JP3079113U - 簡易カバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で見栄えの良い簡易カバーを提供する。 【解決手段】 簡易カバー４は、チューブ容器本体１の
外周の一面を覆うカバー本体５と、カバー本体５の一端
に接続され且つチューブ容器本体１の一端に設けられた
内容物取出し部２に外嵌する環状部６と、カバー本体５
の他端部に形成され且つチューブ容器本体１の他端に形
成された幅広部の両端部が夫々挿入されるスリット８を
備える。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は簡易カバーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

クリーム状の化粧品は、通常、絞出し式のチューブ本体を、内部のチューブ本 体が見える透明で樹脂製のカバーとボール紙製の台紙から成る容器に収納して販 売されるが、斯かる容器はコストアップを招来する虞がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、斯かる実情に鑑み、安価で見栄えの良い簡易カバーを提供しようと するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の簡易カバーは、チューブ容器本体の外周の一面を覆うカバー本体と、 該カバー本体の一端に接続され且つ前記チューブ容器本体の一端に設けられた内 容物取出し部に外嵌する部分と、前記カバー本体の他端部に形成され且つチュー ブ容器本体の他端に形成された幅広部の両端部が夫々挿入されるスリットとを備 えたものである。

【０００５】 本考案の簡易カバーにおいては、内容物取出し部に外嵌する部分を環状にした り、或は方形にすることができる。

【０００６】 本考案によれば、チューブ容器本体の外周面の一面を保護することができると 共に、コストが安価であり、しかも見栄えが良い。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を図示例と共に説明する。 図１、２、３は本考案を実施する形態の一例であり、図１は簡易カバーをセッ トしたチューブ容器の正面図、図２は図１のＩＩ−ＩＩ方向矢視図、図３は簡易 カバーを展開して示す正面図である。

【０００８】 図１、２中、１は樹脂製で絞出し式のチューブ容器本体であり、チューブ容器 本体１の一端（図では下端）は略円筒形に形成されている。而して、チューブ容 器本体１は、一端側から他端側（図では下端側から上端側）に向かうにつれ一方 向へ圧縮されて除々に短軸側が小さくなる楕円形状となり、他端（図では上端） は略直線的な幅広に形成されている。又チューブ容器本体１の円筒形側の端部に は、当該円筒部よりも僅かに小径の円筒形をした内容物取出し部２が備えられ、 内容物取出し部２には、ヒンジを支点として開閉し得るようにしたキャップ３が 備えられている。

【０００９】 ４は簡易カバーで、簡易カバー４は、チューブ容器本体１の他端が幅広に形成 されている側の外周面を覆うことのできる幅に形成された、透明で方形シート状 のカバー本体５と、カバー本体５の一端に一体的に接続された環状部６を有し、 環状部６は孔６ａを介して内容物取出し部２に外嵌し得るようになっている。

【００１０】 又、カバー本体５の他端には、チューブ容器本体１の幅広の部分よりも若干幅 が広く且つ両側が円弧状に形成された円弧状部７が形成され、円弧状部７の両側 縁部には、略円弧状のスリット８が形成されている。

【００１１】 更に、簡易カバー４のカバー本体５及び円弧状部７の表面には、広告宣伝用の 文字や図形を描き得るようになっている。

【００１２】 簡易カバー４をチューブ容器本体１にセットする際には、環状部６を孔６ａを 介してチューブ容器本体１のキャップ３に外嵌し、カバー本体５及び円弧状部７ をチューブ容器本体１の幅広部のある外周面に沿わせ、円弧状部７に形成した両 側のスリット８に、チューブ容器本体１のキャップ３を設けた側とは反対側にお ける幅広の部分の両端部を夫々挿入する。

【００１３】 簡易カバー４をセットしたチューブ容器本体１を店舗に陳列する際には、チュ ーブ容器本体１はキャップ３を下にして陳列台に立てる。

【００１４】 この図示例の簡易カバー４によれば、チューブ容器本体１の外周面の一面を保 護することができると共に、コストが安価であり、しかも見栄えが良い。又、図 示例の簡易カバー４の表面に文字や図形を描くことにより、宣伝広告を行うこと もできる。

【００１５】 なお、本考案の簡易カバーにおいては、チューブ容器本体に設けた内容物取出 し部に外嵌させる部分を環状にする場合について説明したが、カバー本体と一体 の方形状としても実施できること、その他、本考案の要旨を逸脱しない範囲内に おいて種々変更を加え得ることは勿論である。

【００１６】

【考案の効果】

以上、説明したように本考案の請求項１〜３記載の簡易カバーによれば、チュ ーブ容器本体の外周面の一面を保護することができると共に、コストが安価であ り、しかも見栄えが良い、という優れた効果を奏し得る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の簡易カバーをセットしたチューブ容器
の正面図である。

【図２】図１のＩＩ−ＩＩ方向矢視図である。

【図３】本考案の簡易カバーを展開して示す正面図であ
る。

【符号の説明】

１ チューブ容器 ２ 内容物取出し部 ４ 簡易カバー ５ カバー本体 ６ 環状部（外嵌する部分） ８ スリット

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 チューブ容器本体の外周の一面を覆うカ
   バー本体と、該カバー本体の一端に接続され且つ前記チ
   ューブ容器本体の一端に設けられた内容物取出し部に外
   嵌する部分と、前記カバー本体の他端部に形成され且つ
   チューブ容器本体の他端に形成された幅広部の両端部が
   夫々挿入されるスリットとを備えたことを特徴とする簡
   易カバー。
2. 【請求項２】 内容物取出し部に外嵌する部分が環状で
   ある請求項１記載の簡易カバー。
3. 【請求項３】 内容物取出し部に外嵌する部分が方形で
   ある請求項１記載の簡易カバー。