JP3081491B2 - ドレンパン及びこのドレンパンを備えた空気調和機 - Google Patents

ドレンパン及びこのドレンパンを備えた空気調和機

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JP3081491B2 JP07040751A JP4075195A JP3081491B2 JP 3081491 B2 JP3081491 B2 JP 3081491B2 JP 07040751 A JP07040751 A JP 07040751A JP 4075195 A JP4075195 A JP 4075195A JP 3081491 B2 JP3081491 B2 JP 3081491B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和機に組み込まれ
るドレンパン及びこのドレンパンを備えた空気調和機に
関する。
【0002】
【従来の技術】実公昭50−32356号公報で示され
るように、発泡ポリスチレン(発泡スチロール)の表面
を真空成形したポリスチレンシート(スチロールシー
ト)で被覆したドレンパンを用いる技術が公知である。
これは、発泡スチロールがビーズの蒸気による発泡成形
であるために形状や厚み、及び金型構造や成形条件によ
ってビーズ同志が充分に融合せず、成形された単品では
強度的に弱く、且つ水漏が発生する虞れがあるとの理由
によるもので、発泡スチロールとスチロールシートとが
同じスチロール樹脂であるので発泡成形温度で融着して
お互いに良く接合される。
【0003】しかしながら、スチロールシートは耐薬品
性、耐オイル性が非常に悪く、特に、このドレンパンを
組み込んだ空気調和機を、油を用いて作業を行うプレス
工場や厨房室などに据付けて空調する場合、空気調和機
内に吸い込まれる室内空気中のオイルミストやシンナー
などの溶剤でドレンパンのスチロールシートの表面にク
ラックが発生したりスチロールシートが溶けたりしてド
レンパンから凝縮水が漏てしまい、室内の壁面や床面が
漏てしまうという問題点を有していた。
【0004】これに対して、耐油性のあるポリプロピレ
ンでドレンパンを製造するものが実公昭54−3374
7号公報で提示されている。
【0005】一方、ドレンパンは湿気が多いことから、
菌が繁殖して寒天状のいわゆるスライムが形成されやす
く、このようなスライムが形成されると衛生上好ましく
ないだけでなく、凝縮水の排出が妨げられて、凝縮水が
室内に滴下するおそれがある。このため、熱交換器の凝
縮水を受けるドレンパンの表面に抗菌剤入りの塗料を塗
布する技術が公知である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の実公昭54−3
3747号公報で提示されたドレンパンは、ポリプロピ
レン等の外皿と内皿とを組み合わせてビス締めする構造
であるため組立作業性が悪いと共に、外皿と内皿との間
の空気層で断熱するようにしたので断熱効果が劣るとい
う問題点を有していた。
【0007】また、ドレンパンの表面に抗菌剤入りの塗
料を塗布する技術においては、塗料の塗布後に乾燥させ
る必要があり、製造工程が複雑になるとともに手間がか
かるという問題点がある。
【0008】更に、抗菌剤入りの塗料を塗布した場合に
は、表面に傷が付くと抗菌剤入りの塗料が剥がれ落ち易
くなり、抗菌効果を確実に発揮できないという問題点が
ある。
【0009】本発明は、製造が容易であり、且つ抗菌効
果を確実に発揮できるドレンパン及びこのドレンパンを
備えた空気調和機に関する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、ドレンパンが耐油性を有
する結晶性樹脂に抗菌剤を添加した表面層を備えたもの
である。
【0011】請求項2に記載の発明は、ドレンパンが断
熱性材料により形成された本体と、この本体において凝
縮水を受ける表面側に設けられた表面層とを備え、この
表面層は耐油性を有する結晶性樹脂に抗菌剤を添加した
抗菌層及び本体の断熱性材料と同質の材料から形成され
た支持層を有し、前記支持層を前記本体に融着したもの
である。
【0012】請求項3に記載の発明は、空気調和機が、
耐油性を有する結晶性樹脂に抗菌剤を添加した表面層を
有するドレンパンを備えたものである。
【0013】請求項4に記載の発明は、空気調和機が、
断熱性材料により形成された本体と、この本体において
凝縮水を受ける表面側に設けられた表面層とを備え、こ
の表面層は耐油性を有する結晶性樹脂に抗菌剤を添加し
た抗菌層及び本体の断熱性材料と同質の材料から形成さ
れた支持層を有し、前記支持層を前記本体に融着したド
レンパンを備えたものである。
【0014】
【作用】請求項1に記載の発明は、ドレンパンの表面層
に耐油性を有する結晶性樹脂(分子が格子状に配列)を
用いていることから、油が多く用いられる厨房室やプレ
ス工場に設置されても、油等によるクラックの発生が防
止され、水漏れを防止できる。
【0015】更に、ドレンパンの表面層に抗菌剤を添加
しており、抗菌剤を塗布していないので、ドレンパンの
製造工程において乾燥工程が必要なく、製造工程が容易
になるとともに、表面に傷が付いた場合においても、抗
菌剤が剥がれ落ちることがほとんどないため、抗菌効果
を確実に発揮できる。
【0016】請求項2に記載の発明は、本体の材料と同
質の材料から形成された支持層を本体に融着しているか
ら両者のなじみが良く本体に表面層を確実且つ容易に接
続できる。
【0017】請求項3に記載の発明は、空気調和機が請
求項1に記載のドレンパンを有するから、空気調和機に
使用されるドレンパンとして、水漏れの防止、製造工程
の容易、且つ抗菌効果を確実に発揮できる。
【0018】請求項4に記載の発明は、空気調和機が請
求項2に記載のドレンパンを有するから、空気調和機に
使用されるドレンパンとして、水漏れの防止、製造工程
の容易、且つ抗菌効果を確実に発揮できるほか、本体と
表面層との接続が確実且つ容易にできる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。
【0020】図1は、本実施例に係るドレンパン2を備
えた空気調和機5を示している。
【0021】空気調和機5は、そのケース7内に、冷媒
が導入される熱交換器9と、送風機11と、プレフィル
タ17と空気清浄器3とを備えており、ケース7の正面
及び上部に吸込口13、正面の斜め下側には、吹出口1
5が形成されている。吹出口15の上方には本発明の実
施例にかかるドレンパン2が配置されており、熱交換器
9の凝縮水を受けて、ドレンホース16に導いて排出す
るようになっている。また、吹出口15には、熱交換後
の空気を案内するように、縦羽根19、水平羽根18が
設けられている。
【0022】ドレンパン2は、図2にその断面を示すよ
うに、本体21と、熱交換器9の凝縮水を受ける表面に
設けられた表面シート(表面層)23とから構成されて
いる。
【0023】本体21は、発泡成形された発泡ポリスチ
レンにより、所定の形状に製造されている。この発泡成
形することにより断熱効果が高められている。また、発
泡ポリスチレンを用いることにより、安価に且つ容易に
本体21を製造することができる。
【0024】本体21としては、発泡ポリスチレンに限
らず、断熱性を有し、且つ成型容易な材料であれば、こ
れに限ることはなく、例えば、PP(ポリプロピレ
ン)、PVDC(塩化ビニリデンなどの発泡ビーズ)、
PE(ポリエチレン)等を用いることもできる。
【0025】表面シート23は、耐油性を有する結晶性
樹脂に抗菌剤(例えばヨード系の抗菌剤、濃度2%)を
添加して製造されている。
【0026】ドレンパン2の表面層に耐油性を有する結
晶性樹脂(分子が格子状に配列)を用いているのは、油
が多く用いられる厨房室やプレス工場に設置されても、
油等によるクラックの発生を防止し、水漏れを防止する
ためである。
【0027】このような耐油性を有する結晶性樹脂とし
ては、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニリデン
樹脂、ナイロン、ポリエステル等の樹脂がある。
【0028】抗菌剤を混入しているのは、菌が繁殖して
寒天状のいわゆるスライムが生じるのを防止するためで
ある。このようにスライムを防止することによって病原
菌の温床の原因を除去して衛生的にすることができる。
しかも、スレイムの発生が防止されていて、凝縮水がス
ムーズにドレンホース16から排出される。
【0029】このような抗菌剤としては、適切な殺菌効
果を有するものであることは勿論であるが、一般的な住
環境において使用するためには、人体への毒性や環境へ
の悪影響がないことが条件となる。このような条件を満
たす抗菌剤としては、次のようなものを挙げることがで
きる。
【0030】パラクロロメタキシレノール及び2−5−
シクロロ−4−ブロモフェノールなどのフェノール類、
N−(フロロジクロロメチルチオ)−フタルイミド及び
NN−ジメチル−N´−フェニル−N´−(フロロジク
ロロメチルチオ)−スルファミドなどのハロアルキル
類、1−(4−クロロフェニル)−3−ヨードプロパギ
ールホルマール及び1−[(ジヨードメチル)スルフォ
ニル]−4−メチルベンゼンなどのヨード類、2−(4
−チアゾリル)−ベンツイミダゾール及びベンツイミダ
ゾリルカルバミン酸メチルエステル及び2−メトキシカ
ルボニルアミノベンツイミダゾールなどのベンツイミダ
ゾール類、2−チオシアノ−メチルチオ−ベンゾチアゾ
ール及び1,2−ビス(3−メトキシカルボニル−2−
チオウレイド)ベンゼンなどのベンゾチアゾール類、テ
トラメチルチウラムジスルフィド及びエチレンビス(ジ
チオカルバミン酸)亜鉛などのチオカーバメート類、ビ
ス(2−ピリジルチオ−1−オキシド)亜鉛及び2,
3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルフェニ
ル)ピリジン及び2,4−ジクロロ−6−(オルト−ク
ロロアニリノ)−1,3,5−トリアジンなどの異種環
式窒素化合物、8−オキシキノリン銅及び2−3−ジク
ロロ−1,4−ナフトキノンなどのキノン類、1,2−
ベンツイソチアゾリン−3−オン及び2−n−オクチル
−4−イソチアゾリン−3−オンなどのイソチアゾリン
類、塩化ベンザルコニウム及び1,1´−ヘキサメチレ
ンビス[5−(4−クロロフェニル)ビグアニド]ジヒ
ドロクロリドなどの第4級アンモニウム塩類、2,4,
5,6−テトラクロロイソフタノニトリルをはじめとす
るシアネート類、サリシルアニリドをはじめとするアニ
リド類,10,10´−オキシビスフェノキサアルシン
をはじめとする有機砒素類、1−(3−クロロアリル)
−3,5,7−トリアザ−1−アゾニアアダマンタンク
ロリド、α−ブロモシンナムアルデヒド、2,4,4−
トリクロロ−2´−ヒドロキシジフェニールエーテルな
どである。
【0031】更に、本実施例では、ドレンパンの表面層
に抗菌剤を添加しており、抗菌剤を塗布するものでない
から、ドレンパンの製造工程において従来必要とされた
乾燥工程(時間のかかる工程)が必要なく、製造工程が
容易になるとともに、表面に傷が付いた場合において
も、抗菌剤が剥がれ落ちることがほとんどないため、抗
菌効果を確実に発揮できる。
【0032】表面シート23は、本実施例では、図3の
(b)に示すように、2層のシートを接着したものが用
いられている。即ち、表面シート23は耐油性を有する
結晶性樹脂に抗菌剤が添加抗菌された抗菌シート23a
と、ハイインパクトポリスチレン(HIーPS)シート
23bとを接着剤25で接着した2層構造となってい
る。
【0033】このように、ハイインパクトポリスチレン
シート23bを設けているのは、本体21bと表面シー
ト23とのなじみがよく、且つ接合を容易にするためで
ある。
【0034】ポリスチレン層としてハイインパクトポリ
スチレンシート23bを用いているのは、衝撃強度を高
めるためである。このようなハイインパクトポリスチレ
ンはポリスチレンにゴム成分を混入して作られている。
【0035】尚、接着剤25としては、合成ゴム系の接
着剤等が用いられる。
【0036】次に、添付図面の図3を参照して、本実施
例にかかるドレンパンの製造方法を説明する。
【0037】本実施例にかかるドレンパン2は、以下の
工程を経て製造される。 (1)始めに、表面シート23を製造する。図3の
(a)及び(b)に示すように、抗菌シート23a及び
ハイインパクトポリスチレンシート23bをそれぞれ製
造するが、抗菌シート23aは結晶性樹脂に抗菌剤を混
入してフィルム状に形成する。
【0038】このような抗菌シート23a及びハイイン
パクトポリスチレンシート23bは、それぞれ、押し出
し加工された後に、接着剤により接着する。
【0039】(2)次に、図3の(c)に示すように、
表面シート23をヒータ41で加熱し、表面シート23
を熱により柔らかくする。
【0040】(3)次に、表面シート23を用いてドレ
ンパンを製造する。図4の(a)に示すように、表面シ
ート23を型42に載置し、バキュームにより型42の
内表面の形状に沿って密着させる。そして、余分な部分
をカットする。
【0041】続いて、図4の(b)に示すように金型4
3にビース状のポリスチレンを充填し、一方の金型43
aと上述のようにして得られた表面シート23を載置し
た他方の金型43bとを合わせた後、110℃前後の蒸
気により加熱してドレンパンの本体21に表面シート2
3を融着したドレンパン2を製造する。
【0042】このように、抗菌シート23aとハイイン
パクトポリエチレンシート23bは押し出し加工された
後に接着されて表面シート23が製造され、表面シート
23と発泡ポリスチレンの本体21はこの発泡ポリスチ
レンの発泡成形時に同時に融着されるため、ドレンパン
2は容易に製作される。
【0043】次に、本実施例によるドレンパン2の作用
について説明する。
【0044】このドレンパン2は熱交換器9からの凝縮
水を受ける。ドレンパン2ではその内表面が耐油性のあ
る結晶性樹脂で被覆されているので、熱交換器に付着し
ている打抜き油、ベンディング油、トリエタンや空気中
のオイルミストやシンナーなどの溶剤が触れることによ
り表面にクラックが発生してドレンパン2から凝縮水が
漏れ出てしまう、といった虞れはない。
【0045】しかも、表面シート23は、同じ系の接着
剤で接着されており、ドレンパン2の本体21のポリス
チレンと同様な材質のハイインパクトポリスチレンシー
ト23bを有する2層構造としているから、このシート
23bと本体21との接着性も非常によい。
【0046】更に、ドレンパンの表面層には抗菌シート
23aが設けられているので、その抗菌作用により、ス
ライムの生成が防止でき、衛生的である。また、抗菌剤
を塗布するものでないから表面に傷が付いた場合でも、
抗菌剤が剥がれ落ちることがほとんどないため、抗菌効
果を確実に発揮できる。 (試験例)本願の表面シート23(本願のもの)と、非
晶性樹脂であるABS樹脂に本願のものと同一、同割合
の抗菌剤が添加された表面シート(比較例)とにおい
て、複数の条件下でハローテストを実施した。このハロ
ーテストの結果を表1に示す。
【0047】
【表1】
【0048】このハローテストは、初期の場合と、温度
を70℃に保った状態で7日間経過後の場合と、流水1
リットル/分の中に浸した状態で7日間経過後の場合と
に条件を変えて実施した。本願のものは、いずれの条件
においてもハロー(発育阻止帯)が確認され、抗菌剤の
効果が確認された。しかし、比較例のものではいずれも
ハローができなかった(初期のものにのみ、わずかにハ
ローが確認された)。
【0049】本発明は、上述した一実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であ
る。
【0050】例えば、抗菌剤を添加した表面層は、本実
施例では本体と同様な成分であるポリスチレンシートと
抗菌シートとを有する2層構造としたが、これに限ら
ず、抗菌シート(抗菌剤を添加した表面層)のみであっ
ても同様な効果を得ることができる。この場合には、抗
菌シート(表面層)には、本体21と接着性のよいもの
を用いるのが望ましい。
【0051】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、耐油性を有
する結晶性樹脂に抗菌剤を添加した表面層を有する構成
であるから、その耐油性により油が多く用いられる厨房
室やプレス工場に設置されても、油等によるクラックの
発生が防止され、水漏れを防止できる。また、結晶性樹
脂に抗菌剤を添加しており、従来のように抗菌剤を塗布
するものでないから、ドレンパンの製造工程において乾
燥工程が必要なくなり、製造工程が容易になるととも
に、表面に傷が付いた場合でも、抗菌剤が剥がれ落ちる
ことがほとんどないため、抗菌効果を確実に発揮でき
る。
【0052】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明の効果に加えて、本体の材料と同質の材料から
形成された支持層を本体に融着しているから両者のなじ
みが良く本体に表面層を確実に且つ容易に接続できる。
【0053】請求項3に記載の発明では、空気調和機
が、請求項1に記載のドレンパンを有するから、水漏れ
の防止、製造工程の容易、且つ抗菌効果を確実に発揮で
きるという効果を有する。
【0054】請求項4に記載の発明では、空気調和機が
請求項2に記載のドレンパンを有するから、水漏れの防
止、製造工程の容易、且つ抗菌効果を確実に発揮できる
ほか、本体と表面層との接続が確実且つ容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に用いられる空気調和機の断
面図である。
【図2】本発明の実施にかかるドレンパンの断面図であ
る。
【図3】図2に示すドレンパンの表面シートの製造工程
を示す図であり、(a),(b)は断面図、(c)は側
面図である。
【図4】図3に示す表面シートを用いてドレンパンを製
造する製造工程を示す断面である。
【符号の説明】
2 ドレンパン 5 空気調和機 21 本体 23 表面シート(表面層)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚本 兼司 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−87361(JP,A) 実開 昭63−87479(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/00 361

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐油性を有する結晶性樹脂に抗菌剤を添
    加した表面層を有することを特徴とするドレンパン。
  2. 【請求項2】 断熱性材料により形成された本体と、こ
    の本体において凝縮水を受ける表面側に設けられた表面
    層とを備え、この表面層は耐油性を有する結晶性樹脂に
    抗菌剤を添加した抗菌層及び本体の断熱性材料と同質の
    材料から形成された支持層を有し、前記支持層が前記本
    体に融着されていることを特徴とするドレンパン。
  3. 【請求項3】 耐油性を有する結晶性樹脂に抗菌剤を添
    加した表面層を有するドレンパンを備えたことを特徴と
    する空気調和機。
  4. 【請求項4】 断熱性材料により形成された本体と、こ
    の本体において凝縮水を受ける表面側に設けられた表面
    層とを備え、この表面層は耐油性を有する結晶性樹脂に
    抗菌剤を添加した抗菌層及び本体の断熱性材料と同質の
    材料から形成された支持層を有し、前記支持層が前記本
    体に融着されたドレンパンを備えたことを特徴とする空
    気調和機。
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EP2600075A3 (en) * 2011-12-01 2017-03-15 Carrier Corporation Molded parts and methods of manufacture

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