JP3082385B2 - レンズ系 - Google Patents

レンズ系

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JP3082385B2
JP3082385B2 JP03357338A JP35733891A JP3082385B2 JP 3082385 B2 JP3082385 B2 JP 3082385B2 JP 03357338 A JP03357338 A JP 03357338A JP 35733891 A JP35733891 A JP 35733891A JP 3082385 B2 JP3082385 B2 JP 3082385B2
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聡 大沢
淳司 橋村
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ミノルタ株式会社
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/06Panoramic objectives; So-called "sky lenses" including panoramic objectives having reflecting surfaces

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンズ系に関するもの
であり、更に詳しくはパノラマカメラ等に最適な広角用
レンズ系に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、レンズシャッターカメラにおい
て、レンズの広角化が求められている。特に、パノラマ
用カメラにおいて、広角化が強く望まれている。
【0003】従来の広角用写真レンズとしては、一眼レ
フカメラ用レンズによく用いられるレトロフォーカスタ
イプ,トポゴン等の対称型,特開昭58−219509
号等に見られるような逆レトロタイプ(絞りを介して、
その物体側のレンズ群が正の屈折力、像側のレンズ群が
負の屈折力を有するタイプ)のレンズを用いてコンパク
ト化を図ったもの等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記レトロフ
ォーカスタイプでは、バックフォーカスが大きくなるた
めコンパクト化に向かず、上記トポゴン等の対称型で
は、コンパクト化,大口径化を図ろうとすると像面湾曲
の補正が難しくなり、高性能化の達成が困難であるとい
った欠点がある。また、上記逆レトロタイプでは、絞り
より前のレンズ群が正・負・正の3枚(いわゆるトリプ
レット)で構成されているものが殆どであり、広角化を
進めた場合、それによる像面性(画面周辺での像面湾曲
と非点隔差)の悪化を絞りの後の群で補正しきれず、結
局、高性能化を図るのが困難になっている。
【0005】そこで、このような状況に鑑み、本発明で
はコンパクト化及び高性能化を図りつつ広角化が図られ
レンズ系を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、物体側から1枚目のレンズとして物体
側に凹の負レンズを有し、最も像面側のレンズとして負
レンズを有するとともに、次の条件式(1)を満足するこ
とを特徴としている。 0.3<φl/φf<2.3 ……(1) ここで、 φf:物体側から1枚目のレンズ(以下「第1レンズ」と
もいう)のパワー φl:最も像面側のレンズ(以下「最終レンズ」ともい
う)のパワー である。
【0007】前記条件式(1)は、第1レンズの負のパワ
ーと最終レンズの負のパワーとの関係を示している。条
件式(1)の上限値を越えると、全長が長くなるのでコン
パクトでなくなる。また、条件式(1)の下限値を越える
と、第1レンズによる像面湾曲を抑える効果が充分発揮
できなくなる。
【0008】更に、次の条件式(2)及び(3)を満足する構
成とするのが好ましい。 -2.8<φF/φf<-0.1 ……(2)-0.65 <φR/φF<0.4 ……(3) ここで、 φF:絞りより前のレンズ群(以下「前群」ともいう)の
パワー φR:絞りより後のレンズ群(以下「後群」ともいう)の
パワー である。
【0009】条件式(2)は、前群の正のパワーと第1レ
ンズの負のパワーとの関係を示している。条件式(2)の
上限値を越えると、全長が長くなるのでコンパクトでな
くなる。また、条件式(2)の下限値を越えると、前群内
で発生する収差が大きくなり過ぎ、後群でその収差を抑
えきれなくなる。
【0010】条件式(3)は、前群のパワーと後群のパワ
ーとの関係を示している。条件式(3)の上限値を越える
と、全長が長くなるのでコンパクトでなくなる。また、
条件式(3)の下限値を越えると、群のパワーの絶対値
が大きくなり過ぎ、収差補正が困難になる。
【0011】レンズの構成としては、前群において物体
側より、物体側が凹の負レンズ,正レンズの2枚で構成
するのが望ましい。更に望ましくは、物体側が凹の負レ
ンズ,正レンズ,負又は弱いパワーの正レンズの3枚で
構成するのがよい。
【0012】また、後群において物体側より順に、物体
側に凹の負のメニスカスレンズの1枚構成とするのが望
ましい。更に望ましくは、物体側より順に正レンズ,物
体側に凹の負メニスカスレンズの2枚構成とするのがよ
い。
【0013】コンパクト化を図りつつ高性能化を達成す
るには非球面を少なくとも1面用いるのが望ましい。
【0014】前群中においては軸外へいくに従って負の
パワーを強める方向の非球面を用い、その位置としては
絞りに最も近いレンズを非球面レンズとすることが望ま
しい。これにより、第1レンズが負レンズであることに
より、物体側から2枚目のレンズ(以下「第2レンズ」
ともいう)が強い正のパワーを持つことによる球面収差
のアンダー側への倒れ、及びコマ収差を補正することが
できる。
【0015】後群中においては、正レンズ又は最も像面
側の面に非球面を用いるとよい。これにより、広角レン
ズにおいて問題となる最軸外近傍での非点収差の急速な
オーバー側への悪化を防ぐ。非球面の役割は、前・後群
で異なるので、前・後群中の両方に非球面を使用するの
がより望ましい。
【0016】フォーカシングは全体繰り出しが一般的で
あるが、前群のパワーが充分強いので、前群のみを繰り
出すことによってもわずかな繰り出し量で良好な近接性
能が得られる。
【0017】次に、本発明において、前群が物体側より
順に、負・正・負、又は負・正・正の3枚構成、後群が
正・負の2枚構成、又は負1枚構成の場合の好ましい条
件について説明する。尚、これらの構成をとるものとし
ては、例えば後述する実施例1〜6を挙げることができ
る。
【0018】前群について、次の条件式(4)を満足する
構成とするのが好ましい。 -1.2<φ3/φ<0.5 ……(4) ここで、 φ3:物体側から3枚目のレンズ(以下「第3レンズ」と
もいう)のパワー φ:全系のパワー である。
【0019】条件式(4)の下限値を越える場合、第2レ
ンズの正のパワーが強くなりすぎるため球面収差を抑え
ることが困難になり、上限値を越える場合、全長が長く
なるためコンパクトでなくなる。
【0020】また、前群について、次の条件式(5)を満
足する構成とするのが好ましい。 1.6<Nd2 ……(5) ここで、 Nd2:第2レンズの屈折力 である。条件式(5)の下限値を越える場合、ペッツバー
ル和が増大し像面湾曲が大きくなる。
【0021】第1レンズと第2レンズとの間で軸上色収
差をある程度抑えておく必要があるため、次の条件式
(6)を満足するのが好ましい。 10<ν2−ν1<30 ……(6) ここで、 ν1:第1レンズのアッベ数 ν2:第2レンズのアッベ数 である。
【0022】条件式(6)の下限値を越えると、軸上色収
差を取るためには第1レンズ,第2レンズ共強いパワー
をもつ必要があり、また、他の収差が大きくなり、他の
レンズでそれを抑えることが困難になる。条件式(6)の
上限値を越えると、軸上色収差を取るためには第1レン
ズ,第2レンズ共弱いパワーをもつ必要があり、また、
前群に充分な屈折力を与えることができず、コンパクト
化が困難になる。
【0023】両凹の第1レンズの形状について次の条件
式(7)を満足する構成とするのが望ましい。 -1.0<(R1+R2)/(R1-R2)<0.5 ……(7) ここで、 R1:第1レンズの物体側の面(以下「第1面」ともいう)
の曲率半径 R2:第1レンズの像側の面(以下「第2面」ともいう)の
曲率半径 である。
【0024】条件式(7)の下限値を越えると、第1レン
ズの主点位置が物体側へ移動し、実効的に負のパワーが
強くなり全長が大きくなる。条件式(7)の上限値を越え
ると、主点位置が像面側へ移動し、実効的に負のパワー
が弱くなりすぎ像面湾曲を抑えることが困難となる。
【0025】正の第2レンズの形状について次の条件式
(8)を満足する構成とするのが望ましい。 -0.2<(R3+R4)/(R3-R4)<-1.5 ……(8) ここで、 R3:第2レンズの物体側の面(以下「第3面」ともいう)
の曲率半径 R4:第2レンズの像側の面(以下「第4面」ともいう)の
曲率半径 である。
【0026】条件式(8)の上限値を越えると、第2レン
ズの主点位置が像面側へ移動することにより、実効的に
第2,第3レンズ間隔が縮小するため、ペッツバール和
が増大し、像面湾曲を補正しきれなくなる。条件式(7)
の下限値を越えると、第3面の曲率が強くなりすぎレン
ズの製作が困難となる。
【0027】前群中には次のような非球面を設けるのが
好ましい。つまり、第1レンズが負レンズのため前群中
の正のパワーを第2レンズが持つことになり、球面収差
のアンダー側への倒れが大きくなり、更に軸外光の下側
の光線が大きくはね上げられ、コマ収差が起こり易い。
これを補正するため、前群中に軸外へいくほど負のパワ
ーを強めるような非球面を導入することが望ましく、最
も絞りに近い面を軸外にいくほど負のパワーが強くなる
ような非球面とすることがより望ましい。そのときの非
球面の基準球面からのずれ量は、次の条件式(9)及び(1
0)を満足するのが望ましい。
【0028】 0.5×10-5<ΔXFb(HZ)/F<0.2×10-3 ……(9) 0.2×10-3<ΔXFb(HM)/F<0.3×10-2 ……(10) ここで、 ΔXFb(H):光軸から離れるにつれて負のパワーを強め
る非球面における光軸から垂直な面内で光軸から距離H
離れた位置での基準球面からのずれ量(但し、像面側を
正とする) HZ=0.4Hmax HM=0.8Hmax Hmax :面の有効径 F :全系の焦点距離 である。
【0029】条件式(9),(10)の下限値を越えると、球面
収差のアンダー側への倒れが大きくなり補正が困難にな
る。条件式(9),(10)の上限値を越えると、非球面による
球面収差のオーバー側への倒れが大きくなり他の面での
補正が困難になる。
【0030】更に、前群内で球面収差を補正する場合
(前群繰り出しによるフォーカシングのために、前群中
で収差の調整を行う場合、又は、後群中に非球面を使用
しない場合等)、前群内に負のパワーを弱めるような非
球面をもう1面導入することが望ましく、絞りに最も近
いレンズの物体側の面に次の条件式(11)及び(12)を満足
する非球面を導入するのがより望ましい。
【0031】 0.50×10-5<ΔXFa(HZ)/F<0.15×10-3 ……(11) 0.20×10-3<ΔXFa(HM)/F<0.40×10-2 ……(12) ここで、 ΔXFa(H):光軸から離れるにつれて負のパワーを弱め
る非球面における光軸から垂直な面内で光軸から距離H
離れた位置での基準球面からのずれ量(但し、像面側を
正とする)である。
【0032】条件式(11),(12)の下限値を越えると、前
群中で球面収差のオーバー側への倒れを抑えるのが困難
になる。条件式(9),(10)の上限値を越えると、球面収差
のアンダー側への倒れが増大し他の面で補正しきれなく
なる。
【0033】両面非球面を用いる場合、一方の面は軸外
にいくほど負のパワーが強くなるような非球面、他方の
面は軸外へいくほど負のパワーを弱めるような非球面を
第3レンズに次の条件式(13)及び(14)を満足するように
導入するのが望ましい。
【0034】 0.1<ΔXFa(HZa)/ΔXFb(HZb)<2 ……(13) 0.1<ΔXFa(HMa)/ΔXFb(HMb)<2 ……(14) ここで、 HZa=0.4Hamax HMa=0.8Hamax Hamax :光軸から離れるにつれて負のパワーを弱める非
球面の有効径 HZb=0.4Hbmax HMb=0.8Hbmax Hbmax :光軸から離れるにつれて負のパワーを強める非
球面の有効径 である。
【0035】条件式(13),(14)の下限値を越えると、球
面収差のオーバー側への倒れが大きくなり、上限値を越
えると、球面収差のアンダー側への倒れが大きくなりす
ぎ、共に前群中で球面収差を抑えることが困難になる。
【0036】また、後群について、次の条件式(15)を満
足する構成とするのが好ましい。 -0.5<R(-)/F<-0.15 ……(15) ここで、 R(-):負レンズの物体側の面の曲率 である。
【0037】条件式(15)の下限値を越えると、像面湾曲
が増大し補正できなくなり、上限値を越えると、レンズ
の製造が困難になる。
【0038】後群が正・負の2枚のレンズで構成されて
いる場合、次のように構成するのが好ましい。負の屈折
力を有する第1レンズでペッツバール和が充分小さくな
っているため、軸外では高次の効果で像面のオーバー側
へ倒れを戻すため、後群中に非球面を正のパワーを強め
る方向に用いることが望ましい。更に、正レンズの像面
側に、軸外にいくに従って正のパワーを強める方向の非
球面を次の条件式(16)及び(17)を満足するように用いる
のがより望ましい。
【0039】 -0.1×10-4<ΔXR(HZ)/F<-0.3×10-3 ……(16) -0.3×10-3<ΔXR(HM)/F<-0.8×10-2 ……(17) ここで、 ΔXR(H):光軸から垂直な面内で光軸から距離H離れた
位置での基準球面からのずれ量(但し、像面側を正とす
る) である。
【0040】条件式(16),(17)の上限値を越えると、像
面湾曲のオーバー側への倒れが抑えられなくなり、下限
値を越えると、像面湾曲と球面収差が過剰補正されるた
め、共にアンダー側への倒れが増大し他の面での補正が
困難になる。
【0041】また、後群中の正レンズのパワーは、次の
条件式(18)を満足する構成とするのが望ましい。 0.05<φ(+)/φ<2.0 ……(18) ここで、 φ(+):後群中の正レンズのパワー φ :全系のパワー である。
【0042】条件式(18)の下限値を越えると、像面湾曲
のオーバー側への倒れを抑えられなくなり、上限値を越
えると、後群のパワーが強くなりすぎ全長が大きくな
る。
【0043】後群中に非球面を用いない場合、後群中の
正レンズを物体側に凸のメニスカスレンズとした方が、
像面湾曲を抑え全長をコンパクト化できるので望まし
い。
【0044】後群が負レンズの1枚構成となっている場
合、物体側に強い曲率の凹面を向けた負メニスカスレン
ズを用いるのが望ましい。また、像面湾曲を抑えるため
に、非球面を少なくとも1面用いることが望ましい。も
っとも、像面側の面を非球面とするのがより望ましい。
このとき、非球面は光軸から比較的近い部分で負のパワ
ーを強める方向に、光軸から遠い部分では負のパワーが
弱くなる方向に用いるのが望ましい。これにより、像面
湾曲が中帯域でアンダー側に倒れ、最軸外で急速にオー
バー側へ倒れるのを防ぐことができる。
【0045】次に、本発明において、前群が物体側より
順に、負レンズ及び両凸の正レンズの2枚構成、後群が
正レンズ及び物体側に凹の負メニスカスレンズの2枚構
成の場合の好ましい条件について説明する。尚、これら
の構成をとるものとしては、例えば後述する実施例7を
挙げることができる。
【0046】上記構成において、より望ましくは、物体
側から順に、前群が物体側に凹の負メニスカスレンズ及
び両凸の正レンズから成り、後群が物体側に凹の正メニ
スカスレンズ及び物体側に凹の負メニスカスレンズから
成るのがよい。
【0047】前群について、物体側に凹の負メニスカス
レンズである第1レンズの形状が次の条件式(19)を満足
する構成とするのが望ましい。 -5.0<(R1+R2)/(R1-R2)<-1.0 ……(19)
【0048】条件式(19)の下限値を越えると、第1レン
ズの主点位置が物体側へ移動し、実効的に負のパワーが
強くなり全長が大きくなる。条件式(19)の上限値を越え
ると、主点位置が像面側へ移動し、実効的に負のパワー
が弱くなりすぎ像面湾曲を抑えることが困難となる。
【0049】両凸の正レンズである第2レンズの形状に
ついて次の条件式(20)を満足する構成とするのが望まし
い。 0.1<(R3+R4)/(R3-R4)<1.0 ……(20) ここで、 R3:第3面の曲率半径 R4:第4面の曲率半径 である。
【0050】条件式(20)の下限値を越えると、第2レン
ズの主点位置が物体側へ移動することにより、実効的に
第1,第2レンズ間隔が縮小するため、ペッツバール和
が増大し、像面湾曲を補正しきれなくなる。条件式(20)
の上限値を越えると、第2レンズで発生する球面収差が
過大となり補正が困難になる。
【0051】前群中には次のような非球面を設けるのが
好ましい。つまり、第1レンズが負レンズのため前群中
の正のパワーを第2レンズが持つことになり、球面収差
のアンダー側への倒れと軸外光の下側の光線が大きくは
ね上げられ、コマ収差が起こり易い。これを補正するた
め、前群中に軸外へいくほど負のパワーを強めるような
非球面を導入することが望ましく、このとき前群中では
球面収差がアンダー側へ、更に前群中で球面収差を抑え
るためには、負のパワーを弱めるような非球面をもう1
面導入するのが望ましい。非球面は第1レンズの両面に
用い、第1面は負のパワーを弱める方向の非球面とし、
第2面は負のパワーを強める方向の非球面とし、そのと
き非球面の基準球面からのずれ量は、次の条件式(21)〜
(26)を満足するのがより望ましい。
【0052】 0.5×10-4<ΔXF1(HZ1)/F<0.1×10-2 ……(21) 0.5×10-3<ΔXF1(HM1)/F<0.2×10-1 ……(22) ここで、 ΔXF1(H):第1面での光軸から垂直な面内で光軸から
距離H離れた位置での基準球面からのずれ量(但し、像面
側を正とする) HZ1=0.4Hmax HM1=0.8Hmax である。
【0053】条件式(21),(22)の下限値を越えると、前
群中で球面収差のオーバー側への倒れを抑えることが困
難になり、上限値を越えると、コマ収差が増大し他の面
で補正しきれなくなる。
【0054】 0.5×10-4<ΔXF2(HZ2)/F<0.1×10-2 ……(23) 0.5×10-3<ΔXF2(HM2)/F<0.1×10-1 ……(24) ここで、 ΔXF2(H):第2面での光軸から垂直な面内で光軸から
距離H離れた位置での基準球面からのずれ量(但し、像面
側を正とする) HZ2=0.4Hmax HM2=0.8Hmax である。
【0055】条件式(23),(24)の下限値を越えると、前
群中で球面収差のオーバー側への倒れを抑えるのが困難
になり、上限値を越えると、コマ収差が増大し他の面で
補正しきれなくなる。
【0056】 0.2<ΔXF1(HZ1)/ΔXF2(HZ2)<2 ……(25) 0.2<ΔXF1(HM1)/ΔXF2(HM2)<2 ……(26)
【0057】条件式(25),(26)の下限値を越えると、球
面収差のオーバー側への倒れが大きくなり、上限値を越
えると、球面収差のアンダー側への倒れが大きくなりす
ぎ、共に前群中で球面収差を抑えるのが困難になる。
【0058】また、後群について、次の条件式(27)を満
足する構成とするのが好ましい。 -0.5<R(-)/F<-0.20 ……(27)
【0059】条件式(27)の下限値を越えると、像面湾曲
が増大し補正できなくなり、上限値を越えると、レンズ
の製造が困難になる。
【0060】また、後群中の正レンズのパワーは、次の
条件式(28)を満足する構成とするのが望ましい。 0.1<φ(+)/φ<0.6 ……(28)
【0061】条件式(28)の下限値を越えると、像面湾曲
の倒れを抑えられなくなり、上限値を越えると、後群の
パワーが強くなりすぎ全長が大きくなる。
【0062】負の屈折力を有する第1レンズでペッツバ
ール和が充分小さくなっているため、軸外では高次の効
果で像面のオーバー側へ倒れを戻し、かつ、歪曲の正へ
の増大を防ぐために、後群中に非球面を正のパワーを強
める方向に用いることが望ましい。更に、後群中正レン
ズの物体側に、軸外にいくに従って正のパワーを強める
方向の非球面を次の条件式(29)及び(30)を満足するよう
に用いるのがより望ましい。
【0063】 0.5×10-5<ΔXR(HZ)/F<0.3×10-3 ……(29) 0.3×10-3<ΔXR(HM)/F<0.1×10-1 ……(30)
【0064】条件式(29),(30)の下限値を越えると、像
面湾曲のオーバー側への倒れと歪曲の正への増大が大き
くなりすぎてしまい、上限値を越えると、過剰補正とな
るため像面のアンダー側への倒れと歪曲の負への増大と
が大きくなってしまう。
【0065】絞りより前に正の屈折力を有するレンズ群
を配し、絞りより後に負又は弱い正の屈折力を有するレ
ンズ群を配した構成、即ち、逆レトロ又は後群が弱い正
の屈折力を有するような逆レトロに近い対称型のレンズ
タイプとすることによって、光学系のコンパクト化が達
成される。
【0066】このタイプの光学系においては、最も物体
側のレンズを正レンズとした場合に、前群として、収差
補正上望ましいレンズ構成は、物体側から順に物体側に
凸の正メニスカスレンズ,負レンズ,正レンズ又は正の
接合レンズから成る3枚又は4枚構成のいわゆるトリプ
レットやテッサータイプである。しかし、このレンズ構
成にするとペッツバール和が正に大きくなり、像面湾曲
が増大する。更に、画面中帯域でのサジタル像面はアン
ダー側に倒れ、画面周辺でオーバー側に大きく倒れてし
まう。これに対して、メリディオナル像をコントロール
することによって画面中帯域での非点隔差をなくそうと
すると、画面周辺の非点隔差が大きくなり、逆に周辺を
補正しようとすると、中帯域の隔差が大きくなってしま
う。このことより、最も物体側のレンズを正レンズとし
た場合には、像面湾曲と非点隔差を補正することが困難
で、広角化には向いていないことが分かる。
【0067】本発明では、この問題点を解決するために
前群中最も物体側のレンズを物体側に凹の負レンズとし
ている。これによって、ペッツバール和の正への増大を
小さくすることができ、像面湾曲のアンダー側への倒れ
と画面周辺での非点隔差を小さくすることができる。更
に、この負レンズによって第1レンズに対して大きな角
度をもって入射する最周辺の軸外光を、第2レンズ以降
での入射角を小さくできることから他の収差補正も行い
やすくなる。このため、全画角域に対して高性能化を達
成することができる。また、物体側のレンズを負にした
場合、全長のコンパクト化に対して不利であるが、像面
側のレンズに充分強い負の屈折力を持たせることでコン
パクト化も達成される。
【0068】更に、広角でコンパクトなレンズにおい
て、周辺光量不足が問題となるが、第1レンズの物体側
面を凹面とすることで、瞳位置を物体側へ出すことが可
能になり、充分な周辺光量を得ることができるという利
点も生じる。
【0069】
【実施例】以下、本発明に係る写真レンズの実施例を示
す。但し、各実施例において、ri(i=1,2,3,...)は物体
側から数えてi番目の面の曲率半径、di(i=1,2,3,...)は
物体側から数えてi番目の軸上面間隔を示し、Ni(i=1,2,
3,...),νi(i=1,2,3,...)は物体側から数えてi番目のレ
ンズのd線に対する屈折率,アッベ数を示す。また、F
は全系の焦点距離、FNOは開放Fナンバーを示す。
【0070】また、実施例中、曲率半径に*印を付した
面は非球面で構成された面であることを示し、非球面の
面形状(f(r))を表わす後記数1の式で定義するもの
とする。
【0071】<実施例1> F=24.3 FNO=3.62 [曲率半径] [軸上面間隔] [屈折率] [アッベ数] r1 -21.760 d1 0.800 N1 1.67339 ν1 29.25 r2 24.698 d2 0.100 r3 7.753 d3 3.100 N2 1.80100 ν2 46.54 r4 -103.911 d4 0.500 r5 85.119 d5 1.000 N3 1.64769 ν3 31.23 r6* 23.151 d6 1.000 r7 ∞(絞り) d7 2.600 r8 -124.403 d8 2.500 N4 1.80100 ν4 46.54 r9* -17.443 d9 4.600 r10 -7.407 d10 1.800 N5 1.57616 ν5 41.42 r11 -23.877
【0072】[非球面係数] r6 :ε=0.11053×102 A4 = 0.62583×10-3 A6 = 0.25669×10-4 A8 =-0.27096×10-6 A10= 0.16181×10-7 A12=-0.28044×10-12 r9 :ε=0.21464×10 A4 = 0.19285×10-4 A6 =-0.58527×10-5 A8 = 0.13369×10-6 A10=-0.20682×10-8 A12=-0.60702×10-11
【0073】<実施例2> F=24.3 FNO=3.62 [曲率半径] [軸上面間隔] [屈折率] [アッベ数] r1 -32.334 d1 1.000 N1 1.75000 ν1 25.14 r2 33.696 d2 1.500 r3 7.872 d3 3.200 N2 1.80420 ν2 46.50 r4 99.501 d4 0.800 r5 38.123 d5 1.200 N3 1.75520 ν3 27.51 r6* 15.792 d6 1.000 r7 ∞(絞り) d7 2.500 r8 95.042 d8 2.700 N4 1.58340 ν4 30.23 r9* -12.500 d9 4.200 r10 -7.246 d10 1.800 N5 1.75000 ν5 25.14 r11 -23.669
【0074】[非球面係数] r6 :ε=0.89754 A4 = 0.70434×10-3 A6 = 0.20842×10-4 A8 =-0.36425×10-9 A10= 0.16022×10-7 A12=-0.74142×10-12 r9 :ε=0.24876×10 A4 =-0.84444×10-5 A6 =-0.50966×10-5 A8 = 0.81658×10-7 A10=-0.27333×10-8 A12= 0.59440×10-11
【0075】<実施例3> F=24.3 FNO=3.62 [曲率半径] [軸上面間隔] [屈折率] [アッベ数] r1 -38.318 d1 1.200 N1 1.75000 ν1 25.14 r2 30.090 d2 1.000 r3 8.045 d3 3.000 N2 1.80100 ν2 46.54 r4 135.821 d4 1.000 r5 125.864 d5 1.000 N3 1.58340 ν3 30.23 r6* 17.063 d6 1.000 r7 ∞(絞り) d7 2.600 r8 77.417 d8 2.500 N4 1.58340 ν4 30.23 r9* -11.179 d9 4.200 r10 -7.309 d10 1.800 N5 1.75000 ν5 25.14 r11 -26.526
【0076】[非球面係数] r6 :ε=0.11112×102 A4 = 0.59605×10-3 A6 = 0.19307×10-4 A8 =-0.22686×10-6 A10= 0.16149×10-7 A12=-0.37848×10-12 r9 :ε=0.21325×10 A4 =-0.13427×10-5 A6 =-0.42970×10-5 A8 = 0.52512×10-7 A10=-0.17889×10-8 A12= 0.13792×10-11
【0077】<実施例4> F=24.3 FNO=4.62 [曲率半径] [軸上面間隔] [屈折率] [アッベ数] r1 -14.175 d1 0.900 N1 1.67339 ν1 29.25 r2 67.471 d2 0.700 r3 7.611 d3 2.800 N2 1.80420 ν2 46.50 r4 -87.028 d4 0.800 r5* -17.544 d5 1.400 N3 1.84666 ν3 23.62 r6* -25.641 d6 1.800 r7 ∞(絞り) d7 1.800 r8 12.092 d8 1.400 N4 1.77250 ν4 49.77 r9 12.660 d9 3.500 r10 -5.714 d10 1.000 N5 1.65446 ν5 33.72 r11 -8.392
【0078】[非球面係数] r5 :ε=-0.48009×10 A4 = 0.28402×10-3 A6 = 0.30420×10-4 A8 =-0.17113×10-5 A10= 0.34253×10-7 A12= 0.76699×10-10 r6 :ε=-0.17925×10 A4 = 0.92843×10-3 A6 = 0.34757×10-4 A8 =-0.13415×10-5 A10= 0.21137×10-7 A12= 0.16438×10-10
【0079】<実施例5> F=24.3 FNO=4.62 [曲率半径] [軸上面間隔] [屈折率] [アッベ数] r1 -14.897 d1 0.900 N1 1.67339 ν1 29.25 r2 22.902 d2 0.300 r3 9.018 d3 2.400 N2 1.80420 ν2 46.50 r4 -31.542 d4 0.500 r5 21.724 d5 1.600 N3 1.84666 ν3 23.62 r6* 23.711 d6 1.400 r7 ∞(絞り) d7 2.200 r8 -7.931 d8 1.500 N4 1.80100 ν4 46.54 r9 -6.908 d9 4.000 r10 -6.100 d10 1.200 N5 1.67339 ν5 29.25 r11 -9.977
【0080】[非球面係数] r6 :ε= 0.15017×102 A4 = 0.18997×10-3 A6 = 0.59954×10-4 A8 =-0.32146×10-5 A10= 0.17821×10-7 A12= 0.29365×10-11
【0081】<実施例6> F=28.0 FNO=4.62 [曲率半径] [軸上面間隔] [屈折率] [アッベ数] r1 -21.233 d1 1.153 N1 1.64769 ν1 31.23 r2 37.825 d2 0.807 r3 8.352 d3 3.690 N2 1.77250 ν2 49.77 r4 -75.858 d4 0.923 r5* -13.184 d5 1.614 N3 1.84666 ν3 23.62 r6* -15.758 d6 1.269 r7 ∞(絞り) d7 7.842 r8 -6.649 d8 1.845 N4 1.58340 ν4 30.23 r9* -10.319
【0082】[非球面係数] r5 :ε= 0.21890×10 A4 = 0.11941×10-3 A6 = 0.27480×10-4 A8 =-0.52443×10-6 A10= 0.45205×10-9 A12= 0.10787×10-11 r6 :ε= 0.10098×102 A4 = 0.63867×10-3 A6 = 0.40871×10-4 A8 =-0.61606×10-6 A10= 0.43646×10-8 A12=-0.19069×10-12 r9 :ε= 0.53513 A4 = 0.77745×10-4 A6 =-0.68463×10-5 A8 = 0.15725×10-6 A10=-0.20548×10-8 A12= 0.80756×10-11
【0083】<実施例7> F=25.7 FNO=4.12 [曲率半径] [軸上面間隔] [屈折率] [アッベ数] r1* -11.121 d1 2.380 N1 1.80518 ν1 25.43 r2* -18.596 d2 1.300 r3 34.820 d3 6.150 N2 1.51680 ν2 64.20 r4 -9.567 d4 1.100 r5 ∞(絞り) d5 7.946 r6* -21.530 d6 2.550 N3 1.58340 ν3 30.23 r7 -15.545 d7 4.700 r8 -9.804 d8 1.000 N4 1.80750 ν4 35.43 r9 -37.037
【0084】[非球面係数] r1 :ε= 0.10000×10 A4 = 0.25169×10-3 A6 = 0.63453×10-5 A8 =-0.80925×10-7 A10=-0.26329×10-9 r2 :ε= 0.10000×10 A4 = 0.37353×10-3 A6 = 0.79093×10-5 A8 =-0.49501×10-7 A10= 0.16560×10-8 r6 :ε=-0.21178×102 A4 =-0.19826×10-3 A6 = 0.30859×10-5 A8 = 0.14779×10-8 A10=-0.25240×10-9
【0085】図1,図3,図5,図7,図9,図11及
び図13は、それぞれ前記実施例1〜7に対応するレン
ズ構成図である。
【0086】実施例1は、物体側より順に、両凹の負レ
ンズ,両凸の正レンズ及び像側に凹の負メニスカスレン
ズから成る前群と,絞り(S)と,像側に凸の正メニスカ
スレンズ及び物体側に凹の負メニスカスレンズから成る
後群とから構成されている。尚、前群中の負メニスカス
レンズの像側の面及び後群中の正メニスカスレンズの像
側の面は非球面である。
【0087】実施例2及び実施例3は、物体側より順
に、両凹の負レンズ,物体側に凸の正メニスカスレンズ
及び像側に凹の負メニスカスレンズから成る前群と,絞
り(S)と,両凸の正レンズ及び物体側に凹の負メニスカ
スレンズから成る後群とから構成されている。尚、前群
中の負メニスカスレンズの像側の面及び後群中の正レン
ズの像側の面は非球面である。
【0088】実施例4は、物体側より順に、両凹の負レ
ンズ,両凸の正レンズ及び物体側に凹の負メニスカスレ
ンズから成る前群と,絞り(S)と,物体側に凸の正メニ
スカスレンズ及び物体側に凹の負メニスカスレンズから
成る後群とから構成されている。尚、前群中の負メニス
カスレンズの両面は非球面である。
【0089】実施例5は、物体側より順に、両凹の負レ
ンズ,両凸の正レンズ及び物体側に凸の正メニスカスレ
ンズから成る前群と,絞り(S)と,像側に凸の正メニス
カスレンズ及び物体側に凹の負メニスカスレンズから成
る後群とから構成されている。尚、前群中の正メニスカ
スレンズの像側の面は非球面である。
【0090】実施例6は、物体側より順に、両凹の負レ
ンズ,両凸の正レンズ及び物体側に凹の負メニスカスレ
ンズから成る前群と,絞り(S)と,物体側に凹の負メニ
スカスレンズから成る後群とから構成されている。尚、
前群中の物体側に凹の負メニスカスレンズの両面及び後
群中の物体側に凹の負メニスカスレンズの像側の面は非
球面である。
【0091】実施例7は、物体側より順に、物体側に凹
の負メニスカスレンズ及び両凸の正レンズから成る前群
と,絞り(S)と,像側に凸の正メニスカスレンズ及び物
体側に凹の負メニスカスから成る後群とから構成されて
いる。尚、前群中の物体側に凹の負メニスカスレンズの
両面及び後群中の像側に凸の正メニスカスレンズの物体
側の面は非球面である。
【0092】図2,図4,図6,図8,図10,図12
及び図14は、それぞれ前記実施例1〜7に対応する収
差図である。実線(d)はd線に対する収差を表わし、破
線(SC)は正弦条件を表わす。更に破線(DM)と実線(DS)は
メリディオナル面とサジタル面での非点収差をそれぞれ
表わしている。
【0093】また、表1は、実施例1〜7における条件
式(1)中のφl/φf、条件式(2)中のφF/φf、条件式
(3)中のφR/φF、条件式(4)中のφ3/φを示し、表2
は、条件式(5)中のNd2、条件式(6)中のν2−ν1、条件
式(7),(19)中の(R1+R2)/(R1-R2)、条件式(8),(20)中の
(R3+R4)/(R3-R4)を示し、表3は、条件式(15),(27)中
のR (-)/F、条件式(18),(28)中のφ(+)/φを示し
ている。
【0094】表4〜表6は、実施例1〜7における条件
式(9)〜(12),(16),(17),(21)〜(24)と対応する非球面
(1面,2面,5面,6面及び9面)についてのずれ量に
関する値(Dev/F)を示している。表7及び表8は、両
面非球面レンズを有する上記実施例における条件式(1
3),(14),(25),(26)と対応する非球面についてのずれ量
の比に関する値(Dev/Dev)を示している。
【0095】
【数1】
【0096】
【表1】
【0097】
【表2】
【0098】
【表3】
【0099】
【表4】
【0100】
【表5】
【0101】
【表6】
【0102】
【表7】
【0103】
【表8】
【0104】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、物
体側から1枚目の第1レンズとして物体側に凹の負レン
ズを有する構成とすることにより、充分な周辺光量を得
ながら収差補正を良好に行い、最も像面側の最終レンズ
として負レンズを有する構成とすることにより、コンパ
クト化を図り、前記条件式(1)を満足する構成とするこ
とにより、像面湾曲の発生を抑えつつコンパクト化を図
ることができる。従って、コンパクト化及び高性能化を
図りつつ広角化が図られたレンズ系を実現することがで
きる。
【0105】更に、前記条件式(2)及び(3)を満足する構
成とすることによって、コンパクト化及び良好な収差補
正をより効果的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のレンズ構成図。
【図2】本発明の実施例1の収差図。
【図3】本発明の実施例2のレンズ構成図。
【図4】本発明の実施例2の収差図。
【図5】本発明の実施例3のレンズ構成図。
【図6】本発明の実施例3の収差図。
【図7】本発明の実施例4のレンズ構成図。
【図8】本発明の実施例4の収差図。
【図9】本発明の実施例5のレンズ構成図。
【図10】本発明の実施例5の収差図。
【図11】本発明の実施例6のレンズ構成図。
【図12】本発明の実施例6の収差図。
【図13】本発明の実施例7のレンズ構成図。
【図14】本発明の実施例7の収差図。
【符号の説明】
(S) …絞り
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 9/00 - 17/08 G02B 21/02 - 21/04 G02B 25/00 - 25/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体側から1枚目のレンズとして物体側に
    凹の負レンズを有し、最も像面側のレンズとして負レン
    ズを有するとともに、次の条件を満足することを特徴と
    するレンズ系; 0.3<φl/φf<2.3-2.8<φF/φf<-0.1 -0.65<φR/φF<0.4 ここで、 φf:物体側から1枚目のレンズのパワー φl:最も像面側のレンズのパワーφF:絞りより前のレンズ群のパワー φR:絞りより後のレンズ群のパワー である
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