JP3082110U - 写真アルバム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 結婚する二人の成長の過程を見易く表示記録
し、長期保存を可能とし、ブライダルグッズの１つとし
て利用し得る写真アルバムを提供すること。 【解決手段】 新郎、新婦の誕生から出会いまでの過程
で撮影した写真に基づいて、それらの写真を複製し、二
人の年代順に対比して一冊の写真冊子に掲載した。前記
写真冊子に掲載された二人の写真２ａ〜２ｈを左右のペ
ージに分けて掲載し、前記写真冊子に掲載された写真２
ａ〜２ｈには、その写真の撮影年月日または年齢、撮影
場所、被写体の対象者名、撮影の目的、エピソード、そ
の他、その写真の説明文３ａ、３ｂを添えてある。前記
写真冊子の全ページには透明な保護フィルムがラミネー
ト加工してある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ブライダルグッズの１つとして利用し得る写真アルバムに関するも のである。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、結婚する二人の出会い以後の写真については、一緒の写真アルバム等 に貼り付けて二人の記録として保存されているが、出会う以前の写真、例えば、 お互いの幼児期、入学式、運動会、学芸会、遠足、修学旅行、卒業式、その他、 二人の生い立ちや成長過程での様々な出来事、人生の節々の行事等についての記 録写真は、これまで相互の両親が子供の成長記録として写真アルバム集等に貼り 付けて大切に保管されているのが通常である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

結婚する二人の生い立ちを記録した写真は、互いの両親が子供の成長記録とし て、従来、両家で別々に保管されていた。そのため、二人の出会い以前の生い立 ち等を撮影した写真を見るには、お互いの実家のアルバムを紐解くしかなく、不 便であり、しかも、本人だけでなく両親、祖父母、他の兄弟や親戚等の写真が一 緒に貼り付けられているため、本人を探すのも大変であり、年代や撮影時期など もばらばらになっていることが多く、見易いものとは言えなかった。

【０００４】 そこで本考案は、結婚する二人の成長の過程を見易く表示記録し、長期保存を 可能とし、ブライダルグッズの１つとして利用し得る写真アルバムを提供するこ とを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため、本考案の請求項１は、新郎、新婦の誕生から出会い までの過程で撮影した写真に基づいて、それらの写真を複製し、二人の年代順に 対比して一冊の写真冊子に掲載したことを特徴とする。

【０００６】 上記構成によれば、結婚する二人の成長の過程を一冊の写真アルバムに年代順 に対比して見易く表示記録することができ、掲載された個々の写真についての表 情や様子から撮影当時の思い出や生い立ちを回想懐古することができ、結婚する 二人の絆を一層深める記念品として、また、両親への感謝の気持ちを表す贈り物 として、或いは、親戚、友人、知人等に二人がより深く理解され、また親近感を 高め、これからの人生に対する指導や援助を仰ぎ易く二人の幸福に貢献し得るブ ライダルグッズの１つとして利用できるものである。

【０００７】 また、前記請求項１に記載の二人の写真を左右のページに分けて掲載したこと を特徴とする。

【０００８】 上記構成によれば、新郎・新婦の幼年期、少年期、少女期、青年期のそれぞれ の年代の複数の写真を適宜まとめて左右のページに編集配分することができ、見 易く、そのころの様子を伺い知ることや、回想することができる。

【０００９】 本考案の請求項３は、前記請求項１に記載の写真冊子に掲載された写真には、 その写真の撮影年月日または年齢、撮影場所、被写体の対象者名、撮影の目的、 エピソード、その他、その写真の説明文を添えてあることを特徴とする。

【００１０】 上記構成によれば、掲載された個々の写真についての表情や様子を容易に理解 し、また、撮影当時の思い出や生い立ちを回想懐古することに一層貢献すること ができる。

【００１１】 さらに、本考案の請求項４は、前記請求項１または２に記載の写真冊子の全ペ ージには透明な保護フィルムがラミネート加工してあることを特徴とする。

【００１２】 上記構成によれば、写真の変色、褪色、破損等を防止して長期保存が可能とな り、万一、お茶やコーヒー等で汚損しても拭き取って直ぐに汚損を解消すること ができる。

【００１３】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を図面に基いて説明する。図１の（Ａ）は本考案に 係る写真アルバムの表紙の正面図、（Ｂ）は二人の乳児期の写真を対比表示した 頁の正面図、（Ｃ）は二人の幼年期の写真を対比表示した頁の正面図、図２の（ Ａ）は二人の少年少女期の写真を対比表示した頁の正面図、（Ｂ）は二人の青年 期の写真を対比表示した頁の正面図を示している。

【００１４】 本考案に係る写真アルバムの表紙は、図１の（Ａ）に示すように、新郎、新婦 の写真アルバムであることを表すのに相応しいオリジナリティーを持たせた適宜 のタイトル１を表示する。例えば、新郎、新婦のセカンドネームを英文字でアン ドマーク（＆）を挟んで表示し、「Pure Story」等の適宜のタイトルを表示す る。表紙と裏表紙とは厚地の紙質で背当て部と一連に製作された長期保存可能な 装丁のものとされ、サイズは、例えば、Ａ４縦型（２９．７ｃｍ×２１．０ｃｍ ）とされ、ページ数も適宜（例えば、１２ページ等）設定され、カバーには、例 えば、ビニールレザーが使用され、ケース付きとされる。

【００１５】 そして、１ページ目には、図１の（Ｂ）に示すように、二人の乳児期の写真２ ａ、２ｂを対比表示し、その写真の説明文３ａを添える。この説明文３ａは、例 えば、新郎・新婦の名前と誕生日を記載し、その他、年齢、撮影年月日等を記載 する。

【００１６】 ２ページ以降のページには、図１の（Ｃ）に示す新郎・新婦の幼年期の写真２ ｃ、２ｄを左右のページに分けて対比表示し、さらに、図２の（Ａ）に示す新郎 新婦の少年少女期の写真２ｅ、２ｆを左右のページに分けて対比表示し、また、 図２の（Ｂ）に示す新郎新婦の青年期の写真２ｇ、２ｈを同一ページに対比表示 する。要するに、新郎・新婦の誕生から出会いまでの二人の成長過程を年代順に 対比して各ページに配分して表示するもので、それぞれの写真にその写真の撮影 年月日または年齢、撮影場所、被写体の対象者名、撮影の目的、エピソード、そ の他、その写真の適宜の説明文３ｂを添えている。

【００１７】 各写真は、新郎・新婦から提供された原本を損傷しない様に複製し、必要な部 数を製作できるようにするものである。このようにすれば、原本は、元の両家の 家族アルバムに戻すことができる。

【００１８】 上記のように原本を複製した写真は、原本そのままでもよいが、適宜編集して 体裁良く対比表示するように配置する。これらの写真を掲載するページは、厚地 の台紙の両面に印画紙を貼り付けて、その上を透明な保護フィルム（図示省略） でラミネート加工して密着被覆させ、表紙と裏表紙との間に二人の年代順に綴じ 込むことによってアルバムを完成させるものである。その場合、写真を掲載する 台紙の両面を使用する関係から、台紙の１枚目の表面と最後の台紙の裏面とは、 片側のページだけを使用することになるので、これらのページには、同じページ に二人の写真を対比表示し、他のページはすべて左右のページに二人の写真を分 けて対比表示するのがよい。

【００１９】 以上、本考案図示の実施の形態につき説明したが、本考案は前記実施の形態に 限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば、原本にはない輪郭線の 追加や一部重複した合成写真の作成、新たな説明文の挿入等の写真編集技術を駆 使したもので構成してもよい。

【００２０】

【考案の効果】

本考案の請求項１によれば、結婚する二人の成長の過程を一冊の写真アルバム に年代順に対比して見易く表示記録することができ、掲載された個々の写真につ いての表情や様子から撮影当時の思い出や生い立ちを回想懐古することができ、 結婚する二人の絆を一層深める記念品として、また、両親への感謝の気持ちを表 す贈り物として、或いは、親戚、友人、知人等に二人がより深く理解され、また 親近感を高め、これからの人生に対する指導や援助を仰ぎ易く二人の幸福に貢献 し得るブライダルグッズの１つとして利用できるものである。

【００２１】 本考案の請求項２によれば、新郎・新婦の幼年期、少年期、少女期、青年期の それぞれの年代の複数の写真を適宜まとめて左右のページに編集配分することが でき、見易く、そのころの様子を伺い知ることや、回想することができる。

【００２２】 本考案の請求項３によれば、掲載された個々の写真についての表情や様子を容 易に理解し、また、撮影当時の思い出や生い立ちを回想懐古することに一層貢献 することができる。

【００２３】 本考案の請求項４によれば、写真の変色、褪色、破損等を防止して長期保存が 可能となり、万一、お茶やコーヒー等で汚損しても拭き取って直ぐに汚損を解消 することができる。

【提出日】平成１３年７月６日（２００１．７．６）

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００５

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため、本考案の請求項１は、新郎、新婦の誕生から出会い までの過程で撮影した写真に基づいて複製した写真を、二人の年代順に対比して 掲載した写真掲載欄を有する ことを特徴とする。

【図面の簡単な説明】

【図１】（Ａ）は本考案に係る写真アルバムの表紙の正
面図、（Ｂ）は二人の乳児期の写真を対比表示した頁の
正面図、（Ｃ）は二人の幼年期の写真を対比表示した頁
の正面図。

【図２】（Ａ）は二人の少年少女期の写真を対比表示し
た頁の正面図、（Ｂ）は二人の青年期の写真を対比表示
した頁の正面図。

【符号の説明】

１ タイトル ２ａ〜２ｈ 写真 ３ａ、３ｂ 説明文

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成１３年７月６日（２００１．７．６）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 新郎、新婦の誕生から出会いまでの過程
   で撮影した写真に基づいて、それらの写真を複製し、二
   人の年代順に対比して一冊の写真冊子に掲載したことを
   特徴とする写真アルバム。
2. 【請求項２】 前記二人の写真を左右のページに分けて
   掲載したことを特徴とする請求項１に記載の写真アルバ
   ム。
3. 【請求項３】 前記写真冊子に掲載された写真には、そ
   の写真の撮影年月日または年齢、撮影場所、被写体の対
   象者名、撮影の目的、エピソード、その他、その写真の
   説明文を添えてあることを特徴とする請求項１又は２に
   記載の写真アルバム。
4. 【請求項４】 前記写真冊子の全ページには透明な保護
   フィルムがラミネート加工してあることを特徴とする請
   求項１〜３の何れかに記載の写真アルバム。