JP3079243U - 油脂分離槽 - Google Patents

油脂分離槽

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JP3079243U JP2001000323U JP2001000323U JP3079243U JP 3079243 U JP3079243 U JP 3079243U JP 2001000323 U JP2001000323 U JP 2001000323U JP 2001000323 U JP2001000323 U JP 2001000323U JP 3079243 U JP3079243 U JP 3079243U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 含油排水中の油と水を高効率で分離し、油脂
を溜め、集中して油を取り出せる油脂分離槽の提供。 【解決手段】 油脂分離槽は相互に連通する導入槽2
0、分離槽40及び排水槽50を具え、導入槽と排水槽
はそれぞれ導入口21と排水口51を具え、導入槽に残
さを取り除く汚物バスケット22を設ける。分離槽は一
つのU形導管60で導入槽と連通し、U形導管の一端を
入口端61として導入槽内に設け、もう一端を出口端6
2として分離槽内に設け、分離槽が底部連通口421を
介して排水槽と連通する。その設置高度は導管入口端を
出口端より高く、且つ導入口の高さを最高とし、導管入
口端が次に高く、排水口をその次に高くする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は一種の油脂分離槽に係り、特に、レストラン、家庭の台所、工場、或 いはその他の工業で排出される含油排水中より油脂を分離して溜め、油水分離後 にさらに排水を排出する油脂分離槽に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にレストランや工場で排出される含油排水中には油脂が多く含まれ、この ため河川汚染の原因となったり、或いは汚水処理システムの負担を増加する。こ のため含油排水を排出する前には必ず油脂を除去する必要がある。
【0003】 周知の油脂分離設備90は図1に示されるように、四つの連続槽を具え、含油 排水が導入管91より第1槽1に流入し、まず残さを汚物バスケット93内に濾 過し、続いて隔板941、942、943の底部より第2槽922、第3槽92 3及び第4槽924に流入し、ブロック板951、952の隔離作用により、含 油排水の各槽内の滞留時間が延長され、これによりそれに含まれる油脂が分離さ れ浮上する。しかし、このような設計の主要な欠点は、ブロック板の隔離分離効 果が明らかでなく、排出される含油排水に相当多くの油脂が含まれることである 。このほか油脂が各槽中に分散し、各槽においていずれも取油口96より油を取 り出す必要があり、浮いた油の除去が容易でなかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の主要な目的は、一種の油脂分離槽を提供することにあり、それは、レ ストランや工場の排出する含油排水中より油脂を有効に分離できる構造を有する ものとする。
【0005】 本考案のもう一つの目的は、一種の油脂分離槽を提供することにあり、それは 、集中して油を取り出すことができる構造を有するものとする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、順に連通する、導入槽、分離槽、及び排水槽を具え、 該導入槽は導入口を具え、 該排水槽は排水口を具え、 該分離槽は、一つの導管で導入槽と連通し、導管の一端が入口端とされて導入 槽内に設けられ、もう一端が出口端とされて分離槽内に設けられ、分離槽が底部 連通口を介して排水槽と連通し、その設置高度は導管の入口端が出口端より高く 、且つ導入口の高さが最高とされ、導管の入口端が次に高く、排水口がその次に 高いことを特徴とする、油脂分離槽としている。 請求項2の考案は、前記分離槽の前記底部連通口に接近する部分に一つのブロ ック板が設けられ、該ブロック板の上縁が該底部連通口より高いことを特徴とす る、請求項1に記載の油脂分離槽としている。 請求項3の考案は、前記分離槽の対向する二側壁に対応する案内部が設けられ たことを特徴とする、請求項1に記載の油脂分離槽としている。 請求項4の考案は、前記分離槽が少なくとも一つの隔板により少なくとも二つ の隔室に分けられ、各一つの隔板に連通管が設けられて該連通管により隣接する 二つの隔室が連通し、該連通管の一端が入口とされて導入槽に近い隔室内に設け られ、もう一端が出口とされて、排水槽に近い隔室内に設けられ、その設置高度 は、該連通管の入口が出口より高く、且つ該連通管の入口の高度が導管の入口端 と排水口の間とされたことを特徴とする、請求項1に記載の油脂分離槽としてい る。 請求項5の考案は、前記導管或いは連通管にさらに一つの分岐管が連接されて 複数の出口が形成されたことを特徴とする、請求項1又は請求項4に記載の油脂 分離槽としている。 請求項6の考案は、前記導管或いは連通管がU形管とされたことを特徴とする 、請求項1又は請求項4に記載の油脂分離槽としている。 請求項7の考案は、前記導管或いは連通管に導流式開口が設けられたことを特 徴とする、請求項1又は請求項4に記載の油脂分離槽としている。 請求項8の考案は、前記導入槽に汚物バスケットが設けられたことを特徴とす る、請求項1に記載の油脂分離槽としている。 請求項9の考案は、前記排水槽の排水口部分にT形管が連接されたことを特徴 とする、請求項1に記載の油脂分離槽としている。
【0007】
【考案の実施の形態】
本考案の油脂分離槽は、相互に連通する、導入槽、分離槽、及び排水槽を具え ている。該導入槽と排水槽はそれぞれ導入口と排水口を具え、導入槽に残さを取 り除く汚物バスケットが設けられている。分離槽は一つの導管で導入槽と連通し 、導管の一端が入口端とされて導入槽内に設けられ、もう一端が出口端とされて 分離槽内に設けられ、分離槽が底部連通口を介して排水槽と連通する。その設置 高度は導管入口端が出口端より高く、且つ導入口の高さが最高とされ、導管入口 端が次に高く、排水口がその次に高い。
【0008】 上述の分離槽内にあって該底部連通口の近くに一つのブロック板が設けられ、 該ブロック板の上縁が底部連通口より高く、含油排水の滞留時間を延長して、油 脂分離効果を強化する。分離槽はさらに対向する二つの槽壁に対応する案内部を 具え、該案内部が油杓による油脂取り出しを案内する。分離槽内は少なくとも一 つの隔板により少なくとも二つの隔室に分離され、各一つの隔板に連通管が設け られて隣接する二つの隔室が導通している。連通管の一端は入口とされ、導入槽 に近い側の隔室内に設けられ、もう一端は出口とされ、排水槽に近い側の隔室内 に設けられる。その設置高度は、連通管の入口が出口より高く、且つ連通管の入 口の高さが導管の入口端と排水口の間である。
【0009】 さらに、上述の導管或いは連通管に一つの分岐管が連接され、複数の出口が形 成されて流れを均一とする作用を達成した形態が可能である。導管或いは連通管 はU形管或いはL形管とされ、並びに導流式開口を具えている。
【0010】 上述の分離槽の二つの対向する槽壁にさらに案内機能を有する構造を設置可能 であり、これにより油脂をすくい取るのに便利とされる。排水槽の排水口部分に T形管を連接してクリーニング口とされうる。
【0011】
【実施例】
図2は本考案の油脂分離槽10の断面図である。導入槽20、分離槽40、は 前から後ろに順に連接され、本実施例では特に分離槽40が隔板41により前隔 室401と後ろ隔室402に分離されてその分離効果が増進されている。
【0012】 そのうち、分離槽40は前隔室401が一つのU形管60(或いはL形或いは その他の同じ効果を形成可能な形状の導管)で導入槽20と連通し、前隔室40 1と後ろ隔室402間はU形管70(L形或いはその他の同じ効果を形成可能な 形状の導管)で相互に導通する。分離槽40の後ろ隔室402は底部連通口42 1で排水槽50に連通し、且つ底部連通口421の前方の適宜距離部分に横に一 つのブロック板80が設けられ、該ブロック板80の上縁が底部連通口421よ り高く、これにより含油排水(例えば台所排水)の滞留時間を延長して油脂分離 効果を強化している。
【0013】 本実施例のU形管60は入口61端が導入槽20内に設けられ、且つ分離槽4 0の前隔室401内の出口62端より高く、U形管70の入口71が分離槽40 の前隔室401内に設けられ且つ後ろ隔室402内の出口72より高く、図示さ れるように、本実施例の各部分の設置高度は、導入管11の導入口21、U形管 60の入口61端、U形管70の入口71、排出管12の排水口51が順に低く なるよう配置され、ゆえに重力を利用して含油排水が自動的に導入口21より排 水口51へと排出される。
【0014】 本実施例では、油脂を分離槽40の後方の後ろ隔室402に集中させるため、 まず含油排水を導入管11の導入口21より導入槽20内に導入し、残さを先に 汚物バスケット22内に濾過し、含油排水を導入槽20に流入させて油脂を第1 次分離して上層に浮上させる。次に、U形管60の入口61端より分離槽40に 流入させる。本実施例の分離槽40は前隔室401と後ろ隔室402に分離され 、これにより含油排水に対して前隔室401、後ろ隔室402中で、第2次、第 3次の分離がなされ、油脂が後ろ隔室402の上層にさらに集中させられ、油杓 による集中取り出しに便利とされている。注意すべきは、本実施例のU形管60 、70はいずれも最高点で油取り出しされ、ゆえに各槽上層の油脂が優先的に次 の一層に導入される。
【0015】 最後に、水分が順調に沈殿し並びに後ろ隔室402の底部連通口421を通り 排水槽50に流され、その後、排水口51より自動排出される。本考案は最良の 油脂分離効率を有する。図示される排水槽50にはT形管13が設けられ、その 排出管12の排水口51より排水するほか、上方の蓋体を開いて不純物の除去に 供される。
【0016】 本実施例ではさらに分離槽40の後ろ隔室402の対向する二つの隔板41、 42の対向する二つの槽壁に、階段状の案内部411、412が設けられ、油杓 による上層の油脂取り出しを案内し、下方の水分まですくい取らないようにして いる。
【0017】 本実施例のU形管60、70の構造は、図3に示されるように、出口に近い折 り曲げ部分に二側に向けて二つの分岐管63、64が形成され、水流を均一とす る作用を有する。このほか、その出口62端のやや後方に弯曲する導流式開口構 造が導流機能を有し、含油排水が直接次の槽に流入するのを防止できる。
【0018】
【考案の効果】
本考案の油脂分離槽は、含油排水中の油と水を高効率で分離し、並びに油脂を 溜め、集中して油を取り出せる。本考案はその目的、手段、及び機能のいずれに おいても周知の技術の特徴とは異なっており、実用性、新規性、進歩性及び産業 上の利用価値を有し、実用新案登録の要件を具備している。しかし、以上の実施 例は本考案を説明するために提示したものであり、本考案の請求範囲を限定する ものではなく、本考案に基づきなしうる細部の修飾、或いは改変は、いずれも本 考案の請求範囲に属するものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】周知の油脂分離設備の断面図である。
【図2】本考案の油脂分離槽の断面図である。
【図3】本考案の油脂分離槽中のU形管の斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 油脂分離槽 11 導入管 12 排出管 13 T形管 20 導入槽 21 導入口 22 汚物バスケット 40 分離槽 401 前隔室 402 後ろ隔室 41、42 隔板 411、412 案内部 80 ブロック板 50 排水槽 51 排水口 60、70 U形管 61、71 入口 62、72 出口 63、64 分岐管

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 順に連通する、導入槽、分離槽、及び排
    水槽を具え、 該導入槽は導入口を具え、 該排水槽は排水口を具え、 該分離槽は、一つの導管で導入槽と連通し、導管の一端
    が入口端とされて導入槽内に設けられ、もう一端が出口
    端とされて分離槽内に設けられ、分離槽が底部連通口を
    介して排水槽と連通し、その設置高度は導管の入口端が
    出口端より高く、且つ導入口の高さが最高とされ、導管
    の入口端が次に高く、排水口がその次に高いことを特徴
    とする、油脂分離槽。
  2. 【請求項2】 前記分離槽の前記底部連通口に接近する
    部分に一つのブロック板が設けられ、該ブロック板の上
    縁が該底部連通口より高いことを特徴とする、請求項1
    に記載の油脂分離槽。
  3. 【請求項3】 前記分離槽の対向する二側壁に対応する
    案内部が設けられたことを特徴とする、請求項1に記載
    の油脂分離槽。
  4. 【請求項4】 前記分離槽が少なくとも一つの隔板によ
    り少なくとも二つの隔室に分けられ、各一つの隔板に連
    通管が設けられて該連通管により隣接する二つの隔室が
    連通し、該連通管の一端が入口とされて導入槽に近い隔
    室内に設けられ、もう一端が出口とされて、排水槽に近
    い隔室内に設けられ、その設置高度は、該連通管の入口
    が出口より高く、且つ該連通管の入口の高度が導管の入
    口端と排水口の間とされたことを特徴とする、請求項1
    に記載の油脂分離槽。
  5. 【請求項5】 前記導管或いは連通管にさらに一つの分
    岐管が連接されて複数の出口が形成されたことを特徴と
    する、請求項1又は請求項4に記載の油脂分離槽。
  6. 【請求項6】 前記導管或いは連通管がU形管とされた
    ことを特徴とする、請求項1又は請求項4に記載の油脂
    分離槽。
  7. 【請求項7】 前記導管或いは連通管に導流式開口が設
    けられたことを特徴とする、請求項1又は請求項4に記
    載の油脂分離槽。
  8. 【請求項8】 前記導入槽に汚物バスケットが設けられ
    たことを特徴とする、請求項1に記載の油脂分離槽。
  9. 【請求項9】 前記排水槽の排水口部分にT形管が連接
    されたことを特徴とする、請求項1に記載の油脂分離
    槽。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107628672A (zh) * 2017-09-25 2018-01-26 上海万帝环境技术有限公司 用于处理餐厨含油污水的高效自助分离式油水分离设备
CN115594250A (zh) * 2022-09-30 2023-01-13 中核华辰工程管理有限公司(Cn) 一种污水处理工程水油初步分离装置

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