に準拠したスマー トクリーニングアルゴリズムの実施を可能にする回路を、共同して及び個々に備 える。
【0040】 スマートクリーニング診断システムは、図4に示すように、テープ駆動機構1 2の制御装置42とフラッシュメモリ44によって実施することができる。その ようなスマートクリーニング診断システムおよびアルゴリズムの詳細について、 図5に示すフローチャートを参照して以下に説明する。
【0041】 図5の論理流れ図によれば、「スマートクリーニングアルゴリズム」70は、 テープ駆動機構のプロセッサまたは制御装置のプログラミングのための第1レベ ルの論理流れ図として示される。「スマートクリーニングアルゴリズム」70は 、クリーニングカートリッジを装填したときに、テープ駆動機構内の1つまたは 複数のテープヘッドのクリーニングを実施するために使用される。さらに、その ようなスマートクリーニングアルゴリズムは、そのようなテープヘッドに十分な クリーニングが行われたことを判定する。さらに、そのようなスマートクリーニ ングアルゴリズムは、ヘッドをもはや正常なきれいな状態に回復できないほどに 、ヘッドの状態が劣化したことを判定する。
【0042】 図5の論理流れ図は、いくつかの手段のうちの1つの手段で開始される。ステ ップ「S1」により、クリーニングカートリッジがテープ駆動機構内に挿入され たとき、自動始動手順を使用してスマートクリーニングアルゴリズム70の開始 を初期設定することができ、それによって、近接インターフェース46とアンテ ナ48が、カートリッジ内回路62とアンテナ66(図4を参照)を介してクリ ーニングカートリッジの装填を検出する。ステップ「S1」で「スマートクリー ニングアルゴリズム」70が開始された後、プロセスはステップ「S2」に進む 。
【0043】 ステップ「S2」において、プロセッサは、クリーニングテープカートリッジ が装填されたことを検出する。ステップ「S2」を実行後、プロセスはステップ 「S3」に進む。
【0044】 ステップ「S3」において、プロセッサは、標準のデータカートリッジアルゴ リズムを実施することによって、テープヘッドの機能の試験を開始する。この標 準のデータカートリッジアルゴリズムは、データテープカートリッジを初期設定 するものであるが、ここではデータテープ部分について実行される。ステップ「 S3」を実行した後、プロセスはステップ「S4」に進む。
【0045】 ステップ「S4」において、プロセッサは、データテープ部分38からデータ とサーボ情報を読み取ることにより、ヘッドが汚れていないかどうかを検出する 。テープヘッドが汚れていないと判定した場合、プロセスは、ステップ「S9」 に進む。そうでない場合は、ステップ「S5」に進む。
【0046】 ステップ「S5」において、プロセッサは、計数したクリーニングサイクル数 nをしきい値数Tと比較する。クリーニングサイクル数がしきい値を超える場合 は、プロセスはステップ「S10」に進む。そうでない場合は、プロセスはステ ップ「S6」に進む。
【0047】 ステップ「S6」において、プロセッサは、テープヘッドがどの程度汚れてい るかを表す複数の定量化された値と、検出したヘッドの汚れの程度(またはヘッ ドのきれいさの程度)とを比較して、この検出したヘッドの汚れの程度(または ヘッドのきれいさの程度)を示す値として前記複数の定量化された値のうちの1 つを割り当てる。ステップ「S8」において、この割り当てられたヘッドの汚れ のレベルに基づいて、クリーニングテープ部分を、クリーニングするテープヘッ ドを横切って、割り当てられたヘッドの汚れのレベルに合致する指定された長さ 方向の距離だけ後で移動させるために、プロセッサによって適切な動作が指定さ れる。すなわち、プロセッサは、クリーニングテープ部分40が、テープヘッド を横切って移動する位置にテープ24を配置し始めるように指示する。ステップ 「S6」を実行した後、プロセスは、ステップ「S7」に進む。
【0048】 ステップ「S7」において、プロセッサは、実施したクリーニングサイクルの 数を計数し、その都度、実施したクリーニングサイクルの数を1だけ増分する。 ステップ「S7」を実行した後、プロセスはステップ「S8」に進む。
【0049】 ステップ「S8」において、プロセッサは、関連する駆動モータに命令して、 クリーニングテープ部分40が、クリーニングするテープヘッドを横切って移動 する位置まで、テープを移動させ、ステップ「S6」で選択したヘッドクリーニ ング動作に対応する実際のヘッドのクリーニングを開始する。ステップ「S8」 を実行した後、プロセスは、ステップ「S4」に進む。
【0050】 ステップ「S9」において、プロセッサは、コンピュータ14やサーバ16( 図4)などのホストに、クリーニングしているテープヘッドの状態を、「ヘッド はきれいである」と報告する。ステップ「S9」を実行した後、プロセスは、ス テップ「S12」に進む。
【0051】 ステップ「S10」において、プロセッサは、コンピュータ14やサーバ16 (図4)などのホストに、「ヘッドを回復できず」と報告することにより、ヘッ ドの状態が不良または不適当であることを報告する。ステップ「S10」を実行 した後、プロセスは、ステップ「S11」に進む。
【0052】 ステップ「S11」において、プロセッサは、スマートクリーニングアルゴリ ズムの実施を終了する。
【0053】 ステップ「S12」において、プロセッサは停止し、スマートクリーニングア ルゴリズムの実施を終了する。
【0054】 法令にしたがって、本考案を、構造的かつ方法論的な特徴に関して多少特定的 な用語で説明した。しかしながら、本明細書で開示した手段は、本考案を有効に する好ましい形態を含むものであり、本考案が、図示し、説明した特定の特徴に 制限されるものではないことは明らかである。したがって、本考案は、均等論に したがって適切に解釈される、実用新案登録請求の適切な範囲内の任意の形態ま たは修正において請求される。
【0055】 以下においては、本考案の種々の構成要件の組み合わせからなる例示的な実施 態様を示す。
【0056】 1.データテープ部分(38)と、 前記データテープ部分(38)に関連したクリーニングテープ部分(40)と、 ヘッド性能確認動作及びヘッドクリーニング動作の最中に、磁気変換器ヘッド( 68)に沿って選択的に位置決めするために、前記データテープ部分(38)と 前記クリーニングテープ部分(40)を搬送するように構成されたテープキャリ ア(22) とからなるテープ駆動クリーニングカートリッジ(20)。
【0057】 2.上記テープキャリアが、少なくとも1つのテープリールから構成される上項 1のテープ駆動クリーニングカートリッジ。
【0058】 3.データテープ部分(38)が、テープ駆動機構(12)の変換器ヘッド(6 8)の性能を試験するように作用するサーボ書込みデータを含む上項1のテープ 駆動クリーニングカートリッジ。
【0059】 4.テープ駆動機構(12)の変換器ヘッド(68)をクリーニングするための 装置であって、 データテープ部分(38)とクリーニングテープ部分(40)を備えるテープ (24)を有するクリーニングカートリッジ(20)を提供する手段と、 テープ駆動機構(12)にクリーニングカートリッジ(20)を収容する手段 と、 前記データテープ部分(38)と前記変換器ヘッド(68)の間でデータを転 送するために、前記テープ駆動機構(12)と前記変換器ヘッド(68)を動作 させる手段と、 前記変換器ヘッド(68)がクリーニングを必要としていることを検出する手 段と、 検出されたクリーニングの必要性に応答して、前記クリーニングテープ部分( 40)に沿って前記テープ(24)を進め、それにより、前記クリーニングテー プ部分(40)が前記変換器ヘッド(68)のクリーニングを実施できるように する手段と、 前記テープ(24)を前記データテープ部分(38)に進めて、前記変換器ヘ ッド(68)が汚れていないかどうかを検出する手段 とからなる装置。
【0060】 5.クリーニングのレベルを定量化するために、変換器ヘッド(68)に沿った 、クリーニングテープ部分(40)の進行を検出する手段を備える上項4の装置 。
【0061】
【考案の効果】
本考案によれば、テープ駆動システムの磁気ヘッドを、それに過度の摩耗を与 えることなく十分にクリーニングすることができ、同時にテープ駆動機構が、ヘ ッドの記録性能を検査して、適切にクリーニングされたことを確認することがで きる、テープ駆動クリーニングカートリッジを提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を実施するデータ記憶装置を備えるコン
ピュータネットワーク環境の斜視図である。
【図2】クリーニングカートリッジ内に実装される、本
考案による一巻のテープの簡略化した斜視図である。
【図3】リールから取り外され解かれたテープを示す、
図2のテープの簡略化した部分斜視図である。
【図4】磁気ヘッドをクリーニングし、ヘッドのクリー
ニングが適切かを確認するように構成された、図1〜図
3のテープ駆動システム及びテープ駆動クリーニングカ
ートリッジをより詳細に示す概略ブロック図である。
【図5】テープ駆動システムとテープ駆動クリーニング
カートリッジが、どのように磁気ヘッドを有効にクリー
ニングし、そのクリーニングを確認するかを示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
12 テープ駆動機構 20 クリーニングカートリッジ 22 リール 38 データテープ部分 40 クリーニングテープ部分 62 カートリッジ内回路 64 メモリ 66 アンテナ 68 磁気ヘッド

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープ駆動装置であって、制御装置(4
    2)と、該制御装置に関連付けられたメモリ(44)
    と、変換器ヘッドと、テープの位置を検出するためのセ
    ンサ(58,60)とを具備するテープ駆動機構(1
    2)と、テープキャリア(22)、サーボ位置データを
    書き込むことが可能なデータテープ部分(38)、及
    び、前記ヘッド(68)をクリーニングするためのクリ
    ーニングテープ部分(40)とを備えるクリーニングカ
    ートリッジ(20)から構成され、前記制御装置(4
    2)及び前記メモリ(44)が、ヘッドのクリーニング
    の必要性を検出するために、サーボ位置データを用いて
    前記ヘッド(68)を試験し、この試験結果に応じてク
    リーニングテープ部分(40)で前記ヘッド(68)を
    クリーニングし、さらに、前記サーボ位置データを用い
    て前記ヘッド(68)を再試験し、この再試験結果に応
    じて前記クリーニングテープ部分(40)で前記ヘッド
    (68)を再クリーニングするスマートクリーニングア
    ルゴリズムを実施するよう構成されている、テープ駆動
    装置。
  2. 【請求項2】データテープ部分(38)に位置データが
    書き込まれている、請求項1のテープ駆動装置。
  3. 【請求項3】前記クリーニングカートリッジ(20)で
    行われたクリーニングの程度を定量化する情報を保持す
    るためのメモリ(64)をさらに具備する、請求項1ま
    たは請求項2のテープ駆動装置。
  4. 【請求項4】前記テープ駆動機構(12)と通信するよ
    うに動作する通信回路(62、66)と、クリーニング
    カートリッジの使用状況に関する情報を記憶するための
    メモリ(64)をさらに具備する、請求項1のテープ駆
    動装置。
  5. 【請求項5】テープ駆動装置であって、 データテープ部分(38)とクリーニングテープ部分
    (40)を備えるテープ(24)を有するクリーニング
    カートリッジ(20)と、 テープ駆動機構(12)にクリーニングカートリッジ
    (20)を収容する手段と、 前記変換器ヘッド(68)により、前記データテープ部
    分(38)にデータを読み書きするために、前記テープ
    駆動機構(12)を動作させる手段と、 前記変換器ヘッド(68)の汚れを検出する手段と、 前記変換器ヘッド(68)の汚れを、ヘッド(68)の
    複数の汚れのレベルのうちの一つに割り当てる手段と、 前記割り当てられた変換器ヘッド(68)の汚れのレベ
    ルに対応する量だけ、前記クリーニングテープ部分(4
    0)に沿って前記テープ(24)を進める手段であっ
    て、これにより、前記クリーニングテープ部分(40)
    が前記変換器ヘッド(68)のクリーニングを行うよう
    にする、手段と、 前記テープ(24)を前記データテープ部分(38)に
    進めて、前記変換器ヘッド(68)が汚れていないかど
    うかを検出する手段を備える、テープ駆動装置。
  6. 【請求項6】前記変換器ヘッド(68)を試験して、そ
    れにより検出された汚れのレベルを定量化する手段をさ
    らに備える、請求項5のテープ駆動装置。
  7. 【請求項7】クリーニングのレベルを定量化するため
    に、前記変換器ヘッド(68)に沿った、前記クリーニ
    ングテープ部分(40)の移動量を検出する手段をさら
    に備える、請求項5または請求項6のテープ駆動装置。
  8. 【請求項8】前記変換器ヘッド(68)をクリーニング
    するときに、前記クリーニングテープ部分(40)の移
    動量を監視し、この監視した移動量がしきい値を超えた
    ことを判定する手段をさらに備える、請求項5から請求
    項7のいずれかのテープ駆動装置。
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