JP3078732U - スポンジを利用したポケット付き手袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 年を取るにつれ、手の指先は握ったまま
の状態が続き筋肉が凝縮してくる。そこで介護者の助け
を借りなくても簡単な用具を使う事により自分で好きな
時に筋肉の凝縮防止および筋力回復が図れるようにす
る。 【解決手段】 手袋（１）の手のひら側にチャック付ポ
ケット（２）を取り付け、該ポケットにスポンジ片
（３）を入れる。そのスポンジ片の入った手袋を装着す
るだけで指先が伸びた状態に保たれ、スポンジを握った
り、離したりする事で筋力の訓練が出来るようににした
物。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、高年令になり指先が不自由になるのを防止する為に、握った状態に なりがちな手の指を無理のない柔かい力を利用して、伸ばした状態で維持出来る ように、又指の筋力訓練が出来るように、両者を兼ね備えた簡単な用具に関する ものである。

【０００２】

【従来の技術】

指先を握ったままの状態では筋肉が凝縮してしまうので、看護者が患者の手を 持ち指を伸ばして摩擦してあげる方法と、患者自身が何か握りやすい物を持って 握ったり、離したりを繰り返して指の筋力訓練をしている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で前者においては介護者が必要であり、後者においては指先が不自 由になりかけた患者は、握っている物をすぐに落としたり、自力では指先を伸ば すのが苦痛である為長続きしない欠点があった。

【０００４】 本考案は、従来の上記課題を、簡単な用具を使用することにより解決しようと するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成する為、本考案における用具は指を伸ばす手助けをする力とし てスポンジの膨張力と軽さを利用します。

【０００６】 手のひらでスポンジ片（３）を握った状態で保てるようにする為に手袋（１） を使用します。

【０００７】 手袋（１）の手のひら側にチャック付ポケット（２）を取り付けて、そのポケ ットの中にスポンジ片（３）をいれます。

【０００８】 スポンジ片の入った手袋を手に装着するだけで指先が無理なく伸ばされた状態 になります。

【０００９】 指の筋力訓練をしたい時は、手袋を装着したままで伸びている指に握る力を加 えてやるとスポンジは収縮するが、力を抜くと自然に膨張する為に元の伸びた状 態に戻る。これを繰り返し行う。

【００１０】

【考案実施の形態】

スポンジは指に無理な力を与えないように硬度、厚みを考え数種類準備して患 者の程度に合った物を選択出来るよう、又大きさは指先が伸び切らないよう少し 握りこんだ状態で維持出来る位にし、指の筋力訓練がし易いように中央に窪みを 入れてスポンジ片が折れ曲がり易くする。

【００１１】 手袋（１）本体は指先や背面を広く開放し、装着している異和感を和らげ簡単 に装着出来るよう装着部にマジックテープを使用する。

【００１２】

【考案の効果】

本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。

【００１３】 スポンジ片（３）は膨張力は大きいが圧力は弱く、その上軽量である為に、手 に負担がかからず指を痛めることはない。

【００１４】 スポンジ片（３）はチャック付ポケット（２）に入れる構造になっているので 、落とす事もなく、いつも手のひらの中央で握りこむ事が出来る。

【００１５】 手袋を装着するだけでよいので介護者がいなくてもよい。

【００１６】 スポンジ片（３）の硬度を上げればスポーツトレーニング用として利用できる 。

【図面の簡単な説明】

【図１】正面図である。

【図２】側面図である。

【図３】使用している状態の図である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 手袋（１）の手のひら側にチャック付ポ
   ケット（２）を取り付け、該ポケット内にスポンジ片
   （３）を入れて使用する事を特徴とした手袋。