JP3079542U - チラー用温調機構 - Google Patents

チラー用温調機構

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伸和コントロールズ株式会社内 神奈川県川崎市麻生区五力田2−8−4
伸和コントロールズ株式会社九州事業所内 長崎県大村市雄ケ原町1313−46
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 一次温調回路で冷却されたのちのブラインを
平均的な設定温度に加熱制御する。しかし、それには各
々の流量と温度を計測し、その上で制御しなければなら
ないので、経済性と応答性に欠けるという課題がある。 【解決手段】 チラー装置1は冷凍機6とポンプ7とに
より構成し、チラー装置1と複数個のワークエリア2と
の間にワークエリア2の個数に対応するヘッド3を設け
て、各ヘッド3内にヒーター9とポンプ10と熱交換器
8とを設け、チラー装置1と各ヘッド3内の熱交換器8
との間に一次温調回路4、各ヘッド3内のヒーター9と
ポンプ10と熱交換器8と各ワークエリア2との間に二
次温調回路5を形成して、チラー装置1で冷却温調した
一次温調ブラインにより、二次温調ブラインに対する熱
交換と加熱とを行って、各ワークエリア2に適応した温
度に調整する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、冷凍機等のチラー装置を使用して、複数個のワークエリアに対して それぞれのワークエリアに対応する温度に調節されたブラインまたは冷媒を供給 するための温調機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来において、一台の冷凍機を容量制御することなく使用して、二段階温調方 式により複数のワークエリアに対して目的温度のブラインを供給できるようにし たチラー用温調機構は、例えば、特開平9−89436号などにより知られてい る。
【0003】
【考案が解決すべき課題】
このブライン供給装置では、冷凍機と熱交換器とヒーター付タンクとを備えた 単一の一次温調回路によって、一次温調側のブラインを、負荷に供給するブライ ンの目標温度より低い温度に調整し、この一次温調回路で得られたブラインを、 ヒーター付タンクとポンプとを有する複数個の二次温調回路によりそれぞれの負 荷に要求される所定温度に調整して、それぞれの各負荷に供給する構造となって いる。
【0004】 この複数の二次温調回路の各負荷に対して役割を終えた後のブラインは、単一 の一次温調回路に戻されて熱交換器により冷却されたのち、ヒーター付タンクで 一次温調回路の所定設定温度に加熱調節されてから、再び二次温調回路へ送られ て、この二次温調回路でそれぞれの負荷に要求される所定の目標温度と流量とが 調整されてそれぞれの負荷に供給される。
【0005】 この場合、二次温調回路のブラインによって冷却される複数個の負荷は、それ ぞれの条件に応じた様々な目標温度を有しているので、各負荷に対する機能を終 えたブラインは、前記のように一次温調回路で冷却されたのちに、いったん各負 荷への供給に必要な平均的な設定温度まで加熱される第一の加熱と、その後二次 温調回路によって再度それぞれの負荷毎に必要な温度に加熱調整する第二の加熱 を必要とすることにより、一次温調回路で冷却されたのちのブラインを平均的な 設定温度に加熱制御する。しかし、それには各々の流量と温度を計測し、その上 で制御しなければならないので、経済性と応答性に欠けるという問題がある。
【0006】
【課題を解決する手段】
本考案は、上記のような従来のこの種の装置における問題点に鑑み、チラー装 置で冷却温調した一次温調ブラインとワークエリアから戻ってくる二次温調ブラ インとをヘッド内で熱交換もしくは混合させて、ブラインをもっぱらヘッド内の ヒーターで加熱温調することで、従来の装置のような多段的加熱温調による調整 のむずかしさを解消できるようにしたチラー用温調機構の提供を目的とする。
【0007】 本考案に係るチラー用温調機構は、そのための具体的手段として、一台のチラ ー装置から二段階温調方式により複数のワークエリアに対してブラインを供給す るチラー用温調機構であって、チラー装置は冷却部とポンプとにより構成され、 チラー装置と各ワークエリアとの間にワークエリアの個数に対応するヘッドを設 けて、各ヘッド内にヒーターとポンプと熱交換器もしくは混合槽とを設け、チラ ー装置と各ヘッド内の熱交換器もしくは混合槽との間に一次温調回路、各ヘッド 内のヒーターとポンプと熱交換器もしくは混合槽と各ワークエリアとの間に二次 温調回路を形成して、チラー装置で冷却温調した一次温調ブラインにより、二次 温調ブラインに対する熱交換もしくは混合と加熱とを行って各ワークエリアに対 応した温度に調整することを特徴とする。
【0008】
【考案の実施の形態】
次に、本考案に係るチラー用温調機構の構成を、図1に示す実施例により説明 すると、この考案の温調機構は、チラー装置1と、このチラー装置1からブライ ンを供給される複数個のワークエリア2と、前記それぞれのワークエリア2に付 設されたヘッド3とから基本的に構成されている。
【0009】 前記チラー装置1は冷凍機6とポンプ7とを備えており、また、ヘッド3内に は熱交換器8とヒーター9とポンプ10とが配置されていて、チラー装置1のポ ンプ側送り流路11aおよび冷凍機6への戻し流路11bとヘッド3内における 熱交換器8の一次側との間に一次温調回路4が構成されている。また、一次温調 回路4における送り流路11aおよび戻し流路11bは、ヘッド3の個数と同数 の組数が冷凍機6より分岐している。
【0010】 一方、ヘッド3内における熱交換器8とそれぞれのワークエリア2との間には 、ブラインを熱交換器8の二次側からワークエリア2へ送るための、中間にヒー ター9とポンプ10とを接続した送り流路12aと、ブラインをワークエリア2 から熱交換器8の方向へ送るための戻し流路12bとを有する二次温調回路5が 構成されている。
【0011】 この温調機構では、一次温調回路4が冷凍機6とポンプ7のみにより構成され 、例えば、一次温調ブラインとして0°Cのエチレングリコール水溶液、二次温 調ブラインとして5〜30°Cの水、又はフロリナートなど、一次温調回路4と 二次温調回路5とで異なる種類のものを使用することができる。
【0012】 一次温調回路4の冷凍機6により冷却されたブラインは、ポンプ7により送り 流路11aを経て二次温調回路5における熱交換器8の一次側に流れ、各ワーク エリア2での機能を終えて二次温調回路5の戻し流路12bを通って熱交換器8 の二次側へ送られてくるブラインを冷却する。
【0013】 二次温調回路5の熱交換器8で冷却されたブラインは、送り流路12aにより ヒーター9に送られて、それぞれのワークエリア2毎に相違する設定目標温度に 加熱されてからポンプ10により各ワークエリア2へ送られて、ワークエリア2 を冷却する。
【0014】 図2は、別の実施例であり、この場合の温調機構は、チラー装置21と、この チラー装置21からブラインを供給される複数個のワークエリア22と、前記そ れぞれのワークエリア22に付設されたヘッド23とから構成されることは前記 の実施例の場合と同じであり、ヘッド23内には混合槽28とヒーター29とポ ンプ30とが配置されていて、チラー装置21のポンプ27側の送り流路31a および冷凍機26への戻し流路31bとヘッド23内における混合槽28との間 に一次温調回路24が構成されている。
【0015】 一方、ヘッド23内における混合槽28とそれぞれのワークエリア22との間 には、ブラインを混合槽28からワークエリア22へ送るための、中間にヒータ ー29とポンプ30とを接続した送り流路32aと、ブラインをワークエリア2 2から混合槽28の方向へ送るための戻し流路32bとを有する二次温調回路2 5が構成されている。
【0016】 この温調機構では、一次温調回路24の冷凍機26により冷却されたブライン が、ポンプ27により二次温調回路25の混合槽28内に送られ、各ワークエリ ア22での機能を終えて戻し流路32bから混合槽28内へ送られてくるブライ ンと混合されてこれを冷却する。なお、この温調機構では、一次温調回路24の ブラインと二次温調回路25のブラインとが混合槽28内で混合されるので、ブ ラインとしては互いに同種のもの、例えば、双方ともエチレングリコールなどが 使用される。
【0017】 二次温調回路25の混合槽28内で冷却されたブラインは、送り流路32aに よりヒーター29に送られて、それぞれのワークエリア22毎に相違する設定目 標温度に加熱されてからポンプ30により各ワークエリア22へ送られて、ワー クエリア22を冷却する。
【0018】 なお、二次温調回路25の負荷が小さい場合には、チラー装置21とヘッド2 3内における混合槽28との間の一次温調回路24に、混合槽28の手前の送り 流路31aと戻し流路31bとの間を接続するバイパス33を設けて、二次温調 回路25の送り流路32aから混合槽28内へ送られてくるブラインの熱量に応 じて、一次温調回路24の流量の一部をバイパス33を通して冷凍機26の方向 へ戻し、操作安定性が維持できるようになっている。
【0019】
【考案の効果】
この考案の温調機構では、一次温調回路においてブラインを冷却するだけで加 熱せず、この一次温調ブラインを各ワークエリアに付設されたヘッド内の熱交換 器又は混合槽に送って、この熱交換器又は混合槽によりワークエリアでの機能を 終えた二次温調ブラインを冷却してから、この冷却された二次温調ブラインをヒ ーターによりそれぞれのワークエリアに要求される目標温度に加熱するので、多 数のワークエリアに対するそれぞれの異なる要求温度への調整を簡単に行うこと ができる。
【0020】 また、この温調機構では、一次温調回路においてブラインを冷却するだけで加 熱しないので、一次温調ブラインと二次温調ブラインとの温度差を大きくとるこ とにより、チラー装置からヘッド内の熱交換器又は混合槽へ流れる一次温調ブラ インの流量を比較的少量とすることができ、その結果、一次温調回路に多量のブ ラインを流す必要のあった従来の装置に比較して、回路の圧力損失を大幅に低減 することができ、さらに、一次温調回路を構成するポンプの小型化、消費電力の 節減を見込むことができる。
【0021】 さらに、この温調機構では、各ワークエリアに付設されるヘッド内に熱交換器 又は混合槽を設けて、各ワークエリアの目標とする温度を各ヘッド内で冷却する ので、一つのワークエリアに接続される二次温調回路に負荷の変動が生じた場合 でも、その変動はそのヘッド内だけですみ、他のヘッド内の経路に影響を及ぼす ことがない。
【0022】 また、各ワークエリアに対する二次温調は、ワークエリアに接近したヘッド内 で行われることになるので、二次温調ブラインに与えられる周囲環境の影響が少 なくてすみ、温調精度に優れていると共に、ワークエリアによる負荷変動に対す る応答性にも優れているという効果を有する。さらに、ワークエリアに対する冷 却効率の向上と、温度分布の減少を見込めるという効果を有する。
【0023】 二次温調回路は熱交換器又は混合槽とヒーターとポンプだけで構成されるので 、回路としての抵抗が小さく、従って、小さい動力により大流量のブラインを流 すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るチラー用温調機構の一つの実施例
における構成を示す回路図。
【図2】同じく別の実施例における構成を示す回路図。
【符号の説明】
1,21:チラー装置 2,22:ワークエリア 3,23:ヘッド 4,24:一次温調回路 5,25:二次温調回路 6,26:冷凍機 7,27:ポンプ 8,28:熱交換器 9,29:ヒーター 10,30:ポンプ 11a,31a:送り流路 11b,31b:戻し流路 12a,32a:送り流路 12b,32b:戻し流路 33:バイパス

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一台のチラー装置から二段階温調方式に
    より複数のワークエリアに対してブラインを供給するチ
    ラー用温調機構であって、チラー装置は冷却部とポンプ
    とにより構成され、チラー装置と各ワークエリアとの間
    にワークエリアの個数に対応するヘッドを設けて、各ヘ
    ッド内にヒーターとポンプと熱交換器もしくは混合槽と
    を設け、チラー装置と各ヘッド内の熱交換器もしくは混
    合槽との間に一次温調回路、各ヘッド内のヒーターとポ
    ンプと熱交換器もしくは混合槽と各ワークエリアとの間
    に二次温調回路を形成して、チラー装置で冷却温調した
    一次温調ブラインにより、二次温調ブラインに対する熱
    交換もしくは混合と加熱とを行って各ワークエリアに対
    応した温度に調整するチラー用温調機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019060518A (ja) * 2017-09-25 2019-04-18 伸和コントロールズ株式会社 液体温調装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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