JP3079366B2 - 低速バスからの周辺装置・素子の高速動作試験法 - Google Patents
低速バスからの周辺装置・素子の高速動作試験法Info
- Publication number
- JP3079366B2 JP3079366B2 JP09281980A JP28198097A JP3079366B2 JP 3079366 B2 JP3079366 B2 JP 3079366B2 JP 09281980 A JP09281980 A JP 09281980A JP 28198097 A JP28198097 A JP 28198097A JP 3079366 B2 JP3079366 B2 JP 3079366B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speed
- under test
- device under
- devices
- read
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Tests Of Electronic Circuits (AREA)
- Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)
- For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ周辺
装置や記憶素子等で、仮想アクセスによる疑似サイクル
を用いた高速動作等価サイクルの実施による低速バスか
らの高速動作試験法に関するものである。
装置や記憶素子等で、仮想アクセスによる疑似サイクル
を用いた高速動作等価サイクルの実施による低速バスか
らの高速動作試験法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にデジタルIC(集積回路)の動作
環境負荷(バーンイン)検査は動作条件を最悪の環境に
して行なわれる。特にメモリー素子の場合、周囲環境温
度を、75℃等(商用規格と軍用規格で異なる)の温度
環境下に長時間放置し、内部温度が試験環境温度とほぼ
同一になってから、検査対象の素子を性能保証限界値な
いし性能保証限界値よりも厳しい値で動作させ、それを
検査する。
環境負荷(バーンイン)検査は動作条件を最悪の環境に
して行なわれる。特にメモリー素子の場合、周囲環境温
度を、75℃等(商用規格と軍用規格で異なる)の温度
環境下に長時間放置し、内部温度が試験環境温度とほぼ
同一になってから、検査対象の素子を性能保証限界値な
いし性能保証限界値よりも厳しい値で動作させ、それを
検査する。
【0003】しかし、メモリー素子を性能保証限界値で
動作させようとすると、ソフトウエアによって検査する
ことが困難になる。
動作させようとすると、ソフトウエアによって検査する
ことが困難になる。
【0004】これは現在の中央演算処理装置へのプログ
ラミングがノイマンプロセスと呼ばれる順次実行型であ
るためである。すなわち、如何に連続的に動作するプロ
グラムであっても、それを実行するためには、メモリー
からプログラムの命令(コマンド)コードを読み出す時
間と、その命令を実行するための命令修飾句(オペラン
ド)を読み出す時間、および命令及び命令修飾句の示す
動作を行う時間が必要となるため、この時間により性能
保証限界値を設定できなくなるためである。
ラミングがノイマンプロセスと呼ばれる順次実行型であ
るためである。すなわち、如何に連続的に動作するプロ
グラムであっても、それを実行するためには、メモリー
からプログラムの命令(コマンド)コードを読み出す時
間と、その命令を実行するための命令修飾句(オペラン
ド)を読み出す時間、および命令及び命令修飾句の示す
動作を行う時間が必要となるため、この時間により性能
保証限界値を設定できなくなるためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】被検査素子または被検
査周辺装置の検査を行うためには、この検査が最高速性
能試験ゆえ、検査装置は被検査素子より高速でなくでは
ならず、読み出しないし書き込み等の動作を高速に実行
する必要がある。
査周辺装置の検査を行うためには、この検査が最高速性
能試験ゆえ、検査装置は被検査素子より高速でなくでは
ならず、読み出しないし書き込み等の動作を高速に実行
する必要がある。
【0006】被検査素子の記憶容量等が大きな場合、不
良の数も容量や不良発生率に比例して多くなる。従っ
て、ソフトウエア的に検査を行なおうとするとプログラ
ム命令の処理に時間がかかるので、最高速状態の検査を
行うには純粋にハードウエアに依存するしかなく、不良
の発生部を一括して全て記録するか、不良の発生毎に記
録するかの2通りの方法となり、最初に異常が認められ
た部分でそのハードウエアを停止させ、その状態をソフ
トウエアから検出し、異常のあった場所で検査を終了す
るか、異常のあった場所から再度検査を行い最後まで行
う方法のいずれかが主な方法であった。
良の数も容量や不良発生率に比例して多くなる。従っ
て、ソフトウエア的に検査を行なおうとするとプログラ
ム命令の処理に時間がかかるので、最高速状態の検査を
行うには純粋にハードウエアに依存するしかなく、不良
の発生部を一括して全て記録するか、不良の発生毎に記
録するかの2通りの方法となり、最初に異常が認められ
た部分でそのハードウエアを停止させ、その状態をソフ
トウエアから検出し、異常のあった場所で検査を終了す
るか、異常のあった場所から再度検査を行い最後まで行
う方法のいずれかが主な方法であった。
【0007】前者の方法はその回路が複雑でかつ被検査
素子よりも高速性を求められるので、高価でかつ大型と
なり、さらに回路の電気的雑音等により、信頼性も低下
するので現実的でない。
素子よりも高速性を求められるので、高価でかつ大型と
なり、さらに回路の電気的雑音等により、信頼性も低下
するので現実的でない。
【0008】後者の方法は、安価で小型化ができるが、
異常個所が連続している場合に、その場所で逐次停止す
るために、その停止時間が検査に影響を与え正確な計測
ができなかったり、細かい診断ができなかったりしてい
た。
異常個所が連続している場合に、その場所で逐次停止す
るために、その停止時間が検査に影響を与え正確な計測
ができなかったり、細かい診断ができなかったりしてい
た。
【0009】また、ごくまれに、検査機側の中央演算処
理装置に非常に高速なものを使用し、ソフトウエアで検
出するものも存在するが、この場合、高速な中央演算処
理装置が非常に高価であることに加え、動作速度が高速
であることから、わずかなノイズなどの影響を受け、正
確な検査結果が得られないという問題が起こっていた。
理装置に非常に高速なものを使用し、ソフトウエアで検
出するものも存在するが、この場合、高速な中央演算処
理装置が非常に高価であることに加え、動作速度が高速
であることから、わずかなノイズなどの影響を受け、正
確な検査結果が得られないという問題が起こっていた。
【0010】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、全体の検査が連続的に行え、かつ、システム全体と
して、安定した低価格のものが供給できる低速バスから
の周辺装置・素子の高速動作試験法を提供することにあ
る。
し、全体の検査が連続的に行え、かつ、システム全体と
して、安定した低価格のものが供給できる低速バスから
の周辺装置・素子の高速動作試験法を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、物理アドレスから得られた結果から被検査装
置または素子を有効化する信号を供給している部分を切
断し、常に“真”の値を供給させる改造により、被検査
装置または素子に対しての読み出し・書き込み動作を常
に行い、中央演算処理装置からの物理アドレスが被検査
装置または素子の割り当てアドレスと一致する場合にの
みデータを検査して、当該検査記憶素子に最高速動作を
要求しながら被検査装置または素子の環境負荷検査を行
うことを要旨とするものである。
するため、物理アドレスから得られた結果から被検査装
置または素子を有効化する信号を供給している部分を切
断し、常に“真”の値を供給させる改造により、被検査
装置または素子に対しての読み出し・書き込み動作を常
に行い、中央演算処理装置からの物理アドレスが被検査
装置または素子の割り当てアドレスと一致する場合にの
みデータを検査して、当該検査記憶素子に最高速動作を
要求しながら被検査装置または素子の環境負荷検査を行
うことを要旨とするものである。
【0012】本発明では、検査を行うためのプログラム
が収納されている記憶素子と、被検査素子(または装
置)に対しての読み出し及び書き込み動作が中央演算処
理装置の電子回路の動作処理という視点では同一である
ことに着目した。
が収納されている記憶素子と、被検査素子(または装
置)に対しての読み出し及び書き込み動作が中央演算処
理装置の電子回路の動作処理という視点では同一である
ことに着目した。
【0013】つまりデータないしプログラムを読み込
み、そのデータに準じて中央演算処理装置内部ないし外
部に加工データを書くことにより中央演算処理装置は動
作するわけであるが、これらのデータないしプログラム
の収納領域に対する読み出しや書き込みは被検査素子
(または装置)に対するそれ(読み書き)と物理アドレ
ス(中央演算処理装置のアドレス配分における位置)や
タイミングが異なるだけで基本的に回路の動作形態は同
一である。
み、そのデータに準じて中央演算処理装置内部ないし外
部に加工データを書くことにより中央演算処理装置は動
作するわけであるが、これらのデータないしプログラム
の収納領域に対する読み出しや書き込みは被検査素子
(または装置)に対するそれ(読み書き)と物理アドレ
ス(中央演算処理装置のアドレス配分における位置)や
タイミングが異なるだけで基本的に回路の動作形態は同
一である。
【0014】通常、全ての記憶素子は、図3に示すよう
に中央演算処理装置から見た物理アドレスの構成におい
て、メモリーマッピングや記憶素子の物理アドレス配置
と呼ばれる形態で、当該物理アドレスに配置されている
記憶素子に対してのみ読み出し・書き込み動作を定義
し、異なるアドレスに対しての読み出し・書き込み動作
要求は無視する構成になっている。
に中央演算処理装置から見た物理アドレスの構成におい
て、メモリーマッピングや記憶素子の物理アドレス配置
と呼ばれる形態で、当該物理アドレスに配置されている
記憶素子に対してのみ読み出し・書き込み動作を定義
し、異なるアドレスに対しての読み出し・書き込み動作
要求は無視する構成になっている。
【0015】本発明では、この部分の構成を変更し、全
ての被検査記憶素子または周辺装置に対して、読み出し
ないし記憶保持動作(リフレッシュ)を行い、被検査記
憶素子または周辺装置に割り当てられた物理アドレスに
対しての読み出し・書き込み要求は各々処理する形態と
する。
ての被検査記憶素子または周辺装置に対して、読み出し
ないし記憶保持動作(リフレッシュ)を行い、被検査記
憶素子または周辺装置に割り当てられた物理アドレスに
対しての読み出し・書き込み要求は各々処理する形態と
する。
【0016】このとき、被検査記憶素子または周辺装置
への割り当て以外のアドレスに対しての動作の場合、そ
れはプログラム等に使用している記憶素子に対しての動
作なので、被検査記憶素子または周辺装置からのデータ
バスは開放状態(ハイインピーダンス)にして、バスの
衝突を防止することが肝要である。
への割り当て以外のアドレスに対しての動作の場合、そ
れはプログラム等に使用している記憶素子に対しての動
作なので、被検査記憶素子または周辺装置からのデータ
バスは開放状態(ハイインピーダンス)にして、バスの
衝突を防止することが肝要である。
【0017】これにより、ビット単位で検査状況を見た
場合、非検査素子または周辺装置には常に任意の読み出
しまたはリフレッシュ・サイクルが入るため、当該検査
記憶素子または周辺装置おいて連続動作を要求されてい
ることになり、被検査素子の状態は最高速動作となって
いる。
場合、非検査素子または周辺装置には常に任意の読み出
しまたはリフレッシュ・サイクルが入るため、当該検査
記憶素子または周辺装置おいて連続動作を要求されてい
ることになり、被検査素子の状態は最高速動作となって
いる。
【0018】また、直前のプログラム呼び出し・プログ
ラム実行書き込みサイクルがそのまま被検査素子または
周辺装置に対しての疑似アクセスとなるため、プログラ
ム実行に関する時間の影響は被検査素子または周辺装置
にあらわれず、また、検査システム全体の実行速度は極
端な高速度を要求されないので、信号間相互干渉作用や
外来ノイズ等による検査結果異常が出難い上に、システ
ム速度とノイズ対策回路を簡略化出来るためシステム全
体の低価格化が可能となる。
ラム実行書き込みサイクルがそのまま被検査素子または
周辺装置に対しての疑似アクセスとなるため、プログラ
ム実行に関する時間の影響は被検査素子または周辺装置
にあらわれず、また、検査システム全体の実行速度は極
端な高速度を要求されないので、信号間相互干渉作用や
外来ノイズ等による検査結果異常が出難い上に、システ
ム速度とノイズ対策回路を簡略化出来るためシステム全
体の低価格化が可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は本発明の低速バスから
の周辺装置・素子の高速動作試験法の1実施形態を示す
電子回路図、図2は本発明の同上動作を示すタイミング
チャートである。
の形態を詳細に説明する。図1は本発明の低速バスから
の周辺装置・素子の高速動作試験法の1実施形態を示す
電子回路図、図2は本発明の同上動作を示すタイミング
チャートである。
【0020】図1中U1はアドレスマルチプレクサで、
DRAMのアドレス時分割のための多重化回路であり、
U7はタイミング回路で、DRAMのためのタイミング
信号を生成する回路、U6は被検査素子またはコンピュ
ータ周辺装置(以下単に周辺装置と称する)と中央演算
処理装置との間のデータトランシーバである。破線内部
XはDRAM時のタイミング回路である。
DRAMのアドレス時分割のための多重化回路であり、
U7はタイミング回路で、DRAMのためのタイミング
信号を生成する回路、U6は被検査素子またはコンピュ
ータ周辺装置(以下単に周辺装置と称する)と中央演算
処理装置との間のデータトランシーバである。破線内部
XはDRAM時のタイミング回路である。
【0021】U2は、被検査素子(または周辺装置)の
物理アドレスを定めるため物理アドレスの論理演算を行
っている演算回路である。
物理アドレスを定めるため物理アドレスの論理演算を行
っている演算回路である。
【0022】U3A、U4Aは中央演算処理装置の読み
出し要求(MRC)や書き込み要求(WRC)と、U2
の出力の論理積を取り、被検査素子(または周辺装置)
に対してのみ読み出し、および書き込みの信号を生成し
ている信号生成回路である。
出し要求(MRC)や書き込み要求(WRC)と、U2
の出力の論理積を取り、被検査素子(または周辺装置)
に対してのみ読み出し、および書き込みの信号を生成し
ている信号生成回路である。
【0023】U5Aは前記論理和からアドレスが有効で
かつ読み出しまたは書き込み要求があることを示し、こ
れにより2つのタイミング回路を動作させるゲート回路
である。
かつ読み出しまたは書き込み要求があることを示し、こ
れにより2つのタイミング回路を動作させるゲート回路
である。
【0024】被検査素子(または周辺装置)の構造によ
り信号単位での処理は若干ずつ異なるが、基本的には、
被検査素子(または周辺装置)と中央演算処理装置との
間のデータトランシーバU6は、図3に示されるよう
に、被検査素子または周辺装置に割り当てられた物理ア
ドレスに応答して有効化するようになっているために改
造を必要としない。
り信号単位での処理は若干ずつ異なるが、基本的には、
被検査素子(または周辺装置)と中央演算処理装置との
間のデータトランシーバU6は、図3に示されるよう
に、被検査素子または周辺装置に割り当てられた物理ア
ドレスに応答して有効化するようになっているために改
造を必要としない。
【0025】被検査素子(または周辺装置)に対しての
書き込み制御信号(WRC周りのU4Aの入力)も同様
に改造を必要としない。被検査素子(または周辺装置)
に対しての読み出し信号(MRC周りのU3Aの入力)
についてのみ中央演算処理装置等の物理アドレスと無関
係になるように、物理アドレスから得られた結果を供給
している部分の信号を切断し(図1x印部)、制御信号
のみで常に読み出しを行うように演算回路U2のアドレ
ス演算結果の代わりに常に“真”の値を供給する。図1
の場合、信号生成回路U3Aは負論理部分なのでGND
に接続する。
書き込み制御信号(WRC周りのU4Aの入力)も同様
に改造を必要としない。被検査素子(または周辺装置)
に対しての読み出し信号(MRC周りのU3Aの入力)
についてのみ中央演算処理装置等の物理アドレスと無関
係になるように、物理アドレスから得られた結果を供給
している部分の信号を切断し(図1x印部)、制御信号
のみで常に読み出しを行うように演算回路U2のアドレ
ス演算結果の代わりに常に“真”の値を供給する。図1
の場合、信号生成回路U3Aは負論理部分なのでGND
に接続する。
【0026】ただし、DRAMの場合は、制御信号が読
み出し、書き込みの場合でタイミング回路U7から常に
RAS、CAS、WEの3本の制御信号が加えられてい
るため、WEはそのまま無改造とし、最低限RAS、ま
た被検査素子同士のバス衝突が無い場合はCASに関し
ても物理アドレスを無効にする前記改造を行う。なお、
図1の場合、RASもCASも変更されている例を示
す。
み出し、書き込みの場合でタイミング回路U7から常に
RAS、CAS、WEの3本の制御信号が加えられてい
るため、WEはそのまま無改造とし、最低限RAS、ま
た被検査素子同士のバス衝突が無い場合はCASに関し
ても物理アドレスを無効にする前記改造を行う。なお、
図1の場合、RASもCASも変更されている例を示
す。
【0027】また、出力有効化端子OEが存在している
場合は、物理アドレスが被検査素子(または周辺装置)
に対してのみ有効とするべく、この出力有効化端子OE
をアドレスマルチプレクサU1のG(GND)の部分と
接続することが望ましいが、データトランシーバU6が
あるので対中央演算処理装置の意味では特に要しない。
データトランシーバU6から並列に被検査素子(または
周辺装置)が接続されている場合にはこれが必要とな
る。
場合は、物理アドレスが被検査素子(または周辺装置)
に対してのみ有効とするべく、この出力有効化端子OE
をアドレスマルチプレクサU1のG(GND)の部分と
接続することが望ましいが、データトランシーバU6が
あるので対中央演算処理装置の意味では特に要しない。
データトランシーバU6から並列に被検査素子(または
周辺装置)が接続されている場合にはこれが必要とな
る。
【0028】前記改造により、書き込みは被検査素子
(または周辺装置)に対してアドレスが有効なときにの
み行われるが、読み出しは、アドレスが一致する場合の
みデータが出力され、一致しないときは読み出し動作の
みを行なう構成となっている。書き込み時も同様に疑似
サイクルを生成することが望ましいが、読み出しサイク
ルの疑似化だけでも十分に効果は得られる。
(または周辺装置)に対してアドレスが有効なときにの
み行われるが、読み出しは、アドレスが一致する場合の
みデータが出力され、一致しないときは読み出し動作の
みを行なう構成となっている。書き込み時も同様に疑似
サイクルを生成することが望ましいが、読み出しサイク
ルの疑似化だけでも十分に効果は得られる。
【0029】これは被検査素子(または周辺装置)への
読み出しまたは書き込みサイクルの直前は命令または命
令修飾句のプログラムの読み出しが行われるためで、被
検査素子(または周辺装置)に対する読み書きサイクル
直前には必ずこのプログラム疑似サイクルが挿入されて
いるためである。
読み出しまたは書き込みサイクルの直前は命令または命
令修飾句のプログラムの読み出しが行われるためで、被
検査素子(または周辺装置)に対する読み書きサイクル
直前には必ずこのプログラム疑似サイクルが挿入されて
いるためである。
【0030】その結果、図2に示すように、通常では、
プログラム収納メモリのアクセスと被検査素子(または
周辺装置)のアクセスが独立していたが、前記改造を施
すことにより、被検査素子に対して、常にアクセスが行
われるようになり、中央演算装置の動作と本発明の被検
査記憶素子のアクセスが完全に対応するようになる。
プログラム収納メモリのアクセスと被検査素子(または
周辺装置)のアクセスが独立していたが、前記改造を施
すことにより、被検査素子に対して、常にアクセスが行
われるようになり、中央演算装置の動作と本発明の被検
査記憶素子のアクセスが完全に対応するようになる。
【0031】すなわち、中央演算処理装置の動作はプロ
グラムの被検査素子(または周辺装置)に対しても同様
に行われるが、アドレスにより分別され、その分別結果
からプログラムに対してのアクセスと被検査素子(また
は周辺装置)のアクセスでは補完関係が成り立つ。(図
2中2〜3段目)これを被検査記憶素子(または周辺装
置)の空白部分αに図2中2段目のプログラム部のアク
セスを合成することで前記の対応が得られるものであ
る。
グラムの被検査素子(または周辺装置)に対しても同様
に行われるが、アドレスにより分別され、その分別結果
からプログラムに対してのアクセスと被検査素子(また
は周辺装置)のアクセスでは補完関係が成り立つ。(図
2中2〜3段目)これを被検査記憶素子(または周辺装
置)の空白部分αに図2中2段目のプログラム部のアク
セスを合成することで前記の対応が得られるものであ
る。
【0032】本発明はシンクロナス・ダイナミックRA
Mやシンクロナス・スタティックRAM等、複合化され
た新世代記憶素子についても同様に処理することで適合
使用できる。なお、この場合には図1の破線枠内部の回
路を若干異ならせることとなる。
Mやシンクロナス・スタティックRAM等、複合化され
た新世代記憶素子についても同様に処理することで適合
使用できる。なお、この場合には図1の破線枠内部の回
路を若干異ならせることとなる。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように本発明の低速バスから
の周辺装置・素子の高速動作試験法は、従来、高速使用
する記憶素子の検査を行おうとすれば、その高速動作に
対応したシステム速度が求められてきたため、アクセス
が60nsの被検査素子の場合でバス速度が75MHz
(約13ns)が求められてきたが、この方法によりバ
ス速度が10MHz(約100ns)程度で同様の効果
が得られているため、信号間相互干渉作用などが無く検
査精度が大幅に向上し、検査システムの価格も数億円か
ら一気に百万円程度に抑えることができた。
の周辺装置・素子の高速動作試験法は、従来、高速使用
する記憶素子の検査を行おうとすれば、その高速動作に
対応したシステム速度が求められてきたため、アクセス
が60nsの被検査素子の場合でバス速度が75MHz
(約13ns)が求められてきたが、この方法によりバ
ス速度が10MHz(約100ns)程度で同様の効果
が得られているため、信号間相互干渉作用などが無く検
査精度が大幅に向上し、検査システムの価格も数億円か
ら一気に百万円程度に抑えることができた。
【図1】本発明の低速バスからの周辺装置・素子の高速
動作試験法の1実施形態を示す電子回路図である。
動作試験法の1実施形態を示す電子回路図である。
【図2】本発明の低速バスからの周辺装置・素子の高速
動作試験法の動作を示すタイミングチャートである。
動作試験法の動作を示すタイミングチャートである。
【図3】中央演算処理装置の物理アドレスの配置を示す
一般的な説明図である。
一般的な説明図である。
U1…アドレスマルチプレクサ U2…演算回路 U6…データトランシーバ U7…タイミング回路 U3A,U4A…信号生成回路 U5A…ゲート回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 11/22 - 11/24 G06F 13/00 G06F 13/10 - 13/14 G06F 12/16
Claims (1)
- 【請求項1】 物理アドレスから得られた結果から被検
査装置または素子を有効化する信号を供給している部分
を切断し、常に“真”の値を供給させる改造により、被
検査装置または素子に対しての読み出し・書き込み動作
を常に行い、中央演算処理装置からの物理アドレスが被
検査装置または素子の割り当てアドレスと一致する場合
にのみデータを検査して、当該検査記憶素子に最高速動
作を要求しながら被検査装置または素子の環境負荷検査
を行うことを特徴とする低速バスからの周辺装置・素子
の高速動作試験法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09281980A JP3079366B2 (ja) | 1997-10-15 | 1997-10-15 | 低速バスからの周辺装置・素子の高速動作試験法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09281980A JP3079366B2 (ja) | 1997-10-15 | 1997-10-15 | 低速バスからの周辺装置・素子の高速動作試験法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11120026A JPH11120026A (ja) | 1999-04-30 |
JP3079366B2 true JP3079366B2 (ja) | 2000-08-21 |
Family
ID=17646580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09281980A Expired - Fee Related JP3079366B2 (ja) | 1997-10-15 | 1997-10-15 | 低速バスからの周辺装置・素子の高速動作試験法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3079366B2 (ja) |
-
1997
- 1997-10-15 JP JP09281980A patent/JP3079366B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11120026A (ja) | 1999-04-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5996034A (en) | Bus bridge verification system including device independent bus monitors | |
US6154801A (en) | Verification strategy using external behavior modeling | |
US6073194A (en) | Transaction based windowing methodology for pre-silicon verification | |
US20200226050A1 (en) | Checksum generation | |
KR940001146B1 (ko) | 정보 처리 장치의 비교 체크 기능 검사를 위한 시스템 | |
JP3202700B2 (ja) | 信号処理装置 | |
US6173243B1 (en) | Memory incoherent verification methodology | |
US4006467A (en) | Error-correctible bit-organized RAM system | |
KR20060110359A (ko) | 자동차내의 임계 안전 컴퓨터 시스템을 위한 통합형시스템용 디바이스 및 방법 | |
JP3079366B2 (ja) | 低速バスからの周辺装置・素子の高速動作試験法 | |
US8291394B2 (en) | Method and apparatus for detecting transient faults via dynamic binary translation | |
JP3202696B2 (ja) | 信号処理装置 | |
TWI733964B (zh) | 記憶體整體測試之系統及其方法 | |
KR100429095B1 (ko) | 집적회로의랜덤액세스메모리및이를테스트하는방법 | |
JPH11161524A (ja) | バス制御方式 | |
JP2000132431A (ja) | 信号処理装置 | |
JP2011504579A (ja) | 論理モジュール内のアドレスバスを検査する方法 | |
US7702956B2 (en) | Circuit for transferring test flag signals among multiple processors, the test flag signals being used by a test controller to generate test signals | |
KR950012495B1 (ko) | 메모리 진단장치 및 방법 | |
KR102013643B1 (ko) | 고속 번인 테스트 장치 및 방법 | |
JPH0612342A (ja) | Ramの故障検出方法 | |
JP2947338B2 (ja) | マルチプロセッサ・キャッシュ診断方法 | |
JPH1139227A (ja) | 低速バスによる周辺素子・装置の速度試験方法 | |
JP2013073283A (ja) | 情報処理装置及び記憶部検査方法 | |
JPH0997194A (ja) | フェイルメモリのデータ取得装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |