JP3082825U

JP3082825U - 無線伝送のｃｍｏｓイメージセンサスキャナ

Info

Publication number: JP3082825U
Application number: JP2001004029U
Authority: JP
Inventors: 國年劉
Original assignee: 劉國勝; 國年劉
Priority date: 2001-06-20
Filing date: 2001-06-20
Publication date: 2002-01-11
Anticipated expiration: 2007-06-20

Abstract

(57)【要約】【課題】バーコードを走査して得たディジタル信号を
携帯電話の無線通信回路を経由して無線信号を受信可能
な電子装置に伝送して広い使用と処理に供する無線伝送
のＣＭＯＳイメージセンサスキャナの提供。【解決手段】選択可能な複数の信号伝送経路を具え、
バーコードスキャナ装置により得られたディジタル信号
を、無線の伝送経路を透過して異なる電子装置に送り処
理に供し、該無線伝送のＣＭＯＳイメージセンサスキャ
ナはバーコードスキャナ装置と信号伝送装置を具え、信
号伝送装置はケースに少なくとも一つのコネクタを具
え、該コネクタが携帯電話の信号コネクタに連接される
か、或いは外接ケーブルを利用し携帯電話に連接され
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は無線伝送のＣＭＯＳイメージセンサスキャナに係り、特に、携帯電話とオンラインされるコネクタを具え、バーコードスキャナ装置がバーコード走査後に変換して得たディジタル信号を、無線伝送経路を透過して異なる電子装置に送り処理に供する、無線伝送のＣＭＯＳイメージセンサスキャナに関する。

【０００２】

【従来の技術】

バーコードシステムは広く文献、商品管理、入出貨制御などの物流管理制御システム中に用いられ、特定のエンコード方式で太さの異なる黒白のバーで組成されたバーコードラベルが文献、商品、貨物に設けられる時、適合する光学バーコードリーダでデコードして電子設備の閲覧利用できるディジタル信号に変換し、電子化識別と管理に供する。このような敏捷な電子化商品管理機能を迅速に達成するためには、快速且つ正確にバーコード情報を読み取れ、並びに適当な経路で伝送するバーコードリーダーが十分に重要である。

【０００３】現在市販されているバーコードリーダーは、その使用方式と場面により異なる種類と形態があり、且つ通常は、直接バーコードを走査した結果を電子化された管理及び利用に供し、１条のケーブルを利用しコンピュータ或いはネットワークホストマシンに連接し、得られたディジタル信号をリアルタイムで出力する。しかしケーブルを利用した連接は僅かに単機での処理に供することができるだけで、即ち、特定のバーコードリーダーの走査処理により得られたディジタル信号はケーブルで連接されたホストコンピュータにしか伝送されず、その他の、同じオリジナルデータを必要とする電子設備に対しては、さらにバーコードリーダーが連接されたホストマシンによる処理変換後にこのデータを取得することができるだけで、使用者に少なからぬ困難を増加した。さらに、バーコードリーダーの連接ケーブル長さは有限であり、小型貨物或いは小範囲の管理空間に対しては、走査作業を容易に進行できるが、管理空間が比較的大きいか、或いは外地での貨物検査、或いはその他の商業行為でスキャナを使用して貨物のバーコード情報を記録する時は、ケーブル長さの制限を受けるバーコードリーダーでは走査出力の機能を達成できず、実用に符合しなかった。

【０００４】現在、一部の設計はバーコードリーダーにメモリユニットを設けて、バーコードを変換して得たディジタル信号を先行保存した後、さらに対応する読み取り機構を具えた電子設備でこれらの電子信号をダウンロードする試みがなされている。しかし、メモリユニットは最大記憶容量の制限があり、あまり多くの電子信号を保存することはできず、且つ直接ケーブルで出力する方式に較べ、この方式は、信号を伝送し保存する待機時間が増加し、並びに少なからぬ対応部品と機構を増設しなければこの機能を達成することができず、ゆえにバーコードリーダーにとって、これは最良の方式ではなく、さらなる改良の必要があった。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主要な目的は、無線伝送のＣＭＯＳイメージセンサスキャナを提供することにあり、それは、無線出力のための少なくとも一つの経路を具え、これによりバーコード走査時の空間制限を突破するだけでなく、大量、リアルタイム伝送の利用機能を達成し、確実にバーコード走査の作業時間を節約する。

【０００６】本考案の次の目的は、無線伝送のＣＭＯＳイメージセンサスキャナを提供することにあり、それは、直接既存の無線連接設備を利用して信号出力の連接が行え、これにより、構造が簡単で、多過ぎる部品の増設がなく、製造が容易で且つ製造コストを増加することがない。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、ケースとされ、その底側に近接部が設けられて、バーコード読み取り時にこの端がバーコードに接近し、別側に特殊当接面造形が設けられてちょうど無線通信設備例えば携帯電話の載置面とされ、該載置面の底縁に一つのコネクタが設けられ、該コネクタが無線通信設備例えば携帯電話との連接導通に供される、上記ケースと、走査装置とされ、ケース内に設置され、少なくとも、光源、集光素子、ＣＭＯＳイメージセンサ及び基板を具え、光源が提供するバーコード走査に必要な入射光線が、集光素子を透過してバーコードに照射されて反射された反射光がＣＭＯＳイメージセンサにフォーカスされ、解読され並びに電気信号に変換され、さらに基板で後続処理されて電子ディジタル信号とされてケースのコネクタに伝送される、上記走査装置と、を具えたことを特徴とする、無線伝送のＣＭＯＳイメージセンサスキャナとしている。請求項２の考案は、前記ケースの載置面のコネクタと携帯電話の間に、別に、外形が収容空間と相互に対称な連接素子が設けられ、該連接素子に起動キーが設けられて走査装置を操作する制御キーとされ、及びその底部にコネクタと連接される連接シートが設けられ、連接素子の別端がケーブルで連接プラグに延伸連接されて無線通信設備例えば携帯電話のコネクタと連接されることを特徴とする、請求項１に記載の無線伝送のＣＭＯＳイメージセンサスキャナとしている。請求項３の考案は、前記近接部にウインドウが設けられ、該ウインドウを透過して発射される光線が横向き線形光とされることを特徴とする、請求項１又は請求項２に記載の無線伝送のＣＭＯＳイメージセンサスキャナとしている。

【０００８】

【考案の実施の形態】

本考案の無線伝送のＣＭＯＳイメージセンサスキャナは、ケースを具え、該ケースの一側面に握持用の握持面が設けられ、その反対の一側面に物品載置用の載置シートが設けられ、該載置シートの底縁にコネクタが設けられて、携帯電話等の無線通信設備が連接される。また、ケース内に少なくともバーコード走査用の光源、集光素子、高性能線形ＣＭＯＳイメージセンサ及び基板が設けられ、別にケース底側端に近接部が設けられて、バーコードに接近して信号の走査、受信に供され、ケースの上側端部の適当な位置に状況に応じて電池室が設置されて電池が収容されて該装置の電源供給に供されることを特徴としている。

【０００９】前述の特徴において、携帯電話を含む無線通信設備が載置シートに設置され、且つ底縁のコネクタが本考案の内部回路と電気的連接を達成する。これにより、無線伝送のＣＭＯＳイメージセンサスキャナが読み取り且つ基板の回路により変換した電波伝送可能なロジック信号が、携帯電話により、無線通信方式で、任意の、対応受信設備を具えたコンピュータ或いはネットワークホストマシンに伝送され、こうして空間と容量の制限を克服し、リアルタイムでバーコード走査後の出力信号を運用できるようにする目的を達成する。

【００１０】

【実施例】

図１及び図２に示されるように、本考案は無線伝送のＣＭＯＳイメージセンサスキャナ１を提供し、その主要な構造は、内部に適当な収容空間を有するケース１０を具え、該ケース１０の背側面に握持に供される握持面１０１が設けられ、その反対の一側面に特殊な当接面造形があり、ちょうど携帯電話のような無線通信設備を収容する載置面１０２が設けられ、該載置面１０２の底縁にコネクタ１０３が設けられ、該コネクタ１０３が携帯電話４などの設備を連接するのに供される。

【００１１】且つケース１０内にバーコードスキャナ装置が設けられ、該バーコードスキャナ装置は図１、２に示されるように線形光走査装置とされるか、或いは図３に示されるポイント型光（ペン型）走査装置とされるか、或いはその他の例えば光ファイバ式の走査装置とされる。それは少なくとも、ケース１０底縁に設けられた近接部１１を具え、該近接部１１はバーコード２情報読み取りに用いられ、その内部に透光ウインドウ１１１（図２参照）が設けられ、別に近接部の後ろの適当な位置にそれぞれ集光素子１２、光源１３、ＣＭＯＳイメージセンサ１４及び基板１５が設けられている。そのうち、近接部のバーコードに背向するケース１０内側に握持面の軸線方向にほぼ平行に光線通過に供される通路が延伸設置され、集光素子１２がこの通路の中段の適当な位置に設置され、該集光素子１２は通常、集光作用を有する凸レンズとされ、該集光素子１２がバーコード２部分より反射される反射光信号を受信し、並びに反射光を集中させ通路末端部分に設置されたＣＭＯＳイメージセンサ１４に伝送し、これにより、集光素子１２の伝送した光信号をデコードし並びに電子ディジタル信号に変換し、さらに基板１５に送り処理、保存或いはコネクタ１０３の出力に供する。ケース１０の上側端部の適当な位置に電池室１０４が設けられ、電池室内に電池が取り付けられて本考案の使用時の電源を提供する。

【００１２】図１及び図２に示されるように、光源１３はケース１０内側壁の載置面１０２底縁に対応する適当な位置に設けられ、且つその発射する光線がバーコード２に投射され、それは通路軸線に接近し、並びに近接部１１と集光素子１２の間に設けられ、ゆえに、バーコード２走査時に、入射光線Ｌ１が近接部１１のウインドウを透過してバーコード２表面に投射され、さらにバーコード２により反射された反射光線Ｌ２がスキャナ内でデコードされる。

【００１３】図２及び図３の側面組合せ図及び信号伝播フローを参照されたい。バーコード走査開始時、まずスイッチを起動して光源１３に走査入射光線Ｌ１を発生させ、入射光線Ｌ１に近接部１１を通過させた後に、読み取りたいバーコード２部分に向けて発射する。走査入射光線Ｌ１がバーコード２を通過する時、バーコード２の黒白符号の影響により光線の明暗強度の変化が発生し、これによりこの変化特徴の反射光線Ｌ２が形成され、その後、近接部１１のウインドウ１１１を通り反射光線Ｌ２が集光素子１２に進入し、さらにその後方のＣＭＯＳイメージセンサ１４上にフォーカスされて解読され、さらに基板１５により処理されて携帯電話などの電子設備が利用できるディジタル信号とされてさらに伝送される。ケース１０の載置面１０２のコネクタ１０３に携帯電話４が連接され、該携帯電話の無線通信機能を透過して、ＣＭＯＳイメージセンサスキャナ１の走査して得たバーコード２に対応する電子信号が、無線伝送方式で遠端の電子設備に送られ利用される。

【００１４】ゆえに、本考案の特徴が組成する無線伝送のＣＭＯＳイメージセンサスキャナ１は、使用範囲の制限性がなく、大量のデータの快速伝播の利便性を有する。

【００１５】さらに図４のもう一つの実施例に示されるように、本考案の無線伝送のＣＭＯＳイメージセンサスキャナ１はまた、ケース１０の載置面１０２のコネクタ１０３と携帯電話４の間に、別に外形が収容空間と対称の連接素子５が設けられた形態も可能であり、該連接素子５に該走査装置の制御キーとして用いられる起動キー５１が設けられ、及びその底部に本考案のコネクタ１０３と連接される連接シート５２が設けられ、連接素子５の別端がケーブルで連接プラグ５３に延伸連接されて、携帯電話等の設備のコネクタと連接可能である。この連接素子５の延伸使用距離或いは収容室と符号しない携帯電話との連接により、本考案の使用範囲が増進される。

【００１６】

【考案の効果】

総合すると、本考案は確実に実用新案登録の要件を具備している。なお、以上の説明は本考案の具体的実施例に係るものであり、本考案の請求範囲を限定するものではなく、本考案に基づきなしうる細部の修飾或いは改変は、いずれも本考案の請求範囲に属するものとする。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案を直接携帯電話に連接して走査を進行す
る表示図である。

【図２】本考案の局部断面側面図である。

【図３】本考案の信号伝播運転フローチャートである。

【図４】本考案を間接的に携帯電話に連接する構造表示
図である。

【符号の説明】

１無線伝送のＣＭＯＳイメージセンサスキャナ
１０ケース１０１握持面１０２載置面１０３コネクタ１０４電池室１１近接部１２集光素子１３光源１４ＣＭＯＳイメ
ージセンサ１５基板２バーコード４携帯電話５連接素子５１起動キー５２連接シート５３連接プラグ１１１ウインドウＬ１入射光線Ｌ２反射光線

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ケースとされ、その底側に近接部が設け
られて、バーコード読み取り時にこの端がバーコードに
接近し、別側に特殊当接面造形が設けられてちょうど無
線通信設備例えば携帯電話の載置面とされ、該載置面の
底縁に一つのコネクタが設けられ、該コネクタが無線通
信設備例えば携帯電話との連接導通に供される、上記ケ
ースと、走査装置とされ、ケース内に設置され、少なくとも、光
源、集光素子、ＣＭＯＳイメージセンサ及び基板を具
え、光源が提供するバーコード走査に必要な入射光線
が、集光素子を透過してバーコードに照射されて反射さ
れた反射光がＣＭＯＳイメージセンサにフォーカスさ
れ、解読され並びに電気信号に変換され、さらに基板で
後続処理されて電子ディジタル信号とされてケースのコ
ネクタに伝送される、上記走査装置と、を具えたことを特徴とする、無線伝送のＣＭＯＳイメー
ジセンサスキャナ。
【請求項２】前記ケースの載置面のコネクタと携帯電
話の間に、別に、外形が収容空間と相互に対称な連接素
子が設けられ、該連接素子に起動キーが設けられて走査
装置を操作する制御キーとされ、及びその底部にコネク
タと連接される連接シートが設けられ、連接素子の別端
がケーブルで連接プラグに延伸連接されて無線通信設備
例えば携帯電話のコネクタと連接されることを特徴とす
る、請求項１に記載の無線伝送のＣＭＯＳイメージセン
サスキャナ。
【請求項３】前記近接部にウインドウが設けられ、該
ウインドウを透過して発射される光線が横向き線形光と
されることを特徴とする、請求項１又は請求項２に記載
の無線伝送のＣＭＯＳイメージセンサスキャナ。