JP3080402U - 封入成形装置 - Google Patents

封入成形装置

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JP3080402U JP2001001447U JP2001001447U JP3080402U JP 3080402 U JP3080402 U JP 3080402U JP 2001001447 U JP2001001447 U JP 2001001447U JP 2001001447 U JP2001001447 U JP 2001001447U JP 3080402 U JP3080402 U JP 3080402U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続的な封入処理を短時間で行うことがで
き、しかも構造が単純な封入成形装置を提供する。 【解決手段】 封入成形装置40は、水平な下側回転軸
51に固定された下側抜き型50と、下側回転軸51の
真上にて当該回転軸51と平行に設けられる上側回転軸
71に固定された上側抜き型70とを、相反する回転方
向に回転させる。そして、下側抜き型50に形成される
載置部60にフィリングが挟まれた状態の食パンが載置
されると、下側抜き型50の回転に伴い、上側抜き型7
0に形成されるプレス部80と、載置部60との間で、
食パンの圧着対象部としての外周部を上下から押圧し
て、フィリングを食パンの内側に封入する。そして更
に、下側抜き型50を更に回転させることで封入処理後
の食パンを自重により落下させて、載置部60に新たな
食パンを載置できる状態にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、封入対象物を挟んだシート状物体の外周部分を押圧して、封入対象 物をシート状物体の内側に封入する封入成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、封入対象物をシート状物体の内側に封入する封入成形装置が知られ ている。こうした封入成形装置は、例えば、耳が切断された食パンの内側にクリ ームやジャム等のフィリングが封入された食品を製造する際に用いられる。
【0003】 そして、図11は、こうした食品を製造するための封入成形装置を有する食パ ン加工機100の概略構成図である。この食パン加工機100は大別して、厚さ 方向に垂直にフィリングを充填するための切り込みが入った状態のスライスされ た耳付きの食パンS,S,…を多数ストックし、所定のタイミングで一枚ずつ送 り出すストック装置110と、ストック装置110から送られる食パンSの切り 込み部分にフィリングFを充填する充填装置120と、充填装置120から送ら れる食パンSの耳の内側を上下から押圧することで、食パンSの重なり部を圧着 してフィリングFを食パンSの内側に封入する封入処理、及び食パンSの圧着し た部分と耳との間を切断して耳を切り離す切断処理を行う封入成形装置130と から構成される。尚、この食パン加工機100には、各装置間で食パンSを搬送 するための搬送コンベヤー101が設けられる。
【0004】 そして、封入成形装置130には、搬送コンベヤー101により送られる食パ ンSが載置される固定型131と、専用の駆動装置132aの動力により上下に 往復運動することで、固定型131に載置される食パンSを押圧して封入処理及 び切断処理を行う可動型132とが設けられる。また、固定型131には、処理 後の食パンSiを専用の駆動装置133aの動力により下方から持ち上げる持上 器133が設けられる。
【0005】 更に、封入成形装置130には、持上器133により持ち上げられた食パンS iを受け取りに行き、その食パンSiを固定型131から離れた位置まで運搬し て落下させる運搬器134が設けられる。この運搬器134は、図12に示すよ うに、食パンSiを下方から支持するための支持爪135を内側に向けて延設し た2本のアーム136,136を備える。また、運搬器134は、これらのアー ム136,136を動作させるための専用の駆動装置134aを備える。そして 、この運搬器134は、その駆動装置134aの動力により、2本のアーム13 6を図12の矢印Y1の如く水平方向に移動させることで、食パンSiの受け取 り動作及び運搬動作を行い、更に、2本のアーム136を軸として、その支持爪 135を図12の矢印Y2の如く下方に回動させることで、食パンSiを落下さ せる。
【0006】 このような構成により、この食パン加工機100では、ストック装置110が 所定のタイミングで食パンSを送り出し、充填装置120が、その食パンSの切 り込みの間にフィリングFを充填する。こうして、フィリングFを上下方向から 挟んだ状態の食パンSが封入成形装置130に送られ、固定型131に載置され ると、まず可動型132が往復運動することで、食パンSを上下から押圧して封 入処理及び切断処理を行う。そして、処理後の食パンSiを持上器133により 持ち上げ、更にその食パンSiを運搬器134のアーム136により受け取りに 行き、食パンSiを固定型131から離れた位置まで運搬して、落下させる。こ のように、処理した食パンSiを運搬器134により固定型131の外に運搬し て、新たな食パンSを固定型131に載置して処理できる状態にすることで、ス トック装置110から連続的に送り出される多数の食パンSに対して処理を行う 。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした従来の封入成形装置130では、食パンSを固定型1 31に載置して処理した後、新たな食パンSを固定型131に載置するためには 、まず処理後の食パンSiを持上器133により固定型131から持ち上げ、次 に、その食パンSiを運搬器134により受け取りに行き、その食パンSiを固 定型131から離れた位置まで運搬するという工程が必要となるため、連続的に 食パンSを処理する場合に、作業に時間がかかるという問題があった。
【0008】 また、この封入成形装置130では、可動型132を往復運動させるための動 力の他、持上器133による食パンSiの持ち上げ動作や、運搬器134による 食パンSiの受け取り動作及び運搬動作、そして食パンSiを落下させるための 各アーム136の回動動作といったそれぞれの動作について、別途動力を必要と するため、装置の構造が複雑になり高コストになるという問題があった。そして 、構造が複雑になることは、装置の掃除がしにくくなることにも繋がり、特に食 品を扱う装置として衛生上好ましくない。
【0009】 本考案は、こうした問題に鑑みなされたものであり、連続的な封入処理を短時 間で行うことができ、しかも構造が単純な封入成形装置を提供することを目的と している。
【0010】
【課題を解決するための手段及び考案の効果】
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の封入成形装置は、封入対 象物を上下方向から挟んだ状態のシート状物体について、そのシート状物体にお ける封入対象物が納められた位置の外周部分のうち、そのシート状物体の重なり 部を圧着すべき圧着対象部を上下から押圧することで、その圧着対象部に該当す るシート状物体の重なり部を圧着して、封入対象物をシート状物体の内側に封入 する。
【0011】 ここで、封入対象物を上下方向から挟んだ状態のシート状物体とは、例えば封 入対象物を、2枚のシート状物体により挟んだ状態の物や、1枚のシート状物体 を折り返して挟んだ状態の物や、シート状物体の厚さ方向に垂直に切り込みを入 れ、その切り込み部分に挟んだ状態の物などである。そして、このようなシート 状物体の内側に封入対象物を封入するため、圧着対象部(即ち、封入対象物をシ ート状物体の内側に封入するために封をすべき部分)を上下から押圧することで 、シート状物体の重なり部分を圧着する。
【0012】 より具体的には、請求項1の封入成形装置は、水平な第1の回転軸を中心に回 転可能に設けられる第1の回転体と、この第1の回転体の上方にて、第1の回転 軸と平行な第2の回転軸を中心に回転可能に設けられる第2の回転体とを備えて おり、回転体駆動手段が、これら第1の回転体及び第2の回転体を、相反する回 転方向に回転させる。
【0013】 そして、第1の回転体には、当該回転体のうち第1の回転軸に対して平行とな る側の面に、シート状物体を載置するための載置部が形成されると共に、この載 置部にてシート状物体の圧着対象部に当たるところには、載置されたシート状物 体を押圧するための面となる第1の押圧面が形成される。また、第2の回転体に は、載置部が第1の回転軸と第2の回転軸とを2辺とする平面(以下、軸間面と いう)を通過する際に、第1の押圧面に接近して、第1の押圧面と共にシート状 物体の圧着対象部を押圧する第2の押圧面が形成されている。
【0014】 このような請求項1の封入成形装置では、第1の回転体に形成される載置部が 軸間面に差し掛かる手前の位置となった状態で、その載置部にシート状物体が載 置されると、第1の回転体の回転に伴い、載置部がシート状物体を軸間面に誘導 する。そして、軸間面上で、第2の押圧面と第1の押圧面とがシート状物体の圧 着対象部を上下から押圧することで、シート状物体の重なり部を圧着する。ここ で、第2の回転体が第1の回転体に対して相反する回転方向に回転していること から、第2の押圧面が第1の押圧面と同一方向に軸間面を通過するように移動し て、軸間面を通過する際のシート状物体の移動を補助する。
【0015】 その後、第1の回転体の回転に伴い、シート状物体が軸間面を完全に通過する ことで、封入対象物がシート状物体の内側に封入される。そして、第1の回転体 が更に回転すると、載置部が次第に下方を向くことで、シート状物体が自重によ り落下する。そのため、第1の回転体が更に回転して、載置部が再び軸間面に差 し掛かる手前の位置まできた状態では、新たなシート状物体を載置することがで きる。
【0016】 以上のように、請求項1の封入成形装置では、第1の回転体及び第2の回転体 を回転させることで、載置部に載置されたシート状物体について、封入対象物を 封入するための封入処理を行い、更に、こうして封入処理されたシート状物体を 、その自重により載置部から取り外すといった一連の動作を連続して行うことが できる。従って、この封入成形装置では、シート状物体を連続的に封入処理する 場合にも短時間で行うことができる。しかも、この封入成形装置は、シート状物 体を載置部から別の場所に移動させるための専用の構成や、そのための動力を別 途必要としないため、単純な構造にすることができる。
【0017】 次に、請求項2の封入成形装置では、回転体駆動手段が第1の押圧面の周方向 の回転速度と、第2の押圧面の周方向の回転速度とが同一となるように、第1の 回転体及び第2の回転体を回転させる。これにより、第2の押圧面が第1の押圧 面と同一速度で軸間面を通過するように移動することから、軸間面を通過する際 のシート状物体の移動を、よりスムーズにすることができる。
【0018】 次に、請求項3の封入成形装置では、第1の押圧面が第1の回転軸から一定距 離の曲面であり、第2の押圧面が第2の回転軸から一定距離の曲面である。従っ て、軸間面上における第1の押圧面と第2の押圧面との距離が常に一定に保たれ 、シート状物体の圧着対象部が一定の厚みで押圧されるため、封入処理後のシー ト状物体の外観をきれいにすることができる。
【0019】 ところで、このように封入処理されたシート状物体は、載置部が下方を向くこ とで載置部から自重により落下するが、シート状物体が押圧された際に載置部に くっついた状態になると、載置部が下方を向いても、シート状物体の自重だけで は、載置部から落下しないことが起こり得る。
【0020】 そこで、請求項4の封入成形装置では、第1の回転体の回転に伴い、第1の回 転軸と直交する方向に、自重により所定のストロークで摺動する押出器を載置部 に設けた。そして、この押出器は、載置部が第1の回転軸の真上に位置している 状態では、シート状物体の載置部への載置を妨げない位置まで収納され、載置部 が第1の回転軸の真下に位置している状態では、載置部からシート状物体を押し 出す位置まで突出する。
【0021】 従って、シート状物体が押圧された際に載置部にくっついた状態となっても、 載置部が下方を向くことで押出器が自重により突出し、シート状物体を載置部か ら押し出して確実に落下させることができる。また、押出器は載置部が上方を向 けば自重により収納されるため、シート状物体の載置部への載置を妨げない。し かも、押出器は自重により摺動する構成であり、別途動力を必要としないため、 単純な構造にすることができる。
【0022】 ところで、こうした封入成形装置は、食品の封入処理に適用することができる 。 即ち、請求項5の封入成形装置の対象となるシート状物体は、封入対象物とし て、クリーム,ジャム等のフィリングを挟んだ状態のスライスされた食パンであ ると共に、その圧着対象部は、食パンの耳の内周部分である。更に、載置部にお ける第1の押圧面の外周と、第2の押圧面の外周とには、載置部が軸間面を通過 する際に、食パンにおける圧着対象部と耳との間を切断する切断部が形成されて いる。
【0023】 このような構成により、軸間面上で、第2の押圧面と第1の押圧面とが食パン の耳の内周部分を上下から押圧することで、食パンの重なり部を圧着すると共に 、この圧着した部分と耳との間を切断部により切断する。 こうして、フィリングを挟んだ状態のスライスされた食パンを、耳無しの食パ ンの内側にフィリングが封入された状態まで加工することができる。特に、軸間 面上で食パンの封入処理を行いつつ、耳の切断処理を行うことから、短時間で処 理することができる。しかも、この封入成形装置は、耳を切断処理するための動 力を別途必要としないことから、単純な構造にすることができるため、掃除がし やすくなり、衛生状態を良好に保つことができる。
【0024】 ところで、請求項5の封入成形装置のように、食パンの耳の切断処理を行う構 成では、普通、載置部が食パンより一回り小さく形成されるが、切断処理を行っ た際に、切り離された食パンの耳がその載置部の周りにくっついてしまうことが ある。こうした場合、載置部が下方を向いても、食パンの耳がその自重だけでは 落下せず、新たに処理しようとする食パンを載置部に載置しようとした際に、そ の載置部には前に処理した食パンの耳が残っていることになるため、邪魔になる 。
【0025】 そこで、請求項6の封入成形装置では、食パンが、第1の回転軸の方向にて、 載置部からはみ出すように載置されるが、載置部が軸間面を通過した後で、当該 載置部の移動に伴い食パンの当該載置部からのはみ出し部が通る軌道上に、その はみ出し部の当該軌道に沿った移動を妨げる妨害壁を設けている。
【0026】 この請求項6の封入成形装置によれば、載置部に載置された食パンについて、 軸間面上で食パンの耳の切断処理を行うが、その際に食パンの耳が載置部にくっ ついた状態になっても、載置部の移動に伴う食パンのはみ出し部の移動を妨害壁 が妨げることで、載置部から食パンの耳を強制的に取り外すことができる。しか も、妨害壁は、それ自体は単に固定しておけばよく、別途動力を必要としないた め、単純な構造にすることができる。
【0027】 次に、請求項7の封入成形装置は、載置部が上方を向いた状態で、且つ載置部 が軸間面に差し掛かる手前の所定位置となる毎に、その載置部にシート状物体を 載置する載置手段と、圧着対象部が圧着された後に載置部から落下するシート状 物体を回収するシート状物体回収手段とを備える。
【0028】 このような請求項7の封入成形装置は、第1の回転体の回転により載置部が所 定位置となる毎に、載置部にシート状物体を載置し、このシート状物体に封入処 理を行ったものを載置部から落下させて回収する、という動作を連続して行う。 従って、多数のシート状物体に対して自動的に封入処理を行うことができる。
【0029】 ところで、このようにシート状物体に封入処理を行ったものを載置部から落下 させて回収する場合、特に、請求項5,6の封入成形装置のように、食パンの耳 を切り離す構成においては、フィリングを封入処理した食パンと共に、食パンか ら切り離した耳についても回収する必要がある。
【0030】 そこで、請求項8の封入成形装置では、載置部が上方を向いた状態で、且つ載 置部が軸間面に差し掛かる手前の所定位置となる毎に、その載置部に食パンを載 置する載置手段と、切断部により食パンから切り離された耳と、耳が切り離され ると共にフィリングが内側に封入された食パンとを、分別して回収する分別回収 手段とを設けている。
【0031】 このような請求項8の封入成形装置によれば、第1の回転体の回転により載置 部が所定位置となる毎に、載置部に食パンを載置し、この食パンについて封入処 理を行うと共に耳の切断処理を行い、その処理後の食パンを載置部から落下させ て回収するという動作を連続して行うことができる。そして特に、食パンから切 り離された耳と、耳が切り離されると共にフィリングが内側に封入された食パン とを、自動的に分別して回収することができるため、分別にかかる手間を省いて 作業時間を短縮することができる。
【0032】
【考案の実施の形態】
以下、本考案が適用された実施形態の封入成形装置について、図面を用いて説 明する。 まず図1は、本実施形態の封入成形装置40を有する食パン加工機10の概略 構成図である。
【0033】 図1に示すように、この食パン加工機10は大別して、厚さ方向に垂直にフィ リングFを充填するための切り込みが入った状態のスライスされた耳付きの食パ ンSを多数ストックし、所定のタイミングで一枚ずつ送り出すストック装置20 と、ストック装置20から送られる食パンSの切り込み部分に、クリームやジャ ム等のフィリングFを充填する充填装置30と、充填装置30から送られる食パ ンSの耳の内側を上下から押圧することで、食パンSの重なり部を圧着してフィ リングFを食パンSの内側に封入する封入処理、及び食パンSの圧着した部分と 耳との間を切断して耳を切り離す切断処理を行う封入成形装置40とから構成さ れる。尚、この食パン加工機10には、ストック装置20の食パンSを充填装置 30を通過させて封入成形装置40に搬送するための搬送コンベヤー11が設け られる。
【0034】 そして、本実施形態において、ストック装置20は、図2に示すような所定の 厚さにスライスされた耳付きの食パンSを多数ストックする。ここで、この食パ ンSには、その厚さ方向に垂直に、その厚みを2等分する位置に切り込みが入れ られており、この切り込みにより、食パンSにはその1辺部分のみで繋がる同一 厚さの2枚のシート部Sa,Saが形成されている。そして、ストック装置20 は、この食パンSを搬送コンベヤー11に所定のタイミングで一枚ずつ載置する 。
【0035】 また、本実施形態において、充填装置30は、図3に示すように、搬送コンベ ヤー11により送られてくる食パンSの上側に位置するシート部Saを、図示し ない爪により持ち上げ、その状態で下側に位置するシート部Saの上面にフィリ ングFを充填する。
【0036】 尚、図1において、食パンSは、その2枚のシート部Sa,Saの繋がり部分 が、図面上、奥側となる向きで搬送されている。 次に、封入成形装置40の構成について説明する。 封入成形装置40は、図4に示すように、装置の土台となる架台41と、架台 41の上面に互いに平行となる向きで立設される2枚の板状フレーム42L,4 2Rと、2枚の板状フレーム42L,42Rにより水平に軸支される下側回転軸 51と、2枚の板状フレーム42L,42Rにより、下側回転軸51の真上にて 当該回転軸51と平行に軸支される上側回転軸71と、下側回転軸51に固定さ れた状態で回転する下側抜き型50と、上側回転軸71に固定された状態で回転 する上側抜き型70と、下側抜き型50に対して板状フレーム42Lを挟んだ反 対側で下側回転軸51に固定された下側ハスバ歯車43と、上側抜き型70に対 して板状フレーム42Lを挟んだ反対側で上側回転軸71に固定され、且つ下側 ハスバ歯車43と噛合する上側ハスバ歯車44と、架台41の内側に固設され、 回転動力をベルト45aを介して下側ハスバ歯車43に伝達するモーター45と を備える。尚、本実施形態では、下側抜き型50が第1の回転体に、上側抜き型 70が第2の回転体に、下側回転軸51が第1の回転軸に、上側回転軸71が第 2の回転軸に、それぞれ相当する。
【0037】 そして更に、封入成形装置40は、図1に示すように、搬送コンベヤー11か ら食パンSを受け取る位置に設けられる載置用コンベヤー46と、下側抜き型5 0にくっついた状態の食パンの耳Soを下側抜き型50から取り外すため、下側 抜き型50の回転軸方向両側に固設された2枚の妨害板47,47と、下側抜き 型50の下方で、フィリングFが封入された食パンSi及び食パンSから切り離 された食パンの耳Soを、それぞれ分別して別々の場所に回収する食パン回収コ ンベヤー48及び耳回収コンベヤー49とを備える。尚、本実施形態では、妨害 板47が妨害壁に相当する。
【0038】 そして、図4に示すように、この封入成形装置40において、下側ハスバ歯車 43及び上側ハスバ歯車44は、同じ歯数で形成されている。そのため、モータ ー45を作動させることにより、下側ハスバ歯車43と上側ハスバ歯車44とが 、相反する回転方向に同一回転数で回転し、これに連動して、下側抜き型50及 び上側抜き型70が相反する回転方向(矢印X5,X6)に同一回転数で回転す る。尚、本実施形態では、モーター45,ベルト45a,下側ハスバ歯車43, 上側ハスバ歯車44を連携させることにより下側抜き型50及び上側抜き型70 を回転させる構成が、回転体駆動手段に相当する。
【0039】 また、この封入成形装置40に設けられる下側抜き型50には、下側回転軸5 1に対して平行となる側の面に、食パンSを載置するための載置部60が形成さ れている。図5は、この載置部60を、下側回転軸51の中心軸を通る平面で切 断した断面図である。この図5に示すように、載置部60には、その中央部に凹 んだ凹部61が形成されており、この凹部61の外周壁に相当する当該載置部6 0の外周縁には、下側回転軸51から一定距離の曲面である切断面62が形成さ れている。更に、切断面62の内周には、切断面62より凹んだ位置に、下側回 転軸51から一定距離の曲面である押圧面63が形成されている。また、この載 置部60は、そこに載置される食パンSより一回り小さく形成されており、そこ に載置される食パンSは、その耳の部分が載置部60からはみ出した状態で載置 される。
【0040】 一方、上側抜き型70には、下側回転軸51と上側回転軸71とを2辺とする 平面(以下、軸間面という)を、下側抜き型50の載置部60と同一のタイミン グで通過するプレス部80が形成されている。図6は、載置部60及びプレス部 80が軸間面を通過する状態での、載置部60及びプレス部80を軸間面で切断 した断面図である。この図6に示すように、プレス部80には、載置部60に形 成されている凹部61,切断面62,押圧面63のそれぞれと、軸間面を下側回 転軸51と上側回転軸71との間で垂直2等分する面に関して対称な形状となる 凹部81,切断面82,押圧面83が形成されている。よって、切断面82は上 側回転軸71から一定距離(下側回転軸51から切断面62までと同一距離)の 曲面であり、押圧面83は上側回転軸71から一定距離(下側回転軸51から押 圧面63までと同一距離)の曲面である。従って、押圧面63と押圧面83とは 周方向の回転速度が同一となり、同様に、切断面62と切断面82とについても 周方向の回転速度が同一となる。
【0041】 尚、ここでいう軸間面は、正確には、下側回転軸51の中心軸と、上側回転軸 71の中心軸とを2辺とする平面である。また、本実施形態では、押圧面63が 第1の押圧面に、押圧面83が第2の押圧面に、切断面62及び切断面82が切 断部に、それぞれ相当する。
【0042】 また、図6に示す状態において、切断面62と切断面82とは、互いに当接す る程度の距離まで接近して、載置部60に載置された食パンSの切断面62に当 たる部分を切断する。一方、押圧面63と押圧面83とは、載置部60に載置さ れた食パンSの押圧面63に当たる部分の肉厚より小さくなる距離まで接近して 、その部分を押圧する。その際、凹部61と凹部81とは、載置部60に載置さ れた食パンSの凹部61に当たる部分を押し潰さない程度の距離を確保する。
【0043】 つまり、載置部60の押圧面63は、図7に示すようにフィリングFを上下方 向から挟んだ状態の食パンSにおける、フィリングFが納められた位置の外周部 分で且つ食パンSの耳の内周部分である圧着対象位置(圧着対象部に相当)Sy に当たるところに形成されており、この圧着対象位置Syを押圧面83と押圧面 63とにより上下から押圧することで、その圧着対象位置Syに該当する食パン Sの2枚のシート部Sa,Saの重なり部を圧着して、フィリングFをこの食パ ンSの内側に封入する。また同様に、載置部60の切断面62は、この食パンS における圧着対象位置Syと耳との間である切断対象位置Sxに当たるところに 形成されており、この切断対象位置Sxを切断面82と切断面62とにより上下 から挟んで切断することで、食パンSから食パンの耳Soを切り離す。
【0044】 こうして食パンSは、図8に示すように、内側にフィリングFが封入された耳 無しの食パンSiの状態まで加工される。 尚、封入処理前の食パンSのうち1辺部分は、2枚のシート部Sa,Saがも ともと繋がっているため、その繋がり部分を除く3辺のみを圧着対象部として圧 着して、食パンSの内側にフィリングFを封入してもよいが、全周押圧した方が 、封入処理後の食パンSiの外観上のバランスがよくなるため好ましい。
【0045】 一方、図9は、載置部60を下側回転軸51と垂直な面で切断した断面図であ る。図9に示すように、載置部60には、凹部61に収納される円板91と、一 端に円板91が固定され、凹部61を下側回転軸51と直交する方向に貫通する 摺動棒92と、下側抜き型50を下側回転軸51の軸方向に貫通する長円孔52 に挿入され、摺動棒92の他端が直交して螺着される規制棒93とからなる押出 器90が設けられる。
【0046】 そして、この押出器90は、下側抜き型50の回転に伴い、押出器90の自重 により、規制棒93が長円孔52内を移動できる範囲内の所定のストロークで摺 動する。例えば、図9(a)に示すように、載置部60が下側回転軸51の真上 に位置することで、載置部60が上方を向いている状態では、円板91が食パン Sの載置部60への載置を妨げない収納位置まで収納される。一方、図9(b) に示すように、載置部60が下側回転軸51の真下に位置することで、載置部6 0が下方を向いている状態では、円板91が載置部60から封入処理後の食パン Siを押し出す押出位置まで突出する。つまり押出器90は、下側抜き型50の 回転に伴い、自重により収納位置から押出位置までの範囲で摺動する。
【0047】 一方また、図10に示すように、この封入成形装置40に設けられる2枚の妨 害板47,47は、載置部60が下方を向いた際の下側抜き型50の回転軸方向 両側にて、その下側抜き型50の通過を妨げない程度に近接するように固設され る。尚、図面上は2枚の妨害板47,47が互いに重なる位置関係となっている 。
【0048】 そして、これらの妨害板47,47は、載置部60の移動に伴いこの載置部6 0からはみ出した食パンの耳Soが通る軌道上で、この軌道に沿った食パンの耳 Soの移動を妨げる。そのため、切断処理により載置部60の周りにくっついた 状態となった食パンの耳Soは、2枚の妨害板47,47の間を載置部60が通 過する際に、これらの妨害板47,47によりその通過が妨げられることで、載 置部60から取り外される。
【0049】 また、図1に示すように、この封入成形装置40に設けられる載置用コンベヤ ー46は、搬送コンベヤー11から食パンSを受け取り、下側抜き型50の回転 (矢印X5)に伴い、載置部60が上方を向いた状態で、且つ載置部60が軸間 面に差し掛かる手前の所定位置となる毎に、食パンSをその載置部60に載置す る(矢印X4)。尚、本実施形態では、載置用コンベヤー46が載置手段に相当 する。
【0050】 また、この封入成形装置40に設けられる食パン回収コンベヤー48は、下側 抜き型50の下方で、フィリングFが封入された食パンSiが自重により或いは 押出器90により押し出されて載置部60から落下する位置に設けられる。そし て、落下してきた封入処理後の食パンSiを所定の場所に回収する(矢印X7) 。尚、本実施形態では、食パン回収コンベヤー48がシート状物体回収手段に相 当する。
【0051】 一方また、この封入成形装置40に設けられる耳回収コンベヤー49は、妨害 板47,47により載置部60から取り外された食パンの耳Soを所定の場所に 回収する(矢印X8)。尚、本実施形態では、食パン回収コンベヤー48と耳回 収コンベヤー49とにより食パンSiと食パンの耳Soとを別々に回収する構成 が、分別回収手段に相当する。
【0052】 次に、本実施形態の食パン加工機10の動作について説明する。 この食パン加工機10では、ストック装置20が食パンSを搬送コンベヤー1 1に所定のタイミングで一枚ずつ載置し(矢印X1)、搬送コンベヤー11がそ の食パンSを充填装置30に搬送する(矢印X2)。そして、充填装置30がそ の食パンSの切り込みの間にフィリングFを充填し、搬送コンベヤー11がその 食パンSを封入成形装置40に搬送する(矢印X3)。
【0053】 こうしてフィリングFを上下方向から挟んだ状態の食パンSが、搬送コンベヤ ー11により送られてくると、封入成形装置40は、その食パンSを載置用コン ベヤー46により受け取り、下側抜き型50の回転に伴い載置部60が所定位置 となる毎に、その食パンSを載置部60に載置する(矢印X4)。そして、下側 抜き型50の回転に伴い、載置部60が食パンSを軸間面に誘導する(矢印X5 )。そして更に、軸間面上で、押圧面83と押圧面63とが、その食パンSの圧 着対象位置Syを上下から押圧することでフィリングFの封入処理を行うと共に 、切断面82と切断面62とが、その食パンSの切断対象位置Sxを切断して食 パンの耳を切り離す。尚、封入処理の際において、押圧面63と押圧面83とは 、軸間面を同一方向(矢印X5,X6)に同一速度で通過すると共に、食パンS の圧着対象位置Syを一定の厚みで押圧する。
【0054】 こうして食パンSは、軸間面を通過することで、内側にフィリングFを封入し た状態の食パンSiと、食パンの耳Soとに分離される。ここで、食パンの耳S oは、載置部60の外周縁である切断面62の周りにくっついた状態となってい る。
【0055】 その後、下側抜き型50が更に回転して(矢印X5)、載置部60が次第に下 方を向くことで、フィリングFを封入した食パンSiが自重により載置部60か ら落下する。ここで、食パンSiが載置部60にくっついた状態となっていると 、食パンSiがその自重のみでは落下しないが、こうした場合にも、押出器90 が自重により摺動して載置部60から食パンSiを押し出す押出位置まで突出す ることで、食パンSiを強制的に落下させる。従って、載置部60に載置された 食パンSiは、少なくとも押出器90が自重により突出する位置まで載置部60 が移動することで確実に落下する。このように、フィリングFが封入された食パ ンSiを、食パン回収コンベヤー48により回収可能な定位置で落下させて、所 定の場所に回収する(矢印X7)。
【0056】 一方、下側抜き型50は、載置部60の周りに食パンの耳Soがくっついた状 態で更に回転する(矢印X5)。そして、載置部60が妨害板47,47の間を 通過する際に、妨害板47,47が載置部60からはみ出した食パンの耳Soの 通過を妨げることで、食パンの耳Soを載置部60から取り外して、耳回収コン ベヤー49へと落下させる。そして、食パンの耳Soを耳回収コンベヤー49に より所定の場所に回収する(矢印X8)。
【0057】 こうして下側抜き型50は、その回転に伴い(矢印X5)、載置部60が再び 所定位置まで移動して新たな食パンSが載置されるまでに、フィリングFが封入 された食パンSiと、食パンの耳Soとを載置部60から確実に落下させる。尚 、押出器90は、載置部60が所定位置まで移動する間に自重により摺動して、 食パンSの載置部60への載置を妨げない収納位置まで収納される。
【0058】 以上のように、本実施形態の封入成形装置40によれば、下側抜き型50及び 上側抜き型70を回転させる構成により、載置部60に載置された食パンSにつ いて封入処理を行い、更にその封入処理された食パンSiを載置部60から取り 外すといった一連の動作を行うため、食パンSについての連続的な封入処理を短 時間で行うことができる。しかも、この封入成形装置40は、封入処理後の食パ ンSiを載置部60から別の場所に移動させるための専用の構成や、そのための 動力を別途用いていないため、単純な構造である。
【0059】 そして、この封入成形装置40では、食パンSについて封入処理を行う際に、 押圧面63と押圧面83とが、軸間面を同一方向に同一速度で通過するように移 動することから、軸間面を通過する際の食パンSの移動をスムーズにすることが できる。しかも、軸間面上における押圧面63と押圧面83との距離が常に一定 に保たれ、食パンSの圧着対象位置Syが一定の厚みで押圧されるため、封入処 理後の食パンSiの外観をきれいにすることができる。
【0060】 また、この封入成形装置40では、封入処理後の食パンSiが載置部60にく っついた状態となっても、単純な構造の押出器90により食パンSiを載置部6 0から押し出して確実に落下させることができる。 更に、この封入成形装置40では、軸間面上で食パンSの封入処理を行いつつ 、耳の切断処理を行うことから、短時間で処理することができる。しかも、切断 処理により載置部60の周りにくっついた食パンの耳Soを、単純な構造の妨害 板47,47により取り外すことができる。
【0061】 加えて、この封入成形装置40では、載置部60が所定位置となる毎に、載置 用コンベヤー46によりその載置部60に食パンSを載置し、更に、フィリング Fが封入された食パンSiと、食パンの耳Soとを、食パン回収コンベヤー48 及び耳回収コンベヤー49により回収する構成により、多数の食パンSを自動的 に連続して処理することができる。特に、フィリングFが封入された食パンSi と、食パンの耳Soとを、自動的に分別して回収することで、分別にかかる手間 を省いて作業時間を短縮することができる。
【0062】 以上、本考案の一実施形態について説明したが、本考案は、種々の形態を採り 得ることは言うまでもない。 例えば、 本実施形態の食パン加工機10では、1辺にのみ繋がり部分を残し て切り込みが入れられた食パンSを用いたが、これに限らず、例えば2辺或いは 3辺に繋がり部分を残すような切り込みが入れられた食パンを用いて、その切り 込みにより食パンに形成されるポケット部にフィリングFを充填してもよく、完 全に2枚に分離した食パンを用いて、それらの間にフィリングFを充填してもよ い。
【0063】 また、本実施形態の封入成形装置40では、食パンSの内側にフィリングFを 封入したが、これに限らず、例えば、チーズ,野菜,肉製品,魚製品等、フィリ ング以外の食品を封入してもよい。また、シート状物体としては食パンに限らな い。例えば、本考案は、饅頭の皮やパイ生地をシート状物体とした食品の製造工 程に用いることもでき、食品以外の物の製造工程に用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の封入成形装置を有する食パン加工
機の概略構成図である。
【図2】 ストック装置にストックされる食パンの外観
図である。
【図3】 充填装置が食パンにフィリングを封入する方
法を説明するための説明図である。
【図4】 封入成形装置の外観図である。
【図5】 載置部を、下側回転軸の中心軸を通る平面で
切断した断面図である。
【図6】 載置部及びプレス部を軸間面で切断した断面
図である。
【図7】 食パンにおける切断対象位置Sx及び圧着対
象位置Syを示すための説明図である。
【図8】 耳無しの食パンの内側にフィリングが封入さ
れた状態を示すための説明図である。
【図9】 押出器の動作を説明するための説明図であ
る。
【図10】 妨害板の機能を説明するための説明図であ
る。
【図11】 従来の封入成形装置を有する食パン加工機
の概略構成図である。
【図12】 従来の封入成形装置の運搬器を説明する説
明図である。
【符号の説明】
10…食パン加工機、 20…ストック装置、 30…
充填装置、40…封入成形装置、 41…架台、 42
L,42R…板状フレーム、43…下側ハスバ歯車、
44…上側ハスバ歯車、 45…モーター、45a…ベ
ルト、 46…載置用コンベヤー、 47…妨害板、4
8…食パン回収コンベヤー、 49…耳回収コンベヤ
ー、50…下側抜き型、 51…下側回転軸、 52…
長円孔、 60…載置部、61…凹部、 62…切断
面、 63…押圧面 70…上側抜き型、71…上側回
転軸、 80…プレス部、 81…凹部、 82…切断
面、83…押圧面、 90…押出器、 91…円板、
92…摺動棒、93…規制棒、 S…食パン、 Sa…
シート部、 Sx…切断対象位置、Sy…圧着対象位
置、 Si…封入処理後の食パン、So…切り離された
食パンの耳、 F…フィリング

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 封入対象物を上下方向から挟んだ状態の
    シート状物体について、該シート状物体における前記封
    入対象物が納められた位置の外周部分のうち、該シート
    状物体の重なり部を圧着すべき圧着対象部を上下から押
    圧することで、その圧着対象部に該当する前記シート状
    物体の重なり部を圧着して、前記封入対象物を前記シー
    ト状物体の内側に封入する封入成形装置であって、 水平な第1の回転軸を中心に回転可能に設けられる第1
    の回転体と、 前記第1の回転体の上方にて、前記第1の回転軸と平行
    な第2の回転軸を中心に回転可能に設けられる第2の回
    転体と、 前記第1の回転体及び前記第2の回転体を、相反する回
    転方向に回転させる回転体駆動手段と、 を備え、 前記第1の回転体には、当該回転体のうち前記第1の回
    転軸に対して平行となる側の面に、前記シート状物体を
    載置するための載置部が形成されると共に、該載置部に
    て前記シート状物体の前記圧着対象部に当たるところに
    は、載置された前記シート状物体を押圧するための面と
    なる第1の押圧面が形成され、 前記第2の回転体には、前記載置部が前記第1の回転軸
    と前記第2の回転軸とを2辺とする平面を通過する際
    に、前記第1の押圧面に接近して、該第1の押圧面と共
    に前記シート状物体の前記圧着対象部を押圧する第2の
    押圧面が形成されていること、 を特徴とする封入成形装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の封入成形装置におい
    て、 前記回転体駆動手段は、前記第1の回転体に形成される
    前記第1の押圧面の周方向の回転速度と、前記第2の回
    転体に形成される前記第2の押圧面の周方向の回転速度
    とが同一となるように、前記第1の回転体及び前記第2
    の回転体を回転させること、 を特徴とする封入成形装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の封入成形
    装置において、 前記第1の押圧面は、前記第1の回転軸から一定距離の
    曲面であり、 前記第2の押圧面は、前記第2の回転軸から一定距離の
    曲面であること、 を特徴とする封入成形装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の何れかに記載
    の封入成形装置において、 前記載置部には、前記第1の回転体の回転に伴い、前記
    第1の回転軸と直交する方向に、自重により所定のスト
    ロークで摺動する押出器が設けられ、 前記押出器は、前記載置部が前記第1の回転軸の真上に
    位置している状態では、前記シート状物体の前記載置部
    への載置を妨げない位置まで収納され、前記載置部が前
    記第1の回転軸の真下に位置している状態では、前記載
    置部から前記シート状物体を押し出す位置まで突出する
    こと、 を特徴とする封入成形装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4の何れかに記載
    の封入成形装置において、 前記シート状物体は、前記封入対象物としてフィリング
    を挟んだ状態のスライスされた食パンであると共に、前
    記圧着対象部は前記食パンの耳の内周部分であり、 更に、前記載置部における前記第1の押圧面の外周と、
    前記第2の押圧面の外周とには、前記載置部が前記第1
    の回転軸と前記第2の回転軸とを2辺とする平面を通過
    する際に、前記食パンにおける前記圧着対象部と前記耳
    との間を切断する切断部が形成されていること、 を特徴とする封入成形装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の封入成形装置におい
    て、 前記食パンは、前記第1の回転軸の方向にて、前記載置
    部からはみ出すように載置され、 前記載置部が前記第1の回転軸と前記第2の回転軸とを
    2辺とする平面を通過した後で、当該載置部の移動に伴
    い前記食パンの当該載置部からのはみ出し部が通る軌道
    上には、前記はみ出し部の当該軌道に沿った移動を妨げ
    る妨害壁が設けられていること、 を特徴とする封入成形装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6の何れかに記載
    の封入成形装置において、 前記載置部が上方を向いた状態で、且つ該載置部が前記
    第1の回転軸と前記第2の回転軸とを2辺とする平面に
    差し掛かる手前の所定位置となる毎に、当該載置部に前
    記シート状物体を載置する載置手段と、 前記圧着対象部が圧着された後に前記載置部から落下す
    るシート状物体を回収するシート状物体回収手段と、 を備えたことを特徴とする封入成形装置。
  8. 【請求項8】 請求項5又は請求項6に記載の封入成形
    装置において、 前記載置部が上方を向いた状態で、且つ該載置部が前記
    第1の回転軸と前記第2の回転軸とを2辺とする平面に
    差し掛かる手前の所定位置となる毎に、当該載置部に前
    記食パンを載置する載置手段と、 前記切断部により前記食パンから切り離された耳と、該
    耳が切り離されると共に前記フィリングが内側に封入さ
    れた前記食パンとを、分別して回収する分別回収手段
    と、 を備えたことを特徴とする封入成形装置。
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