JP3082257U

JP3082257U - Ｐｄａのキーボード構造

Info

Publication number: JP3082257U
Application number: JP2001003431U
Authority: JP
Inventors: 森正王
Original assignee: 森正王
Priority date: 2001-05-30
Filing date: 2001-05-30
Publication date: 2001-12-07
Anticipated expiration: 2007-05-30

Abstract

(57)【要約】【課題】操作使用に便利で、或いは折り畳んで最小面
積として携帯に便利であるＰＤＡのキーボード構造の提
供。【解決手段】ケース、キーボードセット、機能キー、
基板及びＰＤＡスタンドで組成されたＰＤＡのキーボー
ド構造において、該ケースが左右方向に開放可能で、キ
ーボードセットを収容可能な長方形を呈し、キーボード
セットが二つの部分に分けられて、ケースのベースとカ
バーの内側面に取り付けられ、且つそのうちの一部分の
キーボード構造がケース内でスライド可能でもう一つの
部分のキーボード構造と一体に組合せ可能で、操作使用
に便利で、或いは折り畳んで最小面積として携帯に便利
であることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種のＰＤＡのキーボード構造に係り、特に全体のキーボードのキースペースとキー数が周知のＰＤＡ構造より大きく、折り畳み後にその占有面積も全体のキーボード構造の半分とされ、携帯及び操作使用に便利なＰＤＡのキーボード構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

現在一般の伝統的なＰＤＡのキーボード構造は、図７に示されるように、電子辞書或いは計算機の形態とされ、それは長方形の形状を呈し、該ケースａはその長辺を回転軸としてカバーａ１が前より後ろに開かれ、並びにケースのベースａ２内側に完全なキーボードセット構造ｂが設けられ、ケースａ中に信号連接器ｃがあり、使用時に、ＰＤＡｄが信号連接器ｃに差し込まれ、キーボード構造ｂによるデータ入力とＰＤＡｄによる伝送が行われる。

【０００３】さらに図７は周知のＰＤＡｄのキーボード構造を示し、十分なキー数量と適当なキーサイズを得るため、ケースａの折り畳み後の面積はあきらかにＰＤＡｄより大きく、このため携帯上、非常に不便であった。また、もし全体のキーボードレイアウト及び寸法が小さ過ぎると、操作使用時に明らかに非常に不便であり、実用性に符合しなかった。

【０００４】上述の伝統的なＰＤＡキーボードは、携帯の利便性と操作の利便性の二つの相互に抵触する条件を求めながら、いずれも達成できず、実際には、全体面積を大きく成り過ぎないようにし、且つキーボードのキーを密集しすぎ或いは小さ過ぎない形態とすることしかできず、使用時に多くの不便があり、ゆえに、研究改良の必要があった。

【０００５】本考案は使用時に最大キーボードレイアウトを有し、折り畳み後に最小の占有面積を有するＰＤＡのキーボード構造を提供する。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主要な目的は、一種のＰＤＡのキーボード構造を提供することにあり、該キーボード構造は、左右を折り合わせて重ねて二分の一の面積にすることができ、使用者の携帯に便利で、且つ展開使用時に、比較的大きなキーボードレイアウト形態を有し、操作使用に便利であるものとする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、ケース、キーボードセット、機能キー、基板及びＰＤＡスタンドで組成されたＰＤＡのキーボード構造において、該ケースが左向き及び右向きに展開可能で筆頭のキーボードセットを収容する長方形とされ、該キーボードセットがケースのベース及びカバーの内側面に取り付けられる二つの部分に分けられ、そのうちの少なくとも一つの部分のキーボード構造がケース内でスライドしてもう一つの部分のキーボード構造と一体に組合せ可能とされたことを特徴とする、ＰＤＡのキーボード構造としている。請求項２の考案は、前記ケースの二側に分けて設けられたキーボード構造、軟性基板により連接され、この二つのキーボード構造がある距離分離可能とされたことを特徴とする、請求項１に記載のＰＤＡのキーボード構造としている。請求項３の考案は、前記ＰＤＡのキーボード構造において、移動可能にキーボード構造を収容するケースの内壁構造と該キーボード構造との間に、凹孔と弾性凸粒が設けられ、該キーボード構造の移動の二つの終点位置に適当な係止機能が設けられたことを特徴とする、請求項２に記載のＰＤＡのキーボード構造としている。請求項４の考案は、前記ＰＤＡのキーボード構造において、ＰＤＡスタンドがケース側辺の中間層に設けられ、該ＰＤＡスタンドがワイヤフレームと支持板を具え、該ワイヤフレームがＵ形を呈し、該ワイヤフレームの開口端がコネクタシートの二側に挿入されて引き出し或いは挿入可能とされ、該開口端のワイヤが内向きに折られてフック部が形成されて支持板に枢接固定され、且つコネクタシートがその長軸を中心としてカバーの材料に枢設され、展開使用時に、ワイヤフレームと支持板が引き出され並びにある角度回されて、展開されて逆Ｖ形状とされ、ＰＤＡが該ＰＤＡスタンド上に放置され、並びにその底部のコネクタとコネクタシートに設けられたコネクタが電気的連接を完成することを特徴とする、請求項３に記載のＰＤＡのキーボード構造としている。請求項５の考案は、前記ＰＤＡのキーボード構造において、ＰＤＡスタンドがケースの側辺の中間層に設けられ、ワイヤフレーム、支持板５２及び位置決め板を具え、ワイヤフレームが二つの相互に対応するＣ形ワイヤで組成され、該ワイヤフレームの二辺がコネクタシートのＣ形滑り溝内に挿入されて引き出し及び挿入可能とされ、該ワイヤフレームの上端のフック部と支持板が枢接固定され、下端のフック部と位置決め板が枢接固定されて一体とされ、支持板の底端に凸部が設けられ、コネクタシートがその長軸を中心としてケースに枢設され、使用時に該ＰＤＡスタンドが引き出されてある角度回されることにより、支持板の底端の凸部が位置決め板の間隔孔に係止され、ＰＤＡが該ＰＤＡスタンド上に支持され、並びにその底部のコネクタとコネクタシートに取り付けられたコネクタが電気的連接を完成することを特徴とする、請求項３に記載のＰＤＡのキーボード構造としている。

【０００８】

【考案の実施の形態】

本考案のＰＤＡのキーボード構造は、ケース、キーボードセット、機能キー、基板及びＰＤＡスタンドで組成されたＰＤＡのキーボード構造において、該ケースが左右方向に開放可能で、キーボードセットを収容可能な長方形を呈し、キーボードセットが二つの部分に分けられて、ケースのベースとカバーの内側面に取り付けられ、且つそのうちの一部分のキーボード構造がケース内でスライド可能でもう一つの部分のキーボード構造と一体に組合せ可能とされる。本考案の全体のキーボードセットは、一つが二つに分けられて相互に重ね合わされて一体とされ、これにより、本考案は折り畳み後の面積が一般に周知のＰＤＡのキーボード構造より非常に小さい。このほか、本考案のこうぞう折り畳み後にキーボード長さの二分の一の面積に容易に減少することができ、ゆえに適度に各一つのキーの寸法及び相互間の距離を拡大でき、使用者がキーを押す操作に便利である。

【０００９】

【実施例】

図１及び図２に示されるように、本考案のＰＤＡのキーボード構造は、ケース１、キーボードセット２、機能キー３、基板４及びＰＤＡスタンド５で組成されている。該ケース１には内蔵式のＰＤＡスタンド５が設けられ、全てのキーボードセット２、機能キー３及び基板４を載置するのに用いられる。キーボードセット２は複数の文字と数字キー２１を具えている。本考案の特徴は以下のとおりである。

【００１０】該ケース１が左右方向に展開可能で一つのキーボードセット２を収容する長方形とされ、キーボードセット２は二つの部分に分けられたキーボード構造（２ａと２ｂ）とされそれぞれケース１のベース１１とカバー１２の内側面に取り付けられ、且つそのうちの一部分のキーボード構造（２ａ或いは２ｂ）がケース（１１或いは１２）内でスライドしてもう一部分のキーボード構造と完全なキーボードセット２を組成する。

【００１１】図２に示されるように、左側のケース（カバー１２）の前後の二側縁内面に滑り溝１４が設けられ、該滑り溝１４の内側に右半部のキーボード構造２ｂが嵌めこまれ、且つキーボード構造２ｂともう一部分のキーボード構造２ａの間が、軟性基板２ｃで連接され、該キーボード構造２ｂが移動可能な状態下にあって、その回路の完全性を有する。また、カバー１２とキーボード構造２ｂの間にそれぞれ凹孔８１と弾性凸粒８２が設けられ（図２参照）、本考案のキーボード構造２ｂが移動する二つの終点位置に適当な係止位置決めの機能が設けられている。さらに図１及び図２に示されるように、本考案のＰＤＡスタンド５は右あるいは左のケース（カバー１２）の中間層中に設けられ、ワイヤフレーム５１及び支持板５２を含み、ワイヤフレーム５１はＵ形を呈し、該ワイヤフレーム５１の開口端５１１がまずコネクタシート１３の二側に挿入されて引き出し或いは挿入可能とされ、さらに該開口端のワイヤが内向きに折られてフック部５１２が形成されて支持板５２に枢接固定され、且つ上述のコネクタシート１３がその長軸を中心としてカバー１２の材料に枢設されている。本考案は展開使用時に、ワイヤフレーム５１と支持板５２が引き出され並びにある角度回されて、展開されて逆Ｖ形状とされ、ＰＤＡ６が該ＰＤＡスタンド５上に放置され、並びにその底部のコネクタ６１とコネクタ７が電気的連接を完成し、これにより本考案の使用目的を達成する。

【００１２】以上により、本考案の全体のキーボードセット２は二つの、ある距離離れたキーボード構造２ａと２ｂとされ、ケースのベース１１とカバー１２の中間に折り畳み空間１５を形成し（図３参照）、さらに右側のカバー１２部分が左側に向けて折り合わされてベース部分と相互に重ね合わされて結合され一体とされる（図４参照）。これにより、本考案の折り畳み後の面積はもとのキーボードセット２の全体面積の２分の１となり、ゆえに一般に周知のＰＤＡのキーボード構造より非常に小さい。このほか、本考案の構造は折り畳み後に容易にキーボードセットの総長の２分の１の面積に減少されるため、携帯の最大範囲内にあって、適度に各一つのキー２１の寸法及び相互間の距離を拡大でき、これにより使用者にキーボードの押圧操作に便利な効果を提供する。

【００１３】図５及び図６に示されるのは、本考案のＰＤＡスタンドのもう一つの実施例であり、この実施例では、ＰＤＡスタンド５はケースの左側（ベース１１）の中間層に設けられ、ワイヤフレーム５１、支持板５２及び位置決め板５３を具え、ワイヤフレーム５１が二つの相互に対応するＣ形ワイヤで構成され、該ワイヤフレーム５１の上端のフック部と支持板５２が枢接固定され、下端のフック部と位置決め板５３が枢接固定されて一体とされ、さらにワイヤフレーム５１の二辺がコネクタシート１３の底面のＣ形滑り溝１３１内に挿入されて引き出し或いは挿入可能とされ、且つ上述のコネクタシート１３が前の実施例と同様にケース１に枢設されている。支持板５２の底端には凸部５２１が設けられ、位置決め板５３の板面に複数の間隔孔５３１が設けられ、使用時に該ＰＤＡスタンド５が引き出されてある角度回されることにより、支持板５２の底端の凸部５２１が位置決め板５３の間隔孔５３１に係止され、ＰＤＡスタンド５の展開使用時の位置決めが安定し実用的であり、考案の目的を達成する。また、図５に示されるように、本実施例中で、支持板５２は上支持板５２ａと下支持板５２ｂの二つが枢接されて一体とされてなり、上支持板５２ａがケースの一部分とされ、且つ展開使用時に下支持板５２ｂの旋回角度の違いにより上支持板５２ａの使用状態に影響を与えることがない。

【００１４】

【考案の効果】

総合すると、本考案のぴ、キーボードセット２の設計が左右の二つの部分で組成され、そのうち少なくとも一つの部分がケース１内を移動可能とされて、このケースがその長辺の中線を以て二つ折りされて重ね合わされることにより、有効及び大幅に折り畳み後の面積を減少でき、且つその展開時に大きなキーボードセット形態を有し、使用者の便利性と実用性を増進している。ゆえに本考案は実用性と進歩性を有する。また本考案の構造とその組織形態はその出願前に出版された刊行物に記載がなく、また公開使用もされていないため、新規性を有し、ゆえに本考案は実用新案登録の要件を具備している。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の分解斜視図である。

【図３】本考案のキーボードセットの分離状態表示図で
ある。

【図４】本考案のキーボード構造の折り畳み組合せ図で
ある。

【図５】本考案のＰＤＡスタンドの別の実施例の分解斜
視図である。

【図６】本考案のＰＤＡスタンドの別の実施例の組合せ
斜視図である。

【図７】周知のＰＤＡのキーボード構造の斜視図であ
る。

【符号の説明】

１ケース２キーボードセット３機能キー４基板５ＰＤＡスタンド６ＰＤＡ７コネクタ１１ベース１２カバー１３コネクタシート１４滑り溝１５折り畳み空間２ａ、２ｂキーボード構造２ｃ軟性基板２１文字と数字キー５１ワイヤフレーム５２支持板５３位置決め板５１１開口端５１２フック部５２１凸部５３１間隔孔５２ａ上支持板５２ｂ下支持板６１コネクタ１３１Ｃ形滑り溝８１凹孔８２弾性凸粒

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ケース、キーボードセット、機能キー、
基板及びＰＤＡスタンドで組成されたＰＤＡのキーボー
ド構造において、該ケースが左向き及び右向きに展開可能で筆頭のキーボ
ードセットを収容する長方形とされ、該キーボードセッ
トがケースのベース及びカバーの内側面に取り付けられ
る二つの部分に分けられ、そのうちの少なくとも一つの
部分のキーボード構造がケース内でスライドしてもう一
つの部分のキーボード構造と一体に組合せ可能とされた
ことを特徴とする、ＰＤＡのキーボード構造。
【請求項２】前記ケースの二側に分けて設けられたキ
ーボード構造、軟性基板により連接され、この二つのキ
ーボード構造がある距離分離可能とされたことを特徴と
する、請求項１に記載のＰＤＡのキーボード構造。
【請求項３】前記ＰＤＡのキーボード構造において、
移動可能にキーボード構造を収容するケースの内壁構造
と該キーボード構造との間に、凹孔と弾性凸粒が設けら
れ、該キーボード構造の移動の二つの終点位置に適当な
係止機能が設けられたことを特徴とする、請求項２に記
載のＰＤＡのキーボード構造。
【請求項４】前記ＰＤＡのキーボード構造において、
ＰＤＡスタンドがケース側辺の中間層に設けられ、該Ｐ
ＤＡスタンドがワイヤフレームと支持板を具え、該ワイ
ヤフレームがＵ形を呈し、該ワイヤフレームの開口端が
コネクタシートの二側に挿入されて引き出し或いは挿入
可能とされ、該開口端のワイヤが内向きに折られてフッ
ク部が形成されて支持板に枢接固定され、且つコネクタ
シートがその長軸を中心としてカバーの材料に枢設さ
れ、展開使用時に、ワイヤフレームと支持板が引き出さ
れ並びにある角度回されて、展開されて逆Ｖ形状とさ
れ、ＰＤＡが該ＰＤＡスタンド上に放置され、並びにそ
の底部のコネクタとコネクタシートに設けられたコネク
タが電気的連接を完成することを特徴とする、請求項３
に記載のＰＤＡのキーボード構造。
【請求項５】前記ＰＤＡのキーボード構造において、
ＰＤＡスタンドがケースの側辺の中間層に設けられ、ワ
イヤフレーム、支持板５２及び位置決め板を具え、ワイ
ヤフレームが二つの相互に対応するＣ形ワイヤで組成さ
れ、該ワイヤフレームの二辺がコネクタシートのＣ形滑
り溝内に挿入されて引き出し及び挿入可能とされ、該ワ
イヤフレームの上端のフック部と支持板が枢接固定さ
れ、下端のフック部と位置決め板が枢接固定されて一体
とされ、支持板の底端に凸部が設けられ、コネクタシー
トがその長軸を中心としてケースに枢設され、使用時に
該ＰＤＡスタンドが引き出されてある角度回されること
により、支持板の底端の凸部が位置決め板の間隔孔に係
止され、ＰＤＡが該ＰＤＡスタンド上に支持され、並び
にその底部のコネクタとコネクタシートに取り付けられ
たコネクタが電気的連接を完成することを特徴とする、
請求項３に記載のＰＤＡのキーボード構造。