JP3079015U - 交換使用可能な保護カバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 交換使用可能な保護カバーの提供。 【解決手段】 保護カバーは皮材で形成され、該皮材が
少なくとも底層の粘着層、中間の弾性層、及び表面の外
層を具え、この三層がプレスされて少なくとも１〜３ｍ
ｍの厚さとされ並びに一体に結合され、該皮材が特定の
成形金型で、熱可塑性を利用し被カバー物のケース形状
とされ、該保護カバーが少なくとも可視部分、及び各部
分を連結する連接体を具える。該皮材は金型、熱可塑性
により携帯電話ケース、カメラケース、液晶ディスプレ
イパネルケース、ノートパソコン上蓋ケース、マウス或
いはＰＤＡケースの保護カバーとされうる。該保護カバ
ーは特に粘着層の設計にあって、高粘性ｎ次粘着剤を採
用し、それは重複粘着固定と剥離使用が可能な樹脂とさ
れ、ゆえに該保護カバーを各装置のケースの表面に粘着
固定するのに、外層によりケースの色、模様を改変で
き、且つ中間の弾性層により衝突力を減少し、保護の作
用と効果を達成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の交換使用可能な保護カバーに係り、特に、携帯電話、コンピュ ータ設備、或いはその他の高価な精密装置のケースを被覆するカバー体であって 、該保護カバーに設けられた粘着層に高粘性ｎ次粘着剤が採用され、それは重複 粘着固定と剥離使用が可能な樹脂とされ、ゆえに該保護カバーを各装置のケース の表面に粘着固定するのに、外層によりケースの色、模様を改変でき、且つ中間 の弾性層により衝突力を減少し、保護の作用と効果を達成する、交換使用可能な 保護カバーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

携帯電話、ノートパソコン（或いはポータブルコンピュータ）は現代の各業界 或いは個人が、事業、交流活動に必要とする電子工具である。現在ある携帯電話 、ノートパソコンの様式、規格は多く、枚挙にいとまがないが、その外観設計は 比較的消費者の注目を集められるものが要求され、外観を例に挙げると、多くの 様式の携帯電話は、そのケースの構造設計が、交換可能とされて、消費者の変化 に対する要求を満足させられるようにしている。これは悪くない設計概念である が、しかし保護性の設計が疎かとされており、また、煩瑣な交換により機体構造 の損壊を起こしやすい。ケース変換不能である多くの携帯電話は、その外観の色 、図案の変化がないほか、それ自身のケースも保護性の設計を有しておらず、使 用時に外来の衝撃力を受けて極めて損壊しやすかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主要な目的は、交換使用可能な保護カバーを提供することにあり、そ れは、携帯通信、コンピュータ設備、或いはその他の高価な精密装置のケースを 被覆でき、保護カバーの中間層の発泡材料により保護作用を達成し、及び底層に 設けた高粘性ｎ次粘着剤（重複してｎ回粘着、剥離が行える樹脂）により、重複 交換使用の特性を有するものとする。

【０００４】 本考案の次の目的は、上述の保護カバーの外層の色、模様、或いは図案の設計 により、元のケースを外す必要なく、該保護カバーにより即刻ケースの外観を改 変できるようにすることにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、交換使用可能な保護カバーにおいて、該保護カバーが皮材 で形成され、該皮材が少なくとも底層の粘着層、中間の弾性層、及び表面の外層 を具え、この三層がプレスされて少なくとも１〜３ｍｍの厚さとされ並びに一体 に結合され、該皮材が特定の成形用金型で、熱可塑性を利用し成形されて携帯電 話ケース、カメラケース、液晶ディスプレイパネルケース、ノートパソコン上蓋 ケース、マウス或いはＰＤＡケースの保護カバーとされ、該保護カバーが少なく とも、可視部分と、各部分を連接する連接体とを具え、 該皮材の粘着層に高粘性ｎ次粘着剤が採用され、該高粘性ｎ次粘着剤が重複粘 着固定と剥離使用の特性を有し、中間の弾性層に熱可塑性発泡材料、例えばＥＶ Ａ、ＰＥ、ＰＰが採用され、外層に図案、模様、色を有する布材或いは合成皮革 が採用されたことを特徴とする、交換使用可能な保護カバーとしている。

【０００６】

【考案の実施の形態】

本考案の保護カバーは皮材で形成され、該皮材が少なくとも底層の粘着層、中 間の弾性層、及び表面の外層を具え、この三層がプレスされて少なくとも１〜３ ｍｍの厚さとされ並びに一体に結合され、該皮材が特定の成形用金型で、熱可塑 性を利用し被カバー物のケース形状に形成され、該保護カバーが少なくとも可視 部分、及び各部分を連結する連接体を具える。該皮材は金型で、材料の熱可塑性 を利用し、携帯電話ケース、カメラケース、液晶ディスプレイパネルケース、ノ ートパソコン上蓋ケース、マウス或いはＰＤＡケースの保護カバーとされうる。 該保護カバーは特に粘着層の設計にあって、高粘性ｎ次粘着剤を採用し、それは 重複粘着固定と剥離使用が可能な樹脂とされ、ゆえに該保護カバーを各装置のケ ースの表面に粘着固定するのに、外層によりケースの色、模様を改変でき、且つ 中間の弾性層により衝突力を減少し、保護の作用と効果を達成する。

【０００７】

【実施例】

図１、２に示されるのは本考案の成形体及び皮材構造表示図である。図示され るように、保護カバー２０の皮材１０の構造は少なくとも、底層の粘着層１３、 中間の弾性層１２、及び表面の外層１１を具え、この三層がプレスされ、少なく とも１〜３ｍｍの厚さに一体に結合される。そのうち、前述の粘着層１３には高 粘性ｎ次粘着剤（重複してｎ回粘着、剥離が行える樹脂）が採用され、中間の弾 性層１２には熱可塑性発泡材料（例えばＥＶＡ、ＰＥ、ＰＰ発泡材料）が使用さ れ、外層１１には一般に使用されている図案、模様、色を具えた表面材料、例え ば、布、合成皮革が採用される。

【０００８】 前述の皮材１０は特定の成形用金型（携帯電話ケース形状の金型）で、熱可塑 性を利用して被カバー物のケース形状の保護カバー２０に形成され、それは少な くとも可視部分と、各部分を連結する連接体２４とを具えている。

【０００９】 携帯電話を例に挙げると、皮材１０を特定様式の携帯電話ケースに対応するよ うに、熱可塑性を利用して形成された立体保護カバー２０とされ、該保護カバー ２０は少なくとも、上カバー体２１、下カバー体２２、接合体２３、及び一体に 連接する連接体２４を具えている。該保護カバー２０の各体の連接部分には裁断 痕（図示せず）が保留され、使用時に各体を分離することができる。

【００１０】 図３は本考案の第１実施例の組み合わせ表示図である。前述の保護カバー２０ の上カバー体２１が携帯電話３０の上ケースに套設され、下カバー体２２が携帯 電話３０の底ケースに套設され、接合体２３が充電電池の外表面に接合される。 該上カバー体２１、下カバー体２２、及び接合体２３は内面が粘着層１３である ため、套設後に該粘着層１３の高粘性によりカバー体が固定される。且つ該粘着 層１３は高粘性と重複使用性を有し、このため取り外して重複使用できる（図５ 参照）。言い換えると、保護カバー２０が携帯電話３０のケース（キー及び表示 区域を除く）を被覆することにより、その外層１１により携帯電話３０の外観の 色、図案或いは模様を改変でき、その中間の弾性層１２により外来の衝撃、例え ば地面への墜落による衝撃を軽減することができ、粘着層１３の高粘性ｎ次粘着 剤により重複交換使用の機能を達成できる。

【００１１】 図４及び図６は本考案の第２実施例の組み合わせ表示図及び実施完成表示図で ある。図示されるように、本考案の保護カバーはカメラ４０への応用が可能で、 このとき皮材１０が熱可塑性を利用して成形されて前カバー体２１ａ、後ろカバ ー体２２ａが形成される。これら二つのカバー体２１ａ、２２ａはカメラ４０に 装着されて、カメラ４０の外観の色、図案を改変することができるだけでなく、 衝撃力の保護特性を達成し、その粘着層１３によりカバー体２１ａ、２２ａの重 複交換使用の特性が提供される。

【００１２】 図７は本考案の第３実施例表示図であり、この実施例では、皮材１０が熱可塑 性を利用して成形されて一つの保護カバー２０ａが形成され、該保護カバー二十 ａの形状は液晶ディスプレイ５０の正面パネルに対応し、保護カバー２０ａの底 面の粘着層１３により、保護カバー２０ａが液晶ディスプレイ５０のパネルに固 定され、液晶ディスプレイ５０パネルの色、模様を改変することができ、液晶デ ィスプレイ５０を保護する作用と機能を達成する。

【００１３】 図８及び図９は、それぞれ本考案の第４実施例の組み合わせ表示図及び実施完 成表示図である。これらの図に示されるように、ノートパソコン６０への応用に おいても本考案は前述の実施例と同じ作用と効果を達成する。それは皮材１０を 熱可塑性によりノートパソコン６０の上蓋形状の保護カバー２０ｂに形成し、保 護カバー２０ｂをノートパソコン６０の上蓋に装着することにより、外層１１で ノートパソコン６０の外観の色、図案を改変し、且つ衝撃力を軽減する保護特性 を達成し、その粘着層１３により保護カバー２０ｂの重複交換使用の機能を提供 する。

【００１４】 図１０は本考案の第５実施例表示図である。この実施例では、マウス７０への 使用において同じ効果を達成している。皮材１０でその熱可塑性を利用してマウ ス７０のケース形状の保護カバー２０ｃを形成し、保護カバー２０ｃをマウス７ ０のケースに装着することにより、保護カバー２０ｃの外層１１によりマウス７ ０の外観の色、図案を改変することができ、且つ衝撃力を軽減する保護特性を達 成し、その粘着層１３は保護カバー２０ｃに重複交換使用の機能を提供する。

【００１５】 図１１は本考案の第６実施例表示図である。この実施例では、ＰＤＡ８０に使 用され、それは皮材１０でその熱可塑性を利用して上カバー体２１ｂと下カバー 体２２ｂを形成し、二つのカバー体２１ｂ、２２ｂのＰＤＡ８０への装着により 、ＰＤＡ８０の外観の色、図案を改変することができ、且つ衝撃力を軽減する保 護特性を達成し、その粘着層１３によりカバー体２１ｂ、２２ｂに重複交換使用 の機能を提供する。

【００１６】

【考案の効果】

前述したように、本考案は多くの精密、高価な装置に装着され、その外観形状 が一体成形加工され、外観の色、図案、或いは模様の改変が行えるほか、その有 する保護特性により装置、例えば前述の携帯電話、カメラ、ノートパソコン、デ ィスプレイ及びマウスの毀損を減らすことができ、取り外しと重複使用可能であ る特性により、装置の外観の変化と選択を増加する。ゆえに、本考案は実用新案 登録の要件に符合する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の成形体表示図である。

【図２】本考案の皮材構造表示図である。

【図３】本考案の第１実施例組合せ表示図である。

【図４】本考案の第２実施例組合せ表示図である。

【図５】図３の実施例の完成表示図である。

【図６】本考案の第４実施例完成表示図である。

【図７】本考案の第３実施例表示図である。

【図８】本考案の第４実施例組合せ表示図である。

【図９】図８の実施例の完成表示図である。

【図１０】本考案の第５実施例表示図である。

【図１１】本考案の第６実施例組合せ表示図である。

【符号の説明】

１０ 皮材 １１ 外層 １２ 弾性層 １３ 粘着層 ２０ 保護カバー ２１ 上カバー体 ２２ 下カバー体 ２３ 接合体 ２４ 連接体 ２０ａ 保護カバー ２０ｂ 保護カバー ２１ａ 前カバー体 ２２ａ 後ろカバー体 ２１ｂ 上カバー体 ２２ｂ 下カバー体 ２０ｃ 保護カバー ３０ 携帯電話 ４０ カメラ ５０ 液晶ディスプレイ ６０ ノートパソコン ７０ マウス ８０ ＰＤＡ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 交換使用可能な保護カバーにおいて、該
   保護カバーが皮材で形成され、該皮材が少なくとも底層
   の粘着層、中間の弾性層、及び表面の外層を具え、この
   三層がプレスされて少なくとも１〜３ｍｍの厚さとされ
   並びに一体に結合され、該皮材が特定の成形用金型で、
   熱可塑性を利用し成形されて携帯電話ケース、カメラケ
   ース、液晶ディスプレイパネルケース、ノートパソコン
   上蓋ケース、マウス或いはＰＤＡケースの保護カバーと
   され、該保護カバーが少なくとも、可視部分と、各部分
   を連接する連接体とを具え、 該皮材の粘着層に高粘性ｎ次粘着剤が採用され、該高粘
   性ｎ次粘着剤が重複粘着固定と剥離使用の特性を有し、
   中間の弾性層に熱可塑性発泡材料、例えばＥＶＡ、Ｐ
   Ｅ、ＰＰが採用され、外層に図案、模様、色を有する布
   材或いは合成皮革が採用されたことを特徴とする、交換
   使用可能な保護カバー。