JP3081482U - 釣竿の補助グリップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 釣り人が長時間釣竿を保持することによる腕
や手の痛みを防止すると共に、不注意で釣竿が脱落する
ことを防止した、釣竿の補助グリップの提供。 【解決手段】 上方の円弧形スリーブとそれに対向する
下方の前後の円弧形スリーブを具え、上方の円弧形スリ
ーブ及び下方の前後の円弧形スリーブの両側にそれぞれ
外向きに突伸する左右の折り片が設けられ、該折り片に
孔が穿たれ、軸で枢設され、下方の前後の円弧形スリー
ブが活動式に套設され、右の折り片にネジ孔が設けら
れ、さらにネジ部品で釣竿の末端のリール装置に近い竿
体が、上方の円弧形スリーブとその下方の前後の円弧形
スリーブ内部の収容空間に結束され結合され一体とさ
れ、上方の円弧形スリーブの後端近く円弧当接体が設け
られ、その前端近くの上部に斜向棒体が延設されてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、一種の釣竿の補助グリップに係り、特に、手で釣竿を持ち上げるこ とによる痛みや釣竿の滑り落ちを防止する、釣竿の補助グリップに関する。

【０００２】

【従来の技術】

現在魚釣りの習慣は、一般にリール装置を利用した釣竿で魚を釣る。魚釣りの 過程で、手部で釣竿を魚が釣れるまで保持し（図１参照）、釣竿前端の餌を交換 するときに、休息できる。手部で釣竿を保持する時間が長くなるほど、腕や手の 筋肉が緊張し、痛みや筋肉の損傷を発生しやすく、また、釣りの時に、釣竿が滑 り落ちやすく（何故なら手部だけで釣竿を保持するため）、制御が難しかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

以上から、周知の釣竿は魚釣り当時に、手部で握持する釣竿が滑り落ちやすい ことは明らかであり、このため補助グリップを釣竿末端の竿体部分に運用するこ とが、本考案の主要な課題である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、上方の円弧形スリーブとそれに対向する下方の前後の円弧 形スリーブを具え、上方の円弧形スリーブ及び下方の前後の円弧形スリーブの両 側にそれぞれ外向きに突伸する左右の折り片が設けられ、該折り片に孔が穿たれ 、軸で枢設され、下方の前後の円弧形スリーブが活動式に套設され、右の折り片 にネジ孔が設けられ、さらにネジ部品で釣竿の末端のリール装置に近い竿体が、 上方の円弧形スリーブとその下方の前後の円弧形スリーブ内部の収容空間に結束 され結合され一体とされ、上方の円弧形スリーブの後端近く円弧当接体が設けら れ、その前端近くの上部に斜向棒体が延設され、釣り人が長時間釣竿を保持する ことによる腕や手の痛みを防止すると共に、不注意による釣竿の脱落を防止した ことを特徴とする、釣竿の補助グリップとしている。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案の釣竿の補助グリップは、上方の円弧形スリーブとそれに対向する下方 の前後の円弧形スリーブを具え、上方と下方の前後の円弧形スリーブが釣竿の末 端のリール装置近くの竿体部分に取り付けられ、上方の円弧スリーブ及びその下 方の前後の円弧形スリーブの両側にそれぞれ外側に向けて突伸する左右の折り片 が設けられ、該折り片に孔が穿たれ、軸で枢設され、下方の前後の円弧形スリー ブが活動式に套設され、右の折り片にネジ孔が設けられ、さらにネジ部品で上方 と下方の円弧形スリーブがネジ止めされ結合されて一体とされ、上方の円弧形ス リーブの後端近くに円弧当接体が設けられ、その前端近くの上部に斜向棒体が延 設され、釣り人の腕が上方の円弧形スリーブの円弧当接体に当接して手部で斜向 棒体が握持され、釣り人の長期の釣竿保持による手や腕の痛みを免除し、或いは 釣竿の滑り落ちを防止する。

【０００６】 本考案の釣竿の補助グリップは長期に釣竿を保持することによる手や腕の痛み を発生する欠点を解消している。

【０００７】

【実施例】

図２、３は本考案の補助グリップの斜視図である。該補助グリップ１は、上方 の円弧形スリーブ２と、該上方の円弧形スリーブ２に対向する下方の前後の円弧 形スリーブ３、３’を具えて釣竿４の末端のリール装置４１に近い竿体４０部分 に套設され（釣竿４が上方の円弧形スリーブ２、下方の前後の円弧形スリーブ３ 、３’内部の収容空間２００、３００、３００’内に被覆される）、該上方の円 弧形スリーブ２及びその下方の前後の円弧形スリーブ３、３’の両側それぞれに 、外側に向けて突伸する左右の折り片２０、２１、３０、３１、３０’、３１’ が設けられ、左折り辺２０、３０、３０’に孔２２、３２、３２’が穿たれ、軸 ２２１、２２１’により枢設され、下方の前後の円弧形スリーブ３、３’が活動 式に套設される。右の折り片２１、３１、３１’にネジ孔２２０、３２０、３２ ０’が設けられ、さらにネジ部品５で上方の円弧形スリーブ２、下方の前後の円 弧形スリーブ３、３’がネジ止めされ結合されて一体とされ、上方の円弧形スリ ーブ２の後端近くに円弧当接体２３が設けられ、その前端近くの上部に斜向棒体 ２４が延設され、釣り人の手腕６が上方の円弧形スリーブ２の円弧当接体２３に 当接して手部６０で斜向棒体２４が握持され（図４参照）、釣り人の長期の釣竿 ４保持による手腕６の痛みを免除し、釣竿４を保持する力を節約し、或いは不注 意による釣竿４の脱落を防止し、釣りの楽しみを破壊しない。

【０００８】 また、図５、６は、本考案の補助グリップと孔径が不一致の釣竿への取り付け 状況を示す。そのうち補助グリップ１の上方の円弧形スリーブ２とその下方の前 後の円弧形スリーブ３、３’内部の収容空間２００、３００、３００’は、異な る孔径寸法の釣竿４、４’に組合せ可能とされ、これによりその使用範囲が増加 し、単一規格の釣竿に使用が限定されない。

【０００９】

【考案の効果】

本考案は以下のような優れた点と特徴を有している。 １．本考案は釣竿を手腕で保持することによる痛みを防止し、また不注意によ る釣竿の脱落を防止し、釣竿の保持の制御を行いにくい問題を防止し、釣りの楽 しみを妨害することがない。 ２．本考案の補助グリップは、上下の対向する円弧形スリーブを釣竿の末端の リール装置近くの竿体部分に套設し、上方の円弧形スリーブと下方の前後の円弧 形スリーブの両側にそれぞれ外向きに突伸する左右の折り辺が設けられ、左折り 辺に孔が穿たれて、軸で枢設され、これにより下方の前後の円弧形スリーブが活 動式に套設され、右折り辺にネジ孔が設けられ、さらにネジ部品で上方の円弧形 スリーブと下方の前後の円弧形スリーブがネジ止めされ結合されて一体とされ、 上方の円弧形スリーブの前端近くに円弧当接体が設けられ、その後端近くの上部 に斜向棒体が延設され、釣り人の手腕が上方の円弧形スリーブの円弧当接体に当 接され並びに手部でその上の斜向棒体が握持されることにより、釣り人の長期に 釣竿を保持することによる手腕の痛みを防止できる。 ３．本考案の補助グリップは速やかに且つ緊密に釣竿の末端近くの竿体に套設 され（釣竿竿体が補助グリップの上方の円弧形スリーブと下方の前後の円弧形ス リーブ内部に被覆される）、取り付け時間を節約できるほか、使用者の手部の釣 竿を握持する力を節約でき、手腕の痛みを発生せず、手部に握持する釣竿を脱落 させない。 ４．本考案の補助グリップの上方の円弧形スリーブ及びその下方の前後の円弧 形スリーブの内部の収容空間は異なる孔径寸法の釣竿に組合せ可能で、使用範囲 が増加され、単一規格の釣竿への使用に限定されない。

【図面の簡単な説明】

【図１】周知の釣竿の斜視図である。

【図２】本考案の分解斜視図である。

【図３】本考案の組合せ状況図である。

【図４】本考案の使用状況図である。

【図５】本考案の補助グリップを孔径の比較的大きな釣
竿に取り付けた状況図である。

【図６】本考案の補助グリップを孔径の比較的小さい釣
竿に取り付けた状況図である。

【符号の説明】

１ 補助グリップ ２ 上方の円弧形スリ
ーブ ２０ 左の折り辺 ２００ 収容空間 ２１ 右の折り辺 ２２ 孔 ２２０ ネジ孔 ２２１ 軸 ２２１’ 軸 ２３ 円弧当接体 ２４ 斜向棒体 ３ 前方の円弧形スリ
ーブ ３’ 後方の円弧形スリーブ ３０ 左の折り辺 ３０’ 左の折り辺 ３００ 収容空間 ３００’ 収容空間 ３１ 右折り辺 ３１’ 右折り辺 ３２ 孔 ３２０’ ネジ孔 ４ 釣竿 ４’ 釣竿 ４０ 竿体 ４１ リール装置 ５ ネジ部品 ６ 手腕 ６０ 手部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上方の円弧形スリーブとそれに対向する
   下方の前後の円弧形スリーブを具え、上方の円弧形スリ
   ーブ及び下方の前後の円弧形スリーブの両側にそれぞれ
   外向きに突伸する左右の折り片が設けられ、該折り片に
   孔が穿たれ、軸で枢設され、下方の前後の円弧形スリー
   ブが活動式に套設され、右の折り片にネジ孔が設けら
   れ、さらにネジ部品で釣竿の末端のリール装置に近い竿
   体が、上方の円弧形スリーブとその下方の前後の円弧形
   スリーブ内部の収容空間に結束され結合され一体とさ
   れ、上方の円弧形スリーブの後端近く円弧当接体が設け
   られ、その前端近くの上部に斜向棒体が延設され、釣り
   人が長時間釣竿を保持することによる腕や手の痛みを防
   止すると共に、不注意による釣竿の脱落を防止したこと
   を特徴とする、釣竿の補助グリップ。