JP3079981U - 係止ひも - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 １つの係止ひもによって、他の多物品を係
止，結合して、別異の物品を創作するのに使用でき、か
つそれ自体カラフルである係止ひもを提供しようとする
ことを目的とする。 【構 成】 色彩を有する糸によって構成されるひも部
と、その両端を一所で止める係止管を有する止め金具
と、ひも部と係止管に装着される係止リングとによって
構成される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、係止ひもに関するものである。特には複数体の他物品を係止し、 それらを一体の物品とするもので、例えば、係止管側には、吸盤体を取り付け、 ひも部側には、お守りを取り付けて、吸盤体付きお守りとするような係止ひもに 関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、係止ひもには種々の形態のものがある。例えば、一本のひもの両端がリ ング状に形成されているもの、また一本の幅広のひもの両端を一所で止め、その 止め金具に、リング状のひもを取り付けたも、更に、一本のビニールひもの両端 を、単純な止金具で、一所にて止めたものなど様々である。これらの係止ひもは 、単に、１つの物品を係止するためにのみ使用されるのが、ほとんどであった。

【０００３】

【考案が解決しようとる課題】

従前の係止ひもは、単純に一本のひもの両端をリング状に形成して、そのリン グ状の部分で他物品を係止するものであり、そのためひもの一端側にのみ、他物 品を結び付け、他端は、それを固定する他の部位に結び付けるためにのみ使用さ れるということとなり、またひもの両端を一所で係止してあるひもにおいても、 係止金具に設けられているリング状のひもの部分にのみ、他の物品が係止され、 他端は、固定端として使用されるのみである。例えば、携帯電話の係止ひもなど を見れば明白である。更に、係止金具で、ひもの両端を一所で止めたひもなどの 場合も、同様の使用がされるものである。更にまた、これらひもを、色彩的にみ てもほとんど単純一色によって形成され、多色や複数色のものは見当たらないも のである。これらゆえ、従前のひもは、それ自体で、他の物品を、複数体係止し て、一体の物品とすることができなかったのみならず、色彩的にも単純なものが 多く、カラフルな製品を提供することができなかったものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

そこで、従前の欠点や不便を解消し、複数体の他物品を係止し、１つの物品と し、かつそのひも自体カラフルなものにするためには、複数の糸を縒り合せて形 成される単色又は複数色のひもの両端を、係止管を有する１ヶの止め金具で、一 所に止めた係止ひもや、この係止ひものひも部及び止め金具係止管に各々回動自 在な係止リングを装着した係止ひもを、使用・利用することによって、解消され るものである。

【０００５】

【作 用】

この考案の係止ひもは、単色の、例えば白あるいは黒の糸、複数本により縒り 合されて形成されたり、又は、赤，青，黄，緑，あるいは他の色に染められた糸 、複数本により縒り合されて形成されたりするもので、単色でも、また複数色で も、カラフルに見られるものであり、色彩豊かに表示することができる作用を有 するものである。また止め金具に係止管が設けられ、その係止管に回動自在な係 止リングが設けられ、かつひも部にも回動自在な係止リングが装着されているの で、例えば、係止管の係止リングには、吸盤体や、ホック体あるいは、キーホル ダー用リング体を係止し、かつひも部係止リングには、お守り，マスコット人形 ，その他のおもちゃなどを係止することにより１つの物品、例えば吸盤体付きマ スコット人形などとして作用するものである。この考案の係止ひもは、このよう な作用を有するものである。

【０００６】

【実施例】

次に、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。

【図１】は、この考案に 係る係止ひもの全体図であり、

【図２】は、この考案に係る係止ひもの係止管及 びひも部に係止リングを装着した考案の全体図である。 （Ａ）はこの考案に係る係止ひもであり、複数の糸を縒り合せて形成される単色 又は複数色のひもと、そのひもの両端を一所で止める係止管を有する止め金具と から成り、（Ｂ）は同じく、この考案の係止ひもであり、（Ａ）のように形成さ れる係止ひもの止め金具係止管及びひも部に、係止リングを装着して形成される ものでもある。

【０００７】 （１）は、ひも部である。このひも部（１）は、複数の糸を縒り合せて形成さ れる。それらの糸は、ある程度の太さを有するもので、少なくとも、一本の糸が 、直径１ｍｍ前後程度はあるもので、このような糸が複数本縒り合されているも のである。これらの糸は、白色であったり、他の色彩、例えば、赤，青，緑，黄 ，紫，白など任意の色彩に染められているもので、そのように染められている色 彩の糸を適便に使用して、ひも部（１）を形成するものである。ひも部（１）形 成においては、単色体の糸を、複数本縒り合せて、光沢のある単色のひも部（１ ）を形成することも、また、各々色彩の異なる糸を複数本縒り合せて、色彩鮮や かなひも部（１）を形成することもできるものである。この実施例では、後者に よって、ひも部（１）を形成しているものである。尚、糸の縒り合せ方法は、公 知の方法によって行われるものであり、その方法は適便の方法が使用されるもの である。このようにして形成することにより、ひも部（１）は単色にでも、また 複数色にでも、形成することができ、光沢のあるカラフルなひも部（１）を形成 するものである。

【０００８】 （２）は、止め金具である。この止め金具（２）の材質は、金属製でもプラス チック製でも、また他の材質のものであってもよい。この実施例では、金属製の ものを、使用している。この止め金具（２）は、一端側に、係止管を有して形成 されているものである。この止め金具（２）は、この実施例では、内部空洞で、 一端側は密閉され、他端側は開口した円筒状に形成されているものである。しか し、形状は、必ずしも円筒形状ではなくともよいものである。この止め金具（２ ）の開口部から空洞部へ、ひも部（１）両端を、一所に嵌着し、固定する。こう することにより、ひも部（１）両端を一所に止めかつ、この止め金具（２）を、 ひも部（１）に固定することができるものである。

【０００９】 （３）は、係止管である。この係止管（３）は止め金具（２）の一端側に設け られているものである。この実施例では、止め金具（２）の開口部と反対端に設 けられている。この係止管（３）は、止め金具（２）に固定的にも、また回転可 能にも設けることができるが、この実施例では、止め金具（２）に、一体として 、固定的に設けられているものである。この係止管（３）には、また係止リング や、その他係止部品を有する物品を係止することもできるものである。

【００１０】 （４）は、係止リングである。この係止リング（４）は、この考案では、２ヶ 所に設けられている。１つは、止め金具（２）に設けられている係止管（３）に 、回動自在に取り付けられており、またもう１つは、ひも部（１）に、係止リン グ（４）内を、ひも部（１）が貫装し、かつ係止リング（４）が回動自在である ように装着されているものである。このように、係止リング（４）を、止め金具 （２）の係止管（３）及びひも部（１）に装着することにより、他の複数体の物 品を、係止し、かつ結び付けることができるものである。これによって、例えば 、止め金具（２）の係止管（３）についている係止リング（４）には、吸盤体を 、そして、ひも部（１）についている係止リング（４）には、お守りを取り付け ることにより、吸盤体付きお守りが形成され、自動車などのフロントガラスなど に簡単に取り付けることができるものでもある。尚、係止リング（４）の材質， 形状は適便のものであればよく、特に一定の材質，形状である必要はないもので ある。

【００１１】 この考案は、このように構成されるものであるが、

【図１】に示す如く、係止 リング（４）が、止め金具（２）の係止管（３）にも、またひも部（１）にも装 着されていない係止ひも（Ａ）の場合であっても、止め金具（２）の係止管（３ ）に、他の物品の係止片を、係止して装着できるし、ひも部（１）についても、 同様に、他の物品の係止片やひもを係止することにより、他物品を係止すること はできるものである。また、止め金具（２）の係止管（３）及びひも部（１）の いずれかに係止リング（４）が設けられている場合であっても、同様に他物品を 複数体係止することができるものである。更に、止め金具（２）の係止管（３） 及びひも部（１）に係止リング（４）が装着されている場合の例は、実施例に示 した如くである。

【００１２】

【考案の効果】

この考案は、１つの係止ひもで、他の物品を、複数体係止・結合させることが 、簡単にできると同時に、ひも部に、色彩豊かな糸を使用することができるので 、それ自体カラフルで、人の目を楽しませたり、また、物品を識別するのに便利 であったりするものである。この考案には、このような効果もあるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】全体図

【図２】全体図

【符号の説明】

（Ａ）係止管を有する止め金具とひも部から成る係止ひ
も （Ｂ）係止管を有する止め金具とひも部と係止リングか
ら成る係止ひも （１）ひも部 （２）止め金具 （３）係止管 （４）係止リング

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】複数の糸を縒り合せて形成される単色又は
   複数色のひもの両端を、係止管を有する１ヶの止め金具
   で、一所に止めたことを特徴とする係止ひも。
2. 【請求項２】請求項１記載の係止ひもにおいて、ひも部
   及び止め金具係止管に、各々回動自在な係止リングを装
   着したことを、特徴とする係止ひも。