JP3079620U - 化粧品用ボトル容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 景品類を、ボトル容器の外側に貼り付けた
り、又は、括り付けたりすることによって、ボトル入り
化粧品の見栄えを悪くしてしまうことがあり、又、消費
者の手に渡る前に、当該景品類がボトル容器から取れて
しまうことがあった。 【解決手段】 液体状の化粧品が封入されている化粧品
用のボトル容器（20）であって、容器本体（30）が透明
又は半透明であり、前記ボトル容器（20）の内部には、
液状の化粧品と共に景品類（10）を封入したボトル容器
（20）とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、液体状の化粧品が封入されている化粧品用のボトル容器に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来から、合成樹脂製又はガラス製のボトル容器の内部に、シャンプー、リン ス、化粧水、洗顔料、染髪料、整髪料等の液体状の化粧品を封入した種々の化粧 品用の容器が提供されている。 また、かかるボトル容器に封入した化粧品には、販売促進を目的として、人気 キャラクターを付した小物等の景品類が添付される場合がある。

【０００３】 そして、上記景品類は、特に図示しないが、紙箱などにボトル入りの化粧品と 共に収納する場合や、小さなビニール袋に入れられて、テープでボトル容器の外 側に貼り付けられたり、又は、輪ゴムやひもでボトル容器に括り付けられたりす ることが多かった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、上述した景品類を化粧品のボトル容器に添付する作業、即ち、小さな ビニール袋に入れられた景品類を、テープでボトル容器の外側に貼り付けたり、 又は、輪ゴムやひもでボトル容器に括り付けたりする作業は煩雑であった。 また、景品類を、ボトル容器の外側に貼り付けたり、又は、括り付けたりして おいたのでは、ボトル入り化粧品が消費者の手に渡る前に、当該景品類がボトル 容器から取れてしまうことがあった。

【０００５】 更に、景品類を、ボトル容器の外側に貼り付けたり、又は、括り付けたりする ことによって、ボトル容器の見栄えを悪くしてしまうことがあった。 尚、紙箱などに景品類と化粧品とを収納する場合は、景品類を追加しているに も拘わらず、購買意欲を引き出させることが効果的にできない欠点があった。 そして、ボトル入り化粧品に景品類を添付して提供するに当たって、煩雑な添 付作業をなくし、また、景品類が取れてしまうことを防止し、更に、見栄えを良 くして購買意欲を引き出させることが望まれた。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

そこで、請求項１に記載した考案は、液体状の化粧品が封入されている化粧品 用のボトル容器（20）であって、容器本体（30）を透明又は半透明とし、前記ボ トル容器（20）の内部には、液体状の化粧品と共に景品類（10）を封入すること を特徴とする。

【０００７】 このように、ボトル容器（20）の内部に景品類（10）を封入することによって 、煩雑であった景品類（10）の添付作業を必要とせず、また、景品類（10）が取 れてしまうことがなく、更に、ボトル入り化粧品の見栄えを良くする化粧品用ボ トル容器（20）とすることができる。 そして、ボトル容器（20）を透明又は半透明とすることにより、内部に封入し た液体状の化粧品や景品類（10）を消費者に見せることができる。そして、消費 者のボトル入り化粧品への購買意欲を引き起こさせる化粧品用ボトル容器（20） とすることができる。

【０００８】 また、請求項２に記載した考案は、液体状の化粧品が封入されている化粧品用 のボトル容器（20）であって、容器本体（30）を透明又は半透明とし、前記ボト ル容器（20）には、液体状の化粧品と共にカプセル（15）に収納された景品類（ 10）を封入することを特徴とする。 このように、ボトル容器（20）の内部にカプセル（15）に収納した景品類（10 ）を封入することによって、煩雑な添付作業を必要とせず、また、景品類（10） が取れてしまうことがなく、更に、ボトル入り化粧品の見栄えを良くすることに 加え、封入する液体状の化粧品の衛生状態を向上させる化粧品用ボトル容器（20 ）とすることができる。

【０００９】 そして、ボトル容器（20）を透明又は半透明とすることにより、内部に封入し た液体状の化粧品や景品類（10）を消費者に見せることができる。そして、消費 者のボトル入り化粧品への購買意欲を引き起こさせる化粧品用ボトル容器（20） とすることができる。 また、請求項３に記載した考案は、液体状の化粧品と共に景品類（10）が封入 されている化粧品用ボトル容器（20）であって、封入する液体状の化粧品を透明 としたことを特徴とする。

【００１０】 このように、ボトル容器（20）の内部に封入する液体状の化粧品を透明とした 場合には、液体状の化粧品と共に封入する景品類（10）を目立たせることができ る。そして、消費者のボトル入り化粧品への購買意欲を更に引き起こさせる化粧 品用ボトル容器（20）とすることができる。

【００１１】

【考案の実施の形態】

本考案に係る化粧品用ボトル容器20の第１の実施の形態を、図１に基づいて説 明する。 図１は、本件化粧品用のボトル容器20を示す正面図である。 図１に示すように、本件化粧品用ボトル容器20は、ボトル容器20の内部に、液 体状の化粧品と共に景品類10が封入されているものである。

【００１２】 そして、このボトル容器20は、広口の容器本体30にポンプを内蔵するキャップ 40を被せたものであって、容器本体30は、透明又は半透明の合成樹脂製や透明又 は半透明のガラス製としている。 又、このキャップ40は、キャップ40内のポンプから容器本体30の底部近くに至 るパイプ43を有し、ノズルボタン41を押し下げたとき、ノズル42の先端から容器 本体30に収納されている液体状の化粧品を吐出するものである。

【００１３】 そして、この容器本体30は、無色透明や有色透明とすることもあり、又、有色 無色を問わず、内部を見ることができる程度の透明度を有する半透明とすること もある。 更に、容器本体30の全体を一定の透明度である有色又は無色とする場合のみで なく、容器上部の透明度を低くし、容器底部近くの透明度を高くするように容器 の上下方向で順次透明度を変化させることもある。

【００１４】 また、前記液体状の化粧品としては、シャンプー、リンス、化粧水、洗顔料、 染髪料、整髪料等がある。 また、前記景品類10としては、人気キャラクターを付した小物、マスコット人 形、メダル、アクセサリー等がある。 そして、この景品類10は、容器本体30に液体状の化粧品を充填する前に、又は 液体状の化粧品を充填した後に容器本体30に投入し、キャップ40を閉じることに よってボトル容器20の内部に封入することができるものである。

【００１５】 このようにして、ボトル容器20の内部に液体状の化粧品と共に景品類10を容易 に封入することができる。 以上説明したように、本件化粧品用ボトル容器20は、ボトル容器20の内部に、 液体状の化粧品と共に景品類10が封入されているものである。 このように、景品類10をボトル容器20の内部に封入することによって、煩雑で あった景品類10の添付作業、即ち、景品類10をボトル容器20の外側に貼り付けた り、又は、括り付けたりする作業を必要としない化粧品用ボトル容器20とするこ とができる。

【００１６】 また、景品類10をボトル容器20の内部に封入することによって、ボトル入り化 粧品が消費者の手に渡る前に、景品類10が取れてしまうことがない化粧品用ボト ル容器20とすることができる。 更に、景品類10がボトル容器20の外側に貼り付けられたり、又は、括り付けら れたりしていないことによって、ボトル入り化粧品の見栄えを良くする化粧品用 ボトル容器20とすることができる。

【００１７】 そして、ポンプ内蔵のキャップ40を有するボトル容器20では、図２に示すよう に、環状形状の景品類10を収納する際、環状の景品類10の中央にパイプ43を通す ようにして収納することがあり、また、ボトル容器20の内部に封入されている景 品類10を環状のカプセル15に収納してボトル容器20内に封入することもある。 このように、景品類10をカプセル15に収納することによって、景品類10と液体 状の化粧品とが直に接触することを防止できる。そして、景品類10が液体状の化 粧品にまみれないようにすると共に、液体状の化粧品の衛生状態を向上させる化 粧品用ボトル容器20とすることができる。

【００１８】 なお、前記カプセル15は、主に合成樹脂によって形成されるものであって、例 えば、内部に密閉された空間を有し、かつ、２つに分割することを可能とする。 又、図１及び図２に示したボトル容器20は、ポンプを内蔵するキャップ40を備 えたボトル容器20であるも、吐出口47をキャップ40に有するカバー46付きのキャ ップ40を備えたボトル容器20とすることもある。

【００１９】 このボトル容器20は、図３に示すように、広口の容器本体30に、ヒンジ45によ ってカバー46を一体としたキャップ40を被せたボトル容器20とするものである。 このボトル容器20においても、液体状の化粧品を充填する前に、又は液体状の 化粧品を充填した後に景品類10を容器本体30に投入し、キャップ40を閉じること によってボトル容器20に景品を封入することができる。

【００２０】 そして、この容器本体30は合成樹脂製とし、図４に示すように、カバー46を開 いて容器本体30を傾けて容器本体30を押圧変形させることにより、吐出口47から 液体状の化粧品を噴出させることができるようにするものである。 尚、図３及び図４に示すボトル容器20は、景品類10をカプセル15に収納してい るも、景品類10を直接に液体状の化粧品中に入れることもある。

【００２１】 又、容器本体30は、円筒形に限るものでなく、断面を楕円形又は偏平形とする 場合もある。 このように、ボトル容器20が透明である場合には、ボトル容器20の内部に封入 した液体状の化粧品を消費者に見せることができ、また、場合によっては景品類 10をも見せることができる。そして、消費者のボトル入り化粧品への購買意欲を 引き起こさせる化粧品用ボトル容器20とすることができる。

【００２２】 また、液体状の化粧品にも、ボトル容器20と同様に、透明なもの、半透明なも の、不透明なもの等があるが、ボトル容器20に封入する液体状の化粧品は透明又 は半透明なものとすることが好ましい。 このように、ボトル容器20に封入する液体状の化粧品が透明又は半透明であれ ば、ボトル容器20の内部に封入した景品類10を目立たせることができる。そして 、消費者のボトル入り化粧品への購買意欲を更に引き起こさせる化粧品用ボトル 容器20とすることができるのである。

【００２３】 特に、ボトル容器20と液体状の化粧品とが共に透明である場合には、ボトル容 器20の内部に封入した景品類10を更に目立たせることができる。そして、消費者 のボトル入り化粧品への購買意欲をより一層引き起こさせる化粧品用ボトル容器 20とすることができるのである。 なお、容器本体30の底部近くが透明度の高い容器とされている場合は、景品類 10が容器底部近くに沈むようにすることによって景品類10を外部から見せること ができ、容器本体30の上部近くが透明度の高い容器とされている場合は、景品類 10が化粧品の上方に浮くようにすることによって景品類10を外部から見せること ができる。

【００２４】 又、上記したボトル容器20は、ボトル容器20が無色透明である場合の他に、ボ トル容器20が有色透明である場合や内部が見える程度の半透明の場合をも含む。 更に、上記した液体状の化粧品が透明である場合にも、液体状の化粧品が無色 透明である場合の他に、液体状の化粧品が有色透明である場合をも含む。 また、液体状の化粧品と共に景品類10が封入されている本件化粧品用ボトル容 器20において、景品類10を消費者に見せることができる場合、例えば、ボトル容 器20と液体状の化粧品とが共に透明度の高い透明である場合に、更に、液体状の 化粧品の比重と景品類10の比重とを略同程度にすることもある。

【００２５】 このように、液体状の化粧品の比重と景品類10の比重とを略同程度にすること によって、景品類10が液体状の化粧品の中を浮遊しているように見せることがで きる。そして、消費者のボトル入り化粧品への購買意欲をより一層引き起こさせ る化粧品用ボトル容器20とすることができるのである。 なお、景品類10をカプセル15に収納してボトル容器20の内部に封入する場合に は、景品類10を金属製メダル等の比較的比重の大きいものとしたときであっても 、カプセル15の内部に空気を入れることによって、景品類10が液体状の化粧品の 中を浮遊しているように見せることが可能である。

【００２６】 また、液体状の化粧品には、流動性の高いものや、流動性の低いものがある。 そして、上記したように、景品類10が液体状の化粧品の中を浮遊しているように 見せる場合において、液体状の化粧品が流動性の低いものであれば更に良い。 このように、液体状の化粧品が流動性の低いものである場合には、景品類10が 液体状の化粧品の中で更に変わった動きを見せる。そして、消費者のボトル入り 化粧品への購買意欲をより一層引き起こさせる化粧品用ボトル容器20とすること ができるのである。

【００２７】

【考案の効果】

以上説明したように、請求項１に記載した考案は、透明なボトル容器の内部に 、液体状の化粧品と共に景品類が封入されていることを特徴とする化粧品用ボト ル容器である。 従って、景品類が取れてしまうことがなく、更に、ボトル入り化粧品の見栄え を良くする化粧品用ボトル容器とすることができ、又、内部に封入する景品類を 消費者に見せて、ボトル入り化粧品への購買意欲を引き起こさせる化粧品用ボト ル容器とすることができる。

【００２８】 また、請求項２に記載した考案は、透明なボトル容器の内部に、液体状の化粧 品と共にカプセル15に収納された景品類が封入されていることを特徴とする化粧 品用ボトル容器である。 従って、内部に封入する液体状の化粧品の衛生状態を向上させる化粧品用ボト ル容器とすることができ、又、内部に封入する景品類を消費者に見せて、ボトル 入り化粧品への購買意欲を引き起こさせる化粧品用ボトル容器とすることができ る。

【００２９】 また、請求項３に記載した考案は、液体状の化粧品が透明であることを特徴と する化粧品用ボトル容器である。 従って、内部に封入する景品類を目立たせて、ボトル入り化粧品への購買意欲 を引き起こさせる化粧品用ボトル容器とすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る化粧品用ボトル容器の正面図。

【図２】本考案に係る化粧品用ボトル容器の第２の実施
の形態を示す正面図。

【図３】本考案に係る化粧品用ボトル容器の第３の実施
の形態を示す正面図。

【図４】本考案に係る化粧品用ボトル容器の第３の実施
の形態における使用状態を示す斜視図。

【符号の説明】

１０ 景品類 １５ カプセル ２０ ボトル容器 ３０ 容器本体 ４０ キャップ ４１ ノズルボタン ４２ ノ
ズル ４３ パイプ ４５ ヒンジ ４６ カ
バー ４７ 吐出口

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 液体状の化粧品が封入されている化粧品
   用のボトル容器であって、このボトル容器は、容器本体
   が透明又は半透明であり、ボトル容器の内部には、液体
   状の化粧品と共に景品類が封入されていることを特徴と
   する化粧品用ボトル容器。
2. 【請求項２】 液体状の化粧品が封入されている化粧品
   用のボトル容器であって、このボトル容器は、容器本体
   が透明又は半透明であり、ボトル容器の内部には、液体
   状の化粧品と共にカプセルに収納された景品類が封入さ
   れていることを特徴とする化粧品用ボトル容器。
3. 【請求項３】 ボトル容器の内部に封入される液体状の
   化粧品が透明であることを特徴とする請求項１又は請求
   項２に記載した化粧品用ボトル容器。