JP3079561U - ブーツ保管具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】この考案は、手間の掛からない簡単な扱いで、
ブーツ内の消臭・吸湿とブーツの潰れや折れを防いで形
状保全をする、ブーツ保管具に関するものである。 【解決手段】外皮をくの字型で通気性のある筒に作り、
消臭機能を付与し、中に吸湿剤を充填して、ブーツ保管
時にブーツ内に差し込んで使用する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、靴下形状のくの字型で消臭機能を付与した筒に吸湿剤を充填し た、ブーツの消臭・吸湿・形状保全をするブーツ保管具である。

【０００２】

【従来の技術】

従来は、ブーツ脚部に差し込む潰れや折れ防止具は有るが脚部のみのもので 、甲部の潰れ防止は別に施さねばならない。また足部に入れる消臭剤や吸湿剤 等もあるが、そのつど個々に足部に差し込まねばならないし、次にブーツを使 用するときにはそれぞれを足部から抜き取らねばならない。その為に、脚部の 潰れ防止用・折れ防止用・甲部潰れ防止用・消臭用・吸湿用といくつもの用具 や用品と手間を要して面倒であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本案は、その欠点を除いて、消臭・吸湿・形状保全の多機能を有し、手間の 掛からない簡単な扱いで使用できる保管具を開発しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

その解決手段を図面で説明すれば、 （イ）外皮を靴下形状のくの字型で通気性のある筒にする。 （ロ）筒に消臭機能を付与する。 （ハ）筒の中に吸湿剤を充填して、固形の筒にする。 （ニ）外皮の筒の原料には繊維や紙等を用い、筒に編み立てるか布帛や紙で筒 状に成形してもよい。 （ホ）充填するものはすべて吸湿剤でなく、吸湿剤は効果のある量だけにして 、充填増量材として他のものを一緒に入れても良い。

【０００５】

【考案の実施の形態】 本案は以上のような構造・構成であるので、本案保管具を使用するときは、 ブーツ上部から入れるだけでよく、くの字型になっているので本案保管具の上 部を上から軽く押すだけで滑り込んでブーツ足部の内まで入れることが出来る 。取り除くときは本案保管具の上部を摘んで抜くだけでよい。ファスナーで上 から下まで開閉するブーツに使用するときは、本案保管具を挿入したあとファ スナーをブーツが折れやすい部位まで閉じるだけでよい。

【０００６】

【考案の効果】

ブーツは着用中の汗で内部は臭いと湿気を帯びており、脱いだ後の臭いや次 に履くときは不快感があり、長時間そのままで保管しておくとカビの原因にも なる。また脱いだ後は脚部が潰れたり足首部付近で折れてしまい不快な折れ皺 が出来てしまったり、甲部が潰れてしまうこともある。そこで本案のブーツ保 管具を使用すれば、この保管具のみで、手間を掛けずに、脱いだ後のブーツを 保管時に内部の消臭と吸湿をするとともに、脚部の潰れや足首部付近での折れ や甲部の潰れを防ぐ形状保全が出来て、ブーツを永く快適に使用出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本案保管具の斜視図

【図２】本案保管具の使用時のブーツ断面略図

【符号の説明】 外皮 吸湿剤 ブーツ

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】（イ）外皮を靴下形状のくの字型で通気性
   のある筒にする。 （ロ）筒に消臭機能を付与する。 （ハ）筒の中に吸湿剤を充填する。 以上の如く構成された、ブーツ保管具
2. 【請求項２】外皮の筒に予め吸湿剤を充填せず外皮と吸
   湿剤を分離して、吸湿剤を筒に出し入れ出来る請求項１
   のブーツ保管具
3. 【請求項３】外皮が真直ぐの筒で充填剤を足部と脚部に
   分離して入れるか、又は足部と脚部を別々の筒にしてつ
   なぎ合わせ、足部と脚部の境が折れて使用時にくの字型
   になる請求項１のブーツ保管具。