JP3081344B2 - 食器・トレー仕分け装置 - Google Patents
食器・トレー仕分け装置Info
- Publication number
- JP3081344B2 JP3081344B2 JP04037784A JP3778492A JP3081344B2 JP 3081344 B2 JP3081344 B2 JP 3081344B2 JP 04037784 A JP04037784 A JP 04037784A JP 3778492 A JP3778492 A JP 3778492A JP 3081344 B2 JP3081344 B2 JP 3081344B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tray
- tableware
- receiving member
- separation structure
- sorting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
- Special Conveying (AREA)
- Specific Conveyance Elements (AREA)
- Sorting Of Articles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、使用済の食器を搭載し
たトレーを食器とトレーに自動的に分離仕分けする食器
・トレー仕分け装置に関する。
たトレーを食器とトレーに自動的に分離仕分けする食器
・トレー仕分け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従業員食堂や学生食堂等においては、使
用済の食器がトレーに搭載されて多数返却されるため、
これらを洗浄して、分離仕分けすることは、食事提供者
にとって大きな負担である。そこで、シャワーを備えた
流し台を備えつけて、利用者が食器やトレーに水をかけ
て食品の残滓を洗い落とすと共に、これらを仕分けして
返却する方法が採用される場合がある。
用済の食器がトレーに搭載されて多数返却されるため、
これらを洗浄して、分離仕分けすることは、食事提供者
にとって大きな負担である。そこで、シャワーを備えた
流し台を備えつけて、利用者が食器やトレーに水をかけ
て食品の残滓を洗い落とすと共に、これらを仕分けして
返却する方法が採用される場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような方法は利用
者にとって極めて不便であり、特定の時間にトレーの返
却が集中すると混雑する等の問題もあった。
者にとって極めて不便であり、特定の時間にトレーの返
却が集中すると混雑する等の問題もあった。
【0004】このような不便さを解消するための装置と
して、例えば、使用済の食器が搭載されたトレーをベル
トコンベアに乗せて搬送し、搬送中に食器に向けて水ま
たは空気を噴射して、食器をトレーから吹き飛ばして分
離する装置が考えられる。しかし、このような装置は、
噴射圧力値と噴射領域を、食器の種類や重さによって、
予め設定しておく必要があるため、汎用性のある装置に
適用するには不向きである。
して、例えば、使用済の食器が搭載されたトレーをベル
トコンベアに乗せて搬送し、搬送中に食器に向けて水ま
たは空気を噴射して、食器をトレーから吹き飛ばして分
離する装置が考えられる。しかし、このような装置は、
噴射圧力値と噴射領域を、食器の種類や重さによって、
予め設定しておく必要があるため、汎用性のある装置に
適用するには不向きである。
【0005】以上の問題点に鑑み、本発明の課題は、食
器、トレーの形状、種類、大きさ等に限定されず、使用
済の食器が搭載されたトレーを食器とトレーに自動的に
仕分け可能な食器・トレー仕分け装置を実現することに
ある。
器、トレーの形状、種類、大きさ等に限定されず、使用
済の食器が搭載されたトレーを食器とトレーに自動的に
仕分け可能な食器・トレー仕分け装置を実現することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明に係る食器・トレー仕分け装置において講
じた手段は、水平または傾斜回転軸の回りに連続または
間欠的に旋回可能な分離構造体を1または2以上備えて
おり、分離構造体は、その外部から引き渡される食器搭
載のトレーをその裏側(分離構造体の旋回方向側)で支
持する第1のトレー受け部材と、第1のトレー受け部材
から離反転倒するトレーをその表側(分離構造体の旋回
方向と反対側)で受け止め支持する食器通過部を有する
第2のトレー受け部材と、食器通過部を介して落下する
食器を受け止める食器停留室とを有することを特徴とす
る。
めに、本発明に係る食器・トレー仕分け装置において講
じた手段は、水平または傾斜回転軸の回りに連続または
間欠的に旋回可能な分離構造体を1または2以上備えて
おり、分離構造体は、その外部から引き渡される食器搭
載のトレーをその裏側(分離構造体の旋回方向側)で支
持する第1のトレー受け部材と、第1のトレー受け部材
から離反転倒するトレーをその表側(分離構造体の旋回
方向と反対側)で受け止め支持する食器通過部を有する
第2のトレー受け部材と、食器通過部を介して落下する
食器を受け止める食器停留室とを有することを特徴とす
る。
【0007】ここに、複数組の食器とトレーを連続的に
効率よく仕分けするために、分離構造体は、回転軸の回
りに複数配置されていることが望ましい。
効率よく仕分けするために、分離構造体は、回転軸の回
りに複数配置されていることが望ましい。
【0008】また、トレーを第1のトレー受け部材と第
2のトレー受け部材の間の定位置に支持すると共に、ト
レーが位置ずれすることなく転倒するように、第1のト
レー受け部材と第2のトレー受け部材の間の回転軸側に
は、トレーの先端縁を受け止めて位置決めする位置決め
部材を備えていることが好ましい。
2のトレー受け部材の間の定位置に支持すると共に、ト
レーが位置ずれすることなく転倒するように、第1のト
レー受け部材と第2のトレー受け部材の間の回転軸側に
は、トレーの先端縁を受け止めて位置決めする位置決め
部材を備えていることが好ましい。
【0009】さらに、食器またはトレーを定位置で支持
すると共に、確実に排出できるように、第1のトレー受
け部材の裏側、第2のトレー受け部材の表側及び食器停
留室の内側は、ローラのロール面になっていることが好
ましい。
すると共に、確実に排出できるように、第1のトレー受
け部材の裏側、第2のトレー受け部材の表側及び食器停
留室の内側は、ローラのロール面になっていることが好
ましい。
【0010】そして、仕分けと共に、食器またはトレー
に付着していた食品残滓を落下させて除去するために、
第1のトレー受け部材、第2のトレー受け部材及び食器
停留室の周囲には、食器またはトレーに付着していた食
品残滓の通過部が形成されていることが好ましい。
に付着していた食品残滓を落下させて除去するために、
第1のトレー受け部材、第2のトレー受け部材及び食器
停留室の周囲には、食器またはトレーに付着していた食
品残滓の通過部が形成されていることが好ましい。
【0011】本発明においては、仕分けと共に、食器及
びトレーを洗浄するために、分離構造体の内部に向けて
水を噴射する噴射部材を有していることが好ましい。
びトレーを洗浄するために、分離構造体の内部に向けて
水を噴射する噴射部材を有していることが好ましい。
【0012】
【作用】以上の構成からなる本発明に係る食器・トレー
仕分け装置において、食器搭載のトレーを第1のトレー
受け部材の裏側に搬入して、ここに支持された状態とす
る。この状態で、分離構造体が連続または間欠的に旋回
すると、トレーは第1のトレー受け部材から離反して、
分離構造体の旋回方向側に転倒し、第2のトレー受け部
材の表側に受け止められて支持される。ここで、第2の
トレー受け部材は食器通過部を有しており、トレーに搭
載されていた食器は、この食器通過部から通過してい
き、そこに配置されている食器停留室に受け止められ
る。これによりトレーと食器は分離された状態になる。
この状態で、分離構造体は、さらに旋回して、トレーを
第2のトレー受け部材に支持された状態から分離構造体
の外へ、食器を食器停留室に支持された状態から分離構
造体の外へ、それぞれ所定の位置で排出し、仕分けす
る。
仕分け装置において、食器搭載のトレーを第1のトレー
受け部材の裏側に搬入して、ここに支持された状態とす
る。この状態で、分離構造体が連続または間欠的に旋回
すると、トレーは第1のトレー受け部材から離反して、
分離構造体の旋回方向側に転倒し、第2のトレー受け部
材の表側に受け止められて支持される。ここで、第2の
トレー受け部材は食器通過部を有しており、トレーに搭
載されていた食器は、この食器通過部から通過してい
き、そこに配置されている食器停留室に受け止められ
る。これによりトレーと食器は分離された状態になる。
この状態で、分離構造体は、さらに旋回して、トレーを
第2のトレー受け部材に支持された状態から分離構造体
の外へ、食器を食器停留室に支持された状態から分離構
造体の外へ、それぞれ所定の位置で排出し、仕分けす
る。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例に係る食器・トレー仕
分け装置を説明する。
分け装置を説明する。
【0014】(全体構成)図1は、本例の食器・トレー
仕分け装置の全体構成を示すために、装置のハウジング
の一部を切欠した概略側面図である。
仕分け装置の全体構成を示すために、装置のハウジング
の一部を切欠した概略側面図である。
【0015】同図において、1は食器・トレー仕分け装
置であり、使用済の食器2が搭載されたトレー3を搬入
するロープコンベア11を有する搬入部4と、ハウジン
グ1aの内部でトレー3と食器2とに分離仕分けする仕
分け部5と、仕分け部5から排出されたトレー3をハウ
ジング1aの外部に搬出するロープコンベア31を有す
るトレー搬出部6と、仕分け部5から排出された食器2
をベルトコンベア41に案内するシュートコンベア42
を有する食器搬出部7とから構成されている。
置であり、使用済の食器2が搭載されたトレー3を搬入
するロープコンベア11を有する搬入部4と、ハウジン
グ1aの内部でトレー3と食器2とに分離仕分けする仕
分け部5と、仕分け部5から排出されたトレー3をハウ
ジング1aの外部に搬出するロープコンベア31を有す
るトレー搬出部6と、仕分け部5から排出された食器2
をベルトコンベア41に案内するシュートコンベア42
を有する食器搬出部7とから構成されている。
【0016】ここで、仕分け部5は、ロープコンベア1
1から食器2を搭載したトレー3を受取り、矢印Aの方
向への間欠旋回動作によって食器2とトレー3とを仕分
けする羽根車状の分離構造体21と、ハウジング側面1
a′の側に設置され、ロープコンベア11の上のトレー
3及び食器2に向けて水を噴射する2本のシャワーノズ
ル22aと、ハウジング1aの上部に設置され、分離構
造体21の内部に向けて水を噴射する3本のシャワーノ
ズル22bと、噴射された水と共に、ハウジング1aの
下方に落下してくる食品残滓が集積される貯留室23と
を有している。
1から食器2を搭載したトレー3を受取り、矢印Aの方
向への間欠旋回動作によって食器2とトレー3とを仕分
けする羽根車状の分離構造体21と、ハウジング側面1
a′の側に設置され、ロープコンベア11の上のトレー
3及び食器2に向けて水を噴射する2本のシャワーノズ
ル22aと、ハウジング1aの上部に設置され、分離構
造体21の内部に向けて水を噴射する3本のシャワーノ
ズル22bと、噴射された水と共に、ハウジング1aの
下方に落下してくる食品残滓が集積される貯留室23と
を有している。
【0017】さらに、ハウジング1aの上方にはシャワ
ーノズル22a,22bの給水管24が接続され、ハウ
ジング側面1a′の下方には貯留室23から食品残滓及
び水を排出するための排水管25が接続されている。
ーノズル22a,22bの給水管24が接続され、ハウ
ジング側面1a′の下方には貯留室23から食品残滓及
び水を排出するための排水管25が接続されている。
【0018】分離構造体21は、垂直に対向する一対の
円形の側板211、212と、これらの側板211,2
12の中心に連結する水平回転軸213と、側板21
1、212の間で、水平回転軸213の側から外周側に
向けて配置された6つの食器受け部材214と、これら
の受け部材214に約60°の角度をもって、その外周
端縁から分離構造体21の外周端縁にまで配置された6
つの第1のトレー受け部材215と、これらの受け部材
215に対し、矢印Aの方向に約30°の角度をもって
配置された第2のトレー受け部材216とを備える羽根
車状のものであり、第1のトレー受け部材215と第2
のトレー受け部材216の間にトレー支持室21aが形
成され、隣合う食器受け部材214の間に食器停留室2
1bが形成されている。
円形の側板211、212と、これらの側板211,2
12の中心に連結する水平回転軸213と、側板21
1、212の間で、水平回転軸213の側から外周側に
向けて配置された6つの食器受け部材214と、これら
の受け部材214に約60°の角度をもって、その外周
端縁から分離構造体21の外周端縁にまで配置された6
つの第1のトレー受け部材215と、これらの受け部材
215に対し、矢印Aの方向に約30°の角度をもって
配置された第2のトレー受け部材216とを備える羽根
車状のものであり、第1のトレー受け部材215と第2
のトレー受け部材216の間にトレー支持室21aが形
成され、隣合う食器受け部材214の間に食器停留室2
1bが形成されている。
【0019】(搬入部)ここで、装置1の各部分の構成
を詳述する。まず、搬入部4は、ハウジング側面1a′
と脚部12aによって水平に固定されたコンベア台12
と、この内部からハウジング1aの内部にまで配置され
たロープコンベア11とを備えており、ロープコンベア
11は、コンベア台12の内部のプーリ11aと、ハウ
ジング1aの内部のプーリ11bと、これらのプーリ1
1a,11bの間でトレー3の幅に比して狭い間隔をも
って張架され、矢印Bの方向に回転する一対のコンベア
用ロープ11d,11eとからなっている。さらに、プ
ーリ11bの近傍には近接スイッチ14が配置されて、
トレー3が搬送されてくるタイミングと分離構造体21
の間欠旋回動作とが連動可能になっている。
を詳述する。まず、搬入部4は、ハウジング側面1a′
と脚部12aによって水平に固定されたコンベア台12
と、この内部からハウジング1aの内部にまで配置され
たロープコンベア11とを備えており、ロープコンベア
11は、コンベア台12の内部のプーリ11aと、ハウ
ジング1aの内部のプーリ11bと、これらのプーリ1
1a,11bの間でトレー3の幅に比して狭い間隔をも
って張架され、矢印Bの方向に回転する一対のコンベア
用ロープ11d,11eとからなっている。さらに、プ
ーリ11bの近傍には近接スイッチ14が配置されて、
トレー3が搬送されてくるタイミングと分離構造体21
の間欠旋回動作とが連動可能になっている。
【0020】(仕分け部)図2は分離構造体21の構成
を示す分解斜視図であり、図2に示す如く、分離構造体
21は、中心部に開口部211aが形成され、その周囲
に4つの貫通穴211bが形成された円板状の側板21
1と、この側板211と同形であって、開口部212a
及び4つの貫通穴212bが形成された側板212と、
それらの開口部211a,212aに差し込まれる小径
部213a,213bを両軸端とする水平回転軸213
と、側板212の外側で水平回転軸213に連結される
円板状の位置検知板217とを有している。この位置検
知板217には、鍔部217aと、鍔部217aに比し
て小径の固定軸217bとが連結されており、その周囲
には、4つの貫通穴217cと、さらに外周側の6つの
検知穴217dが形成されている。ここに、固定軸21
7bが、開口部212aを貫通して水平回転軸213の
小径部213bの内部に差し込まれた状態で、ボルトが
貫通穴217c,212bを貫通して水平回転軸213
の端面にねじ込まれ、位置検知板217及び側板212
が水平回転軸213に連結される。ここで、位置検知板
217の両側には、位置検知板217の検知穴217d
を利用して分離構造体21の旋回位置を感知するための
光センサーが配置される。一方、水平回転軸213の他
方の軸端側では、4本のボルト213cが貫通穴211
bを貫通して水平回転軸213の端面の4つのねじ孔2
13a′にねじ込まれ、側板211が水平回転軸213
に連結される。
を示す分解斜視図であり、図2に示す如く、分離構造体
21は、中心部に開口部211aが形成され、その周囲
に4つの貫通穴211bが形成された円板状の側板21
1と、この側板211と同形であって、開口部212a
及び4つの貫通穴212bが形成された側板212と、
それらの開口部211a,212aに差し込まれる小径
部213a,213bを両軸端とする水平回転軸213
と、側板212の外側で水平回転軸213に連結される
円板状の位置検知板217とを有している。この位置検
知板217には、鍔部217aと、鍔部217aに比し
て小径の固定軸217bとが連結されており、その周囲
には、4つの貫通穴217cと、さらに外周側の6つの
検知穴217dが形成されている。ここに、固定軸21
7bが、開口部212aを貫通して水平回転軸213の
小径部213bの内部に差し込まれた状態で、ボルトが
貫通穴217c,212bを貫通して水平回転軸213
の端面にねじ込まれ、位置検知板217及び側板212
が水平回転軸213に連結される。ここで、位置検知板
217の両側には、位置検知板217の検知穴217d
を利用して分離構造体21の旋回位置を感知するための
光センサーが配置される。一方、水平回転軸213の他
方の軸端側では、4本のボルト213cが貫通穴211
bを貫通して水平回転軸213の端面の4つのねじ孔2
13a′にねじ込まれ、側板211が水平回転軸213
に連結される。
【0021】ここに、食器受け部材214,第1のトレ
ー受け部材215,第2のトレー受け部材216の構造
を、図3〜図5を参照して、以下に説明する。
ー受け部材215,第2のトレー受け部材216の構造
を、図3〜図5を参照して、以下に説明する。
【0022】図3は分離構造体21の構造を示す側面断
面図である。
面図である。
【0023】図4は食器受け部材214の構造を示す図
3における矢印Cの矢視図であり、食器受け部材214
は、側板211,212に固定される1対のロットステ
ー214a,214bと、これらのロットステー214
a,214bの間に7本のスペースバー214cを介し
て5列に配列された40組のローラ214dとを有して
おり、スペースバー214c及びローラ214dとによ
って、食器2に比して小さな隙間たる食品残滓の通過部
214eが形成されている。ここに、スペースバー21
4cが突出している側214c′を水平回転軸213の
側に向けて、両側のロットステー214a,214bが
側板211,212に固定され、食器受け部材214は
配置される。ここで、図3に示す如く、ローラ214d
のロール面は、スペースバー214c及びロットステー
214a,214bから張り出した構造であり、食器受
け部材214の両側は食器2が摺動可能になっている。
さらに、水平回転軸213の側で、隣合う食器受け部材
214の間を跨ぐように、絡み防止板219が取り付け
られ、水平回転軸213の周囲に食品の残滓等が絡まる
ことを防止している。
3における矢印Cの矢視図であり、食器受け部材214
は、側板211,212に固定される1対のロットステ
ー214a,214bと、これらのロットステー214
a,214bの間に7本のスペースバー214cを介し
て5列に配列された40組のローラ214dとを有して
おり、スペースバー214c及びローラ214dとによ
って、食器2に比して小さな隙間たる食品残滓の通過部
214eが形成されている。ここに、スペースバー21
4cが突出している側214c′を水平回転軸213の
側に向けて、両側のロットステー214a,214bが
側板211,212に固定され、食器受け部材214は
配置される。ここで、図3に示す如く、ローラ214d
のロール面は、スペースバー214c及びロットステー
214a,214bから張り出した構造であり、食器受
け部材214の両側は食器2が摺動可能になっている。
さらに、水平回転軸213の側で、隣合う食器受け部材
214の間を跨ぐように、絡み防止板219が取り付け
られ、水平回転軸213の周囲に食品の残滓等が絡まる
ことを防止している。
【0024】図5は第1のトレー受け部材215の構造
を示す図3における矢印Dの矢視図であり、この受け部
材215は、片持ちシャフト215a,215b及びナ
ット215c,215dによって、側板211,212
から内側に向けて固定されたローラ215e,215f
を有し、これらの先端215a′,215b′の間に
は、仕分けされるトレー3の幅に比して狭い隙間たる第
1のトレー受け部材215における食品残滓の通過部2
15gが形成されている。ここで、ローラ215e,2
15fのロール面によって、第1のトレー受け部材21
5の両面が形成されており、その裏側(分離構造体21
の旋回方向側)でトレー3が両端を支持されると共に、
トレー3が摺動可能になっている。この構成のローラ2
15e,215fは、図3に示す如く、所定の間隔をも
って4つ配置されて、第1のトレー受け部材215を構
成している。
を示す図3における矢印Dの矢視図であり、この受け部
材215は、片持ちシャフト215a,215b及びナ
ット215c,215dによって、側板211,212
から内側に向けて固定されたローラ215e,215f
を有し、これらの先端215a′,215b′の間に
は、仕分けされるトレー3の幅に比して狭い隙間たる第
1のトレー受け部材215における食品残滓の通過部2
15gが形成されている。ここで、ローラ215e,2
15fのロール面によって、第1のトレー受け部材21
5の両面が形成されており、その裏側(分離構造体21
の旋回方向側)でトレー3が両端を支持されると共に、
トレー3が摺動可能になっている。この構成のローラ2
15e,215fは、図3に示す如く、所定の間隔をも
って4つ配置されて、第1のトレー受け部材215を構
成している。
【0025】図6は、第2のトレー受け部材216の構
造を示す図3における矢印Eの矢視図であり、この受け
部材216も、第1のトレー受け部材215と同様の構
造になっており、片持ちシャフト216a,216b
と、ナット216c,216dとによって、側板21
1,212から内側に向けて固定されたローラ216
e,216fを有し、これらの先端216a′,216
b′の間に、トレー3の幅に比して狭い隙間たる食器通
過部216gが形成されている。ここに、ローラ216
e,216fのロール面によって、第2のトレー受け部
材216の両面が形成されており、その表側(分離構造
体21の旋回方向と反対側)でトレー3が両端を支持さ
れると共に、トレー3が摺動可能になっている。この構
成のローラ216e,216fは、図3に示す如く、所
定の間隔をもって5つ配置されて、第2のトレー受け部
材216を構成している。
造を示す図3における矢印Eの矢視図であり、この受け
部材216も、第1のトレー受け部材215と同様の構
造になっており、片持ちシャフト216a,216b
と、ナット216c,216dとによって、側板21
1,212から内側に向けて固定されたローラ216
e,216fを有し、これらの先端216a′,216
b′の間に、トレー3の幅に比して狭い隙間たる食器通
過部216gが形成されている。ここに、ローラ216
e,216fのロール面によって、第2のトレー受け部
材216の両面が形成されており、その表側(分離構造
体21の旋回方向と反対側)でトレー3が両端を支持さ
れると共に、トレー3が摺動可能になっている。この構
成のローラ216e,216fは、図3に示す如く、所
定の間隔をもって5つ配置されて、第2のトレー受け部
材216を構成している。
【0026】さらに、第1のトレー受け部材215と第
2のトレー受け部材216の間の水平回転軸213の側
に、これらの受け部材215,216に跨がるV字状ス
トッパー218(位置決め部材)が配置され、その屈曲
部218aでトレー3の先端縁を受け止めて位置決め
し、トレー3が位置ずれするのを防止している。図7は
その取り付け構造を示す図3における矢印Fの断面矢視
図であり、ストッパー218は側板211,212から
内側に向けて片持ちシャフト218b及びナット218
cによって固定されたものである。
2のトレー受け部材216の間の水平回転軸213の側
に、これらの受け部材215,216に跨がるV字状ス
トッパー218(位置決め部材)が配置され、その屈曲
部218aでトレー3の先端縁を受け止めて位置決め
し、トレー3が位置ずれするのを防止している。図7は
その取り付け構造を示す図3における矢印Fの断面矢視
図であり、ストッパー218は側板211,212から
内側に向けて片持ちシャフト218b及びナット218
cによって固定されたものである。
【0027】かかる構成の分離構造体21は、図3に示
す如く、第1のトレー受け部材215が、それぞれポイ
ント4a,4b,4c,4d,4e,4fに位置する状
態で所定の時間停止する間欠旋回動作を行うものであ
り、搬入部4は、この受け部材215が略水平な姿勢と
なるポイント4aに配置されている。ここで、ロープコ
ンベア11は、第1及び第2のトレー受け部材215,
216の通過部215g,216gの幅に比して狭い幅
を有し、その端部11′の両側近傍を、第1及び第2の
トレー受け部材215,216が、干渉することなく下
方から上方に通過するように配置されている。また、ト
レー搬出部6は、第2のトレー受け部材216の外周側
端縁が水平回転軸側の端縁に比して下方となるポイント
4dに配置されている。ここで、ロープコンベア31
も、ロープコンベア11と同等の幅を有しており、その
端部31′の両側近傍を、第1及び第2のトレー受け部
材215,216が、干渉することなく上方から下方に
通過するように配置されている。さらに、食器搬出部7
は、食器受け部材214の外周側端縁が水平回転軸側の
端縁に比して下方となるポイント4eに配置されてい
る。ここで、シュートコンベア42も、ロープコンベア
11,31と同等の幅を有しており、その端部42′の
上方近傍を、食器受け部材214の外周側端縁が、干渉
することなく通過するように配置されている。
す如く、第1のトレー受け部材215が、それぞれポイ
ント4a,4b,4c,4d,4e,4fに位置する状
態で所定の時間停止する間欠旋回動作を行うものであ
り、搬入部4は、この受け部材215が略水平な姿勢と
なるポイント4aに配置されている。ここで、ロープコ
ンベア11は、第1及び第2のトレー受け部材215,
216の通過部215g,216gの幅に比して狭い幅
を有し、その端部11′の両側近傍を、第1及び第2の
トレー受け部材215,216が、干渉することなく下
方から上方に通過するように配置されている。また、ト
レー搬出部6は、第2のトレー受け部材216の外周側
端縁が水平回転軸側の端縁に比して下方となるポイント
4dに配置されている。ここで、ロープコンベア31
も、ロープコンベア11と同等の幅を有しており、その
端部31′の両側近傍を、第1及び第2のトレー受け部
材215,216が、干渉することなく上方から下方に
通過するように配置されている。さらに、食器搬出部7
は、食器受け部材214の外周側端縁が水平回転軸側の
端縁に比して下方となるポイント4eに配置されてい
る。ここで、シュートコンベア42も、ロープコンベア
11,31と同等の幅を有しており、その端部42′の
上方近傍を、食器受け部材214の外周側端縁が、干渉
することなく通過するように配置されている。
【0028】(トレー搬出部)ロープコンベア31は、
図1に示す如く、分離構造体21の内部のプーリ31a
と、ハウジング1aの外部のプーリ31bと、これらの
プーリ31a,31bの間に水平に張架され、矢印Gの
方向に回転するコンベアロープ31c,31dとからな
っており、その終端には、トレー3を積み重ね工程(図
示せず)に搬送するシュートコンベア33が接続されて
いる。
図1に示す如く、分離構造体21の内部のプーリ31a
と、ハウジング1aの外部のプーリ31bと、これらの
プーリ31a,31bの間に水平に張架され、矢印Gの
方向に回転するコンベアロープ31c,31dとからな
っており、その終端には、トレー3を積み重ね工程(図
示せず)に搬送するシュートコンベア33が接続されて
いる。
【0029】(食器搬出部)シュートコンベア42の下
端には、図1に示す如く、脚部42a,42bに支持さ
れたコンベア台41dが設置され、その内部に、ハウジ
ング1aの内部のプーリ41aと、プーリ41aの斜め
上方のプーリ41bと、これらのプーリ41a,41b
の間に張架され、矢印Hの方向に回転するコンベアベル
ト41cとからなるベルトコンベア41が設置されてい
る。さらに、ベルトコンベア41には、食器2を洗浄工
程に搬送するシュートコンベア44が接続されている。
端には、図1に示す如く、脚部42a,42bに支持さ
れたコンベア台41dが設置され、その内部に、ハウジ
ング1aの内部のプーリ41aと、プーリ41aの斜め
上方のプーリ41bと、これらのプーリ41a,41b
の間に張架され、矢印Hの方向に回転するコンベアベル
ト41cとからなるベルトコンベア41が設置されてい
る。さらに、ベルトコンベア41には、食器2を洗浄工
程に搬送するシュートコンベア44が接続されている。
【0030】(動作)次に、装置1の動作を、図1及び
図3を参照して、説明する。
図3を参照して、説明する。
【0031】まず、搬入部4のロープコンベア11の端
部11′にトレー3がない状態では、分離構造体21は
矢印Aの方向に旋回している。ここに、使用済の食器2
を搭載したトレー3が、ロープコンベア11によって搬
送され、近接スイッチ14のレバーを倒すと、ロープコ
ンベア11は停止し、トレー3は定位置で停止する。
部11′にトレー3がない状態では、分離構造体21は
矢印Aの方向に旋回している。ここに、使用済の食器2
を搭載したトレー3が、ロープコンベア11によって搬
送され、近接スイッチ14のレバーを倒すと、ロープコ
ンベア11は停止し、トレー3は定位置で停止する。
【0032】同時に、近接スイッチ14からの信号によ
り、分離構造体21は、第1のトレー受け部材215が
それぞれポイント4a〜4fに位置する状態で停止す
る。このとき、ポイント4aの第1のトレー受け部材2
15は、トレー3の直下で水平姿勢をとる。
り、分離構造体21は、第1のトレー受け部材215が
それぞれポイント4a〜4fに位置する状態で停止す
る。このとき、ポイント4aの第1のトレー受け部材2
15は、トレー3の直下で水平姿勢をとる。
【0033】次に、分離構造体21は矢印Aの方向に1
/6回転して、第1のトレー受け部材215がポイント
4bに移動する間に、この受け部材215はロープコン
ベア11からトレー3を受取り、トレー3はこの受け部
材215の裏側で支持されたまま約60°傾斜した姿勢
をとる。この傾斜姿勢により、トレー3の上から食器2
及び食品残滓が落下する。ここに、第2のトレー受け部
材216は食器通過部216gを有しており、食器2は
この受け部材216を通過してトレー3から分離され、
食器受け部材214によって形成されている食器停留室
21bに受け止められる。この受け部材214は食品残
滓の通過部214eを有しており、食器2は支持された
まま、食品残滓のみがこの通過部214eから落下して
いく。
/6回転して、第1のトレー受け部材215がポイント
4bに移動する間に、この受け部材215はロープコン
ベア11からトレー3を受取り、トレー3はこの受け部
材215の裏側で支持されたまま約60°傾斜した姿勢
をとる。この傾斜姿勢により、トレー3の上から食器2
及び食品残滓が落下する。ここに、第2のトレー受け部
材216は食器通過部216gを有しており、食器2は
この受け部材216を通過してトレー3から分離され、
食器受け部材214によって形成されている食器停留室
21bに受け止められる。この受け部材214は食品残
滓の通過部214eを有しており、食器2は支持された
まま、食品残滓のみがこの通過部214eから落下して
いく。
【0034】さらに、分離構造体21は、1/6回転し
て、第1のトレー受け部材215がポイント4cに移動
する間に、トレー3は直立し、さらに第1のトレー受け
部材215の裏側から離反して転倒し、反転した姿勢で
第2のトレー受け部材216の表側に支持される。ここ
で、シャワーノズル22bから噴射される水によって、
食品の残滓は洗い落とされる。
て、第1のトレー受け部材215がポイント4cに移動
する間に、トレー3は直立し、さらに第1のトレー受け
部材215の裏側から離反して転倒し、反転した姿勢で
第2のトレー受け部材216の表側に支持される。ここ
で、シャワーノズル22bから噴射される水によって、
食品の残滓は洗い落とされる。
【0035】さらに、分離構造体21は1/6回転し、
第1のトレー受け部材215がポイント4dに移動する
間に、第2のトレー受け部材216は、水平回転軸21
3の側の端縁に比して外周側端縁が下方となる姿勢をと
る。ここで、トレー3は第2のトレー受け部材216を
摺動して、トレー支持室21aから排出される。ここ
に、ロープコンベア31が設置されており、トレー3は
ロープコンベア31によってシュートコンベア33に移
動し、積み重ね工程に搬送される。このとき、食器2は
食器停留室21bに支持されたまま排出されない。
第1のトレー受け部材215がポイント4dに移動する
間に、第2のトレー受け部材216は、水平回転軸21
3の側の端縁に比して外周側端縁が下方となる姿勢をと
る。ここで、トレー3は第2のトレー受け部材216を
摺動して、トレー支持室21aから排出される。ここ
に、ロープコンベア31が設置されており、トレー3は
ロープコンベア31によってシュートコンベア33に移
動し、積み重ね工程に搬送される。このとき、食器2は
食器停留室21bに支持されたまま排出されない。
【0036】さらに、分離構造体21は1/6回転し、
第1のトレー受け部材215がポイント4eに移動する
間に、食器受け部材214は、水平回転軸213の側の
端縁に比して外周側端縁が下方に位置する姿勢をとる。
ここで、食器2は食器受け部材214を摺動または旋回
しながら落下して、食器停留室21bから排出される。
ここに、シュートコンベア42が設置されており、食器
2はシュートコンベア42によってベルトコンベア41
の上に移動し、洗浄工程に搬送される。
第1のトレー受け部材215がポイント4eに移動する
間に、食器受け部材214は、水平回転軸213の側の
端縁に比して外周側端縁が下方に位置する姿勢をとる。
ここで、食器2は食器受け部材214を摺動または旋回
しながら落下して、食器停留室21bから排出される。
ここに、シュートコンベア42が設置されており、食器
2はシュートコンベア42によってベルトコンベア41
の上に移動し、洗浄工程に搬送される。
【0037】さらに、分離構造体21は1/6回転し
て、第1のトレー受け部材215はポイント4fに停止
し、さらに、分離構造体21は1/6回転して、第1の
トレー受け部材215は初期のポイント4aに戻り、再
びトレー3を受け取る。この間に、各受け部材214,
215,216から、ほとんどの食品残滓が貯留室23
に落下していき、食品残滓は、ポンプ(図示せず)によ
って排出管25から残滓処理工程に排出される。
て、第1のトレー受け部材215はポイント4fに停止
し、さらに、分離構造体21は1/6回転して、第1の
トレー受け部材215は初期のポイント4aに戻り、再
びトレー3を受け取る。この間に、各受け部材214,
215,216から、ほとんどの食品残滓が貯留室23
に落下していき、食品残滓は、ポンプ(図示せず)によ
って排出管25から残滓処理工程に排出される。
【0038】このような分離構造体21の動作により、
分離構造体21に形成されている各トレー支持室21
a,各食器停留室21bで仕分け動作が同時に行われ
る。
分離構造体21に形成されている各トレー支持室21
a,各食器停留室21bで仕分け動作が同時に行われ
る。
【0039】(実施例の効果)以上の通り、本例におい
ては、使用済の食器2を搭載したトレー3をそのままロ
ープコンベア11に乗せるだけで、トレー3と食器2と
が自動的に仕分けされ、さらにトレー搬出部6,食器搬
出部7によって、食器2及びトレー3は所定の場所にま
で搬送される。しかも、食器2及びトレー3は予備洗浄
されるので、利用者及び食事提供者にとって、極めて便
利である。
ては、使用済の食器2を搭載したトレー3をそのままロ
ープコンベア11に乗せるだけで、トレー3と食器2と
が自動的に仕分けされ、さらにトレー搬出部6,食器搬
出部7によって、食器2及びトレー3は所定の場所にま
で搬送される。しかも、食器2及びトレー3は予備洗浄
されるので、利用者及び食事提供者にとって、極めて便
利である。
【0040】さらに、分離構造体21の旋回動作を利用
して、トレー3と食器2を分離、仕分け、排出してお
り、複雑な機構を採用していない。このため、低価格
で、メンテンナンスの容易な装置を実現できる。しか
も、立体的な構造であるので、装置を設置するための床
面積が小さくてすむ。
して、トレー3と食器2を分離、仕分け、排出してお
り、複雑な機構を採用していない。このため、低価格
で、メンテンナンスの容易な装置を実現できる。しか
も、立体的な構造であるので、装置を設置するための床
面積が小さくてすむ。
【0041】そして、第1及び第2のトレー受け部材2
15,216に形成されている通過部215g,216
gを利用して、各コンベア11,31,41を分離構造
体21の内部にまで配置している。従って、食器2また
はトレー3の受渡しが確実であると共に、装置1の小形
化を実現できる。
15,216に形成されている通過部215g,216
gを利用して、各コンベア11,31,41を分離構造
体21の内部にまで配置している。従って、食器2また
はトレー3の受渡しが確実であると共に、装置1の小形
化を実現できる。
【0042】また、各部材の配置角度によって、食器2
及びトレー3の排出位置を任意に決定できる。本例で
は、食器受け部材214と第1のトレー受け部材215
の角度を約60°とし、第1のトレー受け部材215と
第2のトレー受け部材216の角度を約30°としてい
る。これにより、トレー3及び食器2が排出される位置
を、搬入部4の側とは反対側に配置し、特にトレー3が
排出される位置を高い位置に設定してある。従って、各
搬出部6,7を分離構造体21の周囲に効率よくレイア
ウトできると共に、排出位置からの落差を搬送に利用で
きる。
及びトレー3の排出位置を任意に決定できる。本例で
は、食器受け部材214と第1のトレー受け部材215
の角度を約60°とし、第1のトレー受け部材215と
第2のトレー受け部材216の角度を約30°としてい
る。これにより、トレー3及び食器2が排出される位置
を、搬入部4の側とは反対側に配置し、特にトレー3が
排出される位置を高い位置に設定してある。従って、各
搬出部6,7を分離構造体21の周囲に効率よくレイア
ウトできると共に、排出位置からの落差を搬送に利用で
きる。
【0043】なお、本例においては、食器受け部材21
5と第1のトレー受け部材とは、独立して形成したが、
一体の部材として形成してもよい。この場合には、直線
的に配置したものに限らず、所定の角度をもって屈曲ま
たは湾曲しているものであってもよい。また、各部材の
面は、ローラ面に限らず、食器またはトレーが摺動可能
なものであればレール等を利用したものであってもよ
い。
5と第1のトレー受け部材とは、独立して形成したが、
一体の部材として形成してもよい。この場合には、直線
的に配置したものに限らず、所定の角度をもって屈曲ま
たは湾曲しているものであってもよい。また、各部材の
面は、ローラ面に限らず、食器またはトレーが摺動可能
なものであればレール等を利用したものであってもよ
い。
【0044】また、分離構造体21に配置する各部材の
配置数、配置位置、支持面及び通過部の大きさ、形状等
は、処理すべき食器及びトレーのサイズ、装置の大き
さ、処理速度等によって最適な条件に設定される性質の
ものである。さらに、搬出入手段として、シュートコン
ベア、ベルトコンベア、ロープコンベアに限らず、ころ
コンベア、エプロンコンベア、エスカレータ等を採用し
てもよい。
配置数、配置位置、支持面及び通過部の大きさ、形状等
は、処理すべき食器及びトレーのサイズ、装置の大き
さ、処理速度等によって最適な条件に設定される性質の
ものである。さらに、搬出入手段として、シュートコン
ベア、ベルトコンベア、ロープコンベアに限らず、ころ
コンベア、エプロンコンベア、エスカレータ等を採用し
てもよい。
【0045】
【発明の効果】以上の通り、本発明に係る食器・トレー
仕分け装置おいて、旋回動作する分離構造体には、食器
搭載のトレーを支持すべき第1のトレー受け部材と、第
1のトレー受け部材から離反転倒するトレーを受け止め
支持すべき食器通過部を有する第2のトレー受け部材
と、その食器通過部を介して落下する食器を受け止める
食器停留室とを有することに特徴を備えているので、以
下の効果を奏する。
仕分け装置おいて、旋回動作する分離構造体には、食器
搭載のトレーを支持すべき第1のトレー受け部材と、第
1のトレー受け部材から離反転倒するトレーを受け止め
支持すべき食器通過部を有する第2のトレー受け部材
と、その食器通過部を介して落下する食器を受け止める
食器停留室とを有することに特徴を備えているので、以
下の効果を奏する。
【0046】 食器が搭載されたトレーを分離構造体
内部に搬入するだけで、トレーと食器が自動的に分離仕
分けされる。従って、利用者及び食事の提供者、いずれ
にとっても極めて便利である。
内部に搬入するだけで、トレーと食器が自動的に分離仕
分けされる。従って、利用者及び食事の提供者、いずれ
にとっても極めて便利である。
【0047】 分離構造体の旋回動作を利用して、食
器及びトレーを分離仕分け、排出しており、複雑な機構
を採用していない。このため、低コストで、メンテナン
スの容易な装置を実現できる。しかも、分離仕分け動作
において、食器及びトレーを持ち上げるため、高い位置
でトレー等を排出することができる。このため、他の工
程への搬送が容易である。
器及びトレーを分離仕分け、排出しており、複雑な機構
を採用していない。このため、低コストで、メンテナン
スの容易な装置を実現できる。しかも、分離仕分け動作
において、食器及びトレーを持ち上げるため、高い位置
でトレー等を排出することができる。このため、他の工
程への搬送が容易である。
【0048】 分離構造体が回転軸の回りに複数配置
されている場合には、複数組の食器とトレーの仕分け動
作を同時に行うことができる。
されている場合には、複数組の食器とトレーの仕分け動
作を同時に行うことができる。
【0049】 第1及び第2のトレー受け部材の間に
位置決め部材を備えている場合には、トレーの先端縁が
位置ずれしないので、確実な仕分け処理を実現できる。
位置決め部材を備えている場合には、トレーの先端縁が
位置ずれしないので、確実な仕分け処理を実現できる。
【0050】 第1のトレー受け部材の裏側、第2の
トレー受け部材の支持面表側及び食器停留室の内側が、
ローラのロール面になっている場合には、食器またはト
レーが摺動して、定位置で支持されると共に、分離構造
体から確実に排出できる。
トレー受け部材の支持面表側及び食器停留室の内側が、
ローラのロール面になっている場合には、食器またはト
レーが摺動して、定位置で支持されると共に、分離構造
体から確実に排出できる。
【0051】 第1及び第2のトレー受け部材、食器
停留室周囲に食品残滓の通過部が形成されている場合に
は、食器またはトレーに付着していた食品残滓を落下さ
せて分離することができる。さらに、分離構造体内部に
水を噴射する噴射部材を有している場合には、食器及び
トレーの予備洗浄をも同時に行うことができる。
停留室周囲に食品残滓の通過部が形成されている場合に
は、食器またはトレーに付着していた食品残滓を落下さ
せて分離することができる。さらに、分離構造体内部に
水を噴射する噴射部材を有している場合には、食器及び
トレーの予備洗浄をも同時に行うことができる。
【図1】本発明の実施例に係る食器・トレー仕分け装置
の全体構成を示すために、装置の一部を切欠した概略側
面図である。
の全体構成を示すために、装置の一部を切欠した概略側
面図である。
【図2】本例の装置における分離構造体の構成を示す分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図3】本例の装置における各部材の配置を示す分離構
造体の側面断面図である。
造体の側面断面図である。
【図4】食器受け部材の構造を示す図3における矢印C
の矢視図である。
の矢視図である。
【図5】第1のトレー受け部材の構造を示す図3におけ
る矢印Dの矢視図である。
る矢印Dの矢視図である。
【図6】第2のトレー受け部材の構造を示す図3におけ
る矢印Eの矢視図である。
る矢印Eの矢視図である。
【図7】トレーのストッパーの構造を示す図3における
矢印Fの断面矢視図である。
矢印Fの断面矢視図である。
1・・・食器・トレー仕分け装置 4・・・搬入部 5・・・仕分け部 6・・・トレー搬出部 7・・・食器搬出部 21・・分離構造体 21b・・・食器停留室 211,212・・・側板 213・・・水平回転軸 214・・・食器受け部材 215・・・第1のトレー受け部材 216・・・第2のトレー受け部材 214e,215g,216g・・・通過部
Claims (6)
- 【請求項1】食器が搭載されたトレーを食器とトレーと
に分離仕分けする装置であって、水平または傾斜回転軸
の回りに連続または間欠的に旋回可能な分離構造体を1
または2以上備えており、該分離構造体は、その外部か
ら引き渡される食器搭載のトレーをその裏側で支持すべ
き第1のトレー受け部材と、第1のトレー受け部材から
離反転倒する該トレーを、その表側で受け止め支持すべ
き食器通過部を有する第2のトレー受け部材と、該食器
通過部を介して落下する該食器を受け止める食器停留室
とを有することを特徴とする食器・トレー仕分け装置。 - 【請求項2】請求項1において、該分離構造体は、該回
転軸の回りに複数配置されていることを特徴とする食器
・トレー仕分け装置。 - 【請求項3】請求項1または請求項2において、第1の
トレー受け部材と第2のトレー受け部材の間の該回転軸
側には、該トレーの先端縁を受け止めて位置決めする位
置決め部材を備えていることを特徴とする食器・トレー
仕分け装置。 - 【請求項4】請求項1乃至請求項3のいずれか1項にお
いて、第1のトレー受け部材の裏側、第2のトレー受け
部材の表側及び該食器停留室の内側は、ローラのロール
面になっていることを特徴とする食器・トレー仕分け装
置。 - 【請求項5】請求項1乃至請求項4のいずれか1項にお
いて、第1のトレー受け部材、第2のトレー受け部材及
び該食器停留室周囲には、食器またはトレーに付着して
いた食品残滓の通過部が形成されていることを特徴とす
る食器・トレー仕分け装置。 - 【請求項6】請求項1乃至請求項5のいずれか1項に規
定する食器・トレー仕分け装置は、該分離構造体の内部
に向けて水を噴射する噴射部材を有していることを特徴
とする食器・トレー仕分け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04037784A JP3081344B2 (ja) | 1991-02-27 | 1992-02-25 | 食器・トレー仕分け装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-33170 | 1991-02-27 | ||
JP3317091 | 1991-02-27 | ||
JP04037784A JP3081344B2 (ja) | 1991-02-27 | 1992-02-25 | 食器・トレー仕分け装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0564774A JPH0564774A (ja) | 1993-03-19 |
JP3081344B2 true JP3081344B2 (ja) | 2000-08-28 |
Family
ID=26371809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04037784A Expired - Fee Related JP3081344B2 (ja) | 1991-02-27 | 1992-02-25 | 食器・トレー仕分け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3081344B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102380481B (zh) * | 2011-11-02 | 2013-04-24 | 浙江水利水电专科学校 | 餐具分离、回收装置及餐具分离、回收方法 |
JP7007893B2 (ja) * | 2017-12-21 | 2022-01-25 | 株式会社中西製作所 | 食器の分離反転方法、食器の分離反転装置、食器洗浄システム、食器の洗浄方法 |
CN109692801A (zh) * | 2019-02-25 | 2019-04-30 | 广州市华璟机械科技有限公司 | 一种餐具清洗分拣装置 |
CN113182163B (zh) * | 2021-06-16 | 2024-07-26 | 童红飞 | 一种托盘和餐具的分拣装置 |
-
1992
- 1992-02-25 JP JP04037784A patent/JP3081344B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0564774A (ja) | 1993-03-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4469912B2 (ja) | 果菜搬送方法、果菜搬送装置 | |
US4667690A (en) | Bottle washing apparatus | |
US3835985A (en) | Vacuum assist can unscrambler | |
US3797640A (en) | Automatic apparatus for orienting and feeding bottles or like articles having necks | |
US10479539B2 (en) | Heavy duty centrifugal feeder device and system | |
JP3081344B2 (ja) | 食器・トレー仕分け装置 | |
KR101940772B1 (ko) | 식판 자동 투입장치 | |
KR102286532B1 (ko) | 식기 및 식판의 회전 세척시스템 | |
US4782939A (en) | Can unscrambler system | |
US5129504A (en) | Single file conveyor system | |
US3360104A (en) | Parcel distribution and display system | |
JPH07206141A (ja) | 小物用フィーダ | |
JPH05305927A (ja) | シート状部材の重ね合わせ器および該重ね合わせ器を使用した重量検査装置 | |
JPS58183521A (ja) | 搬送仕分け装置 | |
JPH0764422B2 (ja) | スパイラル揚重機 | |
JP2000198525A (ja) | パ―ツフィ―ダ | |
JP2002263588A (ja) | 果実の選別装置 | |
JP3543171B2 (ja) | リサイクル用びん類処理設備 | |
JP2533028Y2 (ja) | ワークの選別供給用コンベア | |
JP2001062334A (ja) | 選別洗浄装置 | |
JPH0725422B2 (ja) | 軽量搬送物の搬送方向変換装置 | |
JPH04272021A (ja) | 円形偏平物品の検査用姿勢変換装置 | |
US3447661A (en) | Inspection table for tablets and capsules | |
JP4505091B2 (ja) | 飲食物提供装置及び廃棄処分自動分別器 | |
JPH01299107A (ja) | ローラ使用の棚設備 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |