JP3083241U

JP3083241U - ワールドタイマー

Info

Publication number: JP3083241U
Application number: JP2001003254U
Authority: JP
Inventors: 克己依田
Original assignee: 克己依田
Priority date: 2001-04-17
Filing date: 2001-04-17
Publication date: 2002-01-25
Anticipated expiration: 2007-04-17

Abstract

(57)【要約】｛課題｝これまでもワールドタイムと称される時計
はあったが何らの操作をすることもなく世界各地の時刻
を一目で見て取れるものは殆どなく世界各地の時刻を頻
繁に知る必要のある職業の人にとっては時差の問題を一
々計算しなければならず煩わしい手間がかっていた。｛解決手段｝時計の文字盤の外周に２４の都市名を等
間隔に記し（１）、その内側には１５度毎に１〜２４ま
での数字を記した回転リングを設け（２）、このリング
は１時間毎に１５度左（反時計方向）へ回転し２４時間
で３６０度回転するようにする。なおこの回転リングは
液晶で表示させる場合には１〜２４までの数字が１時間
毎に左へ１５度ずつ移っていくようにすることにより回
転リングとする必要はなくなるので時計のデザインによ
り回転リングとするか液晶表示とするかは適宜選択す
る。上記により、一度ある都市の時刻を設定すれば以後
は都市名に対応する回転リング上の数字或いは液晶表示
の数字を見ること及び内側のアナログ時計の長針或いは
デジタルの‘分’表示を見ることで世界何れの都市の時
刻でも一目で知ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】

この考案は時計の文字盤に１〜２４の数字を記した回転リング（或いはこれに代わる液晶表示）を設けたものである。従来のワールドタイム時計にも似たようなものがあったと思われるが何らの操作をすることもなく一目でどこの都市の時刻でも見て取れる時計はなかった。本案はその欠点を除くために考案したもので、それを図面にて説明すれば文字盤の外周に１５度毎に都市名（１）を記す。さらにその内側に１５度毎に（２）の１〜２４の数字を記した回転リング（或いはこれに代わる液晶表示）を設ける。この回転リング（あるいは液晶表示）は１時間に１回１５度だけ回転するものとする。この数字は常にその外側の都市の時刻を示している。なお都市名の外側に自由に動かせる指標を２つ設けホームタイムと他の１カ所の都市の時刻をさらに見やすいものとすることが出来る。回転リングの内側は普通のアナログ時計仕様とし見やすい位置にデジタルの日付、曜日、時刻、アラーム時刻、ストップウオッチ等を配する。以上の仕様からこの時計は世界の何処に居ても何らの操作をすることもなく一目で世界各地の時刻を知ることができる。。

【提出日】平成１３年８月１３日（２００１．８．１３）

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】考案の詳細な説明

【補正方法】変更

【補正内容】【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、何らの操作もせず、一目で世界各都市の時刻を読みとれるようにした時計に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

これまでも世界時計はあったものの、何らかの操作を要するか、あるいは操作を必要としない回転リングをもつ時計であっても、時刻を読み取りにくい場合があり、その際には間違いを防ぐために多少の時間をかけねばならぬこともあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたもののうち、前者においてはリュウズやボタンでの操作により必要とする都市の時刻を求めているがたいへん煩雑であるという問題点を有している。

【０００４】また、後者においては回転するリングが連続して回り続けているので，都市名に対応する時刻をしめす１〜２４の数字が徐徐にずれていき、時刻の変わり目などは意外に読み取りにくいという問題があった。

【０００５】本考案は、従来の技術の有するこのような問題点を修正しようとするものであり、その目的とするところは、何らの操作をすることなく簡単且つ正確に世界何れの都市の時刻をも間違いなく一目で読み取れるようにしようとするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案は、回転するリング、又はこれと同等の表示をする液晶表示により、初めに何れかの都市の時刻を設定すれば、以後は何らの操作をすることもなく世界各地の時刻を読み取れるようにしている。

【０００７】そして、回転するリング、又は液晶表示は、１時間ごとに１５度ずつ左回りに移動するので、云いかえれば全ての都市に対して１時間の間は１〜２４の数字の何れかが動かずに対応しているので、読み取りにくさや間違いを防いでいる。

【０００８】

【考案の実施の形態】

ポイントとなる回転リングは、連続して常に回り続けるのではなく１時間経つ毎に１５度だけ左回転する。つまり数字が一つずつ繰り上がっていく。液晶表示の場合も同様に１時間経つごとに数字が一つずつ繰り上がっていく。但し２４の数字は１時間後には１に変わる。また、都市名の記された外周のリングは可動式とし、リュウズにより希ましい位置に移動、固定し、何れの国の人にとっても使いやすいものとする。また、既述のように回転リングの内側は従来の時計であるが、利便性を考慮して日付や時刻、アラーム等も設定できるようにする。

【０００９】

【実施例】

以下添付図面に従って一使用例を説明する。今東京にいる人が日本での現在時刻９時に、国際標準時を知りたいとする。この時刻はサマータイム以外の時季のロンドンの時刻と同じである。この場合この人は東京にいるので、手許にある時計又は身につけている時計は通常日本標準時に設定してある。即ち図面の外周に記された都市名ＴＹＯに対応しているのは回転リング上に記された９という数字である。液晶表示の場合も勿論同様である。またアナログの短針即ち時針も９時に合わせてある。

【００１０】この場合には時計上部に記されているＵＴＣ即ちＬＯＮという都市名に対応している回転リング上の２４という数字を読み取ればよい。即ち国際標準時は現在２４時であり夏時間以外であればロンドンも２４時ということになる。

【００１１】同様にして、時計外周の都市名に対応している数字を読み取ればそれが東京の時刻９時における各都市の時刻である。

【００１２】分、及び秒の読み取りは通常の時計と同様に長針と秒針を読みとるか、デジタル表示部分を時計モードにしておき分と秒を読み取ればよい。

【００１３】また、図面の都市名ＴＹＯとＬＯＮに合わせてある指標は可動式のものでり、図面では省略してあるリュウズ、或いはボタンの操作により、自分が主に知る必要のある二つの都市に合わせておけば更に読み取りやすくなる。

【００１４】

【考案の効果】

上述のように、この時計は一度何れかの都市の時刻を設定すれば以後は都市名に対応している数字を読み取りさえすればその都市の時刻を知ることができるというものである。

【００１５】そして、都市名に対応している数字は、１時間の間は動くことがないので読み取りやすく間違えることを防いでいる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本案の上面図

【符号の説明】

（１）は都市名（２）は１５度毎に１〜２４の数字を記した回転リング
（或いはそれに代わる液晶表示）

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【手続補正書】

【提出日】平成１３年８月１３日（２００１．８．１
３）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】普通のアナログ時計の外側に（１）の
２４ヶ所のそれぞれ１時間の時差がある都市名と、２４
時間に３６０度左に回転する（２）の１〜２４までの数
字を記した回転リング（或いは回転リングに代わる液晶
表示）を持った世界時計。