JP3082105B2 - 静電複写機 - Google Patents

静電複写機

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JP3082105B2
JP3082105B2 JP03337996A JP33799691A JP3082105B2 JP 3082105 B2 JP3082105 B2 JP 3082105B2 JP 03337996 A JP03337996 A JP 03337996A JP 33799691 A JP33799691 A JP 33799691A JP 3082105 B2 JP3082105 B2 JP 3082105B2
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裕之 坂本
喜文 石井
弘行 新井
剛 北川
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  • Variable Magnification In Projection-Type Copying Machines (AREA)
  • Light Sources And Details Of Projection-Printing Devices (AREA)
  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走査移動せしめられる
原稿照明ランプを含む可変倍率走査光学手段を備えた静
電複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】複写倍率を変更することができる可変倍
率静電複写機が広く実用に供されており、かかる静電複
写機は、通常、透明板及び静電潜像が形成される静電写
真感光体に加えて、透明板上に載置された原稿の像を可
変投射倍率で感光体上に投射するための可変倍率走査光
学手段を具備している。光学手段はレンズ及び反射鏡に
加えて、透明板上に載置された原稿を照明するための原
稿照明ランプを含んでいる。透明板上に載置された原稿
の像を感光体上に投射する際には、原稿照明ランプは点
灯され、透明板に沿って所定方向に走査移動せしめられ
る。原稿照明ランプの走査移動速度は投射倍率に応じて
変化せしめられる。投射倍率が増大せしめられるとこれ
に応じて走査移動速度が減少せしめられ、投射倍率が減
少せしめられるとこれに応じて走査移動速度が増大せし
められる。走査移動が終了すると、原稿照明ランプは消
灯され、逆方向に戻り移動せしめられる。
【0003】原稿照明ランプの照度、従って原稿照明ラ
ンプの印加電圧は、原稿の濃度及び投射倍率に従って適
宜に制御される。原稿濃度が高くなると原稿照明ランプ
の印加電圧が増大せしめられ、原稿濃度が低くなると原
稿照明ランプの印加電圧が減少せしめられる。投射倍率
が等倍率よりも増大せしめられる場合には、通常、原稿
照射ランプの走査移動速度の減少に起因する必要照度の
減少よりも感光体上の投射面積の増大に起因する必要照
度の増大の方が大きく、原稿照射ランプの印加電圧は増
大せしめられる。投射倍率が等倍率よりも減少せしめら
れる場合には、通常、感光体上の投射面積の減少に起因
する必要照度の減少よりも原稿照明ランプの走査移動速
度の増大に起因する必要照度の増大の方が大きく、原稿
照明ランプの印加電圧は同様に増大せしめられる。
【0004】一方、原稿照明ランプが点灯され、透明板
に沿って走査移動せしめられる時には、原稿照明ランプ
からの放射熱によって透明板が加熱される。通常はガラ
ス製である透明板が過剰に加熱されると、透明板が破損
され或いは透明板に接触する使用者の指が火傷される等
の許容し得ない事態が発生する虞がある。原稿の像を拡
大倍率で感光体上に投射する場合には、原稿の像を等倍
率で感光体上に投射する場合に比べて原稿照明ランプの
走査移動速度が減少せしめられ、従って走査移動の際に
原稿照明ランプから透明板に加えられる放射熱が増大せ
しめられる。かかる事実に鑑みて、通常、投射倍率が等
倍率から増大せしめられるに従って、原稿照明ランプの
走査移動と次の走査移動との間の原稿照明ランプが消灯
されている最短消灯期間、換言すれば複数回の原稿像の
投射を連続的に遂行する時の各走査移動間の間隔を、投
射倍率の増大に応じて漸次増大せしめ、各走査移動間に
透明板を冷却せしめて透明板の過剰加熱を回避してい
る。最短消灯期間を増大せしめると、必然的に単位時間
当たりの最大複写物生成枚数が低減せしめられるが、拡
大複写が遂行されることは比較的少なく、拡大複写の場
合の最大複写物生成枚数の低減は複写機の市場性に特に
影響しない。
【0005】周知の如く、複写機には固定記憶手段(R
OM)及び可変記憶手段(RAM)を含む作動制御手段
も装備されており、走査移動速度の設定及び印加電圧の
設定を含む原稿照射ランプの種々の作動条件の設定も作
動制御手段によって遂行される。可変投射倍率応じた
原稿照射ランプの走査移動速度は一義的に規定される故
に、複写機出荷に先立って固定記憶手段に原稿照射ラン
プの走査移動速度に関する情報が入力され、かかる情報
に基いて原稿照射ランプの走査移動速度が制御される。
従って、複写機据え付け時或いはメインテナンス時等に
おける所謂技術サービスマンの調整によって原稿照射ラ
ンプの走査移動速度制御が変化せしめられることはな
い。他方、原稿照明ランプの印加電圧に関する情報は可
変記憶手段に入力されており、従って複写機据え付け時
或いはメインテナンス時等に、顧客の要求或いは雰囲気
条件等に応じて技術サービスマンによって適宜調整され
得る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した如く原稿の像
の投射倍率が等倍率よりも大きくなる拡大投射の場合に
は、原稿照明ランプの走査移動と次の走査移動との間の
最短消灯時間を拡大倍率の増大に応じて漸次増大せしめ
(かかる制御は固定記憶手段に入力されている情報に基
いて遂行され、従ってサービスマン或いは使用者によっ
て変更されることはない)、かくして透明板の過剰加熱
を防止している。原稿の像の投射倍率が等倍率よりも小
さくなる場合には、通常、感光体上に形成されたトナー
像が転写される普通紙の如きシート部材の搬送等の要因
に起因して、原稿照明ランプの走査移動速度が等倍率よ
りも高速になるに応じて走査移動と次の走査移動との間
の原稿照明ランプの最短消灯時間が必然的に長くなり
(かかる制御も固定記憶手段に入力されている情報に基
いて遂行され、従ってサービスマン或いは使用者によっ
て変更されることはない)、従って透明板が過剰加熱さ
れることはない。
【0007】従って、サービスマン或いは使用者によっ
て変更され得る範囲における透明板の最高加熱条件は、
通常、投射倍率が等倍率であり且つ原稿照明ランプの印
加電圧が最大、即ち定格電圧である時である。そこで、
従来の複写機においては、投射投射が等倍率の場合にお
ける原稿照明ランプの走査移動と次の走査移動との間の
最短消灯間隔を、上記最高加熱条件における透明板の温
度が安全基準乃至規格以下になるように設定している
(かかる設定は固定記憶手段に入力される情報によって
規定され、従ってサービスマン或いは使用者によって変
更されることはない)。然るに、通常、投射倍率が等倍
率の場合の必要照度は拡大投射或いは縮小投射の場合の
必要照度よりも小さく、原稿照明ランプの印加電圧制御
が適切に遂行される限り、投射倍率が等倍率の時に原稿
照射ランプに定格電圧が印加されることはなく、最大必
要照度、従って最大必要印加電圧は投射倍率が最大拡大
倍率から等倍率に向けて減少するに従って減少し、また
投射倍率が最小縮小倍率から等倍率に向けて増大するに
従って減少する。かかる事実は、従来の複写機において
は、投射倍率が等倍率或いはこれに近似する場合には、
原稿照明ランプの走査移動と次の走査移動との間の最短
消灯期間が必要最短時間よりも長く設定され、従って投
射倍率が等倍率或いはこれに近似する場合の単位時間当
たりの最大複写物生成枚数が不必要に制限されているこ
とを意味する。当業者には周知の如く、投射倍率が等倍
率の場合の最大複写物生成枚数は複写機の市場性に大き
な影響を及ぼす。投射倍率が等倍率の場合の最大複写物
生成枚数を増大せしめるために、投射倍率が等倍率の場
合における原稿照明ランプの最短消灯期間を必要最小限
度に減少せしめると、サービスマン或いは使用者が誤っ
て或いは故意に上記最高加熱条件が具現化されるよう
定、即ち投射倍率が等倍率の場合でも原稿照射ランプ
の印加電圧が定格電圧になってしまうように設定した場
合、透明板の温度が安全基準乃至規格を越えてしまう、
という許容し得ない事態が発生する。
【0008】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その技術的課題は、透明板の温度が安全基準乃至
規格を越えてしまうことを確実に阻止するという必要条
件を維持して、投射倍率が等倍率及びこれに近似した倍
率の場合における単位時間当たりの最大複写物生成枚数
が不必要に制限されることを回避することである。
【0009】
【問題を解決するための手段】本発明によれば、原稿照
明ランプの最大必要照度、従って最大必要印加電圧は投
射倍率が最大拡大倍率から等倍率に向けて減少するに従
って減少し、また投射倍率が最小縮小倍率から等倍率に
向けて増大するに従って減少するという事実に着目し、
上記技術的課題を解決するために、原稿照明ランプに印
加され得る最大電圧に関する情報を固定記憶手段に入力
して、原稿照明ランプに印加され得る最大電圧を、投射
倍率が最大拡大倍率から等倍率に向けて減少せしめられ
ると減少せしめ、投射倍率が等倍率から最小縮小倍率に
向けて減少せしめられると増大せしめる。
【0010】即ち、本発明によれば、上記技術的課題を
達成するために、複写すべき原稿が載置される透明板
と、静電写真感光体と、該透明板上に載置された原稿の
像を該感光体上に投射するための、走査移動せしめられ
る原稿照明ランプを含む可変倍率走査光学手段と、固定
記憶手段及び可変記憶手段を含む作動制御手段とを備
え、該固定記憶手段に入力されている情報に基いて、該
原稿照ランプの走査移動速度は投射倍率の増大及び減
少に応じて減少及び増大せしめられ、該光学手段の投射
倍率が拡大倍率の場合には該原稿照明ランプの走査移動
と次の走査移動との間の最短消灯期間が等倍率の場合に
比べて延長せしめられ、該原稿照明ランプの印加電圧に
関する情報は該可変記憶手段に入力される静電複写機に
おいて、該原稿照明ランプに印加され得る最大電圧を該
光学手段の投射倍率に応じて変化せしめる情報が該固定
記憶手段に入力されており、該原稿照明ランプに印加さ
れ得る最大電圧は、該光学手段の投射倍率が最大拡大倍
率から等倍率に向けて減少せしめられると減少せしめら
れ、該光学手段の投射倍率が等倍率から最小縮小倍率に
向けて減少せしめられると増大せしめられる、ことを特
徴とする静電複写機が提供される。
【0011】投射倍率が最大拡大倍率である時及び最小
縮小倍率である時には、原稿照射ランプに印加され得る
電圧を定格電圧にせしめるのが好都合である。印加電圧
の減少及び増大は、投射倍率が最大拡大倍率から等倍率
に向けて減少せしめられるとこれに比例して減少せし
め、投射倍率が等倍率から最小縮小倍率に向けて減少せ
しめられるとこれに反比例して増大せしめることができ
る。
【0012】
【作用】本発明の静電複写機においては、固定記憶手段
に入力された情報に基いて、原稿照明ランプに印加され
得る最大電圧が最大拡大倍率から等倍率に向けて、そし
てまた最小縮小倍率から等倍率に向けて、減少せしめら
れる。従って、投射倍率が等倍率或いはこれに近似した
倍率である場合、原稿照明ランプに印加され得る最大電
圧が定格電圧よりも低い所要電圧に制限され、サービス
マン或いは使用者の過誤に起因して原稿照明ランプに定
格電圧乃至これに近似した不必要に高い電圧が印加され
ることが確実に阻止される。従って、透明板の温度が安
全基準乃至規格を越えることを確実に回避するという条
件を維持して、投射倍率が等倍率或いはこれに近似した
倍率である場合の、原稿照明ランプの走査移動と次の走
査移動との間の最短消灯期間を短縮せしめることがで
き、かくして単位時間当たりの最大複写物生成枚数を増
大せしめることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明に従って構成された静電複写機
の好適実施例について、添付図面を参照して更に詳細に
説明する。
【0014】図1には本発明が適用される静電複写機の
一例が簡略に図示されている。この複写機はハウジング
2を具備しており、ハウジング2の略中央部には回転ド
ラム4が回転自在に装着されている。矢印6で示す方向
に回転駆動せしめられる回転ドラム4の周表面には静電
写真感光体が配設されている。回転ドラム4の周囲には
帯電用コロナ放電器8、現像手段10、転写用コロナ放
電器12及びクリーニング手段14が配設されている。
ハウジング2の上面にはガラス製透明板16が固定され
ており、そしてまた開閉自在な原稿カバー18が配設さ
れている。ハウジング2内の上部には可変倍率走査光学
手段20が配設されている。この光学手段20は原稿照
明ランプ22、第一の反射鏡24、第二の反射鏡26、
第三の反射鏡28、レンス30及び第四の反射鏡32を
含んでいる。ハウジング2の片端にはカセット式シート
部材供給手段34が配設され、ハウジング2の他端には
受皿36が配設されている。ハウジング2内にはシート
部材搬送手段38が配設されている。このシート部材搬
送手段38は搬送ローラ対40、42、44及び46を
含んでいる。搬送ローラ対44と搬送ローラ対46との
間には、協働するローラ対(即ち上側加熱ローラ及び下
側押圧ローラ)から構成された定着手段48が配設され
ている。
【0015】上述した静電複写機においては、原稿カバ
ー18が開動せしめられて透明板16上に複写すべき原
稿が載置される。そして、原稿カバー18が閉動されて
透明板16及びその上に載置された原稿が原稿カバー1
8によって覆われる。静電複写工程は次の通りにして遂
行される。コロナ放電器8が回転ドラム14上の感光体
を一様に帯電し、次いで2点鎖線で示す通り光学手段2
0が透明板16上に載置された原稿の像を感光体上に投
射し、かくして感光体上に静電潜像が形成される。次い
で、現像手段10が静電潜像をトナー像に現像する。一
方、シート部材供給手段34からは普通紙でよいシート
部材が供給され、かかるシート部材がシート部材搬送手
段38によって搬送される。コロナ放電器12が配設さ
れている領域においてシート部材34は回転ドラム14
に密接せしめられ、コロナ放電器12の作用によって感
光体上のトナー像がシート部材に転写される。かかるシ
ート部材12が定着手段48を通る際にトナー像がシー
ト部材に定着され、定着されたトナー像を有するシート
部材、即ち原稿の複写物が受皿36上に排出される。転
写の後に感光体上に残留するトナーはクリーニング手段
14の作用によって除去される。
【0016】透明板16上に載置された原稿の像が光学
手段20によって感光体上に投射される際には、原稿照
明ランプ22に電圧が印加されてこれが点灯される。そ
して、原稿照明ランプ22及び第一の反射鏡24が所要
速度Vで図1において右方に走査移動せしめられると共
に、第二の反射鏡26及び第三の反射鏡28が上記速度
Vの半分の速度V/2で同様に図1において右方に走査
移動せしめられる。かくして、透明板16上に載置され
た原稿が走査され、原稿照明ランプ22によって照射さ
れる原稿からの反射光が第一の反射鏡24、第二の反射
鏡26、第三の反射鏡28、レンズ30及び第四の反射
鏡32を介して感光体上に投射される。所要走査移動が
終了すると、原稿照明ランプ22が消灯され、そして原
稿照明ランプ22、第一の反射鏡24、第二の反射鏡2
6及び第三の反射鏡28が図1において左方に戻り移動
せしめられ、図1に示す初期位置に戻される。
【0017】投射倍率が変更される場合には、レンズ3
0が所要距離移動せしめられると共に第二の反射鏡26
及び第三の反射鏡28の初期位置が変更せしめられる。
加えて、回転ドラム4の回転速度が変更せしめられ、そ
してまた原稿照明ランプ22、第一の反射鏡24、第二
の反射鏡26及び第三の反射鏡28の走査移動速度が変
更される。投射倍率が増大せしめられる時には、回転ド
ラム4の回転速度が減少せしめられると共に、原稿照明
ランプ22、第一の反射鏡24、第二の反射鏡26及び
第三の反射鏡28の走査移動速度が減少せしめられる。
投射倍率が減少せしめられる時には、回転ドラム4の回
転速度が増大せしめられると共に、原稿照明ランプ2
2、第一の反射鏡24、第二の反射鏡26及び第三の反
射鏡28の走査移動速度が増大せしめられる。
【0018】更に、原稿照明ランプ22の照度、従って
これに印加される電圧は、原稿の濃度及び投射倍率に応
じて適宜に制御される。原稿の濃度が高い時には印加電
圧が減少せしめられ、原稿の濃度が低い時には印加電圧
が増大せしめられる。投射倍率が等倍率から最大拡大倍
率に向けて増大せしめられると、これに応じて印加電圧
が漸次増大せしめられ、そしてまた投射倍率が等倍率か
ら最小縮小倍率に向けて減少せしめられると、これに応
じて印加電圧が漸次増大せしめられる。加えて、原稿照
明ランプ22からの放射熱によって加熱される透明板2
2の過剰加熱を回避するために、複写工程が連続的に遂
行される場合における光学手段20の走査移動と次の走
査移動との間における原稿照明ランプ22の最短消灯期
間が、投射倍率の変化に応じて変化せしめられる。投射
倍率が等倍率から最大拡大倍率に向けて増大せしめられ
ると、これに応じて原稿照明ランプ22の最短消灯期間
が漸次増大され、そしてまた投射倍率が等倍率から最小
縮小倍率に向けて減少せしめられると、これに応じて漸
次増大される。
【0019】図1に図式的に示す通り、静電複写機には
ROMから構成される固定記憶手段50及びRAMから
構成される可変記憶手段52を含むマイクロプロセッサ
であるのが好都合である作動制御手段54も装備されて
おり、種々の構成要素の作動はかかる作動制御手段54
によって制御される。光学手段20における原稿照明ラ
ンプ22、第一の反射鏡24、第二の反射鏡26及び第
三の反射鏡28の走査移動速度及び戻り移動速度並びに
原稿照明ランプ22の上記最短消灯期間は、固定記憶手
段50に入力された情報、即ち静電複写機の出荷に先立
って固定記憶手段50に入力された情報に基いて制御さ
れ、従って静電複写機の据え付け或いはメインテナンス
時等にサービスマン或いは使用者が変更することはでき
ない。一方、原稿照明ランプ22の照度、従ってこれに
印加される電圧は、可変記憶手段54に入力される情報
に基いて制御され、従って静電複写機の据え付け或いは
メインテナンス時等にサービスマン或いは使用者が変更
することができる。
【0020】而して、図示の静電複写機における上述し
た通りの構成は、既に当業者には周知のものであり、本
発明に従って改良された静電複写機における新規な特徴
を構成するものではなく、従ってこれらについての詳細
な説明は本明細書においては省略する。
【0021】本発明によれば、静電複写機の出荷に先立
って制御手段54の固定記憶手段50に、原稿照明ラン
プ22に印加され得る最大電圧を次の通りに制限する情
報が入力される。即ち、原稿照明ランプ22の最大必要
照度、従って最大必要印加電圧は投射倍率が最大拡大倍
率から等倍率に向けて減少するに従って減少し、また投
射倍率が最小縮小倍率から等倍率に向けて減少するに従
って減少するという事実に着目して、投射倍率が最大拡
大倍率から等倍率に向けて減少せしめられると減少せし
められ、投射倍率が等倍率から最小縮小倍率に向けて減
少せしめられると増大せしめられるようになす情報が固
定記憶手段50に入力される。図2に示す通り、原稿照
射ランプ22の定格電圧が100Vである場合、投射倍
率が最大拡大倍率(例えば原稿の像の141%拡大)及
び最小縮小倍率(例えば原稿の像の64%縮小)の時の
許容される印加最大電圧を定格電圧に設定し、投射倍率
が等倍率である時の許容される印加最大電圧を定格電圧
の95%即ち95Vに設定することができる。そして、
投射倍率が最大拡大倍率から等倍率に向けて減少せしめ
られると、これに比例して許容される印加最大電圧を直
線的に減少せしめ、また投射倍率が等倍率から最小縮小
倍率に向けて減少せしめられると、これに反比例して直
線的に増大(換言すれば、投射倍率が最小縮小倍率から
等倍率に向けて増大せしめられると、これに比例して許
容される印加最大電圧が直線的に減少)せしめられるよ
うになすことができる。
【0022】本発明に従って構成された静電複写機にお
いては、固定記憶手段50に入力される情報に基いて、
投射倍率が等倍率乃至これに近似する倍率の場合の、原
稿照明ランプ22に印加され得る最大電圧が定格電圧よ
りも小さい所要値に制限され、従って投射倍率が等倍率
乃至これに近似する倍率の場合にサービスマン或いは使
用者の誤り或いは故意によって上記所要値以上の電圧が
原稿照明ランプ22に印加されることが確実に回避され
る。従って、透明板16の温度が所要安全基準乃至規格
を越えることを確実に回避して、投射倍率が等倍乃至こ
れに近似した倍率の場合の、連続複写工程が遂行される
時の原稿照明ランプ22の最短消灯期間を(原稿照明ラ
ンプ22に定格電圧が印加し得る従来の場合に比べて)
短縮し、かくして単位時間当たりの最大複写物生成枚数
を増大せしめることができる。許容印加最大電圧及び最
短消灯期間の一例をあげると、原稿照明ランプ22の定
格電圧が100V、等倍率の時の走査移動速度(即ち原
稿照明ランプ22の図1において右方への移動速度)が
125.66mm/秒、最大拡大倍率は141%でこの
時の走査移動速度が89.12mm/秒、最小縮小倍率
は62%でこの時の走査移動速度が202.68mm/
秒である静電複写機において、原稿照明ランプ22の印
加され得る最大電圧を図2に示す通りに制限し、最大拡
大倍率の時の最短消灯期間を950m秒に最小縮小倍率
の時の最短消灯期間を900m秒に設定すると共に、等
倍率の時の最短消灯期間を300m秒に設定し、かくし
て日本のにならず欧米諸国の安全基準乃至規格を満足す
ることができた。原稿照明ランプ22の上記最短消灯期
間は、投射倍率が最大拡大倍率から等倍率に向けて減少
するに従って、これに比例せしめて直線的に減少せし
め、また投射倍率が等倍率かた最小縮小倍率に向けて減
少するに従って、これに反比例せしめて直線的に増大せ
しめることができる。所望ならば、上記最短消灯期間を
複数段に渡って段階的に変化せしめることもできる。ま
た、原稿照明ランプ22に印加され得る最大電圧も所望
ならば直線的ではなくて段階的に変化せしめることがで
きる。
【0023】
【発明の効果】本発明の静電複写機においては、透明板
の温度が安全基準乃至規格を越えることを確実に回避す
るという条件を維持して、投射倍率が等倍率或いはこれ
に近似した倍率である場合の、原稿照明ランプの走査移
動と次の走査移動との間の必要最短消灯期間を従来の静
電複写機に比べて延長せしめることができ、従って市場
性に大きな影響を与える投射倍率が等倍率或いはこれに
近似した倍率である場合の単位時間当たりの最大複写物
生成枚数を増大せしめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される静電複写機の一例を示す簡
略図。
【図2】図1の静電複写機における光学手段の原稿照明
ランプに印加され得る最大電圧の変化を示す線図。
【符号の説明】
4:回転ドラム(表面に静電写真感光体が配設されてい
る) 16:透明板 20:可変倍率走査光学手段 22:原稿照明ランプ 50:固定記憶手段 52:可変記憶手段 54:作動制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北川 剛 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (72)発明者 氏野 孝二 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−86563(JP,A) 実開 昭63−98539(JP,U) 実開 昭62−173740(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 27/72 G03B 27/34 G03B 27/54

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複写すべき原稿が載置される透明板と、
    静電写真感光体と、該透明板上に載置された原稿の像を
    該感光体上に投射するための、走査移動せしめられる原
    稿照明ランプを含む可変倍率走査光学手段と、固定記憶
    手段及び可変記憶手段を含む作動制御手段とを備え、該
    固定記憶手段に入力されている情報に基いて、該原稿照
    ランプの走査移動速度は投射倍率の増大及び減少に応
    じて減少及び増大せしめられ、該光学手段の投射倍率が
    拡大倍率の場合には該原稿照明ランプの走査移動と次の
    走査移動との間の最短消灯期間が等倍率の場合に比べて
    延長せしめられ、該原稿照明ランプの印加電圧に関する
    情報は該可変記憶手段に入力される静電複写機におい
    て、 該原稿照明ランプに印加され得る最大電圧を該光学手段
    の投射倍率に応じて変化せしめる情報が該固定記憶手段
    に入力されており、該原稿照明ランプに印加され得る最
    大電圧は、該光学手段の投射倍率が最大拡大倍率から等
    倍率に向けて減少せしめられると減少せしめられ、該光
    学手段の投射倍率が等倍率から最小縮小倍率に向けて減
    少せしめられると増大せしめられる、ことを特徴とする
    静電複写機。
  2. 【請求項2】 該光学手段の投射倍率が最大拡大倍率で
    ある時及び最小拡大倍率である時には、該原稿照明ラン
    プに印加され得る最大電圧は該原稿照明ランプの定格電
    圧である、請求項1記載の静電複写機。
  3. 【請求項3】 該原稿照明ランプに印加され得る最大電
    圧は、該光学手段の投射倍率が最大拡大倍率から等倍率
    に向けて減少せしめられるとこれに比例して減少せしめ
    られ、該光学手段の投射倍率が等倍率から最小縮小倍率
    に向けて減少せしめられるとこれに反比例して増大せし
    められる、請求項1又は2記載の静電複写機。
  4. 【請求項4】 該光学手段の投射倍率が等倍率から最大
    拡大倍率に向けて増大せしめられると、これに比例して
    該原稿照明ランプの該最短消灯期間が延長せしめられ
    る、請求項1から3までのいずれかに記載の静電複写
    機。
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