JP3080058B2 - レーダ装置及びレーダ測定方法 - Google Patents

レーダ装置及びレーダ測定方法

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JP3080058B2
JP3080058B2 JP09357698A JP35769897A JP3080058B2 JP 3080058 B2 JP3080058 B2 JP 3080058B2 JP 09357698 A JP09357698 A JP 09357698A JP 35769897 A JP35769897 A JP 35769897A JP 3080058 B2 JP3080058 B2 JP 3080058B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーダ装置、特に車
両用レーザレーダ装置等、走査により多数のデータを得
て障害物の存在を認識するレーダ装置及びレーダ測定方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用レーザレーダ装置が開
発され、車間距離の測定・前方障害物の検出・車両追突
の防止等の各種用途に幅広く利用されている。
【0003】この車両用レーザレーダ装置では、車両の
正面方向を中心とする所定の照射角度範囲内で少しずつ
照射角度を変えてレーザ光を繰り返し照射し、レーザ光
の照射角度とレーザ光が出射後に障害物に反射されて戻
ってくる迄の時間とをデータとして収集し、これを基に
障害物の存在・種類・位置・距離等を認識している。
【0004】次に従来例のレーダ装置を図面を参照しつ
つ説明する。
【0005】図5は従来例のレーダ装置のブロック図で
ある。送光部1は、照射レーザ光Liを車両正面を中心
とする照射角度θ=−10°〜+10°の照射範囲内で
一方向に繰り返し走査しつつ照射する。受光部3は、障
害物2a〜2cで反射された反射レーザ光Lrを受光す
る。距離測定部4は、送光部1の発光信号Si出力から
受光部3の受光信号Sr出力迄の時間を計測してこれを
基に距離データDを算出する。データ記憶部6は算出さ
れた距離データDを照射角度θと対応付けて順次格納す
る。クラスタリング部7は、データ記憶部6から距離デ
ータD群を読み出し、一連の距離データD群を、障害物
2a〜2cである車両等の構成部品であるリフレクタ等
の各反射物毎にまとめるクラスタ処理を行い、各クラス
タの特徴値である距離データDa〜Dcを照射角度θa
〜θc等と共に出力する。車両認識部8は、各クラスタ
の特徴値である距離データDa〜Dc,照射角度θa〜
θc等のデータから障害物2a〜2cの存在・種類・位
置・距離を認識する。表示部9は、車両認識部8で認識
された障害物2a〜2cの存在・種類・位置・距離を表
示する。制御部10は、送光部1,受光部3〜表示部9
の各部を統合制御する。
【0006】図6は従来例のレーダ測定方法の処理フロ
ーチャートである。
【0007】まず最初に、制御部10は内部の図示しな
いレジスタへn=1を代入する(ステップS1)。
【0008】制御部10が距離測定部4へ走査開始信号
Sscを出力すると、送光部1は照射信号Siを生成出
力すると共に、所定の照射角度θ(n)で照射レーザ光
Liを照射する。照射レーザ光Liが障害物2aへ到達
し反射されて反射レーザ光Lrが受光部3で受光される
と、受光部3は受光信号Srを生成出力する。距離測定
部4は照射信号Si生成出力後から受光信号Sr生成出
力時迄の時間、即ち往復時間t(n)を計測し(n:整
数)、算出式である距離データD(n)=c*(t
(n))/2に代入して距離データD(n)を算出する
(c:光速定数)(ステップS2)。
【0009】制御部10は、送光部1が次の照射レーザ
Liを照射角度θ(n+1)で照射する迄に受光部3が
反射レーザ光Lrを受光できたか否か判断する(ステッ
プS3)。
【0010】反射レーザ光Lrが受光できない、即ちD
(n)=∞の場合は、その照射角度θ(n)には障害物
2aが存在しないと判断し、データ記憶部6のn番目の
アドレスに距離データD(n)=“0”を値nと共に格
納する(ステップS4)。
【0011】又、反射レーザ光Lrを受光できた、即ち
D(n)≠∞の場合は、データ記憶部6のn番目のアド
レスに障害物2aの距離データD(n)を値nと共に格
納する(ステップS5)。
【0012】引き続いて制御部10は、照射レーザ光L
iの照射角度θ(n)を変えながら値nを増加させてい
き、障害物2b,2cについても同様にデータ記憶部6
へ距離データDを値nと共に順次格納する(ステップS
6,S7,S2〜S6)。このようにしてデータ記憶部
6には値nと対応する全ての距離データD(n)が順次
記憶される。
【0013】照射レーザ光Liの1走査が完了すると
(ステップS6)、制御部10は、データ記憶部6に格
納された複数の距離データD(1)〜D(n)とこれに
対応する値1〜nを読み出しクラスタリング部7へ転送
する。クラスタリング部7は、障害物2a〜2cである
車両等を構成する反射物等を単位としてクラスタ処理す
る(ステップS)。このクラスタ処理は、距離データD
を反射物毎にグループ化してそれぞれクラスタとしてま
とめる処理である。
【0014】車両認識部8は、クラスタ処理により得ら
れた距離データD(n)及びその値nに対応する照射角
度θ(n)等の特徴値を、予め記憶された所定のパター
ンと比較して車両等の障害物2a〜2cの存在・種類・
位置・距離を認識し(ステップS9)、表示部9へ表示
する。
【0015】次に、車両の認識処理例を図7及び図8を
用いて説明する。
【0016】図7(a)は従来例のレーダ装置の障害物
の位置関係の概念図、図7(b)は距離データ測定結果
の概念図、図8(a)はクラスタ処理結果の概念図、図
8(b)は車両認識結果の概念図である。
【0017】図7(a)に示すように、障害物2a〜2
cが所定の位置に存在していると仮定する。
【0018】図7(b)に示すように、照射レーザ光L
iの走査により得られた○印の距離データDを順次記憶
する。ここで○印の距離データDが円弧を描いているの
は、送光部1のレーザダイオードから出射した照射レー
ザ光Liが、送光部1から離れるほど拡がっていく照射
パターンを持つため、比較的遠い距離にある障害物2a
〜2cでは障害物2a〜2c表面の比較的広い範囲に照
射レーザ光Liが照射され、障害物2a〜2cの中心部
分より両端部分の方が反射レーザ光Lrが弱くなる為
に、実際の距離より遠く測定される特性がある為であ
る。
【0019】図8(a)に示すように、クラスタ処理に
より、○印の距離データDを障害物2a〜2c毎又は障
害物2a〜2cの構成要素毎にまとめると、クラスタA
〜クラスタCのようになる。
【0020】図8(b)に示すように、車両認識処理に
より、クラスタA〜クラスタCそれぞれから障害物2a
〜2cの存在・種類・位置(照射角度)θa〜θc・距
離Da〜Dcを認識する。
【0021】このようにして、従来例のレーダ装置で
は、測定により得られた全ての距離データD(1)〜D
(n)をそのまま記憶し、これらの全ての距離データD
(1)〜D(n)を用いてクラスタ処理及び車両認識処
理している。
【0022】更に、この従来例のレーダ装置において、
測定範囲を遠距離まで広げようとすると、照射レーザ光
Liが障害物2a〜2cに到達しなかったり、反射レー
ザ光Lr強度が低かったりして、十分な数の距離データ
Dが得られない場合があり、このような場合にはクラス
タ処理又は車両認識処理ができないことから、レーダ装
置の信頼性が損なわれる。そこでこの問題を解決する為
に、照射レーザ光Liの照射角度θのステップをより細
かくして照射レーザ光Liの照射回数を多くすることに
より十分な数の距離データDを得て、レーダ装置の信頼
性を確保している。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
レーダ装置は、以下に列挙するような問題点があった。
【0024】第1点として、照射レーザ光Liの照射角
度θのステップをより小さくすると、距離データD数が
増加するので、クラスタリング部7でのクラスタ処理や
車両認識部8での障害物2a〜2cの認識処理に時間が
掛かる問題点があった。
【0025】第2点として、照射レーザ光Liの照射角
度θのステップをより小さくすると、距離データD数が
増加するので、データ記憶部6の記憶容量が増大し作製
コストが上昇する問題点があった。
【0026】ここにおいて本発明は、高速処理を実現し
かつ測定信頼度が高くかつ作製コストが低いレーダ装置
及びレーダ測定方法を提供する。
【0027】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する為、
本発明は次に列挙する新規な特徴的手法及び手段を採用
する。
【0028】すなわち、本発明装置の特徴は、レーザ光
(図1のLi)を障害物(102a〜102c)へ照射
する照射手段(101)と、障害物(102a〜102
c)で反射されたレーザ光(Lr)を受光し距離データ
(D)を生成する受光手段(103,104)と、距離
データ(D)のうち連続するデータ(D)から特定のデ
ータのみを抽出するデータ圧縮手段(105)と、抽出
した特定のデータをクラスタ処理するクラスタリング手
段(107)とを具備し、前記データ圧縮手段は、連続
する複数の前記距離データ中の最小値の距離データを前
記特定のデータとするレーダ装置である。
【0029】本発明方法の特徴は、レーザ光(図1のL
i)を障害物(102a〜102c)へ照射し、障害物
(102a〜102c)で反射されたレーザ光(Lr)
を受光して距離データ(D)を生成し、距離データ
(D)のうち連続する複数のデータ(D)から特定のデ
ータのみを抽出し、抽出した特定のデータをクラスタ処
理するレーダ測定方法であって、前記特定のデータは、
連続する複数の前記距離データ中の最小値であるレーダ
測定方法である。
【0030】このような手法及び手段を採用したことに
より、本発明は、測定信頼度の高い距離データのみが抽
出されてクラスタ処理及び車両認識処理される。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
しつつ詳細に説明する。
【0032】図1は本発明の実施の形態のレーダ装置の
ブロック図である。送光部101は、照射レーザ光Li
を車両正面を中心とする照射角度θ=−10°〜+10
°の照射範囲内で一方向に繰り返し走査しつつ照射す
る。受光部103は、障害物102a〜102cで反射
された反射レーザ光Lrを受光する。距離測定部104
は、送光部101の発光信号Si出力から受光部103
の受光信号Sr出力迄の時間を計測してこれを基に距離
データDを算出する。データ圧縮部105は、距離測定
部104で算出された1走査中に得られたn個の距離デ
ータD中から連続する2個の距離データD(2n)とD
(2n+1)を順次取り出してその値を比較し合い、値
が小さい、即ち自車に近い方の距離データDのみを抽出
する。データ記憶部106は算出された距離データDを
照射角度θと対応付けて順次格納する。クラスタリング
部107は、データ記憶部106から距離データD群を
読み出し、一連の距離データD群を、障害物102a〜
102cである車両等の構成部品であるリフレクタ等の
各反射物毎にまとめるクラスタ処理を行い、各クラスタ
の特徴値である距離データDa〜Dcを照射角度θa〜
θc等と共に出力する。車両認識部108は、各クラス
タの特徴値である距離データDa〜Dc,照射角度θa
〜θc等のデータから障害物102a〜102cの存在
・種類・位置・距離を認識する。表示部109は、車両
認識部108で認識された障害物102a〜102cの
存在・種類・位置・距離を表示する。制御部110は、
送光部101,受光部103〜表示部109の各部を統
合制御する。
【0033】データ圧縮部105が、連続する距離デー
タD(2n)とD(2n+1)を比較する理由は、連続
した距離データD(2n)とD(2n+1)は同一の障
害物102aにより得られた可能性が高いからである。
【0034】また近い方の距離データDのみを抽出する
理由は2つある。第1は、送光部101のレーザダイオ
ードから出射した照射レーザ光Liは、送光部101か
ら離れるほど拡がっていく照射パターンを持つため、比
較的遠い距離にある障害物102a〜102cでは障害
物102a〜102c表面の比較的広い範囲に照射レー
ザ光Liが照射され、障害物102a〜102cの中心
部分より両端部分の方が反射レーザ光Lrの強度が低下
する為に、実際の距離より遠く測定されるという特性が
あり、近い方の距離データDの方が信頼性が高いからで
ある。第2は、障害物102a〜102cを回避する為
に迅速な衝突警報やブレーキ制御を行うには、自車に近
い障害物102a〜102cの距離データDの方がより
重要であるからである。
【0035】次に本実施の形態のレーダ測定方法を図面
を参照しつつ説明する。
【0036】図2は本発明の実施の形態のレーダ測定方
法のフローチャートである。
【0037】まず最初に、制御部110は内部の図示し
ないレジスタへn=1を代入する(ステップS10
1)。
【0038】制御部110は、走査開始信号Sscを距
離測定部104へ送出すると、距離測定部は照射信号S
iを送光部101へ出力し、送光部101は照射レーザ
光Liを照射角度θ(2n)で照射する。照射レーザ光
Liが障害物102aへ到達し反射されて反射レーザ光
Lrが受光部103で受光されると、受光部103は受
光信号Srを生成出力する。距離測定部104は照射信
号Si生成出力時から受光信号Sr生成出力時迄の時
間、即ち往復時間t(2n)を計測し(n:整数)、距
離データD(2n)の算出式であるD(2n)=c*
(t(2n))/2から(c:光速定数)距離データD
(2n)を算出する(ステップS102)。
【0039】次いで送光部101は照射レーザ光Liを
照射角度θ(2n+1)で照射し、同様に距離測定部1
04が距離データD(2n+1)を算出する(ステップ
S103)。
【0040】制御部110は、距離データDの算出式か
ら算出した距離データD(2n)=∞か否か判断する
(ステップS104)。このステップでは、発光部10
1が次の照射レーザ光Liを照射する迄に受光部103
が反射レーザ光Lrを受光できない場合は、障害物10
2aが存在しないと判断する為に設けられている。
【0041】(ステップS104)で距離データD(2
n)=∞の場合には、制御部110は、次に距離データ
D(2n+1)=∞かどうか判断する(ステップS10
5)。距離データD(2n+1)=∞ならば、距離デー
タD(2n+1)=“0”を値(2n+1)と共にデー
タ記憶部106へ格納し(ステップS106)、距離デ
ータD(2n+1)≠∞ならば、距離データD(2n+
1)を値(2n+1)と共にデータ記憶部106へ格納
する(ステップS107)。
【0042】又、(ステップS104)で距離データD
(2n)≠∞の場合には、制御部110は、次に距離デ
ータD(2n+1)=∞か否か判断する(ステップS1
08)。距離データD(2n+1)=∞ならば、距離デ
ータD(2n)を値2nと共にデータ記憶部106へ格
納する(ステップS109)。距離データD(2n+
1)≠∞ならば、データ圧縮部105は距離データD
(2n)とD(2n+1)を比較して(ステップS11
0)その結果を制御部110へ転送し、これにより制御
部110は値の小さい方の距離データD(2n)又はD
(2n+1)をデータ記憶部106へ値2n又は2n+
1と共に格納し、値の大きい方の距離データD(2n)
又はD(2n+1)を削除する(ステップS107又は
S109)。
【0043】制御部110及びデータ圧縮部105は、
引き続き値nを増加させていき、照射角度θ(n)で同
様に照射レーザ光Liを照射して、障害物102b,1
02cについても同様に距離データDの比較、記憶、削
除を順次行い、圧縮を繰り返して距離データD数を1/
2に圧縮してデータ記憶部106へ順次記憶する(ステ
ップS110,S111,S102〜S110)。
【0044】このようにして測定された隣接する距離デ
ータDの内、距離の小さい方の距離データDのみがそれ
に対応する値nと共にデータ記憶部106へ順次格納さ
れる。
【0045】照射レーザ光Liの1走査が完了すると
(ステップS110)、制御部110は、データ記憶部
106に格納された圧縮後の一連の距離データD群を読
み出してクラスタリング部107へ送出する。クラスタ
リング部107は障害物102a〜102cである車両
等を構成する反射物等を単位としてクラスタ処理する
(ステップS112)。このクラスタ処理は、距離デー
タDを反射物毎にグループ化してそれぞれクラスタとし
てまとめる処理である。
【0046】一例として、連続する距離データDの集合
を抽出し、この距離データDの集合中の最小の距離デー
タDと、その距離データDの得られた値nを特徴値とし
て抽出する。ここで隣接する距離データD相互の差が大
きい場合には、別の障害物102a〜102cにより反
射されたものとして別のクラスタとしてまとめる。
【0047】車両認識部108は、クラスタ処理により
得られた距離データD(n)及びその値nに対応する照
射角度θ(n)等の特徴値を、予め記憶された所定のパ
ターンと比較して車両等の障害物102a〜102cの
存在・種類・位置・距離を認識し(ステップS11
3)、表示部109へ表示する。
【0048】次に、車両の認識処理例を図3及び図4を
用いて説明する。
【0049】図3(a)は本実施の形態のレーダ装置の
障害物の位置関係の概念図、図3(b)は距離データ測
定結果及び圧縮処理結果の概念図、図4(a)はクラス
タ処理結果の概念図、図4(b)は車両認識結果の概念
図である。
【0050】図3(a)に示すように、障害物102a
〜102cが配置されていると仮定する。
【0051】図3(b)に示すように、レーザ光の走査
により得られた○印及び×印の距離データDから、デー
タ圧縮処理により信頼度の高い○印の距離データDのみ
を抽出し、その距離データD(n)の得られた値nと共
に順次記憶する。
【0052】図4(a)に示すように、○印の距離デー
タDをクラスタ処理により図中実線で示すようにまとめ
ると、クラスタA〜クラスタCとなる。
【0053】図4(b)に示すように、クラスタA〜ク
ラスタCそれぞれの距離データD(n)の最小値・平均
値・中央値等やその値nに対応する照射角度θ(n)等
の特徴値を抽出して、障害物102a〜102cの存在
・種類・位置(照射角度)θa〜θc・距離Da〜Dc
を認識する。
【0054】このようにして、本実施の形態のレーダ装
置では、レーダ装置及びこれから得られるデータの特性
を効果的に利用して、測定して得られた距離データD群
から信頼度の高いデータのみを抽出して格納した後、ク
ラスタ処理及び車両認識処理する。
【0055】本実施の形態では、距離測定用の媒体とし
てレーザ光を用いたが、赤外光、可視光、超音波、電磁
波等を用いても構わない。
【0056】また、本実施の形態では、値nと距離デー
タD(n)とを対応付けてデータ記憶部106へ格納し
たが、照射角度θ(n)と距離データD(n)とを対応
付けてデータ記憶部106へ格納しても良い。
【0057】また、本実施の形態では、連続する2つの
距離データDを1つの距離データDに圧縮する場合、即
ち圧縮率1/2の場合を例示したが、連続する距離デー
タD数に制限はない。連続する距離データD数を多く取
れば、圧縮率を更に向上できる。
【0058】また、本実施の形態では、圧縮方法とし
て、連続する複数の距離データD中の最小値の距離デー
タDのみを格納し、その他の距離データDを削除するこ
ととしたが、距離データDの最小値に代えて平均値や複
数の距離データD中の中心位置にある距離データDを格
納しても良い。その他にも、複数の距離データから特定
のデータを任意の手法を用いて選択しても良い。
【0059】
【発明の効果】以上のような構成を採用したことによ
り、本発明のレーダ装置及びレーダ測定方法は、次に列
挙するような効果を発揮する。
【0060】第1点として、距離データの総数が削減さ
れて演算処理時間が短縮されるので、障害物の認識速度
を向上できる利点がある。
【0061】第2点として、クラスタリング処理及び車
両認識処理に用いる距離データ数が増加しないので、記
憶容量が増大せず、作製コストが低い利点がある。
【0062】第3点として、多数の距離データから抽出
された信頼度の高い距離データのみを用いて演算処理す
るので、測定精度が向上する利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のレーダ装置のブロック図
である。
【図2】本発明の実施の形態のレーダ測定方法のフロー
チャートである。
【図3】(a)は本発明のレーダ装置の障害物の位置関
係の概念図、(b)は距離データ測定結果及び圧縮処理
結果の概念図である。
【図4】(a)はクラスタ処理結果の概念図、(b)は
車両認識結果の概念図である。
【図5】従来例のレーダ装置のブロック図である。
【図6】従来例のレーダ測定方法の処理フローチャート
である。
【図7】(a)は従来例のレーダ装置の障害物の位置関
係の概念図、(b)は距離データ測定結果の概念図であ
る。
【図8】(a)はクラスタ処理結果の概念図、(b)は
車両認識結果の概念図である。
【符号の説明】
1,101 送光部 2a〜2c,102a〜102c 障害物 3,103 受光部 4,104 距離測定部 105 データ圧縮部 6,106 データ記憶部 7,107 クラスタリング部 8,108 車両認識部 9,109 表示部 10,110 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−80153(JP,A) 特開 平8−124080(JP,A) 特開 平6−230134(JP,A) 特開 平9−79849(JP,A) 特開 平7−140247(JP,A) 特開 平7−270536(JP,A) 特開 平5−34440(JP,A) 特開 平11−38141(JP,A) 特開 平10−332322(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 7/52 - 7/64 G01S 17/00 - 17/95

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】照射光を照射角度を変えて照射していく照
    射手段と、 障害物で反射された前記照射光を受光し前記障害物との
    距離データを生成する受光手段と、 連続する複数の前記距離データから特定のデータを抽出
    するデータ圧縮手段と、前記特定のデータをそれぞれま
    とめるクラスタ処理するクラスタリング手段とを具備
    し、 前記データ圧縮手段は、連続する複数の前記距離データ
    中の最小値の距離データを前記特定のデータと すること
    を特徴とするレーダ装置。
  2. 【請求項2】照射光を照射角度を変えて照射していく照
    射手段と、 障害物で反射された前記照射光を受光し前記障害物との
    距離データを生成する受光手段と、 連続する複数の前記距離データから特定のデータを抽出
    するデータ圧縮手段と、前記特定のデータをそれぞれま
    とめるクラスタ処理するクラスタリング手段と、前記ク
    ラスタリング手段のクラスタ処理結果から前記障害物を
    認識する認識手段とを具備し、 前記データ圧縮手段は、連続する複数の前記距離データ
    中の最小値の距離データを前記特定のデータと すること
    を特徴とするレーダ装置。
  3. 【請求項3】前記データ圧縮手段は、前記障害物で反射
    された前記照射光が検出されない場合には、前記特定の
    データをゼロとすることを特徴とする請求項1又は2記
    載のレーダ装置。
  4. 【請求項4】前記クラスタリング手段は、隣接する前記
    特定のデータ間の差が大きい場合には、互いに別のクラ
    スタとしてまとめることを特徴とする請求項1,2又は
    記載のレーダ装置。
  5. 【請求項5】前記車両認識手段は、前記特定のデータが
    ゼロである場合には、ゼロである前記特定のデータが得
    られた照射角度には障害物が存在しないと判断すること
    を特徴とする請求項2,3又は4記載のレーダ装置。
  6. 【請求項6】照射光を照射角度を変えて照射していき、 障害物で反射された前記照射光を受光して前記障害物と
    の距離データを生成し、連続する複数の前記距離データ
    から特定のデータを抽出し、前記特定のデータをそれぞ
    れまとめるクラスタ処理するレーダ測定方法において、 前記特定のデータは、連続する複数の前記距離データ中
    の最小値であることを特徴とするレーダ測定方法。
  7. 【請求項7】照射光を照射角度を変えて照射していき、
    障害物で反射された前記照射光を受光して前記障害物と
    の距離データを生成し、連続する複数の前記距離データ
    から特定のデータを抽出し、前記特定のデータをそれぞ
    れまとめるクラスタ処理し、前記クラスタ処理の結果か
    ら前記障害物を認識するレーダ測定方法において、 前記特定のデータは、連続する複数の前記距離データ中
    の最小値であることを特徴とするレーダ測定方法。
  8. 【請求項8】前記特定のデータは、前記障害物で反射さ
    れた前記照射光が検出されない場合には、ゼロとするこ
    とを特徴とする請求項6又は7記載のレーダ測定方法。
  9. 【請求項9】前記クラスタ処理は、隣接する前記特定の
    データ間の差が大きい場合には、互いに別のクラスタと
    してまとめることを特徴とする請求項6,7又は8記載
    レーダ測定方法。
  10. 【請求項10】前記障害物の認識処理は、前記特定のデ
    ータがゼロである場合には、ゼロである前記特定のデー
    タが得られた照射角度には障害物が存在しないと判断す
    ことを特徴とする請求項7,8又は9記載のレーダ測
    定方法。
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