JP3081859B2 - 放電加工装置 - Google Patents

放電加工装置

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JP3081859B2
JP3081859B2 JP04256493A JP25649392A JP3081859B2 JP 3081859 B2 JP3081859 B2 JP 3081859B2 JP 04256493 A JP04256493 A JP 04256493A JP 25649392 A JP25649392 A JP 25649392A JP 3081859 B2 JP3081859 B2 JP 3081859B2
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政典 古谷
泉 福島
昭弘 後藤
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放電加工装置に関する
ものであり、特に、放電加工において放電が途中で途切
れるパルス割れの現象を検出し、そのパルス割れ現象を
回避できる放電加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の放電加工装置における放電
パルスの電圧波形及び電流波形を示す波形図であり、放
電パルスの放電持続時間を一定にすることを特徴とする
放電加工電源の電圧波形(V)と電流波形(I)の一例
である。放電持続時間を一定にすることにより放電加工
面を均一にし、電極消耗比を一定にすることができるな
どの利点がある。しかし、加工深さが深くなったり、加
工面積が変化するなどして、加工状態が不安定になる
と、放電持続時間内であるにも関わらず、放電が途切れ
る、所謂、パルス割れの現象(以下、単にパルス割れと
いう。)が生じる。パルス割れする放電パルスが多数発
生すると、放電加工面が均一でなくなるだけでなく、電
極消耗が多くなり、加工精度が悪くなり、加工速度が低
下するという問題があった。
【0003】パルス割れを検出する装置として特開平3
−55123号公報に開示された方法がある。この方法
は、放電持続時間中に発生するアーク切れ時間を検出
し、予め設定された時間を越えた場合に異常信号を発生
させるというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の放電加工装置では、放電加工において問題となる
電極消耗あるいは放電面の不均一は、放電時間中に発生
するアーク切れ時間よりはむしろパルス割れをしたかど
うかに依存していた。例えば、電極消耗は、放電が発生
した瞬間に最も多くなるため、パルス割れ回数が多けれ
ば多い程消耗し、アーク切れ時間には直接関係しない。
【0005】図7はパルス割れ現象時の波形の一例を示
す波形図であり、パルス割れが発生している電圧波形
(V)と電流波形(I)の一例であるが、例えば(a)
〜(c),(e)の様なアーク切れ時間の短いパルスが
連続して発生した場合、設定値にもよるがアーク切れ時
間で検出するのは困難であり、(d)の様なアーク切れ
時間の長いパルスの方が検出が容易となる。しかしなが
ら(a)〜(c),(e)の様なアーク切れ時間の短い
パルスでも(d)の様なアーク切れ時間の長いパルスと
同様に電極を異常消耗させる。また、特開平3−551
23号公報にはパルス割れ現象を回避する方法について
は、特に、何も開示されていなかった。
【0006】そこで、本発明は、放電加工において、放
電加工面を悪くする、或いは、電極消耗を多くし加工精
度を悪くしたり、加工速度が低下するという問題を持つ
パルス割れの現象を精度よく検出でき、有効的に回避で
きる放電加工装置の提供を課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る放
電加工装置は、電極と被加工物とを加工液を介在させて
対向させ、前記電極と被加工物間にパルス状の電圧を印
加して放電せしめ、その放電エネルギーで被加工物を加
工する放電加工手段と、各放電パルス毎の所望の放電持
続時間内に放電が中断するパルス割れが起きたか否かを
検出するパルス割れ検出手段と、前記パルス割れ検出手
段によって得た前記各放電パルス毎に1回のパルス割れ
が存在するか否かを、所定時間内の放電パルス数全体
占める頻度として計算するパルス割れ頻度計算手段とを
具備するものである。
【0008】請求項2の発明に係る放電加工装置は、
極と被加工物とを加工液を介在させて対向させ、前記電
極と被加工物間にパルス状の電圧を印加して放電せし
め、その放電エネルギーで被加工物を加工する放電加工
手段と、各放電パルス毎の所望の放電持続時間内に放電
が中断するパルス割れが起きたか否かを検出するパルス
割れ検出手段と、前記パルス割れ検出手段によって得た
前記各放電パルス毎に1回のパルス割れが存在するか否
かを、所定時間内の放電パルス数全体に占める頻度とし
て計算するパルス割れ頻度計算手段と、前記パルス割れ
頻度計算手段によりパルス割れした放電パルスの頻度に
応じて加工条件を変更する加工条件変更手段を具備する
ものである。
【0009】請求項3の発明に係る放電加工装置は、
極と被加工物とを加工液を介在させて対向させ、電極と
被加工物間にパルス状の電圧を印加して放電を発生せし
め、その放電エネルギーで被加工物を加工する放電加工
手段と、各放電パルス毎の所望の放電持続時間内に放電
が中断するパルス割れが起きたか否かを検出するパルス
割れ検出手段と、前記パルス割れ検出手段によって得た
前記各放電パルス毎に1回のパルス割れが存在するか否
かを、所定時間内の放電パルス数全体に占める頻度とし
て計算するパルス割れ頻度計算手段と、前記パルス割れ
頻度計算手段によって求めたパルス割れ頻度を表示する
パルス割れ頻度表示手段とを具備するものである。
【0010】
【作用】請求項1の発明の放電加工装置においては、電
極と被加工物とを加工液を介在させて対向させ、電極と
被加工物間にパルス状の電圧を印加して放電加工を行な
うときに、各放電毎に所望の放電持続時間内に放電が中
断してパルス割れが起きたことを検出し、このパルス割
れした放電の放電パルス全体に占める頻度を計算するも
のであるから、パルス割れ現象を精度よく検出できる。
【0011】請求項2の発明の放電加工装置において
は、放電加工を行なうときに、放電持続時間中に放電が
途切れたかどうかをチェックし、その頻度を計算して、
それに基づき加工条件を適正に変更するものであるか
ら、パルス割れの現象を精度よく検出でき、しかも、パ
ルス割れしない加工条件に切換えて放電加工ができる。
【0012】請求項3の発明の放電加工装置において
は、放電加工を行なうときに、放電持続時間中に放電が
途切れたかどうかをチェックし、その頻度を計算・表示
するものであるから、パルス割れ現象を精度よく検出で
き、しかも、パルス割れが起きていることをオペレータ
等に報知できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明の一実施例である放電加工装置の全体構成図
を示すブロック図であり、パルス割れ検出手段を含むブ
ロック図を示す。図において100は電極、101は加
工対象である被加工物、102は直流電源、103はト
ランジスタ等のスイッチング素子、104は抵抗、10
5は電極100と被加工物101との極間で放電が起き
ているかどうかを判定する放電検出手段、106は発振
器、107は設定の放電持続時間中に放電が途切れたこ
とを検出するパルス割れ検出手段、108はパルス割れ
する放電パルスの頻度を計算するパルス割れ頻度計算手
段、109は数値制御(NC)手段、112はパルス割
れの頻度を表示するパルス割れ頻度表示手段、130は
加工液切換手段である。パルス割れ頻度計算手段108
の信号によって加工液切換手段130を制御する。又、
加工液切換手段130により、通常の加工液とパルス割
れを発生しにくい加工液の切換えを行なう。なお、パル
ス割れ頻度計算手段108の信号を数値制御手段109
に一旦送り、数値制御手段109の信号で加工液切換手
段130を制御してもよい。
【0014】図2は本発明の一実施例である放電加工装
置のパルス割れ検出手段を示す回路図であり、パルス割
れ検出手段部分の詳細図である。図において、1,2は
JKフリップフロップ、3はNOTゲート、4はNAN
Dゲート、13はANDゲートの各論理ゲートである。
【0015】図3は図2中の各信号のタイミングを示す
タイミングチャートであり、極間電圧波形及び図2の各
部の波形図である。図において、信号DPBLは電極1
00と被加工物101との極間に電圧を印加する瞬間に
“L”レベルになるパルス状の信号、信号CTMLは放
電中に“L”レベルになる信号、信号TCPHは極間へ
の電圧の印加を止める瞬間に“H”レベルになるパルス
状の信号である。信号CTQHは、極間に電圧が印加さ
れた瞬間に信号DPBLにより“L”レベルになる信号
であり、放電が開始すると同時にJKフリップフロップ
1がリセットされ、“H”レベルになり、そして、放電
が終わり、続いて放電休止時間が終わり、次に極間に電
圧が印加されるまで“H”レベルのまま保持する信号で
ある。信号CTSHは信号CTQHと信号CTMLとを
NANDゲート4を通した信号である。信号CTWHは
放電持続時間中に放電が途切れた場合に“H”レベルに
なる信号であり、この信号CTWHは放電持続時間中に
信号CTSHが“L”レベルになった時に“H”レベル
になる。
【0016】したがって、放電持続時間の終わりに信号
CTWHが“H”レベルならば、その放電はパルス割れ
した放電パルスであり、一方、“L”レベルならば、そ
の放電はパルス割れしていない放電パルスであることを
示している。信号TCPHは放電持続時間の終わりに
“L”レベルになる信号であり、このタイミングで信号
CTWHの判定を行う。
【0017】図4は本発明の一実施例である放電加工装
置のパルス割れ頻度計算手段及びパルス割れ頻度表示手
段を示す回路図である。図中、図1及び図2と同一符号
及び記号は図1及び図2の構成部分と同一または相当す
る構成部分を示す。図において、13はANDゲート、
14は全放電パルスをカウントする第1のカウンタ、1
5はパルス割れした放電パルスをカウントする第2のカ
ウンタ、16は第1のカウンタ14が設定カウント値に
達したタイミングで第2のカウンタ15のカウント数を
ラッチするラッチ回路、17はディジタル信号をアナロ
グ信号に変換するD/A変換器、18は信号を所定の時
間遅らせて伝達する遅延回路、113は電圧計である。
【0018】次に、パルス割れ頻度計算手段及びパルス
割れ頻度表示手段の動作について説明する。この実施例
の放電加工装置のパルス割れ検出手段107では、上述
のように信号TCPHは放電持続時間の終わりに瞬間的
に“H”レベルになるパルス信号であり、このタイミン
グで信号CTWHをチェックし、その放電パルスがパル
ス割れしたかどうかを判定している。したがって、信号
TCPHは全放電パルス数を表し、ANDゲート13を
通った信号はパルス割れした放電パルス数を表してい
る。そこで、第1のカウンタ14がある設定値Nに達し
たときに第2のカウンタ15のカウント数をラッチ回路
16によりラッチし、これをパルス割れ頻度表示手段1
12により表示する。また、第1のカウンタ14が設定
値Nに達すると遅延回路18を通りリセット信号が第1
のカウンタ14、第2のカウンタ15に行き、カウント
をリセットする。
【0019】本実施例の放電加工装置におけるパルス割
れの検出では、パルス割れした放電パルス数を計算・表
示する。一方、従来例で述べた特開平3−55123号
公報に開示されているようなパルス割れした放電時間を
計算・表示するものも考えられる。これらのパルス割れ
検出手段の出力に対して、加工条件を変更しパルス割れ
現象を自動的に回避する手段を図5に示す。図5は本発
明の一実施例である放電加工装置のパルス割れした放電
パルスの頻度に応じて加工条件を変更する加工条件変更
手段を示す回路図である。図において、19はラッチ回
路16のカウント数と第1の設定値とを比較する第1の
マグニチュードコンパレータ、20は同じくラッチ回路
16のカウント数と第2の設定値とを比較する第2のマ
グニチュードコンパレータである。設定値は第1のマグ
ニチュードコンパレータ19の方が、第2のマグニチュ
ードコンパレータ20よりも小さい。114は加工条件
を変更する加工条件変更手段である。
【0020】次に、加工条件変更手段の動作について説
明する。ラッチ回路16の信号を第1のマグニチュード
コンパレータ19、第2のマグニチュードコンパレータ
20でそれぞれの設定値と比較し大小の判定の出力を出
す。また、ラッチ回路16の信号を直接数値制御手段1
09に読込ませて、計算処理することもできる。例え
ば、パルス割れした放電パルスのカウント数が第1のマ
グニチュードコンパレータ19の設定値を越えたときに
サーボ電圧を上げ、第2のマグニチュードコンパレータ
20の設定値を越えたときに極間に印加する電圧を上げ
る制御を行う。パルス割れする頻度が比較的少ない場合
には、サーボ電圧を上げることで加工状態を回復するこ
とができるが、頻度が多くなるとサーボ電圧の変更では
回復が困難であり、印加電圧を高くすることが効果的で
ある。このマグニチュードコンパレータを更に多く設
け、細かく加工条件を制御することも可能である。他に
操作する加工条件としては、ジャンプ量、放電休止時間
等がある。また、加工を停止してオペレータ等に警告す
るのも効果的である。
【0021】このように、本実施例の放電加工装置は、
電極100と被加工物101とを絶縁性加工液を介在さ
せて対向させ、電極100と被加工物101間にパルス
状の電圧を印加して放電を発生せしめ、その放電エネル
ギーで被加工物101を加工する既に周知の放電加工手
段と、前記各放電毎に所望の放電持続時間内に放電が中
断してパルス割れが起きたことを検出する図2に示す回
路構成のパルス割れ検出手段107と、前記パルス割れ
した放電の放電パルス全体に占める頻度を計算する図4
に示す回路構成のパルス割れ頻度計算手段108とを備
えている。
【0022】即ち、本実施例の放電加工装置は、電極1
00と被加工物101とを絶縁性加工液を介在させて対
向させ、電極100と被加工物101間にパルス状の電
圧を印加して放電加工を行なうときに、各放電毎に所望
の放電持続時間内に放電が中断してパルス割れが起きた
ことを検出し、このパルス割れした放電の放電パルス全
体に占める頻度を計算するものである。
【0023】したがって、パルス割れの頻度を求めるこ
とにより、従来のようにアーク切れ時間でパルス割れを
検出するのに比べ、パルス割れ現象を精度よく検出でき
る。このため、アーク切れ時間の短いパルスが連続して
発生した場合等にも、パルス割れ現象を精度よく検出で
きるので、これを利用すれば、放電加工において、パル
ス割れ現象を有効的に回避することが可能である。
【0024】特に、本実施例の図5の説明で述べたよう
に、パルス割れ頻度計算手段108によるパルス割れし
た放電パルスの頻度に応じて加工条件を変更する加工条
件変更手段114を設ければ、放電加工を行なうとき
に、放電持続時間中に放電が途切れたかどうかをチェッ
クし、その頻度を計算して、それに基づき加工条件を適
宜変更できる。つまり、放電毎に、設定の放電持続時間
内に放電が中断したかどうかを検出することによってパ
ルス割れした放電を検出し、その頻度をカウンタにより
カウントして、その頻度に応じて加工条件を適宜切換え
るものである。したがって、パルス割れの現象を精度よ
く検出でき、しかも、パルス割れしない加工条件に切換
えて放電加工ができるので、放電加工面を良好に保ち、
電極消耗を少なくし、加工精度をよくすることができ
る。この結果、常に、良好な加工状態を維持できる。
【0025】また、本実施例の図4の説明で述べたよう
に、パルス割れ頻度計算手段108によって求めたパル
ス割れ頻度を表示するパルス割れ頻度表示手段112を
設ければ、放電加工を行なうときに、放電持続時間中に
放電が途切れたかどうかをチェックし、その頻度を計算
・表示することができる。したがって、パルス割れ現象
を精度よく検出でき、しかも、パルス割れが起きている
ことをオペレータ等に報知できるので、加工を停止して
加工条件を変更する等の適正な対策を適宜施すことがで
きる。この結果、放電加工面を良好に保ち、電極消耗を
少なくし、加工精度を高めることができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
放電加工装置は、放電加工手段と、パルス割れ検出手段
と、パルス割れ頻度計算手段とを備え、電極と被加工物
とを加工液を介在させて対向させ、電極と被加工物間に
パルス状の電圧を印加して放電加工を行なうときに、
放電パルス毎の所望の放電持続時間内に放電が中断する
パルス割れが起きたか否かを検出し、検出した前記各放
電パルス毎のパルス割れが存在するか否かを、所定時間
内の放電パルス数全体に占める頻度として計算すること
により、パルス割れ現象を精度よく検出できるので、こ
れを利用すれば、放電加工において、パルス割れ現象を
有効的に回避することが可能である。
【0027】請求項2の発明の放電加工装置は、放電加
工手段と、パルス割れ検出手段と、パルス割れ頻度計算
手段と、加工条件変更手段とを備え、放電加工を行なう
ときに、各放電パルス毎の所望の放電持続時間内に放電
が中断するパルス割れが起きたか否かを検出し、検出し
た前記各放電パルス毎のパルス割れが存在するか否か
を、所定時間内の放電パルス数全体に占める頻度として
計算して、それに基づき加工条件を適正に変更すること
により、パルス割れの現象を精度よく検出でき、しか
も、パルス割れしない加工条件に切換えて放電加工がで
きるので、放電加工面を良好に保ち、電極消耗度を減少
し、加工精度を高めることができる。
【0028】請求項3の発明の放電加工装置は、放電加
工手段と、パルス割れ検出手段と、パルス割れ頻度計算
手段と、パルス割れ頻度表示手段とを備え、各放電パル
ス毎の所望の放電持続時間内に放電が中断するパルス割
れが起きたか否かを検出し、検出した前記各放電パルス
毎のパルス割れが存在するか否かを、所定時間内の放電
パルス数全体に占める頻度として計算し、表示すること
により、パルス割れ現象を精度よく検出でき、しかも、
パルス割れが起きていることをオペレータ等に報知でき
るので、加工条件を変更する等の適正な対策を適宜施す
ことができ、放電加工面を良好に保ち、電極消耗を少な
くし、加工精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例である放電加工装置の
全体構成図を示すブロック図である。
【図2】図2は本発明の一実施例である放電加工装置の
パルス割れ検出手段を示す回路図である。
【図3】図3は図2中の各信号のタイミングを示すタイ
ミングチャートである。
【図4】図4は本発明の一実施例である放電加工装置の
パルス割れ頻度計算手段及びパルス割れ頻度表示手段を
示す回路図である。
【図5】図5は本発明の一実施例である放電加工装置の
パルス割れした放電パルスの頻度に応じて加工条件を変
更する加工条件変更手段を示す回路図である。
【図6】図6は従来の放電加工装置における放電パルス
の電圧波形及び電流波形を示す波形図である。
【図7】図7はパルス割れ波形の一例を示す波形図であ
る。
【符号の説明】
1 JKフリップフロップ 2 JKフリップフロップ 3 NOTゲート 4 NANDゲート 13 ANDゲート 14 カウンタ 15 カウンタ 16 ラッチ回路 17 D/A変換器 18 遅延回路 19 マグニチュードコンパレータ 20 マグニチュードコンパレータ 100 電極 101 被加工物 105 放電検出手段 106 発振器 107 パルス割れ検出手段 108 パルス割れ頻度計算手段 109 数値制御手段 112 パルス割れ頻度表示手段 113 電圧計 114 加工条件変更手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 昭弘 愛知県名古屋市東区矢田南五丁目1番14 号 三菱電機株式会社 名古屋製作所内 (72)発明者 河津 秀俊 愛知県名古屋市東区矢田南五丁目1番14 号 三菱電機株式会社 名古屋製作所内 (56)参考文献 特開 平3−55123(JP,A) 特開 平4−322910(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23H 1/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極と被加工物とを加工液を介在させて
    対向させ、前記電極と被加工物間にパルス状の電圧を印
    加して放電せしめ、その放電エネルギーで被加工物を加
    工する放電加工手段と、各放電パルス毎の 所望の放電持続時間内に放電が中断
    パルス割れが起きたか否かを検出するパルス割れ検出
    手段と、前記パルス割れ検出手段によって得た前記各放電パルス
    毎に1回のパルス割れが存在するか否かを、所定時間内
    の放電パルス数全体 に占める頻度として計算するパルス
    割れ頻度計算手段とを具備することを特徴とする放電加
    工装置。
  2. 【請求項2】 電極と被加工物とを加工液を介在させて
    対向させ、前記電極と被加工物間にパルス状の電圧を印
    加して放電を発生せしめ、その放電エネルギーで被加工
    物を加工する放電加工手段と、各放電パルス毎の 所望の放電持続時間内に放電が中断
    パルス割れが起きたか否かを検出するパルス割れ検出
    手段と、前記パルス割れ検出手段によって得た前記各放電パルス
    毎に1回のパルス割れが存在するか否かを、所定時間内
    の放電パルス数全体 に占める頻度として計算するパルス
    割れ頻度計算手段と、 前記パルス割れ頻度計算手段によりパルス割れした放電
    パルスの頻度に応じて加工条件を変更する加工条件変更
    手段とを具備することを特徴とする放電加工装置。
  3. 【請求項3】 電極と被加工物とを加工液を介在させて
    対向させ、電極と被加工物間にパルス状の電圧を印加し
    て放電を発生せしめ、その放電エネルギーで被加工物を
    加工する放電加工手段と、各放電パルス毎の 所望の放電持続時間内に放電が中断
    パルス割れが起きたか否かを検出するパルス割れ検出
    手段と、前記パルス割れ検出手段によって得た前記各放電パルス
    毎に1回のパルス割れが存在するか否かを、所定時間内
    の放電パルス数全体 に占める頻度として計算するパルス
    割れ頻度計算手段と、 前記パルス割れ頻度計算手段によって求めたパルス割れ
    頻度を表示するパルス割れ頻度表示手段とを具備するこ
    とを特徴とする放電加工装置。
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JP6385598B1 (ja) * 2017-04-11 2018-09-05 三菱電機株式会社 放電加工機の電源制御装置

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