JP3080304U - 受け皿付き幼児用散髪ハサミ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】幼児の散髪は、身体を動かすため非常に危険で
あるが、長すぎて目に入ったり耳に入ったりするので、
安全な散髪が望まれた。現在市販されている幼児向けの
散髪道具は毛をそろえて直線に切ることや切り毛の始末
等も難しいのが多いので、ハサミを活用した散髪を工夫
考案し直線切りと切れ毛の始末も可能とした。 【構成】受け皿付き幼児用散髪ハサミは、下刃４に取り
付けられた受け皿本体９とハサミ本体１から成り、幼児
が寝ているときの散髪、起きているときの散髪が出来
て、同時に切り毛の収納を可能とした構成になってい
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、危険な幼児の散髪を寝ている間に切り毛を散乱させずに容易に行う 事が出来るものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、幼児の散髪は、動物の形をした電動散髪器が多く出回っているようであ るが、この動物の口に相当する部分で、幼児の髪の毛をくわえるようにして挟ん で毛を切断するのであるが、幅が２〜３ｃｍなことと、毛に対して直角にくわえ るためどうしても一直線に切ることが困難で、切り毛も動物の中で施術者に見え ず、しかも、でこぼこに仕上がっていことが多く又、大型の爪切りとバリカンを 一緒にしたような構造のため、音も結構うるさく眠っている子が起きてしまう恐 れもあり又、毛が切れているのか切れていないのか解りにくく、どうしても引っ 張るように操作するため幼児も痛みを感じることが多かった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで、毛を引っ張らずに、しかも切り毛が施術者によく見えて尚かつ直線に 切れ、毛を受けることが出来るものが考えられた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案はハサミを使用することとし、切り毛を受 けるための受け皿本体９を設け、そこには受け皿Ａ部、受け皿Ｂ部をそれぞれ寝 て行う散髪と起きて行う散髪用の切れ毛の収納皿になるように制作した。

【０００５】

【作用】

本考案の受け皿付き幼児用散髪ハサミは、動き回る幼児の散髪を寝ている時で も切れ毛を収納しながら行えるようにしたものである。小児など静止が出来る年 になれば起きた状態での使用も可能にした。

【０００６】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明する。 寝ている幼児の前髪を散髪する場合、本考案の受け皿付き幼児用散髪ハサミの ハサミ握り部２に施術者のゆびを通し普通に紙を切るように幼児の前髪の下に下 刃４をさし込み、希望の寸法のところで髪の毛を切れば、受け皿本体９内に切り 毛が落ちて収納され、この操作を２．３回繰り返すことにより直線に前髪をそろ えて切る事が出来て、散髪を終了する事が出来るのである。

【０００７】 本考案の、受け皿付き幼児用散髪ハサミは、受け皿本体９の他、受け皿袋１ ６にしても良い。又、受け皿金具取り付け部５はＬ型金具１２にしても良い。受 け皿袋１６は請求項３にあるように布、ビニール等の材料を使用するが受け皿本 体９や受け皿金具取り付け部５は主に金属やプラスチックなどの樹脂製品を使用 する。

【０００８】

【考案の効果】

本考案は、上述の通り構成されているので、次に記載する効果を奏する。

【０００９】 請求項１の受け皿本体９において幼児が寝ているときの散髪は受け皿Ａ部７ に、静止状態が可能な小児程度は起きた状態での散髪のときは受け皿Ｂ部８に切 り毛を収納できてハサミ特有の直線切りが可能である。

【００１０】

【図面の簡単な説明】

【図１】受け皿付き幼児用散髪ハサミの斜視図である。

【図２】受け皿付き幼児用散髪ハサミの斜視図である。

【図３】受け皿付き幼児用散髪ハサミの側面図である。

【図４】ハサミの刃の部分で短縮させた図で、受け皿付
き幼児用散髪ハサミの平面図である。

【図５】受け皿付き幼児用散髪ハサミの使用中の斜視図
である。

【図６】受け皿付き幼児用散髪ハサミで小児を散髪中の
斜視図である。

【図７】受け皿袋を使用した場合の受け皿付き幼児用散
髪ハサミの斜視図で、Ｌ型金具さし込み部１３を見せた
図である。

【図８】受け皿袋を使用した場合の受け皿付き幼児用散
髪ハサミの斜視図でＬ型金具さし込み部１３をＬ型金具
受け入れ部１４にさし込んだ図である。

【図９】請求項２に対する受け皿本体の取り付け法を表
す図１０の断面図である。

【図１０】受け皿付き幼児用散髪ハサミの受け皿本体の
取り付け法として、つめをつめ溝にさし込んで一体と成
した斜視図である。

【符号の説明】

１． ハサミ本体 ２０．
外つめ溝 ２． ハサミ握り部 ２１．
内つめ溝 ３． 上刃 ２２．
外つめ ４． 下刃 ２３．
内つめ ５． 受け皿金具取り付け部 ２４．
リベット ６． ビス ７． 受け皿Ａ部 ８． 受け皿Ｂ部 ９． 受け皿本体 １０．頭髪 １１．切り毛 １２．Ｌ型金具 １３．Ｌ型金具さし込み部 １４．Ｌ型金具受け入れ部 １５．受け皿袋 １６．受け皿袋テント部 １７．ピアノ線部 １８．人の手 １９．横板

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【手続補正書】

【提出日】平成１３年３月１９日（２００１．３．１
９）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 本考案の、受け皿付き幼児用散髪ハサミ
   は特に幼児用の散髪ハサミであるが、幼児は目を覚まし
   ている間は動くため危険であり、又切り毛が散乱するた
   め、寝ている間に散髪が出来て、しかも切り毛を受ける
   事が出来るように設けられており、詳しくは下刃４に取
   り付けられた受け皿本体９を有し、寝ているときの散髪
   の切り毛１１は受け皿Ａ部に、起きて散髪する場合の切
   り毛１１は受け皿Ｂ部に受けることが出来る受け皿付き
   幼児用散髪ハサミ。
2. 【請求項２】 受け皿本体９の取り付け方法として、下
   刃４に設けられた外溝２０、内溝２１にそれぞれ受け皿
   本体９と一体となる外つめ２２、内つめ２３が側方より
   スライドするようにはめてあり、図９，図１０、請求項
   １と同じ効果を生む受け皿付き幼児用散髪ハサミ。
3. 【請求項３】 受け皿本体９に替わる物として布、ビニ
   ールを材料とした受け皿袋１６を採用した場合の考案
   で、この場合は下刃４に取り付ける方法として、Ｌ型金
   具１２を取り付けた場合で、Ｌ型金具の一方のＬ型金具
   さし込み部１３にＬ型金具受け入れ部１４がさし込める
   と同時に固定されるが、散髪の操作については請求項１
   と同じであり、切り毛１１は、受け皿袋１６に受けるこ
   とが出来る図７、図８受け皿付き幼児用散髪ハサミ。