JP3080931B2 - 塔婆立 - Google Patents

塔婆立

Info

Publication number
JP3080931B2
JP3080931B2 JP10284814A JP28481498A JP3080931B2 JP 3080931 B2 JP3080931 B2 JP 3080931B2 JP 10284814 A JP10284814 A JP 10284814A JP 28481498 A JP28481498 A JP 28481498A JP 3080931 B2 JP3080931 B2 JP 3080931B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tower
ladder
insertion hole
toba
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10284814A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000093287A (ja
Inventor
武 天野
Original Assignee
有限会社深谷石材店
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社深谷石材店 filed Critical 有限会社深谷石材店
Priority to JP10284814A priority Critical patent/JP3080931B2/ja
Publication of JP2000093287A publication Critical patent/JP2000093287A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3080931B2 publication Critical patent/JP3080931B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ladders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、風に吹かれて塔婆が揺
れた場合でも騒音を立てないようにした塔婆立に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】塔婆は死者の供養のために、頭部に五輪
形を刻み、梵字などを記した板木であり、葬儀の日、
盆、彼岸、年忌などに墓に供えられる。そのために、墓
には塔婆立が設けられている。
【0003】前記塔婆立は、一般にコンクリート又はみ
かげ石などにて形成した基台、或いは外柵などを支えと
して対設した支柱間の上位部と下位部にそれぞれ梯子状
枠体を渡設してなる。該梯子状枠体は二本の長尺棒の間
に横棒を一定の間隔で取り付けてなるもので、該横棒と
横棒との間を塔婆挿入孔として塔婆を差し込むようにな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記塔
婆立の塔婆挿入孔の長尺棒間の間隔は、塔婆の板厚にも
よるが、3〜5枚挿入できる程度になっているため、風
の強い日には塔婆が塔婆挿入孔内でバラバラに揺れ、塔
婆と塔婆挿入孔との衝撃音や塔婆同士が不規則に触れて
大きな音を発することがあり、この音が墓所全体に共鳴
し合って極めて大きな騒音となるという問題があった。
【0005】本発明は、上記問題を解決することを課題
とするものであり、その目的とするところは、塔婆が風
に吹かれて動揺したとしても騒音を発しないようにした
塔婆立を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、対設した支柱間の上位部と下位部にそれ
ぞれ梯子状枠体を渡設してなる塔婆立において、前記梯
子状枠体に固定した基部から塔婆挿入孔内で対向して近
接又は接触するクッション性を有する塔婆挟持手段を設
けたことを特徴とし、差し込まれた塔婆が、風に煽られ
てもしなやかに保持し、風当たりからしなやかに逃げる
ことができるように構成した。
【0007】即ち、バネ板材を帯状に打ち抜いて形成
した舌片の基端側両肩を梯子状枠体に固定し、その舌片
の先端部同士を塔婆挿入孔内で面接触(若干隙間を開け
てもよい。)させたもの、バネ板材を帯状に打ち抜
き、該帯部を丸めて形成した環状片の両端片肩に設けた
腕片を梯子状枠体に固定し、環状片の円弧部同士を塔婆
挿入孔内で接触(若干隙間を設けてもよい。)させたも
の、コイル弾体の両端部を梯子状枠体に固定し、コイ
ル中部同士を塔婆挿入孔内で対向させたもの、プラス
チック発泡体を主材とする管状弾体の側壁の一カ所に軸
方向にスリットを入れ、梯子状枠体に固定し、その弾体
同士を塔婆挿入孔内で対向させたもの、プラスチック
又はバネ板材によりなる成形体を梯子状枠体に固定し、
その対向辺より舌片を延出し、該舌片の先端を塔婆挿入
孔内で接触(若干隙間を開けてもよい。)させたもの、
を含むものである。
【0008】
【発明の実施の態様】次に、本発明の実施の態様を図面
に基づいて説明する。図1は塔婆挟持手段を持つ本願塔
婆立の外観斜視図、図2は舌片からなる塔婆挟持手段を
示す斜視図、図3は環状片からなる塔婆挟持手段を示す
斜視図、図4はコイル弾体からなる塔婆挟持手段を示す
斜視図、図5は管状弾体からなる塔婆挟持手段を示す斜
視図、図6は成形体からなる塔婆挟持手段を示す斜視図
である。
【0009】本願塔婆立1は、コンクリート又はみかげ
石などにて形成した基台2、或いは外柵2′などを支え
として対設した支柱3、3′間の上位部と下位部にそれ
ぞれ渡設してなる梯子状枠体4の塔婆挿入孔5に塔婆挟
持手段6を設けてなる。該支柱3、3′は、石、コンク
リート、塩ビ、ステンレス等よりなる角材、又は丸材に
て形成されるが、これらに限定されるものではない。
【0010】前記塔婆挿入孔5は、前記梯子状枠体4を
構成する二本の長尺棒4a、4aの間に一定の間隔で取
り付けた横棒4b、4bとで囲まれた方形の空間であっ
て、上位の梯子状枠体4と下位の梯子状枠体4の鉛直方
向に一致する2つの空間によって構成されている。従っ
て、塔婆7は、図1の如く、ほぼ垂直に立てておくこと
ができるようになっている。
【0011】前記塔婆挟持手段6は、前記塔婆挿入孔5
に差し込んだ塔婆7が風に煽られても該塔婆7をしなや
かに支えるようにクッション性(弾性)を有するもので
構成されている。その具体的な例を図2〜図6に示して
いる。
【0012】図2は舌片からなる塔婆挟持手段を示して
いる。これは、(a)の如くバネ板材を帯状に打ち抜い
て舌片8aを形成し、該舌片8aの基端側両肩に設けた
腕片8bを、(b)の如く梯子状枠体4を構成する長尺
棒4a、4aにそれぞれ巻き付けて棒ネジ8cとナット
8dとにより締め付け固定してなる。尤も、舌片8aを
梯子状枠体4の長尺棒4a、4aに熔接にて直に固定し
てもよい。固定後の舌片8aの先端部同士は、(c)の
如く面接触(若干隙間を開けてもよい。)させるように
するとよい。
【0013】かくすることにより、前記バネ板材からな
る舌片8aの先端部間に、(c)の矢印の如く塔婆7を
そのバネ力に抗して差し込むことができる。差し込まれ
た塔婆は、風に煽られても舌片8aのバネ力によりしな
やかに保持されることとなるために風の当たりを柔らか
く受けることができ、塔婆がそれぞれバラバラに揺れる
ようなことがなくなる。従って、塔婆同士或いは塔婆と
梯子状枠体4とが不規則に触れて大きな音を発するよう
なことがなくなる。
【0014】図3は環状片からなる塔婆挟持手段を示し
ている。これは、(a)の如くバネ板材を帯状に打ち抜
き、該帯部を丸めて環状片9aを形成し、該環状片9a
の両端部の片肩に設けた腕片9b、9b′を、(b)の
如く梯子状枠体4を構成する長尺棒4a、4aにそれぞ
れ巻き付けて棒ネジ9cとナット9dとにより締め付け
固定してなる。この場合も、環状片9aを梯子状枠体4
の長尺棒4a、4aに熔接にて直に固定してもよい。固
定後の環状片8aの円弧部同士は、(c)の如く接触
(若干隙間を設けてもよい。)させるとよい。
【0015】かくすることにより、前記バネ板材からな
る環状片9aの先端部間に、(c)の矢印の如く塔婆7
をそのバネ力に抗して差し込むことができる。差し込ま
れた塔婆は、風に煽られても前記環状片9aのバネ作用
により、前述の場合と同様に風の当たりを柔らかくかわ
すことが可能となる。
【0016】図4はコイル弾体10からなる塔婆挟持手
段を示している。該コイル弾体10はバネ線材をコイル
状に形成してなるもので、梯子状枠体4の長尺棒4a、
4aに巻き付ければ、コイル弾体10にて塔婆をしなや
かに挟持することが可能となる。
【0017】図5は管状弾体11からなる塔婆挟持手段
を示している。該管状弾体11はプラスチック発泡体を
主材とする弾体11aを、内皮膜11bと外皮膜11c
とで被覆してなるもので、その側壁の一カ所に軸方向に
スリット11dを入れ、梯子状枠体4の長尺棒4a、4
aに容易に嵌入できるように構成している。
【0018】図6は成形体12からなる塔婆挟持手段を
示している。該成形体12はプラスチック又はバネ板材
により前記梯子状枠体4の塔婆挿入孔5を単独で覆うも
のを示しているが、前記梯子状枠体4の全塔婆挿入孔を
全体的に覆うように成形したもの(図示を省略)でもよ
い。この場合も、対向辺より舌片12a、12aを延出
し、塔婆をしなやかに挟持することが可能なようにして
いる。
【0019】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、対設した支柱間
の上位部と下位部にそれぞれ梯子状枠体を渡設してなる
塔婆立において、前記梯子状枠体に固定した基部から塔
婆挿入孔内で対向して近接又は接触するクッション性を
有する塔婆挟持手段を設けたことを特徴としているの
で、差し込まれた塔婆は、風に煽られても塔婆挟持手段
によりしなやかに保持され、風の当たりからしなやかに
逃げることができ、塔婆が風によりバラバラに揺れるよ
うなことがない。従って、塔婆と梯子状枠体との衝撃音
や塔婆同士が叩き合う音を発することがなくなるという
優れた効果を奏するものである。
【0020】また、本願発明は、具体的には、バネ板
材を帯状に打ち抜いて形成した舌片の基端側両肩を梯子
状枠体に固定し、その舌片の先端部同士を塔婆挿入孔内
で面接触(若干隙間を開けてもよい。)させたもの、
バネ板材を帯状に打ち抜き、該帯部を丸めて形成した環
状片の両端片肩に設けた腕片を梯子状枠体に固定し、環
状片の円弧部同士を塔婆挿入孔内で接触(若干隙間を設
けてもよい。)させたもの、コイル弾体の両端部を梯
子状枠体に固定し、コイル中部同士を塔婆挿入孔内で対
向させたもの、プラスチック発泡体を主材とする管状
弾体の側壁の一カ所に軸方向にスリットを入れ、梯子状
枠体に固定し、その弾体同士を塔婆挿入孔内で対向させ
たもの、プラスチック又はバネ板材によりなる成形体
を梯子状枠体に固定し、その対向辺より舌片を延出し、
該舌片の先端を塔婆挿入孔内で接触(若干隙間を開けて
もよい。)させたものを含み、何れも、風に当たって塔
婆が揺れることを許容するがバラバラに揺れることを規
制できるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】塔婆挟持手段を持つ本願塔婆立の外観斜視図で
ある。
【図2】舌片からなる塔婆挟持手段を示す斜視図であ
る。
【図3】環状片からなる塔婆挟持手段を示す斜視図であ
る。
【図4】コイル弾体からなる塔婆挟持手段を示す斜視図
である。
【図5】管状弾体からなる塔婆挟持手段を示す斜視図で
ある。
【図6】成形体からなる塔婆挟持手段を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 本願塔婆立 2 基台 2′ 外柵 3、3′ 支柱(石、コンクリート、塩ビ、ステンレス
等の角材・丸材) 4 梯子状枠体 4a 長尺棒 4b 横棒 5 塔婆挿入孔 6 塔婆挟持手段 7 塔婆 8a 舌片 8b 腕片 8c 棒ネジ 8d ナット 9a 環状片 9b、9b′ 腕片 9c 棒ネジ 9d ナット 10 コイル弾体 11 管状弾体 11a プラスチック発泡体(弾体) 11b 内皮膜 11c 外皮膜 11d スリット 12 成形体 12a、12b 舌片

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対設した支柱間の上位部と下位部にそれ
    ぞれ梯子状枠体を渡設してなる塔婆立において、前記梯
    子状枠体に固定した基部から塔婆挿入孔内で対向して近
    接又は接触するクッション性を有する塔婆挟持手段を設
    けたことを特徴とする塔婆立。
JP10284814A 1998-09-21 1998-09-21 塔婆立 Expired - Fee Related JP3080931B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10284814A JP3080931B2 (ja) 1998-09-21 1998-09-21 塔婆立

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10284814A JP3080931B2 (ja) 1998-09-21 1998-09-21 塔婆立

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000093287A JP2000093287A (ja) 2000-04-04
JP3080931B2 true JP3080931B2 (ja) 2000-08-28

Family

ID=17683365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10284814A Expired - Fee Related JP3080931B2 (ja) 1998-09-21 1998-09-21 塔婆立

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3080931B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6000493B1 (ja) * 2016-06-13 2016-09-28 誠心 増田 塔婆立て補助具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000093287A (ja) 2000-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7810276B2 (en) Plant support assembly
JPH0479541U (ja)
NO2010006I1 (no) Saksagliptin og farmasytisk akseptable salter derav inklusive saksagliptin hydroklorid
CA2517642A1 (en) Tent frame
FR2808548B3 (fr) Piscine gonflable avec ecran pare-soleil
JP3080931B2 (ja) 塔婆立
FR2804996B3 (fr) Tete avec pivot dissociable notamment pour moustiquaire et structure de moustiquaire ainsi obtenue
JP3251920B2 (ja) 塔婆押え装置
JP2021143489A (ja) 安全柵
CN213952598U (zh) 一种拼接风铃墙
JP3128023U (ja) 雪囲い
JPH0838023A (ja) 鳥類飛来防止装置
CN210778307U (zh) 一种墙壁开关
JP3032147U (ja) 幟の巻き上がり防止具
CN206238886U (zh) 一种折叠床
KR20200002048U (ko) 배너 걸이용 브라켓 및 그를 포함하는 배너 걸이 장치
JPS6223970Y2 (ja)
KR20230152308A (ko) 연장기능을 가지는 스텐드형 광고대
JP2003009743A (ja) 竿支持具
JPH0617192Y2 (ja) 音響ブロック
JP3099355U (ja) のぼり旗のからまり防止具
TH234A3 (th) โครงสร้างสำหรับประกอบเป็นตู้ใส่เสื้อผ้าที่ได้รับการปรับปรุงจุดยึดเชื่อม
JP2002055639A (ja) のぼりのたて棒支持具
JPH08209981A (ja) 墓石用塔婆立
KR200351145Y1 (ko) 깃발 밑으로 처짐을 방지시키는 힘살장치

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080623

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090623

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees