JP3079591B2 - 化合物半導体の気相成長法 - Google Patents
化合物半導体の気相成長法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、有機金属気相成長法
によりGaAs等の化合物半導体基板上へAlGaAs
混晶を形成する気相成長法に関するもので、特にAlG
aAs混晶のp型キャリア濃度を精密に制御する方法に
関するものである。
によりGaAs等の化合物半導体基板上へAlGaAs
混晶を形成する気相成長法に関するもので、特にAlG
aAs混晶のp型キャリア濃度を精密に制御する方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】AlGaAs混晶のエピタキシャル層
は、近年高速電子デバイスや半導体レーザ等の発光デバ
イス、あるいは受光デバイスなどへの幅広い応用分野に
おいて不可欠の材料になっている。AlGaAs混晶材
料では、デバイスの性能を左右する点で、特にキャリア
濃度の制御が重要となる。
は、近年高速電子デバイスや半導体レーザ等の発光デバ
イス、あるいは受光デバイスなどへの幅広い応用分野に
おいて不可欠の材料になっている。AlGaAs混晶材
料では、デバイスの性能を左右する点で、特にキャリア
濃度の制御が重要となる。
【0003】AlGaAs混晶のエピタキシャル層を作
製する方法としては、有機金属気相成長法が着目されて
いる。この方法では、一般にGa、Al原料にはトリメ
チルガリウム〔Ga(CH3)3:以下TMGと記す〕、
トリメチルアルミニウム〔Al(CH3)3:以下TMA
と記す〕を、As原料にはアルシン(AsH3)を用い
る。これらの原料をGaAs等の基板上に輸送し、熱分
解によりエピタキシャル層を成長させる。
製する方法としては、有機金属気相成長法が着目されて
いる。この方法では、一般にGa、Al原料にはトリメ
チルガリウム〔Ga(CH3)3:以下TMGと記す〕、
トリメチルアルミニウム〔Al(CH3)3:以下TMA
と記す〕を、As原料にはアルシン(AsH3)を用い
る。これらの原料をGaAs等の基板上に輸送し、熱分
解によりエピタキシャル層を成長させる。
【0004】上記の方法でp型のAlGaAs混晶エピ
タキシャル層を成長する場合、次のような方法が知られ
ていた。 (1)V族原料(アルシン)とIII族原料(TMG、T
MA)のモル比(以下、これをV/III比と記す)を制
御する。例えば、K.TAMARURAらがApplied PhysicsLette
rs 50 (1987) 1149で報告しているように、低V/III比
側で成長するとAlGaAsはp型伝導性を示し、高V
/III比側で成長するとn型伝導性を示す。図2にその
性質の1例を示す。この図からはV/III比=100程
度以下の範囲で成長すれば、p型伝導性がえられること
がわかる。ただし成長装置の構造等によりこのV/III
比の範囲は異なることがある。 (2)p型ドーパントとして亜鉛(Zn)、マグネシウ
ム(Mg)等の浅いアクセプタ準位を形成する元素を添
加する。
タキシャル層を成長する場合、次のような方法が知られ
ていた。 (1)V族原料(アルシン)とIII族原料(TMG、T
MA)のモル比(以下、これをV/III比と記す)を制
御する。例えば、K.TAMARURAらがApplied PhysicsLette
rs 50 (1987) 1149で報告しているように、低V/III比
側で成長するとAlGaAsはp型伝導性を示し、高V
/III比側で成長するとn型伝導性を示す。図2にその
性質の1例を示す。この図からはV/III比=100程
度以下の範囲で成長すれば、p型伝導性がえられること
がわかる。ただし成長装置の構造等によりこのV/III
比の範囲は異なることがある。 (2)p型ドーパントとして亜鉛(Zn)、マグネシウ
ム(Mg)等の浅いアクセプタ準位を形成する元素を添
加する。
【0005】しかし、上記の(1)の方法を用いた場
合、図2から明らかなようにV/III比の増加に対し
て、p型キャリア濃度が急峻に変化するために所望のキ
ャリア濃度特に低いキャリア濃度を制御することが極め
て難しいという問題があった。また、(2)の方法で
は、一般にp=1×1017cm-3以上の高いキャリア濃
度に対しては比較的精密にキャリア濃度を制御すること
が可能であった。しかし、p=1×1017cm-3未満の
低いキャリア濃度の制御は非常に困難で、特にp=1×
1016cm-3以下の場合、その制御はほとんど不可能と
考えられていた。これは、アンドープAlGaAs混晶
の残留不純物濃度が上記所望のキャリア濃度とほぼ同じ
程度であり、しかもそれが成長時のわずかな条件の違い
により変動するためであると推定できる。これらの方法
以外に、AlGaAs混晶中に添加した酸素は深いアク
セプタ準位を形成するといわれていた。しかし、従来の
成長方法では酸素を添加したAlGaAsは高抵抗化は
するが、p型の導電性を示すことはなかった。
合、図2から明らかなようにV/III比の増加に対し
て、p型キャリア濃度が急峻に変化するために所望のキ
ャリア濃度特に低いキャリア濃度を制御することが極め
て難しいという問題があった。また、(2)の方法で
は、一般にp=1×1017cm-3以上の高いキャリア濃
度に対しては比較的精密にキャリア濃度を制御すること
が可能であった。しかし、p=1×1017cm-3未満の
低いキャリア濃度の制御は非常に困難で、特にp=1×
1016cm-3以下の場合、その制御はほとんど不可能と
考えられていた。これは、アンドープAlGaAs混晶
の残留不純物濃度が上記所望のキャリア濃度とほぼ同じ
程度であり、しかもそれが成長時のわずかな条件の違い
により変動するためであると推定できる。これらの方法
以外に、AlGaAs混晶中に添加した酸素は深いアク
セプタ準位を形成するといわれていた。しかし、従来の
成長方法では酸素を添加したAlGaAsは高抵抗化は
するが、p型の導電性を示すことはなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、有
機金属気相成長法によりAlGaAs混晶を化合物半導
体基板上へ成長する気相成長法において、低いキャリア
濃度のp型AlGaAsをねらい通り再現性良く成長す
る方法を提供することである。
機金属気相成長法によりAlGaAs混晶を化合物半導
体基板上へ成長する気相成長法において、低いキャリア
濃度のp型AlGaAsをねらい通り再現性良く成長す
る方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、AlとGaと
のそれぞれの有機化合物とAsH3とを原料とする有機
金属気相成長法によりAlGaAs混晶を基板上へ成長
する気相成長法において、気相成長装置内部に存在する
酸素ガスおよび酸素を含有する残留ガスの分圧の合計が
1×10 -5 Pa以下である気相成長装置を用い、キャリ
アガス中に全ガス流量に対するモル分率として1〜10
ppbの範囲の酸素を添加することにより、2×10 16
cm -3 から4×10 14 cm -3 の範囲のp型伝導性を有す
るAlGaAs混晶を得ることを特徴とする化合物半導
体の気相成長方法である。
のそれぞれの有機化合物とAsH3とを原料とする有機
金属気相成長法によりAlGaAs混晶を基板上へ成長
する気相成長法において、気相成長装置内部に存在する
酸素ガスおよび酸素を含有する残留ガスの分圧の合計が
1×10 -5 Pa以下である気相成長装置を用い、キャリ
アガス中に全ガス流量に対するモル分率として1〜10
ppbの範囲の酸素を添加することにより、2×10 16
cm -3 から4×10 14 cm -3 の範囲のp型伝導性を有す
るAlGaAs混晶を得ることを特徴とする化合物半導
体の気相成長方法である。
【0008】
【作用】有機金属気相成長法によりAlGaAs混晶を
化合物半導体基板上へ成長するとき、気相中に微量の酸
素を添加することによりp型AlGaAs混晶エピタキ
シャル層を得ることができる。気相中に添加された酸素
は、AlGaAs混晶エピタキシャル層の中にドープさ
れて深いドナー準位を形成する。この深いドナー準位が
AlGaAs混晶エピタキシャル層の中に存在するカー
ボン(C)に起因する浅いアクセプタ準位を電気的に補
償し、p型AlGaAs混晶のキャリア濃度を制御する
ことができるのである。
化合物半導体基板上へ成長するとき、気相中に微量の酸
素を添加することによりp型AlGaAs混晶エピタキ
シャル層を得ることができる。気相中に添加された酸素
は、AlGaAs混晶エピタキシャル層の中にドープさ
れて深いドナー準位を形成する。この深いドナー準位が
AlGaAs混晶エピタキシャル層の中に存在するカー
ボン(C)に起因する浅いアクセプタ準位を電気的に補
償し、p型AlGaAs混晶のキャリア濃度を制御する
ことができるのである。
【0009】このことは、従来AlGaAs混晶中の酸
素不純物の挙動に関し説明されていた事とはことなり、
新たな知見である。本発明者はAlGaAs混晶中にド
ープされた酸素は、ある条件においては深いドナー準位
を形成することを見いだした。すなわち、特定の条件に
おいてAlGaAs混晶中に酸素をドープすると、酸素
はドナーとして働き、カーボンのような浅いアクセプタ
準位を電気的に補償して、AlGaAs混晶のp型キャ
リア濃度を精密に制御できる。
素不純物の挙動に関し説明されていた事とはことなり、
新たな知見である。本発明者はAlGaAs混晶中にド
ープされた酸素は、ある条件においては深いドナー準位
を形成することを見いだした。すなわち、特定の条件に
おいてAlGaAs混晶中に酸素をドープすると、酸素
はドナーとして働き、カーボンのような浅いアクセプタ
準位を電気的に補償して、AlGaAs混晶のp型キャ
リア濃度を精密に制御できる。
【0010】この発明の気相成長法では、装置内部に存
在する酸素ガスおよび酸素を含有する残留ガスの分圧の
合計が1×10-5Pa以下であるような有機金属気相成
長装置を用いる。このような気相成長装置を用いて、意
図的には不純物を添加しないAlGaAs混晶を成長す
ると、その残留不純物濃度はp=1×1016cm-3程度
の低い値になる。本発明者は、この気相成長装置により
AlGaAs混晶を成長する際に、キャリアガス中に全
ガス流量に対するモル分率として1〜100ppbの範
囲の酸素を添加すると、AlGaAs混晶がp型の導電
性を示すことを見いだした。この発明の気相成長法では
上記のように残留不純物濃度が低いために、酸素の添加
によってp=1×1018cm-3以下程度の低いp型のキ
ャリア濃度を再現性良く制御できるのである。
在する酸素ガスおよび酸素を含有する残留ガスの分圧の
合計が1×10-5Pa以下であるような有機金属気相成
長装置を用いる。このような気相成長装置を用いて、意
図的には不純物を添加しないAlGaAs混晶を成長す
ると、その残留不純物濃度はp=1×1016cm-3程度
の低い値になる。本発明者は、この気相成長装置により
AlGaAs混晶を成長する際に、キャリアガス中に全
ガス流量に対するモル分率として1〜100ppbの範
囲の酸素を添加すると、AlGaAs混晶がp型の導電
性を示すことを見いだした。この発明の気相成長法では
上記のように残留不純物濃度が低いために、酸素の添加
によってp=1×1018cm-3以下程度の低いp型のキ
ャリア濃度を再現性良く制御できるのである。
【0011】
【実施例】装置内部に存在する酸素ガスおよび酸素を含
有する残留ガスの分圧の合計が1×10-5Pa以下であ
るような有機金属気相成長装置を用いて、まずアンドー
プAlGaAs混晶エピタキシャル層の特性を確認する
ための成長を行なった。III族の原料にはTMG、TM
Aを、V族の原料にはアルシンを使用した。TMG原料
は恒温槽中0℃に保持し、水素キャリアガス10SCC
Mで成長室へ輸送した。TMA原料は恒温槽中に20℃
に保持し、水素キャリアガス20SCCMで成長室へ輸
送した。アルシン原料は水素ベース10%希釈のシリン
ダーを使用し、流量を300SCCMとした。全ガス流
量は2SLMとした。成長圧力は2.7×103Pa、
成長温度700℃のもとでAl組成約20%のAlGa
As混晶エピタキシャル層を半絶縁性GaAs基板上へ
形成した。このアンドープAlGaAs混晶エピタキシ
ャル層を約5μm成長し、ホール測定にてエピタキシャ
ル層の電気的特性を評価したところ、p型伝導性を示
し、そのキャリア濃度はp=2×1016cm-3であり、
比抵抗はρ=2Ω・cmであった。
有する残留ガスの分圧の合計が1×10-5Pa以下であ
るような有機金属気相成長装置を用いて、まずアンドー
プAlGaAs混晶エピタキシャル層の特性を確認する
ための成長を行なった。III族の原料にはTMG、TM
Aを、V族の原料にはアルシンを使用した。TMG原料
は恒温槽中0℃に保持し、水素キャリアガス10SCC
Mで成長室へ輸送した。TMA原料は恒温槽中に20℃
に保持し、水素キャリアガス20SCCMで成長室へ輸
送した。アルシン原料は水素ベース10%希釈のシリン
ダーを使用し、流量を300SCCMとした。全ガス流
量は2SLMとした。成長圧力は2.7×103Pa、
成長温度700℃のもとでAl組成約20%のAlGa
As混晶エピタキシャル層を半絶縁性GaAs基板上へ
形成した。このアンドープAlGaAs混晶エピタキシ
ャル層を約5μm成長し、ホール測定にてエピタキシャ
ル層の電気的特性を評価したところ、p型伝導性を示
し、そのキャリア濃度はp=2×1016cm-3であり、
比抵抗はρ=2Ω・cmであった。
【0012】アンドープAlGaAs混晶エピタキシャ
ル層がp型伝導性を示すことを確認した上で、微量の酸
素ガスを成長時に添加しp型キャリア濃度の変化を調べ
た。酸素ガスは、ヘリウムで希釈したものを使用した。
希釈ガスとしてはヘリウムに限らず窒素、アルゴン等の
不活性ガスを使うことが出来る。酸素ガスの成長室への
供給は、原料ガス供給系とは独立した供給ラインを使
い、マスフローコントローラにより流量を精密に制御し
た。全ガス流量に対する酸素添加濃度は2、5、10、
15、20ppbに制御した。各酸素添加量において、
それぞれ厚み約5μmに成長したAlGaAs混晶エピ
タキシャル層のキャリア濃度をホール測定で評価した。
ル層がp型伝導性を示すことを確認した上で、微量の酸
素ガスを成長時に添加しp型キャリア濃度の変化を調べ
た。酸素ガスは、ヘリウムで希釈したものを使用した。
希釈ガスとしてはヘリウムに限らず窒素、アルゴン等の
不活性ガスを使うことが出来る。酸素ガスの成長室への
供給は、原料ガス供給系とは独立した供給ラインを使
い、マスフローコントローラにより流量を精密に制御し
た。全ガス流量に対する酸素添加濃度は2、5、10、
15、20ppbに制御した。各酸素添加量において、
それぞれ厚み約5μmに成長したAlGaAs混晶エピ
タキシャル層のキャリア濃度をホール測定で評価した。
【0013】評価した結果を図1に示す。図から明らか
なように、酸素添加量を増加するにつれてp型キャリア
濃度が減少していくことがわかる。酸素を添加しない場
合はp=2×1016cm-3であるが、酸素添加量を5p
pbにしたときp=1×1016cm-3になっている。1
5ppbではp=4×1014cm-3までp型キャリア濃
度が減少し、また図には示していないが、添加量20p
pbではAlGaAs混晶は高抵抗特性を示した。
なように、酸素添加量を増加するにつれてp型キャリア
濃度が減少していくことがわかる。酸素を添加しない場
合はp=2×1016cm-3であるが、酸素添加量を5p
pbにしたときp=1×1016cm-3になっている。1
5ppbではp=4×1014cm-3までp型キャリア濃
度が減少し、また図には示していないが、添加量20p
pbではAlGaAs混晶は高抵抗特性を示した。
【0014】また図には示していないが、意図的には不
純物を添加しないで成長したAlGaAs混晶のp型キ
ャリア濃度がp=8×1016cm-3である場合、同様に
酸素添加量を増加させるにしたがって、AlGaAs混
晶のp型キャリア濃度が減少することを確認した。この
場合、添加量20ppbではp=4×1014cm-3を示
し、添加量50ppbでは高抵抗特性を示した。さらに
添加量を100ppbに増加すると、高抵抗化する。こ
のように、酸素添加量が1〜100ppb、好ましくは
1〜50ppb、また上記のとおり条件によっては1〜
20ppbの範囲で、低い濃度のp型導電性を有するA
lGaAs混晶が得られた。
純物を添加しないで成長したAlGaAs混晶のp型キ
ャリア濃度がp=8×1016cm-3である場合、同様に
酸素添加量を増加させるにしたがって、AlGaAs混
晶のp型キャリア濃度が減少することを確認した。この
場合、添加量20ppbではp=4×1014cm-3を示
し、添加量50ppbでは高抵抗特性を示した。さらに
添加量を100ppbに増加すると、高抵抗化する。こ
のように、酸素添加量が1〜100ppb、好ましくは
1〜50ppb、また上記のとおり条件によっては1〜
20ppbの範囲で、低い濃度のp型導電性を有するA
lGaAs混晶が得られた。
【0015】
【発明の効果】本発明により、有機金属気相成長法によ
りAlGaAs混晶を化合物半導体基板上へ成長する気
相成長法において、低いキャリア濃度のp型AlGaA
sをねらい通り再現性良く成長することが容易にできる
ようになった。そのために高速電子デバイスや、半導体
レーザ等の発光デバイス、あるいは受光デバイスなどの
製造が歩留り良く出来るという大きな効果がある。
りAlGaAs混晶を化合物半導体基板上へ成長する気
相成長法において、低いキャリア濃度のp型AlGaA
sをねらい通り再現性良く成長することが容易にできる
ようになった。そのために高速電子デバイスや、半導体
レーザ等の発光デバイス、あるいは受光デバイスなどの
製造が歩留り良く出来るという大きな効果がある。
【図1】本発明の方法で成長したAlGaAs混晶のp
型キャリア濃度と、酸素添加濃度の関係を示すグラフで
ある。
型キャリア濃度と、酸素添加濃度の関係を示すグラフで
ある。
【図2】AlGaAs混晶の伝導性と、V/III比の関
係を示すグラフである。
係を示すグラフである。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/205 H01L 21/31
Claims (1)
- 【請求項1】 AlとGaとのそれぞれの有機化合物と
AsH3とを原料とする有機金属気相成長法によりAl
GaAs混晶を基板上へ成長する気相成長法において、
気相成長装置内部に存在する酸素ガスおよび酸素を含有
する残留ガスの分圧の合計が1×10 -5 Pa以下である
気相成長装置を用い、キャリアガス中に全ガス流量に対
するモル分率として1〜10ppbの範囲の酸素を添加
することにより、2×10 16 cm -3 から4×10 14 cm
-3 の範囲のp型伝導性を有するAlGaAs混晶を得る
ことを特徴とする化合物半導体の気相成長方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03029871A JP3079591B2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 化合物半導体の気相成長法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03029871A JP3079591B2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 化合物半導体の気相成長法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04268719A JPH04268719A (ja) | 1992-09-24 |
JP3079591B2 true JP3079591B2 (ja) | 2000-08-21 |
Family
ID=12288039
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03029871A Expired - Fee Related JP3079591B2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 化合物半導体の気相成長法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3079591B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102301452A (zh) * | 2009-01-28 | 2011-12-28 | 住友化学株式会社 | 半导体基板的制造方法及半导体基板 |
-
1991
- 1991-02-25 JP JP03029871A patent/JP3079591B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04268719A (ja) | 1992-09-24 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |