JP2013179947A - 理容鋏 - Google Patents
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Abstract
【課題】理美容師の初心者に有りがちな、右耳に添う生え際部分の調髪に際して、右耳を傷つける事故の発生を防止する理容鋏を提供する。
【解決手段】端部に指孔部12,22を形成した動刃体1及び静刃体2をX状に交叉させ、両刃体を貫通する枢結ボルト及び締付ナットで交叉部を枢結してなる理容鋏に於いて、動刃体1の刃基部から刃長の1/2〜1/3の範囲で、刃縁15から外方へ突出し且つ鋏切断回動面に近接する保護部42を備えたガード体4を動刃体1に付設してなる。
【選択図】図1
Description
本発明は、理容鋏に関するものである。
理容鋏の基本的構成は、周知のとおり一対の刀体をX状に交叉させ、両刀体を貫通する軸孔を穿設し、該軸孔に挿通した枢結軸で交叉部を枢結してなるものである。操作部分は通常指環構造となっており、刀体と一体に形成されている。
そして調髪に際しては、通常動刃体(親指装着側)を裏面(頭部側)とし、静刃体(人差指側)とし、毛髪を櫛で揃え、櫛から突出した毛髪先端部分を切除するようにしている。この動刃体の外側に配置される補助部材を装着することが従前より提案されている。
特許文献1(実開平3−49764号公報)には、静刃体に櫛部材を添設すると共に、動刃体が静刃体と櫛部材の間に嵌入して、櫛部材から突出した毛髪先端部分を切断している。
また特許文献2(特開2005−87723号公報)には、静刃体の刃裏面と離間して対向させたカバー部を備え、離間空間に動刃体が挿入されるようにして、動刃体によるカット位置をカバー部で覆い、動刃体の刃面から使用者の指を保護するようにしている。
ところで理容鋏は、所謂理美容師と称される作業者が使用するもので、前記したように左手に櫛を持ち、右手で理容鋏を操作するものであるが、就業当初は慎重に調髪を行うものであるが、調髪作業に慣れてくる頃に、顧客(調髪対象者)の右耳を誤って傷付ける事故がしばしば生ずる。
これは、顧客の左耳に添う生え際部分の調髪は、顧客の左耳を櫛体で全方に折り曲げた状態で左耳を抑え込み、櫛歯間から突出した毛髪先端を切断しているが、顧客の右耳に添う生え際部分の調髪に際しては、櫛体で耳を押さえることができない。このため理容鋏の使用角度(顧客頭部に対する理容鋏の角度)を変えて、右耳に接触しないようにするが、櫛体を使用せずに、左手で顧客の右耳を押さえて調髪を実施する。しかし刃先角度を変えての調髪や、櫛体を使用しない調髪は熟練を要するため、調髪作業に慎重さを欠くと、顧客の右耳を傷つけてしまう。
また前記の特許文献1,2記載の櫛部材やカバーを装着した理容鋏を使用した場合に、前記の事故が防止できるが、理容鋏としては非常に使い難い。即ち櫛部材やカバー部材は静刃体に添設されているが、第一に静刃体の全長に渡って設けられており、微妙な調髪が要求される理美容師においては、前記櫛部材やカバー部材が邪魔になってしまう。
更に前記の添設する部材は、当然相応の重量を備えることになり、日常的に調髪作業を行う理美容師にとって、鋏の重量増加は負担となってしまう。
そこで本発明は、軽量で且つ鋏自体の使い難さを生じさせない事故防止機能をそなえた新規な理容鋏を提案したものである。
本発明に係る理容鋏は、端部に指孔部を形成した動刃体及び静刃体をX状に交叉させ、両刃体を貫通する枢結ボルト及び締付ナットで交叉部を枢結してなる理容鋏に於いて、動刃体の刃基部から刃長の1/2〜1/3の範囲で、刃縁から外方へ突出し且つ鋏切断回動面に近接する保護部を備えたガード体を動刃体に付設してなることを特徴とするものである。
而して理容鋏は、その先方部分(刃先から刃長の1/2〜2/3の範囲)を使用して調髪が自在に可能であり、右耳に添う生え際部分の調髪に際しては、頭部側となる動刃体に付設したガード体で耳を押さえることになり、動刃体を動かしても耳が切断回動面に侵入するのをガード体で阻止するので、右耳を傷付けてしまう事故は防止されるものである。
また本発明(請求項2)の理容鋏は、特に前記ガード体を動刃体に着脱自在に設けてなるもので、調髪作業に熟練すると事故の発生の恐れが少なくなり、ガード体を外すと通常の理容鋏の状態に戻る。
また本発明(請求項3,4)に係る理容鋏は、ガード体を特にガード体を線材で形成すると共に、動刃体の峰部と刃側の基部側端面に小穴を穿設し、線材両端を前記小穴に嵌合して動刃体に付設してなり、更にガード体の保護部を刃縁と平行に設けてなるもので、ガード体を線材で形成することによってガード体の付設による理容鋏の重量増加を抑えることができ、前記線材で形成される保護部が刃縁と平行に設けることで、ガード体の存在による調髪操作への影響を少なくすることができる。
本発明の構成は上記のとおり理容鋏の動刃体の刃基部から刃長の1/2〜1/3の範囲に所定の保護部を備えたガード体を敷設したもので、通常の調髪作業を行えると共に、特に理美容師の初心者によって引き起こされる、顧客の右耳生え際調髪に際して顧客の右耳を傷つけてしまう事故を防止できたものである。
次に本発明の実施形態について説明する。実施形態に示した理容鋏の基本的構成は、動刃体1及び静刃体2をX状に交叉させ、両刃体1,2を貫通する枢結ボルト及び締付ナットで交叉部を枢結(枢結部3)してなるもので、動刃体1及び静刃体2は、枢結部3を挟んで一方に刃部11,21を形成し、他方に操作用の指孔部12,22を設けているものである。
本発明は特に動刃体1の刃部11にガード体4を付設したもので、ガード体4は、線材で形成され、両端部分を動刃体1との連結部41とし、中間部分を保護部42としたものである。
連結部41は、動刃体1の峰部13と刃側の基部側端面14に穿設した小穴に挿入嵌合して着脱自在に装着したものである。
保護部42は、刃基部から刃長の1/2〜1/3の範囲で形成しておくもので、刃縁15から2〜4mm程度外方へ突出し、且つ鋏切断回動面に近接(2mm以下)し、更に刃縁15と平行に設けてなるものである。
而して前記理容鋏は従前の器具と同様に動刃体1を裏側(顧客頭部側)として、櫛体Aを使用し、櫛体Aから突出した毛髪Bの先端部分を切断して調髪を行うものである。この調髪に際しては、鋏の先方部分(刃先から刃長の1/2〜2/3の範囲)を使用することになるので、ガード体4は邪魔にならない。
更に図3に例示するように、右耳Cに添う生え際部分の調髪に際しては、頭部側となる動刃体1に付設したガード体4の保護部42で右耳Cを押さえることになり、動刃体を動かしても耳Cが切断回動面に侵入するのをガード体4が阻止するので、右耳Cを傷付けてしまう事故は防止されるものである。
また本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、保護部42の形状は、刃縁15と平行とせずに、アーチ状でも波状でも良いし、また線材に替えて板材を採用するようにしても良い。
1 動刃体
11 刃部
12 指孔部
13 峰部
14 基部側端面
15 刃縁
2 静刃体
21 刃部
22 指孔部
3 枢結部
4 ガード体
41 連結部
42 保護部
11 刃部
12 指孔部
13 峰部
14 基部側端面
15 刃縁
2 静刃体
21 刃部
22 指孔部
3 枢結部
4 ガード体
41 連結部
42 保護部
Claims (4)
- 端部に指孔部を形成した動刃体及び静刃体をX状に交叉させ、両刃体を貫通する枢結ボルト及び締付ナットで交叉部を枢結してなる理容鋏に於いて、動刃体の刃基部から刃長の1/2〜1/3の範囲で、刃縁から外方へ突出し且つ鋏切断回動面に近接する保護部を備えたガード体を動刃体に付設してなることを特徴とする理容鋏。
- ガード体を動刃体に着脱自在に設けてなる請求項1記載の理容鋏。
- ガード体を線材で形成すると共に、動刃体の峰部と刃側の基部側端面に小穴を穿設し、線材両端を前記小穴に嵌合して動刃体に付設してなる請求項1又は2記載の理容鋏。
- ガード体の保護部を刃縁と平行に設けてなる請求項3記載の理容鋏。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012043398A JP5383840B2 (ja) | 2012-02-29 | 2012-02-29 | 理容鋏 |
Applications Claiming Priority (1)
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5299080U (ja) * | 1976-01-16 | 1977-07-26 | ||
JPS63122491A (ja) * | 1986-11-03 | 1988-05-26 | シャルル アスー | 理容ハサミ |
JP3080304U (ja) * | 2000-12-11 | 2001-09-21 | 美久仁 和田 | 受け皿付き幼児用散髪ハサミ |
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